2023年度講座開講!独学を徹底サポート!スクールに通わなくても合格できる!

ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ

カテゴリー

二次試験必勝マニュアル
テイスティングのセミナーご案内
テイスティング用語選択用紙
テイスティングに関する質疑応答
テイスティングセミナー模範解答
論述試験対策
二次試験に出題されたワイン
はじめに、読み方、使い方
二次のテイスティングはなんとかなる!
二次のテイスティングを振り返る~2015年
二次のテイスティングを振り返る~2016年
二次のテイスティングを振り返る~2017年
二次のテイスティングを振り返る~2018年
二次のテイスティングを振り返る~2019年
二次のテイスティングを振り返る~2020年
二次のテイスティングを振り返る~2021年
二次のテイスティングを振り返る~2022年
エクセレンス呼称対策(旧シニア呼称)
ボルドー
ロワール
シャンパーニュ
アルザス、ジュラ、サヴォワ
ブルゴーニュ
ローヌ渓谷
プロヴァンス、コルス
ラングドック=ルーシヨン
シュッド・ウエスト
コニャック、フランス概論
スペイン・ポルトガル
イタリア
スイス・オーストリア
ハンガリー・スロヴェニア
ギリシャ・クロアチア
ブルガリア・ルーマニア
ジョージア・モルドバ
英国・ルクセンブルク
ドイツ
アメリカ・カナダ
アルゼンチン・チリ・ウルグアイ
オーストラリア
NZ・南アフリカ
日本
酒類飲料概論
テイスティング、ワインの購入・管理
サービス実技、チーズ

三次試験対策!2019年のソムリエ実技を振り返る

 
この記事を書いている人 - WRITER -

第153回

前回のエクセレンスの2次・3次試験の内容、ご覧になりましたか?

一般呼称とはすでに比較にならない試験へと変わりました。今年合格された方は、一つの目標として掲げてみられるのも良いのではないでしょうか。一朝一夕でなんとかなる試験ではありませんから、今から何を積み上げていくべきかという良い指標になるかもしれません。

ところで、話は変わりますが、以前公開した松岡氏の「フランスワインの香りシリーズ」を覚えておられますでしょうか。

間が空きましたが、実はもう少しだけ続きのお話があるので、この落ち着いたタイミングで紹介したいと思います。
第一回はこちら、この時は4回程更新しました。(二回三回四回

私はこれまでいろんなフランス料理の料理人に「フランス料理の定義とは」と聞いてきました。なかなか難しい問いかけのようで、全く答えられない人もいらっしゃいました。

そもそも、このような定義が必要なのかとおっしゃる方もいらっしゃいます。家庭で食すのであれば定義など必要ないと思いますが、飲食店のように広くお客様をお迎えしているのであれば、お店の考えを持って欲しいと思うわけです。
定義づけするということは他との違いを明確にすることでもあります。例えば、日本料理店に伺って、イメージする日本料理とあまりにもかけ離れた料理が出てくると困るわけですから。

定義という言葉をもう少しわかりやすく言い換えれば特徴ということもできると思います。

では、日本料理の定義(特徴)とは?
魚と野菜を主体とし、魚から取った出汁をベースにした日本の四季を感じられる料理。また、千利休以降の茶懐石の流れを組むコース料理。また、新鮮な食材を、素材を活かすべくその場で調理する割烹料理。

日本料理と看板を掲げているお店は、様々な考え・解釈があるでしょうが、ある程度近い認識を持たれているのではないでしょうか。

「洋食」と呼ばれるカテゴリーがあります。ハンバーグやエビフライ、シチューにグラタン・ドリアなどを提供する子供が大好きなお店です。→あまり伺う機会がないのですが、私も大好きです。「洋食」と呼ばれますが、外国の料理ではなく、間違いなく日本で育まれた日本の料理です。牛肉を食べるようになった文明開化以降に”西洋”のイメージで作られた日本の料理といったところでしょうか。また、違った見方をすれば「ラーメン」も日本の料理の一つだと考えられます。ただ、これらのお店が”日本料理”の看板を掲げているならちょいと違うなという感じです。

さて、フランス料理とは?

フランス料理にも魚料理がありますが、圧倒的に肉の文化です。鰹・昆布の出汁の日本料理に対して、フォン・ド・ヴォー(フォン=出汁、ヴォー=仔牛)のフランス料理。出汁まで肉で取るわけです。

あるパリの一つ星シェフは
「フランス料理とはフォン・ブランをベースとした料理」→フォン・ブラン=肉類から取った白い出汁
と答えました。

私が日本一(世界でも間違いなく指折り)のパティシエだと思う方からは
「フランス料理って、本来”血の香り”が真ん中にあって料理が構成されていたんだよ。だから、俺は血の香りに通ずるニュアンスがないテーブルはフランス料理とは思わない」
と聞きました。

また、”寿司は食べるけど、感化されたくないから日本料理を食べません”と宣言している旧知のフランス料理人が柏屋に来てくれました。そして、(彼にとって数年ぶりの)日本料理を食べながらこのように言いました。
「日本料理の季節感、繊細な旨味を感じられる日本人でよかったと思っています。ただ、日本料理にはフランス料理のベースとなる(肉類から抽出される)ゼラチン質の旨味、いわゆるグラってやつですが、その舌に形としてのっかる旨味が全くない。今日の日本料理は本当に素晴らしかったのですが、改めて僕はフランス料理が大好きだと認識しました」

さらに、ある有名イタリアンのシェフから聞きました。
「イタリア料理は素材を食べる料理、日本料理は水を感じる料理、中国料理は油を感じる料理、そして、フランス料理は哲学を食べる料理」
であると。

良いか悪いかは別にして、基本フランス料理は素材重視ではありません。イタリア料理は素材の味が必要だと言われるようですが、元来フランス料理は素材そのものの香り、個々の味わいをそれほど意識してこなかったんです

フランス料理は足し算の料理。

旨味に旨味を加えてバランスをとり、どこか高いところにある到達点をめざす。これを哲学というのかどうかはその人の考え方次第でしょうが、”加える”ことが大切なポイントなわけです。

そして、フランス料理の香り。

続きます。

 

にほんブログ村 酒ブログ ソムリエへ




三次試験対策!2019年のソムリエ実技を振り返る

 

