第66回 スペイン リベラ・デル・ドゥエロ、リアス・バイシャス

   

スペイン旅行シリーズ第二弾(笑)です。またまた無駄話なので時間の無い方はスルーしてください。

スペインのレストランの営業時間はけっこう驚きでした。

ちなみにフランスの場合、昼は12:00、もしくは12:30~、夜は20:00~が一般的です。しかし、20:00に来るフランス人はまずいないので、お客様の来店時刻のピークは20:30から21:00という感じになります。
外国人観光客を意識したレストランでは19:30にオープンということもあります。それでも待ちきれない多くの日本人観光客が19:20頃にレストランの扉を叩くので「なんで開いていないのに来るんだろう?日本人ってマナーがないなぁ」なんてギャルソンに思われているのです。
フランスのレストランには予約時間から少し遅れていくのがマナーです。パリのギャルソンはその早く着く日本人に慣れていますし、開店時間前には絶対に中に入れてくれませんが。たとえ雨が降っていたとしても。

私にとって初めてのスペイン(確か2006年)、マドリードを旅行中、ある星付きレストランに予約なしでランチを食べに行こうと思い立ちました。ちょうど13:00頃でまだ少し早いかなと思い、近くの観光名所をブラブラして13:30過ぎに目的のレストランに立ち寄ってみました。扉は開いていましたが、店内には誰もいません。奥の方からお店の人らしきオジサンが出てきたので、『席はありますか』と聞いてみました。すると、『大丈夫だけど、お昼は14時からなんだよ』と言われてしまいました。

当時パリに住んでいたので、遅いお昼には慣れていましたが、まさか13:30を過ぎても始まっていないとは思いもよりませんでした。

それでもせっかくですから予約して14時過ぎに再訪することにしました。そして、14:05頃にお店に着く→ちょっと遅れるのがマナーです(笑)。と先ほどのオジサンがよく来たねと言わんばかりの笑顔で迎えてくれました。ただ、お客様は誰もいません。

入店してすぐの写真です。時計を見てませんが14:15くらいでしょう。
madorido 1

私の席から見た店内です。

もしかして、暇な店なのかなと思いながらもこのオジサンが何かとかまってくれたので、楽しく食事を始めました。私が入店してから30、40分経った頃でしょうか、ポツポツとお客様が入り始めました。どうも皆予約のようです。

そして、私の手元の写真の順番からするとお肉料理の頃(推定15:30)このレストランは満席になっていたのです。
madorido 2

この時、ちょっと気になっていたことが解決しました。

私はこの時、プラド美術館のすぐ近くのホテルに泊まっていました。美術館に行くまでの通り沿いに繁盛しているビストロがあり、滞在中に行ってみよう思っていました。ですから、その店の定休日を調べていたのです。ある土曜日の夕方(17時くらい)、そのビストロは土曜夜の営業が休みであるにもかかわらず店の前を通って中を覗くと店内が賑わっていました。

あれ?今夜は休みのはず…と思いながらもその時は結婚式か貸切のパーティーかなくらいに思っていたのです。

違いました。お昼の営業が14:30くらいから始まるので、まだ普通にお昼のお客様がいらっしゃったのです。

こんな感じですから当然夜の食事も遅く、レストランの予約は21:00以降が一般的のようです。食事スタートは22:00くらいになります。日本で22:00はラストオーダーか閉店時間ですよね。シエスタの習慣がなお残っている国ならではの時間の感覚なのだと思います。

タパス等をつまめるバルなどは朝からずーーっと開いているところが多いです。また、観光客向けにお昼は12:00頃から、夜は20:00くらいから開いているレストランもたくさんありました。

※表紙はRias Baixasの棚仕立てのブドウ畑
 
明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!

