2014年度の二次テイスティングを振り返る ソムリエ呼称編

   

今回は2014年度のソムリエ呼称の受験者の報告ですが、先に2015年のソムリエ呼称の報告、あと2名様の分も紹介いたします。→抜けてましたので、2015年のソムリエ編にも付け足しました。

二次試験対策の必勝マニュアルも購読させていただきました。おかげでなんとかテイスティングコメントの選択も間に合ったと感じております。

松岡様に感銘を受けたのはソムリエ試験のノウハウだけではなく、サービスマンとしての自分のあり方を見つめ直すきっかけになったことです。実のところ、これが一番の感想です。ありがとうございました。

<名古屋会場>

ワインの温度は噂に聞くほど冷えすぎではなかったです。会場も寒いと聞いていたので、入念に服を着込み、念のためお腹と腰にホッカイロを忍ばせて行きましたのでそれほど寒さを感じず。

配られたのは、ハードリカーからでした。手を触れてはいけないとの事で、とにかく色を確認!!

試験前の外観のみの印象

・赤ワインは色が薄くてオレンジがかっている。ピノ・ノワール?サンジョヴェーゼ?ネッビオーロ?場合によってはテンプラニーリョ??
・白ワインはどっちも小さい気泡が見えます。ニューワールドだったらソーヴィニヨン・ブランかリースリングかなぁ??
・白ワイン①は薄い色調よりミュスカデを疑う。

・白ワイン➀
香りが取りにくいなぁ。独特のミネラル感を感じる。花や果実のコメントを6つも選ばせるわりに華やかな感じがしない。

リースリングかなぁ?ペトロール香を感じない。ミュスカデにしてはイースト香がしないし。一方で、ニューワールドにしてはアルコールのボリューム感が足りない。しかしこのクリスプ(キレの良さ)、味わいは酸が強め、余韻が控えめ。シャブリだとしても、今ひとつコクに欠ける。

と、とりあえず、ニューワールド(NZかオーストラリア)のリースリングと仮定。コメントもスッキリ爽やか系のものを当てはめておく。よくわからないまま次のワインに。白ワインのひとつは2013年にしようと思ってたので2013年と。

【正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012】

・白ワイン②
①より黄色が強い。輝きがあり、透明度も高い。粘度は控えめだが①よりは豊かに感じる。

香りがものすごく華やかで蜜みたいなんですけど!?え、こっちがリースリング!?味わいは甘い!でもドイツの残糖感ではない。ニューワールド!?というか、このワイン美味しくてゴクゴク飲んでしまいそう。(笑)

シャルドネと判断するには樽香がいまひとつ。うわー、白ワイン、全然わかりません。えーい!こっちもとりあえずリースリングで後で確認だー!とにかく、ここは華やかタイプのコメントをあてはめる。とりあえず、若そうなので2014年。

【正解:リースリング・フランス・2014】

・赤ワイン③
淡く明るい色調でオレンジがかっている。素直にピノ・ノワールだと思えばいいものを、どういうわけかサンジョヴェーゼと解答。オレンジがかっていると判断し、熟成感を感じたので。ヴァニラ香、切れ味、今思えばピノ・ノワールの特徴だったような。コメントはサンジョヴェーゼによりすぎず、エレガントとかなめし皮とかピノ・ノワールっぽいものも選んだのですが。ちょっと熟成しているかなということで2011年。

【正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012】

・その他のお酒➀
無色透明、香りですぐわかりました。ジン。

・その他のお酒②
色調と甘みからチンザノロッソ??と思い、スイートヴェルモットにしていたのに、血迷ってベネディクトンに。薬草っぽい味がしたので。そのときの自分に渇を入れたい…。

『残り10分です』という試験官の声にハッとして急いで白ワイン➀の再確認。なんだか試験前日にブラインドテイスティングで外したフランスのソーヴィニヨン・ブランに似てるかも!?急いで、ここはソーヴィニヨン・ブラン/フランスに訂正。

続いて白ワイン②を確認。このフローラルっぽい華やかさはやっぱりリースリングとしか思えない。国は、ワインのクリスプさや甘さからオーストラリアに…、にしてはユーカリのイメージはなかったのだけど…とここで時間切れ。

