第31回 コート・デュ・ローヌ南部

   

コメントをいただきました。

過去問・問題集は手に入れたほうがよいでしょうか。
出回っているものは何年も前のものが多いようですし、近年出題傾向も変わってきているようですから、どうしたものか迷っています。

過去問については、この講座で紹介されているものだけを解いていれば大丈夫でしょうか。その他にワイン受験.COMで問題には取り組んでいます。

試験対策に関して、限られた時間の中でどこまでどのように取り組むべきか、悩みは尽きないと思います。

個人的には暗記作業を繰り返すよりも過去問・問題集を繰り返す方が効率的だと思っております。また、この講座でも各項目別に過去問を掲載しておりますが、時には試験本番と同じ並びで過去問を見ることも大切だと考えています。

ですから、なんらかの過去問集、問題集は手元にあったほうが良いでしょう。もちろん、ワイン受験.COMさんの過去問に取り組まれていることも素晴らしいです。
→この講座ではここ7、8年の過去問は全て掲載しております。

ソムリエ協会が日本のワイン、日本酒に力を入れ始めたことはここ数年での大きな変化でした。また、東欧のワイン産地の出題が増えるなど出題傾向は徐々に変わってまいりました。しかし、出題される個々の問題に関しては、それほど大きく変わったようには思えません。

ソムリエ試験はワインの基本の確認程度の出題です。ワイン法や生産量などの数字は変われども、基本なんてそんなに変わらないものです。

過去問を過去10年分(実際の試験のように)、古いものから新しいものへと解き進めるうちに出題傾向の変化を肌で感じるようになれば、試験対策が順調に進んでいる証です。ですから、私は古い過去問であっても無駄であるとはちっとも思っておりません。

いくつかの一次試験対策問題集が販売されております。書店で手にとってピンと来たものをお使いになられることをお勧めします。

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さて、南ローヌに進みます。

フランス語の発音は難しい。というよりも、日本人が発音に弱いのかもしれません。
日本語に母音の数が少ないことも要因の一つだと思います。ちなみにフランス語には母音が16もあるんです。

今日は南ローヌです。ここでもたくさんの産地名が出てきますが、その中にVacqueyrasというAOCがあります。赤・白・ロゼすべてが認められているのですが、その読み方についてです。

Vacqueyrasは教本にはヴァケイラスと書かれていたり、参考書によってバラバラです。←フランス語を正確にカタカナで表記することはできません。
私が何人かの生産者に直接聞いた限りでは”ヴァケラス”が一番近いと思われます。少なくとも”イ”は入りません。→ここも“r”の発音は“ラ”ではなく、“ハ”に近いのですが。

ソムリエ試験でヴァケラスと書く問題は99.99%出題されませんが、なんとなく頭の片隅に置いておいてください。

一見、あまり意味のない発音の話ですが、Vacqueyrasについてはこれで少しは覚えやすくなるのではと勝手に思っています。→それでも、表紙の写真はGigondasの街です。

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!
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第31回 コート・デュ・ローヌ南部

B 南部 Meridional メリディオナル
→広大な丘陵地帯に畑が広がります。

●主要ブドウ品種
※Chateauneuf du Pape以外はAOCに対するブドウ品種を個別に覚える必要はありません。何となく、グルナッシュっぽいくらいで十分です。

・白ブドウ
たくさんありますが、グルナッシュ・ブランルーサンヌ、マルサンヌ、クレレットが主体です。
・黒ブドウ
こちらもグルナッシュ主体です。

※赤も白もいろんなブドウ品種をブレンドすることが一般的です。

●メリディオナルのAOC
最初は、下の地図の下線を引いたAOCが右岸、左岸のどちらにあるかをなんとなく確認することから始めましょう。

とりあえず、TavelLiracの二つは右岸です。→そろそろこのあたりの地図の問題が出てもいいかも。

・ロゼのみのAOC
Tavel→フランス三大ロゼワインの一つです。

・赤のみのAOC→この三つは比較的新しいAOC
Beaumes de Venise
Vinsobres
Rasteau
※RasteauのVins Doux Naturelsには赤・白・ロゼがあります。

・赤・白が認められるAOC
Chateauneuf du Pape→こちらについては次回。
Cairanne新AOCです。2016年に赤・白が認められました。もともとはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのサブリージョンの中でも非常に評価が高い産地で、多くの生産者が”ケランヌ”の名前をエチケットに記載しておりました。要注意です。

・赤・ロゼが認められるAOC
Gigondas

・Vins Doux NaturelsのAOC→これも次回!
Muscat de Beaumes de Venise
Rasteau

・Clairette de Bellegardeはクレレットとありますから覚えることもなく白です。
・その他のAOCは赤・白・ロゼが認められます。なかでも、LiracVacqueyrasは暗記必須です。
・Grignan-Les Adhemarが南ローヌ最北のAOCです。→昔はコトー・デュ・トリカスタンと言ってました。
・2013年にも新AOC Duche d’Uzesが認められました。←覚える必要はないと思いますが、赤・白・ロゼ可です。

ここはちょっと大変ですね。過去問です。

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ソムリエ試験 過去問

【過去問 2017】
次の A.O.C. の中でロゼだけが認められているものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Tavel
2. Gigondas
3. Lirac
4. Vinsobre

【過去問】
次の A.O.C. ワインの中で赤のみが認められているものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Vinsobres
2. Gigondas
3. Vacqueyras
4. Ventoux

【過去問】
フランスの庭園として知られ、バラエティ豊かなタイプのワインが生産される地方を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Jura
2. Val de Loire
3. Bourgogne
4. Cotes du Rhone

【解説】
この地方のことではありませんが、選択肢を一通り学んだところで。覚えていますか?

