第115回 論述試験対策!? 2014年度アドバイザー呼称の口頭試問を振り返る

   

前回の”一見さんお断り”続きです。

以前勤めていた和歌山のお店は個室のご利用以外、小学生以下のお子様をお断りしております。でも、残念ながらごく稀に”お子様連れ”の方がいらっしゃいます。長年の常連さんでオーナーからの一言もあり、断れない場合もあるのですが、それ以外にも、ダメだとわかっているはずなのに(おそらく確信犯的に)お子様をお連れになる方がいらっしゃるんです。特に地方都市ですから盆・正月の家族の団らんの中に小さなお子様がいるというパターンです。連れて行っちゃえばなんとかなるという感じなのでしょう。和歌山のお店の場合、団体さんはメニューまで決めてしまいますので、その時にお子様の有無を必ず確認しているにもかかわらずです。

帰省しておじいちゃんおばあちゃんからお孫さんまで揃ってという微笑ましい食事風景なのですが、お店のルールです。全席禁煙のお店と同じで、どちらのお客様を選択するかということをお店として決めただけで、正しいとか正しくないという話ではありません。

ただ、お子様連れであれ来ていただいたお客様を追い返すわけにもいかず、個室が空いていればそのお子様とお父さん、お母さんだけ別に食事をとってもらうこともあります。そうすると、楽しみにしてた孫とのひと時に水を差されたおじいちゃん・おばあちゃんが悲しい顔をするんです。→私、悪者になります。

個室が空いておらず、どうしようもない時は、お店がお子様を受け入れていないこと、騒いだり、泣いたりしたらすぐに連れ出してもらうことを条件に”仕方なく”店内にお入りいただくこともないわけではありません。それでも、本当は他のお客様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。もしかすると、お隣のお席のご夫妻は店が”小学生以下のお子様を受け入れていない”ということで、誰かにお子様を預けて来られているかもしれません。また、記念日でゆっくりと食事をするつもりが、隣で子供が遊んでいたり、赤ちゃんがギャンギャン泣いていたら興ざめしてしまいます。

ですから、本当に仕方なくお子様を受けれた場合でも、その子供達が少しでも騒いだら、私は容赦なく子供に「静かにしてね」と言って睨みつけます(笑)。また、赤ん坊が泣いたりすると、そのお母様が食事中で今まさにお肉を口には運ぼうとしていても「大変申し訳ございませんが、お子様を外にお連れいただけますか」と少々強く言いお子様と共に外に出ていただきます。本来はお子様を受けれていないんです。そして、退出してもらうことが他のお客様をお守りすることになるからです。

ただ、小さなお子様を何があっても完全に禁止にできるほど和歌山の店は雰囲気的にも地域的にも成熟しておりませんでした。

また、ある星付きのレストランでの話です。そのお店は中学生未満のお子様を完全にお断りしている店なのですが、あるときご予約のお客様が小さなお子様を連れてご来店されました。オーナー・シェフは毎度のごとく、「大変申し訳ございませんが…」と丁重にお断りしたのですが、タイミング悪く盲導犬をお連れになった方が店内にいらっしゃいました。その盲導犬を見た父親らしき人が烈火のごとく怒り狂い「わしの息子は犬以下か‼︎」と怒鳴り散らし、なんとかお帰りいただいたものの、営業時間中ずっと電話をかけつづけ怒鳴り続けられたために全く仕事にならなかったといいます。

私はレストランサイドの人間ですから、このオーナー・シェフに同情するとともに、私なら電話線を引っこ抜いて一切対応しないなと思ったものです。

確かに、お客様の怒りもわからなくもないですが、一度丁重にお詫びしお断りしているのですから、それ以降の電話に出続けるという対応は私的にはいろいろな意味でマイナスで、間違っていると考えます。その(私的にはクレーマーの)お客様の電話に出続けることで、その時間にお店にいるお客様をないがしろにしていることになるからです。

飲食業に限らず、お客様あっての商売です。それでも、全てのお客様のご要望を受け入れることは絶対にできないのですから、例えばお子様を受け入れないのであればその対応、例外を認めるのか否か、そしてその後の応対に関してもしっかりとルール決めをしておかないといざという時により多くの方に迷惑がかかる結果になる可能性が高いと私は思います。

今私が勤める大阪の日本料理屋も基本的に中学生未満のお子様を受け入れておりません。ですから、ご予約時にご用向きをお伺いし、ご家族の会食であろうなというときにはご予約の確認後にさりげなく「なお、中学生未満のお子様はご遠慮いただいております。ご理解くださいませ」と一言伝えるようにしています。