想像以上に本当に時間がありませんでした。ですから、コメントは丸暗記していてよかったです。

今思えば自主トレーニングで”外したこと”間違えた”がとても役に立ちました。自分の感じ方と、他の人の感じ方は違います。私にはどうもソーヴィニヨン・ブラン/フランスのハーブ香がよくわかりません。良くわからないけど、その他の品種にも決めきれない感じ、という感覚が私の中のソーヴィニヨン・ブラン/フランスの決め手でした。

テイスティングと言ってもまず、何をどのように勉強すればいいのかさっぱりわからず、途方にくれました。筆記試験対策と並行して、手頃なワインを購入し、テイスティング本などを読みながら手探り状態で少しずつ進めていましたが、最後は先生のテイスティングセミナーに参加して、それを頼りに何とかしようと考えました。結果としてセミナーに参加して良かったと実感しました。

テイスティングセミナー後、二次試験本番と同じテイスティンググラスを購入し、赤・白合計で30種類くらいはテイスティングしました。とはいえ、周りに頼れる人もいなかったので、テイスティンググラスの裏に番号の書いたシールを貼り、ワインを注いだ後、グラスをシャッフルしてブラインドテイスティングするという手順でひたすら練習を繰り返しました。

シャルドネの樽香、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかなイメージとハーブ系のニュアンス、ゲヴェルツトラミネールのライチの香りとスパイシーさなど、それぞれの特徴がだんだんとつかめるようになってきました。しかし、最後までリースリングのペトロール香を感じることが出来ず、本番ではここが命取りになったと思います。

赤ワインに関しては、カベルネ・ソーヴィニヨンのピーマン的な青臭さが高確率でわかるようになり、ピノ・ノワールは明るい色調から、シラーは胡椒のようなスパイシーさを探るという形になってきました。そして、試験当日。

【正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012】
色調は薄いレモンイエロー。香りの特徴(果実、花、植物)から6つ選択しなくてはならないというところでまず焦りました。

ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな香りも感じましたが、どちらかと言えば、白いお花系の甘い匂いが頭を離れず、綺麗な酸が目立っていたことも考慮してリースリング/フランス/2013と解答しました。
→ソーヴィニヨン・ブランはリースリングより全てにおいて鋭角で、酸が爽やかシュワシュワ系です。惜しいですね。ソーヴィニヨン・ブランから白い花の香りを感じないわけではないのですが、フレッシュハーブ的な”青さ”を取ってほしかったです。

【正解:リースリング・フランス・2014】
色調はやや濃いめのイエローだったように思います。樽香は感じられず、それまではシャルドネかと思っていたのですが、シャルドネじゃない…。ただ、ペトロール香がわからないのでリースリングとも絞りきれず。味わいは残糖があるというほどではないけど、まろやかな甘みと綺麗な酸…ここでドイツのリースリングかなと思ったのですが、白1をリースリング/フランスと解答しているためこの時点でリースリングを選択肢から外してしまいました…。

しかし、得意の樽香は感じないし、今まで飲んだシャルドネでこんなにまろやかな甘みを感じるものがあったのだろうかという思いもあったのですが…。さらに、色調は濃いめですが、アルコールのボリューム感はそれほど感じないし、果実味の凝縮感もそこまで強くない…とここまで感じ取れたのに、シャルドネ/アメリカ/2012と解答…。今振り返るとなぜそのように解答したのかと、後悔ばかり。
→白ワイン2はしっかりと特徴をとらえていらっしゃいます。白ワイン1をリースリングとしなければ正解だったでしょう。ですからテイスティングコメントは取れているのではないでしょうか。おっしゃるようにペトロール香を理解していれば結果は違ったように思います。キューピーちゃん人形を買いましょう。

【正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012】
明るい色調でピノ・ノワールと決めてしまえばよかった。なめし皮や土っぽい香り、口に含むとアッタクが強く、スパイシーな印象で、香りに戻ってみると黒コショウ的なものを感じてしまい…。よし、色調は淡いがシラー(シラーズ)と思ってしまい、シラー/フランスと答えてしまいました。
→もちろん、明るい色調のシラーも存在します。それを言ったらキリがないのです。ソムリエ試験は落とすための試験ではないので、素直に、セオリー通りにとらえましょう。「明るい色調といえば基本はピノ・ノワール」です。他の方からもこれまで出題されたことのない、または出題される確率が圧倒的に低いヴィオニエ、シュナン・ブラン、ガルガーネガ等と解答して落としたという報告をいただいております。(シニア呼称は一般呼称との差別化を図りたいという意図が見えるので、ここと同じように考えてはいけません)失礼な言い方をしますが、まだそれほど自信のない段階で、セオリーを無視すること無謀です。