主に三次試験直後から数日以内にいただいた臨場感あふれるソムリエ実技の報告です。

札幌会場:プリンスホテル国際館パミール3階

お世話になっております。昨日、三次試験を受験してまいりましたのでご報告いたします。
札幌は先日までの暖かさが一転、みぞれから雪に変わって辺りは真っ白です。二次試験と同じくプリンスホテル国際館パミール3階の一室が会場でした。

12:00開場、12:30オリエンテーション開始。更衣室は男女で各2部屋用意されていましたが、ほとんどの方がコートを脱いでエプロンを着け、靴を履き替えたら仕事のスタイルという状態で来ていたようです。
かさばるコートや大きなバッグを持ったままの方も多く、オリエンテーションで「必要ならクロークへ預けてください」と案内があり、受験開始前に席を立って預けに行く方もたくさん見られました。ただ、少々こうした点の案内が不親切だったように思います。

受験者は29名、6名ずつ呼ばれて別室に移動。
試験官は3名、作業台兼テーブルに見立てた長机が白いクロスを掛けられて3台ぴったり並んでいます。備品置き場はテーブルの両サイドに3名分ずつ用意されていました。デカンタのリンスは不要、実際のワインに即したサービスをという説明のあと試験開始。(デカンタは前の受験者が使ったままの状態で、清潔であるという前提で作業すること、という説明がされました)

ワインはシャトー・タサン2016。一斉に「かしこまりました、シャトー・タサン2016年でございますね」でスタート。備品置き場が二分されていたお陰で混雑はありませんでした。グラスは1人2脚、パン皿は3枚と事前に説明があった通りに、ライト、3枚1組に重ねられた紙ナフキンと、薄手のリトーと縦長デカンタを取ります。

自宅で安いワインを何本か開ける練習はしていましたが、短いコルクのワインを勢い余って部屋の壁や家具、夫に浴びせてしまったことがあったため、慎重に抜栓。思ったよりスムーズ進み、味見、デカンタージュへ。まずまず順調です。
練習で使っていたデカンタに比べて口の狭いタイプだったので緊張しました。見ればテーブルのクロスにシミひとつなく、まだ誰もワインをこぼしていない状態。クロスを汚した受験者第1号にはなりたくない…と思いつつデカンタージュを行います。若いワインの想定で行いましたので全て注ぎ切りました。幸いこぼさずにすみました。

お客様にコルクを出し、お味見をお願いし、最終のワインサービス。練習の時によくコルクを下げ忘れたのですが、忘れずに行いました。しかし、ここで安心したせいか、未使用のパン皿を下げようとしてしまいました。ハッと気づいて何事もなかったように「失礼しました。ボトルとデカンタをこちらに置かせていただいてよろしいでしょうか」と伝え切り抜けました。
ソムリエ協会の動画にある、備品を下げてからワインとデカンタを置く許可をいただく、という流れとは反対になってしまいましたが慌てずに笑顔で進められたのはよかったかなと思います。正確な時間はわかりませんが、時間内に終了できました。→ソムリエ試験的には何も問題ありませんが、現場でサービス中にその”ハッと”した表情はいけません。お客様が不安になりますから。流れが反対とか本当にどうでもいいこと…。

夫の経営する日本料理店でホールスタッフとして働きながら資格取得を目指しました。2017年から知人の配信する講座で勉強開始しましたが、事情でこの年は受験を断念、同年10月頃に”こーざ”を偶然知り、こちらで勉強させていただきました。2018年に一次試験を一発突破するも2次で不合格、今年再挑戦で2次を「品種全外し」で合格、3次試験に辿り着くことができました。結果はどうあれ、やれることはやった、という気持ちでいっぱいです。

40代も半ばを過ぎて資格取得は決して楽ではありませんが、よい経験になりました。これからも”こーざ”で勉強を続けたいと思います。心より感謝申し上げます、ありがとうございました。

お世話になっております。福岡会場の者です。

試験の詳細については後日お送りさせて頂きたいと思いますが、実技で最後の最後に大きなミスをしてしまいました…。それがどれくらい結果に響くか意見を伺いたくて連絡差し上げました。

私的ではありますが、周りの速いペースに飲み込まれず最後までノーミスでやれたとは思います。ただ、本当に最後の最後にホスト用のグラスも片付けてしまうというミスをしてしまったのです…。→お客様用(試験官用)のグラスですね。
終了致しましたの掛け声の後に気づいてしまったもので取り返しもつきませんでした。サービス的にはあり得ないのはわかりますが、試験的にはどれくらいの減点になるでしょうか。不安を取り除きたいだけの取り急ぎのご報告ですが、もしご返信頂けたら幸いです。→減点になるかならないか、くらいの些細なことです。気にする必要もありません。

いつもお世話になっております!
ホテル雅叙園にて、お店の後輩と一緒に三次試験受けてまいりました!

私達は2人とも13:25集合だったため、一昨年ソムリエ試験を受けた旦那も一緒にお昼から集合。カフェでランチを食べて、集合時間近くまでイメトレしつつ、瓶の向きが練習と反対だったらとか、パニエの向きは〜とか、シャトー・タサンじゃなかったら舌噛みそうとか、最終確認をしてました。

実技対策としては、お店の営業終了後、その後輩と実際の試験を想定しながら抜栓、デキャンタージュを繰り返しました。初めての時は、旦那にお手本を見せてもらいました。練習開始当初は7分以内に収まりませんでしたが、回を重ねるごとに、6分を切るぐらいまでになりました。早ければ良いってものではありませんが…。その後、実際の試験のように2人同時に練習。この練習がすごく良かったと思います!自分以外の人と同時に動くとこんなにもやり辛いのかとビックリしました。先に喋り始める方を交代したり、テーブルの配置・立ち位置を交換したり、本当様々な想定で練習を重ねました。一人で受験される方も、できれば周りの人に協力してもらって、同時に実技の練習をすると、試験の時にリラックスして挑めるかもしれません。→なるほど。

でも、大事なことは試験のための抜栓・デキャンタージュではなく、目の前のワインをお客様に美味しく提供するためのデキャンタージュなので、三次試験が終わった後ももっと練習しなければならないなと思いました。

