第55回 ドイツワインまとめ

   

珍しく早朝に目が覚めました。時計を見ると午前5時前。もう明るくなり始めていました。もう少し寝ようかと思いましたが、妙に目が冴えてしまったのでそのまま起きることに。

ホテル勤務時代に朝食担当マネージャー的なポジションを経験したことがあります。毎朝5時の始発に乗って職場に向かうんです。今の時期は夜が明け始める時間でして、なんとも神聖な気分になれる気持ちの良い朝が多かったことを思い出します。ただ、秋が深くなるにつれて寒く真っ暗な中を駅まで急がなくてはならないのですが。

始発の電車は乗客もまばらで、好きなところに座って出勤できました。そして、私も含めてなのですが、ほぼ毎朝同じ人が同じ姿勢で同じ場所に座っていました。たまに長期間ある人がその”朝の絵”にいない時は”あれっ、二番目のドアの横の端の席で産経新聞を読んでいる人、しばらく見ないなぁ、何かあったのかなぁ”なんて余計なお世話を考えたものです。そして、しばらくしてその産経新聞さんを見かけると”お元気そうですね。出張でしたか?”なんて心の中で話しかけたりもしておりました。←現在も当時の同士の数人はあの電車に乗っているのかなぁなんて考えてしまいました。

私は電車の中ではたいてい本を読んでいたのですが、時折その毎日の絵の中にいる同士について勝手にどのような人物か想像をしながら電車に揺られておりました。→最近の電車の中はもっぱらパソコンですかね。この講座の更新などに追われていますから(笑)。

”いつも茶色のジャケット・ノータイのおじさんは飲食系の人かな”、”電車の中でスッピンから見事な美人に変身する彼女は普通のOLというよりはちょっとしたキャリアウーマンだろう”あとは”あの医者っぽい人、今日はものすごく疲れているなぁ”など、”産経新聞さんはいつも疲れたサラリーマン(営業系)”というのが私の勝手な妄想でした。

この妄想はもしかして私の職業的なものかなとも思っています。そして、人を見る習慣は接客業においてはとても大切です。

大昔、ファミレスで数年間アルバイトをしておりました。その時に、いつしか《お客様が何を注文するか》ということが注文前に何となくわかるようになってきたと思えたんです。もちろん、100%ではありません。”この人はパスタっぽいな”とか、”このおじさんはミックスグリルだぞ”、”この二人はマグロ丼とハンバーグセットを頼むんじゃないかなぁ”ってな具合です。

ハンディと呼ばれる電子端末で注文を受けており、もうなんというかお客様を見ると手がすいすい動くのです。→当時、アルバイト先の人たちとこの話をしたことがあります。”事前に何となくわかる”ということが理解できるという人がいた一方で、それは電子端末を自由に操れるようになったので、さも注文が先にわかっているかのように感じる(錯覚)のだという人もいました。

錯覚が半分だとしてもやっぱりなんとなく感じるものがあったんですよ。不思議な感覚でした。あるお客様が”マグロ丼を頼む”だろうという理由は一切わかりませんでしたから。ただ、なんとなくこの人はこれを注文するだろうと思えるようになったのです。

長年のアルバイト生活の中で、お客様の雰囲気と注文された商品の結びつきがデータ化されて、その蓄積が統計的に無意識のうちに私の中でイメージとなったのではと今考えてみました。ですから、無意識にお客様の特徴をしっかりと見ていたのだろうと。

おっと、また全然関係ない話ですね。ちょっとした息抜きだと思ってください。そして、この話の続きはまたいつか。
※表紙は現在のクロスター・エーベルバッハ

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。
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第55回 ドイツワインまとめ

あと少しだけです。

F ドイツワイン概論
・白ブドウ(65%)と黒ブドウ(35%)の生産量比率も重要です。想像以上に赤ワインが造られており年々増加しておりましたが、ここにきてリースリング人気から白ワインが再び増加傾向のようです。→80年代初頭は黒ブドウは10%程度。
・辛口ワインの方が多く生産されています。
・生産されるワインのほとんどが上級ワインに分類されることも確認しておきましょう。

・北緯47度から52度の数字もなんとなく。

G ドイツワインの歴史

それほど出題されませんが、ポイントとなりそうな言葉だけ拾ってみます。

・8~9世紀 カール大帝、ワイン造り発展
・1130年 ベネディクト会の修道院/ヨハニスベルグ
・1136年 シトー会派の修道院/クロスター・エーベルバッハ
・1775年 ヨハニスベルグ城で遅摘み
・1830年 エクスレ/ドイツの物理学者

