第136回 今年のソムリエ実技を振り返る

   

今年も長い長い戦いが終わりました。

いろいろな思いで本日を迎えていると思いますが、ひとまず終りました。ボルドーの格付けをはじめ、見たことも聞いたこともない横文字を眠い目をこすりながら覚えた日々が懐かしいのではないでしょうか。

ある一つの目標に対して、どれだけ真剣に取り組むことができたのか、ご自身が一番よくわかっていらっしゃることでしょう。おそらく、今日、今こちらをお読みいただいている方はこの半年から一年(あるいは二年、三年の方もいらっしゃるでしょう)、この試験対策に本気で取り組むことができたのではないかと思っております。もちろん、反省点も多々あるでしょうし、全てが思うようにいかなかったとは思いますが。

一番大切なことは努力する過程だと私は思いますが、人間なかなかそれだけでは満足できないもの、また、ある程度形にならないと評価されないことも事実です。

この講座はとにかく”合格”という目標を掲げて進めてきました。そして、今手の届くところまでやってきたのです。

お疲れ様でした。

ひとまず、ゆっくりしましょう。とにかく、この戦いは終わったんです。

この講座も終わりに近づいていますが、もう少しのんびり(この時期しかのんびりできませんから)続けたいと思います。ご自身の試験対策を振り返りながら、気楽にお付き合いいただければ幸いです。

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第136回 今年のソムリエ実技を振り返る

先日、三次試験が終了しました。

ソムリエ呼称の実技は2016年度と同様に、お題は”ご自身に割り当てられたワインの実物に即して”というものでした。実技アイテムも昨年と同じシャトー・タサン 2014。

基本的に”若いワインを開かせるためのデキャンタージュ”で問題なかったと思います。ただ、下記にいただいたようにボトルに残した場合、試験官が残りのワインをグラスに移して澱の有無を確かめたという報告もいただきました。
→それでも、「澱はありません」と言い切って全てを移し替えても問題ないはずです。万が一、試験官的に”本当はほんの細かい澱があるんだけど君は気づかなかったのかい”と思われても些細な減点で合否には全く関係ありません。そして、若いワインで細かいことを気にせずにデキャンタージュすることで、無駄に緊張せずにすむならこの減点は受け入れても十分おつりがくると私は思います。
ようやくここまで確認するようになったのかなと思うとともに、2014年のワインに澱があったとしてもおそらくほんの少量で細かいものなので、ソムリエ試験的に考えるなら、注ぎきってしまえばわからないくらいなので、無視して進めても問題ないはずです。
→ワインの製法、濾過するしない等によってなんとも言えませんが、2014年のワインに澱はない可能性の方が圧倒的に高いです。
下記のレストランサービス技能士2級と比べてとおっしゃっている方がいるように、良いか悪いか別にして、ソムリエ呼称の実技はそんなに求められているわけではなく、数回練習するだけで(できるようになるかどうかはさておき)合格できるレベルです。

さて、早速いただいた報告をアップいたします。

3次試験が終わりましたので、ご報告します!

名古屋会場はアイリス愛知でした。着替えの部屋、待機部屋があり12時30分までには待機部屋に居なければいけません。

6人で1組となり、4組が一斉に会場入りします。その後、受験番号と名前を試験官に伝えた後、詳しい試験内容(ワイン名、ヴィンテージ、デキャンターのリンスの有無など)を説明され、「始めてください。」の合図で試験開始となりました。

はじめの復唱でヴィンテージを言うのを忘れていました。緊張でお皿やグラスがカタカタ鳴り、キャップシールはスマートに取り除けずわたわたしました。笑顔もこわばっていたと思いますが、その後も流れは間違えず、紙ナプキンもしっかりキャップシールを外した後、抜栓した後に使いました。トレーには何も敷かれていないため、グラスなどがとても滑りやすかったです。

ワイン名は去年と同じく2014年のシャトー・タサン(はじめ、シャトー・タルボかと思っていましたが、隣の方が聞き直してくださったため全体の説明も2度聞くことができ、よかったです)、長ったらしい名前でなくて安心しました。若いヴィンテージのため香りを開かせるためのデカンタージュと説明。実際行うと、オリはなく全て注ぎきり、”澱はございませんでした”と伝えました。 私の試験官は反応をしっかり受け止めてくれたため、とてもやりやすかったです。片付けまで終え、”終了しました!”とつげました。
論述の出来が悪いため、どうなるかわかりませんが、一先ず終わったことにホッとしています。

三次試験、無事終了しました!

