第129回 今年のエキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返る。1

   

フランス料理の香りについての三回目、シャネルの話から続けます。→一回目はこちら

20世紀初頭、ココ・シャネルは天才調香師エルネスト・ボーに最高の香水製作を依頼しました。短気なシャネルはわずかな期間でその最高の香水の完成を望んだと言います。もともとロシア最大の化粧品会社の研究室に勤めていたボーはアルデヒドの開発に携わっていました。

このアルデヒド、脂肪族や芳香族などいくつかの種類があるそうですが、特有の香りを持ちます。人の体臭のような香りで、ちょっと脂っこくて臭い…。

ボーはどちらかといえばこの”クサい”方に分類される香りを使って新しい香水を作り出しました。それまでの香水は一言で言えば”(人間にとって)心地良いとされる香り”ばかりを集めて作っていたようです。

一般的にはクサいとしか思えないこのアルデヒドの香りも、濃度によっては全く違った香りに感じられるようで→これはアルデヒドに限った話ではありません。香りは濃度によって全く違った感じ方になります。さらに、フローラル系の香りや柑橘系の香りと合わさることで、暖かさや奥行き・深みを表現するようになります。また、この”ニオイ”がほんのりと鼻腔に届くことで、人間の本能に訴えかけるような効果もあるといいます。

このシャネルN°5は爆発的な大ヒット商品となりました。そして、シャネルN°5以降、香水に”クサいニオイ”を加えることが一般的となりました。

さて、フランス料理に話を戻します。

海に囲まれ平野部が少ない日本とは正反対で、海が少なく国土の大半を広大な平野部が占めるフランスにおいて、魚料理よりも肉料理が発達することに疑問はありません。そういう意味では日本料理は魚料理であり、フランス料理は肉料理だと言い切ることができます。

もともと王様に献上するために進歩したのがフランス料理です。王様の為の料理ですから当然、お金に糸目はつけず、手間暇を惜しまず調理されたに違いありません。王様によっては珍しい食材を望んだとも言われております。また、当時は冷蔵庫などあるはずもなく、魚を都会まで運ぶことは困難だったわけです。ですから、フランスでは鳥獣類の肉という肉は全て食されてきたはずです。そして、その中で美味しいとされるものが残り、現代に伝えられてきたのでしょう。春の仔牛、仔羊、仔豚にうさぎ、冬のさまざまなジビエに至るまで。また、カエル(高級食材です)は有名ですし、脳みそも食べるし、豚の血も鳥のトサカも使います。魚の国の日本人が白子を食べたり、塩辛にしたり、ホヤやナマコを食べるのに近いイメージでしょうか。

ある日、本来であれば捨てるはずであった豚の膀胱に肉を入れて火を通すことを思いついた料理人がいたわけです。前回の写真のヴェッシーです。この時代には現在のような便利な調理器具がなかったために、豚の膀胱を使ったのかもしれません。低温調理という考え方もなかった時代に凄いこと考える人がいたものだと感心してしまいます。そして、試行錯誤はあったでしょうが、最終的に一つのスタイルとして後世に伝えられる料理として完成しました。

この豚の膀胱に包まれることで、中の肉にほのかなアンモニア臭と肉肉しい野性の風味が加わります。この特有の風味が先ほどのシャネルN°5のアルデヒドと同様に料理に奥行きと風格を与えるんです。

また、この風味を纏った素材そのものから発せられる香り、加えられるコニャックやアルマニャックなどの香りと相まって、なんというのでしょうか、人間の動物としての本能をくすぐるような香りに近づくんです。さらに、ここに黒トリュフが入ればもう言葉にすることはできないほど妖艶で淫靡な香りが完成します。

フランス料理の香り。

人間の動物としての本能をくすぐるような香りがその答えの一つのように思います。

さて、このピジョン・アン・ベッシーを食べるためにあるグランメゾンに伺いました。

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第129回 今年のエキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返る。1

さて、先日のソムリエ呼称の報告に引き続き、エキスパート呼称受験者からの報告です。皆さん、もうご存知だとは思いますが、マルベックが出題されました。

始めます。

ありがとうございます!おかげさまで終了しました。
結果がわかってからだとメールさしあげられないかも(笑)と思い、ご報告をさせていただきます。

仙台会場

時間通り開場。会場にはテイスティングアイテムがすでに全てセッティングされていました。よってオリエンテーリング中に十分観察する時間がありました。

白ワインはグラスが汗をかいていました。赤ワインは黒く濃い系と薄い系。

白ワイン1
香りの“青さ”からソービニヨン・ブランが浮かびました。ただ、強い香りではないと…。香りだけで決めてはいけないと思い、口に含み、後味にもわかりやすい青さが残ったのでソービニヨン・ブラン決定。実はチリのソービニヨン・ブランも試していました。そのときのチリは独特の硫黄のような香りでした。終了間際、再度確認しても印象は変わらず穏やかなので、そのままソービニヨン・ブラン フランス ー3年としました。もっと若かったですね。

白ワイン2
色調がはっきりとレモンイエローだったのに、香りで甲州が浮かんでしまいました。口に含んでも複雑さはなく、穏やかで酸もあまり感じず、甲州と。練習でも自然派の甲州をミュスカデにすることがありました。もう少し、色調を考えるべきでした。甲州 -2年としました。
→ミュスカデもそれほど色調がはっきりしませんが。穏やかな酸味をとったなら甲州で良いと思います。ソムリエ試験的にはほとんど問題ありません。

赤ワイン3
第一印象からイチゴの香りが特徴的で、さらに甘さをしっかりと感じたので、これはガメイかマスカット・ベーリーAだろうと。しかし、マスカット・ベーリーAが選択肢になく、だったらガメイしかない。いくらなんでもこんなにイチゴの甘い香りがするピノ・ノワールはないだろうし、もっと酸がはっきりしている。赤3は穏やかな酸でした。
ガメイ フランス -3年としました。

赤ワイン4
これは、オリエンテーションの時に“黒い”なと思ってました。香りも若干の樽と黒系果実の香りが主体でした。ただ、この段階では何かわからず、口に含むと湿った感じと若干の酸を感じましたが、いまいち特徴がなく、これはもう消去法でいくしかないと思ったわけです。

タンニンがいまいちはっきりしないのでカベルネ・ソーヴィニヨンはなし。独特のオリーブの酸もないのでシラー(シラーズ)もなし。サンジョベーゼは…もっと酸がはっきりしてるだろうし、独特のシソとか薬品の香りもない。