そして本番当日。
ここ数日寒い日が続きましたが、当日は少しポカポカ陽気。朝は曇っていたのに、昼過ぎから日差しが出てきて、なんだかワクワクしてました。

いつもの制服に着替えていざ出陣!待合室の時間がすごく長く感じました…。シーーーーンとした部屋の中、緊張感が漂っています。ここまで来たらみんな仲間!練習の成果が発揮できますようにー!と祈りつつ待機…。

実技会場の扉が開いた瞬間、前の組みで実技を終えた方々が出てきました。そして、フワーっと赤ワインの香り。コの字型のテーブルに案内されてから、1人ずつ受験番号と名前を答えて(緊張のためか受験番号をど忘れ。めちゃ焦りました)、いよいよスタートです。

「はい!シャトータサン2017年ですね。かしこまりました。ただいまご用意いたします!」

2017年のワインでしたので、迷わずに若いワインを開かせるためにデキャンタージュver.で説明。そして、全てデキャンタに移し切りました。焦らず集中して、一つ一つの動作を意識しながら、着実に進めました。自分の中で練習通りに出来たと思います。

一つ驚いたのは、備品を配置してあるところに、リトーもあったことです。(あれ?リトーって自分で持ってくるものじゃなかったっけ?忘れた人用?)と思いながら、とりあえずリトーは取りませんでした。

ひとまず、大きなミスなく終了できて安心でした!→お疲れ様でした。

あとは、論文次第かもしれませんが、自分の練習の成果を出すことができたと思います!

長い期間本当に本当にありがとうございました!

お疲れ様です。先程、無事三次試験を終了致しました。終わった開放感で、悔やむ悔やまないの前に先にワインを飲んでいました。

さて、受験報告です。デカンタージュするワインはシャトータサン 2017 でした。銘柄は例年通りですが、ヴィンテージが若くなっておりました。「基本的に、いつも通りお客様に提供する想定で」を念頭に臨んだ次第ですので、オリがあっても無くてもいつも通りサーブすると決めておりました。

デカンタ自体はバックビンテージ用っぽい物でしたが、「ヴィンテージの若いワインですので、香りと味わいを開かせる為にデカンタージュさせて頂きます。」と一言添えて開始。思った通り、色調も明るく若々しいなと思っていましたが、最後に目視できるオリが「ごくごく微量」見つかりました。ですが、本当に2、3粒オリが確認できるかどうか程度のものでしたので、5〜10ccほど残して、「オリは御座いませんでしたので最後までお楽しみ頂けます(笑顔で!)」。

所作としてのスピードは三人中一番遅かったのですが、普段の営業通りお客様の目を見て、丁寧な口調でかつ、スピーディーに行いました。

実際、両隣の二人は「早口で終わらせたい感」と「焦ってセリフがカミカミ」でしたので、時間内(7分)であれば自分のペースを保つことが本当に大事だと”こーざ”に書かれていた通りでした。途中でペーパーで瓶口内部を拭くのを忘れたり、その他細かいミスをしてしまったので、僅かな減点はあります。

試験中も、いつも仕事の中でワイン好きのお客様に向けてサーブするような想定で進めることができたので少しは楽しめたかなと思います。

ここまで来たら合格しか考えられません。(笑)→ですね。お疲れ様でした。

東京会場  目黒雅叙園 12:30集合

東京直前セミナーなどでお世話になりました。本日、ソムリエ呼称3次実技試験、受験してまいりました。以下簡単ですが報告なります。

6名1組でいざ会場へ。
昨年同様皆様からの報告通り、広大なワンフロアの会場にて、グループごとにシマが作られており、コの字型の外側三方に各2名ずつが配置されました。会場全体のアナウンスで、ワインは「シャトータサン 2017」と。制限時間7分間と告げられ、まもなくして開始のアナウンス。後方に配置されたの備品テーブルに、使用アイテムを取りに向かおうとした時、(お客様である試験官にワインの確認を告げるのを忘れ)他の人が言っているのを聞いて慌てて、「シャトータサン2017でございますね」と。
パニエにワインをそっと入れ、試験官にワインを見せ、抜栓。コルクが健全であることを伝え、ティスティングの許可を伺う。再び健全であることをを伝え、デキャンタージュへ。

ここで、デキャンタージュの目的を試験官に伝えないまま、かつパニエ入れたまま始めてしまいました。途中で”しまった!”と思いましたが、最後まで移し変えたところで、「若いワインでしたので開かせるためのデキャンタージュを行いました、澱もなく最後までお楽しみいただけます」と何事もなかったのように付け加えました。(冷や汗…)→多少減点でしょうけど、その後落ち着いて実技をつつけたことが本当に素晴らしい。ちなみに、パニエごとデキャンタージュすることもあります。
またさらに、試験官にティスティングをしてもらわないまま、グラスにサービスしてしまい、そのままコルクをさげ、片付けをして、終了ですと伝えました。←これは普通に減点でしょう。

残り1分ほどありましたでしょうか。その間、いろいろやってしまったと後悔が頭の中いっぱいに広がりました。でも、最後までやりきったと自分に言い聞かせながら終了の合図を待ちました。会場内全体のアナウンスで終了の合図が告げられた瞬間、思うことは多々あったものの、なぜか爽やかな気持ちでワインをボトルに戻し、会場を後にしました。

あとは、神さまにお任せして結果を待つのみです。本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。→試験の雰囲気にのまれたのでしょうか?でも、実技はソムリエ試験的には全く問題ありません。

蛇足ですが、受験番号の並びがほとんど連番でした。たまに抜けている番号がちらっとあるだけでしたが、今回の2次試験の合格率はかなり高いような気がします…。

ーーーー
実技で落とされることはないので、他の報告いただいた方の合否を掲載しておりませんが、この方に関してはメールを照らし合わせてみました。

本日、無事合格となりました!実技があれだけボロボロにかかわらず…。
デキャンタージュで失敗に気が付いた時もあきらめず、最後までテンション落とさずやり通したこともこの”こーざ”であきらめないことを学んだおかげです。本当に感謝いたします。

緻密かつ熱い”こーざ”、マニュアル、ティスティングセミナーのおかげでソムリエ合格しました!

ソムリエとして、果てしないワイン道のスタートに立てたかと思うと、ワクワクが止まりません!怠らずさらに精進を重ねてまいりたいと思います。

東京会場:雅叙園 13時25分集合

ソムリエ三次試験を無事に終了しましたので報告させて頂きます。

控え室には集合時間13時25分の10分前に到着、13時35分にオリエンテーション開始。前の方の試験が長引いているようで試験会場の案内まで30分以上待ったので、その間は最終イメトレ続行。イメージする事でより成功に近づけます!