秋晴れの空の下、清々しい解放感です。とてもとても緊張しましたが、ひとまずほっとしています。

試験の内容を忘れないうちにご報告を。

特に、私は酒類製造業(しかも清酒)に従事しており、今後私のように飲食業とは直接関わりのない業種にお勤めの受験者の参考になればと思い、当日の心境を交えながら、出来るだけ詳細に試験の模様をお伝えいたします。

【開始まで】

京都会場で受験。控室はスクール形式の座席。見る限り本業で飲食に携わっている方が多いようで、皆さん色とりどりのユニフォーム。スーツ姿は少数。この時点でかなり緊張しますが、やることは皆一緒と、なんとか心を落ち着ける。

オリエンテーションにて「サービスは実物のワインに即して」との指示。昨年を踏襲して、若いワインのサービスと判断し、全て注ぎ切ることに。

【試験開始】

4人1グループで呼ばれ、試験会場へ。グループごとにパテーションで仕切られており、1グループに試験官は2人。私のグループは私以外3人とも飲食業の方の様子。でも、萎縮しない萎縮しない。試験官の前に横長のテーブルが置かれ、私たち受験者の後ろにワインと備品が置かれた横長のテーブルが配置。

協会の見本動画ではサイドテーブルを自分で持っきて作業する形式でしたが、本番は試験官の前のテーブルで全てを作業する形式でした。

2つのテーブルの間に立ち、順番に受験番号と名前を告げ、試験官から試験内容について説明を聞きます。
ワインはシャトー・タサン2014で、昨年と同じ銘柄。「質問は受け付けません。繰り返しますか?」と問われ、誰も手を挙げなかったのでそこから試験スタート。試験官が若干遠いように感じました。

「かしこまりました。ご注文いただきました、シャトー・タサン2014年でございますね。ただ今お持ちいたします」と述べ、振り返って4×3収納のワインラックの一番上のワインを、パニエから迎えにいって収め、試験官前のテーブルへ(正直、ここの動作見えてるのかなと思いましたが)。

「ご注文頂きました、シャトー・タサン2014年でございます。お確かめください」
試験官うなずく。
「若いワインでございますため、香りと味わいのバランスを調和させ、より美味しく召し上がっていただくため、デカンタージュを行なってもよろしいでしょうか?」

再びうなずく。

実際には、他の方ともろ被りなので、本当に聞こえているのかしらと不安に。特にサービス初心者は、意識的に少し大きめの声で、ゆっくり話した方がよいかと思います。

再び振り返り、トレイにテイスティンググラス×2、白い陶器製の皿3枚、ライト、紙ナプキン、リトーを乗せ、再び試験官前のテーブルへ。

(見本動画はホスト、ゲストに注ぐ設定だったのでそのように練習していましたが、実際の試験はテイスティンググラスが2つで、1つをテイスティング用、1つを試験官にサービス用で使います)

備品を順番に配置。焦って皿3枚を一気に置こうとしてガチャガチャ音を立ててしまい「失礼しました」と一言。他の3人は丁寧に一枚ずつ皿を置いており、手慣れているなあと横目で見る。

私はそのまま抜栓に入りましたが、他の方は「抜栓いたします」と一言言っていました。→言う必要ないと思いますよ。少なくとも私は言いません。初心者は目の前の作業に目を奪われがちだと思いますが、抜栓、デカンタージュの前に一言言った方が、落ち着きを取り戻す意味でもいいかもしれません。→そうであれば、言っても問題はないでしょうけど、実際のサービスの現場ならちょっとウザいかも。

キャップシールを剥がし、ボトルの口を拭き、抜栓、再びボトルの口を拭くところまでは順調。
「コルクは健全です」と述べ、小皿へ。

「品質を確認するため、お味見をさせていただいてもよろしいでしょうか?」試験官うなずく。

私は動画の通り、また先生のご指導の通り、デカンタージュ前にリンスするよう練習していましたが→私は現場では必ず行いますが、実技試験の際にリンスをしてくださいとは言ってません。ここ数年、”リンスは必要ない”と言われていますし、昨年の報告にもそのようにあったはずです。他の3名はリンスをせずそのままテイスティング。ここでちょっと焦り、リンス後グラスに戻したワインを、香りだけ取って味を見ずに「素晴らしい状態です」と言ってしまいました。←まぁ、実技試験的にリンスは必要ない作業でしたが、その後の対応も問題ありません。