最初からマルベックやジンファンデルは消していたので(文字通り斜線引いてました)、テンプラニーリョかメルロかというところにたどり着く。うーん、テンプラニーリョはあまり経験がないし、もっと樽の香りがするだろうと思い、メルロにしてしまいました。メルロ フランス -4年だったと思います。
これについては、コメントが近いかどうかもよくわかりせん。また、もしマルベックを疑っても書く勇気はなかったので後悔はしておりません(笑)。
→ワインの分析は完璧です。基本マルベックは黒くて濃い(墨汁みたいなイメージ)品種で、カベルネやシラーのようなとんがり方はしません。その点をしっかり取られています。そして、メルロでいいと思います。コメントもほぼ問題ないはずです。素晴らしいです。

あ、今思いついたのですが、直前セミナーでアルゼンチンのカベルネを出されていたのはこの予兆だったのでしょうか?
→いえ、偶然です。ただ、近年新世界もアメリカ・オーストラリアだけではないなとなんとなく感じていた事は事実です。まさか、マルベックが出題されるなんて思っておりませんでした。前回のソムリエ呼称の報告の時にもお伝えしましたが、マルベックは取らなくていいんです。シニア呼称でも難しいと思います。

話はそれますが、3月ぐらいに飲んだカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンが紅茶やタバコの香りがしてそっくりでした。こんなのは出ないよねと思っていたら直前セミナーで出ました。その後、事情を説明して購入したカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンがまたまたこんな感じでした。変な偶然ですよね。
→少し前のジャムのような強さの時代から徐々に軽めに、きれいに、複雑にという方向にシフトしていることは事実です。

リキュール5
アニスの香りがしてリカールに飛びついてしまいました。しかし、よくみるとリカールは琥珀色でしたね。サンブーカは飲んだことありませんでした。ここは仕方ないと思いました。
→サンブーカはちょっと難しいですね。おそらく、多くの方にとって勉強のためにテイスティングするくらいしか経験しないリキュールだと思います。無色透明というところから消去法でたどり着いた方もいらっしゃるでしょう。ちなみに、試験に絶対に出ないと思いますが、ブラックサンブーカというものもあります。

1月から「ちょっとまじめに…」を見ながら勉強してきました。1年前にはこんなことが書けるようになると思っていませんでした。そもそもお酒にも強くなく、普段から飲まないので経験が少なすぎです。でも、ワインを通じていろいろな人と知り合うことができました。少し、アルコールにも強くなりました。
しかし、弱いときの方がアルコール度数がわかったような気がします。ほとんど0.5パーセント違いぐらいであたりました。最近の方がだめですね。いいような悪いような…。

いつもブログの言葉に励まされました。最後の単純に考えるように!というアドバイスで変に考えすぎたりしませんでした。本当にありがとうございました!

いつもありがとうございます。
この度WE2次を受験し、”ちょっとまじめに”をバイブルにこれまで出来るだけのことはやってきたつもりです。
感触はよくわかりませんが、本日の私の試験内容をお伝えさせてください。

〈正解〉
①チリ ソーヴィニョン・ブラン
②フランス ミュスカデ
③フランス ガメイ
④アルゼンチン マルベック
⑤サンブーカ

〈私の解答〉
①ニュージーランド ソーヴィニョン・ブラン
②日本 甲州
③フランス ガメイ
④オーストラリア シラーズ
⑤サンブーカ

白ワイン①
明らかにソーヴィニョン・ブランの”青い”香りと味わい。第一印象でニュージーランドっぽさを感じず、また、ソーヴィニョン・ブランが出たら順番的にフランスかもという先入観に支配されたのか、フランス ソーヴィニョン・ブランでコメント取り始めました。ただ、ディスクの厚さが引っかかる。とりあえずそのまま白②へ。
→このちょっとした気づき、素敵です。

白ワイン②
明らかに軽い印象。フランス・ミュスカデを疑ったが、ミュスカデの印象ほど酸を感じず、ホロ苦さも感じたため、迷った結果、甲州を選択。
→一つ前の方もおっしゃってましたが、酸をそれほど感じなかったようですね。まぁ、問題ありません。

赤ワイン③
控えめだが甘いキャンディー香。タンニンも殆ど感じない。最初にブドウ品種の選択肢を見て、マスカット・ベーリーAが無いことを確認していたため、迷わずガメイを選択。

赤ワイン④
濃く、粘性も脚に赤色が出るくらいしっかりしていたため、新世界を疑う。アメリカのCSかシラーズを候補にあげ、香りからアメリカンオークのヴァニラ香を感じず、黒胡椒やオリーブっぽさを感じたためシラーズを選択。

リキュール⑤
無色透明。選択肢からサンブーカかテキーラ。非常にねっとりしており、少し口に含んで、明らかにテキーラでなく、ハーブの香り。迷わずサンブーカを選択。

この時点で残り10分。
白①が気になるため、改めて外観から確認。やはりディスクが厚い。香りも最初よりはっきりとソーヴィニョン・ブランらしい青さを感じる。この時点でフランスではなく新世界と判断。新世界ソーヴィニョン・ブランはニュージーランドしか経験なく、自分が知ってるニュージーランドっぽさでは無かったが、時間もないためニュージーランドのコメントに急いで修正。

正解を見て、チリとは驚きましたが、新世界と捉えられたことは良かったかもと自分に言い聞かせています。
→誰もチリだなんてわからないはずです。この小さな気付き、ワインテイスティングとして本当に素晴らしいです。

ブドウ品種は⑤も入れて3個正解したものの、なんとも手応えを感じられず、不安感に苛まれています。ただ、やれるだけのことはやりました。試験は終わったのでもうなんとも出来ませんが、何としても受かりたいです。
→全然大丈夫、間違いなく合格です。

私も諸先輩方のコメントを拝読させていただき、大変参考になりましたので、次年度の方の参考になればと思い報告させていただきます。

大阪会場はホテル阪急インターナショナル6Fの宴会場でした。

11時開場とのことで10時45分頃現場到着。既に多数の受験生が待合いスペースでノートや資料で最後の追い込みをしていました。
11時過ぎに入場案内。携帯電話の電源オフ、入室後は試験終了までトイレも含め外出不可とのこと。(前年情報どおり)
室内には既にワイン4種とその他アルコール1種がセッティングされており、横目で見ながら着席。

オリエンテーションが始まるまでの約10分間、用意されていたワイン白2種、赤2種を凝視する。
白ワイン2種の色目からは、樽をきかせたシャルドネは無い感じ…。リースリングやソービニョン・ブラン、甲州あたりでは…。特に白②は少しぼやけた印象があったので甲州かもと想定。
赤ワイン2種は、どちらも紫が強い印象で赤③よりも赤④の方が黒みが強い。赤③の紫はきれいな色でした。シラーとカベルネ・ソービニョンの2本立てできたのか…と想定。

私は松岡さんのテイスティングセミナーに2回参加する機会に恵まれ、マークシートを埋めるのに想像以上に時間がかかることなどを経験できましたので、コメントを取る際の時間配分に特に注意して臨みました。もちろん、2次対策のバイブルでもある松岡さんの必勝マニュアルも購入してパターン暗記にも努めました。

さてテイスティングスタート!