時間になり実技会場前に移動、案内係の方から「試験はコの字のテーブルで行います。青いテープが各々の立ち位置です」等の簡単な説明がありました。そして、会場の扉が開いた時にその係の人が「今のうちに中を確認しちゃって下さい。笑顔で楽しくね!」と言ってくれて場が和み、落ち着きを取り戻すことができました。ありがとうございます!

会場に入ると試験のテーブルに大きな赤い染みが、周りを見渡すと同じように赤い染みが各所に見受けられました。みんな緊張してたんだな、でも、ワインを多少こぼしても大丈夫!と言い聞かせ、気持ちを落ち着けました。

・試験時間は7分
・ワインはシャトータサン2017年、実際のワインの状態に沿ってサービスする
・下皿は3枚まで使用可能
・デキャンタのリンスは不要
・終了したら、「終了しました」と言う
以上のアナウンス、全て”こーざ”で聞いていた情報通りだったのですんなり耳に入りました。

試験開始!
「若いワインですので、香りと味わいを開かせるためにデキャンタージュをしてもよろしいでしょうか?」と許可を取る。試験官があまり愛想の良くない方で反応がない…。でも、了解を得た事にして「ありがとうございます!」と続けて試験続行。

デキャンタージュは若いワインなので澱はなしとし、最後まで入れる想定で進める。最後の少しになって、点々とほんのりとだけ澱が見えたが迷わず全て注ぎ、「澱はございませんでしたので、最後の一滴まで美味しくお召し上がりいただけます!」と言い切りデキャンタージュを終える。

ホストテイスティングの時に初めて自分の手が震えている事に気がつく。緊張していないつもりが…(笑)。一呼吸し笑顔を意識して最後までやりきり終了。残り時間は20秒ほどだったと思います。

時間いっぱい使って丁寧にやることを心掛けていたので、良いペースで出来ました。ワインも一滴も溢さず終えられたので手応えは充分かと思います。

あとは先に行われた論述の結果次第ですが、終わったことは考えても仕方ないです。とりあえずは、長い試験を最後までやりきった!って思いがいっぱいです。→お疲れさまでした。

京都会場:リーガロイヤルホテル京都

お疲れ様です。
先程、三次試験修了しました。時間に余裕が無かったので、職場で先に着替えて直接控え室に入りました。控え室はシーンとしていて喋ってる人は一切いませんでした。

12:30:オリエンテーション
前年度からの変更は何も有りませんでした。順次呼ばれて試験会場裏の椅子に着席。一度に4人×3組。前の組が試験中で終盤頃でした。

パーテーションで区切られた会場に入り、受験生4名が横一列に並びます。試験官は2名。備品置き場はすぐ後ろで、手を伸ばせば届きそうなほどでした。

受験番号と氏名を順番に答えたのちに試験官の試験の説明が始まります。
「ワインはシャトータサン2017年、グラスは味見用と試験官用の2つ使用。皿は3枚迄使用可。デキャンターは清潔な物として使用。ライトの付け方の説明…」

スタート!

一斉にワイン名の復唱。振り返り備品置き場へ急ぐ。リトーが用意されてましたが、パニエには使いませんでした。パニエにワインを静かに入れ、戻ってプレゼンテーション。「澱がある可能性とワインを開かせる為」と両方説明しました。まだ僕には澱の有無はワインを開ける前には判断できませんので…。また、振り返り備品一式をトレーに。

キャップシールをはがし、ナプキンで瓶口を拭き、コルクを抜き、ナプキンで包んで回し抜き、「コルクは健全です。どうぞご確認下さい」瓶口を拭き、味見の許可をもらいテイスティング。「ワインは素晴らしい状態です」。(ソムリエ協会の動画ではホストへの味見の前にコルクを提示してましたが、それだとすぐに下げる事になるので、なんとなく抜いてそのまま確認お願いしました)

そして、デキャンタージュ。澱が見えたので、若いワインでしたが少し残しました。「少し澱が見えました」と答え、後に試験官が量を測ってました。そして…2㎝位も残ってました。傾けたワインを立てるだけなのに何故あんなに残ったのか自分でも不思議です。→2㎝なんてまだまだです。私なんて1/4は残ってましたから。笑

空ボトルは皿の上に、味見をお願いし、また注ぎデキャンターを皿の上に置き、「どうぞごゆっくりお楽しみ下さい」、振り返りトレーを持ち、「コルクはお下げして宜しいでしょうか?」備品一式を片付け、「ワインはテーブルの上に置かせて頂いてよろしいでしょうか?」で終了。

時間的には二次試験と違って余裕がありました。まさかのサービスの素人が一番に終わっちゃいました。

デキャンターのワインをボトルに戻し、退室。こーざの過去の報告を読み込んだお陰で、あまり緊張せずこなせました。

とうとう終わりました。長く大変でしたが終わってしまって寂しさも少しあります。ありがとうございました。




お世話になっております。ソムリエ三次試験を受験してまいりました。

仕事柄、デキャンタージュに関しては特に問題無いと思ってました。試験会場に入ると、3人の試験官をコの字で囲むように並び、スペースとしては少し狭いかな?と思いました。

アイテムはシャトー・タサン 2017年、ワインに合わせてサービスを行ってくださいとの事。

試験開始と同時にワイン名、ヴィンテージを復唱し、備品テーブルへ。ワインを取る際はワインを持ち上げパニエを迎えにいってゆっくり入れました。持ってきたワインを再度確認し、備品テーブルへ。サービストレイにデキャンター、テイスティンググラス2脚、紙ナプキン、ライト、下皿を3枚乗せてサービステーブルへ。

「若いワインですので、開かせる為にデキャンタージュさせていただきます」と…試験官は基本無反応なので気にせず進めました。笑

キャップシールは3回切れ込みを入れて取り、ポケットへ。紙ナプキンで瓶口を拭き、抜栓も2回にわけて「コルクは健全です」。再度瓶口を紙ナプキンで拭きポケットへ、「お味見させていただきます」から「ワインは大変素晴らしい状態です」。

