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試験対策ではないかもしれないけど…

アルゼンチン

 
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第93回

久しぶりの更新となりました。

今日はアルゼンチンです。

私の大学時代の友人に5年以上かけて世界一周旅行をした男がいます。日本からアメリカ・ニューヨークに渡り、その後アメリカ大陸を南に下ってチリから南アフリカに入りアフリカ大陸を北上、ヨーロッパを経て、アジアを回り日本に帰国しました。その途中、彼はフランス・パリに三ヶ月ほど滞在したのですが、たまたま私もその期間(仕事をしておらず)暇だったの大学時代同様に一緒に遊びまわったものです。→当時32歳!です。

アフリカの中央部では、バスで移動中にゲリラに襲撃され銃口を突きつけられて殺されそうになったり、三日間”水”にありつけず、耐えかねて泥水を飲みアメーバ赤痢になったというツワモノ(馬鹿)でもあります。

彼からこのような話を聞きました。

『俺は将来海外移住するなら、アルゼンチンがいいと思っている。とにかくみんな明るいんだ。今の日本とは比べものにならないくらいに。それに女性もきれいだし、なんと言っても肉がうまい。日本円で100円あればうまいステーキが食えるんだ。一緒に赤ワインを飲むんだけど一本50円くらいなんだよ』

このアルゼンチンの話が妙に印象に残っています。

この時の赤ワインがマルベックだったのか、カベルネ・ソーヴィニヨンか、はたまたボナルダであったかはわかりません。

私もいつか現地で100円のステーキと50円のワインを飲んでみたいと思っています。ちなみにフランスでも1~2ユーロ程度のAOCワインが普通にスーパーで売られていました。←あまり美味しくありませんが。

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※表紙はアコンカグアの麓のブドウ畑、秋




アルゼンチン

 

アルゼンチンについてはこれまでそれほど出題されてきたわけではありませんが、ここ数年間はまずまず出題される様になってきました。CBT試験においてもそれなりに出題が見られると思います。

そして、今年、教本の内容がガラリと変わりました。注意が必要です。

※教本の冒頭にあるアルゼンチン国債のデフォルト(債務不履行)が、2020年5月22日に確定しました。また、近年の景気・インフレの影響でワインの国内消費、輸出共に大きな影を落としています。2018年度の日本への輸出量は2014年の約半分にまで減少。隣国チリとは対照的です。

A アルゼンチンの地理、気候風土

・ブドウ栽培地域
→南緯22度から42度までのアンデス山脈の西側の麓を中心とした高地→平均標高900m!とにかく高い!

・気候
ブドウ栽培地域が海岸線から遠く離れているため、大陸性(内陸性)気候に。

・ブドウ栽培に適した気候
乾燥し昼夜の温度差が大きいため、病害虫に悩まされることが少ない。

・雨と灌漑
雨は春から夏にかけて少量のみ、多くの地域で灌漑が必要です。
→フラッド灌漑:伝統的方法。日本の水田のように用水路から水を引き込み畑を水浸しにする。→水膨れのブドウからワインが造られた大量生産時代の灌漑
→ドリップ(点滴)灌漑:張り巡らせた管に穴を空け、水を適量供給します。→質を求められて以降の話。

・ブドウの被害
→雹による被害。アンチ・グラニソという防雹ネットを敷設。
ZONDAという強風による被害。フェーン現象の一種で、時に台風を上回る規模と強さを持つ。

・市場のニーズの変化
量から質へと様変わりした市場のニーズに対応するため、アルゼンチンに限らず、ニューワールドの生産者は冷涼な土地を求めて、新しいブドウ畑を開拓。

