第119回 論述試験対策!? 2014年度アドバイザー呼称の口頭試問を振り返る

   

”一見さんお断り”というお店が存在します。

見方を変えればお店がお客様を選ぶというスタイルのお店です。この”一見さんお断り”には賛否両論ありますが、私個人としては大アリだと思っています。

全てのお店がこうなる必要はありませんし、そうであれば困ったことになりますが、それでも私の中では究極のサービススタイルの一つだと思っております。

”一見さんお断り”の最大の利点はお店とお客様との間で共有している認識がある為、お店側は最高のおもてなしを提供することができます。加えて、基本身元のわからないお客さまがいないことから、お店の求める雰囲気、空気感を維持することができます。お店の雰囲気が安定しているということは特に常連のお客様には非常に心地の良いと感じるものです。(常連さんの紹介であっても店主のメガネにかなわなければお断りというお店を知っています)

ある特定のお客様に対して最高のサービスを提供する。サービス業のあり方の一つだと思います。もちろん、これが全てにおいて正しいと言っている訳ではありません。

全てのお客様のご要望をお聞きすることは不可能です。最近の流れとして意味なく幅を広げて(お客様の要望を聞きすぎて)苦労されているお店、場面を時折見かけます。私は違うなぁと思っているんです。特に個人店がこの厳しい時代を乗り切るには反対に”幅を狭めて、特化する”ことじゃないかと私は真剣に考えております。

この厳しい時代を乗り切る解決策が”一見さんお断り”と言ってるわけではありません。”一見さんお断り”というスタイルの中に最高のおもてなしに通じる何かがあるのではと思っているということです。

”一見さんお断り”から少し離れますが、近年、新しくオープンするお店の多くが”禁煙”を掲げているように思います。時代も後押ししており、店内禁煙は当たり前という風潮ですが、禁煙にしてしまうと愛煙家のお客様を制限することになります。お子様を受け入れないお店もしかりです。私は以前団体様を受け入れないお店で働いていました。←団体さんが入ると間違いなくお店の品位が下がります。貸切だったらいいんですけど。未だジャケット着用義務のあるお店もあります。

お客様の存在が神様に一番近い国、日本ですが、全てのお客様を満足させることは絶対に不可能なのです。タバコ、子供の件だけ見てもかなり難しい問題です。

続きます。
にほんブログ村 酒ブログ ソムリエへ
合格を祈願して押してください!

二次試験対策関連のご案内

・二次試験直前テイスティングセミナーのおしらせ。→こちらからどうぞ。
・「二次のテイスティングをなんとか乗り切るための必勝マニュアル」のご案内→こちらからどうぞ。

スポンサードリンク

第119回 論述試験対策!? 2014年度アドバイザー呼称の口頭試問を振り返る

さて、前回の2015年に引き続き、2014年のアドバイザー呼称の口頭試問を振り返ります。

2014年の口頭試問の出題内容は以下でした。
①甲州の栽培量が一番多い県はどこですか?
②甲州の仕立て方を答えなさい。
③甲州ワインの特徴を答えなさい。
④日本で栽培されているワイン用ブドウ品種を5種類あげなさい。
⑤ワインの熟成に影響を与えるワインの成分を答えなさい。
⑥ワインの保存に適する条件を3つ答えなさい。
⑦世界の酒精強化ワイン、または天然甘口ワインを3つ答えなさい。

⑧酸化防止剤を1つ答えなさい。

まずは、いただいた報告をある程度まとめた状態でご紹介します。

・今回の設問は8問。最初の5問は15秒間、残り3問は30秒間で答えるように指示されます。制限時間内であれば前の設問の補足や訂正もできるとのことでした。

・部屋に入ると正面にテーブルがあり、その前に立って質問をする試験官とタイムキーパーの方2名いらっしゃいました。

・設問を読まれた後に私が答えると「はい」と試験官の方が用紙にチェックつけてすぐに次の質問に移りました。 (用紙にチェックしてることがこちらから見えました)

・③の甲州の特徴の部分は時間切れでした。また、⑤に関して設問の意図が読み取れず、とっさに「タンニン」と言ってしまいました(笑)が試験官は「はい」と言い、同じ場所にチェックつけてすぐに次の設問に移りました。てっきり今の答えは合ってたのかしら?そう思わせる印象。

・①~⑤に関して15秒もらえた感じではなかったです。 答えたら笑顔ですぐに次の質問された印象でした。 最後に「何か付け加えることはないですか?」と言われ、”ありません”で終了~。

・日本のワインに関する質問が半分とあとはワインの基本的なことを問う質問でした。思ったより簡単な質問で拍子抜けしましたが、やはり緊張ですぐに答えは浮かんで来ませんでした。

・複数答える必要がある設問に対して、例えばぶどう品種5つのところでは4つしか答えられなかったような気がしています。今思えば、試験官に私がいくつ答えたかを確認すればよかったと。 ただ、受験者同様に試験官も緊張しているようで、雰囲気的に圧迫感は感じませんでした。

・とにかく時間内にわかることいろいろ答えようと思っていたのですが、試験官がテンポよく進めていった為、一言答えるとそれ以上求められているようには思えませんでした。出来としては、全部ドモることなく笑顔で答えられたので悪い印象ではなかったかな。こんな感じでした。

アドバイザー呼称にのみ口頭試問が課されるようになって数年が経ちますが、例年以上に易しい出題であったように思います。簡単に設問を見て行こうと思います。

①甲州の栽培量が一番多い県はどこですか?

山梨県ですね。こちらはボーナス問題であり、受験者をある意味落ち着かせるための設問のようにも思えます。

②甲州の仕立て方は何ですか?

棚仕立てです。ここも問題ありません。表紙の写真は棚仕立ての甲州です。

③甲州ワインの特徴は何ですか?

日本を代表するブドウ品種で、果皮が薄紫色、シンプルで穏やかな酸、独特の旨味のある白ワインを造ります。特に日本料理との相性が良いと言われ、近年の日本食ブームとともに世界的にも注目されています。このように日本を代表するブドウであることを中心に答えると良いでしょう。

④日本で栽培されているワイン用ブドウ品種を5種類あげなさい。

たくさんありますよね。それらを答えればよいだけです。

⑤ワインの熟成に影響を与えるワインの要素を答えなさい。→成分という説もあります。

PH(ペーハー)、タンニン分、残糖量、有機酸各種(リンゴ酸や酒石酸など)、アルコール度数などですかね。ワインの熟成自体が完全に科学的に証明されていない中、非常に難しい問題でした。何か一つ、ワインの要素を答えればそれでOKだと思います。

⑥ワインの保存に適する条件を3つ答えなさい。

温度、光、振動、湿度でしたよね。これらを数字を交えて答えればよいのです。ここは取らなくてはなりません。

⑦世界の酒精強化ワイン、または天然甘口ワインを3つ答えてください。

これもいくらでもあります。

⑧酸化防止剤を1つ答えてください。

いろいろありますが、一つと言われていますから”亜硫酸塩”でよいのでは。

”甲州”や”酸化防止剤”などは論述試験としても格好のテーマだと思います。次回は2013年度の口頭試問を振り返ります。

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

スポンサードリンク

 

 - ●ソムリエ二次、論述試験対策