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第66回 スペイン リベラ・デル・ドゥエロ、リアス・バイシャス

C リベラ・デル・ドゥエロとラ・マンチャの内陸部地方

Ribera del Duero(マドリッドの北)
ドゥエロ川に沿った東西約120キロのあいだに広がる大きな産地です。土壌は白亜質の石灰岩が中心。夏は暑く乾燥しますが、冬は長く厳しい寒さが続きます。ぶどう畑が海抜700~850メートルと高地にある為、夜気温が大きく下がります。この寒暖の差が素晴らしい赤ワインを産み出すのです。→スペインワインの最高峰のひとつ、ウニコを造るベガ・シシリアはこの地の主です。

ブドウ品種はティント・フィノ(=テンプラニーリョ)を75%以上使用、補助品種としてカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなど。→赤とロゼだけです。

●Toro(リベラ・デル・ドゥエロの西にルエダがあってトロ)

テンプラニーリョがティンタ・デ・トロと呼ばれます。

Rueda(トロの東)
ベルデホとソーヴィニヨン・ブランから造られる軽めの辛口白ワインが主体です。

La Mancha(スペインの中央やや南、マドリッドの下)
どこまでも平らに広がる大平原にあるラ・マンチャは、春と秋のない究極の大陸性気候です。世界最大の栽培面積をもつ白ぶどうアイレンの栽培地しとても有名で、単一の原産地呼称としても世界最一を誇ります。この地方ではテンプラニーリョがセンシベルと呼ばれます。

●Valdepenas(ラ・マンチャの中にあるように見えます)
「石の谷」を意味するこの地はセンシベル(=テンプラニーリョ)を主体とした赤ワインが有名。

●Dominio de Valdepusa
最初に認定されたVino de Pagoです。

※Vino de Pagoは2003年のワイン法改正で認められた指定地域優良ワインの新カテゴリーです。Pago(ブドウ畑または区画)ごとに承認されるようになりました。DOP認定地域以外で造られているワインでも可。現在14の地域が認められています。ほとんど出題されたことはありませんので、まずはこのDominio de Valdepusaだけ覚えればよいのではないでしょうか。

あと余裕があれば、最近評価を上げている
・Bierzo→メンシア
・Cigales→ティンタ・デル・パイスとガルナッチャ、昔はロゼ、今は赤も有名。
・Mentrida

がこの地方のDOであることがわかれば良いでしょう。

D リアス・バイシャスの大西洋地方

Rias Baixas(ポルトガルの北、一番左端です)
大西洋側で雨が多く、緑の自然豊かなガリシア州は他の地方と異なる景観を持っています。フレッシュでフルーティな白ワインを造るアルバリーニョが栽培ブドウの96%を占めています。→世界的に有名な花崗岩土壌の産地の一つ

おまけに
・Ribeira Sacra→ゴデーリョ、メンシア
も頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

E シェリーのアンダルシア州のある南部地方
※Jerez-Xeres-Sherryに関しては次回まとめます。

●Montilla-Moriles
ペドロ・ヒメネス、モスカテルからシェリー似たワイン(非常に糖度の高いワインができるので、酒精強化する必要がない)が同様にソレラシステムを利用して造られます。→ソレラシステムはシェリーで出てきます。

●Malaga
ペドロ・ヒメネス、モスカテルから辛口~甘口まで造られます。酒精強化するワインもしないワインもあります。また近年、DO Sierras de Malagaとして辛口スティルワインの醸造が認められました。

ここも、Ribera del Dueroなど太字で記載したDOPに関しては地図上で位置を確認しておいてください。

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
スペインの内陸部地方に属する D.O. を 1 つ選んでください。

1. Rueda
2. Alicante
3. Rias Baixas
4. Penedes

【解説】
ソムリエ試験的に頻出D.O.が選択肢に並んでおります。それぞれがどの地方に属するのか確認しておきましょう。

【過去問】
次の記述に該当するスペインのワイン産地を、以下から 1 つ選んでください。

「1982 年に D.O. に認定され、この頃からペスケラをはじめ、世界的名声を得る生産者が増え、スペインを代表するワイン産地のひとつになっている。ブドウ畑は、標高 750 ~ 850m にあり、最も高い場所では 900m を超える。」

