第150回 今年のソムリエ呼称のテイスティングを振り返る。4

   

◆シャトー・ムートン・ロートシルト 1947の会 報告 その2

過日、恵比寿QEDクラブで行われましたムートン会のワインの感想です。→その1はこちらです。

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ムートン1952

とても70年近く時を経たとは思えない若々しい深紅のボルドーレッド。

香りの第一印象が甘やかなやピーマン香。ヴィンテージ的にあまりにも若々しい香りに驚いていると、後から追いかけて来た爽やかなミント香。中盤には黒い果実香が鎮座し、奥の方に詰まった感じの心地よい熟成香が見え隠れしているという抜栓直後としては最高に素敵なコントラスト。

味わいは酸がビシッと決まり、果実味が落ち着いていた分、やや尖った印象でしたが、この香りと味わいのあまりにも若く凛とした表情に、まだどのお客様にもお出ししていないにも関わらず笑みが漏れ、近くにいらっしゃった方に「凄いです。完璧です」と呟いてしまいました。この段階で、25%程度の開放感。期待値MAXでデキャンタージュ。

しばらくすると、長年閉じ込められていた黒いこなれた果実味がゆっくりと出てきます。こちらに向かってくると感じるレベル。
さらに少しして、来ました!私的に最高レベルの古酒として一つの基準となる「チェリーコーラ」の清涼感が!スッーっと抜けるこの爽やかさと、伸びてくる果実味、このワインのバランスを根幹で支える穏やかな熟成感。そして、圧倒的に滑らかで品のある質感、舌触り。まさにボルドーの古酒の理想形。

ここまでいってもワインとしての開放感は6割弱。まだまだ若いと言っても過言ではなく、今後このワインはどこまでいくのであろうかと思わざるを得ないモンスター級でした。

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ムートン1947

このワインもしかすると1951年でした。エチケットは間違いなく、「ジャン・コクトー」で1947年の記載がありましたが、抜栓したコルクには「1951」と…。今となってはどうすることもできませんが、一般的にエチケットとコルクが違った場合、コルクが正しい可能性がほとんどです。この場合も、1947の打栓時に「1951」と書かれたコルクがその場にあったとは考えにくいですから。

さて、こちらも52年と同様にこのヴィンテージにしてまだまだ若々しいと思える外観。

香りは、やや控えめではあるものの、詰まった感も含め、ザボルドー!森の中、鉛筆の芯、奥の方に出汁感…そして小さくまとまった黒い果実。一つ前の52年よりもさらに若々しく、なんだか”ピチピチ”と表現してもよい感じ。ただ、1952年に比べて線が細く、味わいもより固く、より酸を明確に感じました。

この若くて固いものがどこまで解放されるのか、こちらも期待に胸をふくらませデキャンタージュ。

しばらくして、液体の端から解放される様をミリ単位で感じることができるような繊細でかつ明確な展開。詰まっていたものがゆっくりとほぐれていく様が手に取るようにわかるかのようでした。
そこから、ポイヤックらしい縦に抜けるニュアンスが、これまた清涼感と熟成感とともに、徐々に感じられるようになってきました(清涼感に関しては52年に全く及びませんでしたが)。そして、最後の一口のころには超絶バランス。心地よい熟成感に縦に伸びるミネラルとじんわり広がる旨味、そして遅れてやってくる黒果実の風味。これらが渾然一体となりそうで、あと一歩といったところ。
緩やかで穏やかなんですが、最後までベクトルの矢印が見えているかのような動きのある展開、開放感。
最終的にはこちらのワイン方が1952年よりも圧倒的に開きました。

結局このワインが何年のものなのかは想像するしかありませんが、20世紀を代表するスーパーヴィンテージの1947年の偉大さというよりも、やはり1951年であった可能性が高いと感じました。1952年よりも線が細く、より酸を感じ、穏やかに繊細に開いていきましたから。

ただ、いわゆる超バットヴィンテージ、長雨で寒くほとんど日照に恵まれなかったらしい1951年と考えるとこのワインはあまりにも良すぎるのではないかとも思いました。この時代は今とは違いワインの味わいが明確に天候に左右されたからです。
ここからは私の勝手な想像です。このワイン1947年でも1951年でもなく、例えばまずまず評価の高い、そして大豊作であった1950年あたりであればヴィンテージ的には納得できるかなと思った次第です。

