第133回 今年のエキスパート呼称のテイスティングを振り返る。1

   

皆様の地域、台風は大丈夫でしょうか?特に、先月甚大な被害を受けた千葉などは本当に心配です。

私は今、これを書き始めた段階で東京から大阪へ向かう深夜バスの中、朝です。→最後の休憩後、隣の方も起きたので。

以前こちらでも告知いたしましたが、昨夜、東京・恵比寿のレストランQEDクラブにて「シャトー・ムートン・ロートシルト1947年の会」のワイン抜栓・サービスを担当してまいりました。全てしっかり抜栓し、デキャンタージュしてお客様へ。
※手前から1947、1952、1964、1974、1985

1964年のみ、コルクがゆるゆるでスクリューを差し込んだ時に”ダメかも”と思ったくらいで、残りの4本は本当に素晴らしい、何と言っても信じられないくらい若い!ことが印象的でした。こちらのワインのコメントは後日こちらでもアップしたいと思います。

もともとの予定では、11日(金)の夜に東京でこのムートン会のサービスを担当し、翌朝、始発くらいの新幹線で新大阪へ、特急くろしおに乗り換えて和歌山に入る予定でした。この12日(土)・13日(日)と前職和歌山オテル・ド・ヨシノの13←間違い14周年記念食事会のワイン担当としてサービスで入ることになっていたからです。タイトなスケジュールでしたが、イベントに対するワクワク感の方が大きく、とても楽しみにしていました。

ですが、この台風で…。昨日のお昼頃、12日(土)の東京⇆名古屋の新幹線の終日運休が発表され、13日(日)もどうなるかわからないと。困りました。

すぐにムートン会主催者QEDクラブさんに翌日の和歌山行きの事情を説明し、お客様より先に出ることになりますが、21時30分に店を出て、22:07発名古屋行きの最終の新幹線に乗ることをご了承いただきました。とにかく名古屋まで行けば、翌日なんとか和歌山までたどり着くと考えたんです。そして、指定席など買えるわけもなく自由席の切符を購入。名古屋のホテルも手配。大雨暴風のことを考えて、名古屋駅直近。空いておりました。

この一連の手配をJR上野駅で行いましたが、上野駅ですら人人人で、窓口等は長蛇の列でした。

16時過ぎ、ムートン会の会場となるQEDクラブに到着。打ち合わせ等を済ませ、食事をいただいて18時前、会に参加の大阪の方からメッセージが届きました。(この方からは事前に、翌日(12日)どうしても仕事で帰らなくてはならない為、20:30に店を出たいと聞いておりました)『今、東京駅に着いたけど、人で溢れかえっています。新幹線の改札を抜けるのに30分以上待たなくてはいけないそう。いや〜、今日帰るのあきらめてゆっくり食事をワインを楽しむかな…』と。

もうお一方、静岡まで帰らなくてはいけないので、21:30に店を出ると。(私と同じ新幹線に乗る予定だった…)

スタッフ間で話し合い、このような事情なのでいつもより少しペースをあげて、21:30には全ての料理とワインを出し終えようと決め、会に挑みました。

そして、19時ムートン会スタート。

ワインは本当に素晴らしかったんです。5本開けたこのクラスの古酒が4本も当たることはまずありません。私は会冒頭の挨拶で「この時間だけは台風の事を忘れて、素敵な時間をお過ごしください。ただ、この強力な台風の力がワインに何かをもたらすことになるなら、この会が今日であったことを喜べるかもしれませんね」と後半は半分冗談で挨拶したのですが、もしかすると何かがあったのかもしれません。

そして、会も終盤、参加者に私が先に出る非礼を詫びながら順番にご挨拶していると、21:30に帰る予定だった方が「新幹線は無理だと思うよ。私はあきらめましたと」そして、最初に私にメッセージをくれた方も「いや、あの状況でしかも品川駅から自由席に乗れるわけがないよ」と。あらら…。それでも、私はダメでも行ってみます。ダメならやけ酒を飲みに行きますからと言ったところ、21:30に帰る方が「深夜バスはどうですか。バスタ新宿(バスターミナル)に行けばなんとかなるかも。本数も多いですし」と。

