第135回 三次試験を明日に控えて

   

山の木々の色合いが黄や赤に変わりつつある秋らしい気持ちの良い季節となりました。

ソムリエ呼称の方、シニア呼称の方は明日三次試験に挑みます。

戦いに挑む皆さんに最後の激励です。

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第135回 三次試験を明日に控えて

シニア呼称三次受験の方へ
これまでも非常に厳しい戦いでした。そして、明日も最後の難関が待ち受けているようです。これまでの流れからすると明日の三次試験も一筋縄ではいかないのかもしれません。ただ、今年度のシニア呼称合格は本当に意味があると思います。いや、ここまで来ることができただけでも本当の素晴らしいことです。

明日は胸を張って会場入りし、しっかりと戦ってきてください。

ソムリエ呼称三次受験の方へ
しっかり練習できましたか?練習したうちの9割いや、7割くらいできれば合格です。このソムリエ実技は「基本、通してあげよう」というスタンスです。気楽にとは言いませんが、多少失敗しても何も問題ありません。

以前にも申し上げましたが、試験官は一目見ると日常的にレストランやバーで抜栓しているかどうかがわかるんです。慣れていない人は”バレちゃう”んですから、開き直って練習した成果を出し切るつもりで、結果7割くらいを目指しましょう。

誰もが緊張し、いつもの力を発揮できないものです。

そして、本当に大丈夫です。実技だけでダメな人はほとんどいません。”数カ所くらい失敗しても大丈夫”というくらいの気持ちで挑んできてください。

それでも、最後にもう一度実技対策をまとめます。

ソムリエ実技で最も大切なポイントはワインに澱があるかどうかを悩むことではなく、澱があるかどうかはレストランに勤めるものとして事前に知っているという”想定”で(どちらの理由にするかを決めて)、お客様にデキャンタージュの理由を説明することにあります。
→2015年のように澱のある想定でと言われた方がやりやすいかもしれませんね。

実際の(実技に使われる)ワインには澱なんてないんですから若いワインで澱がない想定ならその方向でサービスを続けることが正しいんです。

何度も言いますが、一番ダメなのは若いワインで澱がないのにボトルにワインを残してしまうことです。また、迷ってしまうこといけません。ただ、若いワインの香りを開かせるつもりでデキャンタージュしてみると”澱があった”ということはままあります。そのときはその旨をお客様に伝えればよいだけですが、実技にそこまでのリアルを求めなくてもよいでしょう。

結局、どちらかに決めて、若いワイン(2016年度であれば例えば2009年以降など)なら澱がないことにして全て移し替える。澱がある想定ならほんの少し残す。これでいいんです。

そして、誰もがものすごく思いっきり緊張するんです。ちょっとだけ残す自信の無い人は、全てのワインを移し替える方が私のようにたくさん残し過ぎて失敗した~というリスクがなくなりますし、なによりも残す量の微調整しなくて済むので時間の短縮になります。

ですから、若いワイン(何年まで若いかは自分で決めていいです。決められない人は2009年までは若い事にしましょう!)であれば”香りを開かせるため”のデキャンタージュをお勧めしているんです。

10年以内のワインの澱なんて、もちろんワインによりますが、そんなにありません。あってもまだかなり細かいことが多いですし、ちゃんと保管・管理していれば、デキャンタージュしてボトル残したとしても数ミリにおさまりす。
→実際にレストランであればそれ以上残しているソムリエは失格です。

※ ちゃんと保管・管理とは…ごくごく当たり前の事を書きますが、配送されてきたワインはしばらく立てておき(最低数週間)、沈殿させるべきものはボトル底に落としておく。そして寝かせて保存するのであれば底にたまったものを舞い上がらせないように気をつけて本当にゆっくりと気を遣って寝かせる。注文を受けお客様にお持ちするときはパニエにこれまた細心の注意を払いながらそっと入れて静かにお持ちするということ。

実技試験に挑む為の心構え
間違いなく緊張しますから、その上でどこまでできるのかをイメージしておく。
小さなミスは受け入れる。ミスしたことを引きずってペースを乱さない。
周りの受験者の言動・ペースに惑わされず自分のリズム・イメージで実技を最後までやり通す。
→正直、”ボトルを落として割ってしまった!”くらいのミスをしなければ合格です。多少こぼそうと、ボトルにワインを残しすぎようと、ライトを付け忘れようとそんなことは多少の減点で、合否には全く影響ありません。

また、一次試験、二次試験の前日にもお伝えしましたが、今日一日くらい寝られなくても何も問題ありません。ソムリエ呼称、シニアソムリエ呼称の方は当日、緊張でそれどころではないでしょうから。シニアワインエキスパート呼称の方は明日何を問われるのだろうとまだ考える時間ができたと思えばいいんです。

眠れない方、イメージトレーニングで最後の仕上げをしましょう。

堂々と戦ってきてください!あなたなら絶対大丈夫ですから!

皆さんの健闘を心よりお祈りいたします。

松岡 正浩

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