第112回 2016年度ソムリエ呼称のテイスティングを振り返る 2

   

今日は過ごしやすい気持ちのいい朝でした。

今回も二次試験には全く関係ありませんが、前回の続きです。

さて、和歌山のレストランに入社して数ヶ月後、そのイベントに際してあの思い出したくもない時代の元上司が同じグループということでヘルプに来てくださることになりました。

この元上司、恵比寿のタイユバン・ロブション(現在のジョエル・ロブション)で30歳の時にメートル・ド・テールになり、その後2004年にフランス料理の世界で最も権威あるサービスコンクール「クープ・ジョルジュ・バプティスト国際杯」(フランス・ルーアンで開催) という世界大会で二位になった実力者です。←最近ですと、ジョエル・ロブションのプルミエ・メートル宮崎辰さんが優勝されました。現在は東京にあるtateru yoshinoグループの総支配人を務めております。

彼が上記の世界大会で二位になったのは私を部下に持ってしばらくした頃でした。今思えば私が鍛えられた時代の彼は年齢的にもキャリア的にも最も充実し、フランス料理のサービスに全身全霊を捧げていた頃でした。そんな中、ソムリエ資格は取得していましたが”パロンブ”も”ゲランド”も”シルヴ・プレ!”も知らない私を目障りに思ったことは当然だったのかもしれません。

イベントも終わり、深夜の焼肉屋においてスタッフ全員で打ち上げということになりました。打ち上げも終盤、この元上司が挨拶という形で和歌山のスタッフを前に話した中に、私の事がありました。

「松岡の事を話すと、こいつは十数年前”ポワレ”と”グリエ”の違いもわからないのに俺の下で働くことになったんだ。(確かに何も知りませんでしたが、さすがに”ポワレ”と”グリエ”は知ってました)どうして松岡みたいなのと俺が働いているのか、こんなに何も知らないのによく客の前に出られるなと思ったりもした。何も知らない、何もできない、本当に何を思って毎日仕事に来ているのだろうと思ったよ。まぁ、本人はかなり辛かっただろうとは思うけど。だよなっ?」
(と、ここで問いかけられ私は)

「はい、人生の中で絶対に戻りたくない時代です」
(と答え、一同笑い)

「でもな、今回久しぶりに松岡と働いてみて、人間って成長するんだということがわかったよ。だって、俺が話すことを理解しているんだよ。昔は全く何を言っても通じなかったんだから。でも、みんなもよく聞いて欲しい。こいつの偉かったところは逃げなかったことだ。とにかく何を言われても、どんなに罵倒されても、いくら下の者から突き上げを食らっても辞めなかった。そこは強いと思ったよ。だから今回また何かの縁でこうして一緒に働くことになったんだと思う。人間って変われるんだよ。成長するんだよ。俺もそんなことを再認識した…」

その後は目標をしっかり持って努力しなさいという話を続けられました。

まぁ、全スタッフ(和歌山のお店で私は最年長で、役職は支配人でした)の前で言いたい放題言われたのですが、その言葉の奥にある(今回初めて気づいた)やさしさと、やっと認めてもらえたかもという満足感もあり、この元上司に再び会えて心からよかったと思った夜でした。

つづく。

にほんブログ村 酒ブログ ソムリエへ
合格を祈願して押してください!

二次試験対策関連のご案内

二次試験直前テイスティングセミナー追加募集のおしらせ。→こちらからどうぞ。
・「二次のテイスティングをなんとか乗り切るための必勝マニュアル」のご案内→こちらからどうぞ。
・大阪の方向けに「二次のリキュール類対策のフリーテイスティング会」のお知らせ→こちらからどうぞ。

スポンサードリンク


第112回 2016年度ソムリエ呼称のテイスティングを振り返る 2

早速始めます。

テイスティングアイテムはこちら。

白1 2014年 / フランス/ Chardonnay
赤1 2014年 / オーストラリア / Syrah(Shiraz)
赤2 2013年 / 日本 / Muscat Bailey A
リキュール類1 マデイラ
リキュール類2 バ・アルマニャック

昨年に引き続き、2回目のソムリエ2次試験に挑みました。昨年に比べると、テイスティングに当てられる時間が限られていたので、松岡様の言葉を信じブドウ品種は相当絞りました。仰っていた以上に。笑