・1874年 フィロキセラ

何となく参考書を眺めて、過去問等に出てくるたびに確認する程度で十分です。また、今年の教本に記載のない過去問は捨ててもよいでしょう。

あと一息です。【過去問】を確認してドイツを終わらせてしまいましょう。

ソムリエ試験 過去問

【過去問 2016】
ヨハニスベルク城において、ブドウの遅摘み法が発見された年を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1775 年
2. 1783 年
3. 1870 年
4. 1876 年

【過去問】

次の1~4の文章の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ライン川の源流であるボーデン湖は、フランス、ドイツ、スイスの国境にある。
2. ぶどうの遅摘み法の発見は、1775 年ラインガウ地域にあるクロスター・エーベルバッハ修道院である。
3. 2000年ヴィンテージから導入されたSELECTION は、単一畑のぶどうから造られる上級辛口ワインである。

4. Ahr 地域はドイツ最大の赤ワインの産地で、Wurttemberg地域より多い。

【解説】

今年の教本からSELECTIONの記載がなくなりました。だから、知らなくていいはずです。ちなみに1.ボーデン湖はスイスとドイツの国境です。

【過去問】

次の1-4 の文章の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 2003年では、ドイツの赤ワイン用ぶどう品種の栽培比率は66%である。
2. ドイツと国境を接している国は全部で8カ国である。
3.「SELECTION」 のぶどう収穫量は、60hL / ha 以下で、収穫は全て手摘みである。

4. 品質等級 Auslese の最低アルコール度(% vol)は、5.5%なければならない。

【解説】

2. 9カ国もあるようですが偶然覚えていればくらいの感じでよいです。

【過去問】

次の中からドイツワインを辛口タイプと甘口タイプに分類した場合、辛口タイプが全体に占める割合に該当するものを1つ選んでください。

1. 約36%
2. 約45%
3. 約53%

4. 約64%

【過去問】

次のドイツワイン産地の区画に関する記述の中から誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ドイツワイン産地の区画は13の限定生産地域ベシュティムテ・アンバウゲビーテ(Bestimmtes Anbaugebiet)に分類されている。
2. ベシュティムテ・アンバウゲビーテ(Bestimmtes Anbaugebiet)はベライヒ(Bereich)と呼ばれる地区に分割されている。
3. ベライヒ(Bereich)はグロースラーゲ(Grosslage)と呼ばれる統合畑に分けられ、さらにアインツェルラーゲ(Einzellage)と呼ばれる単一畑に分かれている。

4. 13 の限定生産地域のうち、Mosel のみが、アインツェルラーゲ(Einzellage)を呼称することができる。

【解説】

一瞬、混乱しそうな選択肢が並んでいますが、よく読めば悩むことはありません。このような言い回しにも慣れましょう。正解は4.です。

【過去問】

次の1-3の中から2002年に生産されたドイツワインの赤ワイン用ぶどう品種の栽培割合として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 31.5%
2. 45.2%

3. 54.8%

【解説】

近年の数字に直して理解してください。

【過去問】

次のドイツワインの歴史に関する記述の中から19世紀の出来事に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ヨハニスベルグ城において、ぶどうの遅摘み法の発見
2. 物理学者 Ferdinand Oechsle 氏が果汁の糖度を調べる比重計を発明
3. ドイツ高級ワイン生産者連盟(VDP)の設立

4. シトー派の修道院クロスター・エーベルバッハの設立

【解説】

3. 1910年です。

【過去問】

次の中からドイツで、ぶどうの遅摘み法の発見やアウスレーゼの開発が行われた場所を1つ選んでください。

1. ヨハニスブルグ城
2. フォルラーツ城
3. シトー派修道院

4. クロスター・エーベルバッハ

【過去問】

ドイツワインの生産地域の記述について、正しいものを1つ選んでください。

1. 13の特定栽培地域がある
2. 北緯37~42度の範囲内にある
3. 特定栽培地域は西部(旧西ドイツ)のみである

4. 白ワインの生産が80%を超える

※今年から教本の記載がかなり変わりました。これまでに出題された事柄の記載がなくなったんです。ですから、過去問も外しました。

お疲れ様でした。これでドイツも終わりです。でも、皆さんはしばらくしてからまた戻ってきてちゃんと復習してくださいね。ドイツはポイントだけ押さえて、あとはどこまで覚えるかを自分で決めること。100点取る必要はないんですから。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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