でも、そのまま続行し、「デカンタージュいたします」と述べ、デカンタージュへ。ここはなんとか一滴もこぼさず全てデカンタへ。

「澱はございませんでした」と述べ、ボトルは皿の上へ。

コルクの皿を前に出し、試験官の前に置いたグラスに少量注いで、「お味見をお願いします」。試験官うなずく。(ちなみに私の試験官が反応の薄い方で、試験中若干不安になりました)←この試験官よくない…。

ワインサービスを終え、デカンタを小皿の上に乗せてボトルの横へ。「ごゆっくりどうぞ」。

この時点で他の3名は終了していましたが、焦らない焦らない。←そうです。その調子で。

備品をトレイに乗せコルクを下げ、テーブルに戻し、戻って、デカンタとボトルを前に出して、最後に「終了しました」と伝えて試験終了。→動画にあるようなので、試験的には何も問題ないのですが、なぜコルクを下げるんでしょうね。反対にデカンタは必要ないので(お店のものでもありますし。コルクはお客様ものもの)、本来であれば下げるべきです。

デキャンタの中身はじょうごでボトルに戻し、手提げの紙袋に入れて持ち帰ります。オリエンテーションではグラスのワインには手を触れないように、との指示だったのですが、私のグループは皆早く終わったため、試験官の方が「早く終わりましたので、グラスに残っているワインもお持ち帰りください」と指示。グラスのワインも戻して持ち帰りました。

以上、実感としては練習の7割くらいの出来です。練習ではスマートにできていた(つもりだった)のに、本番ではやはり焦ってしまい、細かいミスが出てしまいました。また、笑顔でゆっくり話すことを心がけましたが、それでもガチガチなのはバレバレだったと思います。とはいえサービス素人なのは向こうもお見通しでしょうから、そこは開き直って、最後まで堂々とできたかなと思います。特にサービス初心者の方は、自分がサービスされるとしたらと考えて、一つ一つの行動の意図をちゃんと伝えながらサービスすると、落ち着いてできるかと思います。(今年のコンクールで優勝した岩田さんは同じ歳なのですが、あのような大舞台で堂々と臨機応変に振る舞うなんで、想像を絶する能力だなあと思います)

今後は、実際にお店でサービスを受ける側として、お店のソムリエの方の動きの意図がある程度理解できるようになったので、三次試験の勉強はより実践的な知識が身についたと思います。

ただでさえ緊張するのに、周りの受験生は本職の方ばかりというプレッシャーの中、受験される皆様のご参考になればと思い書かせていただきました。

ともあれ、この半年のソムリエ試験対策マラソン、なんとか完走できました!改めて、ここまで力強く背中を押していただいたこと、厚く厚く御礼申し上げます。先生の後押しがなければ、決してここまで走りきることはできなかったと思います。

これで全日程が終わり、あとは最終の合格発表を残すのみ。先生もつかの間、一息つくことができればと思います。

そしてまた来年以降の迷える受験生たちのために、道を照らして頂ければと思います。

試験で持ち帰ったワインを飲みながら、取り急ぎご報告まで。

本日、三次試験を受験いたしました。簡単にご報告させていただきます。

東京会場

「コ」の字型に組まれたテーブル各辺に2人ずつ、計6人の受験者とその正面に試験官が3人。

事前に配られた試験内容説明書には「終了の合図の後にパニエからテーブルにボトルを立てる」との条項があり、そこが一番疑問点でした。いつもはデカンタージュが終了したらそのままお皿にボトルを立てていますが、今回は終了後に一旦パニエにボトルを戻すことに。
→実際レストランにおいてパニエに入れてプレゼンテーションすることがありますが、試験的にはなぜなんでしょうね。

お題は、シャトー・タサン 2014。実物に即したデカンタージュで、デカンタのリンスは不要とのこと。試験開始前に注意事項等のアナウンスがあり、その最中に備品の確認をしてから試験開始。

周りの方々は動画の通りのすぐに復唱を始め、私も”おぉ、そうだった”と思い、一瞬遅れて「では、2014年のシャトー・タサン、ご用意致します」と告げ、実技開始。
他の方々はセリフを言うかの如く淡々と続けていましたが、一方的に行うのは個人的に苦手な為、真ん中の試験官の方にアイコンタクトし、反応を確認しながら行いました。

備品置き場に他の受験者がいたので、先にプレゼンテーション。「若いワインなので、香りを立たせる為にデカンタージュ致します」とお断りしました。事前の想定では「香りを開かせる為に」と言うつもりでしたが、まぁ、些細なことでしょう。

