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グラーヴの格付け<D>「今日から始めましょう」

2024/02/09
 
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第12回

ついこの前、「お正月でまったりしたなぁ」と思ったらもう一月の3分の2が終わろうとしています。この時期はぼんやりしていると本当にアっという間に過ぎてしまいます。 そして、三月、四月は何かと忙しない時期です。比較的時間の取れるであろう二月末までにソムリエ試験対策を組み入れた生活リズムの確立を目指していただくために、開講以来ずっと大切にしているこの講座のモットーについて熱く語ります。

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!

後回しにせず、明日からと自分を誤魔化さず、今日、今から少しでもいいから試験対策に取り組みましょうということです。この時期ですから、まだほんの少しずつでもOK。でも、「明日から頑張る」じゃダメなんです。

ソムリエ呼称の受験資格は、飲食サービス業・酒類関連業界に三年以上の経験があることに加えて、現在も従事していることです。合格を目指す多くの方が夜遅くまで働いており、疲れて家に帰って慣れない試験勉強を行う事はかなり辛いものです。エキスパート呼称の方も受験資格が年齢のみとはいえ、仕事をしながらの試験対策ということにおいては条件は同じです。

試験対策の大半は辛い暗記作業です。誰もが見たことも聞いたこともない、もしかすると一生お目にかかることがないであろうワインの名前や産地を覚えなくてはなりません。はっきり言って一部のワインが大好きすぎる方以外、このような横文字の暗記が楽しいわけはないんです。そして、この単調な横文字の暗記は思いっきり眠気を誘います。

ソムリエ試験は半年くらいの努力で合格できるレベルで、決して難関資格ではありません。また、特別な能力を必要とするわけでもありません。それでも、一見この意味のないように思える横文字の暗記をこなさなくては合格を手にすることはできないのです。

それぞれにあった工夫をすることで、多少は効率よく勉強できることもあるでしょう。ですが、「暗記しなくて合格」できるわけではありません。毎日少しでも良いので試験対策に取り組む、これが一次試験突破に関して最も大切なことだと信じております。

今日できない人はたぶん明日もできません。今日疲れている人は明日も間違いなく疲れています。

「明日でいいや」「明日から頑張る!」ということを繰り返す方は、ソムリエ試験対策に限らず、人生の目標を叶えるという意味では常に遅れをとっていると言わざるおえません。なぜなら、今日頑張っている人(前進している人)がいるんですから。そして、試験対策的には合格からどんどん遠ざかってしまうでしょう。

老子の言葉に”千里の行も足下より始まる”という有名な格言がありますが、まさにどんな道も足元の一歩を踏み出し、前に進まなければ絶対にたどり着きません。

多くの方が若いころに比べて記憶力が落ちたと感じることもあるでしょう。こんなに頑張ったのにもうほとんど覚えていない…と。辛い現実ですが誰もがこれから経験することになるでしょう。それでも、今日少しだけでも頑張って前進する、これを繰り返すしか方法はありません。

合格するためになによりも大切なことは合格するという強い気持ちを持ち続けること今日頑張ることです。

私も講座を通じて皆さんの背中を押し続けます。一緒に合格を勝ち取りましょう。

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!

合格を強く意識して試験対策に取り組みましょう。
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グラーヴの格付け <D>

目次

※<>の中の数字はCBTで出題された頻度です。ある程度参考にしてください。

F Gravesの格付け

・グラーヴの格付けは1953年に発表され、1959年に現在の16シャトーが承認されました。

1987年にAOC GravesからAOC Pessac-Leognanが独立しました。<1>

・格付けシャトーのAOCは全てPessac-Leognanです。

・シャトーにより格付けされているワインのタイプ(ワインの色、赤・白・赤白)が違います。
→このタイプ分けを覚えなくてはなりません。コミューンは余裕のある人以外は覚えなくてもよいです。
この赤白タイプ別の格付けは、現場では役に立たない知識の一つですが(笑)、試験では好んで出題されるようです。Ch. Haut Brionをはじめとする赤のみが格付けされたシャトーも素晴らしい白ワインを造っています。

【赤のみが格付けされた7シャトー】<3>
Ch. de Fieuzal<1>
Ch. Smith Haut Lafitte(コミューン:Martilac)<3>
Ch. Haut Bailly<2>
Ch. La Tour Haut Brion(ラ・オーブリオンはTalence)→La Tour Haut Brionは2005年で生産終了、La Mission Haut Brionに併合されました。
Ch. La Mission Haut Brion(ラ・オーブリオンはTalence)
Ch. Pape Clement(Pessacは二つだけ)<4>
Ch. Haut Brion(Pessacは二つだけ)<1>

