第37回 南西地方 1

   

南西地方って?

あまり聞きなれないかもしれません。ボルドーのすぐ東からスペイン国境付近までの広大な地域をまとめてこう呼びます。

ボルドーよりも歴史のあるワイン産地であるにもかかわらず、その後のボルドー優遇政策等の影響もあり、マイナー産地というイメージですが、なかなかどうして素晴らしいワインが造られております。
→その昔、ボルドーは港町として栄えました。その交易の拠点でボルドーワインが売り切れた後に南西地方のワインが市場に出されるといったボルドーワイン優遇政策が取られた時代がありました。

中でも、マディランやカオール(次回勉強します)は他の産地にはない圧倒的な黒さを持つ赤ワインです。このマディランとカオール、若いうちは濃くて渋くて愛想のない強いだけのワインなのですが、20年くらい熟成させますと、この濃さ黒さが”ほどけて”きます。

赤ワインは熟成によってキノコっぽいニュアンスが出てくるものなのですが、これらのワインもご多分にもれず、ただ、他のワインよりも時間がかかりますが、このニュアンスが出てまいります。このキノコっぽさに加え、黒くギュッと詰まった状態が時間とともにほぐれて、圧倒的なこの黒さが解放されます。この黒さ、黒いキノコ、黒トリュフには抜群なんです。

マイナー産地であるがゆえに価格もべらぼうに高いわけでもありません。ただ、20年たったマディランやカオールが日本ではなかなか手に入らないことが難点でしょうか。

どこかでこれらの熟成ワインを見つけられたなら、是非黒トリュフと共にお試しください。もしかすると、これまでに経験のない世界を垣間見れるかもしれません。

※表紙の写真はBUZETの畑で収穫を行う農夫

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!
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第36回 南西地方 1

Sud-Ouest

【ポイント】
1.多種多様なAOCがどの地域に属しているのか?またはどこにあるのか?
2.AOCの主要ブドウと生産タイプ
→と簡単に言っておりますが、それはそれはいろんな慣れないAOCと独自のブドウ品種に悩まされることになります。

A 主要ブドウ品種

広大で、気候・土壌・歴史もさまざまなので、一括りにできません。

・ボルドー近郊のベルジュラック地区は白ブドウ・黒ブドウともにほぼボルドーと同じ品種が栽培されています。さらに近いタイプのワインが甘口も含めて造られています。

・ベルジュラック地区以外はさまざまな土着のブドウ品種が栽培されています。
→主要AOCと一緒にブドウ品種を覚えましょう。

B ベルジュラック地区のAOC

→ボルドー右岸から続くドルドーニュ川沿いの産地です。

※まずは色付きのAOCを覚えましょう。加えて”★”のAOCは地図上でどこにあるのかを答えられた方がよいかもしれません。

先ほどお伝えしたようにこの地区のブドウはボルドー品種です。

下記三つが白口のみのAOCです。
Monbazillac
・Saussignac
・Rosette

赤のみのAOC
Pecharmant

その他
Bergeracは赤・白・ロゼ可。
・Cotes de Bergeracは赤・白半甘
・Montravelは赤・白辛です。
→Cotes de Montravel/Haut- Montravelのように何かがつくと白の甘口になります。

C ガロンヌ地区のAOC

赤・白・ロゼ
・Buzet
・Cotes du Duras→白はモーザックなるブドウが認められます。
・Cotes du Marmandais

赤・ロゼ
★Frontonネグレット種主体。このブドウは他ではほとんど見ません。
・Brulhois
・Saint-Sardos→シラー、タナって珍しい!

※ここのブドウも記載がある以外はおおよそボルドー品種と思っていいです。

疲れましたね。全く見慣れないAOCばかりで…。次回はもっと辛いかもしれません…。ここはすぐには覚えられません。みんな苦労します…。

【過去問】は最後にまとめてやります。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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