第134回 今年のエキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返る。3

   

お久しぶりです。だいぶ涼しくなってきました。三次試験はもうすぐですが、のんびり更新しております。

さて、もう皆さん、お忘れかもしれませんが、フランス料理の香りの続きで、ようやく最終回です。→前回はこちら。

フランス料理は足し算の料理。

旨味に旨味を加えてバランスをとり、どこか高いところにある到達点をめざす。これを哲学というのかどうかはその人の考え方次第でしょうが、加えることが大切なポイントなわけです。

そして、フランス料理の香り。

フランス料理が基本、肉料理であることは疑いようのない事実です。その肉を捌き、調理する過程で感じられる血のニュアンスをもとにいかに美味しい料理にまで昇華させることができるのか、また、ここに香草やアルコール、バターを加えることが多かったのですが、それらによって複雑味が増したことで得られるふくよかさ、リッチさも大切な要素です。

そこからさらに求めると、先日のヴェッシー(豚の膀胱包み)に感じた、人間の動物としての本能に訴えかけるような香り、フェロモン系・淫靡な香りにまで達してくれると、私としては心からあぁ、フランス料理だなと感じるわけです。

足し算のフランス料理。肉をベースに、加えて””重ねて複雑味を増しながらどこかにある頂点を目指し、最高の美味しさを表現する料理。まさに足し算の力強さ、美学がここにあります。

一方で、引き算の日本料理。魚を基本とし、一見、目の前の手の届くところにありそうな、実はミリ単位の完璧なポジションである到達点まで、素材の力を生かしつつ出汁と合わせてギリギリまで近づける。魚や野菜から味が染み出るようであれば、出汁を薄くし、加えるものを控え、それぞれの存在を大切にしながら究極のバランスでもってその到達点を目指す。そして、その完璧なポジションである到達点を決して超えてはならない。
何ものも決して強くは主張しないものの、素材それぞれが紙一重のレベルで完璧に共存し活かし合う。それが日本料理の真髄なのではとフランス料理サイドから見て感じてきたこと、そして、今実際に感じていることです。

ただ、私がどのように思い願おうとも、時代とともにすべてが移ろいます。我々は変化の中に生きているんです。
さまざまな理由で世界が狭くなったことにより、各国の料理の垣根もわかりづらくなってきました。特にスペインのエル・ブリから北欧ブーム以降、素材重視の料理、乳脂肪分を極力使わない軽めの料理がフランス料理という看板を掲げたレストランにおいて提供されていることも現実です。

また先日もお伝えしましたが、多皿構成でコース料理のみを提供するレストランが増えています。ポーションが小さく品数が多いということは、一皿から感じる香りが少なくなり、そして、すぐに食べ終わりますから、一つの香りを楽しむ時間が圧倒的に少なくなるということになります。このあたりもフランス料理の香りを感じることが少なくなった要因の一つでしょう。

私の思うフランス料理の香りも後世にも伝えていってほしいと心から願っております。

長くなりました。この話はフランス料理店時代にフロアーに立ちながら常々思っていたことです。

とりとめのない話にお付き合いいただきありがとうございました。

※表紙はボージョレ地区の夕日

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第134回 今年のエキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返る。3

 

こちらの講座と大阪での直前セミナーにてお世話になりました。

まだ実感が湧きませんが、ワインエキスパート呼称に合格いたしました。本当にありがとうございました。
二次試験、緊張し焦りもあり、あっという間に終わってしまい、あまり覚えていませんが、以下ご報告いたします。
 
・二次試験のテイスティングの感想、苦悩、歓喜
2次試験当日は朝食は抜いて、歯磨き粉は使わないでなどという情報を見かけましたが、いつもと違うことはしない方がいいと思い、普段と同じように朝食を食べ、身支度をし会場に向かいました。
→テイスティング直前の“歯磨き粉”は完全に悪影響ですが、少し前なら問題無いと思います。
 

乗った電車がまさかの急病人発生でしばらく動かず。すこし焦りましたが、余裕をもって出かけていたので慌てずに済みました。
→これ、大切です。私は飛行機に乗るなど、絶対に遅れてはいけない時は、万が一の場合にできる限りの対応が出来るように数本前の電車等に乗り、少々何があっても大丈夫なくらいの時間に出発します。

予定通りに開場しました。会場に入ると既に白ワイン2、赤ワイン2、リキュール1がテーブルに並んでいました。

早速外観を観察、白1、白2、赤3、赤4に多少の濃淡の差はあるような気がしましたが、イマイチはっきりしないなぁというのが第一印象でした。白ワインはどちらもレモンイエロー、赤ワインはどちらも濃い系かなと。リキュールは透明。琥珀色でなくてよかった。

白ワイン1からテイスティング開始。

色調はグリーンかかったレモンイエロー、粘性はやや弱い。

香りは柑橘系、リンゴなどの爽やかな感じと白い花の香り。冷涼地域だと思いました。若干、桃などの香りも感じたのですが、ニューワールドほどの温かみは感じず。

味わいは舌の両脇にキュンとしっかり酸を感じ、フランスのソーヴィニヨン・ブランかリースリングと迷いました。結局しっかりした酸味を頼りに、フランス・リースリングにしてしまいました。
→一番最初に柑橘とリンゴを取っていて、さらに両脇にキュンの酸を感じたのにどうしてリースリングに行ってしまったのでしょう。確かに白い花を感じてらっしゃいますが。

白ワイン2
白1と同じようなレモンイエロー。こちらはグリーンがかった感じはなかった のですが、色調を2つ選ぶということだったので、グリーンがかったレモンイエローにしました。

初めに小さな気泡があったのでシュル・リー?スクリューキャップ?と思いましたが、すぐに消えてしまいました。

香りはこれも柑橘系、青りんごが主体で温かい地方ではないと判断。独特の硬い感じの香りが印象的でした。硬い…セミナーで飲んだことがある!

味わいはこれもキュンとしっかりした酸を感じましたが、すぐに消えてしまう感じ。
松岡様がセミナーで「パッと出てパッと消える」とおっしゃっていたのを思い出し甲州だ!と。先程感じた硬い印象は甲州だったと思い出しました。
ただ、甲州にしては酸が鋭いことがひっかかり、ミュスカデも考えました。でも、ミュスカデはシュル・リー?ん?パンドゥミの香りをとることが出来ませんでした。

結局余韻を感じず、パッと消える単調な味わいから日本の甲州にしました。

赤ワイン3の外観はわりと濃い系。紫がかって若い印象で、ガーネットまではいかないけどルビーほどは明るくない感じ。粘性は低め。

香りを確認すると、まずなんと言ってもイチゴの香り!全体的に完全に赤いベリー系。でも、マスカット・ベーリーAほどのキャンディ香はなくガメイを疑いましたが、こんなに濃い色だったか…と悩みました。
また、香りの特徴で8個も選ぶとは…ガメイは単調なイメージがあったので、これまた迷う要因となりました。
マリネオリーブの香りがなかったのでシラーは除外。針葉樹、杉の香りがなく、全体的な強さを感じなかったのでカベルネ・ソーヴィニヨンも除外しました。

かと言って、ピノ・ノワールらしさも感じず…。

味わいは、タンニンを少し感じましたが弱く、土っぽさもなかったのでサンジョベーゼも除外。
樽香もあまり感じなかったのでテンプラニーニョも違う。
マルベックとジンファンデルは飲んだことがないので除外。

