第132回 さて、今年のエキスパート呼称の2次のテイスティングを振り返る 1

   

さて、趣味的に続けて参りました”フランス料理の香り”、やっと最終回です。

私はこれまでいろんなフランス料理の料理人に「フランス料理の定義とは」と聞いてきました。なかなか難しい問いかけのようで、全く答えられない人もいらっしゃいました。

そもそも、このような定義が必要なのかとおっしゃる方もいらっしゃいます。家庭で食すのであれば定義など必要ないと思いますが、飲食店のように広くお客様をお迎えしているのであれば、お店の考えを持って欲しいと思うわけです。
定義づけするということは他との違いを明確にすることでもあります。例えば、日本料理店に伺って、イメージする日本料理とあまりにもかけ離れた料理が出てくると困るわけですから。

定義という言葉をもう少しわかりやすく言い換えれば特徴ということもできると思います。

では、日本料理の定義(特徴)とは?
魚と野菜を主体とし、魚から取った出汁をベースにした日本の四季を感じられる料理。また、千利休以降の茶懐石の流れを組むコース料理。→間違っていたらごめんなさい。日本料理はまだまだ経験が少ないので。

日本料理と看板を掲げているお店は、様々な考え・解釈があるでしょうが、ある程度近い認識を持たれているのではないでしょうか。

「洋食」と呼ばれるカテゴリーがあります。ハンバーグやエビフライ、シチューにグラタン・ドリアなどを提供する子供が大好きなお店です。→あまり伺う機会がないのですが、私も大好きです。「洋食」と呼ばれますが、外国の料理ではなく、間違いなく日本で育まれた日本の料理です。牛肉を食べるようになった文明開化以降に”西洋”のイメージで作られた日本の料理といったところでしょうか。また、違った見方をすれば「ラーメン」も日本の料理の一つだと考えられます。ただ、これらのお店が”日本料理”の看板を掲げているならちょいと違うなという感じです。

さて、フランス料理とは?

フランス料理にも魚料理がありますが、圧倒的に肉の文化です。鰹・昆布の出汁の日本料理に対して、フォン・ド・ヴォー(フォン=出汁、ヴォー=仔牛)のフランス料理。出汁まで肉で取るわけです。

あるパリの星付きシェフは「フランス料理とはフォン・ブラン(肉から取った白い出汁)をベースとした料理」と答えました。

私が日本一(世界でも間違いなく指折り)のパティシエだと思う方からは「フランス料理って、本来”血の香り”が真ん中にあって料理が構成されていたんだよ。だから、俺は血の香りに通ずるニュアンスがないテーブルはフランス料理とは思わない」と聞きました。←今のところ私が聞いた中で、一番納得した解答です。

また、ある有名イタリアンのシェフから聞きました。
イタリア料理は素材を食べる料理、日本料理は水を感じる料理、中国料理は油を感じる料理、そして、フランス料理は哲学を食べる料理であると。

良いか悪いかは別にして、基本フランス料理は素材重視ではありません。イタリア料理は素材の味が必要だと言われるようですが、元来フランス料理は素材そのものの香り、個々の味わいをそれほど意識してこなかったんです

フランス料理は足し算の料理。

旨味に旨味を加えてバランスをとり、どこか高いところにある到達点をめざす。これを哲学というのかどうかはその人の考え方次第でしょうが、”加える”ことが大切なポイントなわけです。

そして、フランス料理の香り。

フランス料理が基本、肉料理であることは疑いようのない事実です。その肉を捌き、調理する過程で感じられる血のニュアンスを感じ、いかに美味しい料理にまで昇華させることができるのかここから始まったように思います。さらに、香草やアルコール、バターを加えることが多かったのですが、それらによって複雑味が増したことで得られるふくよかさ、リッチさも大切な要素になりました。

そこからさらに求めると、先日のヴェッシー(豚の膀胱包み)に感じた、人間の動物としての本能に訴えかけるような香り、フェロモン系・淫靡な香りにまで達してくれると、私としては心から”あぁ、フランス料理だな”と感じるわけです。

足し算のフランス料理。肉をベースに、”加えて””重ねて”複雑味を増しながらどこかにある頂点を目指し、最高の美味しさを表現する料理。まさに足し算の力強さ、美学がここにあります。

一方で、引き算の日本料理。魚を基本とし、そう高くはない手の届くところにありそうなのに完璧なポジションである到達点まで、素材の力を生かしつつ出汁と合わせてギリギリまで近づける。魚や野菜から味が染み出るようであれば、出汁を薄くし、加えるものを控え、それぞれの存在を大切にしながら究極のバランスでもってその到達点を目指す。そして、その完璧である到達点を決して超えてはならない。
何ものも決して強く主張しないものの、素材それぞれが紙一重のレベルで完璧に共存し活かし合う。それが日本料理の真髄なのではとフランス料理サイドから見て感じてきたことです。

ただ、私がどのように思い願おうとも、時代とともにすべてが移ろいます。我々は変化の中に生きているんです。
さまざまな理由で世界が狭くなったことにより、各国の料理の垣根もわかりづらくなってきました。特にスペインのエル・ブリから北欧ブーム以降、素材重視の料理、乳脂肪分を極力使わない軽めの料理がフランス料理という看板を掲げたレストランにおいて提供されていることも現実です。

また先日もお伝えしましたが、多皿構成でコース料理のみを提供するレストランが増えています。ポーションが小さく品数が多いということは、香りが少なくなり、一つの香りを楽しむ時間が少なくなることでもあります。このあたりもフランス料理の香りを感じることが少なくなった要因の一つですし、個人的な好みで言えば、「フランス料理の香りが届かない」ということになるんです。

私は多少偏った嗜好なのでしょうが、私の思う”フランス料理の香り”も後世にも伝えていってほしいなと心から願っております。

長くなりました。この話はフランス料理店時代にフロアーに立ちながら常々思っていたことです。とりとめのない話にお付き合いいただきありがとうございました。

エキスパートの方は結果待ちですね。
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第132回 今年のエキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返る1

昨日二次試験の結果発表がありました。さまざまな思いがおありだと思いますが、ひとまず(ソムリエ呼称の方は三次の実技が残っていますが) 長い戦いが終わりました。私もやっと解放された気分で、正直眠い日は眠いと思ってしまい、あの寝る時間を惜しんでこの講座を更新していた少し前が信じられないくらいです。笑

さて、多くの方より二次のテイスティングの報告をいただいております。ありがとうございます。来年以降の方に役立てたいと思いますが、その前に本当は二次試験の結果発表前にいくつかアップしたかったのですが、すいません、怠けてしまいました。(秋なんで本業も忙しく…)

さて、それでもやります!”今年の二次のテイスティングを振り返る”まずはエキスパート呼称からです。

出題アイテム
2016年 / ドイツ / リースリング
2015年 / オーストラリア / シャルドネ
2014年 / 日本 / メルロ
2013年 / フランス / グルナッシュ
ベネディクティン

二次試験終わりましたのでご報告です。

何かのお役にたてていただければ幸いです。

@ホテル雅叙園東京

雅叙園2階につくと案内板があり、受験番号ごとに各部屋に振り分けられました。11時開場、11時10分オリエンテーション開始。私の会場は120名程度、受験番号順のテーブルに着席。

透明なビニール袋の中に解答用紙があり、一番上にオリエンテーション用紙が見えます。袋を開けてオリエンテーション用紙を取り出すと、2枚目のテイスティング用語選択用紙が見えたので、オリエンテーションの間、そちらとワインをガン見。

10分間のオリエンテーション後、テイスティング開始。各項目ごとに選択数がぴったり決められていました。オーバーすると無効。

・外観
色調 2

外観の印象 2

・香り
第一印象 2
果実/花/植物 4
香辛料/芳香/化学物質 3

香りの印象 2

その他はすべて1つずつ。

さて、試験開始!