白2種の香りを順にチェック。白①は草の香りが…。白②はちょっとわからない。白①よりは濃いめのイエローだけど香りが取れず…。

白ワイン①
サンセールのSBを数日前に飲んでおり、第一印象の草の香りが近い気がして、フランス ソービニヨン・ブラン 2015年と解答。

白ワイン②
最初のイメージをキープしていればよかったんですが…。なんとなく白い花系の香りを感じた気がしてリースリングでいこうかと判断。テイスティングをすると白い花、リンゴの感じ、でも残糖感はない…。リースリングっぽいけどちょっと知っているタイプじゃない…。
違和感はあったのですが、ミュスカデは想定外であったこともあり視野に入らず。そのまま仏 リースリング 2014と解答。
その後、見直しの時に同じ国は続かないだろうと思い、ドイツにしてしまうミスを犯しました。
→毎年いらっしゃるのですが、一つ目がこうだから二つ目はこうだろうという考え方は危険です。一つ目が絶対に正しいということはないのですから。

続いて赤ワイン③と④の香りをとる。
想定していたシラーの香り「マリネされたオリーブ」系の香りがどちらにもない…?赤④は樽香を感じるけど自分の知っているカベルネの香りでもない感じ…。困ったな…。でも熟成系のオレンジのニュアンスはないからネッビオーロ、テンプラニーニョ系は否定。

赤ワイン③
口に含むとちょっと淡泊な感じで、赤い果実系。ピノかな?ピノでもニューワールドの感じはないかな。
アルコールのボリュームや樽の感じも弱いので仏だろう!一通りコメントの記入を終え、再度テイスティングしても…。感じました!イチゴ、ラズベリー!これはピノ決定ってことで自信を持って2013年とする。ガメイも私の想定外でした。
→ガメイ、マスカット・ベーリーAが想定外なら、ピノで問題ありません。コメントもまずまず取れているはずです。

赤ワイン④
黒みを帯びたガーネットでシラーではないとするとカベルネしか思い浮かびませんでした…。口に含むとニューワールド的な黒い果実や凝縮感を感じられず、じゃあ仏かと…(実は仏のカベルネ・ソービニヨンって飲んだ記憶ございません)
→私のセミナーに二回来ていただいているなら経験しているはずです。ボルドー左岸のワインです。
赤系、熟成系ではないはずなので、もしシラーでもとコメントはそう変わらないので自信を持ってカベルネ・ソービニヨンのコメントを選択し2013年と記入。
まさかのメルロ・アルゼンチンとは…。松岡さんの言うメルロは丸いんです!に今更ながら納得しました。勉強なります!
→ちなみにマルベックでしたが、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロから選ぶならメルロが近いかなと思います。

リキュール類は選択肢見た瞬間、全く意味不明!こんな酒知らんわ!初めからリキュール類は全く勉強していなかったので出来なくて当たり前で臨みましたが、予定どおり玉砕。

一通り終わった時点で残り時間約10分。ちゃんと規定数のマークが出来ているか確認すると、やっぱり見直し必要ですね!ワインによって香りの特徴の選択肢の数が異なるものも。助かった!

改めて順番にテイスティング①ソービニヨン・ブラン ②リースリング ③ピノ・ノワール ④カベルネ・ソービニヨンと間違っているのにこれで確信してしまいました。

会場は冷房がきいているので服装は気をつけた方がよいとのコメントがあったので、外は30度とのことでしたが長袖対応で臨んで正解でした。

結果はまだ不明ですが、やり遂げた感はあります。
→コメント次第ですが、おそらく大丈夫だとい思います。

2月初旬に「ちょっとまじめにソムリエこーざ」に出会えた事、本当にラッキーでした。ワイン初心者の私にも優しく、わかりやすく、時に叱咤激励され半年以上頑張り続けることができたのは、自分にとってもよい経験であり、新しい発見でもありました。

ワインの楽しみ方、美味しさこれからももっと探求してみたいと思います。本当にありがとうございました!

松岡さんの講座には本当にお世話になりました。まだ二次試験の結果はわかりませんが、覚えているうちに報告しようと思います。来年以降に受験される方に参考になれば幸いです。

京都会場。

時間通りに開場され、既に白ワイン2・赤ワイン2・透明なリキュール1がセットされていました。
オリエンテーションが始まるまで10分ほど時間があり、外に出ることと私語は禁止されてましたが、書類を見ていても咎められる様子がない。
「え!? いいの?」
と思いながらも、私もカンペを取り出して透明なリキュールの項目を頭に入れる。全く役に立ちませんでしたが。

マイルールとして、ブドウ品種は松岡さんの勧める主要品種のみ答えると決めていました。

白ワイン1
淡い色合い。グリーンがかっているようにも見える。粘性はやや強め。
香りは独特の青臭い感じがあったので、ソーヴィニヨン・ブラン確定。香りのボリュームは多いのに、あまり華やかさを感じない。口に含んでも酸をあまり強く感じず、どちらかと言えばやさしい感じ。アルコールのボリューム感はそれなりに。フランスは無いだろうと予測。ヴィンテージは2014決め打ち。

解答→ニュージーランド、ソーヴィニヨンブラン、2014
正解→チリ、ソーヴィニヨンブラン、2015
→外観から香り、味わいまでとらえ方は完璧です。

白ワイン2
こちらも白1と同じような色合い。淡く、わずかにグリーンがかったような。粘性は弱く、サラサラ。
香りがほとんど感じられなかったので、甲州確定。(今のソムリエ協会なら甲州を出すだろうと決め打ちしていたため、ミュスカデは失念)手で温めながらぐるぐる回していると、ようやく少しだけ香りが。ぺトロールのように感じたものの、直感を信じる。
味も薄くてサラサラで、特徴を感じない。どちらかと言えば、酸主体のワイン。