いろいろ考えてフランス・ガメイしかないと思うものの、ガメイなんて出るのか?と思ってしまい、しかも香りを8個も見つけられず、パニックになっていきました。

それでも、第一印象で感じたイチゴの香りを信じて、フランス・ガメイにしました。

赤ワイン4は赤3より少し濃かったのですが、これも紫がかっていて若い印象。ただ、この辺りではもう焦っており、あまり覚えていません。

香りは針葉樹ぽさにカカオパウダーやシナモンの香りもあり、温暖な印象。フランスではなさそう。

味わいは、ふくよかで厚みのある感じ。タンニンもそこそこ、酸も意外としっかりと感じました。

確か、講座にチリは酸っぱい感じがあると書いてあったと思い出しチリのカベルネ・ソーヴィニヨンに。マルベックは飲んだことありませんでした。
→チリは酸っぱいというか、気持ち酸のイメージです。ただ、マルベックはそれほど酸を感じる品種ではないのですが。

一通り品種と生産地を決めた時にはまだ20分くらい時間が余っていて、残った時間で足りない所を埋めていこう、余裕だーと思ってたのですが大間違いでした。

それぞれのワインに求められている香りの数が多いもので6個や7個、8個も!「果実・花・食物」「香辛料・芳香・化学物質」からそれぞれ6~8個、合計10数個も選ぶということに全く慣れていませんでした。2次試験対策に単発のスクールにも何度か行きましたが、各2~3個選べばOKだったので戸惑いました。→各2~3個はちょっと少なすぎます。

香りを取ろうとすればするほど焦ってしまい、鼻も麻痺し結局感じてない香りも数を埋めるために選ぶことになり、今となっては何を選んだのか覚えていません。

最後5分でマーク数ミスをいくつも発見、それを修正してタイムアップ。結局リキュールもはずしました。(アニス香、白濁までわかったのに焦っていて完全なる勘違いでした)

品種当てよりコメントが重要かと思うと絶望的な気持ちで帰路につきました。
→ブドウ品種は微妙に外しているところもありますが、ワインのタイプわけはよくできています。問題なく合格だと思います。

収穫年はまったく覚えていませんが、どれも若い印象だったので、2015、2016ばかり選びました。
・会場の雰囲気、レイアウト
大阪会場:ホテル阪急インターナショナル、宴会場に2人ずつ座る長机が並んでいました。聞いていた通り、冷房がよく効いており、座っていると手が冷えてきたので、こすり合わせて温めました。

ただ、白ワイン、赤ワイン共にぬるかったり、冷たすぎたりせず、適温で、進行もスムーズだと感じました。

・ご自身の試験対策を振り返って

独学で勉強し始めたのが5月半ば、松岡様の講座を知ったのが6月でした。6月すぎの講座のどなたかの質問メールに対し”今からは正直難しいかもしれません。でも、真剣に努力すれば何とかなる。そして、思いっきり頑張ることに意味がある”と答えていらっしゃるのを拝見し、頑張る原動力となりました。

講座が更新されるのを心待ちにし、新しくワインのことを知ることがとても楽しく、充実した時間でした。
→楽しく、充実した時間と感じたことは強いと思います。

・この講座に対する意見
お忙しい中、このような充実した講座を更新していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今回勉強してわかったことは、ワインのことはまだ全くわかっていないということです。

合格するほど勉強したら、ある程度わかるのかと思っていましたが、勉強すればするほど、果てしなく奥深く広がるワインの世界を感じるばかりでした。

そして、やっとその世界のふちに手をかけただけだということを実感しています。
まずは、すでに忘れかけていることもある基本的な知識をもう一度講座で勉強しなおしたいです。
そして、少しずつ自分のものにしていけるよう、日々また学んでいきたいと思っています。本当にありがとうございました。

はじめまして。私は松岡さんのセミナーにも参加しておらず、マニュアルも購入しておりません。ただ、ブログをプリントアウトして何度も読み返し、助けていただきました。今後受験される方に少しでも参考になればと思い、テイスティング試験の状況をご報告いたします。

会場は目黒の雅叙園でした。開場の30分ほど前に到着。すでに多くの方が最後の確認に励んでいました。私は一次も二次も独学でしたので、一緒に受ける友人もなく、ゆっくりと扉が開くのを待ちました。

入場すると既に机の上には白2種、赤2種、リキュール1種、水、紙コップが用意されていました。オリエンテーションまでの10分間にメモ等を見ていいのかわからなかったので、全てカバンにしまい、じっくりと外観を眺めていました。

白ワインは2つとも薄め、赤ワインは薄めと濃いめ、リキュール類は透明でした。白はソービニヨン・ブランとリースリングかな?赤はピノとカベルネ・ソービニヨンかな?甲州、ベーリーAもありかもなどとイメージしていました。→外観を見て、イメージする、とても大切なことです。

試験スタート。

白ワイン1
グラスは汗をかいており、ライトもやや黄色でうまく外観が取れませんでした。ただ、グリーンがかったイエローでいいだろうと。そのまま香りを取ると爽やかなフルーツの感じ。予想通り、ソービニヨン・ブランであろうと判断し、香りのコメントを埋めました。

口に含んでびっくり、何だか試験一週間前に飲んだ甲州っぽい味がします。まずい…、わからなくなってきた。ひとまずソービニヨン・ブランっぽいコメントにし、ブドウ品種を甲州にして最後に考えよう。

で、白ワイン2へ。
こちらも色調は薄め。白1よりは微妙に濃いかなくらい。
香りをとるとお花系です。やっぱり、リースリングかな?
口に含んでもよくわからない。ヤバイ…、こっちもわからん。とりあえず薄めのリースリングってことにしておこう。甘くないので国はフランスに。

赤ワイン3
色調は鮮やかですが、やや薄め。外観だけではわからないので香りを。あーこれこれ、キャンディー香だ。でも、マスカット・ベーリーAが選択肢にないのでガメイに決定。
口に含んでもピノっぽくない。
選択肢の数が多いけど、これは絶対ピノでもサンジョヴェーゼでもないと自分に言い聞かせ、フランスのガメイ、2015年に。

ここまでで25分。まずまずのペース。

赤ワイン4
色調は濃いめ。これも外観だけではわからない。
でも、香りを取ってもよくわからない。カベルネ・ソーヴィニヨンの青さやシラーのスパイシー感も感じない。まずいな。これわかんないや。
口に含むと、とってもマイルド。メルロかな?でも前夜に飲んだカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンにも似てる。そうだ!これはカリフォルニアの甘めなカベルネ・ソーヴィニヨンだ。今まで人生で一番多く飲んだワインだ。ということで、アメリカ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2013年とする。

急げ急げ。白ワイン1に戻ろう。再度、香り、味の確認。むむ、やはり甲州っぽいコクがあるような気がする。コメントをやや甲州に寄せよう。結局、甲州、日本、2015年に。ビンテージのみ正解。コメントは多分かなり中途半端。

白ワイン2
一つめが甲州だから、多分リースリングで大丈夫だろうと安易に考え、コメントもあまり直さず。フランス、リースリング、2015年。国のみ正解。ちなみに、会場係の人が水を足して回っていました。

よしよし後10分ある。リキュールに進む。

リキュール5
香りを取った瞬間、甘い、知らない。飲んでも甘い。やっぱりわからない。多分、テキーラと茅台酒は違う。リカールかサンブーカのどっちかだ。ヤマカンでサンブーカ。やったー、正解。

やれやれ、マークミスがないか確認だ。ふと前の人を見ると、リキュール5が白濁してる。そっか、水入れて確かめたのか、アニス系なんだな。でも、やっぱりわからんから、そのままに。