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白ワイン①
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外観
色調は非常に淡い。やや気泡が見えており、若さを感じる。粘性はやや高め。新世界の可能性高し。

香り
白桃を最初に強く感じる。その後、やや柑橘も。華やかな感じで、リースリングの可能性高い。

味わい
強い酸味が全面に。ほとんど飲んだことなかったけど、オーストラリアのリースリングだと確信。時間が経つと青りんごぽさも出てきたけど、この酸はSBだとありえないのでオーストラリア・リースリング、2016でステイしました。
→粘性と白桃から暖かいと感じたからでしょうか?強い酸味を感じているのに、しかもほとんど飲んだことのないオーストラリアを選択したのはなぜでしょう?まぁ、リースリングはそんなに差がないのでほとんど問題ないと思います。

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白ワイン②
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白①よりはやや濃いが、緑がかっている。粘性はそれなりに強く、これも新世界っぽい。

甘くて強い香りがガツンときた。ほぼ対策してなかったゲヴェルツか?あるいは南アのシュナン・ブランか?としばし混乱しましたが、落ち着いて香りをとり直すといつも惑わされる樽の香りだとわかりました。→ アブナイ、アブナイ。

味わいは酸がやさしめで甘い。突出したものはない。香りからしてアメリカのシャルドネ!と一度思ったらそんな気がしてきたので、確定。ヴィンテージは2015年を。
→樽香が取れてよかったです。

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赤ワイン②
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赤②の方が色が薄かったのでこちらから。

時計を持たずに来たので時間がわからず、周りより遅いペースが見て取れて焦り始める。そして、赤②からテイスティングを始めたのに、間違えて赤ワイン①にマークしてしまいちょっとパニックに。

外観
色調はやや濃い目のガーネット。少し透明感がある。粘性はほどほど。ものすごく若いというわけではなさそう。

香り
フレッシュな黒い果実味を感じる。フランスぽい。特徴的な香りが弱く、CSとシラー、どちらとも取れる…。

味わい
これといった特徴にとぼしく、悩む。CSであれば、特徴的な杉の香りとタンニンの収斂性があるかなと思いローヌのシラーの方向に。少し前に飲んだフランス・シラーも特徴がなくて悩んだので。比較的酸を感じたのもシラーの後押しになりました。やや熟成感があるので、フランスのシラー2014。
→グルナッシュを想定する必要はないのですが、グルナッシュの微妙なところをしっかりと感じていらっしゃること、素晴らしいです。そして、ソムリエ試験的にフランス・シラーを想定したことも正しいと思います。

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赤ワイン①
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テイスティングし始めたところであと10分のお知らせ!かなーり焦りました。

外観
色は明確に濃い。粘性はやや強めかほどほど。
香り
甘いジャム的な香り、強いタバコ。うーむわからん。
味わい
とても甘い。CSやシラーじゃない?ジンファンデルとかもあるかも…と悩む。二口目。ちょっと甘さが和らいで感じ、タンニンや酸も少し見えたので、ジンファンデルは可能性低いし除外しておこうと決意。CSならもっとタンニンや杉感を感じるかなーと思い、消去法的にオーストラリアシラーズに。これは自信ないです。
→他の方の報告を読んでも、難しいワインでした。それでも、ほどほどに取れていると思います。
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リキュール
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どうせ2%だと思って対策なし…。直感でベネディクティンに。時間もないし飲んでません。

時間配分と時計は大事だと思いました…。→当然です。時計を持っていかない勇気に敬服します。読ませていただいた限りでは、コメント次第ですが、おそらく大丈夫だろうと思います。

東京会場:目黒雅叙園

先ほどエキスパートの二次試験を終えました。帰りの電車の中です。

今日はとても良い天気ですが会場内は涼しく、足が冷えるくらいの体感でした。ポケットにホッカイロを入れており、試験が始まるまでその上で手を温めていました。グラスには水滴がついておらず、そこまで冷えてはいないですが、香りを感じ取るために(温めたほうが香りが取りやすいことを経験しました)グラスを温めながら4アイテムの香りを一気に感じました。そして、赤ワイン②の香りが取れず…。白ワインから取り掛かります。

白ワイン①
外観は淡く、サラッとした粘性…アルコール度は低そう。香りはうっすら柑橘系の香り…香りが取りにくい。温めていくとほんのり白い花のような…。と思って飲んでみるとリースリングっぽい味わい。アタックは軽く、甘みも控えめ、酸味は爽やかだったので、ドイツ、2016、リースリングにしました。
白ワイン②
外観はグリーンがかったイエロー、白①より濃いのですが、”やや濃い”までいかないだろうと思い…”淡い”にしました。正直、自信がないのですが、独特の香りが…温暖な香りではなさそう…迷って、その独特の香りを吟醸香と考え…、日本、2017、甲州にしました。→ここはかなりズレていると思われます。色が濃くて、華やかな香り(樽香)があったはずで、なぜ甲州なんでしょう?
赤ワイン①
色調から若さが伝わる紫がかった濃い系。香りの第一印象で”青さ”を感じ、カベルネか…サンジョヴェーゼをイメージ。スワリングすると…あっ、杉っぽい香り。甘い香りはしない。鉛筆の芯らしさもあり、フランスかな。2015年は果実味の凝縮感がもっと感じられると思い、外観の若々しさも加味して2016年かな…。フランス、2016、カベルネにしました。
赤ワイン②
色調がやや淡く、エッジに赤みが…、熟成した色調。そして、香りもなんだか熟成していそう。ただ、凝縮した感じはなく…、ほんのりベーコンのような香りがしたので、熟成したシラーをイメージしましたが、甘みはあまり感じず。なんだか複雑味がある…最後まで悩んで…。フランス、2013、ピノ・ノワールにしました。→あくまでこの講座のセオリーですが、熟成を感じており、さらに赤い果実の香りではなく複雑味があって…、これだけ読んでもソムリエ試験的にピノ・ノワールは99%ありえません。ここは濃い系熟成系でコメントを取るべきところでした。
リキュール類

勉強全くしておらず。ベネディクティン。色と香りがコーラというのを聞いたことがあったので。

以上です。
独学でここまでやってこれたのは松岡さんのおかげです。いつも厳しくも優しいコメントありがとうございました。結果発表でたら、またご連絡させていただきます。取り急ぎご報告まで。
→白②と赤②の大外しは残念です。ブドウ品種などはどうでもよいのですが、とらえ方がよくありません。かなり微妙です。

北海道会場:ロイトン札幌

本日二次試験を受験しましたので、感想等ご報告させていただきます。

当日朝も主要品種のみ香りとテイスティングを行いました。フランスのシャブリと樽が効いたシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン。

待ち時間が嫌なのでギリギリの10:50に到着。ソムリエとワインエキスパートの試験会場はわかれていました。11:00に開場。白2、赤2、リキュール1がすでに並んでいます。説明用紙、テイスティング用語選択用紙、解答用紙が透明な封筒に入っていました。(よく見るとわずかに選択肢が一部透けて見えた)

オリエンテーション前に外観をしっかりと見る。白はどちらも淡いレモンイエロー、白①は気泡が見える。赤はやや濃い系、リキュールはアンバー。

オリエンテーション開始。封筒を開封。説明用紙を読むよう指示されるが軽く目を通す程度にし、選択肢のブドウ品種を確認。

白はトロンテス、シュナン・ブランあり、ゲヴェルツなし。この時点でゲヴェルツの香りを取る必要がないと認識。
赤はサンジョヴェーゼ、テンプラニーリョが目につく。マスカット・ベーリーAはなし。色調にダークチェリーレッド?!という選択肢。

試験開始!

白ワイン①
外観はグリーンがかった淡いレモンイエロー、香りはリンゴや桃、白い花などどちらかといえば”華やか系”。そして、樽香なし。ペトロールは取れなかったけど、リースリングを疑いつつテイスティング。アタックなめらか、甘みなし、酸はフレッシュ。
自分の中ではフランスやオーストラリアだともう少しまろやかな印象があったため、ドイツのリースリングを選択。→順調です。

白ワイン②
外観は、白ワイン①よりわずかに濃く、しっかりとした樽香を感じる。口に含むと、フレッシュな酸が感じられる。
カリフォルニアは酸が穏やかな印象があり、オーストラリアと迷ったが、フランスのシャルドネを選択。(受験前に樽の効いたフランスのシャルドネを飲んだので、そのイメージもあり…)

赤ワイン①
外観はやや濃いルビー。そしてベリー系、いちじくの香り。きめ細かい酸と緻密なタンニン。余韻は長くはない…、最後に苦味を感じる。タンニンもある程度感じられガメイほどのチャーミングさはない。
樽香が強ければテンプラリーニョにしたかったけど、わずかに感じる程度であったためイタリアのサンジョヴェーゼを選択。→このとらえ方はまずまず悪くないと思います。

赤ワイン②
やや濃いガーネット。少しオレンジの印象も。香りは青く、針葉樹などのカベルネ系の香り。ドライで、酸はきめ細やか、やや荒いタンニン。スタンダードなワインの印象。フランスのカベルネソーヴィニヨンを選択。→もう少し違和感を感じてほしかったのですが(もちろん、グルナッシュなんて答える必要はありません)、まぁOKでしょう。

リキュール類
選択肢は、ドランブイ、アマーロ、チナール、ベネディクティン。
色はアンバー、粘性が非常に強い。アルコール度数は40くらい。甘い。香草系。
アルコール度数からチナールを除外。その他経験があるものはベネディクティンだけでしたが、教科書の知識上、ウイスキーのニュアンスがなかったためドランブイを除外。あとは知らないものを選ぶよりも自分の経験を信じて、ベネディクティンを選択。

結果
白ワイン① ドイツ リースリング
白ワイン② フランス シャルドネ
赤ワイン① イタリア サンジョヴェーゼ
赤ワイン② フランス カベルネソーヴィニヨン
リキュール類 ベネディクティン
でした。