白:リースリング(仏、独)、シャルドネ(仏、米)、SB(仏、NZ)、甲州
赤:カベルネ・ソーヴィニヨン(仏、米)、シラー(仏、豪)、ピノ・ノワール(仏、米)

しかし、ブドウ品種をここまで絞ることで、それぞれの特徴を個別により明確に掴むことができました。また、自分なりのソムリエ試験的なテイスティングスタイルを形作ることができたように思います。

私は東京会場での受験、10分ほど遅れての開場でした。部屋に入ると、白ワイン1種類、赤ワイン2種、リキュール類2種が並べられてありました。席に着き、外観をしっかりと眺めることからスタート。

白ワイン1
外観はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングのどの品種でも当てはまるほどよくみるグリーンがかったレモンイエロー。濃淡は淡く、粘性はやや軽めだったように思います。

香りは、樽の強さもペトロールもそれほど顕著には出ておらず、華やかな甘い香りでしたのでこの段階で、シャルドネかリースリングかなと考えました。

味わいは、やや軽めのアタックでまろやかな甘みと、爽やかな酸を感じました。苦味もそれほど突出しているわけでもなく、全体的にシンプルでフレッシュ系かなという感じ。

産地は迷わずフランスにし、シャルドネにしては苦味が穏やかだったのと、白いお花の華やかな香りが全面に感じられたので、品種はリースリングに。正解はシャルドネでしたが、自分の中ではワインそのものの特徴は外していないと思います。

赤ワイン1
色調は紫がかったガーネット。深みがあり落ち着いていました。
香りは、黒い果実の感じとスパイシーさ、メントール香が特徴的で、濃縮感がありました。
味わいは、まろやかな甘みと爽やかな酸、タンニンもそれほど強くは感じませんでした。

以上のことよりブドウ品種はシラーに決めました。なぜなら、選択肢にカベルネがなく、ガメイ・シラー・テンプラニーリョ・ネッビオーロあたりをイメージしていたからです。

今思うと、メントールを感じたところでオーストラリアのシラーズを思い浮かべることができればよかったと。私はフランス・シラーと解答しました。

赤ワイン2
外観ではピノかな…と思いましたが、選択肢にピノはなく、じゃあガメイか?という印象を持たせるワインでした。

香りはキャンディー香というかむしろ砂糖のような甘い香りが強く、ガメイでこんなに甘さが突出しているものがあるのか?イチゴの香りも感じたものの、その甘い香りに完全に隠れている感じで、一瞬これがマスカットベーリーA?と思いましたが、練習では飲んでいない品種だったのでフランス・ガメイにしました。

これも、後悔ありません。
→結果としてブドウ品種を外されましたが、ソムリエ試験的にはこの考え方の方が合格に近づくはずです。

私はワインスクールに通わなかったので数え切れないほどこの講座に助けていただきました。私の経験が少しでも今後続くであろう受験者の助けになればと思い報告いたします。

会場の雰囲気
東京会場でした。やや早めに着いたものの控室があるということでそちらで復習しながら開場を待ちました。

開始予定時刻になり隣の会場は入場を始めているにもかかわらず、私のところは開始時刻になっても案内はなく、結局開場は予定時刻を10分過ぎた頃でした(実はこれがラッキーにつながりました)。特に案内などなかったので慌てている人などずっとざわざわしている状態でした。私は既に入場を始めているドアのそばにいたので、ワインが並んでいるのが見えました。

白ワイン1
見た目はややグリーンがかったイエロー、去年リースリングやソーヴィニヨン・ブランが出題されていたのでなんとなくシャルドネあたりじゃないのかなあと思いながらテイスティングスタート。とりあえず外観を若めにチェックしました。

香りを取ると柑橘系ともお花系ともいえない微妙な香り。ただ、なんとなく樽香がするような気がする。ここは迷わずシャルドネの典型的なコメントをマークしました。あとは生産国ですが、飲んでみると結構酸がすごい。一瞬ソーヴィニヨン・ブランが頭をよぎるも第一印象が大事とフランス・シャルドネを選択。

次に赤ですが、二つとも色が濃い、まあシラーとカベルネだなと思っていたら選択肢にカベルネ・ソーヴィニヨンがない?!ということでかなり動揺しました。ジンファンデルやマルベックといった知らないブドウ品種達…。ついにこういう日が来たかと思ってしまいました。