甲州とガメイは自信あるぞ!と思って会場を後にしましたが、白ワインはまさかのソーヴィニヨン・ブランとミュスカデ。赤4もマルベック…。アルゼンチンのマルベックは一時期結構飲んでましたが、全く浮かびませんでした。ミュスカデに至っては出るなら甲州だろうと捨ててしまっていました。また、ワイン以外はあまり飲まないので、リキュールはほぼあきらめてました。

配点が微妙なのでどこまでやるべきか難しいですが、独学での対策に限界も感じました。

今回、これでも何とか合格しましたが、こんなんで受かっていいのかなとも思います。しかし2月から毎日勉強し、テイスティングも自分なりに頑張ったので非常に嬉しい気持ちです。勝手にブログを参考にさせていただいた者ですが、全国に私のような者がたくさんいると思います。本当にありがとうございました!
→読ませていただいた限りでは、正直合格は難しいかなと思っていました。でも、よかったです。なにはともあれ、合格ですから。

こんばんは。名古屋セミナーでお世話になりました●●と申します。

私はフランス料理店でサービスをしておりまして、2015年にソムリエ資格を取得しました。そして、試験終了後に”ちょっとまじめに”を知り、ここで勉強すれば良かったなと思いながら(独学でしたので)時々訪問させていただいておりました。ただ、お店ではアルコールを召し上がるお客様が少なく、せっかく勉強したワインを忘れてしまいそうでしたので、今年はエキスパートを受験しました。

名古屋会場、エキスパート呼称はソムリエ呼称とは別の名古屋銀行協会という会場でした。ソムリエ受験時は試験会場内がかなり混雑していた記憶がありますが、今回は待合いもゆったりしていて、ソファーに座ってマニュアルを見ることもできました。

場内に入ってワインの外観を見ます。
白①はグラスに水滴、白②は発泡してる。

赤③④共に濃いな~という第一印象でした。後ろから2番目ぐらいの席だったのですが、前の方が席に着かれる時に私のリキュール⑤のグラスを倒してしまって、受験票が大変な事に…透明なお酒なので良かったです^^。みんな緊張してるって思ったら、少し気が楽になりました。

ビニール袋を開けて、説明を聞きながらブドウ品種を確認すると、今年は基本品種が全部ありました。マイナー品種に自信がないので、全て基本品種で解答する事にします。

まず、白ワイン②はあまり香りがしませんでした。粘性も軽く感じたので、冷涼地域の爽やか系でマークしていきました。しかし、途中から柑橘や白い花を感じて、でも、ペトロール香が無いなぁとも思いながらフランス、リースリングに変更…。2014年。(正解:2016年 フランス、ミュスカデ)

続いて赤ワイン④
実は真っ黒だったので、マルベックかもしれないと思いました。ですが、テイスティングしていなかったので、新世界の黒品種でコメントを選んで、最終的に2013年 アメリカ、カベルネ・ソーヴィ二ヨンを選択。(正解:2015年 アルゼンチン、マルベック)

赤ワイン③は大はずしです。赤④ほどではないけれど強めのイメージでとらえてしまい、2014年 オーストラリア、シラーズを選択。(正解2015年フランス、ガメイ)

速報を見てショックを受けながら、マニュアルを確認。コメントは3分の1ぐらいは合ってるかなとかすかな希望(泣)。

最後に一番冷えてそうな白ワイン①
これはよくわかりました。直前セミナーでフランスとニュージーランドを取り違えてしまったので、特に慎重にテイスティングしました。一瞬、ボルドー?と思いましたが、白②を酸の感じからフランスだと予測していましたので、2015年 ニュージーランド、ソーヴィニヨン・ブランを選択(正解:2015年 チリ、ソーヴィニヨン・ブラン)

リキュール⑤
サンブーカは知りませんでした。

ミュスカデはよく飲んでるのに必死でペトロール香を探したり、赤いベリー系の香りを感じてるのに黒果実の方ヘ向かってしまうなど、試験になるといつもできる事ができなくなりました。それでも、テイスティングコメントは70%くらいは取れていると思います…。でも、危なかったですね^^。

1次も含めて、2年前からあまり成長してないことを痛感しましたが、これからは、お客様と一緒にワインを知ったり楽しんだりする店にしていきたいと思っています。松岡さんの言葉を励みにここまで頑張れました。いつかワインをご一緒できたらうれしいです。本当にありがとうございました。
→いつか必ず!

1 二次試験のテイスティングの感想、苦悩、歓喜
席に着くと、いずれも淡いレモンイエローの白ワインが2つ、わずかに濃淡に差のある赤ワインが2つ、そして透明なリキュールが置かれている。そして、ほんのり漂う吟醸香。“白は、どちらか甲州かな?”“赤は、ピノはまず無いだろう”“目の前にある透明の液体は!?…吟醸酒がでるのか?”などと待ち時間も無駄にしないぞ思いながら開始を待つ。

白ワイン
私の解答 ソーヴィニヨン・ブラン 
仏 2015(正解:ソーヴィニヨン・ブラン チリ 2015

しっかりと特徴的なソーヴィニヨン・ブランの青い香りが出ていたので、迷わず暗記した模範コメントをマークする。

香りの選択肢が8つと増えた。始まるまでは、“品種当てでなく目の前にあるワインに向き合うのだ“と思っていたが、マークの塗りつぶしに手間がかかってしまい、そんなことも言っていられない。

生産国は、フランスにしては香りが青臭く、かといってNZにしては弱く、迷った。いやいや、自分が練習したサンセールがこのような感じだったはず…と思い直して、フランスを選択。今にして思えば、最初に練習したコノスル ソーヴィニヨン・ブランがこのようなわかりやすいものだった感じもする。

出てきたワインは泡立ちもよく、生産年は若いのではと思った。それでも、白の生産年は、基本2015、日本や南半球なら2016もありかもと決めていたので、生産国を間違えたおかげで正解できた。

白ワイン②
私の解答 リースリング 仏 2015(正解:ミュスカデ 仏 2016

最初に、ほのかにバラ?パン?の香り…を感じた。しっかり香りを感じるために、スワリングしたり、手で温めたりして香りを出す。
この時点で、控え目な香り、席に着いた時に感じた吟醸香、淡いレモンイエローで、甲州かミュスカデを選択してもよかったはず。しかし、実際は樽香?あぁ、シャルドネ?と思ってしまう。ただ、持ち直して、白①と同様な外観、白く甘い花の香り、爽やかな酸、まずは基本品種を疑いリースリングを選択。

果実の香りの選択肢数が3つと、ずいぶん少ないのに気が付き、あわてていくつか消す。リースリングを選択したので、香りを感じなくても“菩提樹”は残したが、品種を外した場合に大減点のNGWordとはならないか不安となる。あとから思えば、選択数的にも“甲州・ミュスカデ”フラグが立っていたかもしれない。

生産国は、ドイツのような残糖感や軽さも感じなかったのでフランスとしたが、品種を甲州と判断しなかったおかげで正解となったようなものだ。
→ここをリースリングとした方が意外といらっしゃいました。時折、この手の固く、ミネラル感が突出しあまり主張しないリースリングもあるのですが。このレベルの”白い花”のニュアンスをどう解釈するのか。大切なポイントだったのかもしれません。

白ワインのデイスティングで、20分経過。続いて、赤ワインの2種類の香りをそれぞれ確認する。

赤ワイン③
私の解答 ガメイ 仏 2014(正解:ガメイ 仏 15

赤い果実系で、ピノではない軽め、やや単調な香りを感じたので、ガメイと決めた。選択肢にはマスカット・ベーリーAはなく、外観がルビー系であることからもジンファンデルではないだろうと思った。“へぇ、ガメイが出るんだ。これが今回のひねった問題なのかしら”などと思いながら、品種の模範コメントをマークする。本当はこれがサービス問題なのに…。