その後、備品を揃えて抜栓、テイスティング、デカンタージュの流れは問題なし。周りの受験者は全部デカンタに移している様でしたが、私のボトルには瓶底付近に細かい澱が見えた為、ボトルの首の辺りまで澱が来たところでデカンタージュ終え、試験官に「少し澱がありました」と告げ、備品を片付け「終了です」。

他の受験者たちも終了して待機状態になった所で、自分だけがお皿に乗ったコルクが残っていることに気付きました。普段、私はコルクをデカンタージュ後のボトルと一緒にお皿に置いているのですが”あぁ、動画ではコルクを最後に下げてたなぁ”と思い出しました。まぁ、これも些細なことでしょう。ワインもボトルもコルクも(言ってしまうとキャップシールも)注文されたお客様のものと思っております。
→些細なことです。そして、おっしゃる通りコルクもお客様のものなので、私は残しておくべきだと思います。

「普段やっていることを、大袈裟にクドクドと」を意識して平常心で、を心がけておりましたが、恥ずかしながら、抜栓後からテイスティング、デカンタージュの際に手が震えていることに気付きました。数年前、まだテーブル担当に慣れていない頃に、お客様として来店された明らかに経験豊かな同業者の方を尻目にデカンタージュしたとき以来でしょうか。それでも涼しい顔で続けることが出来るようになったのは普段の経験のお陰かと。(当時も失敗しなかったことをあわせてお伝えいたします)

試験終了のアナウンスの後、「ボトルをパニエからテーブルに立てる様に」とのこと。周りを見ると既にお皿の上にボトルを立てている受験者が多い様子。私も普段ならそうなんだがなぁ、と思いつつパニエからお皿の上にボトルを立てました。液面は澱取りの頭が見える程度。デカンタージュ自体は上出来だったかと思います。

その後、試験官がボトルに残ったワインをグラスに移し、澱があることを確認しておられました。
→なるほど、ようやくここまで確認するようになったんですね。以前、グラスに残ったワインの澱を確認するのではと心配された方がいましたが(グラスに澱を入れてはいけません)。今後、ソムリエ協会は今回のような安価でもしかしたら澱があるかもしれないというワインを探すのでしょうかね。

以上、簡単にと思っておりましたが、かなり長くなってしまいました。あとは、提出書類に不備がないことを祈るのみでしょうか。

三次試験前、“こーざ”にて動画の疑問点を取り上げていただきありがとうございました。大変安心しました。

本日、試験を受けてきましたが、思っていた以上に緊張してしまい、あまり記憶がありません…。ですが、ほぼ満足な出来栄えだったと思っております。試験中の記憶はあまりないのですが、会場レイアウトなど、今後の参考になればと思い報告させていただきます。

東京会場:雅叙園

テーブル配置はコの字型で試験官3名、受験者6名で試験が行われました。(大宴会場で、コの字が20島ほどあり、一斉にスタートでした)

実技にあたって、受験者一人当たりが使用してよい範囲の線引きされておりませんでしたが、1本のテーブルに2人ですので半分の、約縦60センチ横90センチが自分の使用できる範囲でした。

わかりづらいかも知れませんが、

試験官 |   コ   |備品置き場

という具合で、私の正面には試験官はいない状態でしたので、お客様がいる想定で実技を行いました。

備品置き場は3人分ずつ各備品がまとめられて置かれていたため、例えば1人がグラスを取りに行っている間はグラスは取れないような状態でした。(私のブースはタイミングが丸かぶりでしたので、仕方なく私は全員が備品置き場から離れるまで待っていました。接触が怖かったので…)

お題のワインは去年同様シャトー・タサン 2014でした。しかし、昨年も混乱を招いた「合図があるまでパニエから出さない」「終了後、グラスのワインには触れない」などのアナウンスもしっかりありましたが、結局謎は解けないまま全員 ?でした。
→不安になりますよね。でも。”まぁ、いっか”と思えれば。こんなことは合否に関係ありませんから。

私は昨年、国家技能検定レストランサービス技能士2級を受験取得しましたが→私も二十年前に取得しました!実技試験内容を比べると、ソムリエ協会は実技に重きを置いていないのか、正直今の方法では厳正な審査は難しいのではと感じました。

なにはともあれ、あとは結果を待つのみです。試験は終わりましたがこれからも精進して参りたいと思います。
松岡さんと出会えて本当に良かったです。これからもセミナーなどあれば参加させていただきたいと思います。ありがとうございました!