解答→日本、甲州、2014
正解→フランス、ミュスカデ、2016

赤ワイン3
色はかなり濃い目。はっきりとわかるくらい紫がかった色合い。相当若いはず。赤2はもっと濃いので、シラーかカベルネだろう。ならばこっちの濃いワインは新世界のピノか?
粘性もそこそこ。香りは、赤いベリー系の香りが全くしないので、ピノではない。ならば色の濃さからメルロあたりか。あまり特徴のない香り。味は酸は弱め、タンニンはそこそこ感じる。全体的に丸い感じ。ヴィンテージはあまりにも紫色がはっきりしていたので、決め打ちをやめて2015に。

解答→フランス、メルロ、2015
正解→フランス、ガメイ、2015(愕然としました。あんなに濃いガメイ)
→白ワインはかなり的確にワインを感じらているのに、このワインに関してはちょっとずれている感じです。色調の濃さから香りを先にイメージしてしまったのかもしれません。ガメイはピノよりも濃いことが多いと思います。

赤ワイン4
こちらもはっきりとわかる紫色。黒寄りの色合い。粘性も強め。
香りはかなり強い樽の香り。焦げたニュアンスがはっきり感じられる。
酸はあまり感じず、タンニンはしっかり。アルコールのボリューム感も強め。新世界確定。シラーかカベルネなのだけど、私は最後までシラーから松岡さんの言うマリネされたオリーブが感じられなかった。でも、カベルネの鼻にすっと抜けるようなミント感はほぼ確実に感じられるので、このミント感が無いのでシラーに。

解答→オーストラリア、シラーズ、2015
正解→アルゼンチン、マルベック、2015(こちらも愕然、出やがったか!)
→このマルベックは誰も当たりません。そして、当てる必要もありません。ただ、ワインとしての特徴をしっかりとらえて、できればシラーでもカベルネでもないけど、黒系の…というところまでくれば完璧です。

リキュールは選択肢が4つあり、テキーラと茅台酒は違うと分かったので2択で、サンブーカで正解でした。

白ワインはけっこう稼げたと思うのですが、赤が難しかったです。合格していることを祈るのみです。
→かなり余裕をもって合格だと思います。

本日、エキスパート呼称の二次試験を受けてきました。拙い文章ですが、時系列順に思ったままを書かせていただきます。京都会場はウエスティン都ホテルでした。

入場した段階で、すでにテイスティングアイテムが並べてありました。
パッと見た感じでは白ワインはどちらも薄め、赤ワインはどちらも濃い目で、似たような色が並び、嫌だなと思いました。この段階でピノ・ノワールの可能性は低いなという予想だけしました。リキュール類は一種で無色透明でした。

オリエンテーション時にテイスティング用語選択用紙を見ましたが、外観・香り・味わいについては2016年度とほぼ変わりないように思い、ホッとしました。

しかし、ブドウ品種の選択肢が昨年よりもさらに増えて9つずつあり、白ブドウはシャルドネ、SB、リースリングはもちろんのことミュスカデ、甲州、シュナンブランなど。
黒ブドウはピノ・ノワール、シラー、カベルネ・ソービニヨン、ガメイ、テンプラニーリョ、メルロ、サンジョヴェーゼなどなど。
主要ブドウ品種がオールスター級に揃っていました。(ないのはゲヴュルツ、ベーリーAとネッビオーロくらい?笑)
生産国もきちんと9つずつ用意されていて消去法は通じないと思いました。

マークする数ですが、香りの項目が異様に多かったです。赤ワインはどちらも果実・花・植物から8個ずつで、白ワインは白①が果実・花・植物から6つなのに対し、白②は3つしか選ばなくていいみたいで、あれ?って思っているうちに試験が始まりました。

私は同じ色のワイン二種を比較しながらテイスティングしました。

白ワイン①と②
外観
白①も白②も濃くはない、グリーンがかったレモンイエロー。粘性は白①の方があるように思いました。
香り・味わい
白①は第一印象で、自分の中でNZのSBの特徴だと思っている「ネギ」の香りがしました。ただ、「ネギ」感がやや弱い気もするが、それでもフランスのSBではない気がする。少し飲んでNZのSBと決めて②へ。
白②から最初華やかさを感じ、リースリングが一瞬頭をよぎりましたが、よく感じてみると香りが弱いことに気づきました。

白①に比べて圧倒的に弱い。

そういえば香りの選択数も少ないってことは、これは甲州かミュスカデなのでは?と。
しかし、ここでもしそうだとすれば白①も白②も爽やか・すっきり系のコメントになってしまうのでは?と躊躇してしまいました。そこで必死でリースリングの特徴を探すも、やはりあの甘ったるい感じが全くなく、一か八か甲州かミュスカデにすることにしました

家では安い甲州を直前に飲んでいて、その時感じた後味の苦味がなかったのでミュスカデにしようかと思いましたが、まともに飲んだこともないブドウ品種を選ぶ勇気はなく、甲州に決めました。ヴィンテージは適当です。まあ若いだろうってことで両方-2年。
→途中の“白①も白②も爽やか・すっきり系のコメントになってしまうのでは?と躊躇”したところは危なかったです。このように考えて良い結果になることはありません。ただ、そこから持ち直してよかったです。ワインの分析は正しいのですから。

私の解答
①ニュージーランド ソービニョン・ブラン 2015
②日本 甲州 2015

赤ワイン③と④
外観
よくみると赤③の方がやや薄いように見え、紫がかったガーネット、赤④は黒みを帯びたガーネットにしました。
香り・味わい
赤③の第一印象はシラー。華やかな香りがして、直前に飲んだ「サン・コム」と似ている気がしました。味わいも酸味があり、フランスのシラーに決めました。
赤④はあまり知らない香り・味でした。少なくともカベルネ・ソーヴィニヨンではない。土っぽさを感じ、選択肢からテンプラリーニョを選びました。サンジョヴェーゼは個人的に好きな品種で違うと思いましたし、ジンファンデル、マルベックは出ないと想定、最初から候補から外していました。テンプラニーリョを選んだのはまあ消去法です。正直わからなさすぎてパニックになってました。ヴィンテージは例によって適当です。
→赤③のシラーは色調に引っ張られたのかもしれません。シラーはここまで“赤い果実”感がないはずです。一方で、赤④はほぼ完璧。まず、カベルネ・ソーヴィニヨンではないと言い切れること(例え間違ったとしても、自分なりに明確な基準をお持ちなのだと思います)。マルベックの角のない感じからテンプラリーニョを消去法でもイメージできたことは大きく外れていません。