赤ワインの生産年は、基本2014、熟成感を取れたら2013と割り切って臨んだが、意外と新しいのが出た。

赤ワイン④
私の解答 カベルネ・ソービニヨン 
仏 2014(正解:マルベック アルゼンチン 2015

外観・香りから、この黒い感じはカベルネ・ソーヴィニヨンだろうとあたりをつける。けれども、味わい、特に渋みは自分のイメージしているボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとは違う。全体的にどことなくあか抜けない黒さ。かといってアメリカ・ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンという感じはしない。メルロ、マルベック、その他イタリア品種の選択肢も確認していたが、困ったら基本品種を選択すべしと決めていた。

カベルネ・ソーヴィニヨンでも、“メルロより渋くない物もありますよ”“カベルネ・ソーヴィニヨンでも、こんな感じの黒もありますよ”と、迷う私を自分で叱りながら、カベルネ・ソーヴィニヨンならば選びたいコメントを塗りつぶしていく。

この時点で、“えー!全部生産国がフランスじゃないか!これは試験としてどうなんだ…”と頭を抱える。しかし、考え直す時間は多くはない。

2 会場の雰囲気等
大会議室に学校形式で机が並べられていた。オリエンテーション5分前に開場。入場前に遠目から色ぐらいは確認できるかも。冷房が良く効いているので苦手な方は対策をした方が良いです。

入場前、知識の確認をしたいのか、あるいは自身の緊張をほぐすためか、話しかけてくる方がいましたが、たいていは迷いが増えるだけで、参考となることは一つもないので、やめてほしいですね

3 ご自身の試験対策を振り返って
1次試験対策はこの講座を基本とし、10年分ぐらいの過去問を繰り返しました。今年は傾向が変わった、難しくなったといわれますが、これまでどおりの過去問対策を丁寧にやっていれば、7割程度は解けるであろうという感触でした。スクールに通ったり、インターネットで関連ブログやHPを何度も確認したりしていれば、さらに1割ぐらいは正答数が上乗せできたと思います。無料で有益なブログや便利なアプリがたくさんあり助かりました。

2次試験対策は89月に集中して、こちらの必勝マニュアルも参照しながら、フランス、代表的なニューワールドの基本ブドウ品種を比較しながらテイスティング。品種・産地ごとの自分のイメージを作ると同時に、模範テイスティングコメントの暗記に専念しました。

模範コメントにある香りを感じられるまでになったかと言われると、なかなか難しいところです。なお、ワインスクールの対策講座も利用しました。

今年は、これまでに出題が少ない品種、生産国からの出題が見られましたが、初挑戦ならばこれまでどおりの基本ブドウ品種中心に対策することで十分に合格圏内だと思います。
→私もそう思いますし、来年度もこれまで通り、基本ブドウ品種でいきます。なんども言いますが、ブドウ品種を当てる試験ではないのですから。
私自身、最後の追い込みでイタリア品種にまで手を広げた結果、いたずらに黒ブドウの選択肢が増えてしまうことになり、それまでに作ってきた品種ごとのイメージが崩れてしまうことがありました。

また、“リースリングなら菩提樹“など特定品種のみに選択さえる解答は、品種を外した場合にどのくらい減点されるのか、また、それぞれのコメントの組み合わせの整合性はどのくらい必要なのかなどが不安でしたが、自分の合否から考えると今回は神経質になることはなかったのだと思います。
→模範解答がどのようにして決められているかを知れば、このようなことを意識する必要がないとわかると思います。

ブドウ品種や生産国の配点が高くないので、大まかに、白ワインなら「スッキリ系」、「華やか系」、「樽系」が、赤ワインなら「赤い果実系」「黒い果実系」が見分けられれば致命的な間違いはなかったのかもしれません。

そう考えると、白①がチリのソーヴィニヨン・ブラン、赤④がアルゼンチンのマルベックとわかるぐらいまで飲み込んできた方には申し訳ないないのですが、今回は初挑戦者にも取り組みやすい内容だったのかなと思ってしまいました。この傾向が続くかはわかりませんが…。
→傾向というか、そんなに突っ込んだところまで問われないということ。今後もそんなに変わらないと思います。

4 この講座(セミナー、マニュアル等を含む)、私に対するご意見、お叱り等
ソムリエ協会のテキストは分量も多く、必ずしも読みやすいとは言えません。この講座は、要点をコンパクトにまとめてあり、知識の確認に大いに役立ちました。今年の1次試験は、この講座で言及のない知識の出題もありましたが、100点を取る必要はないので、それについては割り切りだと思います。本題前のエッセイは、無機質になりがちな講義の華となり楽しく読みました

必勝マニュアルの暗記用模範テイスティングコメント一覧表は大いに役立ちました。欲を言えば、表のレイアウトについて、項目ごとの段、行、同一コメントの位置がそろっていると、俯瞰して品種ごとの違いやそれぞれのコメントが表現したい熟度等の物差し感が頭に入りやすかったかなと感じました。

8月と9月のテイスティングセミナーでお世話になりました●●と申します。

おかげさまで合格することができました。ありがとうございました。

遅くなりましたが2次試験のレポートをお届けします。

沖縄会場:那覇(ANAクラウンプラザ沖縄ハーバービュー、2階宴会場「金鶏」)

開場は11時、余裕を持って10分前に到着。会場前の廊下のソファーに、ソムリエ呼称の方たちも含めて十数人が資料をめくるなどしながら待機していました。しばらくすると、協会の方から「一度入室すると退出できないので、お手洗いなどは事前にすませるように」とアナウンスがありました。そして、定刻に開場。

既に白ワイン×2、赤ワイン×2、スピリッツ×1がセットされており、外観についてはオリエンテーションが始まるまでの10分間、存分に観察できました。多少肌寒いぐらいの室温設定で、苦手ま方はひざ掛けや肩掛けなどを準備されておいた方がいいかもしれません。

エキスパート呼称受験者6人。会場は白いテーブルクロスが掛かった会議用のテーブルが縦2列・横3列、かなり余裕を持って配置されていていました。

・外観について
【白】色合いは白①、白②とも黄色には寄っていない、グリーンがかった冷涼系。粘度も高くなさそう。今まで飲んできたワインを思い出しながら、2つとも「澄んだ」「輝きのある」「グリーンがかった・レモンイエロー」と確認。

【赤】赤③赤④はどちらかといえば、両方とも黒系。ただ赤④の方が赤③に比べてやや濃く、赤④はシラーやカベルネを思わせるイメージ。赤③は、赤④に比べてやや薄く、私の中ではアメリカのピノを思わせる色合いでした。ピノについては、これまで飲んできたフランスのピノの淡いイメージが私の中に染み込んでいて、色合いが濃いだけでピノに結びつけることが試験直前までできていなかったので(直前セミナーでも間違えました)、特に注意していたという事情もありました。

【スピリッツ】無色透明で、液面の厚みがいかにもアルコールの高い粘度のあるイメージ。何度か試飲したウオッカやジンだったらいいなぁぐらいでワインに集中しました(スピリッツは、ワインに比べて圧倒的に勉強不足でした)