その後、ジンは答えられたものの、3日前にBARでテイスティングしたにもかかわらずスイート・ヴェルモットをマディラと迷い、外してしまいました。

結果、品種0 産地1 年号0 というボロボロの結果に終わりました。

事前のテイスティングの練習でほぼほぼ良い結果を残していたので、本番では楽しみながらテイスティングすることができました。多少悔いはありますが、これが今の自分の実力と認めております。きっと、このような実力ではまだお客様の前でソムリエを語ってはいけませんということなのだろうと思っています。ここで諦めずにもう一度一から勉強して、来年は自信を持って挑めるように力をつけます。

最後に…

このような不甲斐ない結果になってしまい二次試験直後は落ち込みました。それでも、ワインを学ぶこと、テイスティングしながらワインを知ることがこんなにも面白いのかと楽しみながら勉強できた日々は自分にとって無駄ではなかったと感じています。松岡先生が試験のことやご自身の経験を失敗も含めて全て語ってくださったおかげです。

ホンマは受かって先生のおかげで合格できました!!!って言いたかったけど今年はそうはいかなさそうです。

しかし、これからもっと勉強して来年こそソムリエと言われるにふさわしい人間になれるように明日からまた頑張ります。

松岡先生、本当にありがとうございました。出会えてよかったです。

そして、来年もまたよろしくお願いします!笑
→今年の経験は無駄になるどころか大きな財産になります。学ぶことが楽しいと思えるタイミングは人生でそんなにありません(少なくとも私は)。また、今回の二次試験で感じたワインの印象は忘れないと思います。もしかすると、このように悔しい思い苦しい思いをして得たものほど、身に着くのかもしれません。このような決意を聞かせていただき、私もとてもうれしく思います。

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2014年度の二次テイスティングを振り返る ソムリエ呼称編

最初に協会発表の出題アイテムです。

・アメリカ / シャルドネ / 2012
・オーストラリア / カベルネ・ソーヴィニョン / 2011
・フランス / ピノ・ノワール / 2009
・ドライ・ヴェルモット
・カルヴァドス

ソムリエ試験的に王道中の王道、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールと続きました。ソムリエ呼称は毎年比較的ひねりのない出題が続いてきましたが、2014年も例にもれずといった感じです。

さて、2014年度にソムリエ呼称を受験された方の感想です。

試験会場で初めて明確に樽のニュアンスというものがわかり、シャルドネを選ぶことが出来ました。

テイスティング会場がかなり寒かったんです。日頃の練習でもクーラーの温度を下げて練習していたのですが、それ以上でした。

必勝マニュアルの通りに、試験開始までの時間は目でグラスを観察しておりました。これがとても重要だったと今、思います。

1番目の白ワインは濃い目の黄色。シャルドネかな?
2番目の赤ワインは黒い。Sy、CS、Meだろう。
3番目の赤ワインは明るい感じの赤。PNかな?

と言う感じで進めました。

白ワイン1
試験開始の合図で、1番目の白ワインを手に取り、温度が低いと感じたので温めながら外観をチェックしました。そして、香りを確認しましたが、あまり香りがしない。焦りました。さらに温めながら香りを取ろうと努めましたがレモン、リンゴかな?ぐらいでした。

色調からシャルドネかなと思ったので、そのようにコメント。口に含むと、フレッシュでミネラル感を感じる。柔らかい樽の感じもあり、フランスのシャルドネか…?頭の中は、迷うばかり、決めきれずに赤ワインに進みました。

赤ワイン1
色や外観をチェックして香りを確かめましたが、こちらもあまり香りがしない。またパニック。それでも、グラスを温めながらなんとか香りを取りました。メンソールぽいな、であれば仏Syは無いなと。また、マリネのオリーブの感じも無い。加えて、ピーマンの青さも感じ無いのでCSも無いだろうと。