私の解答
③フランス シラー 2014
④スペイン テンプラニーリョ 2012

リキュール類⑤
選択肢がリカール、サンブーカ、テキーラ、茅台酒とテキーラ以外見たことも聞いたこともないものばかり並んでいて笑ってしまいました。一応テイスティングするも、香りも味も強烈で、テキーラじゃないことだけがわかりました(笑)。甘ったるくて度数も高いと感じ、紹興酒的なものかと思って茅台酒にしました。

私の解答
⑤茅台酒

この時点で10分強時間が余っていたので、まず選択数のミスがないかチェックして、そのあと白①から順にもう一度テイスティングしてみました。といっても、テイスティングは第一印象が大切だと思っていたのでよっぽどのことがない限り変えるつもりはありませんでした。

残り5分くらいの時に赤③の香りからキャンディ香を感じました。ひょっとしてガメイ?とも思いましたが、リキュール⑤の強烈な香りがまだ鼻の奥に残っていただけのようにも思え、スルーしてしまいました。マークを直す時間もあまりありませんでしたし。

結局何も変えずに試験終了しました。全体として難しかったなーという感想でした。

夕方発表された答えを見て、初めはチリのSBは無理、やっぱミュスカデか、あーガメイなんか、マルベックは無理やろと恨みました。

しかし、反省点もあるなと思いました。
外観の粘性や酸・アルコールの強さといったことをあまり意識せずテイスティングしてしまったことです。結局、何となくでブドウ品種を決めつけ、そこからただ暗記したコメントをマークするだけになってしまいました。やはり、品種や国を予想するに当たって意識すべきことをきちんと練習して本番に挑むべきでした。
→ブドウ品種を当てることよりも、ワインの強弱を感じることがソムリエ試験的に大切です。

これからもワインに励んでいこうと思います。

松岡様の講座は今年の一月にたまたま発見し、それ以来ペースメーカーとして本当に役立たせていただきました。テイスティングセミナーにも何度か参加させていただき、本当に勉強になりました。

「必勝マニュアル」には本当に助けられましたので、少しでも参考になればと思い投稿させて頂きます。

会場:仙台
空調は程良く、熱くも寒くもない感じ。照明は、白色蛍光灯の色合いで、少し暗め。
白ワインは2つともグラスに水滴あり。赤は無し。ワイン以外のお酒は、無色透明。甘い香りが漂っていました。

白ワイン①
外観は澄んだレモンイエロー、やや軽い粘性。
香りは、緑の香りがたっていてソーヴィニヨン・ブランかなと。
味わいは、すっきりとした酸味と若干果実味が弱く、粘性も軽く感じたので、産地をフランスと決めました。ヴィンテージは2015年と。

白ワイン②
外観は、白①より淡い感じ。粘性もさらっと。
香りも、控えめな感じだったのでミュスカデか甲州かなと。
味わいは、やさしい酸味と最後に苦みを感じたのと、この二者択一で迷ったら甲州と決めてましたので、結果、日本・甲州に。これもヴィンテージは2015年と。

赤ワイン③
外観は、明るい紫がかったルビー、やや強い粘性。
香りは、ラズベリー、ブルーベリーなど赤系果実を感じたのでピノ・ノワールかガメイかなと。
味わいは、まろやかな甘み、やさしい酸味とタンニンも赤系にしてはそこそこあったと思い、ピノとガメイの良いとこ取りのよう感じ、迷った結果、確率論的にピノ・ノワールに決定。ヴィンテージは2013年と。

赤ワイン④
外観は、黒く濃い。照明が少し暗いせいかとも考えグラスを傾けても、かなりの黒系。粘性もかなり強く、濃縮感が強い印象。
過去の出題を見て、カベルネ・ソーヴィニヨンがここしばらく出題されていないことから、また、チリが今話題になっているのでこれはチリのカベルネか、定石のオーストラリアのシラーズじゃないかと推測しました。
ところが、香りを取ってみると、確かに黒系果実の香りはあるのに、カベルネ特有のメントールが感じられない?あれ?
土臭さも感じたので、シラーかなと。でも、松岡さんが仰る特有のマリネ・オリーブの香りもしない。
そこで、ブドウ品種の選択肢をもう一度見直すと、最後にマルベックが。
結構前ですが、このマルベックを飲んだことがあり、ちょっと土臭くて美味しく感じなかったことを思い出し、アルゼンチン・マルベックに決定。ヴィンテージは2013年と。
→的確にワインの特徴をとらえていること、カベルネ、シラーの特徴を理解されており、しっかりと違うと判断できたこと、目の前にあるワインと昔の記憶がつながったこと、このレベルで判断できるなら冒険しても(主要品種以外を選択すること)よいかもしれません。ただ、自信のない方は合格するために絶対に真似してはいけません。

リキュール⑤
リキュールに関しては、席について直ぐに無色透明のリキュールの甘い香りが漂っていたのと、イタリア好きも相まって、サンブーカは解りました。

振り返って。

必勝マニュアルや参加させて頂いたテイスティングセミナーで、自分が持っている感覚と一般的な感覚とのズレを確認できたことで、テイスティングに対する自信がついたと感謝しております。この必勝マニュアルは、独学で勉強している自分には最強のバイブルでした。

合否は、またお知らせします。
今回、駄目でしたら、また来年もよろしくお願いします。(笑)
→全く問題なく合格です。

先生には直前まで質問させていただき、本当にお世話になりました。必勝マニュアルも読み込んで臨みましたし、嬉しい報告をしたかったのですが、微妙な報告となりますことをお許しください。

会場は東北とだけ報告させていただきます。

お部屋は過去の受験生の皆さんがおっしゃるようにクーラーが効いていてちょっと肌寒い感じ。テーブルにはすでにグラスが5つ置かれてありました。

白2つは水滴がかなりついていて、冷えていたのが見て取れました。よく見えなかったけれど薄い、グリーンがかったレモンイエローかなという印象、冷涼なイメージ。
赤2つはどちらも濃いめ。ひとつめはは赤っぽく、もう1つは黒っぽい。どちらも紫が残っていそうで、若そうだなと。粘性もありそう。