・香りと味わいについて
試験開始の合図とともに、まず白ワイン2つの香りを順にとる。グラスに触れた時の温度も冷たすぎる印象なし。

【白ワイン①】
香りを取った瞬間、ソービニョン・ブラン!「草原」を思わせる青っぽいハーブの香り。間違いないと確信。ただ、青さのニュアンスについては初体験でした。ニュージーランドのソービニョン・ブランは濃いパッションフルーツの香りが特徴的で、何本飲んでもほぼ100%的中していた一方で、フランスのものについては根拠が薄弱なまま、シャルドネやリースリングに結び付けてしまう事がままあり、最後まで課題となっていました(直前セミナーでも恐らく私ただ一人、間違えました)。

こんなにわかりやすい香りなのに、ニュージーランドに比べて明らかにパッションフルーツのニュアンスが薄く、でもフランスよりはっきりとしていて、少々困惑。ただ香りがソービニョン・ブランであることには間違いないと感じたので、果実味の強いフランスのものなのではないかということにして、コメントを拾っていきました。生産地、品種ともフランスのソービニョン・ブランで解答。

正解はチリのソービニョン・ブラン。収穫年の判別は私の能力外でしたので、マニュアル通り15年か14年と解答したと思いますが、よく覚えていません。正解は15年。チリのソービニョン・ブランは初出題?いずれにせよ、飲んだことがなかったので生産地の間違いに悔いはありません。
→皆さん、このフランスでもNZでもない微妙なニュアンスをしっかり取られているなと感心しています。

【白ワイン②】
フローラルな香り。ただ、それが何のフローラルさなのかがよくつかめず、肌の匂いと交互に確認しながら首をかしげる。
試験を振り返っても、当日に向けた試験対策を振り返っても、「フローラル」な香りがすると、根拠もあいまいなまま、安易にリースリングに結び付けてしまう悪い癖がありました。そして、一瞬でもリースリングが頭をよぎると、ペトロール香もある?などと「妄想」がふくらみはじめます。実際に試験でもそうでした。

その気持ちを抑えて、抑えて、他の品種ではないかと探り、わからないってことはシャルドネ?でも樽香ないよなぁ、あっシャブリ!?かもしれないけど、それにしては酸味があるよなぁ…などと悩みまくる。
結局、「フローラル」「酸味」「まろやかさや樽のニュアンスはない」「ボリューム感は薄い」といった手掛かりをどの品種にも結び付けられないまま、時間ばかりが過ぎてしまい、結局、「フローラル」に引っ張られて冷涼地域のリースリングを軸にコメントしていくことに決める。(その手掛かりなら「スッキリ、爽やか系」だろ!と、今となっては言いたくなるのですが、私の中で「フローラル」が先行すると、どうしてもリースリングに向かう傾向があります。今後の課題です)。
すると、どの項目だったか定かではありませんが、白①よりも選択するコメントの指定数が少ないことに気づきました。なるほど、特徴をとらえづらい品種なのだと理解したとたん、パチンとミュスカデに直結。「甲州」が出た時は絶対に外したくないなぁと、何度も甲州とミュスカデを比べながら飲んでいたので、すぐに導けました。あとはマニュアルに沿ってスイスイ。(途中、別な項目でも、白①に比べて指定された選択コメントの数が少ない所があり、ミュスカデだと妙に自信を深めてしまいした)。
ただ、この白②については、すべての解答を終えて確かめ直した時に、明らかに当初よりも香りが開いていて、私を惑わせる「フローラルな香り」が強くなっていました。やっぱりリースリングか!?と頭を抱えましたが、今更ブレない方がいいと言い聞かせながら、口に含んでみると、明らかな「苦味」を感じて、リースリングにこんな苦味はない!と自分を納得させてミュスカデのまま試験を終えました。

フランスのミュスカデと解答し、どちらも正解。収穫年はヤマ勘で15年と解答したと思いますが正解は16年でした。

直前セミナーで「(出題者側の方で)ワインごとに解答するコメントの指定数を変えると、受験者に品種が推認されてしまうので、解答の指定数はすべてのアイテムで統一されるようになったのではないか」と聞きました。今回はそれを逆の意味で生かせましたが、コメントの指定数が違っていなかったら、まったくとんちんかんな答えになっていたかと思うとゾッとします。勉強不足をまた実感。

【赤ワイン③】
グラスを傾けて透かすと、色は濃いのに中心部までグラスの向こう側の文字が透けて見える独特のニュアンス。直前セミナーでも間違え、要警戒だった新世界のピノのイメージでした。一応、マスカット・ベーリーAも疑いながら、口に含みましたが、イチゴやキャンディーのイメージはなし。品のある酸とスミレのイメージが、私にとっては紛れもないピノ。新世界のピノのイメージが先行したまま、積極的に疑う要素も感じられなかったため新世界のピノに沿ってコメントしました。新世界は、アメリカとオーストラリアしか飲んだことがなく、松岡さんに習ったユーカリのニュアンスも探せなかったので、生産国はアメリカを選択。

正解はフランス・ガメイ。収穫年は14年と解答しましたが正解は15年。

今思えば、赤④に比べて③の色合いが薄かったのは、紫に赤のイメージが混じっていたからなのかもしれません。ガメイは、ベーリーAやピノとの違いを比べるために、比較的品質の高いボージョレ・ヴィラージュやピノに極めて近いと紹介されたガメイを飲んでいましたが、特徴的とされている外観や味わいに気付くことができませんでした。経験の乏しさを改めて実感しました。

ただ恐らく、解答したコメントの多くは正解に沿っていたのではないかと思っています。現時点での私のレベルでは精一杯だったので後悔はありあません。とはいえ、このワイン、もう一度飲んでみたいです…。

【赤ワイン④】
香り、初体験。直感的に結びつく品種なし。慎重に香りを何度か取りながら、強いていえばシラーかなぁ、といった程度。そう言われてみれば、黒コショウとまでは言わないがスパイシーな香りがなくもない。樽のニュアンスもなくはない。何だか分からない。でも、直前に復習したネビオーロでもサンジョヴェーゼでもない。強いて言えば、カベルネとシラーの中間。まったく検討がつかない。
これまで1アイテム7~10分ぐらいで全解答をこなしていたところを、気がつけば香りや味わいのコメントに手をつけられないまま10分経過。腹をくくるしかないと考え、私の知っているワインの中で一番近いと感じた新世界のシラーと決断。それに沿ったコメントをとり、生産国はまったく根拠もなく一番飲んだオーストラリアで、品種はシラーズと解答しました。

正解はアルゼンチンのマルベック。収穫年はヤマ勘で14年か13年ぐらいと解答したと思いますがよく覚えていません。正解は15年。

アルゼンチンのマルベックは、数年前に恐らく一度、飲んだことがあるかどうかの品種で、ぜんぜん分からなかったことに妙に納得してしまいました。新世界のシラーのコメントにマルベックがどれぐらい一致しているのか分かりません。これからじっくり飲んでいこうと思います。

【リキュール】
色合いは無色透明。香りを取るとはっきりとしたアニス系で、直感的に「ぺルノー」を思い浮かべました。しかし、選択肢にはありません。見つけたのが「リカール」。ぺルノーとリカールって、ほとんど同じフランスのアニス系だったはずだ!と思い出し、心の中で万歳三唱をしながら自信を持って「リカール」を選択。そして、たしかアニス系の飲料って水を入れると白く濁ったはずだと思い出し、口直し用の水を注いでみると案の条、白濁。妙な満足感と高揚感に浸っていました。

正解は「サンブーカ」。しっかりと勉強してこられた方には笑われてしまうと思います。

調べた限り、ペルノーもリカールもサンブーカも「アニス系」のようですが、ペルノーは外観が蛍光ペンのような発色した黄色、リカールは茶色がかった琥珀、サンブーカーは無色透明です。いずれも水を入れると白濁するようです。