いまいちはっきりとしなかったため黒い系のテイスティングコメントを選択し、メンソールぽい感じを確かめ、豪Syにしました。

白ワイン1
もう一度1番目の白に戻り、香りを確認。バターっぽい?他の品種にはもっていかず、米シャルドネよりも上品な感じを確かめ、仏シャルドネに決定。2011年か2012年で迷いましたが、2011年にしました。

この時点でかなり時間が過ぎており焦りました。大急ぎで赤ワイン2に取り掛かります。

赤ワイン2
試験が始まる前に眺めていた時はPNかなと思っていたのに、グラスを傾けた時の色調がPNの赤色に見えなかったんです。私の目には、少しオレンジ系に見え ました。とっさに頭の中にサンジョヴェーゼが浮かびます。Saの錆びた鉄の赤いイメージと重なりました。かなり焦っていたのでしょう、PNが消えてしまいました。香りも冷たかったせいか弱い感じでした。最後にスミレのニュアンスを感じ取り、再びPNかな…と思い始めるも時間がありません。迷いに迷って、Saで感じたままコメントし…。

4番目と5番目は大慌てで回答。ヴェルモットははずしましたが、カルヴァドスはわかりました。

①~⑤のティスティンググラス置きのペーパーと吐器用の紙コップ、氷の入った水のグラス、ビニール袋に入った、「ピンク色の試験案内」が置かれており、試験直前までは中身を確認することが出来ません。中身は「下敷き用厚紙」「マークシート答案用紙」「ティスティングコメントのシート」表裏がそれぞれ白赤の コメントになっております。

最初の白と次の赤、2つともに配られた際に液面が踊り、グラスの内側にねっとりしている様子が見られました。粘性は強そうだと。この後色調の明るい赤が配られ、ワインは白1赤2のテイスティングとなりました。そして、三つめの赤も粘度が高そうでしたので、3つともニューワールドの印象を持ってテイスティングを始めました。

私の解答:白 シャルドネ 仏 2009
白ワインは香りが圧倒的にシャルドネの樽熟成の香り、ただ味わいが甘みも酸も苦味も程よくまとまった感じで、あと少し塩辛さも感じたので、仏かなと。「化学物質-0-」のところを間違えて記入してしまうという痛恨のミスを犯してしまい、どう減点になるのか、今頭を抱えているところです。

私の解答:カベルネソービニヨン 豪 2011
ピーマン香、加えてブラックチェリー、カシス、杉、シダ、メントール、甘草、血、丁子とセオリーどおりコメントを選択できたと思います。外観から香りにいたるまで強く濃かったため新世界に決め、国はわからなかったのですが、樽のニュアンスに自信が持てなかったので、アメリカではないのかなと思い豪にしました。

この時点で残り10分!

私の解答:ピノ・ノワール アメリカ 2012
色調と香り、味わいでとりあえず記入してみました。

・シャルドネ アメリカ
外観の印象は淡めのレモンイエロー。少しグリーンのニュアンスも感じられました。香りはしっかりとしており、心地よい樽の香りが感じられました。柑橘系よりも洋ナシなどの香り。桃や南国系までは私には感じませんでした。酸は爽やか~まろやか。程よい苦味がありました。
以上から「シャルドネは間違いない」と感じました。色も淡く、ねっとり系を感じなかったのでフランスに。

ただ時間がたってから香りを確かめるとものすごいヴァニラ香がしたので、もしかしたらフランスじゃないのかも…。と思いましたが、第一印象でそのままに。
私の解答:シャルドネ フランス 2012

・カベルネ・ソーヴィニヨン オーストラリア
外観からカベルネ、シラー、メルロあたりと予想。カシス、ブラックベリー、樹脂、木樽(チョコ)などを感じ取りました。

最初はカベルネと解答。しかしタンニンがそこまで強くない。いままで飲んだカベルネはもっと余韻に「じわー」とくる収斂性があったのです。これはメルロなんじゃないか?と迷ったのが後の祭り。全部が丸く感じてしまったのです。新世界のワインをあまり飲まなかったことを後悔しました。
私の解答:メルロ フランス 2010
→ここは難しいと思います。一度思い込んでしまうと…。メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを迷った時は確率的に圧倒的に後者です。ただ、テイスティングコメントはそんなに外れていないと思います。