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イケム1938

1938年、ヴィンテージとしては普通と言われています。そして、瓶口をよく見ると1990年リコルクの文字が。個人的にリコルクに良いイメージはありません…。ほんの少し加えるだけで、ワインが一気に若返り、平たくなるんですよね。さてさて。

外観はブランデーの様な透明感のある焦げ茶色。熟成年数を考えるとまずまず妥当かと。
香りの第一印象はハチミツと紅茶。味わいはしっとりとした甘さが舌に乗り、どこまで続くのかと思わせる余韻、奥行きに繋がります。香りも味わいも総じて若さを感じるものの、端々に感じる心地よいこなれたニュアンス。柔らかさと強さの共存、なんとも不思議な感じでした。

こちらもデキャンタージュしてのサービス 、しばらくして熟成した最高クラスのソーテルヌにある栗の香りがゆっくりと出てきました。ただ、リコルクのイメージでテイスティングしているからでしょうか、どうも若さに押されている印象がぬぐえません。本来であれば、この栗の香りがふわっと空間を占拠していただろうと。

とはいえ、この若さと熟成のバランスが絶妙でした。リコルクしたワインでここまで興味深いものはそれほど多くないのではと思います。もしかすると、リコルクを知らずにテイスティングしたならまた違った印象をとらえたのかもしれません。

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なによりも、この様な貴重なワインに触れる機会をいただけたこと、心から感謝いたします。

※表紙の写真はマールボロのソーヴィニヨン・ブランの畑

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第150回 今年のソムリエ呼称のテイスティングを振り返る。4

三次試験が終わりました。皆さま、晴れ晴れとした気持ちでしょう。前回もお願いしましたが、今後の方のために受験報告を募集しております。下記までお送りいただければ幸いです。

メール:koza@majime2.com

それでは、ソムリエ呼称の受験報告です。

出題アイテム
・Aligote フランス 2016
・Cabernet Sauvignon アメリカ 2016
・Tempranillo スペイン 2014
・梅酒
・ジン

東京会場:目黒雅叙園

ソムリエ2次試験対策では、本当にお世話になりました。松岡先生のおかげで、無事2次試験突破できました。→ひとまず、おめでとうございます。
本来ならば、試験後すぐに報告しなければならないのに遅くなってしまい申し訳ありません。
テイスティングアイテム発表を見て、ブドウ品種全滅であることが判明して報告する気力が起きませんでした…。→ですよね、気持ちはわかります。

ブドウ品種全滅でも二次突破できた者として、恥ずかしいですが報告させていただきます!

二次試験のテイスティングの感想、苦悩、歓喜 
一次試験を突破し、「二次ってどうやって勉強すればいいの?」から始まりました。←そこからよくここまでたどり着きました。素晴らしいです。

そして、ネットサーフィンで辿り着いたのが「こーざ」です。松岡先生のマニュアルを購入し、勉強を始めました。2歳の子どもを寝かしつけてからの勉強が、私としては大変でした。子どもと朝まで寝てしまうこともしばしば…。

また、私の場合は[樽]を感じるのが苦手でした。(明らかな樽感はわかるのですが…)試験一週間前になって、私の中の[紅茶]のニュアンスが樽なんだ!ということに気が付けました。←ほう、紅茶ですか。

こーざのテイスティングセミナーを受講したあたりから、ワインの酸に歯をやられてしまったようで(こーざのせいではないです!←笑。ワインを口に入れると歯がしみるのが辛かったです。

ワインを口に入れたら、水できちんと濯ぐようにするといくらかマシになるので、それからは意識して水を飲むようにしました。←私も歯医者さんに言われます。ワイン飲んだらすぐに水ですすいでくださいと。そんなことできませんと答えるのですが。

試験会場は、目黒雅叙園でした。

ホテルの途中にあるお寺で、合格祈願をしました。会場はものすごい人で、一階のトイレから激混み。仲間がいる人は、和気あいあいとしていました。一人の私は、少し心細かったです。試験会場は、二階と三階。二階のトイレも混んでいました。

