2022年度講座開講!CBT試験対応!ワインスクールに通わずとも合格できるということ。

アメリカのワインについて <C>

 
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第102回

すこし試験とは関係ない話です。(時間の無い方は飛ばしてください)

私のここ2~3年はわりと激動でした。良かったことも、良くなかったことも…。→望んでいるわけではないのですが、私の人生、まずまず波乱万丈です。昨年、ゴ・エ・ミヨの”ベストソムリエ賞”なんてスゴイものまでいただきましたし…。

人生を振り返ってみると、これまで約20年ごとに大きな節目、人生の転機が二回ありました。一つ目が地元関西を離れて東北に渡り山形大学に入った時(19歳)、二つ目は大きな病気になって生死をさまよった時(38歳)です。さらにいえば、その間の10年ごとにもう少し小さな節目があり、大学に入った約10年後に東京に出て、そこからフランスに渡りました。そして、病気から約10年後の令和の二年間は、まぁ節目でしたね。

最初の人生の転機は、大学に入りそこで”お酒”と出会って人生が180度、1000%良い方向に変わったことです。
お酒を飲むと楽しいということがわかりましたし、お酒を通してたくさんの友達ができました。お酒のおかげで、社会に受け入れられていると生まれて初めて実感できるようになったんです。→高校時代まではほぼ友達がいなかったので、ほとんどお酒を飲んだことはなく、自分が飲めるのかどうかも知りませんでした。ははは。

ですから、それでもいろいろありましたが、私にとって平成は良い時代だったなと思えます。一方で昭和の時代、大学に入るまでの私は、考え方をはじめ全てがマイナスの時代でした。ただ、唯一と言っていい高校生の私を思いっきり褒めたいことは、「このままではダメだと気づいた」こと、そして、当時の流れを断ち切ってほぼ全てを捨てて「新しい一歩を勇気を振り絞って踏み出した」ことです。→今思えば、捨てるほどのものを何も持っていませんでしたが…。私的には脱出に近いこの第一歩(関西から山形へ)が、良い時代だったと思える平成につながったことは間違いありません。

その後、大学を中退し一度兵庫県の実家に戻りましたが(で、その一年半後に阪神大震災…)、再び縁があって山形に戻り、数年のフリーター生活を経てそのまま山形で就職しました。大学時代に引き続き、この土地の何かが合っていたのでしょう。今でも夢に見ることがあるくらい非常に充実した楽しい初サラリーマン生活(宴会場勤務)でした。会社にも良くしてもらい、管理職も経験し、当時の私は順風満帆、このまま山形でこの会社で骨を埋めてもいいかなと思ったことは一度や二度ではありませんでした。今でも当時の社長夫人から連絡をいただくことがあったり、料理長達、元先輩・同僚に合うために数年に一度定期的にこの会社を訪ねているくらいです。

その後、また決断の時がやってまいります。多くの方が一度はいろいろと考えるであろう30歳になる頃に、大学から社会人時代を過ごした山形から東京に出る決断をしました。

この楽しく充実した環境から再び一歩を踏み出して東京に出てみました。そして、想像をはるかに超える苦労が待ち受けていたのですが、その東京からパリへの道がつながりました。さらに、本当はそのまま帰ってくることなく、生涯をフランスで過ごそうと10年前までは考えておりました。こうして前に進んだことでフランスにまでたどり着けたわけです。

実際、たいして努力したわけではないんです。ただ、タイミング良く運良く決断し、一歩踏み出せたことで今の私があります。今思えば、最初の一歩は危うい決断でした。関西から山形への第一歩。決断していなければ、ちょっと間違っていれば今頃どうなっていたことか。本当に本当に良かったです。その後、二度目の大きな節目として大病になってしまいましたが、なんとか生き延びましたし、今こうして皆さんとつながりを持つことができるようになりました。

なによりも、大学に入って以降は本当に運が良かった。運だけでここまで来たと言っても過言ではありません。

ということで、私の不遇の昭和時代と運のお話に続きます。

さて、本題です。ヨーロッパのワイン産地を終えましたので新世界へと進みます。最初はアメリカです。

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アメリカのワインについて <C>

 

アメリカのワイン生産量の80%<20>をカリフォルニア州が占めており、出題されるのもカリフォルニア州とあと少しくらいです。また、これまで、繰り返し出題されてきたのはワイン法の細かな数字と、CBT試験以降、ちょっと突っ込んだワイン産地、AVAの出題が見られるようになりました。