お恥ずかしいです。今回の試験でもっとも印象に残る場面となりました。味は好みではありませんが、私はこの3つの飲み物を一生忘れないでしょう。そうした意味でも、松岡さんが常々おっしゃっていた、間違えることの大切さをあらためて実感致しました。
→でしょ。(笑)私、数々失敗してきてますから。今もですが。ありがとうございます。

【まとめ】
おかげさまで合格することができました。今年は合格者速報と同時に配点が公表されていました。主な項目でいうと、外観20%、香り28%、味わい20%(この3項目で100点満点なら68点)、品種9%、生産地6%、収穫年3%となっていて、やはり品種はあてるにこしたことはありませんが、それに拘泥するよりも、ワインのタイプをとらえて「外観」「香り」「味わい」を的確にとらえていく方が合格は確実に近くなると感じました。「飲料の銘柄」(=スピリッツのことだと思います)に至っては配点2%です。4人に3人は合格する試験ですから。協会があえて配点を発表したのも、「ワインの特徴をしっかり捉えてほしい、学んでほしい」という趣旨だったのではないかと勝手に思っています。

【最後に】
今となっては懐かしいですが、「ボルドーの格付けなんて、これだけの数どうやって覚えるんじゃい」と頭を抱えていた今年の春、ネットを検索していてひっかかったのが松岡さんの講座でした。試験対策はもちろん、ワインにまつわるたくさんのエピソードを紹介して下さっているのを読んでいる時は格別に幸せでした。

また、「明日ではなく今日」「試験に合格できるかどうかは取り組めたかどうか」といった人生・行動哲学に大いに共感いたしました。これほどまでに濃密な時間を過ごしたのは、40年余りの人生の中でも初めてだったのではないかと苦笑しています。

ただただ好きで飲んでいたワインでしたが、受験を通して、以前に比べればはるかに知見に骨格が持てるようになりました。8月のテイスティングセミナーでは、懇親会に参加して下さった先輩方が、知識の引き出しを開けたり閉めたりしながら、ブラインドで品種をさぐっていく姿にとても刺激を受けました。

ただ、資格は取ったものの、以前は遠くから眺めていた美しい山々の、しかし登るには険しい山道の入り口の、扉を開けたぐらいに過ぎないと感じています。多少の負荷はかけながらも、楽しみながら、一歩ずつ登っていけたらと思っています。ありがとうございました。

名古屋セミナーでお世話になり、エキスパート呼称で合格しました。
まずは、松岡様にお礼申し上げます。この講座に出会えなかったら、今回の結果はないと思っています。

今年初めて名古屋でセミナーを開催していただけた奇跡に感謝です。一次試験に受かることが先決で二次対策に取り掛かったときは、米・ピノとフランス・シラーの区別もつかない状態でしたので、一発合格は完全に無理だろうと諦めていました。ある時、松岡様の名古屋セミナー開催を知り、マニュアルの存在を知り、神降臨‼︎もしかして私でも合格目指して良いのかな?という気になり、そこからは松岡様を信じてひたすら走り続け、試験当日を迎えました。

マニュアルの暗記は必須と思いながらも結局、完璧には覚えられず、最終的に”伝説の人方式”で行こう!と、当日は何度もあの方の報告を読み返し、試験に臨みました。

会場に入ると、机上に白ワイン2、赤ワイン2、透明の液体1がすでにセットされていました。試験開始までグラスの中のワインをジッと見つめます。

白1に比べ白2は明らかに薄い色。赤は二つとも濃く見えます。
この時点で白2は甲州が頭に浮かびました。良く見ると、赤1がそこまで濃くないことに気がつき、濃い目のマスカットベーリーAかな?

試験開始!

白ワイン1
香りを取った瞬間にソーヴィニヨン・ブランに決定です。でも、明らかにNZではない。ソーヴィニヨン・ブランならフランスかNZしかないと思ってましたのでフランスに。後で思えば、NZではないけど、フランスより明らかに香りが強かったので、チリと聞いて納得でした。→素晴らしい!
(正解)チリ、ソーヴィニヨン・ブラン
(私の解答)フランス、ソーヴィニヨン・ブラン

白ワイン2
外観の印象通り、なんだかボヤっとした香り。樽の感じもなく、私が知っている甲州に似てる。色と香りの印象から甲州に決めてコメントを進める。
(正解)フランス、ミュスカデ
(私の解答)日本、甲州

赤ワイン1香りを取ると甘い印象。そもそもガメイをほとんど飲んだことがないので、マスカット・ベーリーAに決めてコメントしました。最初に品種の選択肢を確認したはずなのにいよいよ品種をマークしようとした時に、ない‼︎マスカット・ベーリーAがない‼︎一瞬焦りましたが、それならガメイしかないなと。コメントはそのままで。
(正解)フランス、ガメイ
(私の解答)フランス、ガメイ

赤ワイン2
一番苦手な濃系。現状自分の中で、濃い系品種の違いに明確な決め手を持てないまま試験日を迎えてしまったので、濃い系と思ったら、カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーにしようと決めてました。コメントはどっちでもいけそうなものを選ぶつもりで臨み、その通りにしました。
フランスにはないと思われる、甘い感じがあったのでニューワールドにしました。
(正解)アルゼンチン、マルベック
(私の解答)オーストラリア、シラーズ

リキュール5
透明の液体っていっぱいあるよなぁ。まずは選択肢を見ると漢字名の謎のお酒。中国酒?もう一つも知らないなぁ。わかるのはサンブーカとウォッカ。
香りを取った瞬間に即決しました。飲んで(舐めて)見るとトロトロ甘系で間違いないと確信!
(正解)サンブーカ
(私の解答)サンブーカ

試験を終えて。
正解したのは、生産国1つ、品種2つ、リキュール、生産年に至っては、多分1つあってたかどうか、くらいの感じですが合格しました。
→ソムリエ試験的にはほぼ完璧なテイスティングでした。8割以上取って完全に合格です。そして、わからない、知らないブドウ品種の対応も素晴らしいです。
試験前にミュスカデもガメイもほとんど飲んだことがなく、良く知りませんでしたが、ミュスカデと甲州、ガメイとマスカットベーリーAのコメントがほぼ同じだということが実証できました。

私の知識が浅いことを逆手に、よりシンプルに考えられたのが良かったかなと思ってます。松岡様を信じてついてきて良かった!と心から思っています。
→合格するために”シンプルに”です。

一つだけお願いできるなら、直前セミナーの時はもう少しワインの本数を減らしてでも、松岡様のコメントがいただけたら嬉しいな、と思いました。

松岡様の講座は完璧です。大変だとは思いますが、これまで通りの講座を続けて欲しいと思います。やっとスタート地点に立てたのでこれからワイン道を突き進んで行きたいと思います。本当にありがとうございました。

一年前に山形でお会いした時に松岡先生に『ついていきます!』と約束をして以来、ブログを見ない日はないほど、『ちょっとまじめに…』は、私の生活の一部になっていました。
一次試験対策から二次試験対策は勿論、気持ちが堕ちそうになったとき、くじけそうになったとき、どれだけ先生に励まされたことか。
スクールに通わず独学で合格できたのは、松岡先生のお陰に他なりません。本当に本当にありがとうございました。
少し遅くなってしまいましたが、報告させていただきます。