赤ワイン1
とりあえず赤ワインのどちらか一つでも取れればいいや、と思い直し赤ワイン1のテイスティングを始めます。

香りを取った瞬間、キマシタ!!オリーブの香り!!実は松岡様のテイスティングセミナーで一番しっくりきたのがこの香りだったんです。この一カ月でシラー、シラーズを5本ほどテイスティングしましたが、黒コショウはわからなくてもオリーブだけはすべてに感じました。仲間内でブラインドしてもシラーだけは外すことはなかったんです。協会の正解コメントにはオリーブがありませんが、このようなイメージを持つことができたのは松岡様のおかげです。後はフランスかオーストラリアか、ジャムっぽく濃縮感があり酸はそこまで感じなかったので、シラーズ・オーストラリアに。

赤ワイン2
いざグラスを手に取ると、濃い目ではありますが思ったより軽い印象。香りを取ると甘いキャンディー香とフォクシーフレーヴァー。ガメイも選択肢にあったんですが、この日本推しの流れでむしろマスッカトベーリーAにしない理由はないだろと思いマスカットベーリーA・日本を選択。

ただ一つ誤算が。ガメイ、マスカットベーリーAのマニュアル的解答がまったく思いだせず、感じたままに書きました、香りの特徴の選択肢も多くそこまで自信はないです。

会場入りする前に見えたリキュール類の色が二つとも茶色でしたので、茶色のお酒を調べることができました。これは勉強不足の自分には本当にラッキーでした。

リキュール類1
二つ並べると一つ目はこげ茶で酸化したような色でした。香りを取るものの、おそらく飲んだことがないものでした。梅酒のような、紫蘇のような香り。選択肢にも飲んだことがないものばかりだっため、たしかマデイラは加熱させると勉強したようなということでこんな色になるのかな、でマデイラに。

リキュール類2
香りを取った瞬間にリンゴのようなニュアンスと酸を感じたのでカルヴァドスをチェック。その後、ワインに戻り選択肢数等の確認を終え再びこちらに戻ると、ヴァニラのような甘い印象になっていて、シングルモルト・ウイスキーに変えました。それでも、どうしても原料が果実系それもブドウのような印象で、加水して飲んでみて果物の甘い印象が捨てきれず、最後に間を取ってアルマニャックに変更しました。

まとめ
試験中、シラーは取れている気がしたので自信はありませんが楽しんでテイスティングを終えることができました。正解をみるとヴィンテージはすべて1年違いではずれていましたがブドウ品種と生産国はあっていたのでひとまずホッとしています。

2次試験終了後、協会発表の出題アイテムを見ずに過ごしました。そして今日、合格してることを確認してから正解を確認したのですが、ブドウ品種はシラーズしかあってませんでした。(笑)

白ワインはリースリングだと思ったし、樽香を感じないからシャルドネは真っ先に外しちゃったんです。もうひとつの赤はガメイと思って書きました。
論述試験を終えてからもう一度香りを取ったときに、キャンディー香が増していて「失敗した!マスカットベーリーAだった…」と思いました。
→白ワインはリースリングとの解答も多く見られました。また、マスカットベーリーAをガメイととらえてもソムリエ試験的にそれほど問題はありません。ブドウ品種は二つ落とされましたが、三つとも方向性があっていたこと、選択したテイスティングコメントが適切であったことが合格につながったのだと思います。素晴らしいです!

ワイン以外はマディラは消去法で当たりでしたが、もうひとつは自信を持ってシングルモルトウイスキーと書きました。(笑)

時間もギリギリで解答数を確認するのが精一杯!

それでも合格できたのは、品種を外してもコメントを大きく外してなかったのだろうとしか思えません。

松岡さんのご指導のおかげです!
本当にありがとうございました!

試験については、東京会場、部屋ごとに開始時間が違ったり、部屋の案内が不親切だったり、改善してほしい不公平が色々ありました。でも合格したので良かったです!