1. Ribera del Duero
2. Priorato
3. Bierzo
4. La Mancha

【解説】
ここまで標高の高いブドウ栽培地は世界を見てもそんなにたくさんはアリマセン。ソムリエ試験に生産者名はほとんど出てきませんが、ペスケラも常識というくらいに有名です。

【過去問】
スペインのブドウ品種 Tempranillo を別名で Cencibel と呼ぶワイン産地名を 1 つ選んでください。

1. Rioja
2. La Mancha
3. Ribera del Duero
4. Toro

【解説】
1.~4.それぞれでなんと呼ばれているか必ず確認しておいてください。

【過去問】
D.O. Rias Baixas で栽培ブドウの約 96%を占めるブドウ品種を 1 つ選んでください。

1. Tempranillo
2. Palomino Fino
3. Albarino
4. Monastrell

【過去問】
D.O. Rias Baixas において、ラベルに Albarino と表示する場合、この品種を何%使用しなければいけないのか 1 つ選んでください。

1. 100%
2. 95%
3. 85%
4. 75%

【解説】
こちらは教本に記載を見つけられませんでした。模範解答は1.になっております。

【過去問】

D.O. Ribera del Duero で生産する赤ワインは、ワイン用ぶどう品種 Tempranillo を何 % 以上使用しなければならないのか 1 つ選んでください。

1. 55%以上
2. 65%以上
3. 75%以上

4. 85%以上

【解説】
こちらも教本から記載がなくなったように思います。覚えなくてよよいということですね。

【過去問】

Rias Baixas で約 96%栽培されているぶどう品種を 1 つ選んでください。

1. Tempranillo
2. Palomino Fino
3. Albarino

4. Monastrell

【過去問】

スペインの大西洋地方のワイン産地を1つ選んでください。

1. Rioja
2. Jumilla
3. Rías Baixas

4. Priorato

【過去問】

スペインのD.O. Rias Baixasで全体の栽培面積の約96% を占めているワイン用ぶどう品種を1つ選んでください。

1. テンプラニーリョ
2. パロミノ・フィノ
3. アルバリーニョ

4. モナストレル

【過去問】

次の 1-4 の「リベラ・デル・デュエロ」に関する文章の中から正しいものを 1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 赤ワインと白ワインだけが生産されロゼは生産されていない。

2. ぶどうはティント・フィノが中心で、原産地呼称ワインには85 % 以上含まれなければならない。
3. 北部の高地では石灰岩が多く、軽くてソフトな赤ワインが、西部では石灰岩が少なく、深い色とコクのある赤ワインが造られている。
4. クリアンサの中には他の多くの産地でグラン・レセルバとして通用するものもある。

【解説】
3.と4.で悩めばOKです。4.の選択肢はなんだか嫌な感じです。グラン・レセルバ→レセルバなら正解だそうで。ここは気にせずに先に進みましょう。

【過去問】
次の 1-4 の中から「デノミナシオン・デ・オリヘン・ビノス・デ・パゴ」の日本語表記として正しいものを 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください

1. 特選原産地呼称ワイン

2. 原産地呼称ワイン
3. 地理的生産地表示ワイン
4. 単一ぶどう畑限定ワイン

【解説】
このような問われ方にも慣れてくださいね。

【過去問】
次の中からガリシア地方リアス・バイシャス D.O. 産地の白ワイン用ぶどう品種で、最も栽培面積の大きいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Albarino
2. Loureiro
3. Chardonnay
4. Torrontes

【過去問】
次の中からスペイン固有のぶどう品種で、スペインで最も栽培面積が大きいぶどう品種を 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Garnacha Tinta
2. Parellada
3. Airen
4. Tempranillo

【過去問】
次のスペインのD.O. 産地の中からスペイン中央部に位置するラ・マンチャD.O.に隣接するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Penedes
2. Rias Baixas
3. Valdepenas
4. Malaga