感想は、時間がないことがよく挙がりますが、複数の選択肢を選らばなければいけないところで、コメントが思い浮かばないことが原因と思われます。
今回も、白ワイン②は樽の香りが強くて、果実の選択肢を選びきれませんでした(一つはなんとなくマークしました)←樽系の、しかも強いとなればコメントはかなり限られます。

そもそも私は、ソムリエ資格の受験ではないのでワインの説明を他者にすることもないことからゼラニウムや、すいかずら、丁子などの普段の生活にでは感じることがないものに関してはその香りを勉強していなかったので選択肢を選ぶことに時間がかかりました。←こちらは、今回受験されるほとんどの方が、ゼラニウムやすいかずらの香りを知らず、また他者にこのような言葉を使って説明する機会はなかったと思われます。一方でソムリエ協会としては世界の共通語でワインを表現するとしていますので、梅干しや吟醸香といったコメントが出てこないんです。

このコメントの微妙なところは、松岡さんのマニュアルであったり、自分の持っている教科書の知識で答えるしかなく、二次試験だけを考えればいかに多く「知識」を記憶できたかであると実感しました。

普段買わないようなワインを1ヶ月前に一度飲んだだけでは絶対に記憶できません。(そして試験に出るようなワインはほとんど買わない…)←まぁ、当たり前のことで、一ヶ月やそこらでワインがわかるようになるわけはありません。それでも有資格者になれば一般の方から見ればプロ、ワインのことならなんでも知っていると見なさるわけです。いただいた報告を読む限り合格だと思います。そして、合格してからが本当のスタートです。

試験対策は二周間前から開始し、まずは教科書などで特徴を記憶し、それを実際に飲んで確認するという方法で勉強しました。味覚と嗅覚だけであらゆる品種を当てるのは漫画の世界だけです。←さすがに二週間は無謀です。そして、ブドウ品種を当てることが二次試験ではありません。また、それなりに経験すると100%にはなりませんが、ブドウ品種のイメージを持てるようになります。そして、世の中には本当に凄い方がいらっしゃいます。
結局は文字としての知識だと思います。←ソムリエ試験レベルであれば、そうかもしれません。
夕方の解答発表を不安ながらも楽しみして待ちます。
次回は合格の報告ができるように祈っております。

京都会場・ウェスティン都ホテル京都

先程、二次試験を終え職場に戻りました。なによりも、1月末に松岡先生のサイトに出会うことができ、今日この日まで導いてくださったことに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

会場に向かう直前に、職場まで小瓶につめて持ってきたフランスのリースリングをグラスに注ぎ、記憶の片隅に置くために一口だけ含んでみました(笑)。

試験開始の約40分前に会場ホテルに到着。空いている椅子にかけ、プリントアウトしておいた品種ごとの模範コメントを最終確認。開場5分前にトイレに行き、落ち着くことを心がけながら『シンプルに素直に!』『主要品種以外は答えない!』を繰り返し呟きながら会場へ…。

試験会場は一つの長テーブルに2名ずつ着席。縦に14列、横に4列でのセッテッング。

外からの自然光は窓から入るものの、室内はホテルの宴会場にありがちな暖色のオレンジがかったライトが高い天井からテーブルを照らしています。←このあたりはご自宅の環境と違うかもしれません。白い蛍光灯の光は食事を美味しく見せませんから。

すでにテイスティングアイテムがセットされており、試験が始まる20分前に席に着いたので、外観をゆっくり観察できました。白はどちらもレモンイエロー系、赤はとらえづらく、エッジに明るい発色が見えるものの会場のライティングに惑わされて、いずれもイマイチはっきりわからないどちらも同じような印象。リキュールは少し薄めの茶系。

白②の方が輝きがあるように見え若さを感じつつ、まだ粘性がわからないので甲州かあるいはリースリングかも?などと妄想。でも甲州にしては色が少し濃いかな…。白①は冷涼なソーヴィニヨンかな??とイメージしながら、赤はどちらも濃い系…とは言い切れない。かと言ってはっきり明るく淡い系でもない感じ…。ほぼどちらも同じワインに見えてしまう。

いざ試験開始!

白ワイン①
香りを取るとグラスっぽい柑橘の香り、これはやはりソーヴィニヨン・ブランでは??このタイミングで白②の香りを取るとあきらかに樽っぽい。どちらも粘性は高めでしたが白①は溌剌とした酸を感じたためフランスのソーヴィニヨンと答えました。→リースリングのミネラル感を溌剌系にとらえたくなる気持ちはわかります。ただ、他の方の報告を読む限り、青さがない。ここがポイントでした。

白ワイン②
粘性が強く、香りもいかにもねっとりとした感じの熱感のある樽香。新世界のシャルドネっぽく感じた時はアメリカと答えるとはじめから決めていたので迷わずマークする。それぞれ10分以内で全てマーキングすることを心がけていたので時間的には少し余裕を持って赤ワインへ…この辺りで落ち着きを取り戻すことができました。

さて、赤ワイン。
どちらも発色は明るい感じがするものの淡い系には見えない。かといって、カベルネやシラーの濃さとは言い切れない…。ガメイは2年続けての出題はないだろうと(捨ててかかっただけですが)選択肢欄に目をやるとマスカットベーリーAがない。これはどちらかがピノだろうとイメージしながら赤ワインのテイスティング開始。

赤ワイン①
香りを取ると、はっきりとしたキャンディっぽい香り。アルコールのボリューム感から、これはひょっとしたらガメイかも…と頭をよぎるものの、自分の第一印象を信じつつ迷いを断ち切り、コメントで点をとる作戦でフランスのピノと答えました。→外観はどちらかといえば濃い系に近かったと思われます。キャンディ香を感じ、新世界の強さがなかったのだと思いますが(日本のメルロですからね)、フランス・ピノにこの濃さはないですね。

赤ワイン②
問題はこちらの赤ワインでした。
ほとんど香りが感じられません。頭の中に????が飛び交い、違和感が頭の中をグルグル駆け巡ります。仕方がないのでかすかに感じる赤の果実寄りのコメントで埋めました。
ただ、以前に飲んだピエモンテのワインに感じた、かなりはっきりした渋みが…。その渋みが余韻を引っ張ります。
その時のワインは、正直自分にとって美味しくなかったのですが、あまりにその時の印象に近く感じたため思い切ってサンジョヴェーゼとしました。→ピエモンテのワインで経験していたなら、そして、渋みといえば断然ネッビオーロです。ただ、グルナッシュはネッビオーロほど強い渋みは感じません。コメント次第ですが、やや熟成のニュアンスがあったようなので、サンジョヴェーゼでもまずまずコメントが取れていると思います。

この時点で残り時間10分。
5分間でそれぞれのコメントと選択数の間違いがないかをチェックし最後の5分で薄茶色のリキュールへ。→この時間配分は素晴らしいです。

リキュール類
アルコールが強く、甘くてすこし香ばしい。
チナールではないのはわかったので、ベネディクティンかアマーロのはず…。ひたすら甘かったので、きっとベネディクティンでしたね…。間違いました。

試験が終わり、やりきった感に浸りながら会場をあとにしました。

まだ結果がわからない、この時点でこの文章を送ることにかなり迷いがありましたが、これまでお世話になってきた松岡先生に敬意を込めて当日の状況を書いてみました。
結果いかんによっては、全く的外れに終わるかもわかりませんが、これまで本当にありがとうございました。

※先程、ソムリエ協会から品種の発表がありました。シャルドネ以外外しました。
やはり、リースリングがわかってなかったです。もう一度、一からやり直さないとだめです(^_^*)
→うーん、白①はまぁいいんです。赤①のコメント次第ですね…。でも、ギリギリ合格ラインに達しているんじゃないかなと。

先ほど、東京目黒雅叙園にてエキスパート試験を終えましたのでご報告致します。

今日は余裕を持って1時間半前に会場到着です。ほとんど、人はいません。協会の準備もまだなようです。

一旦、その場を離れてしまい30分後にもどるとかなり人も集まっています。掲示板で自分の受験番号を確認して受験する部屋の前に移動します。

定刻になり入場しました。

白2、赤2、琥珀1。今年も特に変更はなさそうです。念のためロゼの知識だけは復習しましたが必要ありませんでした。得意の日本酒でもないです。

赤白共にほぼ同じような色調。白1はわずかに泡が見られます。スクリューキャップ?新世界?まだ、全然絞り込めません。

白ワインは基本三種、プラス甲州を探るとして。赤ワインはどちらかといえば濃い系、カベルネ、シラー、サンジョヴェーゼ、テンプラあたりかなと何となく予想。ガメ、ピノは可能性が低いでしょう。ベーリーAは選択肢になし。上記以外はそれらが100%違うと断言できるときしか、基本的に選ばないつもりでした