試験当日、人身事故のため電車が1時間動かず、遅延証明書を持って5分遅れで名古屋会場に到着し、別室で1人で試験を受けさせて頂きました。→貴重な報告をありがとうございました。
白ワイン1、赤ワイン2、茶色い液体、黄の強い琥珀色の液体各1が机の上に並んでいました。会場は少し冷えていて、長袖の羽織を持ってきて正解!と思いました。

白ワイン1:正解 シャルドネ/フランス 2014
樽香は感じられませんでしたが、ソーヴィニヨン・ブランのようなバーブや草原も感じられなかったためシャルドネ/フランスとしました。軽い印象でした。

赤ワイン1:正解 シラーズ/オーストラリア 2014
果実がふわっと香り、メントールを感じ、胡椒のニュアンスもあったのでシラーだと思いました。粘性が強くないと思ったのとメントールやシダの香りがあるとフランスだったかな?と思い、新世界を選べませんでした。

赤ワイン1:正解 マスカットベーリーA/日本 2013
とうとう出ました!が、答えられませんでした。( ; ; )
ちらっと頭をよぎりましたが、イチゴの香りや、マロラクティック発酵←これマセラシオン・カルボニックの間違いだと思われます。のバナナやキャンディ香がなかったためマスカットベーリーAとは決断できず、テンプラニーリョと解答しました。丁子は選ばず…白檀を選びました。しかも、生産国をスペインでは無くイタリアにマークしていました。泣
→テンプラニーリョにも赤いニュアンスがあるとはいえ、おそらく出題されてもリオハでしょうからもっと強くて濃いはずです。ここは方向性が大きく違っていると思われます。

リキュール類1:正解 マデイラ
茶色い液体、これはあってました(^^)♪

リキュール類2:正解 アルマニャック
琥珀色の液体、こちらをカルバドスとマークしてしまいました。

試験官の方に、焦らずゆっくりね。私も面接官できて試験のワインが飲めるから嬉しいわ(^^)と言っていただき、緊張がすこし解れました。貴重な体験が出来ました(o^^o)

オリエンテーションの段階で、赤ワインのテイスティング用語選択用紙が出ており、カベルネ・ソーヴィニヨンもピノ・ノワールもなかったので焦りましたが、逆にスタートする前に気持ちを切り替えて臨めたと思います。また、マデイラの香りが強烈に室内に漂っていたのでそれも焦りました。

白ワイン1
最初に樽香を感じたので、シャルドネを想定してスタートしました。その後、時間をおいて再度確認した時に”青さ”を感じ迷った挙句、ソーヴィニヨン・ブランのコメントになおしてしまいました。

赤ワイン
シラーズは比較的わかりやすかったように感じましたが、マスカット・ベーリーAにはびっくりしました。

とうとうマスカット・ベーリーAが来たのかと思いましたが、それでも素直に選択するにはなかなか勇気が必要で、コメントまで寄せることができませんでした。

また、自信を持って選択したシングルモルトはアルマニャックでがっくりきてしまいました。

感想の前にまず、松岡さんの必勝マニュアル購入させていただきました。とてもわかりやすく、また試験対策向きでテイスティングに焦っていた私の心強い味方となりました。ありがとうございます!

リーガロイヤルホテル大阪、12:50開場のはずでしたが13:00開場。会場は冷房がきいてて少し肌寒いくらいでした。そして、テーブルにはすでに全アイテムが並べられていました。

着席してすぐにオリエンテーション開始。解答用紙に名前などを書く指示が出て、書いているところで(時間がおしているからか)唐突に試験開始の合図があり、こちらも慌ててスタート。

なんだかせかせかと始まりましたが、それまでは、少しくらいは色調を見て考える時間もありました。

白ワイン1
色調はレモンイエローかな。粘性はあんまりなさそう。フランスかな?

香りは…、あれ、あんまりしない。まだちょっと温度が低いかなー?香りだけならミュスカデ、甲州を疑うけどそれにしては色が濃いか。シャルドネかな?でも樽香がぜんぜんしない。
ソーヴィニヨン・ブランにしては全然青臭くない。リースリングにしては香りに特徴なさすぎるしなー。とりあえずシャルドネで進めよう。

口に含んでみてもイマイチ特徴がない。でも、ほんのりはちみつのような甘い香り。味わいはスッキリしていてきれい。ミネラルも感じる気がするし、フランスは間違いないと思うけど。とりあえずシャルドネとして埋めてあとでもう一度確認しよう!