さらに続きます。
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第115回 論述試験対策!? 2014年度アドバイザー呼称の口頭試問を振り返る

さて、前回の2015年に引き続き、2014年のアドバイザー呼称の口頭試問を振り返ります。

2014年の口頭試問の出題内容は以下でした。
①甲州の栽培量が一番多い県はどこですか?
②甲州の仕立て方を答えなさい。
③甲州ワインの特徴を答えなさい。
④日本で栽培されているワイン用ブドウ品種を5種類あげなさい。
⑤ワインの熟成に影響を与えるワインの成分を答えなさい。
⑥ワインの保存に適する条件を3つ答えなさい。
⑦世界の酒精強化ワイン、または天然甘口ワインを3つ答えなさい。

⑧酸化防止剤を1つ答えなさい。

まずは、いただいた報告をある程度まとめた状態でご紹介します。

・今回の設問は8問。最初の5問は15秒間、残り3問は30秒間で答えるように指示されます。制限時間内であれば前の設問の補足や訂正もできるとのことでした。

・部屋に入ると正面にテーブルがあり、その前に立って質問をする試験官とタイムキーパーの方2名いらっしゃいました。

・設問を読まれた後に私が答えると「はい」と試験官の方が用紙にチェックつけてすぐに次の質問に移りました。 (用紙にチェックしてることがこちらから見えました)

・③の甲州の特徴の部分は時間切れでした。また、⑤に関して設問の意図が読み取れず、とっさに「タンニン」と言ってしまいました(笑)が試験官は「はい」と言い、同じ場所にチェックつけてすぐに次の設問に移りました。てっきり今の答えは合ってたのかしら?そう思わせる印象。

・①~⑤に関して15秒もらえた感じではなかったです。 答えたら笑顔ですぐに次の質問された印象でした。 最後に「何か付け加えることはないですか?」と言われ、”ありません”で終了~。

・日本のワインに関する質問が半分とあとはワインの基本的なことを問う質問でした。思ったより簡単な質問で拍子抜けしましたが、やはり緊張ですぐに答えは浮かんで来ませんでした。

・複数答える必要がある設問に対して、例えばぶどう品種5つのところでは4つしか答えられなかったような気がしています。今思えば、試験官に私がいくつ答えたかを確認すればよかったと。 ただ、受験者同様に試験官も緊張しているようで、雰囲気的に圧迫感は感じませんでした。

・とにかく時間内にわかることいろいろ答えようと思っていたのですが、試験官がテンポよく進めていった為、一言答えるとそれ以上求められているようには思えませんでした。出来としては、全部ドモることなく笑顔で答えられたので悪い印象ではなかったかな。こんな感じでした。

アドバイザー呼称にのみ口頭試問が課されるようになって数年が経ちますが、例年以上に易しい出題であったように思います。簡単に設問を見て行こうと思います。

①甲州の栽培量が一番多い県はどこですか?

山梨県ですね。こちらはボーナス問題であり、受験者をある意味落ち着かせるための設問のようにも思えます。

②甲州の仕立て方は何ですか?

棚仕立てです。ここも問題ありません。表紙の写真は棚仕立ての甲州です。

③甲州ワインの特徴は何ですか?

日本を代表するブドウ品種で、果皮が薄紫色、シンプルで穏やかな酸、独特の旨味のある白ワインを造ります。特に日本料理との相性が良いと言われ、近年の日本食ブームとともに世界的にも注目されています。このように日本を代表するブドウであることを中心に答えると良いでしょう。

④日本で栽培されているワイン用ブドウ品種を5種類あげなさい。

たくさんありますよね。それらを答えればよいだけです。

⑤ワインの熟成に影響を与えるワインの要素を答えなさい。→成分という説もあります。

PH(ペーハー)、タンニン分、残糖量、有機酸各種(リンゴ酸や酒石酸など)、アルコール度数などですかね。ワインの熟成自体が完全に科学的に証明されていない中、非常に難しい問題でした。何か一つ、ワインの要素を答えればそれでOKだと思います。

⑥ワインの保存に適する条件を3つ答えなさい。

温度、光、振動、湿度でしたよね。これらを数字を交えて答えればよいのです。ここは取らなくてはなりません。

⑦世界の酒精強化ワイン、または天然甘口ワインを3つ答えてください。

これもいくらでもあります。

⑧酸化防止剤を1つ答えてください。

いろいろありますが、一つと言われていますから”亜硫酸塩”でよいのでは。

”甲州”や”酸化防止剤”などは論述試験としても格好のテーマだと思います。次回は2013年度の口頭試問を振り返ります。

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

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