白ワインを両方同時に、顔に近づけて外観を観察します。粘性もほぼ同じように見えました。やや強いあたりかと。因みに照明は暖色ではなく割と明るく見やすかったです。

白ワイン1 香り
ひとつずつ香をとります。こちらはリースリングとSBで迷いました。華かな香ではないけど、重心が低いような。縦に抜ける溌剌感はなけど、青さも感じるような。還元香をぺトロールと思っしまうことがあるのでのでまだ断言できません。→還元香といってもひとまとめにできませんが、少なくともペトロールとは系統が違うように思います。

白ワイン2 香り
二番はハッキリとした樽の香り。アメリカのシャルドネをイメージします。

白ワイン1 味わい
SBによくある苦さを感じました。ただ、リースリング的な重さも否定できませんでした。ただそれほど、コメントは違わないのでひとまずフランス・SBでマークしておきます。→この流れはイイ感じです。

白ワイン2
アメリカ・シャルドネのつもりでしたが違います。果実味が穏やか過ぎました。アルコールも低いようです。端的に言うと果実味がうすく樽香が浮いている感じです。ただ、穏やかながら果実感は伸びやかです。オーストラリアだったらもう少しバランス良くまとまっているかなと。数日前に勝沼で日本ワインの復習してきました。ここは、日本・シャルドネだろうと。→細かいところまでしっかり感じられています。

赤ワインに移り、二種同時に外観を見ます。どちらも、やや強いあたりでしょうか。続いて、同時に香をとります。

赤ワイン1
濃い系で黒系果実。カベルネかシラーズか。フランスのシラーならオリーブマリネと独特の香りが理解できたのですが、シラーズになるとわからないこともしばしばでしたので迷いました。味わいまでみて余韻が複雑で長いような気がしてカベルネ。酸味が割とあったので引っ掛かりはありましたがとりあえず決定。ユーカリっぽい清涼感を感じてオーストリア・カベルネに。→そんなに外れていません。そして、青さは他の皆さんも感じられています。

赤ワイン2
香りでイタリアかと。個人的にはイタ臭と呼んでいますが、何か土や埃のような感じを受けます。味わいで確かめます。先日たまたま入ったお店でイタリア品種の飲み比べした時のブルネッロによく似てました。色調の濃さ、果実感、以外と渋味もしっかり。イタリア・サンジョヴェーゼで決定。→悪くないと思います。

ここで、もう一度1番に。温度が上がると分かることがあるのですがSBの青さはやはり分かりません。反対に、リースリング的な重たさに感じられ変更。手直しをします。産地はフランスにしてしまいましたがよく考えるべきでした。酸が違う気がしてます。→明確に何かを感じたなら、変更も大アリです。

残り7,8分のところでリキュールに。

リキュール類
ドランブイかベネディクティン。初めはドランブイかと思いましたがよくよく確かめるとピート香でなく薬草の香りでした。練習のとき病院っぽい香だなと思ったのを思いだし変更しました。

と、ここまで書いたところで、協会発表の結果を確認しました。

そうか、日本はそっちか。メルロかぁ。勝沼に行ったのに。出そうな価格のはもっと線が細くて美味しいと思いませんでした。桔梗原メルロに近い良いワインでした。そうか、それであれほどのアフターなんだ。日本メルロはピンポイントで選択してもいいなと思っていただけに残念です。言われれば納得です。カベルネにしてもシラーズにしても中途半端です。→おっしゃる通り、中途半端感をもう少し感じられれば完璧でした。

グルナッシュは選ぶつもりはありませんでしたので後悔ありません。大ハズレはしてないようなので何とか合格圏内には入ったでしょうか?→余裕で合格だと思います。

今まで、松岡先生には本当にお世話になりました。毎日のようにこーざをチェックしておりました。

一次が思いのほか難しくテイスティングの練習が1ヶ月おくれ、セミナーのとき全種ハズレという散々な結果でした。でも、先生のいうことを信じて練習すればある程度は捕らえられるようになるものですね。ご指導ありがとうございました。

名古屋会場

早速ですが感想を送ります

ご自身の試験対策を振り返って
・ワイン歴:2016年に初めてボルドーとブルゴーニュの違いを知る程度から始める。
・2017年受験:一次合格 二次不合格
→練習量:テイスティング対策:8回くらい
・2018年受験:二次挑戦
→練習量:テイスティング対策は松岡様のセミナー1回、名古屋のボワノワール2回。とにかく時間がなくてセミナーや対策講座に行けず、松岡様の2017年版の必勝マニュアルを読む。
・総括

→2017年受験時は、ワインの経験も浅く、特徴を捉えるのが精一杯で練習でも正当率が低く、明らかに経験不足だった。2018年になると、ブラインドテイスティングでも当たることが多くなり、ある程度自信がついてくる。主要品種の特徴はわりととらえられるようになってきたと自負。一方で、昔はリースリングが大嫌いだったのでペトロールを捉えるのが非常に得意で間違えたことはなかったが、最近はリースリングのペトロールとSBのハーブを分けることが苦手になってきた。

会場の雰囲気、レイアウト
・ソムリエ呼称と会場が別になったため、昨年と比較し-3割ほど減。ざっと80名くらい。
・11時開場なので、10:30に現地到着。全体の3割くらいがすでに到着済み。10:40くらいから、受付開始。
・空調は暑過ぎず寒すぎず適温の印象
・例年、直前にお酒を口に含んで慣らすといいと聞くが、それを実践している人は見た感じいなかった。
・20代後半~50代後半まで年齢層はさまざま
・座席の前後が狭い
→かばんに関しては慎重に扱った方がよさげ。2017年の試験で後ろの座席のヒトのワインを倒してしまった方がいた。

白ワイン①
正解:ドイツ リースリング 2016

外観

やや緑がかったイエロー。白ワイン②よりもさらに淡いけど、ミュスカでや甲州ほどではない。ここでSBかリースリングに絞る。粘性は”やや強く”感じる。←本日最初のテイスティングだったためか、アタックを強く感じてしまい、粘性をやや弱いから”やや強い”に変えてしまった。生産地はまだフラットに考える。そして、粘性・アタックより、暑い地域の豊かなワインではないと結論づける。←粘性やや強く、アタックが強いのになぜ?

香り

植物と柑橘の両方を感じたため、リースリングの可能性を探るべくペトロール香を探すもあまり感じない。まだワインが冷えているので後で戻ってくる前提で、リースリングとSBの可能性の残しておく。

(後ほど)少し温度が上がってくると香りの広がりが強くなり、よりハーブ香を顕著に感じるようになる。→経験上、リースリングとSBを悩んだ場合、暖めてからの香の広がりでキャッチすることが多いので、SBをイメージしていく。

味わい
程よい酸味、バランスがよく、ニュートラルな感じ。仏のSBより果実味を感じ、やや甘めの印象←この甘さが何に由来するのか考える必要があります。ここで仏のSBを消去。→温暖地域のSBの可能性を残している。ただし、この時点でリースリングはほぼないであろうと思っていた。
酸味も強すぎず、果実味も豊かなため、新世界のSBかも…でも、比較的冷涼のSBっぽくも感じる。直近でテイスティングしたムラセラーズの’17に似ていたため(直近で飲み、一般的なNZのSBよりスタイリッシュで果実実が弱い)→一般的なものとの違いまで感じているのにもったいない。セオリーではないけど・よくわからないけど、たまたまテイスティングしたワインに似ているからという理由は大抵失敗します。また、外観でも味わいでも強弱の判断がしっかりしていません。ソムリエ試験的には致命的です。

解答:ニュージーランド ソーヴィニヨン・ブラン

白ワイン②
正解:オーストラリア シャルドネ 2015

外観

色調はやや黄色、粘性もやや強めでしっかりしてそう。←ここで白①②の粘性を比べ、同じ程度だと感じたため、白①も新世界であっても違和感がないと結論づける。←比べると差が見て取れるはずなんですが。色調と粘性から、新世界の可能性もあるだろうなとイメージ。

香り

最初は、飛び込んでくるようだった「樽」の香りしか感じない。その後、少しずつトロピカル系の甘い香りが。洋ナシや花梨、ヴァニラや樹脂や甘草を選択。→ここで新世界のシャルドネだと確信!