リンスは不要との事でライトを付けて立ててデキャンタージュ開始、澱は無く注ぎきり「澱はありませんでした」。

デキャンターとコルクを乗せたお皿を持ち「コルクでございます」。グラスに10cc程注ぎ「お味見お願いします」…。相変わらず無反応なのでそのまま注ぎ足し「ごゆっくりお楽しみくださいませ」。
トレイを取りに戻り「コルクをお下げしてもよろしですか?」。備品を全てトレイに乗せ作業台に戻し「ボトルとデキャンターをテーブルの上に置いてよろしいですか?」。最後に「どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ」と伝え、終了ですの一言。試験時間は7分で1分程余ったと思います。

以上が三次試験の内容報告になります。

福岡会場:ホテルニューオータニ

昨年のちょうど今頃、ソムリエ試験を受験しようと決意し、知り合いのシニアソムリエの方に”こーざ”の事を教えてもらいました。一次試験、二次試験ともにこの講座、またワイン教室にも通い対策をいたしました。

試験対策を始めた当時、うちの息子中学二年生、中高一貫の学校で親元離れての寮生活、子供もいないし、時間もたくさんある中での試験対策だと思っておりました。
新年を迎え、この”こーざ”とともに順調に勉強をスタートした矢先、春休みに息子が学校を辞めて公立高校を受験すると言い出しました。再び受験生の母となることの不安や心配事で、ソムリエ試験対策も1ヶ月ほど手に着かず、今年は諦めようかと思いましたが「ママは暗記するだけやろう? 僕は暗記だけじゃない。計算をしたり、難問にも取り組まないといけないのだから!あきらめるの? 僕のせいにしないでね」と叱咤激励?を何度も受けました。

そして、1次試験を突破。ここは、まず親である私が試験を突破して、良い風を吹かせよう!と決意し2次試験に挑みました。”こーざ”のマニュアルも活用させていただきました。マニュアルをダウンロードした後は、キンコーズで製本化、ワインのテイスティングシートは、ラミネート加工をし、ホワイトボード用のペンで暗記した事を書き出すテストを繰り返しました。

そしていよいよ最終決戦の日を迎えました。

三次対策としては、まずこの”こーざ”の過去の受験報告を熟読。そしてワイン教室でのトレーニング。取引酒屋での講習、またネットで調べた三次対策をやっているワインバーで講習を1回受講し、あとは職場で毎日練習を重ねました。アルバイトの学生達が「コルクは健全でございます」に大ウケし、その後、お客様に提供するワインを抜栓する度に「コルクは健全でしょうか?」と私に聞いてくるようになりました。(笑)→いい雰囲気ですね。

さてさて、会場となるホテルには早々と11時頃に到着。誰よりも一番乗りで、更衣室でユニフォームに着替えます。大きい鏡がたくさんある部屋で誰もいませんでしたので、大声でロールプレイングを5回ほど実施。その後、会場前へ。実技会場内の見取り図が張り出され、受験番号順に第2グループと認識。実技会場と思われる部屋の前に椅子が6脚ずつ並べられており、今年も昨年と同様、6人のグループで試験だと予想できました。

同じワイン教室で三次対策をした方々と話しをしながら控え室の開場を待ちました。12時に席に着きましたが、そこから30分が長いですね。横に座られた方が大柄の男性。試験は6人グループで2人ずつが同じテーブルを使用する事になり、横に大柄な方が来ると”ものすごく狭く感じますよ”と聞いていたので「わっ、どうしよう?」と思いました。不安になるなら声かけをしておこうと思い「試験はおそらく同じテーブルになりますよ。よろしくお願いしますね」と男性に一言。すると男性の方から、同じ日には練習する機会はなかったものの、同じワイン教室でしたよ。頑張りましょう」言われ、意気投合!

10分間のオリエンテーションの後、私を含め最初の12名が実技会場へ。控え室から出る時に、ワイン教室、酒屋での講座、ワインバーでの講座、それぞれで一緒だった方々、10人くらいに会釈をしていきました。とても緊張がほぐれました。

実技会場前の椅子にかけるとすぐに呼ばれて中へ。部屋は2つあり、一度に12人の試験が実施されました。試験官は3人でした。
ここからはあっという間の出来事でした。本番では緊張することなく、試験官をにっこり微笑ませるくらいの演技?をしようと決意していたので、入場から笑顔で入りました。

練習では毎回5分くらいでできていたので、試験本番もおそらく同じペースだったと思います。6人の中で一番早く終わっていました。コルクを抜いたときに少しワインが吹き出しましたが、赤のトーションを準備していましたので、きっとばれなかったと思います。
※赤のトーションを購入。1枚をそのまま使用するとポケットの中に入れたときにかさばるため、4等分にカットし、ミシンがけしたものを使用しました。

ノーミスの実技試験だったと思います。

ようやく試験が終わった!と開放感に浸るのもつかの間、そのまま今度は息子の塾へ行き進路相談。これから子供の受験が始まります!

東京会場:雅叙園

昨日、ソムリエ三次試験を受験してきました。お題はシャトータサン2017年でした。

掲示に従って、控室に入室。横に6人座っていて、このメンバーが一緒に受験することになります。また、この控室いる全員が一つの宴会場に入って実技試験を受けるようです。順番になると控室にアルファベットの札を持ったスタッフがやって来て、試験場まで引率してくれました。

過去の受験者のレポートを読む限り、今年も同じような配置(試験官・ワイン、備品・テーブル配置)のようです。試験場には既に試験官3名が座っていらっしゃって、受験番号と名前を言うように指示されます。
うちのグループは緊張のせいか、皆声が小さかった!試験官まで届いていないのでは?反面教師にして、自分はなるべくはっきりと発声しました!

試験開始の合図後も皆やはり緊張のせいかスタートしないので、自分が口火を切って、「かしこまりました。2017年のシャトータサンでございますね…」と。自分が先手先手で動けたので、準備台でも焦らず自分のペースを保つことができました。

パニエに入れてワインをプレゼンテーション。「ご注文頂きましたシャトータサン2017年でございます。若いワインですので、開かせるためデカンタージュをさせて頂いてよろしいでしょうか?」

試験官は人当たりが柔らかそうな方で、少し頷いてくれる。「ご準備致します」

グラスやデキャンタの汚れチェックをしつつ、トレイにグラス、皿、ライト、紙ナプキンを載せ、右手にデキャンタを持ち、作業台へ。

予め想定していた配置にセッティング。緊張で手が滑ってしまったので、紙ナプキンでワインを抑えて、抜栓。コルク抜く前には瓶の口を拭いたけど、抜栓後は拭き忘れたな…多分。

試飲の許可を得てから、試飲後、デカンタージュ。落ち着いていたけど、何故か数滴テーブルにこぼれる。「失礼しました」と言って紙ナプキンでテーブルを拭き、ホストの試飲、サービス。紙ナプキン、使用予定数より少し多めに持ってきて良かった!(これも想定通り!)