最後の片付け時に時間切れとなってしまい「終了致しました」と発言できず試験を終えてしまいました。それまでの流れは完璧だと自負しています。時間切れはどれくらいの減点なのでしょうか?
→どの程度減点かわかりませんが、些細なものでしょう。本当にボトルを落として割って、実技続行不可能!くらいまでやらかさないと基準点を下回らないはずです。実技に関しては何も心配いりません。

今まで本当にありがとうございました。モチベーションが低くなった時に何度もこの『こーざ』を読み返し、そして頑張り、ここまで来ました。三次試験の報告です。来年以降の受験者に役立てばと思います。

東京会場:ホテル目黒雅叙園

東京会場は二部制で、12時半集合の受験者と、13時半集合の受験者がいました。

会場に着くと『更衣室でユニフォームに着替えること、大きな荷物(着替えなど)はクロークに預けること、集合時間には控え室にいること』などが書かれた紙が張り出されています。控え室は座席に受験番号が貼られており、100名くらいが着席してます。

集合時間になり、オリエンテーションが始まります。手元に配られた用紙2枚に注意事項が書かれており、司会の方がマイクで読み上げていきます。
最初に試験官の指示で受験番号と氏名を言うこと。試験内容は、赤ワインの抜栓及びデカンタージュです。ワインは実際に手元にあるワインの内容に即してサービスを行ってください。サービス後のグラスのワインには手を触れないように』だったかな?

オリエンテーションが終わったものの、一部の方々の試験がちょっと押してるらしく待たされ、トイレに行きたい人はその間に行くことができました。どうやら控え室で横並びだった6人一組が同じテーブルで試験を受けるよう。

その6人一組に案内係が一人付いて、『みなさんはAグループです。では、Aグループの方ご案内します』という具合に、アルファベットのプラカードを持った案内係に試験会場まで案内されます。

案内された後、会場の外でしばし待機です。その間に案内係から『コの字型のテーブルで試験を受けます。この位置で試験を受けて下さい』と自分がどの位置で試験を受けるかを指示されます。

前の組が終わって、扉が開き、案内係に誘導されて実技テーブルに向かいました。かなり広ーい会場で6人テーブル×16くらいあったんじゃないかな?1つのテーブルにつき試験官が3人。受験者の向かいのテーブルに座ってる感じです。

全員が実技テーブルに揃った段階で、試験官から受験番号と氏名を答えるように言われます。その後全体にアナウンスが流れます。

『シャトー・タサン 2014年です。デキャンタのリンスはいりません。お皿は○枚まで使えます。グラスはティスティング用とホスト用で2脚使用して下さい。ライトはスイッチを押せば点灯します。制限時間は7分です。質問は受け付けません。もう一度説明しますか?』のような内容です。誰かが手をあげたのでもう一度説明が繰り返されました。その後、『では始めて下さい』で実技スタート。

一斉に各受験者からバラバラに復唱する声が聞こえてちょっと笑う。試験官、聞き分けられるのかな?

2014年か、若いから澱はないだろうしパニエいらないじゃん。でも、サイドテーブルにパニエはしっかり用意されてるし、ワインはラックに寝かせてあるし????迷ってるヒマはないからパニエ抜栓しときましょう!実際のサービス現場ではパニエ抜栓しないけど、試験用ということで。それで減点はないでしょ。→おっしゃる通り。

ワインを丁寧にゆっくりパニエにいれて、試験官にプレゼンテーション。
『お客様、こちらがご注文頂きました2014年のシャトー・タサンでございます。香りを開かせるためにデカンタージュをお勧め致しますが、いかがいたしましょうか?』手前の試験官うなずく。

ワインを置いて、備品置き場へ…混んでる!(笑)
前の人が備品を取り終えるまでちょっと待ちます。でも、制限時間は7分しかありません、早くして。(笑)

トレンチを持って、デキャンタの汚れと香りをチェック、グラスの汚れと香りをチェック、お皿2枚、懐中電灯、瓶口を拭う紙2枚、これらを乗せて戻ります。試験官に背中むけるようにして道具取ってたけど、グラスの汚れをチェックしたのちゃんと見えてたのかな?(笑)そんな備品置き場の位置だったんだもん。

所定の位置に各備品を置いて、トレンチを戻しに行き、さあ抜栓!
あらあなた、開けやすいキャップシールねぇ。(笑)ビニールのキャップシールとか開けにくいから、そんなのじゃなくて良かった。
キャップシールはゴミだからポッケに入れて、1枚目の紙で瓶口を拭う。