味わい
想像通りアタックは強め。酸味も穏やかで甘さ・複雑味もバランスが取れている。北米か南米か悩むところだが、南米は冷えた状態でも樽香(私はコーンポタージュ臭と定義)が強いため、アメリカだと。→いい感じです。

解答:2015 アメリカ シャルドネ

赤ワイン①
正解:日本 メルロ 2014

外観

赤①と②を比べ、濃さ①<②、エッジは①がやや明るい紫、②濃いガーネット。全体的に非常に黒く、濃い系ブドウだと想定。→この段階でピノ/ガメイ/ネッビオーロ/ベーリーAなど、明るい系ワインは全て除外。粘性も強くしっかりしていたので、温暖地域・新世界をイメージ。←日本はまったく想定外。←問題ありません。

香り

第一印象:青さを感じる。若いボルドー(あまり複雑性がないやつだ!)かなり青い…カベルネ・フラン?…→カベルネ・フランは選択肢にない。青い香りの印象が強く、フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンだろうとある程度目星をつける。→黒系でシラーの可能性も考えたけど、松岡様が仰っていた「オリーブ」や「鋭角」を感じず、やや丸みを帯びているように感じたので。

まとめると
色調・粘性、そして香りの独特の青さ、加えて味わいの複雑性から考えるとフランスのカベルネ・ソーヴィニヨンが妥当。新世界のカベルネ・ソーヴィニヨンならこの青さがここまではっきりしておらず、ジャムっぽさが目立つから違う。→なお、日本のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロは考えないと決めているので。←こちらもソムリエ試験的に良い感じだと思います。

解答:フランス カベルネ・ソーヴィニヨン 2016

赤ワイン②
正解:フランス グルナッシュ 2013

外観

色調は黒く、明らかに濃い系品種。赤②と同じくらい粘性が高い。→今思えば、アルコールがものすごく強いわけではないと思えるけど、試験中は全体的にかなりアルコールを感じてしまった。シラー、CSなど濃い系だろうなと。→淡い系ワインは違う…。選択肢にサンジョヴェやメルロ、テンプラ・グルナッシュもあったがまずはフラットに考える。→外観以上でこれ以上わからないので、香りに進む。

香り

第一印象は、メントール!すっーとした、爽快感を感じる。黒系果実/ブラックチェリーなども、そして、ほんのりオリーブも感じくる。←ここでシラーかな?ってイメージしてたのでその香りを拾ったのかもしれない。赤系の果実は感じず、ある程度落ち着いている印象←あまりすっぱい感じがしないので、温暖なのかな?とイメージ、イタリア北品種は除外。

味わい
香りの印象通り、黒系果実でアルコール感もしっかり感じる。思ったより酸味が少なく、飲みやすい。収斂性も赤①ほどは感じない。→テンプラなどはもっと果実感が強く甘いイメージだし、サンジョヴェーゼだとすると酸が足りないから除外…。
グルナッシュはそもそも想定しておらず、かつやや明るくチャーミングな印象で、そこまで重たいイメージ(カベルネ)がないため、最初の香りにメントールを感じたのもあり、シラーに。
解答:オーストラリア シラーズ

→フランスはこんなにユーカリしない!と思いつつ、豪・シラーズほどの重たさも感じず、最終的に綺麗なシラーズだと思った。→他の方の報告を読む限り、収斂性はかなりしっかりいていたような。ただ、流れとしておおよそ取れていると思います。

総括
正直、試験終了時は、ある程度できた!飲みなおしても、ある程度ミスマッチがなかったため半分は当たっていると思っていた。
テイスティング中は、松岡様の教えに従いとにかくシンプルに。あまり練習していない/普段飲まない品種は選ばないようにした。

最後に反省
マークシートの塗りつぶしが面倒だったため、さきに○をつけて最後に塗りつぶす作戦でしたが、1つ塗りつぶし忘れというか間に合わなかった…。→解答用紙回収の試験官が迫ってきたため、泣く泣く見送る…。
→大丈夫でしょう。合格ラインは超えていると思います。

名古屋会場

本日WE二次試験を受けてまいりました。受付を済ませ会場入り、11:00に着席。

グラスは5つ(白2つ、赤2つ、褐色色1つ)。今年はロゼやスパークリングも出るなどと某掲示板やスクールでは騒がれていた様だったので取り合えず安心。

外観の印象
白はどちらも淡い系、赤はどちらも濃い系。
白1は若干緑がかっているのと、気になるのは気泡。白2は少し黄色っぽい。赤1は若々しく、赤2はほんの僅かですがエッジに赤っぽさが。品種由来なのか、熟成によるものなのかは判断できず。リキュール類は褐色だけど、コニャックほどは濃くない。

試験開始!

まずは白ワイン1から
外観
気泡があり、色調がかなり淡いことからミュスカデや甲州を想定。粘性もサラサラ(コメント的にはやや軽いと選んだけど)。よって冷涼地域を想定(特にミュスカデ、甲州)に香りを取りに行きます。

香り
あらっ!ふわっとした、でも、柑橘系・白い花系どちらとも取れる。これは変だぞ。この華やかさから徐々にわずかに重心の低い香り…リースリングか?でもペトロ-ル香はあまり感じ取れない。柑橘とミネラル感、ソーヴィニヨン・ブランと取れなくはないが、青さがない。←ふわっとから最後まで完璧です。

味わい
後味の苦みがない(酸味が継続する)こともありリースリングを選択。また、フランス(アルザス)よりもよりいっそう冷涼に感じたので産地はドイツに。

解答:リースリング ドイツ 2016年
正解:リースリング ドイツ 2016年

白ワイン2
外観
色調は淡いのに粘性はそこそこありそう。ニュートラルな気持ちで香りに移ります。

香り
一瞬何だかわらなかったのですが、だんだんと樽香が出てきました。樽香プンプンです。シャルドネ決定。あとは強弱ですが、以外とインパクトは強くなかったし、色も薄さからフランスを選択。←良いと思いますが、この樽香プンプンの強さまで測れると最高でした。

解答:シャルドネ フランス 2016年
正解:シャルドネ オーストラリア 2015年

この時点で残り30分くらいで赤に移ります(少しペースを上げなければ…)。←十分です。焦る必要はありません。

赤ワイン1
外観
濃い系で、黒がかってはいるものの、紫の色調も見えるでの若い感じ。

香り
黒果実系の香りに、樽のやや甘いニュアンス。また、若干ですがユーカリやメントールを感じたのでオーストラリアのシラーが頭に浮かぶ。でも、オーストラリアにしてはユーカリが弱いな~と思いながらも味わいに移行。→この青さに気がつけば。さて、

味わい
うん!?色のわりにそこまで強烈なアタックがない。カベルネ・ソーヴィニヨンにしてはタンニンが少なすぎる。酸味はそこそこ。←ここは正しいと思います。

最初のインプレッションを信じ、シラーズ オーストラリア(ユーカリ感の少ないシラーズもあるよね!?)。

解答:シラーズ オーストラリア 2015年
正解:メルロー 日本 2014年

メルローは最初から捨ててました。今思えばメルローに行き着くべく要素は感じ取っていただけに残念><←メルロを捨てたならこの解答でも問題ないと思います。ただ、感じられていた青さは、どちらかとえばかベルネ系(メルロだからやわらかいけど)で取ってほしかったです。ただ、ユーカリを感じてしまったら誰もがオーストラリアを思い浮かべますよね。まぁ、強弱的にも日本は微妙な国(ほどほどに暖かい)です。

赤ワイン2
赤1と同様に黒味がかっているものの、エッジが僅かに赤いというか、褐色というかとにかく若々しさを感じない。

香り
樽香、杉などの植物感、熟成感、黒果実など様々な要素を感じたことからカベルネ・ソービニオンを意識。

味わい
あまり感じないというか、果実味等のインパクトが強くない。また、そこそこタンニンも感じたので(赤1よりは感じた)、…フランス カベルネ・ソーヴィニオンを選択。ヴィンテージはおそらく少し古めかな。3-4年は経ってそう。2015年フランスであれば果実味をもっと感じるはずだから2014年を選択。

解答:カベルネ・ソーヴィニオン フランス 2014年
正解:グルナッシュ フランス 2013年

リキュール類
ドランブイと迷いましたが、昨年出題されたし、もうちょっと柑橘感があり全体的な香りも弱めなはず。ベネディクティンを選択。

解答:べネディクティン
正解:べネディクティン

8月、9月と二回のセミナー、また昨年夏場から約1年「こーざ」でも大変勉強させて頂きました。どうも有難うございました。

今回受かっても、受からなくても来年も読ませて頂こうと思います。
→しっかりとらえていらっしゃいます。全く危なげない感じです。

お世話になります、先日の直前セミナーと懇親会に参加させていただきました。改めて直前セミナーではありがとうございました。

講習の内容はもちろんですが、懇親会の際に、貴重なワインと共に松岡様のサービスマンとしてのお話を直接伺うことが出来たのはとても得難い経験でした。

取り急ぎですが、先ほど受けてきた2次試験と解答発表を見ての感想などを送らせていただこうと思います。乱文長文になりますが、どうぞご笑読ください。
【今回自分で決めていたルール】
・白は比較的得意なので基本3品種+甲州、ミュスカデ、ヴィオニエ、ゲヴュルツトラミネールまでは勝負する。ヴィンテージはー3年を基準。
・赤は基本3品種の見極めに不安が残るので、原則として3品種+ガメイとマスカット・ベーリーAまで。ヴィンテージはー4年を基準。
【試験開始前】

白2 赤2 ハードリカー1でとりあえず安心。なんとなく甘い香りがしたようなしなかったような。

着席してからスティルワインを眺めると白はわかりにくいけど淡めと濃いめ、赤は両方濃いめ?どっちかがカベルネかシラーだろうな~と思いつつ開始を待つ…。

【試験開始】
<白ワイン1>
解答:ドイツのリースリング、2015年
正解:ドイツのリースリング、2016年

外観
色は淡めだけど甲州・ミュスカデほどじゃない印象。ちょっとだけ気泡があったのでスクリューキャップ?ってことはリースリングあたりかな?