片付けもスムーズに行い、恐らく5分台くらいで終了。同じテーブルでは一番早かったです。概ね協会のビデオに沿って出来ました。

マイナスポイントはコルク抜栓時に手が滑った事(それ程大きく動いていないので、軽微です)、瓶の口を抜栓後拭き忘れたことくらいで、それ以外は大丈夫だったかなと思います。

過去のコメントを拝見する限り、試験には問題ないレベルかと思います。→そうですね。全く問題ないですね。お疲れ様でした。

論述は1問目(ワインの説明)はミュスカデを想定して記載、2問目(ケソ・マンチェゴ)はそれなりに記述、3問目(日本のワインの原産地統制状況)は文字数200~300文字くらいだけど、記載。

書類がしっかりしていれば合格できるのではないかと思っています!→合格ですね。素晴らしいです。

会場:リーガロイヤルホテル京都

昨日、3次の実技試験を終えてまいりましたので報告させて頂きます。

当日、どうしても外せない用事があり自家用車にて会場入りしました。近隣のコインパーキングに駐車も考えましたが、ホテルのパーキングを利用しました。駐車料金はかかりませんでした。

12時30分集合ということで、12時にホテルに到着。更衣室で着替えを済ましてオリエンテーション会場へ。着替えからオリエンテーション迄が1時間ほど、更に実技の順番待ちが30分程。さほど緊張せずに会場に到着したにも関わらず、この1時間30分の間に緊張がマックスに。

受験番号と名前が呼ばれ、隣にある試験会場に移動。試験は4人1組で2人の試験官が担当、1度に3組の実技が並行して行われました。試験官から試験の注意事項の説明があり。ワインはシャトー・タサン2017でした。

いざ実技試験開始。

始まったと同時に両隣の方の声が耳に入ってしまい、どうしても自分の声が聞こえづらい状態に。何とか緊張をしないようにと心がけ、ワインのプレゼンから備品セット、抜栓もうまくいきデカンタージュへ。

下から当てたライトが眩しいなと思いつつも8割がデキャンタに移った時に、パニエからボトルを出さずにパニエごとでキャンタージュをしている事に気付きました。取り敢えずワインを開かせるでキャンタージュという事で、最後まで注ぎ切りましたが、そこから頭の中が真っ白に。←最後まで注ぎ切るのが正解です。まぁ、これも大したことはありません。

よくよく思い出すと、コルクをお客様にお見せするのを忘れていましたし、ワインのボトルとデキャンタの下にお皿を敷くのも忘れていました。ここまで緊張して頭の中が真っ白になったのは久し振りです。帰りの車中では緊張ではなく、ステレオのボリュームをマックスで帰りました。

合否はまだわかりませんが、50歳を超えてのこの1年間のソムリエ挑戦を支えてくださり、ありがとうございました。→お疲れ様でした。実技は全く問題ないですよ。

仙台会場

いつもこーざを拝見させて頂いております。
昨年度に続き二度目の三次試験の為、順番が最後の方でした。

・長テーブルに試験官3人に対して6人
・シャトータサン2016年
・小皿は3枚まで
・リンスなし
・両脇に備品

去年と全く同じでした。実技は動画と同じ順番を守ることを意識して。

「それでは始めて下さい」の合図とともに実技試験スタート。

全員が一斉に
『かしこまりました!シャトータサン2016年でございますね、只今用意致しますので少々お待ち下さい』
と言って一礼。

見渡すと最後の方の組だけあってか、デカンタにかなりワインがついていました。パニエにリトーを敷いてからワインをむかえにいき、テーブルへ。
『失礼致します。こちらご注文頂きましたシャトータサン2016年でございます。若いワインでございますので空気に触れさせてワインを開かせる為にデカンタージュをさせて頂きます』

試験官の確認をとり、備品を取りに移動。

トレンチを手に取り、グラスの臭い、汚れを確認。ライト、ボトルコースター2枚、小皿、紙ナプキンを乗せ、デカンタの臭い、汚れを確認して右手でデカンタを持ちテーブルへ。

デカンタ、ライト、ボトルコースター2枚、小皿、紙ナプキン、テイスティンググラスの順で最後にグラスを置きました。

抜栓の途中で隣の方とぶつかってしまい『すみません』と一言いい、そのまま続けたのですが、毎日抜栓しているにもかかわらずキャップシールを剥がすのにてこずってしまいました。その後、紙ナプキンで瓶口を拭き、コルクを少し出してもう一回転させて抜栓。
コルクを紙ナプキンで包みソムリエナイフからコルクを取り、確認『コルクは健全です』と言いながらコルクを小皿へ。

『お味見させて頂いてもよろしいでしょうか?』
と確認し、パニエごと傾けてテイスティンググラスにワインを入れ、香り確認、スワリング、味の確認をして
『ワインは大変素晴らしい状態でございます』

試験官の確認をとった後、ライトをつけデカンタージュへ。
デカンタージュに関しては、細い口のデカンタで100回以上は練習をして、最後はほとんどこぼすようなこともなかったのですが、ここでポタポタと6滴くらいやってしまいました。動揺は見せないように心がけていたのですが、実際心の中では物凄いやらかしてしまったぁー!と凹んでいました。そのままワインを全て注ぎきり
『澱はございませんでした』
とボトルコースターにボトルをのせ一言。

コルクを置いた小皿を右手、左手にデカンタを持ち
『コルクでございます』
その後、デカンタを右手に持ち替えて左手に紙ナプキンを持ちグラスに少しワインを入れ
『お味見お願い致します』
確認後、ワインを注ぎ
『ごゆっくりお楽しみ下さい』
と言い一礼。

紙ナプキンをポケットに入れライトを消してからトレンチを持ち
『コルクはお下げしてもよろしいでしょうか?』
確認後、トレンチにコルクの小皿、ライト、余った紙ナプキン、テイスティンググラスを乗せ、右手でパニエを持ち片づけへ。