会場 仙台サンプラザ

11時開場でしたが10時すぎに到着。四、五名の方がテキストなどで勉強中。私も試験会場前のソファで模範コメント集の最終確認をしました。

時間通りに開場となり、部屋に入るとアニス系?薬草?の香りが漂っているではありませんか。

入室後はいかなる理由があっても私語禁止!と言われていましたが、自分の受験番号の席に他の方が着席しており、受験票を見せるとその方は慌てて移動。しかし、私の席の問題用紙一式を持って移動されたため、追いかけて『すみません、その用紙は私のです』と思わず口に出してしまいました。
とっさに口を開いてしまったので、慌てて試験官を見ると、気づいていたかいないかわかりませんでしたが、とがめられることはなくセーフだった模様。
このことで心が乱れてしまったので、『落ち着け!落ち着け!』と言い聞かせながら目の前のグラスを観察。

白①、白②共に淡いグリーンがかったレモンイエローですが、白①の方が濃いめでディスクはやや厚い。
赤ワインはどちらも紫がかっているけど、赤③の方が淡い。赤④は黒みを帯びて濃い色調。

念のためホッカイロで手を暖めながらオリエンテーションを聞く。自分の席は先頭の一番左、と部屋の隅だったためか、照明が乏しくやや薄暗く感じる。

試験を受けるあたり、自分で決めていたこと。
・最初にブドウ品種の選択肢を確認すること
・主要ブドウ品種以外は選ばないこと
・淡い色調のものからとりかかること
・白ワイン15分、赤ワイン15分、戻って見直し10分、リキュール5分、項目数チェック5分
・ヴィンテージは2つ同じ年を選ばないこと
以上、イメトレを繰り返しました。
→素晴らしいです。こうしてご自身で決めたことをイメージトレーニングを通して固めていく。この繰り返し、やるとやらないのでは、全く違うはずです。そして、ここまでやってもイメージ通りにいかないこともあると思っておくことも大切です。

試験開始!

白ワインの選択肢から、セミヨン、ヴィオニエ、ピノグリ、シュナン・ブラン、ミュスカデを消す。
色の淡いものからとりかかる、という決め事から、白ワイン②から開始。

白ワイン②
粘性はサラサラの軽めで、スッキリとした柑橘系、ミネラルのニュアンスから冷涼な産地、フランス?と予想。
キレイな酸だけど、ミュスカデほどのしゅわしゅわしっかりな酸ではないと思い、フランス ソーヴィニヨン・ブランか?

ひとまず白ワイン①
ん?これこそソーヴィニヨン・ブランの青草の香り!!とてもしっかりと香るし、熱い太陽の元で育ったイメージがふつふつと。新世界のソーヴィニヨン・ブランと予測しコメントを埋める。

ただ、NZのソーヴィニヨン・ブランのような暖かい草原の中にいる感じとはちょっと違う…。この香りは…チリ独特の香り!チリの出題はあまりないし、新世界のSBといえばNZにするのが定石なのだろうけど…私の苦手なチリの香りがしっかりいる!ここは自分のチリセンサーを信じてみよう!
→スゴイですね。でも、こうなれば強いのです。”苦手な香り”であろうが、得意であろうが、この香りはという自分なりのポイントをつかめば。生産国なんて少々間違えても問題ないので、こうして冒険するのもありです。

『素直にシンプルに』と、チリ ソーヴィニヨン・ブラン 2015に。→正解:チリソーヴィニヨン・ブラン 2014
やった!自分の感覚を信じてよかった!

白ワイン②に戻ると、さっきは感じられなかった吟醸香が!!余韻も短く、サラっとなくなる感じ…これは甲州か?
でも、第一印象が大事と、何度も言われたし、第一印象を守るならフランス ソーヴィニヨン・ブラン。ただ、そうすると白①も白②もソーヴィニヨン・ブランになってしまう…。

過去の受験者の報告にも、困ったときは同じ品種を選ぶのもあり!という方がいたし、それでいこう。
ただ、コメントは仏ソーヴィニヨン・ブランでもミュスカデでも甲州でもいいような、ソーヴィニヨン・ブラン 2015と答えましたが、コメントは少し甲州寄りにしました。→正解:フランス ミュスカデ2016

ここで予定より少し早めの13分経過。よしっ、まずまずと、赤ワインへ進む。

赤ワイン③
選択肢からジンファンデル、サンジョヴェーゼ、テンプラニーリョ、ガメイ、マルベックを消す。
さて、外観は紫がかったルビー色、ディスクは薄い。ピノ・ノワールかなぁと予想して香りを取ると!!わたあめの甘い香りにびっくり!
赤系果実の香りもしっかり。

新世界か?と思いつつ口に含んでみると、香りほど味わいは甘くなく、やっぱりピノか!
でも、アメリカほどの甘さはない。フランスのピノとも違う。そうすると、そうだNZのピノだ!…と、最初にわたあめを感じていたので、素直にいけばガメイを真っ先に思い浮かべるところなのですが、最初に選択肢からガメイを消してしまっていたので思い描くことができず、ピノありきで国の選定に走ってしまいました。NZ ピノ・ノワール 2013→正解:フランス ガメイ 2015
→ブドウ品種を絞った結果であれば、ここはピノで問題ありません。ワインの感じ方も正しいですし、コメントもそんなに外れていないはずです。

赤③でかなり時間を使ってしまったので、少し焦って次へ。

赤ワイン④
黒みを帯びたガーネット色。濃い割にはディスクは厚くない。
濃い赤が来たらCSかSyのどちらかを想定!と決めていた。この濃さは新世界だと思い、香りをとらえる。黒系果実の中に赤系果実もあるような…。シラー特有の香りではない感じ。

口に含むと、カベルネ・ソーヴィニヨンのような四角でもない、シラー(シラーズ)のような三角でもない、ジャミーな感じもなく新世界っぽくない…これは松岡先生が言ってたメルローの丸さか!うん、確かに円い。ジャミーでもないからフランスのメルローと考えればすっきり収まる感じだ。フランス メルロー 2014と解答。→正解:アルゼンチン マルベック 2015

答えを見て、マルベック?と驚きましたが、最初からマルベックは対策の眼中に入れてなかったので、外しても仕方ない。対策しなかったことにも悔いはない、と思います。

リキュール5
香りを取り、選択肢からテキーラと中国酒っぽい名前のはありえないと除外。
サンブーカとリカールの二択に絞る。
サンブーカは飲んだことがなかったが、リカールは甘くないのに、これは甘い。きっとサンブーカだろうと予測。リカールは水を入れると白濁するのを覚えていたので、水を入れてみると白濁しないぞ!
よし、サンブーカだ!→正解:サンブーカ

残りの5分でコメントの数に過不足はないかを確認しつつ、白ワイン2つともソーヴィニヨン・ブランにしたことにとまどいながら、第一印象でいこうと腹をくくり、変えずに…終了の合図。

時間ぎりぎり目一杯使いましたが、先生の必勝マニュアルがなければ、暗記していなければ、制限時間内に終えることは出来なかったと思います。まだまだワインのスタート時点に立てただけですが、これからもっとワインの面白さ奥深さを味わっていきたいと思います。ありがとうございました。

私は昨年に引き続き2回目のチャレンジでした。

昨年、思いつきで申し込み、独学で一次は通ったものの二次で惨敗。
独特の試験形式もそうですが、協会の求める用語がわからず途方にくれました。そして、その時思ったのは、試験三日前に見つけた松岡様のブログとマニュアルの存在で、「あぁ、もっと早く見つけておけば」と思ったのでした。