赤ワイン1
色からしてかなり濃い。これだけ濃いなら新世界っぽいかな。米カベルネか豪シラーズ。

香りも濃いベリー系の香り。ジャムみたい。粘性もありそうだしほぼ間違いなく新世界だな。メントールやカカオの香り。米カベルネかな!

カベルネのイメージでコメントを選択し始めましたが…。
あれ、飲んでみるとタンニンがあんまり強くない。なんか丸いかも。メルロ?ん?いや、なんか酸っぱい香り。あ、これシラーのオリーブっぽい香りだ。

慌てて選択肢のブドウ品種を見るとビックリ!。なんとカベルネもメルロもありませんでした。(笑)ちなみにピノ・ノワールもありません。

急いでコメントをシラーズに。カベルネのイメージで記入していたので少し訂正。ヴィンテージは赤2つなら-4と-3と決めていました。

ここまででちょうど20分経過。

あせるあせる…。

【私】2013/オーストラリア/シラーズ
【正解】2014/オーストラリア/シラーズ

ヴィンテージは外しましたがなんとか正解。ひと安心。

赤ワイン2
赤ワイン1に比べると少し薄い色調。でも、仏ピノよりはかなり濃い感じ。外観のイメージは米ピノ。でも選択肢にピノ・ノワールはありません。

ここで、もう一度選択肢を見ると
ガメイ/ジンファンデル/マルベック/ネッビオーロ/マスカット ベーリーA/テンプラニーリョ

予想すらしなかったブドウ品種が並ぶ…。

色調からしてガメイ、マスカット ベーリーA、ネッビオーロかな。ネッビオーロにしては熟成感がないかな。そして、ちょっと濃い気がする。じゃあ、ガメイかマスカットベーリーAかな。

と、ここまで絞ってはみましたが、実はこの二品種は飲んだことがありません…。もしかしたら出るかもしれない。でもでない可能性のが高い。なら今は捨てて別の品種だ!と決めていたからです。ちょっぴり後悔です。(笑)
→私がそのように言っておりましたから。スイマセン。ただ、ガメイはマニュアルに模範コメントを載せておりました。マスカットベーリーAは近い将来出題されますよとも。

出てしまったものは仕方がないのでとりあえず香りを確認。甘いイチゴキャンディーのような香り。飲んだことはないけどきっとこのどちらかで間違いないと思う。でもガメイとマスカット ベーリーAの違いなんて全然わからない。どっちー!!

今のソムリエ協会は一次試験の時も日本に力を入れてたしやっぱりマスカットベーリーAかな?裏をかいてガメイ?あーわからない。結局過去に出題されたこともあるのでガメイを選択。

【私】2012/フランス/ガメイ
【正解】2013/日本/マスカット ベーリーA

やっぱりマスカット ベーリーAを出してきたのか。いつか出るとは思っていましたが。選ぶ勇気はありませんでした。でも、コメントは近いはず。→ソムリエ試験的にはほぼ正解です。

のこり10分。

やばい、いそげー!!

リキュール類1
褐色系。選択肢はマディラ/ルビーポート/バニュルス/紹興酒

バニュルスは飲んだことないからわかんないや。これ飲んでみると、甘い。紹興酒も違う。マディラかポートか。なんとなく以前試飲した記憶を頼りにルビーポートを選択。

終わってから気付きました。あ、ルビーポートか!色赤くないやん!しまった…。落ち着いて考えたらわかるのに。これが試験なのだと実感しました。

【私】ルビーポート
【正解】マディラ

リキュール類2
明るい茶色系。ウイスキー/バ マルマニャック/カルヴァドス/ラム (だったかな?)

香りを取るとおそらくアルマニャックかカルヴァドス。私はカルヴァドスのリンゴの香りがなかなかとらえることができないので、迷いました。もう一度、そして味わいも。やっぱりリンゴっぽさがわからない。迷っても仕方がないのでアルマニャックに。

【私】アルマニャック
【正解】アルマニャック

これは正解!良かったー。

ここで残り時間あと5分。あっ、白ワイン確認しなきゃ!!

白ワイン1に戻る
あ、さっきより香りでてる。爽やかなほんのり甘い香りかな?あれ?なんだかペトロール香を感じる気がする。

え、リースリング!?