【白のみが格付けされた3シャトー】<2
Ch. Couhins(Villenave-d’Ornon)
Ch. Couhins Lurton(Villenave-d’Ornon)
Ch. Laville Haut Brion(ラ・オーブリオンはTalence)→Laville Haut Brionは2009年よりLa Mission Haut Brionの白として販売されるようになりました。世界最高の白ワインの一つが名を失ったと松岡さんが嘆いておられました。

共に格付けされた6シャトー】<2>
Ch. Olivier<1>
Ch. Carbonnieux<1>
Ch. Malartic Lagraviere<1>
Domaine de Chevalier<1>
Ch. Bouscaut(Cadaujac ここのみ)
Ch. Latour Martilac(Martilac)
※上記コミューン記載なしはコミューンLeognanです。
→アカデミー・デュ・ヴァンの矢野先生のゴロ合わせで赤白共には「軽母乳のブスっ娘・オリビエがシュヴァリエになんたら…」って書いてあったような。

※シャトー名にHaut や Brion の文字があれば基本のみです。”マル”なんとかは両方
→Ch. La Mission Haut Brionの白がリリースされ始めましたが、格付け的には考える必要はありません。

ここも数を意識して、少ない白のみをきっちり押さえ、赤のみを覚えていきましょう。コミューン名(村の名前)はひとまず無視して進みましょう。本当に余裕があるときに眺める程度で問題ありません。

さて、過去問です。

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
グラーヴ地区で白・赤共に格付けに入っているシャトーを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Ch. Olivier
2. Ch. de Fieuzal
3. Ch. Pape Clement
4. Ch. Smith-Haut-Lafitte

【過去問】
グラーブの格付で白のみが格付けされているシャトーを 1 つ選んでください。

1. Chateau Olivier
2. Chateau de Fieuzal
3. Chateau Carbonnieux
4. Chateau Couhins

【過去問】
グラーヴの格付けで赤ワインのみが格付けされているシャトーを 1 つ選んでくだ
さい。

1. Chateau Couhins
2. Chateau La Mission-Haut-Brion
3. Chateau Carbonnieux
4. Chateau Bouscaut

【過去問】
グラーヴの格付けで白のみが格付けされているシャトーを 1 つ選んでください。

1. Chateau Olivier
2. Chateau de Fieuzal
3. Chateau Carbonnieux
4. Chateau Couhins

【過去問】
グラーヴの格付けにおいて、赤ワインだけが認められているシャトーを1つ選んでください。

1. Chateau Carbonnieux
2. Chateau Olivier
3. Chateau de Fieuzal
4. Chateau Laville Haut-Brion

【過去問】
次の記述の中からボルドー地方 Graves 地区の特徴に該当するものを 1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ボルドー市の南東にあり、ミクロクリマに恵まれ収穫を遅らせるとボトリティス・シネレア菌が繁殖する地域である。
2. ドルドーニュ川の右岸にあり石灰岩の台地に石灰質、砂、粘土質等バリエーションにとんだ地質である。
3. ガロンヌ川とドルドーニュ川のふたつの川にはさまれたぶどう畑は、きわめて変化に富み辛口白ワインの一大名産地である。
4. ボルドー市のはずれから南に位置し、ぶどう畑は小石、砂利で形成されている。

【解説】
上記の1.~4.のそれぞれの記述がどこの産地を指しているか考えてみてください。

【過去問】
次のシャトーの中から Graves 地区に属するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Chateau de Fieuzal
2. Chateau Gazin
3. Chateau Suduiraut
4. Chateau Haut-Batailley

【解説】
ちなみに2.はポムロールのワインです。3.はソーテルヌで出てきます。

【過去問】
グラーヴの格付けにおいて、赤だけが認定されているシャトーを1つ選んでください。

1. Chateau Latour Martillac
2. Chateau Haut-Brion
3. Domaine de Chevalier
4. Chateau Carbonnieux

【過去問】
次の中から Graves の格付けで赤ワインだけが認められているシャトー数に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.  3 シャトー
2.  4 シャトー
3.  6 シャトー
4.  7 シャトー

【過去問】
次の中から Graves の格付けで白ワインだけが認められているシャトー数に該当するものを 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 2 シャトー
2. 3 シャトー
3. 4 シャトー
4. 5 シャトー

【解説】
しかし、いくら試験とはいえ、こんなこと(いくつあるかなんて)を覚えても意味がないと個人的には思うのですが…。

 

本日もまさに試験のための勉強という感じで大変でした。一度ですべてを覚えることは不可能ですから何度か繰り返し確認することが大切です。まだまだボルドーが続きます。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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