・ブドウ樹の仕立ての変化
→上記の変化に同調するように、これまでのパラール(棚仕立て→日本でも多く見られます)からコルドン仕立てに。
→さらに、キャノピーマネージメントを施すまでに。
→アルゼンチンでは、コルドンではなく、VSP(ヴァーティカル・シュート・ポジション)と呼ばれます。

fwinesさんのHPの解説が面白いと思います。一部画像をお借りします。

B アルゼンチンワインの歴史

・16世紀頃
アルゼンチンにブドウがもたらされた三つの経緯
1.ペルーからアルゼンチン北西部に
2.チリからアンデスを超えて
3.スペインからアルゼンチン北東部ラプラタ川に到着し、川伝いに北上

・19世紀
→ボルドー品種が伝わり本格的なワイン造りが。
マルベックはメンドーサやサン・ファンの風土に適合して栽培面積を広げる→のちに「ラ・フランセサ」と呼ばれるほどポピュラーな品種になります。

・1910年代
→イタリアからの移民によりボナルダが。→こちらも風土に適合し現在マルベックに次ぐ栽培面積
→イタリアよりもたらされたパラール(棚仕立て)と灌漑用水路の整備によってワイン大量生産時代に。

・1960年代
→大規模な醸造設備、ボデガまで引き込んだ鉄道。→メンドーサからブエノスアイレスまで約1000km!
→運ばれたワインは首都にてボトリング、大量販売。→混醸でクリオジャやボナルダが主体。
→この当時の国民一人当たりの消費量は90L!!

・1970年後半から1980年代
→コーラなどの清涼飲料水やビールの台頭により、ワイン消費が激減。
→国民一人当たりの消費量は55L。
→大量生産型のセールスモデルの崩壊。輸入市場の開拓に向かう。

・21世紀以降
→国際市場生産地の個性、風土の特性を表現したワインを要求。
→アルゼンチンはマルベックの生産に注力→メンドーサの栽培地もルハン・デ・クージョだけでなく、ウコ・ヴァレーへと広がりました。

C 主なブドウ品種

(栽培面積順に)

白ブドウ
②セレサ、⑤クリオジャ・グランデ(チリ:パイス、カリフォルニア:ミッション)トロンテス

黒ブドウ
➀マルベック(=コット、オーセロワ)、③ボナルダ、④カベルネ・ソーヴィニヨン、⑥シラー
→昨年度の教本と全然違う!ここはなんとなくイメージできればいいくらいで。

D アルゼンチンのワイン法

ワインを統括
INV(国立ブドウ栽培醸造研究所)→1959年制定のワイン法により
※教本にはa〜fまでの品質分類が記載されていますが、覚えなくていいんじゃないですか。読んでいて面白くないし。

品質を分類する法律→1999年に施行
・IPワイン
・IGワイン(地理的表示ワイン):特徴ある限定された産地名
・DOCワイン(Denominacion de Origen Controlada):当該地域で収穫したヴェティス・ヴェニフェラ種を当該地で醸造・瓶詰め、その他も細かい決まりあり。現在二地区が認定されています。→メンドーサ州:Lujan de Cuyo(ルハン・デ・クージョー2005年)、San Rafael(サン・ラファエルー2007年)
→というか、DOCはまだ二つの地域しかないんです。もう一つのIGは新しい認証が続いているというのに。面白いですよね。アメリカのAVAのようなより自由度が高いIG表示が好まれるというこの国民性が。
・エチケット表示ルール:85%

E アルゼンチンのワイン産地

※北から順に

ノルテ地方(北部)
・サルタ州、カルチャキヴァレー、カファジャテはトロンテス。

クージョ地方(中央部)

メンドー
アルゼンチンのブドウ栽培面積の7割を占める大産地
ブドウ:マルベック、ボナルダトロンテス、シャルドネ
→強い日差しと少ない雨、アンデス山脈のミネラル分豊富な雪どけ水の流入で灌漑が容易、病害が発生することは少なくブドウ栽培に適しています。