わからなければシャルドネにするのが無難そうな気はするけど、でもやっぱり樽香が全く感じられない。リースリングだと思ったらどんどんリースリングの気がしてくる。

時間もないし樽も感じないし…、リースリングにしよう。急いでリースリングのコメントに訂正。

【私】2013/フランス/リースリング
【正解】2014/フランス/シャルドネ

えー!!!あれシャルドネ??樽を全然感じなかったんだけど。ミネラル感が強い気はしたしもしかしてシャブリとか?私が樽を感じなかっただけで、ブルゴーニュらしい樽をつかったシャルドネだったらコメントもかなり違ってくるなぁ…。もう一度テイスティングしたいです。→シャブリでした。

もう残り時間は全然ありませんでしたが、少しでもミスがないか確認。すると何ヵ所か記入数が間違っていたり、記入もれがあったり…確認しながら解答したつもりでしたが、やっぱり最後に確認して良かった思いました。

東京会場(グランドプリンス新高輪)

2015年アドバイザーを受け、2次試験にて正解ゼロで不合格。アドバイザー呼称が無くなった本年、ソムリエ2次を受けた者です。

去年は1次試験後にワインスクールに通いました。今年は基本品種(シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、ピノ・ノワール、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン)だけにしぼり独学で2次対策をしました。試験前の3週間、合計13本のワインを小分けに瓶に入れ、朝イチで同じ色のワインを2種類ずつ比較テイスティングを行ないました。

試験当日、受験者の多さに驚きました。みんな自分よりワインを知っているように見えて基本品種だけのテイスティングでは心もとなく感じました。それでも去年より気持ちは落ち着いていたと思います。

白ワイン1
試験開始の合図と共に白ワインを手に取り粘性をチェック。少し強めかな。
香りは華やかな印象。でも、第一印象でブドウ品種が浮かびません。手で温めます(去年の失敗から学びました)。その間に外観をマークします。再度香りをとると、華やかな中に樽香とヨーグルトのような香り。
味わいは酸も結構感じますが、それを追いかけるように果実味とボリュームを感じます。去年より選択肢数が増えていましたが、迷わずシャルドネ。樽の香りがよくわからなかったのですが、このワインからはよく感じます。ヴィンテージはちょっと古め、原産国はミネラルや酸の強さをあまりとらえられず、果実味が目立つのでアメリカに。
→うーん。ほかの方と違うワインをコメントしているかのようです。

私:シャルドネ 米 2013年
正解:シャルドネ 仏 2014年

次に赤ワイン1、2を同時に手に取り、色合いや粘性をチェックします。どちらも黒果実系の色合いですが赤い色も感じ取れます。さらに赤1は輝きがあり、酸が強そうな感じ。粘性は赤2より強かったです。

赤ワイン1
グラスを手に香りをとります。黒果実系。コショウは感じない。メントールや血液の香り。私はシラーズとニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンの香りの違いに自信がありません。あとは味わい次第。多めに含んでうがいのようにグブグブしてみます。酸が強く歯茎が引き締まる感じ。タンニンもあるが、酸の方が強く、果実味やアルコールのボリュームも感じます。カベルネ・ソーヴィニヨンの舌に残るタンニンはほとんどありません。コショウや固さを感じないのでシラーズ決定。ヴィンテージは過去の出題傾向からマイナス4。
→”コショウや固さを感じない”というくだりはちょいと疑問ですが、その前のシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンの判別は素晴らしいです。

私:シラーズ 豪 2012年
解答:シラーズ 豪 2014年

赤ワイン2
去年の経験から残り時間は気になりませんでした。色ではカベルネ・ソーヴィニヨンかメルロ。あとは味わい次第と思い込んでとりかかりました。これが一番難問でした。

色は濃いけど、香りは赤果実系でした。味わいもガツンとタンニンが来ると思い込んでいたのにチャーミングな印象。粘性はまずまずある。ニューワールドの色合いの濃いピノ・ノワールだと思い選択肢を見るとありません。となると消去法で解答するしかありませんでした。

