直前セミナー 模範テイスティングコメントと解説

   

大変お待たせしました。

こちらは直前セミナーにおいてテイスティングしたワインの感想と模範テイスティングコメントです。

注意!まだ直前セミナーを受講されていない方はこの先を読まないでください。目の前にあるワインから先入観なしに何かを感じ取るということができなくなります。

また、セミナーに参加されていない方もブドウ品種の特徴を確認するつもりでお読みいただければと思います。

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直前セミナー 模範テイスティングコメントと解説

直前セミナーはソムリエ呼称形式、白・白・赤または白・赤・赤の三種×4ラウンドでした。

第一ラウンド

白ワインが二種、赤ワインが一種並びました。外観の印象は白1は無色に近いくらい淡く、白2はやや黄色、赤1はどちらかといえば淡いかな、といった感じ。

白1と比べると白2の方が濃くて黄色い印象ですが、温暖な地域といえるほどの濃さではありません。赤1は淡い色調ということでピノ・ノワールをイメージします。ただ、ちょっと濃いかも。

グラスを手に取り粘性を見ると、白1→白2→赤1の順に強くなります。

白ワインは二種は色調と粘性からどちらも冷涼な印象、赤ワインは淡い系なのでピノ・ノワールであって欲しいですが、であれば色調・粘性やや強め、新世界かもというイメージでテイスティングを始めます。

白ワイン1-1 甲州 日本 2016

外観
”無色に近い”に○をつけようかと思うほどの淡い色調。粘性も”サラサラ”からちょっと強くなった程度。冷涼な印象に加え、シャルドネはないであろうと思いながら香りに進みます。

香り
柑橘系にわけたいところですが、ものすごくわかりやすいというわけではありませんでした。ミネラルも感じますが、全体的に穏やかな印象。なんとなく物足りない感じ。

柑橘系と判断したならば、代表選手ソーヴィニヨン・ブランをまず検討するのですが、“青さ”がほとんど感じられません。白い花も感じますが、とにかくはっきりとした香りを感じないのです。凝縮感どころの話ではありません。柑橘系で、“青さ”を感じず、物足りなさ・穏やかさを感じた時に思い浮かべるべきは、甲州とミュスカデ。甲州の方が柔らかく穏やかな印象、ミュスカデはキリッとしており、より鋭角です。

穏やかだと思えば、甲州。さらに、このワインからは甲州の特徴である「丁子」の香り、またはコメントにはありませんが「日本酒っぽさ・吟醸香」をしっかり感じました。

味わい
味わいで確認という流れにもっていければ最高です。

アタックもアルコール“やや軽め”、酸味もそれほど鋭角に感じないということで、ミュスカデではなく甲州。非常にわかりやすい、そして教科書的な甲州でした。

甲州 模範コメント

白ワイン1-2 リースリング フランス 2016

外観
最初に確認したように、“淡い”と“やや濃い”の間くらいの濃淡、“やや軽い”くらいの粘性。冷涼産地でしょう。グリーンがかった印象から、若いワインであろうと思えればなお良いですね。

香り
こちらは非常にわかりやすい“白い花”系。もちろん柑橘も感じますが、溌剌というよりも華やかという方があっていると思います。白い花系と判断できた時は、リースリングを考えます。リースリングはバランスをとりながらしっかりと主張するブドウで、”柑橘”系が溌剌と表現されるように上に突き抜けるような鋭角なイメージであるのに対し、この”白い花”系は華やかといわれるようにエレガントでふわっと宙を舞うようなイメージ。香りも味わいも重心が低い。

このリースリングはやや軽めの印象ながらも、上記の華やかさがわかりやすく表現されていたと思います。いわゆるペトロール的なニュアンスは前面には出ていませんでしたが、奥の方や口に含んだ後の余韻で感じることができました。そして、外観の印象通り、凝縮感や温暖さはなく、予定通り冷涼産地であろうと。

味わい
ここまで来たなら冷涼なイメージで味わいまで進んで欲しいところです。

アタックもアルコール“やや軽め”、酸味はしっかりと感じますが、こちらも重心が低いというか、落ち着いているというか酸だけが突出して感じないところもリースリングの特徴です。冷涼ながらしっかりとした果実味を感じ、この酸のニュアンスからフランスを選ばれた方は最高です。ドイツでも問題ありませんが、ドイツの方がもう少し重心が高く、ミネラル・酸ともにわかりやすいと思います。こちらもとってもアルザスらしいリースリングでした。