香り
まず感じたのがパンドゥミっぽいイースト香。今年こそ甲州??と思いながらスワリングすると白いお花、冷涼系果実の香りが比較的はっきりと。リースリングの印象が強くなりやや混乱。

口に含んで綺麗な酸に控えめだけど甘みあり、この味わいでリースリングに確定。甘みをどう取るか悩みつつ確率論でドイツにしました。

ちなみにあとで香りを取り直したらイースト香は全く感じなくなってました。見た目で引っ張られてたのかもしれません。

ヴィンテージは深く考えずセオリー通り。

>協会の発表を見てここは予想通りで一安心。フランスを消しきれなかったので少しドキドキしていました。
→コメントも非常に明快、完璧です。

<白ワイン2>
解答:2015年 アメリカ シャルドネ
正解:2015年 オーストラリア シャルドネ

外観
色調は黄色だけど、樽の効いたシャルドネにしてはそこまで濃くない…。粘性も思ったほど強くないけどサラサラってほどじゃない。ヴィオニエだと嬉しい(個人的に好きな品種なんです)けど確率的にはシャルドネ。

香り
いきなり強烈にカラメル、トースト!加えて少しオイリー、ナッティな印象だったので新世界のシャルドネと決めてスワリング。なかなか果実の香りが出なかったんですが、トロピカル的なところにマーキング。

味わい
あくまで確認、香り同様に味も”ブレッド&バター”。ややオイリーなのが引っかかりつつ新大陸でアメリカ以外を選ぶ気は全くありませんでした。

ここもヴィンテージは深く考えずセオリー通り。
>アメリカ以外の覚悟はしてたんですがオーストラリアでしたか…まあ100回受けたら100回同じ解答をする自信があるのでここはもう気にしないことにします。

この2つで10分くらい、これで赤に時間がかけられる…と思い後半へ。
→時間配分も含めてこちらも完璧です。模範解答を読んでいるかのようです。

<赤ワイン3>
解答:チリ カベルネ・ソーヴィニョン 2014年
正解:日本 メルロー 2014年

外観
赤ワインは二つの色調の違いがほとんど感じ取れなかったので濃い系のコメントでまとめました。どちらも熟成を感じるようなオレンジがかった色合いもないし、特別濃いって印象でもなかったので外観ではあまりイメージせずに香りへ。

香り
最初の印象が鉛筆の芯、針葉樹でした。ボルドーのカベルネ・ソーヴィニョンが第一候補、と思いつつスワリング、予想通り黒い果実を感じたんですが同時に樽を焦がしたようなチョコレートやカカオのニュアンスも。

味わい
たしかにアタックは強いんだけどタンニンがそれほど主張してこない。鋭角な印象はないんだけど複雑な印象もない…。だからといって新世界的な果実味を感じるわけでもない…。強いて言うならば直前セミナーのチリのカベルネと共通項を感じた(樽感が強くてチョコレート、あと表現は悪いんですが”締まりのない”感じ)のでその方向でまとめることに。

但しタンニンだけは直前にコメントを力強い→シルキーにランクダウン?しました。

ここはヴィンテージを考える余裕もなかったのでセオリー通りー4年で。

今ちょうど家に置いてた信州のメルローを飲みながら書いてるんですが、たしかに香りも味も本番のワインに似た印象を持ちました。ただ、タンニンを感じない点に引っ掛かりを覚えていたこと、新世界の割には第一印象が果実感ではなかったことから他の選択肢を疑えなかったのが悔しいです。
→いや、ワインの特徴はほぼ完璧にとらえていらっしゃると思います。ソムリエ試験的に”合格するライン”で考えたために日本・メルロにまで思い至らなかっただけです。ご報告いただいた報告を読み直すと、日本のメルロっぽなぁと思われることでしょう。

<赤ワイン4>
解答:フランス メルロー 2015年
正解:フランス グルナッシュ 2013年

香り
森やヴェジタルなイメージ。テンプラニーリョやサンジョヴェーゼのような土を感じられませんでした。スワリングして黒果実系(ブラックベリーと干しプラム)を確認、ただそれ以上の要素は拾えず。森だとすると二つともカベルネ・ソーヴィニョンにしちゃうかもなーと思いました(笑)。

味わいは赤ワイン3以上にタンニンを感じるけど強く突出する印象はなく、新世界のような果実味の凝縮感もなし。なんとなく味わいに落ち着きを感じたのでシラーではなさそう、という訳で選びたくはないけどフランスのメルローを選択。コメントもすべてふくよか系でまとめました。

ここだけはなんでかー3年に変更。今考えると落ち着いていると思ったなら逆に古いですよね…。

グルナッシュは完全に選択肢から消していたので、ここは正直そんな悔しくもなく、敢えて言うなら自分のルールを守ってこっちもカベルネ・ソーヴィニョンでもよかったなって思うくらいです。旧世界がイメージ出来ていたのでそれほどコメントも外れていないと信じていますが、他の受験生の方々がどう感じたのかすごく興味があります。
→メルロと答えたくなる気持ち、よくわかります。グルナッシュも黒くて丸いんです。高いレベルでテイスティングできているので、メルロにいっても問題ないと思います。多くの方が、ここまでワインをきちんと分析できないものです。

<ハードリカー5>
解答:ドランブイ
正解:ベネディクティン

ハーブ系の甘かったらドランブイ!と思ってました…。ハチミツやハーブの確認までしたのに。

>ベネディクティンは「病院の診察室の香り」と覚えていて、ここまで甘い印象は持っていませんでしたけどあんなにトロっとしたドランブイは見たことないとも思っていました。(苦笑)

総じてシンプルな白、複雑な赤という印象だったので、白の方が圧倒的に得意な自分には少し厳しいセッティングでした。

タイプ分けでの大外しはしていない(グルナッシュは分かりませんが)と思うので合格を信じて2週間弱過ごそうと思います。→全く問題ありません。

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それでは合格通知が出ましたらまたご連絡させていただこうと思います。

これからたくさん寄せられるであろう感想のまとめ、ソムリエ呼称の方々の三次対策などまだまだお忙しいと思いますが、いよいよ秋めいてきましたので健康にはお気を付けください。

名古屋会場

セミナーにも参加させていただき、必勝マニュアルも試験勉強に使わせていただきました。赤が微妙な感じで合格発表まで何とも言えない感じですが、松岡様のお陰様で合格への最短距離を走れた気がします。

品種が発表されてみると、恥ずかしくなるような箇所ばかりですが、修正せずに報告したいと思います。

やや冷房が効いていて、外は暑くてもジャケットは必須だと思います。席に着きワインを確認すると、赤1と赤2のワインの量が全然違う。気持ち的に1センチ弱の差がある。色調の判断に関わって来るので、そこは揃えて欲しい。そして、もっと酷いのは隣の方は白のグラスがひとつ空の状態。大切な試験開始までの時間を無駄にされて、可哀想。

【白ワイン1】
外観
白1、白2とも似た色調で、淡くは無いが、そこまで濃くは無く、白1には若干気泡が見られる。粘性も中程度で軽くは無く、外観からは冷涼産地ではないのではと予想。

香り
柑橘類主体で、どちらかというと白いお花かな。明らかなペトロールは感じられ無いので、SBらしさを探してみるが感じられない。

味わい
残糖とまではいかないが、甘味があり、酸もある。ここでも余韻にSBらしさを探してみるが無くリースリングに決定。

新世界のリースリングのイメージを持ってるわけではないけど、甘みと酸、何度か経験したドイツのアルコール度数がやや低く甘味のあるイメージとは違う気がしたので産地はオーストラリア。→シンプルでわかりやすいテイスティングで素晴らしいと思います。ただ、柑橘と酸を明確に感じているので、そこは冷涼地域にいってもよかったかなと思います。まぁ、リースリングは冷涼地域と温暖地域の差はそれほどないので問題ないでしょう。

解答:オーストラリア・リースリング・2016

終了間際に、温くなったワインから再び香りと味わいをとるとSBっぽさを感じてしまったが、第一印象を信じ解答はそのまま。→温度が上がると香りが出てきます。ただ、第一印象も大切なので、絶対に!間違いなくレベルでなければ変更しない方がいいかも。反対に、”あっ、間違っていた”とまで思えば時間次第ですが、変更しましょう。

【白ワイン2】
外観
色調と粘性はほぼ白1と同じくらい。若干、白2の方がイエローが強い。

香り
誰でもわかるであろう明らかな樽香。この時点でシャルドネに決定。果実の香りをとろうとするが、あまりトロピカルな感じはとれない。

味わいは、優しい酸。甘味やボリューム感は新世界としては強くは無いかな。フランスにしては樽が強いし、チリは選択肢に無し。無難にアメリカを選択。

解答:アメリカ・シャルドネ・2016

【赤ワイン1】

外観
赤1・赤2ともに濃いめの色調。赤1の方が紫、赤2の方にオレンジのニュアンスを感じる。粘性は共に新世界と断定できる程は強く無いかな。

香り
濃い系ということで予想通り黒系果実に分類し、個人的にはブルーベリーにマークしたい感じ。

味わい
口にするとタンニンはそれほど、ベリー感が強く、自分の中でのカベルネらしさが無い。丸さの中でベリー感と果実実を伴った酸が目立つ。この感じ、直前に何度か飲んだマルベックに似ているが、さすがに同じ呼称で2年連続マルベックは出ないだろうと、シラーで。→太字にした箇所をしっかりと感じられているので、ブドウ品種は取れませんでしたが、(この講座ではメルロを捨ててましたし)ほぼ完璧なテイスティングだと思います。

解答:フランス・シラー・201?