ガメイは香りで除外。マルベック、ネッビオーロ、テンプラリーニョも去年のスクールでちょっと飲んだだけだけど、これらの強さがないので除外。さらにここで、ワインスクールでテイスティングしたマスカット・ベーリーAは粘性がなく葡萄ジュースのような印象だったので除外してしまいます。残ったのはジンファンデル。ジンファンデル自体、飲んだことがないのに選ばざるをえない。今年も落ちたと絶望。外観は黒果実系の内容でマークし、香りと味わいは ピノ・ノワールの内容でマークしました。原産国は必然的にアメリカ。収穫年は適当に。
→”チャーミング”というキーワードはガメイ、マスカット・ベーリーAです。
そして、上記の消去法、絶対にやってはいけません。経験のない品種をイメージだけで選択する、他に当てはまらないから選択する、ソムリエ試験的に一番やってはいけないことです。確かに、ガメイ、マスカット・ベーリーAというソムリエ試験的にややマイナー品種ではありましたし、選択肢にピノ・ノワールがなかったので困惑されたとは思いますが。

”赤果実系”で”ガツンとタンニンが来ると思い込んでいたのにチャーミングな印象”とまでちゃんととらえているんです。まず、ここでガメイを外したのは痛かった(でも、なぜガメイを外したのでしょう)、でもこれはよくある話。また、マスカット・ベーリーAと思えなかったことまでは許せます。ここで、悩むべきはこれまで対策してきた主要品種であるべきなんです。
何よりも全く経験のないジンファンデルを選んだことがダメです。他の受験者の方でも、自信がないのにマルベックやシュナン・ブランを選ばれた方がいらっしゃいます。結果、たいてい残念なことになるんです。主要ブドウ品種ですら思いっきり迷うわけです。そこに経験の少ない、または知らないブドウ品種を加えて考えるなどあってはなりません。

私:ジンファンデル 米 2013年
正解:マスカット・ベリーA 日本 2013年

リキュールは対策していませんでした。色を見て、あとは過去に出題された事があるものを選択しようと決めていました。

リキュール類1
酸化熟成した色合い。過去の出題からオロロソだと思ったのですが、選択肢にはありません。色味から味わいはドライかと思いきや、甘味があります。ここで紹興酒を選択肢から除外。試験勉強の記憶から確かマディラは加熱熟成するんだったな。辛口から甘口まであったな。過去にも出題があったしこれにしよう。ということでマディラを選択。正解しました。

リキュール類2
こちらにとりかかる頃には時間がなくなっていました。この前が甘口だったので、辛口だと思って含んでみるとこちらも甘口。→甘いニュアンスがありますが、甘口とは言いません。粘性や色合いの割に優しくエレガントな味わい。力強い印象のバーボンを除外します。 美味しくて、もう少し口に含むと、ほのかに葡萄の味わいがしました。過去にもアルマニャックやコニャックの出題が多くありましたのでバ・アルマニャックを選択。正解しました。

今まで、私どもを支えていただき本当にありがとうございました。時間のない中で、このような活動をされていることに心からの敬意をお伝えさせていただきます。試験開始前のロビーでマニュアルを読み最後の確認をしましたが、他にも20人くらいの中、4、5人は松岡様のマニュアルを読んでいる方がおりました。本当に広く浸透しているんだなと実感いたしました。

受験呼称 ソムリエ

会場 『ホテルグランビア岡山』

雰囲気
入室するとスクール形式で机が並べられており、そこには全てのグラスが、番号が書かれている1から5番まで紙の上に配置された状態でオリエンテーション開始。

試験開始
まず全てのグラスの色を確認。

白ワイン1はグリーンがかった、レモンイエローぐらいの淡い印象。
赤ワイン1は物凄く濃く、縁が少し紫がかっている印象。
赤ワイン2は赤ワイン1と比べると明るく、透けて文字も見えるぐらい。

次にブドウ品種の選択肢を見て、予測を立てる。(最終的にマークしてブドウ品種選択の際、自分が予測していた品種が無かったら悲しい為)

白ワイン1
色調から若干薄いか普通の印象だった為、ソービニヨン・ブランかシャルドネ、リースリングのドイツのイメージを持って香りに進む。

花系の香りというよりは溌剌系の香り。樽の香りが感じられなかったこととアルコールのボリューム感が軽めであった為、フランスのソービニヨン・ブランかかすかにシャルドネ(樽無し)と予想。