5つのサブリージョンにわかれます。
・メンドーサ川流域←比較的冷涼マルベック、CS、シラー、白はセミヨン、シャルドネ、SB
→ルハン・デ・クージョ
・ウコ・ヴァレー↑よりさらに冷涼:トゥプンガト、マルベック、シャルドネ、メルロ、CS
→2019年にIGパラヘ・アルタミラの12の小希望生産者の集まりPiPAという生産者団体を設立。土壌研究の結果によりその特徴が著しいことで認証された地理的表示。
・メンドーサ南部:シュナン・ブラン、マルベック、CS
→サン・ラファエル、

サン・ファン
メンドーサに次ぐ、アルゼンチン第二の産地
・トゥルム・ヴァレー:ボナルダ、CS、マルベック、シラー
・ゾンダ・ヴァレー:タナ、シラー、マルベック、CS、CF

◆パタゴニア地方(南部)
・リオ・ネグロ→ピノ・ノワール、ソービニヨン・ブラン

なんだかモリモリになってしまいました。ここはちょいと頑張りましょう。




ソムリエ試験 過去問

教本の記載内容がかなり変わったので、解答できない設問があるかもしれません。

【過去問】
アルゼンチンを特色づける 2 大ブドウ品種、黒ブドウはマルベックですが白ブドウで代表するものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Ugni Blanc
2. Chardonnay
3. Sauvignon Blanc
4. Torrontes

【過去問】
アルゼンチンのワインを産する州で最も南に位置する州を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. サルタ州
2. リオ・ネグロ州
3. メンドーサ州
4. トゥクマン州

【解説】
なんとなく地図を見ておいてください。今は最も南でなくなったようですが。

【過去問】
アルゼンチン第二のブドウ・ワイン産地でマルベックやシラーが国際的に評価されている産地を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. カタマルカ州
2. サン・ファン州
3. ネウケン州
4. ラ・リオハ州

【過去問】
アルゼンチンの黒ブドウ品種で最も栽培面積の多い品種を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Cabernet Sauvignon
2. Merlot
3. Bonarda
4. Malbec

【過去問】
アルゼンチンワインの品質に最も大きな影響を与える気候風土の条件として正しいものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 降雨量の多さ
2. 低い緯度
3. 高い標高
4. 土壌の多様性

【過去問】
アルゼンチンのワイン生産地域で、カファジャテが位置する州を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. サルタ州
2. カタマル州
3. メンドーサ州
4. サン・ファン州