【赤ワイン2】
外観
オレンジを感じる色調、ほどほどな粘性から欧州の熟成系かな

香り
うん、熟成感あり。干しプラムにマーク。

味わい
まず、かなり強めのタンニン、酸もそこそこ感じる。もしかして、久しぶりにネッビオーロ来たかと思い選択肢を確認すると、ネッビオーロが無い。じゃあ、熟成感、酸もあるし、若干タンニンの強さが気になるが、同じイタリアのサンジョベーゼで。熟成感もあるが、タンニンがこなれていないので2014年にしました。→酸の質が違うとは思いますが、飲みなれていないであろうグルナッシュ(おそらくシラーもブレンドされている)から感じ取ることは難しいかもしれません。ソムリエ試験的には全く危なげない解答です。

解答:イタリア・サンジョベーゼ・2014

終わって少しすると、熟成とタンニンからのネッビオーロ、ネッビオーロからのサンジョベーゼの流れが安直で、強めのタンニンから少し熟成したCS等の疑いは持つべきだったと反省。

【リキュール類】
その他のお酒は一切練習無し。一次の知識と市販の参考書やこーざの一覧表を直前に眺めただけ。
琥珀色で、口にすると甘い。選択肢はベネディクティン・ドランブイ・アマーロ・チナールだったかな?
アマーロ?確か珍しい種類に分類されていた気が、チナール?アンティチョーク?野菜だったかな?、ドランブイ?少し前ソムリエ呼称で出てなかったかな?ハチミツと書いてあった気がする。よし答えはドランブイ!といった感じで30秒で終了。
→全く危なげなく合格です。

高松会場

お世話になっております。
本日エキスパート呼称の二次試験を受験してまいりました。出来たのか出来てないのか、なんとも言えない手応えですが、試験中の状況を報告差し上げます。

高松会場のエキスパート呼称は20名の受験者。11時に開場。既に白2赤2リキュール1が並んでいる。それほど室内は寒くないので上着を脱ぐ。

着席後、手を出さず色調を観察。

白は2つとも淡い。白1は若干気泡あり。どちらも冷涼なイメージ。白2が少しだけ黄色いので、白1が甲州かソーヴィニヨン・ブラン、白2がシャルドネかリースリングを期待。
赤は2つとも濃い系、ピノは消えた。カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーを期待。外観からは冷涼か温暖かはわからない。

11時10分にオリエンテーションが始まり、解答用紙などが入ったビニールを開封し、説明用紙を取り出して読むように指示がある。白ワインの選択用紙が見えたので品種をチェック。主要品種はあるが、ミュスカデはない。トロンテスが目新しい感じ。

11時20分試験開始。ワインは1つ5分で品種特定し、5分でマークする時間配分。主要品種以外は考えない方針。

白ワイン1
外観

白ワインは2種ともに粘性低そう。やはりどちらも冷涼イメージ。

香り
ん?優しい白い花系?それとも甲州?吟醸香を探すがわからない。色もグリ系のピンクはない。青さは感じないし樽も感じない。リースリングの可能性が高い?

味わい

酸がしっかり。甘酸っぱいアフター。新世界はやはりない。もう一度口に含む。青さは感じない。アフターの甘酸っぱさが特徴的。甲州はここまで酸がない?この甘みはフランスではなく、ドイツか?ドイツのリースリングでコメントをマークを始めるも、果実花植物が4箇所、香辛料化学物質が3箇所しかマーク数の指定がない。慌てて他の3つも確認するが、なんと赤も同じ数の指定!少し焦る。これは迷ってる暇はない。早めに先に進もう。それでも9分かかる。

【解答 ドイツ リースリング 2016】
【正確 ドイツ リースリング 2016】
白ワイン2

外観
やはり白1より少し黄色い。でも遠目には変わらない程度でな冷涼イメージ。

香り

かなりハッキリした樽香!シャルドネ決定。ただ香ばしさは強いが、甘ったるい感じはしない。

味わい

果実味もあるが、酸が勝っている気がする。やはり冷涼か?樽が効きすぎている気がするが、アメリカほど強くないし、迷ってる時間がないのでフランスに決定。香りの指定されたマーク数が少なく、選択に苦労する。やはりここまでで19分使っている。→この感じ方であればフランスアリですよね。

【解答 フランス シャルドネ 2016】
【正解 オーストラリア シャルドネ 2015】

赤ワイン1
外観
赤1赤2ともにほとんど同じ濃い色調だけど、少しだけ赤4がエッジに赤みがある。粘性はどちらも強そう。

香り

濃い系の外観で、黒果実!シラーかカベルネ・ソーヴィニヨンは確定。それほど強すぎないが、苦手なジャミーな香りもあるのでおそらく新世界。

味わい

やはりフランスにしては凝縮感が強い気がする。あとは品種がどちらか。マークしながら最後まで品種を迷うが、バランスというよりは酸が勝っていて、緑の森の感じも強くないので、エイヤとシラーズに。国はオーストラリアに。やはり香りのマーク数の少なさに戸惑う。

【解答 オーストラリア シラーズ 2014】
【正解 日本 メルロー 2014】
赤ワイン4
香り

香りが感じ取れない。ここまで果実系の香りが取れないのはイタリア、スペインか?少しだけ甘い香りが…。第1アロマ?第2アロマ?

味わい

そこまで熟成感もないが、果実味も強くない。酸はそれなり。ただ口の中がざらつくようなタンニンを感じる。タンニンからネッビオーロかと思ったが、選択肢にない。サンジョヴェーゼかテンプラ?難しい。これに5分余計に時間を使うことを決心。再度リセットして香りを取ろうとするがやはり弱い。カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーはないと腹をくくる。色はやはりエッジに赤みがあるように見える。少しだけ熟成なのか?紅茶、甘草の香りがあるような…。時間がない。この甘さは樽もあるのか?ここまでタニックなテンプラがあるのか疑問に思いながら、スペインのテンプラニーリョに。→そもそも想定外で難しいワインでしたが、その点もしっかり感じられていると思います。

【解答 スペイン テンプラニーリョ 2013】
【正解 フランス グルナッシユ 2013】

残り7分。まずマークミスがないことを確認。残り5分。

リキュール類

選択肢はドランブイ、アマーロ、ベネディクティン、チナール。
ウイスキーのような琥珀色。チナールはピコンのイメージなのでもっと色が赤い?香りは?強い薬草!味わいは?甘ーい!ここまでドランブイ甘くないような。ここまで薬草も強くないような。度数もウイスキーほど高くないように思える。ベネディクティンはドランブイよりさらにドライなはず。消去法でアマーロ。残り1分のアナウンス。深呼吸してるうちに終了。

【解答 アマーロ】
【正解 ベネディクティン】
本当に時間がないので第一印象を信じてどんどん進めるしかないですね。しかも香りの選択肢は、倍くらいマークするつもりで暗記していたので、ここまで絞り込むことを求めてきたのかと。試験中かなり迷いましたし、試験後、要求レベルが上がったんだと絶望的な気分になりました。絶対的にテイスティングのトレーニングが不足していたのがそのまま出てしまった感じです。あの緊張感の中で短時間で判断してコメントを絞って解答するのには経験不足であることを痛感しました。
とはいえ、必勝マニュアルがなければ絶対にマークもしきれなかったはずですし、そもそも松岡さんの講座のおかけで一次を突破してここまでたどり着いたので、今年ダメでもまた来年、経験値を上げてチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。→問題なく合格だと思います。

東京会場:ホテル雅叙園(東京)

”こーざ”を毎日開き、必勝マニュアルを読み込みました。
毎回冒頭の読み物のところが興味深く、また、ポジティブ思考や言霊の話など私も全くの同意見で、いつも周囲にもそのように言っていることから、勉強は別にしてもとても共感が持てました。

