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ソムリエ試験二次、テイスティングアイテム発表

 
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第145回

改めまして、お疲れ様でした。

二次試験が終わり、テイスティングアイテムが発表になりました。そのテイスティングアイテムを見た私の感想です。

少し、ゆっくりしましょう。
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ソムリエ試験二次、テイスティングアイテム発表

 

「ブドウ品種が一つしか当たらなかった…」「ワインもわからなかったし、リキュール類は全滅だぁ」なんて方もいらっしゃるでしょう。

繰り返しますが、ブドウ品種の正誤だけで合否がわかれるわけではありません。毎年、”ブドウ品種正解ゼロ”で合格される方がそれなりにいらっしゃいます。

この講座をお読みいただいている方はテイスティングコメントの重要性をおわかりいただいていると思います。しっかりタイプ分けし、大きな流れを外していなければ問題ないということです。ですから、気になる気持ちはよくわかりますが、ブドウ品種やリキュール類の正解・不正解に一喜一憂する必要はありません。→それでも、不安な気持ちもわかります。

さまざまな思いがあると思います。それでも試験はやり遂げたのですから、いったんモヤモヤは忘れてゆっくり休みましょう。これまで十分に頑張ったのですから。

もうすでに数名の方から感想をいただいております。ありがとうございます。すぐに対応できないかもしれませんが、届いた順に”大丈夫でしょう”とか”素晴らしいテイスティングでした。合格です”や”コメント次第ですが、ちょっと厳しいかも…”など、一言ですが私なりの感想を返信します。

さて、私がここで紹介するまでもなく、もう皆さんご存知だとは思いますが、改めて今年出題されたテイスティングアイテムを見てみたいと思います。

◆ソムリエ呼称
1 2022年 フランス シャルドネ
2 2024年 日本 甲州
3 2023年 アメリカ ジンファンデル
4 ガリアーノ
5 コニャック

◆エキスパート呼称
1 2023年 オーストラリア リースリング
2 2024年 フランス ソーヴィニヨン・ブラン
3 2020年 スペイン テンプラニーリョ
4 2021年 チリ カルメネール 
5 スコッチ・ウイスキー

 

まず、ソムリエ呼称から。

昨年に引き続き、白は定番の品種でした。主要品種は大事ということです。
ただ、聞こえてくる声を総合すると、上記の並びを見た感じ程簡単なワインではなかったようです。

毎年のことですが、シャルドネは樽無しか樽有りで割れていた印象です。でもそれくらいにはキレのある、スッキリしたスタイルだったようでそこをイメージできれば、樽のあるなしはともかく点は取れたかもしれません。

甲州は王道のシュールリータイプ、非常に透明感もあったため、わかった方が多かった印象です。ここは大丈夫そうです。

一番の曲者はアメリカのジンファンデル。どうやらかなり淡いタイプ、いってもやや濃いぐらいのワインだったとか。色の淡さでピノ・ノワールにしてしまったという声が多数でした。ですが、そういうワインであればそう間違えれば良いというのがこのこーざのスタンスです。
どんなワインでもやる事は同じ、自分の知っているセオリーに、つまりタイプに落とし込む作業が大事であるということは、想定外の品種だろうが想定内だろうが変わらないということです。
新世界のピノノワールとしてコメントすれば点が取れている可能性が高いです。

エキスパート呼称も、ソムリエと同じく定番の品種がほとんどでした。
4つ目の赤ワインだけカルメネールが出ましたね。

ただ、カルメネールも新世界のカベルネ・ソーヴィニヨンあたりを想定すれば十分コメントで点を取れるワインです。
品種が当たらなかった方も、それが当然と思ってドンと構えていて大丈夫でしょう。

リースリングについては、香りは特徴的だったようですが、おそらくイーデンヴァレーやクレアヴァレーなど、オーストラリアの冷涼産地のリースリングでしょう。最近出題が目立ちます。ただ、冷涼さを取ってドイツやフランスを選んでいても、ワインの強弱はその方がバッチリ取れているはずなので問題ありません。

ソーヴィニヨン・ブランについては、ハーブの香りが全然しなかったという声と、時間がたったらわかったという声。おそらく、ロワールの中でもプイィ・ヒュメのようなニュートラルな感覚のあるワインだったのかもしれません。それでも、スッキリタイプに分類できていれば、得点はできているはずです。

赤の一つ目はテンプラニーリョですが、20年であったものの程ほどの熟成感だったのかなぁというイメージです。というのも、割と色も濃く、熟成のトーンはそこまでなかったというコメントが多いのと、果実の香りもしっかり感じられたという人が多いようでした。

濃い系のワインとしてコメントしてもダメージのすくないワインだった可能性が高いです。

なんにしても皆さん、まずは本当にお疲れさまでした。
このあとは品種を事はしばらく忘れてゆっくり休んでください。

 

さて、皆さんにお願いがございます。落ち着いてからでけっこうですので、よろしければ私の試験対策(ちょっとまじめに流)で2次試験に望んだことへの感想などをお聞かせいただけないでしょうか。

来年度、受験される方の為につないでいきたいと思っていることが一番の理由ですが、私自身も反省すべきところを知りたいと思っております。
そして、何よりもこのようにネットという媒体ですが、この半年から一年(それ以上の方もいらっしゃいますね)ここで共に学び一つのゴールを目指した皆さんの旅立ちの前に最後の交流、共有を望んでおります。

メールにてご報告いただければ幸甚に存じます。
メール : info@majime2.com

無理のない程度に書きたいことだけで結構です。
※合格発表前にお送りいただいた報告に関しては、私なりに合否を感じて、その感想を返信いたします。

こうしてワインを通して皆さんと出会うことができたこと本当に素晴らしいと思っております。ワインを生業としたことに一番感謝する瞬間です。

ちょっと休んでから、ソムリエ呼称の三次試験対策をはじめますが(微力ですが、エクセレンス呼称の二次・三次試験対策も更新します。)、合わせて皆様の報告をもとに今年の二次のテイスティングも振り返りたいと思います。

本当にお疲れ様でした。

info@majime2.com
牧野 重希






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