第60回 クロアチアのワイン

   

最初にお詫びと訂正です。

第52回 ドイツのワイン産地の「13の特定栽培地域のそれぞれの特徴」の中で、
Barden
・唯一バイエルン州に属する
とお伝えしておりましたが、Frankenの間違えでした。
訂正してお詫び申し上げます。

さて、

(中略)二次試験対策としてコノスルシリーズを試飲する場合、それらはあくまでもチリという産地の気候や土壌におけるものとしてとらえるべきでしょうか?

例えばリースリングであればドイツやアルザスが主流となるのでしょうが、品種の基準とするものはコノスルではなく、有名産地のものがよいのでしょうか。

以前どのワインを選ぶとよいかわからないという方の為にコノスルをお勧めしたことがありました。

コノスルの素晴らしいところは安価で手に入りやすく、数多くの二次試験頻出ブドウ品種を手がけていることです。同一生産者が造るさまざまなブドウ品種のワインを比較試飲することで一定の基準が身に付くはずです。そういった意味でもコノスルに関してはあくまで品種ごとの特性に慣れていただくための紹介でした。

チリは国別に見ても出題される可能性が低く、少なくとも今の段階でチリという産地を意識してテイスティングする必要はありません。
→もちろんそれなりのレベルに達している方が生産国や産地を意識してテイスティングすることはとっても大切なことです。

例えば、ドイツのリースリングと比べると違いは明瞭ですが、コノスルでもリースリングらしさはしっかりと感じられます。もしコノスルのリースリングに慣れてしまった方は、ドイツやアルザスのリースリングと比較してみましょう。その差を埋める過程でドイツやアルザスのリースリングの特徴をより理解できるようになると思います。

試験対策が進むにつれて自分でワインを選ぶ事ができるようになります。そうなればコノスルは卒業です。

さて、今日はクロアチア。こちらも国家としては歴史の浅い国ですが、アドリア海岸最南端に位置する ドゥブロヴニクは、「魔女の宅急便」や「紅の豚」に 描かれる町並みのモデルになったことでも知られます。また、サッカー強豪国でもありよく耳にする国だと思います。

ここもkey wordでサラっといきます。

※表紙は秋の濃い霧に包まれたPlesivicaのワインロード

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!

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第60回 クロアチアのワイン

このクロアチアも2016年に初めて出題されました。そして、ここでもやります!

クロアチアのkeyword
・アドリア海をはさんでイタリアの対岸
・スラヴォニア ピノ・ノワール、アイスワイン 最大規模の生産地
・プレシヴィツァ ポルトギザッツの新酒、グラシェヴィナ
・ダルマチア プラヴァッツ・マリ

これだけ。

でも、一応ちょっとだけ見てみます。近年、できればしっかり勉強したい国の一つになってきました。

A クロアチアのワインについて
・2500年前のコインにブドウとアンフォラが描かれていた。
・1992年に国家として承認される。2013年EUに加盟。

アドリア海はさんだイタリアの対岸、スロヴェニア、ハンガリーの南にある国です。

・ワイン法をちょっとだけ(EUの原産地呼称保護”PDO”を踏襲)
なんとか上級ワイン
Kvalitetno vino s Kontrolirano Podrijetlo
クヴァリテートノ・ヴィノ・コントロリラーノ・ポデュリエトロ
—-
なんとか上級ワイン
Vrhunsko vino s Kontrolirano Podrijetlo
ヴルフンスコ・ヴィノ・コントロリラーノ・ポデュリエトロ

→よかった!スロヴェニアと同じで、Vが付いてる方が最上級!

B 主なぶどう品種
・白ぶどう

[大陸東部、西部]
Graievina グラシェヴィナ(=ヴェルシユリースリング←栽培面積最大。25%
ラインスキ・リズリング (=リースリング)

トラミナッツ(=ゲヴュルツトラミネル)

[沿岸部]

Malvazija マルヴァジア←栽培面積三位
ピノ・ビエリ(=ピノ・プラン)
シャルドネ

・黒ぶどう
[大陸部]
Portugizac ポルトギザッツ(=ポルトギーザー)
Frankovka フランコヴカ(=ブラウフレンキッシュ)

[沿岸部]
Plavac Mali プラヴァッツ・マリ←栽培面積二位、ジンファンデルやプリミティーヴォのオリジンと言われる近年クロアチアで注目されている黒ブドウです。
バビッチ、テラン、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン

色つき以外のブドウ品種はなんとなく、なんとなくでいいんです。大陸部の方が涼しいからドイツっぽい品種だし、沿岸部は暖かいから、シャルドネ・メルロなんかが並んでるんだなくらいで。

C 覚えておきたいワイン産地
●大陸東部

・Slavonia スラヴォニア ピノ・ノワール、アイスワイン 最大規模の生産地

●大陸西部
Plesivica プレシヴィツァ 
ポルトギザッツの新酒。グラシェヴィナシャルドネ

・Zagorje-Medimurje ザゴリエーメジュムリエ→近年までの教本にはクロアチア最大の生産地域と記載がありました。

●沿岸部 
・Istra イストラ クロアチア最大の産地の一つ。近年品質向上。マルヴァジアテラン

・中央および南部ダルマチア プラヴァッツ・マリ、その他土着品種
→クロアチアにおけるワイン生産のルーツ

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ソムリエ試験 過去問

【過去問 2017】
国際的に高い評価を得ているアイスワインが産出されるクロアチア最大規模のワイン産地を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.  Podunavlje
2.  Slavonia
3.  Moslavina
4.  Pokuplje

【解説】
クロアチアでアイスワインとピノ・ノワールと言われればここ。

 【過去問 】

クロアチア沿岸部のワイン産地に隣接する海を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. ティレニア海
2. 黒海
3. アドリア海
4. イオニア海

【過去問】
クロアチアのブドウ品種 「Frankovka」 の別名を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Blaufränkisch
2. Pinot Blanc
3. Portgieser
4. Chardonnay

【シニア過去問】

次の中からクロアチアのワイン総生産量における白ワインと赤ワインの比率に該当するものを1つ選んでください。

1. 約 75(白):約 25(赤)
2. 約 65(白):約 35(赤)
3. 約 25(白):約 75(赤)

4. 約 35(白):約 65(赤)

【解説】

模範解答は2.となっていました。

【シニア過去問】

次の中からクロアチアで最大のワイン生産地域に該当するものを1つ選んでください。

1. Slavonia
2. Istra
3. Zagorje-Medimurje

4. Prigorje-Bilogora

【シニア過去問】
スロヴェニアとクロアチアのワインの法律と品質分類において共通する事項を1つ選んでください。

1. クリュ・クラッセ
2. プレディカート
3. リゼルヴァ
4. ヴァラエタル

【解説】
シュペトレーゼクラスやアウスレーゼという記載がありますから。

無視できませんが、時間をかけるところではありません。サラっと目を通して、先を急ぎましょう。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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