・ピノ・ノワール フランス
外観は淡い赤みを帯びたルビー。たぶんピノ・ノワールと予想。香りもラズベリー、少しブルーベリー、スミレ、バラなどのイメージ。そこそこ樽の香りも感じましたが新世界のような果実味、凝縮感は感じられませんでした。あまり悩むことなく解答。私の解答:ピノ・ノワール フランス 2010

・ドライベルモット
香りだけでわかりました。

・カルヴァドス
焼きリンゴの香り。

・白1/シャルドネ
粘性がサラサラでした。香りは華やか系。パイナップル的なフルーツの香りもしたような…火打石や硫黄のニュアンスも…。口に含むと甘かったんです。ここでドイツのリースリングと思いました。正直、連続で出題されるのか?とも思いましたが、そんなに冷静ではいられなかったです。そのままドイツのリースリングと解答。パイナップルの香りでもっと暖かい地域を疑うべきでした…。
→リースリングの甘さと新世界系の熟した甘さは違います。また、樽香を感じていればリースリングにはいかなかったと思われます。

・赤2/カベルネ・ソーヴィニヨン
今回一番の苦悩はこの赤ワインでした。香りの第一印象で土っぽさをとらえて、イタリア?味わいも飲み慣れたサンジョヴェーゼっぽい?と感じてしまいました。

色は濃い黒系で赤みも少しかっかていたと思います。香りも青さのニュアンスは少なく、ブラックベリー、牡丹、シダと答えたような…。味わいも甘さを感じて酸が隠れてるな…。タンニンは舌にざらつきが残かな…という感じで、イタリア、サンジョヴェーゼと解答。

そして苦悩というのは終了間際に見直しして気づいたんです。これ、やっぱりニューワールドのカベルネだ!と。マークも直そうとしましたが、時間が残り少なく。混乱するのが怖くてそのままにして試験時間が終了しました…。せめて品種名だけでも変えていれば…。

・赤3/ピノ・ノワール
色調はそれほど若々しい色合いではなく、香りがイチゴなどの甘く赤い果実のニュアンスだったので、ピノ・ノワールであろうと検討をつけました。その後は順調にエレガントな味わい、酸とアルコールのバランスからフランスが導かれました。

二次試験は思ってた以上に緊張してしまいました。特にデギュスタシオンです。ものすごく時間が過ぎるのが早かったのです。時間が無いと焦り、分析も焦り…もっと時間を意識してテイスティング練習をするべきでした…。

緊張し過ぎて自分がなんて答えたかもあまり覚えて無く、正直手応えはわかりません。ただ、見直しは出来たので少なくともマーク数のミスはないはずです。

・白1
第一印象のフローラルな香りとスルっと入ってくる綺麗な酸に戸惑い、新世界のリースリング?または、飲んだことないけどまさかのヴィオニエ?と迷いに迷い苦しみました。それでも、「わからなかったらシャルドネ」の合言葉と温度が上がってくるにつれてバターの香りが立ってきたのが決め手でアメリカのシャルドネに決定。

香りのコメント選択が果物、芳香、化学物質などに分けられている中から選ぶようになっていたので、この白ワインは化学物質から選ぶ数がゼロであり、そこからもペトロールは無い=リースリングでは無い、と判断できました。

・赤2
香りに分厚い果実味とスパイス香の中にユーカリを感じたのでオーストラリアだ!と思いました。シラーズかカベルネで迷ったのちオーストラリアであればシラーズのほうが出る確率高いであろうという単純な思考で間違えました。それでも、コメントは共通項作戦でほぼ正解してると思います。あとから思えばあの黒い塊のような色合いはカベルネだったなと。

・赤3
グラスが透けるくらいの淡い色調、グラスに見えるエッジはオレンジがかっている。直感で、少し熟成したピノノワールと感じました。酸とミネラルのバランスからフランスに決まり。3~4年ではこのオレンジ色は出ないだろうと2009年。これは問題なく正解でした。

最後は透明なリキュールは香りだけで「ドライヴェルモット!」心の中でガッツポーズしてました。もう一つの薄めの褐色リキュール。リンゴの香りを感じてカルヴァドスと思いながらも、コニャックも青リンゴの香りって松岡さんが書いてたな…でもコニャック飲んだことないし、ここはカルヴァドスで!で正解。