目次

 

A アメリカワインについて

◆概要
現在アメリカ50州のほとんどでワインが造られており、ワイン市場の拡大と共に生産量も伸びております。特にオレゴン州、ワシントン州、ニューヨーク州、ヴァージニア州は品質の向上も相まって生産量が増加中です。<20>

国内ワイン消費量世界一。さらに、国内の消費量が生産量を超えています<20>。ヨーロッパ諸国のワイン消費量が減少傾向の中、アメリカは伸びておりましたが、2019年に過去24年間で初めて減少傾向(−1%)を示しました。

◆ワイン生産量
約2718万hl(国内消費量は3785万hl)2020年データ

州別ワイン生産量
第1位 カリフォルニア州
第2位 ワシントン州<20>
第3位 ニューヨーク州

◆歴史
・1492年 クリストファー・コロンブスによるアメリカ大陸発見。その後、ヨーロッパからの移民により植民地化が進む。

・1776年 イギリスの東部13植民地(後の13州)が独立を宣言し、アメリカ合衆国誕生。<18>

・18世紀 (西部および南部ではローマ・カトリック教会を後ろ盾としたスペインによる植民地化が進んでいたため)フランシスコ修道会が太平洋沿岸部にスペイン原産ブドウをもたらしました。

・1849年 ゴールドラッシュによる人口増加でワインの需要が急増。<18>→アメリカンフットボールのSan Francisco 49ersのチーム名はここから来ています。

・1873年 最初のフィロキセラがソノマで発見される。<20>

・1920~1933年 禁酒法施行<18>

・1934年 ワインインスティテュート(カリフォルニアワイン協会)<19>が設立され、また、カリフォルニア大学デイビス校においてブドウ栽培・ワイン醸造科が設けられ、カリフォルニアワインの発展に大きく寄与しました。<20>

・1976年 パリ・テイスティング<18>

・1978年 ワイン法制定

◆パリ・テイスティング
1976年<18>、パリのワイン商、イギリス人のスティーヴン・スパリュア<19><21>(パリ・アカデミー・デュ・ヴァン創設者)がアメリカ建国200年を記念して開催した、フランスとカリフォルニアの銘醸ワインのブラインドテイスティング対決。パリスの審判とも呼ばれます。

結果はカリフォルニアの圧勝!白ワイン(シャルドネ)、赤ワイン(ボルドー品種)ともにカリフォルニア、ナパのワインがブルゴーニュのグラン・クリュやボルドーの1級格付けのワインを抑えて第一位に。→白1位:シャトー・モンテレーナ・シャルドネ 1973、赤1位:スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ・カベルネ・​ソーヴィニヨン 1973<18>

この結果が世界中に衝撃を与え、カリフォルニアワインの品質の高さが国際的認知を得ると同時に、フランスの生産者が他国のワインに関心を持つようになり、栽培醸造技術に関する情報交換が行われるようになったことで、世界的にワインの品質が高まるきっかけとなりました。

その後、「長期熟成タイプのフランスワインに不利であった」というフランス側からのクレームの元、1986年と2006年にリターンマッチが行われましたが、全てカリフォルニアワインが上位を占めました。→1986年1位:クロ・デュ・ヴァル・カベルネ・​ソーヴィニヨン 1972、2006年1位リッジ・カベルネ・​ソーヴィニヨン・モンテ・ベロ 1971

◆ワイン・アドヴォケイト<20>
ワイン愛好家で弁護士のロバート・M・​パーカー Jr.<18>が1978年から発行する独自のニュースレター。彼のコメントと共に100点満点方式の評価(パーカーポイント)がわかりやすく一般消費者に受け入れられたこと、また一切広告を取らなかったことから次第に支持を得るようになります。その後、国内にとどまらず、他国にまで影響を及ぼし、パーカーポイントによってワインの販売価格が大きく変動するまでに。このため、パーカー好みのスタイルに追随するワイン生産者まで現れるようになりました。

◆気候
太平洋岸地域(カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州)では、北から南へ流れる寒流の影響で、 海に近いほど冷涼で、内陸に入るほど暑くなり乾燥する<18>のが基本。雨は冬期に集中して降り、 夏から秋にかけてのブドウ生育期間の雨量は少ないかほとんど降らないため灌漑を行う必要があります。→灌漑という言葉が新世界ではちょこちょこ出てきます。