なるほどと思い、店を飛び出し、ひとまず品川駅に行ってみましたが、やはり今から乗れそうにありません。すぐに引き返して新宿に向かいました。

初めて来たバスタ新宿、こちらも品川駅ほどではありませんが、人人です。すぐにチケット求めるべく売り場に向かうも全て「満席」の表示。掲示板には30〜40ほどのこれから出発するバスの表示(バス乗り場ですら20くらいあるのでは?)。その「満席」の表示に紛れて「ネット予約」の表示が。そっか、もしかするとまだネットなら取れるのかもと思い、全速力で新宿大阪深夜バスを検索。こんなにあるのかというくらいに出てくるバス会社やバス検索サイト。そこをかたっぱしからあたるのですが、満席、満席、満席、満席。京都や名古屋、たまに表示される和歌山も満席。

心が折れそうになりはじめた検索を始めて20〜30分が過ぎた頃、「予約に進む」の文字が!神降臨!日付と時間を再度確認し、とにかく申し込み。金額なんていくらでもいいんです。私は基本的にカードは(個人事業主をしている分は)アメックスを使っているので、その番号を入力するもエラー(実際はアメックスがエラーなのかどうかはわからない。ただ、ご存知の通りアメックスはカード番号の桁数が違う)。あせる、あせる。ヴィザの方をひっぱりだし、入力。そして、最後の確定ボタン。

・・・・・・・

あれ、反応してくれない。いや…。こんな時に限って時間がかかる…の。

しばし待つこと、たぶん30秒。久しぶりに本当に長い30秒でした。予約確定の文字にホッと胸をなでおろし、24時10分発のバスを待つことにしました。

でも、本当に良かった。このバスが取れなければ(いや、他にもあったかもしれないけど)私はすることも予定もない宿もない台風の東京で和歌山のことを悶々と考えながら1日か2日を過ごさなければならなかったのですから。

このバスも途中渋滞に巻き込まれ、2時間遅れの朝11時前に大阪に到着。雨と風は思ったほど強くないなと、一度、家の戻りささっとシャワーを浴びて、一路和歌山を目指しました。

疲れたけど、とにかく和歌山に着いてよかったです。→そして、今、イベント初日が終了しました。

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第133回 今年のエキスパート呼称のテイスティングを振り返る。1

さて、二次試験が終わったばかりですが、「鉄は熱いうちに」ということで今年のエキスパート呼称のテイスティングから振り返ります。→一番最初にご報告いただいた方がエキスパート呼称でしたので。

その前に、二次試験直前に模擬試験セミナーなるものを東京と大阪で開催しましたが、自分で言うのもなんですが出題アイテムがまずまずイケてました。私は出題を予想する必要はないとは思っているのですが。→この模擬試験はソムリエ呼称パターンを2ラウンドでした。

1−1 リースリング 仏
1−2 甲州 日本
1−3 ピノ・ノワール 米

2−1 SB NZ
2−2 ネッビオーロ 伊
2−3 CS 仏

3パターン行ったセミナーの方で日本のメルロを2回ほど選び、サンジョヴェーゼは直前セミナー出たしていたこともあり、熟成系はネッビオーロにしました。

こんな話はさておき、今年のエキスパート呼称のテイスティングです。

出題アイテム
・Sauvignon Blanc ニュージーランド 2018
・甲州 日本 2017
・Sangiovese イタリア 2015
・Cabernet Sauvignon オーストラリア 2015
・紹興酒

高松会場

10時半過ぎに到着、11時入室 WE受験者は26名でした。入室した際にいきなり赤ワイン倒す人がいてガチガチに緊張していることが伝わってきます。

僕も受験番号が見つからない!ってウロウロしてたらおじさんが間違えて占拠していました。みんな緊張してるんだなと思い、少し気持ちが落ち着きました。会場の温度は寒くなく居心地良かったです。

用意されているグラスに目を向けます。

リキュールは琥珀色だ…。
ワイン1はグリーンがかったイエロー、白ワイン2はグリーンがかったレモンイエローにしようと思いました。なにせ白ワイン2の色が淡いもんで。
赤ワイン1は間違いなく赤系だー!ピノか?赤ワイン2は黒系だからCSかシラーだな?