動画ではトレンチごと置いてそのままお客様のところに行っていましたが、試験官に片付けまでと言われていたので、どこに置いていいのかわからなかったのですがトレンチのから小皿とライトと紙ナプキンとテイスティンググラスを備品テーブルへ。

『ワインはテーブルに置いてもよろしいでしょうか?』
確認後、ワインとデカンタをボトルコースターと一緒に移動。

『終了です』

ぶつかった隣りの方は無事に終わっていたようなので良かったです
私は練習で平均4分半〜5分くらいでしたので感覚的には5分くらいだったと思います。私たちの組みは6人みんな早かったようでした。

最後にワインを持ち帰って下さいと言われたのでデカンタを持ち上げるとボトルコースターにデカンタから垂れたワインがついていました。やらかしたー!とまた凹み、テーブルに残るポタポタのシミを見てさらに凹みました。また来年かぁと心折れそうな帰り道でした。←実技は合格です。
ですが、めげずにこれからもっと勉強して色々な料理を食べ、様々なワインを飲み経験値を上げていきます!

今年も1年間ありがとうございました!

東京会場:目黒雅敘園

3次試験を終えた感想を簡単ですが報告します!

12時20分集合。大きな控え室(120人くらいいたと思う)が5部屋程有り、その控え室の人がほぼ同時に試験会場に入り、一気に試験が始まる感じです。会場に入るとコの字テーブルが20ケ所くらいあり、ひと山6人で試験官が3人。(これは去年までと変わらないかな!  会場によって違うと思いますが)

第一印象は一人一人の持ち場がかなり狭く、試験官との距離も想像を越える近さ!さらにムスッとしたオジ様3名(笑)が担当試験官でした。

備品は受験者のすぐ後に3名分づつセットしてありましたが、まずデカンタの注ぎ口がかなり小さい!聞いてはいましたが、これは慣れておいた方が良さそうです!更にコルク置き用の小皿が用意されておらず、下皿用のお皿が積んでありました!(紙ナプキンの他、リトーは用意してありました)
コルク用の小皿が用意されて無い事に気付いた自分は、予定より一枚多く下皿を取りコルクを置く用に変更しましたが、やはり振り分けられたスペースが狭いため、テーブル上がかなりゴチャゴチャしてしまいそうなので、(下皿は思ってたより大きめ)使い終わった備品はひとまとめにして端の方へ置き直しました。

この狭さだと当然隣の人の声が丸聴こえなので、隣の人がコメントを話している間自分は待機し、ワンテンポ遅らせてコメントを発しました!そして、最後までそのリズムで進めまることができました!(自分の声が聴こえ無いと何を話しているのか解らなくなるので)←ある意味落ち着いている証拠ですね。素晴らしい。

お題はシャトータサン 2017年だったのでオリ無しで確定し、ワインは全てデカンタへ!
滞り無く終了しましたが、抜栓後のビン口をフキフキするのを忘れたかも…。まあ、これくらいはOKな範囲かなと。

トータル的な感想としてはとにかく狭くて近い!
この事を設定して練習やイメトレをした方がよりスムーズだったかなと…。
更に自分はワインバルに勤めているので、抜栓にはまずまず自信がありましたが、デカンタージュをするようなワインは扱っていないので、そこだけはしっかりと練習し、協会のDVDを観てコメントと作業順番を丸覚えしておけば楽勝だと思っており、かなり余裕を持って試験に挑みましたが…。いざ、本番になると会場の雰囲気に飲まれ、オジ様試験官を前にして、一気に緊張してしまい、かなり手が震えました(ノミの心臓)笑。試験前はあんなに余裕があったのに。

論述は何とか埋められたので、落とされる事は無いと思いますが通知が来るまではドキドキです!→大丈夫ですよ。論述書けたなら(あとは書類不備さえなければ)間違いなく合格です。

2月から師匠(自分が勝手に呼んでます)の”こーざ”に出会い、色々な言葉に励まされながら【特に、「ソムリエ試験ぐらい受からなくてどうするんですか!」この言葉が一番心に染みた!】約10ヶ月、ワインバルに勤めて2年半の自分が独学で合格出来そうな所まで来れたのは、本当に師匠のおかげです!
今でも何か更新されてないかチェックするのが楽しみです!お忙しい中、150回に達する更新、本当に有り難うございました。
来年からも復習の意味でも、こーざを観ながら勉強して行きたいです!

大阪会場:ホテル阪急インターナショナル

お疲れ様です、今日めっちゃ寒いですね。
先日の三次試験の報告です。

着替えが面倒でしたので、ユニフォームに上着を羽織って行きました。
受験番号順に20人弱ぐらいのグループがA〜Hまであり(なので総数150人程度でしょうか)、私は申し込みがギリギリだったためHグループでした。受験番号順に実技をすると聞いていたため1時間以上は待つだろうな、ゆっくりイメトレしとこうと思っていたら、各グループの1列目から呼ばれていったため、Hグループ2列目の私は焦りました。笑

試験官2人で受験者が3人、配置などもこーざの過去の受験者の報告でイメージしていたのと概ね一緒でした。
よかった!今年もシャトータサン 2017。リンス不要、制限時間7分、例年通り。古いか新しいか迷ったらやだなと思っていましたが、2017年だったのでラッキーでした。

「シャトー・タサン2017でございますね」
私しか言ってなかったけどまあいいや。笑←言うべきです。
ゆっくりパニエに入れて、
「こちら少し若いのでワインを開かせるためにデカンタージュさせて頂いてよろしいでしょうか?」
多分頷いてくれたので、備品を取りに行きます。グラスとデカンタは汚れをチェックしてるアピールをして、下皿3枚、紙ナプキン2枚、ライト(一応、点くかボタンを押しました)を持ってきます。ここでサービステーブルに置く際に、どれをどこに配置すれば1番やりやすいかをイメトレしていたので、その通りに配置しました。

実技試験のデカンタは口が狭いと聞いてびびっていましたが、めっちゃ口が広いタイプでした。よかった。キャップシールを切り、1枚目の紙ナプキンで瓶口を拭く、そして抜栓。
「コルクは健全です」
下皿に置く。2枚目の紙ナプキンで再び瓶口を拭き
「テイスティングさせて頂いてよろしいですか?」
味見。おいしい。
「ワインは素晴らしい状態です」
ライト点灯、デカンタージュ。澱はないだろなーと思いつつライトにかざして見たけど、やっぱりなくて全部注ぎました。