リキュール類は透明。選択用紙(解答用紙)をみてもテキーラしかわからず。ヤバイ…。

試験スタート。

白ワイン1
色調に対して粘性は高め。温暖な地域か?香りは柑橘系、青っぽさを感じたのとアプリコットやパッションフルーツ香で温暖なソーヴィニヨン・ブランかなと。となるとニュージーランド(その割には控えめな果実香かとは思いましたが)しか頭になく、2015 ニュージーランド ソーヴィニヨン・ブラン(正解は2015 チリ ソーヴィニヨン・ブラン)

白ワイン2
こちらも意外と粘性があり、白1よりは経年してそうと思いつつ香りへ。酵母感がすごく、すぐにミュスカデかと思いましたが、その後吟醸香を感じ始め、悩みに悩む。今の流れ?からきっと日本だろうと思い、2016 日本 甲州 とする。(正解は2016 フランス ミュスカデ)

赤ワイン3
色調からピノを疑う。粘性が高いので温暖なピノかな…。でも、アメリカではないなと。フランスなら香りにもっとミネラルを感じるだろうけど、なんだかスパイシーな香りも…。フランスのピノにしていたところをギリギリになってニュージーランドのピノへ。甘いイチゴの香りはしたけれど、そんなにキャンディ香もせず、ピノのまま…よって第1アロマが強いを選択。手痛いです。私の答えは2015 ニュージーランド ピノ。(正解は2015 フランス ガメイ)
→フランスの2015年は強い年ですから、いつものガメイ以上にしっかりしていたんでしょうね。でも、問題ありません。良いペースです。

赤ワイン4
黒系果実。血液や肉などのアニマルっぽさ。黒胡椒などのスパイシーな香り…。マルベックもかすかに浮かびましたが、選ぶのはこわくて、基本に従い、オーストラリアのシラーズを選択。シラーでなかったことはよかったのかな…。ヴィンテージは2014にしてしまい、完全に全滅。(正解は2015 アルゼンチン マルベック)
→いえいえ、ソムリエ試験的に素晴らしい解答です。メルロならさらによかったかなと。白、赤ともにワインの分析は完全に合格圏内です。

その他の酒は全くサンブーカを知らず、勘でリカールを選択。最悪。

このような感じなので、かなり微妙かと思います。祈るばかりです。どうなんだろう…。結果わかりましたら、また報告させていただきます。
→間違いなく合格です。

まずはこれまで支えていただきましたことに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

ソムリエ試験対策では大変お世話になりました。
松岡先生にどれだけ助けられたかわかりません…。本当にありがとうございました。
さて、二次試験の報告です。

会場は仙台です。ほぼ時間通りに開場、スタートでした。
既にテイスティングアイテムはすべてセットしてある状態で、白は少し汗をかいてるかなぁ…という感じでした。

まず外観。白①も白②も淡め。なんとなーく、白①がソーヴィニヨンかな?白②が甲州?と思って見てました。そう思うと白②が少しベージュがかって見える不思議…。(笑)
→無意識に自分の求めるモノ(特徴)を探そうとしますから。

白ワイン①
香りは明らかにソーヴィニヨン・ブラン。ただ、生産国がわかりません。ニュージーランドにしては南国フルーツが足りないし太さも物足りない。フランスにしてはフルーツ感が強い…。
ロワールのソーヴィニヨン・ブランは私にとってはもっとフルーツ感も少なくフレッシュ、酸味も強いんです。
でもニュージーランドのフルーツムンムン感でも絶対ないんです。
悩んで、、、悩んで、、、フランスにしてしまいました。まさかチリだったなんて。少しも考えてませんでした…。泣
→泣かないでください。ワインの分析は完璧です。誰もチリだなんて思いませんから。

白ワイン②
あまり香りが感じられず手のひらで温めます。あっ、吟醸香!食パンの香り!味わいも軽く酸味も穏やか。甲州じゃん!と思ってしまいました…。
吟醸香を感じた時点でミュスカデはスルーし甲州にいってしまいました。なんとなくミュスカデ出すなら甲州でしょとも思ってしまったのです。なので結果品種も国も落としました…。ショックーーー泣。
→ここも全く問題ありません。今の時代、確率的に甲州です。ミュスカデを選ぶには勇気が必要です。

続いて赤ワインです。
外観は赤③が赤系、赤④は黒系です。

赤ワイン③
マスカット・ベーリーAが選択肢にありません。ということで、外観からピノかガメイを想定。
香りはやはり赤系。甘やかな香りでガメイを疑います。色も紫よりだし…。
味わいに移ります。あれ?結構渋みがある!ガメイってもっと甘やかで、サラサラだったよね…。よく見るとコメント欄の花、果実などの項目は8つも選択。
ということでピノを選択…。でも酸味は少なかったんです。フランスほど複雑さはないし、でもアメリカほどジャミーでも樽感もない。間をとってニュージーランドに…。ここも品種、国ともに撃沈です。これが一番ショックかも。
→まぁ、大丈夫。

赤ワイン④
一番迷いました。香りが若干薄っぺらに感じたんです。でも、明らかに黒系。フランスのような酸やミネラル感、なんというか固さはない気がしました。

第一印象は暖かいところでしたが味わいは物足りない。樽感もあるにはあるけどニューワールドにしては希薄。でも、黒系はカベルネかシラーにするって決めてたし、マルベックにする勇気はない。シラーの酸味はないから違和感を感じながらもカベルネに。国は樽感少ないと感じたにも関わらずアメリカに…。まさかマルベックだったなんて〜!国も品種も落としました…。
→ワインの感じ方としては素晴らしいですよ。そして、ソムリエ二次でマルベックなんて答えなくていいんです。

その他飲料はサンブーカを飲んだことがなく間違えました。ここは経験値が足りなかったので仕方ない!