11時10分にアナウンスがあり袋を開けると白ワインの選択肢の紙を見ることができます。白ワインに何をマークしていくか外観だけでもイメージしているところで試験開始。

白ワイン1
香りは青い!味わいまで青いからソービニヨン決定!NZ2017にしました

白ワイン2
あれ、香りがしない!閉じてるの?控えめでチャーミングにしときましょう。白ワイン1と一緒になるけど柑橘系ですかね…。ミュスカデを考えてましたのでパンドゥミをいれて、軽くてスリムな味わいにしました。フランスのミュスカデ、どーでしょうか?ツイッター見ると甲州みたいですね、でも、だとしてもスッキリ系コメントでそこそこ取れてるといーな…。←問題ありません。

赤ワイン3
最初の香りでガーンと甘く妖艶な感じでブルゴーニュのピノを思い浮かべてしまいました…。エレガントな雰囲気ぷんぷんだったんですよね。さらに、悩んだのですが深みのある落ちいた外観を選んでしまいました。それなのにルビーとラズベリーレッドはつじつま合わないかもしれませんね…。濃淡:明るく、粘性:やや強め、若い状態を抜けた、成熟度高いにしました…。

香りは開いていて深みのある。引き続き、すみれ、ボタン、紅茶、腐葉土。香辛料は血液、ナツメグ、甘草。

味わいはアルコールやや強め、余韻やや長めでフランス・ピノにしました。
→ピノにしてはやや熟成寄りのコメントなので、得点になっているとおもいますよ。

赤ワイン4
最初クスリっぽい感じがしてシラーのオリーブ?と思っていましたが残り5分くらいで香りを取り直したら、青く間違いなくCSだろっと思い書き直しました。今考えるとデカンタージュは直前ではなく1時間前にしとくべきでしたか…あんなに印象変わるんですね…。オーストラリア・CS・2015でどーでしょうか?

リキュール
他を知らないけど紹興酒の香りだったので。

時間はあまり無いですね…。2、3分しかあまりませんでしたが、松岡さまのおかげで落ち着いて臨むことができたかと思います。もう受けたくはないですが今の自分のやれることはできたかと思います。結果出たらまた報告しますっ!

この約一年間をやってこれたのは松岡さまのこーざのおかげです。ホントに感謝しかありません!
ありがとうございました!

会場:ホテルニューオータニ

まず、ホテルに着いたはいいが、会場がどこかわからない。ニューオータニは広いので各入口に看板を置いて欲しいと思いました。いろいろ歩き回ってプラカードを掲げてる方を見つけ、5階ということがわかる。
5階ロビーに着くと、300人はいそうな感じで、開場までひたすら必勝マニュアルを読みました。

リキュールの対策をしてない!というか諦めてたので最後は記憶で!と思ってずっと暗記してました。

開場し、席に着きます。外観の特徴をしっかりと眺め、始まったらすぐにマークできるように準備しました。

まず白ワイン1から。
外観はレモンイエロー、粘性やや強めだった気が。
香りを取った瞬間、「これは絶対にNZのSB!」と感じました。これまでブラインドでNZのSBは外した事がなかったのでほぼ確信

ただ、思い込みは怖いので一つずつ柑橘系の香りをマークし、改めて確認しつつ、香り・味わい共に最初の印象と間違いなかったので2017年のNZのSBと解答。

白ワイン2
外観は白1より淡く、無色に近いを選んでも良かったのかもしれませんが、勇気がなく淡いに。
香りに移りますが、「香りが取れない!」ここで、シャルドネ、SBではないと思いました。

かなり閉じている感じで第2アロマ系にコメントし、これは甲州?と思いながら、まだ自信はありませんでしたので、一旦先に進もうと思いました。

赤ワイン3
最初の印象は濃い系かなと思っていましたが、真上から見るとグラスの足が見えるので、そこまでではない感じ。

香りはピノ系のラズベリー、ブラックベリーなどの第1アロマ中心にコメント。味わいもピノ系の柔らかいアタックでタンニンも感じ、外観がピノにしては濃いなと思いつつも、他の選択肢を選ぶ勇気はなくフランス、ピノに。←ここは二人連続ピノですねぇ。サンジョベーゼとピノ・ノワールはあまり間違えないと思うのですが…。ただ、ブラックベリーまで感じるなら新世界ピノです。