【解説】
主要産地に関しては地図で位置関係まで見ておいてほしいのですが、ここはちょっと考えればわかりそうな感じです。

【過去問】
次のスペインのワイン産地に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。

1. Rias Baixasは大西洋地方に属している。
2. Navarraは内陸部地方に属している。
3. Montilla-Morilesは南部地方に属している。
4. Prioratoは地中海地方に属している。

【過去問】
次のスペインワインの中から大西洋地方で生産されているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Rias Baixas
2. Toro
3. Rioja
4. La Mancha

【過去問】
次のスペインワインに関する記述の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 北部地方のカタルーニャの地名は「石の谷」という意味でメセタの南端、シエラ・モレナ山脈の麓に位置する。
2. 南部地方で生産されるシェリーのOloroso は、甘口タイプのみに表示される。
3. 内陸部地方のリベラ・デル・ドゥエロは、アイレン種の生産量が国内1位で、白ワインの産地である。
4. 南部地方のモンティーリャ・モリーレスでは、シェリーと似たタイプのワインが多く生産される。

【解説】
この講座ではまだシェリーにふれていませんが、例えばシェリーの項目がわからないとして、それ以外の選択肢の比較で正解を導けますか?

【過去問】
次の中からスペインのD.O. Toroが位置する州を1つ選んでください。

1. カタルーニャ
2. カスティーリャ・イ・レオン
3. カスティーリャ・ラ・マンチャ
4. アラゴン

【解説】
州まで問われるのは少々辛いですね。たまに見られる問題です。1.と3.が違うとわかれば、残るは二つ。4.のアラゴンは前回も選択肢に登場していて、Somontanoのあたりです。過去問に登場したくらいは覚えた方がよいかもしれません。正解は2.です。

【過去問】
次のスペインに関する記述中(a)~(d)に該当する語句の組み合わせとして正しいものを1つ選んでください。

「(a)地方のLa Manchaはスペイン全体の(b)にあたるワインが生産されている。白の(c)種は単一品種としては世界で最も栽培面積が大きく、La Manchaで全面的に栽培されている。木は(d)育てられ、ゴブレット型に剪定され、大きな葉は600mの高地の夜間の冷え込みによる限られた水分を保つのに都合がよい。」

1.(a)南部(b)30%(c)モスカテル(d)低く
2.(a)南部(b)40%(c)アイレン(d)高く
3.(a)内陸部(b)50%(c)アイレン(d)低く
4.(a)内陸部(b)60%(c)モスカテル (d)高く

【過去問】
次のスペインのD.O.の中から、栽培ぶどうの約96%がアルバリーニョ種で占められているものを1つ選んでください。

1. Ribeiro
2. Valdeorras
3. Rias Baixas
4. Monterrei

【過去問】
次のスペインのワイン用ぶどう品種の中からマドリードでは、Tinto de Madoridと呼ばれているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Garnacha Tinta
2. Carinena
3. Tempranillo
4. Monastrell

【過去問】
ベガ・シシリア、ペスケラなど世界的にも有名なワインメーカーがあり、スペインを代表するワイン産地を1つ選んでください。

1. Rioja
2. Ribera del Duero
3. Priorato
4. Navarra

【解説】
ベガ・シシリアはスペインの最高級ワイン”ウニコ”で有名です。正解は2.です。

【過去問】
スペインのD.O. Rias Baixasの主要なワイン用白ぶどう品種を1つ選んでください。

1. Albarino
2. Airen
3. Palomino Fino
4. Verdejo Blanco

【過去問】
次の中から「川岸」、「流域」を意味するリベラ(ribera)という名称をもったスペインのD.O.産地として存在しないものを1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Ribera del Duero
2. Ribera del Ebro
3. Ribera del Jucar
4. Ribera del Guadiana

【解説】
このあたりは覚えているというよりは細かいところまで目を通しているかどうかが問われているのでしょう。1.以外は覚えなくてもよいので、試験会場でわからなければあきらめてよい問題だと思います。正解は2.です。

今日も長かったですね。お疲れ様でした。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩
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