今日2次試験を終えたので、御礼と少しでも今後の皆様のご参考になればと思い、改めて報告をさせて頂きます。

10時半に到着。すでにかなりの人が来ており、2階の試験会場に行って自分の部屋と座席の位置を確認。多くの方が部屋の前あたりで立って待たれており、座るところもないので、一度一階に降りて雰囲気の良い広々とした喫茶スペースへ。人が足りないようで、サービスも会計もとても時間がかかりおすすめしませんと言われたが、まあ何とかなるだろうと、ゆったりしたところで座って最後の復習。もっと早く来て、この喫茶のゆったりした雰囲気の中で最終確認するのもよいかと思いました。

会場の扉が開くのが見えたので、喫茶スペースを出て、試験会場には2、3分遅れで着席。入室前に、いくつかの部屋を通り過ぎる際に、部屋の外から机の上のワインが見え、リキュールが(あの大変な)琥珀色であることを発見。入室直前にメモをちら見して最後の確認。

さて、机の上には白2、赤2、琥珀色のリキュール1。白ワインは2つとも淡い感じで、グリーンがかったレモンイエロー、きらきら輝いていて冷涼産地のイメージ。赤ワインはあまり紫色は出ていませんでしたが、両方共に濃い系でした。

オリエンテーション5分過ぎに解答用紙の入った封を開けてくださいとの指示があり、テイステイング用語選択用紙の内容を確認。一部表現の変わった箇所もありましたが、このサイトで入手した以前の選択用紙とほぼ同じだったので、まずはほっと一安心。そして、選択肢のブドウ品種も確認。まあこんなもんかと。私は必勝マニュアルの通り、基本品種だけを答えると決めていましたので、それらが並んでいるのを確認したところで、試験開始の合図。

白ワイン1
解答:フランス リースリング 2016年

外観
冷涼地域のイメージ。酸を感じるであろうと想像。

香り
やや華やかな感じだが、まだそれほどしっかりと感じ取れません。華やか系か、爽やか溌剌系か悩むところ。うーん、これはリースリングか、それともSBか。悩んでも進まないのでこんな時は飲むに限ると一口。

味わい
甘みはまろやかな感じ。おっと、酸がリースリング独特の酸だ。これは間違いない。だが残糖をそれほど感じない…とすると、ドイツではなくて、フランスか。再度香りを確認、華やかな感じが強い。甘みが少ないのでフランスのリースリングで決定。ヴィンテージは白ワインは2015年と決めていました。→順調です。

白ワイン2
解答:アメリカ シャルドネ 2015年

外観
冷涼産地っぽいけど、白1よりは黄色が強い。粘性も少し強い感じ。

香り
おっと、わかりやすい樽香。しめしめと。樽香を感じたのでシャルドネを想定して、さらに香りを確認。黄色い果物の感じが結構たくさん出ている。さらに、バターやアーモンド、そして樽からのバニラ香。とくれば、ほぼシャルドネで確定だなという感じで一口。

味わい
アタックはやや強くアルコール度もそれなりにあるけど、少しおとなしい感じで、特にナパの昔の濃いシャルドネのイメージではない。酸もしっかりしているけど、全体的には厚みがあるというより、その下の豊潤という感じ(教本のチャートだと豊潤→厚み→力強いなので)。うーん、この味の濃さは新世界だと思うんだけど、ナパではなさそうだし、といって他の国のシャルドネもあまり飲んでいないのでわからないし、まぁ必勝マニュアルのセオリー通り、米国のシャルドネということで決定。ヴィンテージは白1と同じく2015年に。

赤ワイン3
解答:チリ カベルネソービニヨン 2013年

外観
濃い系で、粘性もやや強い程度。

香り
第一印象は、香りはしっかりと感じられるけど、今まで経験がないような黒い?果実中心の香りで、うーん、とうなってしまいました。

味わい
よくわからないながらも、口に含んでみるとなんとかなるかと思いましたが、依然わからない。アタック、甘さも中くらいという感じですが、ブドウ品種がイメージできません。こんな時は一旦中断すると決めていたので、中断(ここで赤3を開始して3分程度)。→この対応は正解です。わからないのにうだうだ考えてもしかたがありません。

赤ワイン4
解答:オーストラリア シラーズ 2013年

外観
あまり紫色は目立たないガーネット。粘性は強め。ということで、濃い果実の香りを期待して、香りに進む。

香り
おー、これはスパイシーな香りがガツンと。グラスを回すと、黒こしょう、丁子、ナツメグなど、想定通りの香りがむんむんと。おそらくシラーに違いない。

味わい
口に含むとアタックはまだまろやかなのだけれど、タンニンが強くびっくり。ざらざらが最後に残る感じ。甘みはまろやかな感じで、一方酸は結構強かったので、悩みつつも骨格のあるタイプのシラーと決定。新世界シラーの代表的なオーストラリアに。(今までこんなにタンニンが強いのはなかったけれど)→とらえ方は正しいです。そして、コメントもそれほど外れてはいないはず。

赤ワイン3
香り
香り→味わいを確認するという作業を何回か繰り返したが、やっぱり特徴的な香りや味わいにはたどりつかず。少しシダっぽい、緑っぽい感じがすることから、品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、国はチリに。→この”たどりつかなかった”と判断できたことは素晴らしいと思います。グルナッシュ、ソムリエ試験的には難しかったですね。ただ、わからないながらにも大筋をとらえ、得点に結びつける、これで十分です。

ここまでで35分経過。マークシートの見直しを開始(指定の項目数に合っているかなど)。残り10分のアナウンスがあり、5分になったところで、リキュールにとりかかる。(名称を選ぶだけなので、時間はかからない)。

リキュール類
選択肢には、ドランブイ、とあといくつか(失念)、チナール、ベネディクティン。
解答:ベネディクティン
香草(ハーブ)のスーッとする香り。おっと、これはベネディクティンだな。と思い、口に含むや
意外に、歯磨き粉とシロップのあのドランブイの味が…。うーむ。ドランブイは黄色っぽいが、これは琥珀色だし、しかし味はドランブイに似ているし。(残念、勉強でもらった見本を飲んでいなかったのです)数分悩んだ結果、香りの第一印象を信じて、ベネディクティンに。ここで終わりですの合図。(しかし、こんなに飲めないというくらいの量が入ってました)

終わっての感想
必勝マニュアルを自分の基軸として、石田博さん、佐藤陽一さんの本、その他いろいろなティスティングの本を読み、自分なりにノートにまとめていきました。テイスティングしつつ、考え方を理解し、香りや味わいのパターンを覚えました。そして、覚えたことをアウトプットするため、サイトからダウンロードした過去のティスティング用語選択用紙と、マークシート用紙を使って週末に何度もブラインドテイスティングを繰り返し、また、エノテカのブラインドテイスティング企画(過去の試験のシートも配ってくれて、これが結構良かった)にも3回参加して一連の作業を繰り返しました。したがって本番も緊張も特になくスムースでした。手順をイメージして、何度も訓練しておくことが重要だと思いました。

なお、本番にあたっては以下を心にとめて臨みました。
・雑念を払って目の前のワインに向き合うこと(過去の出題例は全て忘れること)
・外観と香りの第一印象を重要視すること
・飲んでわからなかったら一度やめて、次のワインに進むこと

ワインは1988年に75年のラトゥールを飲んで感動してから好きになり、かなり長い間飲んできました。実は、1997年にワインエキスパート受けて、1次試験で敗退。この時は勉強方法が全くなっていなかったと今は思えます。

そして、今年の2月にひょんなことから再受験を決意して、3月から勉強を開始。ワイン受験comではじめましたが、途中で松岡さんのサイト、あとは、とみワインcom(各地の地図が秀逸だと思います)を見つけて追加、合計3つのサイト、と杉山さんの本で独学でした。松岡さんのサイトはとにかく中身が濃いのと、頻繁にアップデートされるのが素晴らしいです。勉強の前のちょっとした話も含めて、こちらも勉強する意欲がわいてきますね。

リキュールは配点が低いようですが、理解したかったので、これもネットで探した表参道のbar MIZの50種類のサンプルの勉強会に参加しました。飲んだことのないものが多く、とても勉強になりました。

今年の1次試験は極めて難しかったと思います。私は2回受験しましたが、1回目を8月中旬に設定し、ここで必ず受かるんだという気持ちで準備をして臨んだ結果、2回目の8/30は割と余裕があったと思います。(帰宅して見直したら△のところが結構違っていて落ち込みましたが)

毎日少しでも勉強するのだと言い聞かせ、朝は毎朝5時から、会社から帰宅後、そして通勤の電車の行き帰りと、特に直前2か月は週末はこれに集中してかなりやったと思います。しかしワインは奥深いですね。だから勉強しがいもあり、面白いです。とりとめなくかなり長くなりまして、すみませんでした。合格しているかどうかはわかりませんが、とにかくやることはやったという感じはあります。改めて深く感謝と御礼を申し上げます。エキスパートを受かることが先ですが、シニアにもいずれ挑戦したいと思ってきました。

次はソムリエ呼称のテイスティングを振り返ります。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩
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 - ●試験を終えて