以上の結果になりました。非常に厳しいと自分でも覚悟しています。
→全く余裕で合格です。ブドウ品種等は外していますが、ワインの感じ方はとても良かったと思います。

でもこの数ヶ月、久しぶりに必死に勉強し、ワインを通じて様々な出会いがあったことこそが私の財産になりました。
結果がどうあれ、ワインが大好きです!
最後になりましたが松岡先生のブログを読むのが毎日の楽しみでした。今後も読ませていただきます。本当にありがとうございました。

名古屋会場です。
11時開場でしたが、10時過ぎに到着してしまい会場のロビーでしばし休憩。早すぎたかと思いましたが、もうすでに4,5人の受験者が到着されておりました。開場までの時間テキストのテイスティングコメントを最後の詰め込み。

開場し着席すると白2、赤2、透明なリキュール1が並んでいました。白は2つ共に薄くてやや、グリーンぽい感じ、赤は2つ共にいわゆるガーネット色で濃い感じで、遠目には区別が付きませんでした。

白ワイン①
まず白①から。いわゆるグリーンがかったイエロー、粘性は中程度か?冷えているためか香りが弱い、柑橘系の香りをはっきり感じる。そして、ハーブっぽさというか例の青臭さがある。ソーヴィニヨン・ブランだ!と判断、しかし生産国は?青臭さが弱い、まだ冷えているため?自分の経験ではニュージーランドのは冷えていてもはっきりと青臭さが感じられるものが多い。フランスか?なんとなく違和感を感じながら次へ。

赤ワインまで一通りテイスティングして再度白①に戻る。温度が上がったためか青臭さが強烈、いくら温度が上がってもフランスのソーヴィニヨン・ブランはここまで青臭くない。

ということでニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン、2014年と最終判断。

白ワイン②
薄い。とにかく色も薄いし、粘性も低い。何とも言えぬ独特の香りが鼻をつく。どこかで感じたことのある香り。そうだ!大阪のテイスティングセミナーで出てきた甲州…。とりあえず、甲州でコメントをマークしていく。でも、なんとなく違和感が…。マーク箇所を間違えたりで、ここまでで約25分経過、急がなければいけない!少し焦る。

赤ワイン③
かなり濃いガーネット。見ているだけの時はCS・Sy・Meを想定していましたが、意外に粘性が低い気がする。
しかも、香りは赤いベリー系…。ブルゴーニュのピノにしては濃すぎるし、新世界のピノにしては樽香りがしない。
???
飲んでみると酸が弱く、タンニンも弱い、色の割にシンプルなワインに感じる。もしかしてガメイ?でも、確率的には低そうだし悩むが時間が無い。
自分の舌を信じてガメイをマーク、テイスティングコメントもそれと整合性を合わせる。

赤ワイン④
赤③より少しくすんだ感じのガーネット。粘性もそこそこ強い。CS、Sy、Meを想定して進めることにする。

香りには若干甘さが漂う黒いベリー系。口にしてもやや甘さが全面に出ている感じで、酸は弱め、タンニンもそう強くない。ただインクっぽさを口に中で感じた為(Syを判別する時の自分なりの基準です)シラーであろうと。
フランスのシラーとしては甘さが強すぎる感じがするため新世界と判断する。オーストラリアならもっとジャムっぽい感じがすると思ったけど、安ワインならこんなもんかと思ってオーストラリアに決定。テイスティングコメントもシラーズに合わせてマーク、この時点であと10分。

リキュール⑤
何だこの焼けるようなアルコール濃度と濃厚な甘さ、個性的な香り。飲んだこと無い!テキーラでは無さそうですが、ソムリエ協会のことだからこれからは中国にも目を向けよう、なんて勝手に妄想して芽台酒をマーク。

最後まで気になっていた白②を執拗にティスティング。甲州だとよく感じる日本酒っぽさをあまり感じない、ミュスカデ??、松岡様のテキストには迷ったら甲州とありましたが、最終的に自分の舌を信じてミュスカデに変更。
マークミスをチェックしていたら試験終了。本当に時間が厳しい試験でした。

帰りの電車の中で自分の力の無さを痛感しておりましたが、ソムリエ協会の発表を見て4つのワインのうち3つ当たってた!
この1ヶ月ひたすら自宅でテイスティングした効果が出たか?不合格でも良いです、達成感はありました。
→全く持って合格圏内です。

松岡先生、
講座及びテイスティング・セミナーでは大変お世話になりました。的確なアドバイスも含め、先生のブレない指導に深く感謝しています。

東京会場、目黒雅叙園。

会場は2階との案内であったが、2階と3階の宴会フロア宴会場を使用。1時間も前に着いてしまったため、まだ人も少なく、宴会場前の数少ないソファーに座ってノートを見直す時間がたっぷりあった。しかしながら試験30分前になると、宴会場フロアの廊下は人であふれ、ソファの周りにも立ってノート・プリント等を見返す受験生で異様な雰囲気に。なんだか座っているのも落ち着かない雰囲気になり、トイレに行きがてらあたりを歩きまわることに。

会場は11時とのことだったが、各試験会場の扉が開いたのは115分前後。どの部屋も同時案内だったように記憶している。入り口付近までテーブルが配置されていたため、部屋の外からも並べてあるグラスが確認できた。すぐに部屋に入って自分の席を探して着席する人もいれば、「白は淡いわねぇ」とか「リキュールは透明だ!」とか廊下から確認しながらなかなか部屋に入らない人もいた。

私は他の受験生の様子をうかがいながら、しっかりグラスを睨みつつ部屋に入りました。事前に席を確認したところ、最前列中央だったため、迷うことなく着席。室温は寒くも暑くもない適温だったが、白ワインのグラスは水滴で曇っていた。

オリエンテーションが始まるまでの5分程度、透明のビニール・シートに解答用紙の表面が見えるように入っているので、印字されている名前を確認するように案内がある。オリエンテーション用の案内が入っており、当然開封はできないので、テイスティング用語選択用紙と解答シート裏面(赤ワインとリキュール類)は確認できないが、表面(白ワインの解答用紙)は目視できるので、項目ごとの指定数を確認した。

そのうちに、用紙に書いてあることを各自読むように指示があり、5分後には試験監督が要点を口頭で読み上げ、定刻20分になり静かに試験開始の指示。

最初に、テイスティング用語選択用紙の両面を確認し、ブドウ品種のチェック。

白ワインの二つのグラスの曇りをぬぐいながら外観観察開始。この時点で会場が宴会場によくあるシャンデリアが主照明のため、会場内がかなり黄色みを帯びた明るさであることに気が付き、色調や濃淡の判断に気を付けなければと思い直す。それでも、白ワインはどちらも淡いレモン・イエローと見えたため、スッキリ爽やか系かな、と思いながら香りを取る。白1で、かすかに青さを感じ、白2も青いというか蒸れたような香りを感じたものの、どちらも樽香もなくはっきりしない感じにちょっと動揺する。そして、もう少し温度が上がってからと思い、ブドウ品種を特定しないまま赤ワインに移動する。
【ここまでは、自分はまぁ冷静だ、と思っていたのですが