赤ワイン4
やや濃い外観。カベソーかシラーだなと思い、外観はそのコメントに。
香りを取ると、カベソーをイメージするバランスの良さ。ブラックチェリーなどの濃い黒果実の香りに、木樽、シダの香りが。すごくいい香りで美味しそうだなと思いました。
味わいもタンニンがまろやかに溶け込んでおり、カベソーだなと確信。シラーはもう少し鋭角なイメージだと思ってるので、シラーではない。

アメリカ・カベソーに。フランスではないと思ったのですが、アメリカのわかりやすい暖かい感じもしませんでした。チリ?とも思いましたが家で飲んだソノマのカベソーに似ていたのでアメリカに。

時間が余ってたので、ワインをもう1巡し、白2が最近よく飲んでるリースリングに近い気がしてしまい、甲州からフランス リースリングに!変えなきゃ良かったー。丁子の香りは取れてコメントしたので、コメントは甲州よりな感じだとは思いますが。←気持ちはわかりますけどね。丁子が取れたなら。

リキュール
琥珀色でした。
選択肢はマディラ、シェリー、紹興酒、ポート
1番最後にティスティングしましたが、「紹興酒で間違いない!これが紹興酒でなかったら自分の味覚を疑うレベル!」と思い、迷わず紹興酒に。

この時点で11:45。時間が余ったので改めてマークシートを見直し、残り5分と言われてからは特に何もしませんでした。
終わって、落ちてるな、とも思わなかったので合格してますように!1次試験も合格してるな、と試験中に思ったので大丈夫なはず!→大丈夫でしょう。
長々と失礼しました。
ティスティングセミナーでご一緒した方とも会場でお会いして、ワインのつながりを感じて楽しく終える事ができました。また、合否結果が出た際にご連絡させていただきます。

試験会場は京都のANAクラウンプラザホテル京都。

今年WE初受験者です。
1次試験においては、松岡先生の講座で大変お世話になり、また2次試験対策でもテイスティングセミナーに2回参加させてもらい、大変勉強になりました。

早速ですが、2次試験のご報告をいたします。

席に座ると同時に4種のワインとにらめっこ。

白1と白2を比べると、白1のほうが色は濃い。ただ、両方ともさほど濃い印象はない。色だけでは判断が難しかったですが、まずは第一印象で白1をシャルドネかゲヴュルツと想定。よって白2はリースリングかソーヴィニョン・ブランと想定。

次に赤3と赤4を比較。
明らかに赤4の方が濃い。しかし赤3もピノ・ノワールほど淡くはない。よって赤3をマスカットベーリーAもしくはガメイと想定し、赤4をカベルネ・ソーヴィニョンもしくはシラーと想定。
→まずはいい感じです。ただこの段階ではブドウ品種を思い込み過ぎないことですね。

試験開始

<白ワイン1>
色はそれほど濃くはないが、粘性は強め。
香りに移ると、シャルドネの樽香は感じず、ゲヴュルツのライチ香もない。かといって、リースリングのぺトロール香もなければ、SBのミントや青臭さもない。ただ非常にフルーツ香のボリュームを感じる。新世界は間違いないけど、品種の特定には至らず。

主要品種以外かもしれないと思うが、あくまでも主要品種以外は解答しないと決めていたので、樽香のないシャルドネでコメントを埋める。

解答:2016年 アメリカ シャルドネ → 正解:2018年 NZ ソーヴィニョン・ブラン
→樽のないアメリカシャルドネも探せばあるでしょうけど、一般的ではないと思います。ただ、コメントはまずまず取れたのではないでしょうか。

<白ワイン2>
手に取って改めて色を確認すると、非常に淡い。第一印象を捨てて、甲州かミュスカデで想定。グラスに鼻を近づけると、「吟醸酒っ⁉」ていうくらいに吟醸酒の香りが鼻を突く。その他の香りを探すが、閉じていてすごくドライな印象。迷わず甲州でコメント。