二次試験前日に樽の香りがしないシャルドネを飲んだ際に感じた酸と白1の酸が一緒だとは感じなかった為(少し鋭角な酸)ソービニヨン・ブランと解答。ヴィンテージは適当。

私の解答 ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2013
正解 シャルドネ フランス 2014

続いて赤ワインに進む。

選択肢にはまさかの王道カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールが無い!でも、逆にこれはチャンスだと思い(カベルネとシラーの区別が不安だった為)主要ブドウ品種以外のブドウ品種は完全無視!!主要品種シラー&シラーズを本命に頭の隅に少しだけテンプラニーニョを意識して赤1のテイスティングを始める。→ソムリエ試験的に素晴らしいです。

赤ワイン1
香りは甘い黒い果実系。普段、黒胡椒の香りが感じ取れない為、松岡さんのいう“マリネしたオリーブ”を探してみる。味わってみるとなんとなくマリネしたオリーブが感じ取れて、シラー系をイメージする。テンプラニーニョは私にとってもっと甘いイメージだったので削除。

ただ、シラーズのユーカリっぽさがわからなかったのと、アルコールのボリュームもそんなに感じ無かった為フランス、シラーと解答。ヴィンテージは適当

私の解答 シラー フランス 2012
正解 シラーズ オーストラリア 2014

赤ワイン2
色調は赤1よりもやや明るめ、粘性もそれほどでもない感じ。

選択肢に記載されていた色調が明るい系品種はガメイ、マスカット・ベーリーAぐらいだと判断して、この2品種を想定し香りをとってみる。

第1印象はあまり香りがわからない。イチゴも少し感じるけど、これという決め手が無かった。ただ品種のガメイ、マスカット・ベーリーAはどちらを選択しても似たコメントになるんじゃないかと思い、日本推ししているソムリエ教会の意向を汲んでマスカット・ベーリーAを選択。ヴィンテージはマスカット・ベーリーAが国際登録された2013年の記念の年にしてみた。笑

私の解答 マスカットベーリーA 日本 2013
正解 マスカットベーリーA 日本 2013

ヴィンテージは奇跡の正解!!

続いて、ハードリカーへ。

リキュール類1はリキュール類2と比べて濃い茶色、こげ茶色の印象。
リキュール類2は茶色系だけど、茶黄色で薄い。

リキュール類1の選択肢は次の4つ。[マデイラ、ポートワイン、?、紹興酒]

リキュール類2の選択肢は[バ・アルマニャック、シングルモルト、?、カルヴァドス]

リキュール類1の香りは紹興酒。ただ、コクがあってすごく甘かった為マデイラを選択。正解!!

リキュール類2は苦手な茶色系。香りをとるとチョコレートの様な香りが一瞬ある!(コニャックは微かにチョコレートの香りのイメージが勝手にあります)アルマニャックは飲んだ事が無かったが、コニャックは飲んだ事があって似ていたのでアルマニャックを選択。そして、こちらも正解!

~この講座を受けての感想~

まずは本当にありがとうございました。スクールに通えない自分にはこの講座が無くてはならなかったし、テイスティングセミナーにもお金を掛けて地方から行って良かったと心から思っています。(できれば懇親会参加したかったです…)

ワインも白は冷やして、赤は常温でみたいな言葉しか頭にないくらいのレベルから、テイスティングしてある程度ブドウ品種を判断してコメントが浮かぶほどまで成長できました。自分でもびっくりです!これはテイスティングセミナーと何より必勝マニュアルのおかげです!この2つのおかげでなんとかここまで来ることができました。松岡さんの講座や松岡さん自身に出会えて無かったら今頃どんな状態なんだろうと怖くなります。

ブドウ品種が全然当たらなくて落ち込む事もありました。(1回目の大阪テイスティングセミナーでは1つしか当たりませんでした。笑)でも、ブドウ品種が全てでは無い。テイスティングコメントやそのワインの物語をいかに筋道を通して考えられるかが大切だと知り、セミナーやマニュアルを通してそのことを実感できたことで自信につながりました。

まだ試験は終わりではないので引き続きお世話になりますが、まずは御礼を申し上げたいと思いご連絡致しました。

本当にありがとうございました。そしてこれからも(試験に合格してからも)よろしくお願い致します。

 

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

 スポンサードリンク

 - ・過去の受験者たちの報告