第142回 ソムリエ呼称、シニア呼称合格発表

   

せっかく行ってきたので、ジョージアワインについてもう少し。

ジョージアワインと料理の相性

ジョージアでの滞在中、ずっとジョージアワインを飲んでいました。言うまでもありませんが、ジョージア料理との相性は最高です。その土地のワインと料理、長年共に食され飲まれてきたわけで、それぞれが寄り添うことに異論はありません。そして、このジョージア料理、日本人好みの味わいでもあります。

特に、毎回夕食にいただいた豚や鶏の炭火焼との相性は抜群でした。このように炭の香りを纏った肉料理、日本では”焼鳥””焼とん”などとは最高に楽しめると思います。

ジョージアの白ワイン(オレンジワイン)は、柑橘類の香りを、それもレモンやオレンジではなく日本の夏みかんや文旦のような少し穏やかで、優しい渋みを思わせながらも奥行きのある香りを持ちます。加えて、ややスパイシーと感じる独特の風味としっかり目のタンニン、深い味わいが特徴的です。
このスバイシーさと心地良い渋みが、炭火焼の風味、豚や鶏の味わい・繊維質からくる食感に同調するのでしょう。

同様に、この風味と程よい渋みから、サバやアジ、サワラのような青背の魚との相性も想像できます。これらのちょっとクセのある魚は軽い赤ワインと相性が良いのですが、近いイメージです。
さらに、この香りと重心の低い味わいは、アジア系の香草やスパイスを使った料理とも存分に楽しめると思います。ジョージアではパクチーとクルミをよく食べるのですが、これらが使われた食卓の香りがもう”ワインと合うよね”という感じで、最高でした。

食事が始まる前の食卓。これから前回紹介したような料理がどんどん出され、お皿(料理)の上にお皿が重なります。

さらに、私はこの”日本の柑橘の風味”を持つ白ワインをキノコ料理に合わせることがあるのですが、このジョージアの白ワインも今後一つの選択肢になるであろうと考えました。

ある意味無国籍な日本の食卓のイメージに近いジョージア料理。そのジョージア料理に合うワインなので、日本で食べる料理(日本料理とは限定しません)にもジョージアワインは寄り添ってくれるんじゃないかなとイメージしております。

このジョージアワイン、単体でも楽しめますが、やっぱり料理が欲しくなります。この食中酒としての存在が今後、私の中で何かに昇華されるような気がしております。

ジョージアワイン、想像以上でした。

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さて、本日、ソムリエ呼称、シニア呼称の合格発表がありました。長く険しい道のりでしたね。お疲れ様でした。

私も少しホッとしております。このところ、冒頭で”のんびり更新しております”とお伝えしていますが、”何かに追われることなく、ゆっくりと自分の時間が持てる”なんて素晴らしいことなんでしょう。

こんなこと自慢気にいうことではないのですが、私は2月ころから10月くらいまで自分の時間の大半をこの講座の更新のために費やしておりました。→飲食店勤務ですから帰宅は24時前後です。

この頃は「◯時に寝るとして、ご飯を食べてお風呂に入って、あと何時間何分あるからここまでできるな」とか「もう3時か、あと20分でここまで仕上げて、残りは通勤の電車の中で確認して…」まぁ、こんな生活を数か月間続けていたわけです。→私は朝9時前に起きてちゃんと朝ご飯を食べて、25~30分ほど電車に揺られて45分かけて出勤しています。あっ、休みの日はちゃんと美味しいものを食べに行って、美味しいお酒を飲んでますけどね。

人は弱いもので、目標がないと、追い詰められないと、頑張れない人の方が圧倒的に多いと思います。今の私が良い例です。9月末頃までは1分1秒を大切に、寝る時間を削って生活していたのが嘘のようです。今日は疲れたから明日でいいか、とぼんやりしているうちに更新が一週間くらい空いたりしたんです。

でも、今はちょっとくらいイイかななんて思っています。今だけですから。

皆さんも多少の違いはあれ、上記のような精一杯の生活を送られたことと存じます。そして、二次試験、三次試験を終え、精神的には完全に解放されたことでしょう。この開放感は頑張った方ほど大きいものです。存分に味わってください。そして、しばらくこの開放感を堪能した後は、また歩き始めましょう。この開放感は長く続けるとただダラダラしているだけの状態になってしまいます。

“人生楽ありゃ苦もあるさ”の水戸黄門の歌の2番と4番の歌詞は以下になります。←古い?