【過去問】
コート・デュ・ローヌ地方でロゼのみが認められている A.O.C. を 1 つ選んでください。

1. Chateauneuf du pape
2. Tavel
3. Gigondas
4. Rasteau

【過去問】
コート・デュ・ローヌ地方で赤ワインと白ワインの両方が認められている A.O.C. を1 つ選んでください。

1. Chateauneuf du pape
2. Condrieu
3. Saint-Peray
4. Vinsobres

【過去問】
コート・デュ・ローヌ地方北部地区で最も面積が広い A.O.C. を 1 つ選んでください。

1. Saint-Joseph
2. Crozes-Hermitage
3. Cornas
4. Gigondas

【過去問】
次の A.O.C. Cotes du Rhone に関する記述について正しい場合は 1 を、誤っている場合は 2 を選んでください。

「コート・デュ・ローヌ地方全体の A.O.C. ワイン生産量の約半分を占めている」

1. 正
2. 誤

【解説】
こちらもちゃんと教本に記載がありますが、ここまで読み込むのはなかなか厳しいですね。この問題はスルーしてかまわないと思います。
正解は1.です。

【過去問】
コート・デュ・ローヌ地方でロゼワインだけの生産が認められているA.O.C.を1つ選んでください。

1. Lirac
2. Tavel
3. Cotes du Vivarais
4. Clairette de Bellegarde

【過去問】
次のコート・デュ・ローヌ地方のA.O.C.の中から、赤ワインだけの生産が認められているものを1つ選んでください。

1. Coteaux du Tricastin
2. Rasteau
3. Cotes du Vivarais
4. Chateauneuf du pape

【過去問】
次のコート・デュ・ローヌ地方のA.O.C.の中から、2008年11月より名称が変更されたものを1つ選んでください。

1. Vinsobles
2. Vacqueyras
3. Ventoux
4. Beaumes de Venise

【解説】
この問題は過去の流れから見ると、難問のうちに入るでしょう。できなくてもそれほど気にする必要はないと思います。ただ、フランスのAOCは他の国に比べて、それほど変わりませんから、ここ数年の新しいAOCはちょっとばかり気に留めておいた方がよいかもしれませんね。 

【過去問】
次の記述について正しい場合は1を、誤っている場合は2を選んでください。

「A.O.C. Gigondasは、Cotes du Rhone地方の南部地区に位置しており、赤とロゼの生産が認められている。ぶどう品種はGrenache主体で造られる。」

1. 正   2. 誤

【過去問】
次のコート・デュ・ローヌ地方のA.O.C.に関する記述の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. A.O.C. Chateauneuf du Pape は、赤・ロゼ・白を造ることが認められている。
2. A.O.C. Gigondas は、赤・ロゼを造ることが認められている。
3. A.O.C. Beaumes de Venise は、赤・白を造ることが認められている。
4. A.O.C. Tavel は、ロゼ・白を造ることが認められている。

【過去問】
次のCotes du Rhone地方の A.O.C.の中からスパークリングワインが生産されているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Condrieu
2. Lirac
3. Saint-Joseph
4. Saint-Peray

【過去問】
コート・デュ・ローヌ地方は南北2つの地区に分けられているが、次の中からGigondas、Coteaux du Tricastin などが生産される地区に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Mediterraneen
2. Meridional
3. Septentrional
4. Cote d’Azur

【過去問】
次のコート・デュ・ローヌ地方の A.O.C.ワインの中からローヌ川右岸に位置し、ロゼだけが認められているものを 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Coteaux du Tricastin
2. Cotes du Luberon
3. Lirac
4. Tavel

【過去問】
次のCotes du Rhone 地方のA.O.C. の中から白、赤、ロゼが認められているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Beaumes de Venise
2. Gigondas
3. Chatillon-en-Diois
4. Saint-Peray

【解説】
わかりましたか?まず、1.と2.は今日しっかり勉強しましたので外します。さて、3.はわからなくても4.のSaint-Perayについてはしっかり覚えておかなくてはなりません。白でしたね。そして、残されるのは3.となればOKです。

【過去問】
次の中からコート・デュ・ローヌ地方のアペラシオンで最も南に位置するものを1つ選んでください。

1. Ventoux
2. Luberon
3. Tavel
4. Gigondas

【解説】
やっぱり地図をしっかり見ておかなければいけませんね。

北ローヌよりも覚えるべきことがちょっと多いですね。
次回はChateauneuf du papeとVins Doux Naturelsを押さえてローヌもおしまいです。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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