そうした経緯から、本年のリベンジにあたっては、お力をお借りさせて頂いた次第です。

結果、無事合格いたしましたことを報告しますとともに、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

さて、二次試験の感想ですが、試験当日のことはかなり鮮明に覚えているので、その瞬間の視点で書きました。今後受験される方の何かのお役に立てれば幸いです。

東京会場:目黒雅叙園

開場。扉の外からワインがずらりと並んだ景色を眺め、深呼吸ひとつしてから入場。

天井が高い大広間でしたが、光量は十分で、むしろ開放感があってリラックスできました。オリエンテーションの間は当然のことながら目の前のワインを凝視

白ワインは二つはともに薄めの色調で、白1よりも白2の方がさらに薄く、白2には微発泡もあるような…。どちらにせよ二つともフレッシュ系が本線、でも決めつけは危険なので品種の細かい想定は置いておき、澄んだ/輝きのある/グリーンがかった/レモンイエロー、どちらもここまでは確定だな、と頭の中でマークシートに書くところまでをシミュレーション。

続いて赤ワイン。二つとも似たような色調。明るくもなく、黒々しいわけでもなく、じっくり見つめてようやく赤3の方がエッジが明るいかな、という程度の差。どちらも紫がかったガーネットか…、てことは何でもあり。嫌な予感しかしない。
試験開始。

白ワイン二つのグラスを触って温度を確認。大丈夫、冷えすぎてはいない。続いて粘性。白1はやや強めか。逆に白2はやや弱め。

白ワイン1
香りを取ると、きれいにグリーンハーブ、そしてややトロピカルフルーツ。ソーヴィニヨン・ブランに即決。味わいを確認すると、太いミネラルと余韻にわずかな苦味がきて、教科書的といってもいいくらい。
ただ、生産国が分からない。新世界(NZ)と言い切るにはインパクトが足りないし、これくらいの太さならヴィンテージ次第でフランスも全然あり得る。とすればこの粘性は逆に引っ掛けで、良年のフランスなのかもしれない。

判断に困りながら、新世界寄りのソーヴィニヨン・ブランでコメントを取り、生産国もフランスで仮記入。

白ワイン2白1の後ということを差し引いても、香りのヴォリュームが圧倒的に弱い。ということは…、と意識を集中させて香りを取ると、はっきりとパン・ド・ミ。はい、甲州ですね、ありがとう!

味わいも、細かで強くない酸&サラッとした短い余韻と、色調からのイメージと一本で繋がってくれ、解答用紙を見れば香りの指定選択数も極端に少なく、まさかこういう形でも裏付けが取れるなんて、と思いながらスラスラとマーク。

ただ一点、どうしても丁子の香りが取れず、最近経験した甲州ではほぼ取れていた香りなので疑問が残りつつ、生産者によって結構違うからね、と言い聞かせて強引に丁子もマーク。

白ワイン2つ終了。抜群の手応え。しかも試験開始からわずか10分!!

何をマークすればいいかわかっているということ、それがこんなにすごいとは!スタートで躓いてパニックになるのを恐れていただけに、この安堵は大きかった。

マニュアルの効果を肌で感じつつ、深呼吸。そして鼻をリセットします。

さて、赤ワイン。

グラス二つを手に取って見比べると、やはり赤3のエッジがやや明るい紫か。粘性は赤3が強くも弱くもなく、赤4ははっきりと強め。
赤ワイン3
特徴的な香りが取れない。どちらかといえば酸が主体だが、赤系か黒系か判断しようにも赤黒い感じで判断がつかない。
トータルで感じるのはフランスっぽい造りだな、ということくらい。
とりあえずボルドーを想定して口に含む。細い。カベルネとするにはあまりに細すぎる。だとしたらフラン?いや、フランはそもそも選択肢にない。てことは細いメルロ?いや、メルロならもっと丸みや膨らみが欲しい。このワインにはそれがない。
ていうか、タンニンが異常に少ない。見た目の色調をタンニンで裏切るこの感じ、ベーリーAか!と思うもベーリーAも選択肢にない。

うーん…ガメイなの?

スワリングを繰り返すうち、かすかに甘ったるい香りも出てきた。
けれどもこれが果実からくる甘さなのか、イタリアっぽい甘さなのか、判別がつかない。

困ったぞ、サンジョヴェーゼの線もでてきた。ピンキリのキャンティ、タンニンが少ないものだってあるかもしれない。メルロ(あるとしたら日本)の線もまだ残ってる。

解答手つかずで時計を見ると試験開始から20分。つまり結論の出ないまま10分使ってしまったことに。埒が明かないのでとりあえず保留で次へ。

赤ワイン2
粘性からのイメージ通り、香りのヴォリュームが強い。メントール、リコリス、丁子、それから白胡椒…。白胡椒?と思うも明らかに黒胡椒とは違う。加えてわずかにローズマリーのような香りも。とにかくスパイシー、そして荒々しい。

赤か黒かでいえばはっきりと黒だが、果実の香りうんぬんよりも、とにかく植物系の香りがドカンと来る。それが青さに繋がる香りでもなく、ここでカベルネが消えた。
スパイシーさと粘性だけでいけばシラーズ(豪)だけど、濃縮した果実が前面にくるあの感じとは対極なのでこれも違う。

残るはシラー(仏)。スパイシーさと荒々しさだけで判断したらギリギリこの線は残っている。

頼む、濃いシラーであってくれ!と思いながら口に含むも、愕然。

シラー特有の酸がないばかりか、シラー/シラーズであれば確実に感じる「舌に刺さってくるスパイス」を全く感じない。

このワインはタンニンだけが単品で強い感じ。

困った。選択肢が絞れない赤1とは逆に、選択肢が無くなってしまった、という状況。

何度か水で口をゆすぎ、何度も鼻を、そして気持ちをリセット。もう腹を決めるしかない。時間を、これ以上使えない。

シラーをベースに、感じるままのコメントを選ぶことする。ブドウ品種をシラーとすることに全く自信はないけど、シラーのコメントをそのまま当て込むのではなく、目の前のワインからコメントを取るのだから平均点はとれるだろう。そんなマインドで赤2終了。

再び白紙の赤ワイン1へ。残り20分。
さっきよりも甘ったるい香りが強くなってきた。5分ほどスワリングを繰り返すも、やはり決め手になるまでの要素は拾えない。
もう書かなくては仕方がないので、ガメイとサンジョベーゼに共通で当てはまるコメントで埋めていくことに。

当然、指定選択数を埋め切ることはできず、あとは赤2同様感じるままのコメントで埋めていく。ブドウ品種と生産国は、もう一度保留。

残り10分のコール。

最終見直しで白1へ

試験開始から時間が経ったせいか、最初よりも一層太さを感じる。OK。ここまで強ければ新世界確定。生産国をNZに書き換え、コメントも一気にNZへ寄せる。ただ、どうしても取れない麝香はマークできず。

白2、異常なし。

そして赤1。気づけばワインの量は最初の3分の1ほどに。そのせいか、若い紫の色調が強くなったように感じる。香りを取ると…はっきりとイチゴ!

ワインが開ききってくれたのか、あれほど取れなかった決定的な香りがやっと取れた。そうか、ついに仮面をはぎ取ったぞ、お前はガメイだな!コメントを一気にガメイに修正し、生産国と品種も記入。

しかし、赤2は印象変わらず。よって変えようがない。

その日の夕方のテイスティングアイテム発表にはいろんな驚きがありました。
ソーヴィニョン・ブランのチリ、想定してません(笑)!でも、なんか納得。ミュスカデ、ひねくれてるな~。そしてガメイの安堵。

ガメイの文字をを見て合格を確信できました。マルベックはもうね。ほぼ飲んだことないし。

重ね重ね、松岡様と必勝マニュアルに感謝申し上げます。ソムリエ協会の求める用語がわからなかった人間にとって、この存在は本当に大きかったです。

 続きは、三次試験終了後にまた。

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

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 - ●試験を終えて