空のボトルを下皿に置く。お客様用のグラスにデカンタのワインを少し注ぎ、リトーでデカンタの口を拭く
「テイスティングお願いします」
試験官が頷いたので、ワインを注ぎ足します。デカンタの口を拭いて下皿へ。
「コルクをお下げしてよろしいでしょうか?」
「ワインとボトルはテーブルに置かせて頂きます」
備品を片付け、終了しました。

前日は緊張していましたが、当日は私以外の2人がかなり緊張されているのが伝わってきて、それを見てなんか冷静になってスムーズに実技できました。実技は無事終えましたが、論述がかなり心配なので、合格発表までドキドキです。ひとまず長い戦いが終わりました!(^^)→素晴らし実技でした。お疲れ様でした。

過去の報告のおかげでイメージが出来ていましたので、三次試験対策などにも通う必要はありませんでした!ありがとうございました!
先生も日々の営業に加えてこーざの更新、セミナー準備となると受験生以上に大変だったんじゃないかと思います。ゆっくりなさってください。

来年の受験される方のためにも、自分のためにも詳細を残させて頂きます。
大阪会場:ホテル阪急インターナショナル

30分前にホテルに到着。集合場所の階に上がると、男性更衣室は一つ下の階との事。到着した30分前には実技会場の扉は開いていました。一つ下の階の更衣室で着替えを済ませます。控え室に入ってしまうと、座って黙って待つだけだと思い、更衣室で10分前くらいまで、落ち着くためにも好きな音楽を聴いて時間を潰しました。

控え室にはA〜Fまで6グループにわけられたパイプ椅子列が4人分ずつ7列くらい並べられています。僕はCグループ。1グループ4人ずつの試験でした。受験者数は200人弱。二次試験の人数から比べると、8割くらいは二次試験通過したんだなと思いました。自分の左の女性は開始1分前にギリギリ到着。顔が汗だくで息切れしてました。時間に余裕を持つ事は本当に大切です。

12時半ぴったりにオリエンテーション開始。今年の実技試験も目の前にあるワインに沿ったデカンタージュ、そしてワインサービス。

去年までと同じだから、おそらくシャトータサンが来るんじゃないか?とこの時予想しました。これも”こーざ”のおかげです。

オリエンテーションが終わり12時40分から順次実技試験スタート。一巡目の4人がスタッフと共に控え室を出て行きます。僕は2列目だったので二巡目。あと15分くらいはかかるだろうと思い、目を閉じて2回ほどイメージトレーニング。
今回の試験に向けて”こーざ”を読ませて頂き、緊張しないように準備してきました。先生でさえ緊張したんだから、自分はいつも通り行くと相当緊張するなと。←私、ソムリエ試験受験当時、20年以上前ですが、本当に経験がなかったですし、今思えばワインも全く知りませんでした。

私は緊張したら絶対失敗するタイプなので…。難しいことをやるわけではない。沢山練習したから絶対大丈夫!気負わずにやろう!と何回も言い聞かせました。そして自分の順番が来て試験会場に。

大きな広間がパーテーションで仕切られていて、4人に対し試験官は2人、男性と女性でした。目の前に試験官がいて、自分のすぐ後ろにワイン、備品類がある感じです。

入ってびっくりしたのが、テーブルクロスが真っ赤!しかも自分の場所が一番赤い!一巡目の人、緊張してたんだな…って思いました。これ、自分が多少こぼしてもばれないんじゃない?ってくらいこぼれてました。笑
試験開始前に、自分の受験番号と氏名を言うように言われます。その後試験官から説明が。

お題は
シャトータサン2017年
小皿は3枚まで使用してよい。
ワイングラスは2つ使用、自分のテイスティング用とお客様用。
デキャンタのリンスはしなくてよい。

備品類は後ろに置いてありますとのこと。

去年と同じだ。絶対大丈夫。質問は受けられないが、もう一度聞きますか?と言われ、大丈夫ですと答え試験スタート。

ほんの少し緊張してましたが、自分の前の女性試験官が、全ての動作に頷いて答えてくれるため、すぐにほぐれました。→良かったですねぇ。
若いワインなので、「香りと味わいを開かせるためデカンタージュをさせて頂きます」と言いました。そして、オリがなかったため全て注ぎ切りました。

多分お客様へのサービス時に一滴だけこぼしました。些細なミスです。気にしません。なんといっても、自分がこぼした跡なのかも定かではないくらいテーブルクロスが赤いので…。

4人の中で一番早く終わりました。なので、他の3人の実技を見ていたら右の方がお客様へサービスした後に完全にフリーズ…。あたふたしだして、大丈夫か?と思っていたら、左の人が「コルクは下げさせて頂いてよろしいでしょうか?」と言うと、右の人も思い出したように「コルクは下げさせてよろしいでしょうか?」

と言い、その後は左の人をカンニングしながら片付けて、二人同時に終わってました。これはありなのか?と思いましたが、4人とも時間内に終わって良かったとも思いました。緊張して頭が真っ白になったんだと思います。

終わってから試験官が、用紙にチェックを入れます。何が書いてあるかはわかりませんが、20項目くらい?にA.B.Cのように3段階でチェックしているようでした。中には2段階のものもあったと思います。
男性の試験官はグラスとデキャンタにオリが入ってないか、ライトでチェックしてました。

その後はワインをボトルに戻して持って帰って下さい。と言われ、片付けて挨拶をして終了しました。

帰りの更衣室で一人の男性が、「最後、ワインのボトルをパニエに戻すのか、そのまま立てて置くのか、どっちなんだ。パニエに戻してしまった…」と悲壮感漂う表情、大きな声で電話してました。

そんな事はどうでもいい事です。減点であっても、些細な減点です。って先生のように言ってあげようかと思いました。笑←笑。

しっかり練習し、緊張しないように準備できたので、試験的に実技はほぼ完璧だと思います。出来の悪い論述次第ですが、ゆっくり発表を待ちたいと思います。→お疲れ様でした。

おおよそ見えてきたかと思います。次は2020年の報告をお伝えします。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希






この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ , 2023 All Rights Reserved.