リースリング 仏

赤ワイン1-3 ピノ・ノワール オーストラリア 2016

外観
最初に”淡い”系なのでピノ・ノワールを想定、しかも、ちょっと濃いかもに加え、粘性も“やや強”めと見ており、やや温暖な印象。ピノ・ノワールであれば新世界であって欲しいなというイメージで香りに進みます。

香り
赤ワインは赤系果実か、黒系果実か、そしてそれぞれがどのレベルであるのかを見る必要があります。

こちらはピノ・ノワールと想定しているので、赤い香りがきてほしいところ…、はい、赤果実でピノ・ノワールの可能性大!この段階で確定でもよいのですが、”淡い”系赤果実の仲間にガメイとマスカット・ベーリーAがあります。違いは、それなりに複雑で奥行き・広がり・余韻を香りにも味わいにも感じるピノ・ノワールと、果実味をわかりやすく感じるもののイメージとして香りも味わいも“パッと開いてスッとなくなる”単調さが特徴のガメイとマスカット・ベーリーAといえます。

このワインの場合は、少し甘みが前面に出ており、惑わされそうになりますが、香りにおいても味わいにおいても奥行き・広がりを感じるため想定通りピノ・ノワールでOK。(東京9-10の時のみ、かなり甘さが先行しており、そのことで奥行きを感じづらく、さらにやや閉じ気味であったことからも、私はもしかしてMBAと間違えるかもと思いました。瓶差なんでしょうね)

そして、外観で温暖をイメージしており、香りのこの甘さも温暖な印象であるため、新世界ほぼ確定。

味わい
新世界のピノ・ノワールであってほしいんです。ですが、アタックは“やや軽め”、アルコールも“中程度”よりやや弱いくらいとそれほど温暖さを感じなかったかもしれません。ただ、この酸のやわらかさはフランス・ピノ・ノワールにはありえませんので、想定通り新世界ピノに持っていけると良かったという、最後はちょっと戸惑うかもしれませんが、それでも、まずまずとらえやすいワインでした。

ピノ豪PDFのタイトルが仏になっていますが、オーストラリアの間違いです。

第二ラウンド

今度は白ワインが一種、赤ワインが二種並びました。白ワインはそれほど濃さを感じず、赤ワインは濃い系と淡い系です。前者がカベルネかシラー、後者がピノ・ノワールならいいなと思うパターンです。

白ワイン2-1 ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2017
(東京9-11のみ白ワイン3-1←私が順番を間違えました。ごめんなさい)

外観
外観からイメージできることは少なく、どちらかといえば冷涼かなという程度。ややグリーンがかっているかも…。粘性も冷涼。ものすごく濃いということはないと思って香りに進みます。

香り
こちらは”柑橘”系に分類していただきたいタイプ。2017という若いワインであるためか、やや甘さを感じたので、そこに引っかかった方もいらっしゃると思います。でも、縦に抜ける感じは溌剌ととらえるべきです。”柑橘”系が取れれば、代表選手はソーヴィニヨン・ブラン。青い香りがあればここで確定です。同時に、その青さがどのレベルなのか、フレッシュハーブなのか、熱感を伴う青さなのかというところまで感じましょう。

(9/21大阪のワインは感じづらかったですが)ワインをサービスしている時から、フレッシュハーブを刻んでいる時のような瑞々しい爽やかな青い香りがありました。この青さ、フレッシュさを感じられれば冷涼産地、外観の印象とも合致します。

味わい
ずっと冷涼なイメージで味わいまで来ました。”柑橘”系から青さを感じ取ってソーヴィニヨン・ブランにまでたどり着いた方は味わいで確認です。アタック、アルコールともに“やや軽め”であることから冷涼産地であることを確認、やや甘さを感じるもののアルコール感を伴う感じではありません。この甘さによってやや酸がおだやかに感じたことが、ソーヴィニヨン・ブラン・仏らしくないといえば、そうかもしれません。

ソーヴィニヨン・ブラン・仏 模範コメント

赤ワイン2-2 シラー フランス 2013

外観
“濃い”系が来ました。シラーかカベルネ・ソーヴィニヨンをイメージするところです。粘性もしっかりしているため、通常ですと温暖なイメージですが、シラーやカベルネ・ソーヴィニヨンはフランスでも比較的暖かいところで造られていることと、ブドウ品種として強いため、特に外観に強さが現れることが多いと思います。