大西洋岸地域(ニューヨーク州)は、夏は蒸し暑く冬の寒さが厳しい<18>。ハドソン川からカナダ国境沿いの五大湖地方は、冬の寒さが厳しく積雪が最も多い。一方で、大きな湖の保温効果によって、夏はある程度温暖です。

B ワイン法と品質分類

AVA
1978年制定 AVA=American Viticultural Areas<18>
※AVAは、一定の地理的・気候的なブドウ栽培条件を持つとみなされるエリアの境界線を規定するもので、フランス やイタリアのワイン法のような、ブドウ品種、栽培・醸造方法等を規定するものではありません。また、アメリカのワイン法に格付けは存在しないので、AVA間の優劣はありませんが、既存のAVAの中に新しく小規模なAVA(特殊な地理的・気候的特徴をもった地区)が認定される傾向にあります。

2003年 TTB<18><21>(=アルコール・タバコ課税及び商業取引管理局)の管理下に置かれるようになりました。

◆ラベル表示まとめ
→オレゴン州は独自に規制を行っているので、後日まとめます。

産地名表示
・国名、州名、カウンティ名:75%以上当該産地のブドウを使用<20>→カリフォルニア州の州名表示は100%<19>
・AVA名:85%以上当該産地のブドウを使用<19>
畑名:95%以上当該産地のブドウを使用<18>
※範囲が狭くなるにつれて、条件も厳しくなります。

ブドウ品種表示
・75%以上表示されたブドウ品種を使用<18><20><21>

収穫年表示
・AVA名:95%以上当該年のブドウを使用<18><20>
・AVA名以外の原産地:85%以上当該年のブドウを使用
※収穫年をラべルに記載することは任意です。

規定アルコール含有量
・規定アルコール度:7%以上14%以下→ただし、±1.5%は許容。14度を超える場合は明示しなければならない。

その他
・Estate Bottled:生産者元詰めを意味し、瓶詰めをするワイナリーとブドウ畑が同じAVA内にあることが条件です。

・Varietal ヴァラエタル:ブドウ品種名をラベルに表示したワイン<19><20>

・Meritage メリテージ:ボルドータイプの高品質ワイン<19><21>

・Semi-Generic セミ・ジェネリック:ヨーロッパの有名ワイン産地名が銘柄に含まれているワイン。<20>→バーガンディ、シャブリなど。2006年以降、使用が禁止されています。

オーガニック認証制度(2022年度教本より追加)
USDA(米国農務省)により規定。ワインでは水と塩を除くすべての原料が対象。オーガニック割合100%・95%・70%の3段階。70%だけ100ppm未満の亜硫酸添加が許されており、ロゴマークも表示できない。

ちょっとしんどいですねぇ。でも、もう少しだけ…頑張りましょう!それでは【過去問】いきます!


ソムリエ試験 過去問

【過去問】
アメリカ合衆国のワイン法が制定された年を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1973年
2. 1978年
3. 1983年
4. 1988年

【過去問】
アメリカの歴史の中で 「禁酒法」 が施行された年を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1920 年
2. 1922 年
3. 1930 年
4. 1933 年

【過去問】
カリフォルニア州のワインで州名表記をする場合、何%州内のブドウを使用しなければならないか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 75%
2. 85%
3. 95%
4. 100%

【過去問】
アメリカで生産されるワインでブドウ品種をラベル表示する場合、そのブドウ品種の最低使用比率を 1 つ選んでください。

1. 100%
2. 95%
3. 85%
4. 75%

【過去問】
A.V.A. 名を表示しているワインで収穫年を表示する場合、その収穫年のブドウの最低使用比率を 1 つ選んでください。

1. 75%
2. 85%
3. 95%
4. 100%

【過去問】
アメリカにおいて1849年から起きたワイン需要拡大の要因ともなった出来事を 1つ選んでください。

1. 禁酒法施行
2. フィロキセラ
3. 大航海時代
4. ゴールド・ラッシュ

【過去問】
アメリカのワイン法を所管する機関の略称を 1 つ選んでください。

1. TTB
2. BATF
3. VQA
4. GIC

【解説】
日本語の選択肢が並んでも大丈夫ですか?