1つ目の白ワイン
色調からシャルドネを探るつもりで香りを…洋なし、パイン、バターを感じ八割くらい新世界のシャルドネのイメージでした。口に含むと、しっかりとした果実味、リースリングも頭をよぎるがそれらしい酸を感じず、仏・シャルドネらしいミネラル感、上品さを感じられず、結果米・シャルドネ・2011と解答。マニュアルと自分の感じたものをすり合わせテイスティングコメントを選択。きっちり10分。

2つ目の赤ワイン
ここは恥ずかしながら大誤算。色合いからシラーかな?と思い香りを…あっ!違う!サンジョヴェーゼ!?と感じてしまったことが運の尽き。修正不可能な思い込みからサンジョヴェーゼの特徴ばかりを探し出し、そのまま伊・サンジョヴェーゼ・2009に…。ホントに思い込むとその特徴ばかり探してしまうものですね。豪・カベルネ・ソーヴィニヨンなのでテイスティングコメントは若干似た部分があったかな?

3つ目赤ワイン
ここは即決!色合い、香り、味わい。イメージ通りの仏・ピノ・ノワール。そして2009年まで正解!

ピノ・ノワールが即決だった為時間的に余裕を持ってその他の酒類に!その前にワインを一通りテイスティングして自分の選んだ品種を確認。

リキュール1つ目。
昨夜職場から帰る際、ふと思いたち店内に戻りお店のお酒の香りを一通り確認。ありました、その中に!チンザノドライ!ドライ・ヴェルモット!

リキュール2つ目。
これも香りを確認していたんです。が、正直これはないと思ってました…。昨年、一昨年とエキスパートで2年連続して出題されましたから……残念ながらシングルモルトを選択。

ここであと10分。

マークシートをチェック。選択ミスが2箇所。選択数が足りてませんでした。

シャルドネとピノを外しかなり悔しい思いをしました。マニュアル通りに解答していれば、樽を感じたらシャルドネ、軽い赤い果実が主体ならピノを実践していれば、両方正解することが出来たはずです。迷いに迷って違う品種にしてしまいました。

必勝マニュアルはティスティング経験の浅い人が短期間でなんとか7割取れるようになるとうたっているだけあり、信じてきちんと実践していれば合格に手が届くであろう完成度の高いものだと試験を終えて改めて感じました。あくまで合格するために必要最低限という考え方が非常にわかりやすかったと思います。

白ワイン1:わかりやすい樽香がありシャルドネ。収穫年、生産国、品種ともに正解。

赤ワイン1:カベルネとシラーで迷い、なんとかカベルネに持っていくものの産地はチリと解答。フランスでは無くニューワールド、特に南半球だとは思ったのですが、オーストラリアのカベルネを飲んでいなかったので判断できず。

赤ワイン2:色合いからピノとサンジョヴェーゼで迷う。収穫年は正解。ピノの特徴を捉えられず、結局サンジョヴェーゼと解答し、生産国、品種は不正解。

ドライ・ベルモット:これはすぐに解りました。

カルバドス:焼きりんごのニュアンスを感じ取れず、ウイスキーと解答。終了直前の時間がたった状態で微かにリンゴ香を感じ迷いましたが”迷ったら最初の印象を優先の法則”に従い、不正解(笑)

私は1番目の白ワインから樽香をしっかりと感じていたのにもかかわらず、色の薄さだけでリースリングにしてしまいました。

二次試験会場に入るとすでに赤二品種、その他のアルコール二種が並んでいて、最後の白一種がオリエンテーション前に配られました。ここでテイスティングマニュアル開いたらカンニングかなー?と思いつつも、マニュアルを見ながら待機してました。

オリエンテーションも終わり、試験が開始し白からテイスティングを始めました。

白ワイン1
どちらかといえば”薄くはない”と言い切れる色調。これは試験開始前から眺めて感じていました。粘性は普通くらい。輝きがあるといえばあるのでしょう。

香りを確認すると、”樽”っぽい。松岡さんが樽を感じたらシャルドネと言っていたので、シャルドネの印象を思い出しながらテイスティングを進めます。リンゴや洋ナシのような香りが爽やかというほどでもないのですが、綺麗な感じで新世界の印象は受けませんでした。