香り
”濃い”系であり、シラーかカベルネ・ソーヴィニヨンを想定しているので、黒い果実を感じたいところです。もう、濃い系でわかりやすく“黒い果実”を感じたなら、この二品種のどちらかで確定で他のブドウ品種を考える必要はありません。

黒系果実を感じたので、シラーかカベルネ・ソーヴィニヨンで決まり。さて、どちらでしょう、そして産地はどこか。ここまでは絞れると最高です。

より少ない要素がしっかりと主張するシラーと、より複雑でいろいろな要素がこれまたしっかり主張するカベルネ・ソーヴィニヨン。より鋭角で三角形なシラーに、丸くはありませんが角ばった八角形くらいのイメージのカベルネ・ソーヴィニヨンと私はとらえております。

香りから、どこか酸味をイメージする香りが取れた方はシラーに強い方でしょう。このワインはやや樽香が強かったので、少しわかりにくかったかもしれません。この酸味に通じる香りが私的には“マリネ・オリーヴ”です。この香りを取れればシラー確定。もし、ここまでわからなくても濃い系で黒果実を取れればOKでしょう。

また、香りの強弱で言えば、樽香がやや邪魔をしましたが、凝縮感、いわゆる“ジャム感”を感じませんので新世界的なイメージではありません。

味わい
香りで、シラーまたは冷涼さ(仏ローヌが冷涼かどうかはさておき)を取れなかった方は味わいから探ります。“やや強い”アタック、中程度の“粘性”。これだけで、冷涼産地と確定するにはものたりませんが、明確に酸味を感じるところがシラーであり、フランスである理由です。

シラー・仏 模範コメント

赤ワイン3 ネッビオーロ イタリア 2013

外観
淡い色調だったので、セオリー通りピノ・ノワールを想定。粘性がかなりしっかりしているので、ピノ・ノワールなら新世界であろうと。(ここでグラスを傾けたときにエッジのオレンジを感じなたら、もしかして熟成系?と何かを感じた方は素晴らしいです。ただ、ここで気づかなくても問題ありません)

 

香り
赤系か、黒系かという前に香りがうまく拾えません。試験中であればけっこうあせります。これは3番目のワインですが、このように香りの取れないアイテムに最初に出会った場合は後回しにしましょう。あとで香りが開いてくるかもしれません。

さて、しばらくして少し香りがとれるようになりましたが、そもそもフレッシュな果実の香りではありません。どちらかといえばドライフルーツ、あと埃っぽさ、タバコのニュアンスなどを感じます。どう考えても赤い果実のピノ・ノワールではありません。この違和感を感じて欲しいのです。ここで初めて、熟成系?と頭に浮かぶ感じでソムリエ試験的には十分です。

熟成系でイメージすべきはまずイタリア系、スペインのテンプラニーリョもこの仲間ですが、やや難しいので後回しです。

熟成系で淡い色調とくればネッビオーロの可能性が高いです。ただ、ネッビオーロはやや濃い系に分類される場合ものあるので、淡いから必ずというわけではありません。

ネッビオーロとサンジョヴェーゼの違いはシラーとカベルネの関係に似ています。三角形、シラーよりもさらに鋭角、なかなか強烈な方がネッビオーロ。温暖で柔らかくそれなりにバランスの取れている方がサンジョヴェーゼです。そして、このワインのやや鋭角に入ると思います。

味わい
ワインが閉じ気味で果実味がとれない等、香りで違和感を感じ取れなかった場合、味わいにかけるしかありません。このワインの味わい的な特徴として、収斂性・渋みがあげられます。エグミと言ってもよいほどの口の中にまとわりつくような収斂性を感じられたなら、少なくともピノ・ノワールではないと思わなくてはいけません。

そして、ソムリエ試験的にここまで収斂性・渋みを感じるブドウ品種はネッビオーロしかありません。このように、イタリア系は違和感を感じた時に初めて検討するくらいの方が迷わず、スムーズにテイスティングできると思います。

ネッビオーロ 

第三ラウンド
白1・赤2にパターン。白ワインの外観は1−2、2−1と同じような印象。赤ワインはわかりやすく“濃い”系が二つならびました。

白ワイン3−1 シャルドネ フランス(東京9-11のみ白ワイン2−1)