コルクを抜きます、最後は上から空気を入れてゆっくりと。

ソムリエナイフをしまって、コルクの香りを確認して『コルクは健全な状態でございます』と一言。コルクをお皿に置いて、2枚目の紙で瓶口を拭う。紙はゴミだからポッケに入れる。

『お客様、お味見させて頂いてもよろしいですか?』
試験官うなずく。少しワインを入れて、後ろを向いて香りと味をチェック。

『ワインはとても良い状態でございます』

引き続きデカンタージュ。まずはライトをつけて、ワインをパニエから丁寧に角度を変えないように取り出して、右手にワイン、左手にデキャンタの口をしっかりもって斜めに傾けて…せーの。

あ、良かったこぼさなかった。(笑)

練習でたまにここでこぼしてたから。勢いが無さすぎるとこぼれちゃうんだよね。ゆっくりデカンタージュして、最後まで入れきります。『澱はございませんでしたので、最後までお楽しみ頂けます』

ボトルをデキャンタの隣に置いて、サーブ。右手にデキャンタ、左手にリトーを持ち、
『お客様、お味見をお願いしてもよろしいでしょうか?』
試験官うなずく。少し入れる。試験官うなずく。グラスの半分くらい入れる。

デキャンタを置いて、リトーをポッケに入れて、『どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。』

さ、片付け。トレンチに懐中電灯、ティスティンググラス、パニエを乗せて、『コルクをお下げしてもよろしいですか?』試験官うなずく。コルクもトレンチに乗せて道具置き場へ。
→動画でコルクを下げているから問題ないんですけど、なぜわざわざお客様に確認してまでコルクを下げるのか意味がわかりません。少なくとも私は一度も確認して下げたことはありません。

めちゃくちゃ!(笑)先に終わった人達がぐちゃぐちゃに置いてる!

なんとか道具を戻して、所定の位置に戻り、『終了致しました。』と一言。

1分前くらいに終わったのかな?最後に『終了です』とアナウンスが流れ、ボトルにじょうごでワインを戻すよう言われ、グラスの中のワインも戻すよう言われ、紙袋にワインを入れて持ち帰るよう言われて解散です。

家で何回も練習して、毎日流れをイメトレして、当日も練習してから行ったので全然緊張しなかったし手順は完璧にできました。→毎日のイメトレ、とても大切です。

終わったらご褒美に雅叙園で食事したいなーとか(高くてやめた)、試験を待ってる間も、コックさん、カフェ、CAさん、チャイナドレス、割烹着、着物、色んな制服の人がいて本当に面白ーいって思う余裕がありました。(笑)

ただ、一緒のテーブルの隣にいた受験者のサービスが嫌だった!(笑)その人が一番早く終わったけど、めちゃくちゃでかい声で早口!『コルクは健全な状態です!』『澱はございませんでした!』とまくし立て、デカンタージュドボドボ!早すぎ!制限時間はあるけど早ければいいってもんじゃない!

私がお客さんだったらこんな人に上質なワイン開けてもらいたくない。もっと、落ち着いた声で、ゆっくりとプレゼンテーションして、デカンタージュして、サーブしてくれると、そのワインがより『美味しそう』に見えますよね。

ワインを飲むまでの雰囲気も大事。料理の格とワインの格を揃えるように、上質なワインにはそれに見合う丁寧な上質なサービスが必要。そう思った出来事でした。

まず内容的には、こーざにアップされていた昨年の内容とほぼ同じでした。大阪会場だったのですが、4人1組で試験官2人。

完全個室ではなく、大会場に仕切りを作っての環境だったので、他のグループの姿は見えないけど声は丸聞こえで気が散りました。

お題のワインはシャトー・タッサン 2015。迷わずエアレーションを選択し、すべて注ぎ切りました。

自分以外の3人がかなり丁寧に長文のセリフを言っていて、私の必要最小限しか話さないスタイルがどのくらい減点なのか気になりますが、動作自体は素早く丁寧に行ったつもりなので時間が余ったのかと。→減点はないと思いますよ。

また、器具が置かれているテーブルまでの動線も距離的に2メートルほどしかなく、移動時間もどんなに遅く動いてもトータル1分かからないくらいでした。

以上、約半年に渡る戦いが漸く終わりました。この半年、松岡さんの激励にどれほどの勇気と確信をもらったことか。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

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 - ●試験を終えて