味わいも非常にバランス良く、果実味、酸味などがまとまっており、これはシャルドネですね、という味わいでした。ただ、香りからも味わいからも新世界の強さ、太さは感じられずフランスと解答。

赤ワイン2
濃く、黒く、そして若いニュアンスの外観から”薄い系”品種と”熟成系”ではないだろうと想定。香りを確認すると、黒い果実系で凝縮感もあり新世界の濃い系品種であることまではわかったのですが、ここから悩みまくりました。カベルネの青っぽいニュアンスを感じるような気もするし、シラーズの酸を感じるような気もします。さらに丸く感じなくもないのでもしかしてメルロもあり??って感じで。

味わいもアルコールのボリューム感や黒果実のニュアンスから新世界であることは確信しました。しかし、肝心のブドウ品種が特定できません。どれでもありで(CS、Sy、M)、どれでもないんです。時間だけが過ぎます。

このわけのわからなさはメルロ!ということでオーストラリアのメルロにしました。カベルネを外して、捨てていた生産国は当たり。そして、この二番目の赤ワインに時間をかけすぎました。
→この迷い方をした時はカベルネ・ソービニヨンを選択するのが確率です。メルロは出題される可能性が圧倒的に低く、この3品種でなやむということはシラーズではない可能性が高いと思うからです。

赤ワイン3
手を触れずに色調だけ見ていればピノ・ノワールだったんです。でも、どうも熟成系の赤味を感じてしまいました。また、時間が迫っていることもあり焦っていました。

香りを確認するのですが、いまいち特徴的な香りを感じないのです。確かに赤い果実系だったと思います。でもピノにはない凝縮したニュアンスも感じるのです。一方で新世界のような太さ、強さ、樽の感じはありません。ネッビオーロ?と思ったら最後、ネッビオーロの特徴を探してしまいました。

正解をフランスのピノ・ノワールと聞いて後悔しまくりです。第一印象はピノでしたから。熟成系の色調(と思った)、香りが閉じていた?ことを複雑さととらえたこと、凝縮感を感じてしまったこと、この三つのポイントで徐々にピノから外れていき、結果ネッビオーロとしてしまいました…。

白1:うんうん、樽の香りですね。だったらシャルドネです。味わいも良く飲むシャルドネに間違いない。ただ、フランスか新世界かいまいち感じ取れませんでした。とりあえずフランスにして、ヴィンテージは白ワインは二年落ちにしようと決めていたので2012年で正解でした。

赤2:おー、黒い、黒い、黒い。外観も香りも黒い系でした。そして特徴的な酸。黒くて酸といえばシラー。おっ、メントールもしっかり感じます。この強さ、甘さでフランスはありえませんからオーストラリア。ヴィンテージは若いと感じた方を三年落ちと決めていたので2011年。

えっ、カベルネですか?かなり自信をもってシラーズだったのに…。ショックです。

赤3:これこれ、私ピノピノ星人なんです。ピノ・ノワールからワインに入りまして、ですから赤2のタイプはあまり飲まないのですが、ピノはけっこう飲んでいるんです。色調も香りもピノですね。良く熟した年かな。やや香りが閉じ気味でしたが、これはフランス・ピノです。ヴィンテージは四年落ちの予定でしたが、ふと良く熟した何かを感じ、近年で良い年といえば2009年だったなと。

はい、さすがにピノは外しません。

ドライ・ヴェルモットは飲んだことがなかったのでわかりませんでした。でも、ここはいいんです。知らなければあきらめるつもりでしたから。そして、カルヴァドスは取りました。これはたまにお店のものをくすねて飲んでいたのです。しっかりとリンゴの香りを感じ取りました。

全てのコメントはマニュアルを基準に選択しました。もしマニュアルが無かったらと思うとぞっとします。あの膨大なコメント群から自力で試験時間内に適切なコメントを選ぶことは私には不可能でした。マニュアル通りにコメントしても時間ギリギリでしたから。香りを一つ一つ確認する時間なんて全くありませんでした。

こうして受験された方の生の声を聞くと見えてくることがありませんか?

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