外観
1−2、2−1と似たような色調ですが、粘性がやや強め。それでも、温暖だと言い切るほどではありません。

香り
樽香を感じ取れたでしょうか?こちらを感じ取れないと、甘い香り、特に黄色い果実や黄色い花系の香りを強く感じ、惑わされたかもしれません。
樽を感じたら迷わずシャルドネ。あとは強弱を感じてコメントをとります。
果実味をしっかりと感じますが、凝縮感があるというほどではありません。また、樽のニュアンスも新樽のニュアンスがブンブンというわけではない感じです。このレベルはフランスのシャルドネに持って行きたいところです。

味わい
アタックは“やや強め”、アルコールは“中程度”とやや温暖な感じを受けますが、酸のニュアンスは冷涼寄りです。味わいの後半に感じる心地よい苦味もシャルドネの特徴、余韻にも樽の風味が残ります。
少し暖かいニュアンスを感じるため、マコンあたりのイメージですが、しっかりとコート・ドールのシャルドネでした。

シャルドネ 仏 PDF

赤ワイン3−2 カベルネ・ソーヴィニヨン フランス 2011

外観
濃い系ですので、例によってシラーかカベルネ・ソーヴィニヨンをイメージします。粘性も“やや強め”ですが、シラーかカベルネ・ソーヴィニヨンはフランスにおいても比較的温暖な地域で造られることと、ブドウ品種として主張するので、強さが表現されます。まぁ、この色調の濃さをみれば強いというイメージも理解できると思います。濃い系が二つ並びましたが、赤2の方がやや赤みを感じました。

香り
赤か黒かといえば、完全に黒果実。ただ、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンであるため、果実味だけが前面にということはありません。ボルドーは複雑味とバランスのワインであることからも、この複雑さの中にやや隠れた果実味を感じる必要があります。
また、この果実味の強さですが、ジャム感や凝縮感を感じるとまではいかないこと、より複雑さを感じることからもフランスなんだろうなというイメージ。
様々な香りが感じ取れます。森林の中にいる感じ、鉛筆の芯、茹でた小豆などなど。完全にボルドー左岸の香り、典型的でした。シラーであれば、ここまで多種多様な香りを感じることはありません。←ゆえにシラーは三角。

味わい
外観が濃い系で、香りで黒果実、そしてどちらかといえば冷涼産地(フランス)であろうと。アタックは“やや強い”、アルコールは“中程度”。濃い系品種の強さを思えば、このレベルであってもフランスと考えることができます。
香りでシラーかカベルネ・ソーヴィニヨンか判断できなかった場合は、味わいで三角形なのか、八角形なのかを感じるわけです。このワイン、しっかりとした酸を感じますが突出しているわけではありません。収斂性も明確に感じますが、先ほどのネッビオーロのように際立って感じません。このバランス感も含めフランスのカベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー左岸)的だと言えます。

CS 仏 PDF

赤3−3 シラーズ オーストラリア

外観
濃い系二つ目。その前にひとつお伝えしたいことがあります。このように濃い系が二つ並んでおり、赤1をカベルネ・ソーヴィニヨンとし、次の赤2を考える時に「赤1がカベルネ・ソーヴィニヨンだからシラーか他のブドウだろう…」というように、正解かどうかもわからないのに赤2の選択肢から一つ目のブドウ品種を外してしまう方がけっこういらっしゃいます。一つ目が正しいとは限らないのに。これ、かなりの確率で残念な結果に終わります。しっかりと目の前のワインに向き合ってください。

さて、濃い系二つ目。こちらの方がより紫が見て取れるため、より若い印象。粘性もしっかりしております。あくまで確率ですが、このように赤2がやや赤みがかかっていて、赤3が紫で若々しい場合、市場的なことも含めて考えると赤2がヨーロッパ、赤3が新世界である可能性を考えても良いと思います。

香り
まず、黒系果実はどなたでもしっかり感じられたでしょう。ということで、シラーかカベルネ・ソーヴィニヨン確定。強弱を感じると、ジャム…というほど強くないものの、かなり強めのフレッシュな果実の印象。香りの主体が完全に果実味ということで、温暖地域をイメージできれば正解です。
ここから先はちょっと難しいのです。新世界になるとシラーとカベルネ・ソーヴィニヨンの差がわかりづらくなるからです。シラーの鋭角さが、強さ凝縮感によって膨らんで、角が丸くなるイメージです。