【過去問】
アルゼンチンのブドウ栽培地は高い位置に畑がある事が特徴であるが、平均の標高を 1 つ選んでください。

1. 約 300m

2. 約 600m
3. 約 900m
4. 約 1,200m

【過去問】
ヴィティス・ヴィニフェラ種がヨーロッパからペルーやチリを経てアルゼンチンにもたらされたのは何世紀か正しいものを 1 つ選んでください。

1. 15 世紀
2. 16 世紀
3. 17 世紀
4. 18 世紀

【解説】
昔習った歴史の知識をフル回転させると、スペイン人が南米を侵略したの15世紀で…。その流れで伝わったとすると…。

【過去問】
アルゼンチンのブドウ栽培に気候上多いに影響を与える南米最高峰のアンデス山脈に位置する山を 1 つ選んでください。

1. キリマンジャロ
2. マッキンリー
3. アコンカグア
4. ワスカラン

【解説】
これもある意味常識といえるのかもしれません。1.と2.じゃないでしょ。となると…。

【過去問】
太平洋からアンデス山脈を越えてアルゼンチンに吹く乾燥した暖かい風の名称を 1つ選んでください。

1. アリゼ
2. ゾンダ
3. ミストラル

4. シロッコ

【過去問】
アルゼンチンのワイン産地の中で最も北に位置する産地を 1 つ選んでください。

1. Rio Negro
2. Mendoza
3. San Juan

4. Catamarca

【解説】
先ほど1.の場所をなんとなく確認されたと思います。2.と3.はしっかりと勉強しました。さて、ということです。

【過去問】
アルゼンチンにおいて、現在原産地呼称制度に認定されている地区を1つ選んでください。
1. Lujan de Cuyo
2. Maipu

3. Tupungato

【過去問】

アルゼンチンの代表的なワイン産地マイプの耕地がある標高を1つ選んでください。

1. 標高300m ~ 600m
2. 標高600m ~ 1,100m
3. 標高1,100m ~ 1,700m

4. 標高1,400m ~ 2,000m

【解説】

今年は記載がないかも。

【過去問】

アルゼンチンのSan Juanにおいて、春に太平洋側から吹く乾燥した風の名前を1つ選んでください。

1. Mistral
2. Austru
3. Zonda

4. Bora

【過去問】
次のアルゼンチンのワイン産地の中からメンドーサ州に位置していないものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. パジェス・デ・ファマティナ
2. ルハン・デ・クージョ
3. マイプ
4. サン・ラファエル

【過去問】
次のアルゼンチンのワイン生産地の中から最も南に位置するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ラ・リオハ
2. サン・ファン
3. メンドーサ
4. リオ・ネグロ

【過去問】
次のアルゼンチンの概略に関する記述中、下線部AおよびBに該当する語句として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください

「アルゼンチンのぶどう栽培地は(A)___山脈の麓、南緯(B)___の位置に広がる」

1.(A)アンデス(B)22 度~42 度

2.(A)アンデス(B)26 度~44 度
3.(A)アペニン(B)22 度~42 度
4.(A)アペニン(B)26 度~44 度

【過去問】
次のアルゼンチンワインに関する記述の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. メンドーサは赤向けのぶどう栽培が最も多く、次に多いのはピンク系統品種である。
2. 最も栽培面積の大きい黒ぶどう品種はカルベネ・ソーヴィニヨンである。
3. メンドーサのワイン生産量は最も多く、例年総生産の50%~60%を占める。
4. アルゼンチンのワイン生産地は全体的に降雨量が多く常に病害に注意を払う必要がある。

【解説】
現在の情報を当てはめて考え直してください。

【過去問】
次のアルゼンチンワインに関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。

1. ワイン用黒ぶどうの栽培においてBonardaはMalbecに次いで栽培面積が広い。
2. San Juanは中央西部地方に属している。
3. ほとんどの畑が標高300~2400m、平均900mの高い位置に畑がある。
4. 降雨量に恵まれており灌漑せず畑に安定して水分を供給できる。

【過去問】
次のアルゼンチンの主な黒ぶどう品種の中で、マルベックの次に栽培面積の多いぶどう品種を1つ選んでください。

1. Bonarda
2. Merlot
3. Sangiovese
4. Barbera

【過去問】
次の記述に該当するアルゼンチンのワイン産地を下記の中から1つ選んでください。

「例年、ワイン総生産量70~75%を占めるアルゼンチンの最も重要な産地である。栽培地域は5地区に分けられ、マルベックを中心にした赤向けのぶどう栽培が最も多く、47%を占める。」

1. San Juan
2. La Rioja
3. Catamarca
4. Mendoza

【過去問】

次のアルゼンチンに関する記述中(a),(b)に該当する語句の組み合わせとして正しいものを1つ選んでください。

「アルゼンチンのぶどう栽培地域は南緯(a)度の間で国の中央および北西部に位置し、太平洋からの湿った風はチリを超えると(b)と呼ばれる乾燥した暖かい風となる。」

1. (a)22~35  (b)貿易風
2. (a)22~39  (b)偏西風
3. (a)22~42  (b)ゾンダ風
4. (a)22~45  (b)卓越風

【解説】
(a)の選択肢だけで正解を導けます。太平洋からの湿った風がチリを超えると乾燥した暖かい風になります。

【過去問】
次の中からチリではPais 、カリフォルニアではMission と呼ばれているぶどう品種のアルゼンチンでの呼称を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください

1. Moscatel de Alejandria
2. Viognier
3. Criolla Chica
4. Bonarda

よく頑張りました。お疲れ様でした。

何かございましたらこちらまで

koza★majime2.com 松岡 正浩

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