解答:2017年 日本 甲州 → 正解:2017年 日本 甲州

<赤ワイン3>
淡い系かもということで、赤果実の香りを探すが、真っ先に感じたのが埃っぽさ・土っぽさ。いくら香りを探しても赤果実香が見つからず、ここでイタリア品種かテンプラニーリョに絞る。←完璧です。

外観の印象でオレンジっぽくはなかったので、テンプラニーリョを外して、イタリア品種に。→??テンプラニーリョだけがオレンジですか?

口にすると非常に強い渋みを感じたため、ネッビオーロに。

解答:2014年 イタリア ネッビオーロ → 正解:2015年 イタリア サンジョヴェーゼ

<赤ワイン4>
真っ先に香りを感じたのが緑っぽさ(これが松岡先生が仰ってたオリーブか?)。黒果実香もはっきり感じ取ることが出来ましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーの区別に自信がなく、香りに緑っぽさを感じたので、新世界のシラーでコメント。→OKです。

解答:2015年 オーストラリア シラーズ → 正解:2015年 オーストラリア カベルネ・ソーヴィニヨン

<リキュール>
リキュールはほとんど手を付けていませんでしたので、その場で思いつくままに回答しようと決めていました。

色は淡い琥珀色。口にすると甘さは全くなかったので、迷わず紹興酒。

解答:紹興酒 → 正解:紹興酒

時間配分も1ワイン/10分と決めていたので、40分ほどで全ての解答を埋めることが出来ました。マークの見直しも終わり、もう一度各ワインを味わう。

若干印象も変わりつつあるワインで、コメント修正も考えましたが、試験開始後の第一印象を大事にしたかったので、そのままで提出。結果、白1品種は的中しましたが、赤2品種は当たらずとも遠からずといったところでしょうか。←そうですね。問題ありません。

合否はともかく、試験終了後はやり切った感があったので満足です。あとは結果を待つだけとなりますが、ここまで来れたのは松岡先生のおかげだと感謝しております。本当にありがとうございました。

初めまして!大阪のレストランで働いている25歳です。

今年初めてエキスパートの試験を受験するにあたり、一次試験対策から松岡様の”こーざ”で勉強させて頂き、大変お世話になりました。

元々は「ワインについてもっと勉強したい!知識を増やしたい!教本が欲しい!←」という想いから受験するに至ったのですが、勉強しているうちに

「とにかく合格することが第一や」と本末転倒になってしまったのは反省です。←努力したことが形になることは悪いことではない思いますよ。

勉強を始めたのは今年の6月。まず2ヶ月かけて教本を一読しました。そして8月に入ってやっとこの”こーざ”での勉強に取り掛かるという荒技。こーざの更新日とタイムラグがありすぎて「大丈夫かこれ」と思いながらマイペースに勉強を進めました。

一次試験の結果は無事合格。
良かったと思う点は、直近に頭に詰めた方が試験の時にまだ鮮明に覚えているということ

悪い点は、1ヶ月経った現段階でもうすでに勉強した内容を忘れかけていることです。(反省)

一次試験の勉強方法と同じく、「自分のやり方でマイペースに」をモットーに、二次試験対策は一次試験が終わって一息二息ついた9月上旬からスタートしました。

私の二次試験対策は以下の2点です。
・職業柄、お店や試飲会でワインに触れる機会が多かったので、ワインを飲む度にその特徴を自分なりにノートに記しました。

・過去の出題傾向を分析し、品種毎のテイスティングコメントの解答をおおよそ暗記しました。

そして本日、大阪のホテル阪急インターナショナルにて二次試験を受けて参りました!