誰かのブログに、ペットボトルに白ワインを入れておき、トイレでうがいすると良いとあったので、ホテルの会場のトイレでやりました。(1番めの白ワインの酸を必要以上に感じないようにするためらしいです)私の場合は、フランスのサンセールを入れておきました。→有名ですよね。私はあまり好きではないのですが。

試験会場が開き、中のワインが見えました。淡い白が一つと濃い目の赤ワイン二つ、それと透明のリキュールと琥珀色のリキュール 。

試験開始の10分前くらいまで最後の悪あがき(資料とにらめっこ)して席に着きました。

初めに外観をしっかり見ます。
白ワインは、淡いのでソーヴィニヨン・ブランか甲州、ミュスカデを予想。
赤ワインは、濃い系なので、シラーかカベルネかなと思っていました。

ここまでは冷静でいられたのですが…。

試験開始!

白ワイン1
澄んだ、輝きのある、グリーンがかったレモンイエロー…。香りは、柑橘系な気がする。でも、ソーヴィニヨン ・ブランの青々とした感じやハーブとかの感じがしない…。なんだこれ?と。味わいは、やや軽いアタックにまろやかな甘み、優しい酸味、穏やかな苦味…。アルコールも軽めな感じ。余韻も無いから甲州・ミュスカデもありかも。でも、それにしては香りが華やかな気がする…。←一次試験後から始めたとは思えない、素晴らしいテイスティングです。

とりあえず2017年 フランスのソーヴィニヨン ・ブランにしておく。わからないから、赤ワインに進もう。

赤ワイン3
赤3の方が、赤2よりも明るい。だから赤3からいこう。
外観は、粘性高いな。香りは…ん?何かの香り?嗅いだことない!!埃っぽい…タンスとか押入れのイメージ。→イタリアの香りですね。名古屋のセミナーでも同じことをおっしゃった方がいました。ブラックベリー、干しプラム、牡丹、黒オリーブ。血液、乾いた肉、丁子。味わいは、渋い!けどそんなにキツイ渋みじゃないな。

えー、どうしよう。全然わからない!!イタリアかな…。とりあえず、次行こう!(このあたりから焦り始めています)

赤ワイン2
色調は濃い。黒みを帯びたダークチェリーレッド。香りは、カシス、ブラックベリー、牡丹、針葉樹な感じ。そして、血液、丁子、甘草。味わいは…。え、なにこれ、甘い!その後で渋みが来る。この豊かな甘み。なんだろう。こんなワイン飲んだことない…。(パニクってます)
ここで、自分の飲んできたワインにある香りを探せばよかったと後から反省

こんなに強い甘さは、ジンファンデルに違いない!と、なぜか確信して2016年アメリカジンファンデルに。(書いてて恥ずかしいです…。)

赤ワイン3
飲んでいくにつれて、どんどん迷宮入りしていきました。あーわからない!どうしよう。香りを探そうとグラスを回した時、緊張からか手元が狂って回答用紙に赤ワインをこぼす始末。ティッシュはテーブルの上に出せないので、オリエンテーションの緑の紙で必死に拭き取りました(笑)。←おそらく試験官または係の人に言えばなんとかしてくれると思いますよ。
そしてなぜか、ここで赤ワイン3の品種をイタリアを消して2016年 日本メルローに。→あー、残念。最初はしっかりと感じていたのに。

もう自分でもわかりません。なぜこれを選んだか。なんだかメルローな気がしたのです。そして、たしか前にマークしていたものもメルロー風に書き換えてしまったと思います。第一印象が大事なのに!本当に馬鹿です。一番やってはいけないことをしてしまいました…。

時計を見るともう10分前。まずい、リキュールにいかなきゃ!

リキュール 1

匂いを嗅いで、梅酒とわかる。え、こんな簡単でイイの?

リキュール 2

この柑橘系の華やかな感じはジン!