さて、このワイン、特徴的な青い香り、ユーカリとかメントールとか言われる香りが非常に顕著でした。このユーカリ感、ソムリエ試験的にはオーストラリアの香りです。オーストラリアと言えば、シラーズ。私なら確率的にこう考えます。まぁ、このブドウの二択は外しても問題ないです。

味わい
外観、香りで温暖なイメージでしたが、味わいはそれほど強くありませんでした。いや、もちろん、弱くはないですよ。一般的な濃くて強い新世界のイメージほどではないということ。
それでも、余韻の甘さ、ジャムっぽさは冷涼産地ではありえない感じです。

シラーズ 豪 PDF

第四ラウンド
このころになると皆さんの集中力も限界に近づいてきたのではと思っておりました。テイスティングって疲れるんです。普通に飲むのと違って。

さて、最後は白1・赤2、赤ワインは明らかに淡い色調と濃い系が出てきました。
(会場の関係で仙台セミナーは白4-1までです)

白4-1 ソーヴィニヨン・ブラン NZ 2016

外観
今回のセミナーでは(偶然ですが)、白1-1以外は全て似たような色調でした。ただ、これは粘性を“やや強い”につけたので、なんとなく温暖かもと思った方は正解です。

香り
柑橘系か白い花かと考える以前に、非常に特徴的な“青い”香り、私的には夏の日の草原にいるような、いわゆるパッションフルーツと呼ばれる香りが飛び込んできました。セオリー通りでも柑橘系で、レモンではなくライムをイメージする感じでしょうか。
もうわかりやすく温暖地域のソーヴィニヨン・ブラン確定。もっといえば、典型的なNZソーヴィニヨン・ブランの香りです。

味わい
“やや強め”のアタックに“やや強め”のアルコール。外観からずっと温暖な印象でしたが、最後まで裏切られず。酸のおだやかさも、フランスではないなとおもえればなお良い感じです。

本当に教科書のようなNZ・ソーヴィニヨン・ブランでした。

SB NZ 模範コメントPDF

赤4-2 マスカット・ベーリーA

外観
淡い。ものすごく淡い。ロゼ?と思うほどでした。淡い系なので基本はピノ・ノワールをイメージ。粘性は“やや軽め”程度で、冷涼な印象。

香り
赤系果実であるとは間違いありません。そして、このままピノ・ノワールで進めてもまぁ、問題ありません。ただ、「甘い」。ひたすら甘い。(9/10の大阪のものは甘さ控えめで、その分奥行きを感じるような気がして、もしかしてピノ・ノワールと思わせるものがあり、ちょっとビックリしました)
この甘さを感じたなら、特にマスカット・ベーリーAを疑ってもよいかもしれません。単調さ、奥行きのなさを感じたら可能性大です。

味わい
“やや軽い”アタックに“やや軽い”アルコール、収斂性をほとんど感じません。奥行き、広がりもないと判断できればマスカット・ベーリーAという流れでした。

マスカット・ベーリーAとしてはやや淡すぎる色調で、ちょっと戸惑いました。マスカット・ベーリーAとガメイは確率的にピノ・ノワールよりやや濃いと思います。

MBA 模範コメントPDF

赤4-3 カベルネ・ソーヴィニヨン チリ

外観
濃い系の外観です。ただ、濃い系の中ではものすごく濃いというわけはないかもしれません。

香り
完全に黒果実。ジャムっぽい凝縮感とやや薄さ(安っぽい感じ)が共存している新世界の大量生産型のイメージ。←わりと有名な生産者なんですけどね。黒系果実、凝縮感を感じたところで、シラーかカベルネ・ソーヴィニヨン確定。
コーヒー系の焦げたニュアンスをしっかりと感じるところも新世界の特徴。さて、どっちでしょうというところ。この香りからはなんとも言えないかもしれません。

味わい
ものすごく強烈に強いわけではありませんが、それなりに新世界の強さを感じます。酸のレベル等、鋭角かどうかを考えると、どちらかといえばまぁ、カベルネ・ソーヴィニヨンかなという程度でしょうか。このワインをメルロと言われても納得します。

CS チリ 模範コメントPDF

セミナーにご参加いただきありがとうございました。何かを掴んでいただけたなら、感じるものがあったならとても嬉しいです。

あと少し、最後まであきらめず必ず合格を勝ち取ってください。

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

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 - ●テイスティングセミナー模範解答