昨晩は何も考えず水炊きを食べて舌をやけどし、今朝は少し冷え込んだせいで若干鼻詰まってる〜。先が思いやられます。

会場に入ると白2種、赤2種、遠目に見ると少しオレンジ色っぽい茶色のリキュールが並んでいました。着席してからオリエンテーションが始まるまで少し時間があるのでワインを観察。
白はどちらも淡めの色、赤はどちらも濃いめ。
→わかりやすい樽の効いたシャルドネ無い!ピノ・ノワール無い!と落胆しました。
【白ワイン①】
色:輝きのある淡いレモンイエロー。若い感じ。リースリングかソーヴィニヨンブランと判断。
香り:そんなに強くなく、リースリング特有のペトロール香は皆無だったのでソーヴィニヨンブラン確定。しかし青さがあまり感じられないと思いスワリングスワリング…やっと少し青さが顔を出しました。ほっ。
時間が経ってから再度確認するとパッションフルーツの華やかさが現れていました。
味わい:控えめの青さ、柑橘系の爽やかな酸味とミネラル感。

ソーヴィニヨンならフランス、NZ、チリと覚えていたので、最も青さが少なく華やかで親しみやすいNZを選択。→NZは青さが少ないですか…。

自身の解答:ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン/2017年

正解:ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン/2018年

【白ワイン②】
色:無色に近いレモンイエロー。甲州かミュスカデと判断。
香り:まず最初に感じたのは吟醸酒の香り。これ松岡さんが書いてたやつ〜!即、甲州決定。他の香りの要素は弱い。白①と同じく、時間が経つと他の要素、りんご系の香りが出現。

味わい:甘みは弱く、最も際立つのがコクのある苦味。全体的にスリムな印象。→完璧です。

100%甲州の自信があったので国は日本で決め打ち。

自身の解答:日本/甲州/2018年

正解:日本/甲州/2017年

【赤ワイン③】←最も手こずりました。
色:縁が若干オレンジがかった濃い目の赤。よく出題される中だとシラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロかな。オレンジっぽい色が気のせいかどうなのか自信持てず。
香り:カシス、血や肉の香り。土っぽさあり。うーん、青さはないからカベソーではない。スパイシーさもそんなにないしシラーでもない。じゃあメルロ?うーん…。
味わい:タンニンが多め。メルロならもっと滑らかさが感じられるはずやけどそんなにやなぁ…と思案しつつ、アメリカのシラー?と一瞬頭をよぎりましたが、清涼感やニューワールドの樽感は無し。もっとクラシックな感じがし、何となくフランスかなと思いました。
自身の解答:フランス/メルロ/2016年
正解:サンジョベーゼ/イタリア/2015年

↑サンジョベはノーマークでした…。ガーン
→テイスティングとしてはきっちり感じられています。サンジョヴェーゼを想定していなければこの解答でも問題ありません。ただ、メルロ もカベルネと同じ青さを持ちますよ。

【赤ワイン④】
色:紫がかった濃い目のガーネット。赤①よりも明らかに濃い。またまたシラー、カベソー、メルロのいづれかと予想。
香り:むむむっ!←これは完全にオーストラリア!!ユーカリの香りが物語っています。ブルーベリーのような甘い香りと明るい印象もそれを裏付けます。青さも十分あるのでカベルネ・ソーヴィニヨンで決まり!→素晴らしいです。飲んだワインをちゃんと記録したことがしっかり出てますねぇ。

味わい:甘みと清涼感。タンニンは緻密で嫌味がなく、酸味もまろやか。

自身の解答:オーストラリア/カベルネ・ソーヴィニヨン/2016年

正解:オーストラリア/カベルネ・ソーヴィニヨン/2015年

【リキュール】

色・香り共にシェリーっぽい。味はシェリーのクセを控えめにした感じ。ん?これシェリーか?と思いつつ紹興酒と迷う、、しかし紹興酒は飲んだことがなかったので、一か八かでシェリーに。

正解:紹興酒(ひえ〜)

〈まとめ〉
赤一種以外は自信があったのですが、ヴィンテージは4種全滅でした。笑
試験時間は50分なので各ワイン10分×4とリキュール5分、見直し5分という計算で進めていましたが、テイスティングコメントのステレオタイプを予め大体暗記していたため、10分ほど時間が余りました。

ただ、マークシートは一度マークすると消しゴムで消しても割と黒い跡が残るので、あまり書き直しが出来ませんでした!苦笑(筆圧は弱い方なのですが今日は強かったのかも)