そして最後は、マーク数の確認と白1のブドウ品種を迷ったまま終了。ものすごく疲れました。

会場の雰囲気、レイアウト、この講座でお伝えしたところとの違い
・目黒雅叙園
長袖を着ないと寒かったです。違いはあまりなかったかなと思います。

自身の試験対策を振り返って 

テイスティングの勉強を始めるのが、遅かったなあと思います。もっと早くに松岡先生のこーざに出会いたかったです。飲んだワインを書き留める作業は、とても重要だなと感じました。今後も続けていきます。

試験には、魔物がいます。いつものテイスティングとは全く違いました。緊張から思ってもみないことをしてしまいます。ですから、試験が始まる前に自分の中での決まり事をはっきりさせておいた方がいいです!
私の場合は、第一印象をもっと大切にするべきでした。テイスティングコメントを迂闊に変えるべきでなかったと反省しています。
松岡先生のマニュアルがなければ、恐らく落ちていたでしょう。本当にありがとうございました。これからもテイスティング 頑張ります!
お忙しいのにいつもありがとうございます。お身体に気をつけて更新よろしくお願いします!!こーざが末長く続きますように。三次試験頑張ります。

いつもこーざを拝見しております。これまでブログ、セミナーと大変お世話になりました。

昨日、二次試験合格速報が発表されました。残念ながら二次突破とはならず、まずは悔しい思いでいっぱいです。ですが、来年以降受験される方のためにもご報告させていただきます。→そうですか…本当に残念です。

東京会場:目黒雅叙園

初めての受験でしたが、まず受験者が予想以上に多くて驚きました。受験会場まで行くのも人をくぐり抜けてやっと、というような混雑具合でした。お手洗いも行列でしたので、その辺りも含めて到着時間を考えておいた方がいいと思いました。

テイスティング対策として練習したのは、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、カベルネソーヴィニヨン、シラー、ピノノワールの6種です。

初心者の私がむやみにブドウ品種を増やして練習するのは、混乱すると思ったからです。これら以外の品種はなんとか近い品種に寄せてコメントを合わせようと思っていました。小瓶作戦で家で練習し、松岡様のセミナーには全て参加させていただきました。←ありがとうございます。

白ワイン1
外観はやや淡く、粘性やや強め?香りは全く知らない香り。ちょっと混乱、焦ります。けれど、ソーヴィニヨンブランのような青さはない。白いお花系なような甘い気もするが、それほど強い訳でもなく。樽は強く感じないけど、このよくわからない香りが樽香なのか?わかりづらい樽香なのかな?と悩みつつ、とりあえずリースリングと予想。
味わいはアタックはそこまで強くはない。酸味より甘味のほうが強く感じる。もしこれがリースリングだともっと酸味があるはず?とりあえず何となくリースリングでコメント取りつつも、シャルドネも捨てきれず、後でまた戻ろうと思い赤ワインんへ。

赤ワインは、赤2に比べると赤3の方が明るい色調。そこまで成熟感がある訳ではないけど、しっかりしてる感じ。ふたつとも粘性も強め。カベルネソーヴィニヨン、シラーだといいなと。

赤ワイン2
色んな香りがする。黒い果実系。森の中や鉛筆のような黒い芯っぽさがあるような気がする。CSと予想しながら味わいへ。味わいもアタックもしっかり。タンニンもしっかり。果実味や酸味もちゃんと感じられるけれど、新世界ほどのガツンとしたボリュームはない気がする。どこか上品に感じフランスのカベルネソーヴィニヨンと答えました

赤ワイン3
こちらも香りは黒い果実系。さっきのよりドライフルーツっぽい熟した感じや、血液や野生感もある気がする。シラーかな?味わいもしっかり。タンニンもしっかり感じるけど、今まで飲んできたシラーに比べるとギシギシ感は少なく優しい気がする。CSと似た感じするけど、赤2ではあまり感じなかった野性味をこの赤3から感じるのでシラーなのか?と悩む。けど、シラーにするにはいまいち決め手に欠けるものの、私の知ってる中ではシラーしか出てこなかったので、フランスのシラーと決めてコメントを埋めました。

リキュールは元々捨てるつもりでした。知ってるのが出てきたらいいなぁと思いながらリキュールへ。

リキュール1
選択肢に梅酒がある。色は梅酒にそっくりだけどまさかそんなわかりやすいはずないかと思ってテイスティング。そのまさかの梅酒でした。

リキュール2
無色。選択肢見てもどれも知ってるものだから、飲んだらわかるはずと思いテイスティング。すぐにこれはジンしかないと思いました。リキュールはラッキーでした。