【過去問】
アメリカワインに関する記述のうち、正しいものを 1 つ選んでください。

1. アメリカのワイン生産量は世界第 5 位である
2. 国内のワイン消費量が生産量よりも多い
3. ワイン生産量では、カリフォルニア州が全体の約 70% を占めている
4. ブティック・ワイナリーと呼ばれるワイナリーが生産量の 90%を占める

【解説】
ブティック・ワイナリーの意味がわかれば。

【過去問】
アメリカの政府認定の栽培地域、A.V.A. の正式名称を 1 つ選んでください。

1. American Vineyards Alliance
2. American Viticultural Areas
3. Apperation Viticultural Areas
4. Americas Vitcultural Area

【解説】
この手の問題に惑わされないように。CBT方式では選ぶことができればいいんです。

【過去問】
アメリカのワイン生産量は世界第何位か1つ選んでくださ い。

1. 3位
2. 4位
3. 5位
4. 6位

【解説】
教本の最初、「ワイン概論」に記載があり、2018年度は第4位になってます。

【過去問】
アメリカでは通常のテーブルワインではアルコール度数が何度以上の場合、表示しなければならないのかを次の1~4 の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 8.5%以上
2. 9.0%以上
3. 14.0%以上
4. 14.5%以上

【過去問】
カリフォルニア州では、AVA名をラベルに表示するためには、AVA 内で収穫されたぶどうの使用率が決められています。次の1~4の中から正しい使用率を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 65%以上
2. 75%以上
3. 85%以上
4. 95%以上

【過去問】
アメリカでのワイン生産量が最も多いのはカリフォルニア州ですが、2番目に生産量が多い州を 次の 1-4 の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. オレゴン州
2. ワシントン州
3. テキサス州
4. ニューヨーク州

【過去問】
次のアメリカのワイン法についての記述の中から誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ワインの産地名を表示する場合は、その産地が郡名(カウンティー)の場合はその郡内で収穫されたぶどうが75 %以上、AVAの場合は95 %以上でなければならない。
2. ぶどうの品種名を表示する場合は、表示されたぶどう品種を75 %以上使用しなければならない。
3. 収穫年を表示する場合は、AVA名以外の原産地を表示しているワイン(郡名、州名)については85 %以上がその年に収穫されたぶどうでなければならない。
4. ワインのアルコール含有量でアルコール度数が14%を超える場合はその旨を明示しなければならない。

【過去問】
次のカリフォルニアワインの歴史に関する記述中の( )に該当する語句を下記の中から 1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

「カリフォルニアワインは、1769 年にローマカトリック教会の( )修道会の修道士たちがミサ用にワイン造りを始めた事が歴史の始まりとなった」

1. サンパウロ
2. サンベネディクト
3. フランシスコ
4. ドミニコ

【解説】
カリフォルニアにはサンフランシスコがありますから。

【過去問】
次の中からカリフォルニアワインを国際的に認知させた、パリで開催されたフランスワインとの比較テイスティングが行われた年号に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 1973 年
2. 1976 年
3. 1978 年
4. 1979 年

【解説】
ソムリエ業をしていますと、ワイン好きなお客様とお話することも大切な仕事ですから、アメリカのワイン法を覚えるよりもこのような知識の方がより重要かなとも思えます。

【過去問】
次の中からAVA 名を表示しているワインの場合、収穫年表示に必要なその年に収穫されたぶどうの最低使用規定として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 75%
2. 85%
3. 95%
4. 100%

【過去問】
次のアメリカのワインに関する記述中、下線部AおよびBに該当する語句として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

「アメリカのワイン生産量の約(A)___がカリフォルニア州で生産され、そのうち約(B)___は大規模なワイン生産者数十社が生産している」

1. (A)80% (B)半分
2. (A)90% (B)90%
3. (A)半分 (B)75%
4. (A)半分(B)半分

【過去問】
次の記述について正しい場合は1を、誤っている場合は2を選んでください。

「アメリカにおいてフィロキセラは、1873年に最初にソノマで発見され、またたくまに多くのぶどう畑に侵入して危機に陥ったが、ラブルスカ系を台木にした接木苗が東部経由で輸入されたことで、被害を克服することができた。」

1. 正
2. 誤

 

お疲れ様でした。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 松岡 正浩





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