試験から解放されて帰宅後はマクドを爆食いしながら今流行りのバチェラーを観て一息つき、今に至ります。
なるべく自宅で自力で勉強して合格したかったので、参考書や問題集を購入したりセミナーやワインバーには通わなかったのですが、ここまで来れたのは紛れもなく松岡様のお陰です。本当にありがとうございました。
関西にいらっしゃるということで、もしどこかでお会い出来る機会がありましたらフランスに住んでいた頃のお話など是非聞かせて頂きたいです!
私も今年の春まで1年間、ヨーロッパでワイン関係の仕事をしておりました。今年合格出来なければまた”こーざ”のお世話になると思います。その時はまたどうぞよろしくお願い致します。→今年で卒業なので、いろんなワインやワイン本にふれて、ワイン道をしっかり歩んでください。

受験会場 ニューオータニ(東京)

ティステイングセミナーでは大変お世話になり、ありがとうございました。実は昨年は2次で敗退し悔しい思いをしましたが、松岡さんのセミナーで、酸とアルコールのボリューム感の講義を聴き、突破口が見えた気がして、日々の地味なティスティング練習も頑張れました。

以下、ご報告させていただきます。

ホテルがとにかく広く、増改築をくりかえしているためか、移動が本当にわかりにくかったです。私はザ・メイン棟の「翔の間」でしたが、会場は各棟、各階に散らばっており、案内板も1つあるだけで不案内だなあと感じました。ただ化粧室は、前回の雅叙園より数は多かったです。
入室
収容は90人くらい。シャンデリアの照明がかなり明るく、ワインの色が明るく見え、心配になりました。冷房がかなりきいており、ひざかけと上着を持参して正解でした。
試験開始
白ワイン①

グリーンがかったレモンイエロー、淡い、粘性はやや強いような…。香りを取ると、上に抜けるような爽やかな青さ。SBか?ただ仏かNZかが微妙。口に含むと、若干アルコールが高めのような、そして、この時点で麝香やパッションフルーツの香りがほのかにとれました。

解答:NZ ソーヴィニヨンブラン 2017

正解:NZ ソーヴィニヨンブラン 2018

白ワイン②

こちらもグリーンがかったレモンイエロー、淡い、粘性はやや弱いような…。香りは控えめ、というより全然香らない。こりや、だめだと思い先に赤ワインにとりかかることにしました。

赤2つが終わってから戻ると、甲州らしい丁子の香りが。アルコールもやや軽めで、爽やかな酸味と上品な苦味。やはり日本ワインきたか!と思い甲州のコメントをマーク。

解答:日本 甲州 2017

正解:日本 甲州 2017

ここで白②のワインをこぼしてしまうという痛恨のミス。手をあげて、係りの方を呼び、拭いていただきましたが解答用紙が少しぬれてしまいました。

赤ワイン①
澄んだ、輝きのある(酸が強いのか?)、やや明るい、やや暗いの中間くらいかやや明るい寄り。紫というよりは赤みがかった。ルビーとガーネットの間くらい。ただ選択肢にないので、仕方なく紫がかったルビーに。粘性はやや強い。
香りをとると、軽めの黒果実に乾いたニュアンス。シラーらしさもCSらしさも感じられず、この時点で???

飲んでみないとわからないか、と思い口中に含むと結構渋く、酸味もけっこうある。ジューシーでほのかに甘い。色調や酸の高さなどから、新世界にふることもできず、またテンプラニーリョはここまで渋くないだろうと思い、サンジョヴェーゼを選びました。

解答:イタリア、サンジョヴェーゼ 2016(赤ワインは-3年と決めていました)
正解:イタリア サンジョヴェーゼ 2015

(試験中は気がつきませんでしたが、選択肢の中に黒オリーブがありました。あれ?と気づくべきでした)→本当ですか!黒オリーブ。

赤ワイン②
澄んで輝きのある、こちらの赤もやや明るい、暗いの中間くらい、やや暗い寄り。赤①よりは紫がかってる。ガーネット。粘性はやや強め。
香りをとると、杉っぽい青さや、すーっとするメントール。口に含むとタンニンも強い。
CSかな、と思うも、私の知っているCSはもっと濃淡が濃いので、ここでうろたえる。日本?チリ?でもそこまで熟度が低い感じもない。奥の方に果実味のまろやかさも感じる。アルコールはやや強めなものの、そうボリュームを感じなかったので、新世界はないだろうと思い、フランスにしてしまいました。→メントールは温暖地域の特徴です。フランスワインに感じることはほぼありません。
解答:フランス カベルネソーヴィニヨン 2016