赤ワイン3
やや濃いめのルビーの色調からピノ・ノワールを期待して香りを取りました。そして、一瞬かすかにキャンディー香が感じられたもののすぐに見失い、ピノ・ノワールじゃないかも、と動揺する。

【今振り返ると、この時点でやはり冷静ではなかったのでしょう。先生のマニュアルに赤は印象がどんどん変わるワインもあるから香りの第一印象を大切に、とあったことを肝に銘じていたはずなのに、すっかり頭に浮かばず、動揺したまま味わって特徴のなさにさらに動揺しました。ここでも、味わいの単調さと最初にかすかに感じた香りの印象をつなげて考えれば、ガメイを思い浮かべたはずだと思うのですが、これが試験ですね。そして、これが私の今の実力なんだとも思い知りました。】

赤ワイン4
ひとつ前で動揺したまま、テイスティングを続ける。
こちらは外観がかなり濃い黒系、と思いつつも、紫の色調をはっきり観察できたのでシラーか?と思いつつ香りをとってみる。あれっ、シラーでもカベルネ・ソーヴィニヨンでもない、いままでに経験したことがない香り。味わってみると、タンニンをはっきり感じる以外はよくわからない味わい。

このワインは、黒系だったらシラーかカベルネ・ソーヴィニヨンに絞るしかないレベルの自分には厳しいなと思い、白2種に戻って集中しようと思う。ここまでで開始10分程度だったはず。

白ワイン1
まだ香りがはっきりしないものの(これは最初の香りの印象に忠実に)、なんとなく青さからソーヴィニヨン・ブランと想定して味わってみる。ボリュームもトロピカル感を感じられず、酸をある程度感じられたので冷涼地のソーヴィニヨン・ブランと想定しコメントをマークし、生産地フランスとする。
ただ、悲しいかなソーヴィニヨン・ブランロワールとNZに絞って試飲を重ねていたので、トロピカルを感じられず、NZ・SBに疑問をいだいてしまったら最後、フランス以外の選択肢しか持ち合わせていなかったのも現実でした。さらに、フレッシュ系白は2015年と方針を決めていたのになぜかこのソーヴィニヨン・ブランのみ2014年としてしまったのかは記憶が定かではないです。
→問題ないですよ。

白ワイン2
あらためて取り組むと青っぽい(と思った)不思議な香りはますます強くなり、この時点でもしやこれは吟醸香?と思ったけど、吟醸香という言葉が頭に浮かんだ時点で、シュール・リーをした甲州!と短絡的にかつ断定的に考える。味わいも余韻がなさすぎこの単調さから、ますます甲州と考えコメントの選択を進める。
これも今から考えると、一瞬、単調だが以外と酸もしっかりだな?と感じたものの、いままで甲州をRiやシャブリと取り違えてきた経験を強く意識し、肝に銘じていた先生のアドバイスも思い出し、さらには直前にシュール・リーをした甲州を飲み続けていたこと等々により、感じた酸の印象の分析をすることなく、吟醸香と単調さのみを重視してしまった結果です。ミュスカデが甲州同様単調で酸もしっかり、とのマニュアルの示唆はすっかり消し飛んでおりました。そもそも前述のように、用語選択シートを見た際に、ミュスカデは目に留まっていなかったようです。それに、甲州は強く意識していたものの、実際に甲州とミュスカデを比較して自分のものにしていたわけでもないので、これも自分の限界でした。

この時点で約20分強が経過。まだ赤に約10分ずつかけられる、と思った。

赤ワイン3
疑いを持ちながら、コメントは冷涼地の赤い果実系を念頭に選択を進める、が、スッキリするわけがなく、悩む悩む。ましてや赤4もシラーなんじゃないのなんて思ってきているし。

赤ワイン4
黒い果実系で熟したローヌのシラーとしてコメントを選び始める。
これも悲しいかな、赤ワインは基本3品種以外はあまりに経験値が少なすぎました。それでも、ジンファンは果実味と甘さがあったはず、と除外。テンプラリーニョは昨年出たので、今年はないであろうと考えても、ほとんどちゃんと飲んだことがないマルベリックは目に入って来ませんでした。このタイミングで、やはり基本3品種に絞った方針を忠実に守ろうと思い直し、どちらの特徴も香りからはとれていないにも関わらずシラーかカベルネ・ソーヴィニヨンに絞り、紫のニュアンスからシラーとしてしまいました。

赤4のテイスティングで10分以上時間を費やし、あと10分くらいしかないことに気づく。赤3はまだ迷っている。この時点でも最初にかすかにとった気がするキャンディー香は取れずにフランス ピノ・ノワールとしてマークする。
なんであれほどピノ・ノワールとしては単調と思っていながら、もっと積極的にガメイを疑わなかったのか今も不思議で一番悔いが残ります。これも自分の引き出しには、キャンディー香=ガメイという情報しか入っていなかったから、その他の分析から検討することができなかったのでしょう。

残り10分を切って、リキュール類に着手。
無色透明で、強いアニス香、味わってみてむせるような甘さとアルコール度、となれば、4つと少ない選択肢で無色透明のリキュールはサンブーカしかない、と即決。残りの選択肢で無色透明はテキーラがあったが蒸留酒だし、リカールは琥珀色だし…。
4つ目の選択肢にあった芽台酒がマオタイだなんて。あとで調べてみて気が付いた次第で…。でも、アニス系のリキュールであることは確実だったので、わからん漢字のお酒は無視!しました。さらに、強いリキュールだったので、やはりワインを先に取り組んでよかったです。

まだ、残り時間5分以上ありましたが、もはや舌と鼻はワイン・テイスティングの為に機能しませんでした。(アルコール度数が高そうだったので、ちょこっと舐める程度で確かめるつもりだったのに、ちょこっと以上口に含んでしまったし…)

以上です。ソムリエ協会の求めるものが変わってきているのか、今回のWEは基本ブドウ品種以外が多かったのですが、この講座の方針は基本的に今後も通用するのではないかと思っています。いずれにせよ、私個人としてはまだまだ研鑚が必要だと認識できたという点で、いい試験だったのではないかと思います。結果がでましたらあらためてご報告させていただきます。

本当にご指導、ご鞭撻ありがとうございました。

ご報告ありがとうございます。まだまだいただいておりますので、ぼちぼちまとめて公開いたします。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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 - ●試験を終えて