人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに追い越され
泣くのがいやならさあ歩け

人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ

人生、立ち止まっていては絶対に前には進みません。そして、常に前に進んでる人がいるんですから止まっているとその差は開くばかりです。

ワイン道に限った話ではありません。少し休んでまた歩き始めましょう。

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第142回 ソムリエ呼称、シニア呼称合格発表

本当にお疲れさまでした。

●本当に残念ですが、今回は合格できなかった方へ
お伝えしたいことは第131回に書かせていただきましたが、改めてもう一度。

本当に残念でした。悔しい気持ちで一杯だと思います。でも、トップクラスの成績で合格された方は別として、合格された方とできなかった方の差はほとんどなかったと私は思っています。

今回の受験を終えて、何か感じることはありませんか?まだ気づかれない方もたくさんいらっしゃるでしょうが、この試験を経験した事で確実にワインが自分のものになりつつあります。

けれど、今回は結果が伴わなかった。確かにここで合格するか、できなかったかは大きな事実です。

それでも、考え方ですが、再び認定試験合格という目標を掲げて、集中して試験対策を行う機会を得たとも言えます。先ほどもお伝えしましたが、明確な目標がある時の集中力は強く圧倒的です。また辛い時間を過ごすことになるのですが、この悔しさを忘れずに現実をしっかり受け入れて乗り越えた時には、今年合格された方以上の何かを得られると私は信じています。

少し休んでまた始めましょう。
もうワイン道に足を踏み入れてしまったのですから。

●ソムリエ呼称合格の方へ
おめでとうございます!心より祝福いたします。私もとても嬉しいです。

さて、ソムリエ呼称を手にした方は何らかの形で飲食・ワイン業界に携わっている方です。これからはワインの専門家として改めて出発することになるのですが、おそらくプロとしてはまだまだ未熟で、これから大いなる試練が待ち受けているはずです。

私も同じ道を通ってまいりました。第115回から数回にわたってお伝えいたしましたが、私はソムリエ資格取得後、本当に本当に苦労しました。あの辛い日々があったので今があると言い切れるのですが、ソムリエ試験合格が私にとっての本当の意味でのスタートでした。

これからの皆さんの頑張りが今回の合格をさらに意味のあるものにします。また、バッジをつけて働く方はその責任感をしっかりと感じることで、日々成長できると思います。

これからも共に頑張りましょう。

シニア呼称合格の方へ
おめでとうございます。今年のシニア合格、本当にスゴイです。

ここ二、三年の衝撃的な難しさであった筆記試験を知った上での今年の一次試験対策、本当に大変だったと思います。どこまで覚えると良いのか、今年はこれまで以上の難易度になるのか、情報が少ない分不安は尽きなかったはずです。また、教本の勉強だけでは対処できない問題、勉強以外で得た知識を、ワインの経験を問われているような問題も見受けられました。そして、それら全てを乗り越えての合格です。

また、一次試験免除の方はテイスティング対策に特化できたと思いますが、”フィアーノ””カルメネール””セミヨン””ピノ・グリ””スティーン”など一般呼称では見られないブドウ品種が並んだためかなり突っ込んだ対策を行う必要がありました。ですから、テイスティングのレベルがかなり上がったはずです。

こう考えると今年のシニア合格は本当に意味があると思うわけです。

これまでのシニア呼称のあり方が間違っていたということでしょうが(ちなみに私はその時代のシニアですが(笑))、今年のバッジにはそれだけの価値があると私は思います。

一つお願いがございます。
今年度のシニア呼称、特に三次試験の報告をまだどなたからもいただけておりません。お手数だとは思いますが、来年受験される方のためにご報告・感想をいただけないでしょうか。何卒、よろしくお願いいたします。

秋も深まり、肌寒くなってまいりました。

この講座、あと少しだけ続けます。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩
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 - ●試験を終えて