正解:オーストラリア カベルネソーヴィニヨン 2015←コメントが心配です。

リキュール類
・マデイラ
・シェリー
・紹興酒
・もうひとつは失念しました。
私は紹興酒が苦手で、飲んですぐにわかりました(笑)
解答:紹興酒

正解:紹興酒

昨年も思いましたが、微妙な色調や濃淡の赤ワインの出題が増えているように思います。(すごく明るいピノや、すごく濃い新世界のシラーやCSなどが出題されると良いのですが)今回も外観から品種が予想できず苦戦しました。→全体的にとても的確に感じられていると思います。最後の赤はどう判断するかと言うところでちょっとずれましたね。でも、合格は間違いありません。

長々と失礼いたしました。何かのお役にたてば幸甚に存じます。

会場:東京 ニューオータニホテル

・二次試験のテイスティングの感想、苦悩、歓喜
試験二日前に行っていただいた模擬試験セミナーですら、ワイン6品種中2つしか当たらないという体たらくで、ほぼ諦めかけていました。大好きな筈のリースリングとSBが飲めば飲むほどわからなくなり、失意のどん底でした。でも、松岡先生の試験前日のメッセージを読み、まぐれでも合格する!合格しないと何も始まらない!と決意を新たにして望みました。

当日朝に苦手のリースリングの香りを確認し、やっとペトロール香がわかりました笑笑。→この土壇場の強さ、すばらしいです。

結果
白①のNZのSB→フランスのSB
赤③は大外ししました(正解:イタリア サンジョベーゼ→私:アメリカPN)
ただ、その他の二品種はタイプ分けも冷涼・温暖も合っていました。諦めなくて良かった。まだ合否はわかりませんが。

・会場の雰囲気、レイアウト、この講座でお伝えしたところとの違
滅多にホテルなど行かないので、またかなり大きなホテルで迷ってしまいそうになりました。赤坂見附側の入り口から会場まで10分以上かかりました。女性はトイレも混んでいるので時間にはくれぐれも余裕を持った方がいいです。
時間まではロビーで待ち、時間になると会場に入りますが、会場がいくつかあり、一つの会場もバカでかいので席を探すのが大変でした。照明はかなり暗いです。オリエンテーションまでの間に上から見たり他の人のを見たりしながら色調を確認しました。

WEはワイン4種なので、ソムリエ呼称以上に時間が足りないです(ソムリエ呼称パターンの模擬試験をうけました)。自信のあるものはサクサク進められますが、わからないものにかかっていたら見直しがギリギリでした。マークシートの選択数や選択肢は昨年と変わらなかったようです。

・ご自身の試験対策を振り返って
先生が口を酸っぱくして言われていたように、早いうちから一次試験対策と並行してワインの試飲をし、自分の言葉で書き留めていくというのは本当に大事だと思いました。テイスティングコメント(特に香り)は自分にはピンと来ないものが多く、自分なりの感覚でこのワインはこの香り、味わいと言う基準をしっかり持ってるようになってから、テイスティングコメントを暗記するほうが良いと思います。

というのは結果論で、なかなか実際にはそうできず…。今回は試験1週間前に甲州=吟醸香というのがわかり、ドンピシャで出たので自信が持て、他の品種も少し余裕を持ってテイスティングできた、というメンタル面と運が味方してくれた気がします。

まだ結果はわかりませんが、晴れ晴れとした気持ちです。半年以上、咤激励していただいたおかげでここまで来れました。先生のお陰です。本当にありがとうございます!

ご報告ありがとうございました。受験された方は自分の感じ方と比べてみてください。このような点を意識することでテイスティングが飛躍的に伸びます。

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 - ◆試験を終えて