これで、もう一回!と意気込んで白ワインに戻りました。

白ワイン1
香りの印象は変わらず。華やかな気がするけど、すんなりリースリングにするには知らない香り。このよくわからない香りがやっぱりシャルドネの樽?とまたひたすら悩みました。リースリングとシャルドネに共通するコメントを選びつつ、最終的にはシャルドネと決断。
ここで、知らない品種では?と疑っていればもう少し冷静に目の前のワインと向き合えたのでは。と振り返りながら今反省しています。
新世界のシャルドネならこんなに悩まず、樽香プンプンの果実味たっぷりのはずと思い、最終的にはフランスのシャルドネとしました。

ここで残り5分少し。

もう白は諦めて解答を見直しつつ、赤の香りをもう一回確認しつつ、少し手直しをしていると終了となりました。

そして、当日の発表を見てがっくりでした。

アリゴテ…飲んだことありませんでした。お手上げです。

ソーヴィニヨンブランや甲州のようなすっきり爽やか系に分類されるされるはずなのに、リースリング、シャルドネを疑っていました。味わいに関しても酸味が強くあるようには感じず…。

自分の勉強不足を痛感しました。テンプラニーリョは練習からは外していました。初心者である自分にとって選択肢が増えることは、悩んでしまう原因になると思っていたからです。だから、上記の赤白3種ずつで練習していました。→正しいです。

なので、ブドウ品種は外したけれど赤3に関しては違和感を感じたという点では合格点と言い聞かせたいです。赤2は品種は当たったものの、生産国で冷涼と温暖を取り違えてしまいました。ここも勉強不足で経験不足でした。
→こちらの報告を読んだ限りでは、余裕ではなくともなんとか二次を突破できると思えるのですが。赤2のコメントですかねぇ…。白1はフランス・シャルドネでOK、赤3もテンプラニーリョをあきらめたならフランス・シラーもありです。マークミスじゃないかとさえ思います。

今回、初めてテイスティングについて勉強しましたが、松岡様が当初からおっしゃっていた「酸とアルコールのボリューム感」がいかに大切かということを学びました。

また、飲んだワインを自分の言葉で表現することがいかに大切か、理解するのが遅かったです。早い段階でそうおっしゃっていたにも関わらず、しばらくはあまり意識せずに飲んでいました。

セミナーに参加していても、松岡様がおっしゃっていたコメントと自分の思ったことが違う部分も多く、その判断基準が自分の中で確立できていなかったんだと思います。今までただ楽しく飲んでいたワインを、自分の言葉で表現するのは、私にとってはとても苦痛でした。ですが、この作業が自分の判断基準を作る近道なんだと、今になってわかった気がします。

「千里の道も一歩から」です。

先月、誕生日に友人からもらったテイスティングノートに、またこれから自分なりにもコメントを書いて、来年に向けて頑張りたいです。

結果は、晴れてソムリエ合格とはなりませんでしたが、これまでこのこーざでワインのことだけではなく、松岡様の経験やサービスについての考えなどもとても勉強になりました。個人的にはおしぼりのお話がとても興味深かったです。そして、それまであまり気にして留めていませんでしたが、あの回を読んで以来すぐにおしぼりを下げるようになりました。それが正解か不正解かはお客様の感性にもよるのでしょうが、それがまたサービス業の醍醐味なんだと考えるようにもなりました→どちらが正解というわけではありませんからね。お客様のために、お店のために考えることが大切です。

挙げれば色々とあるのですが、何はともあれ本当に感謝しております。このこーざに出会えていなければそもそも一次試験通過もできなかったと思います。そして、ワインにもっと興味が湧き、今まで以上に好きになりました。今年、ここで出会えたことに感謝しております。ありがとうございました。

また一年ワインと向き合う時間ができたと思って、来年こそ良いご報告ができるようにがんばります!
→おっしゃる通りです。今は辛いですが、ある意味チャンスなんです。一年後、今年合格した人以上の何かを掴めば、今年合格出来なかった方が良かったとすら思えるかもしれません。

本日、ソムリエ呼称2次試験、無事?通過いたしました!本当にありがとうございます!松岡さんのマニュアルを最後までお守り代わりに信じて本当に良かったです。→ひとまず、おめでとうございます。

ティスティングの報告です。

白ワイン1
解答:リースリング、ドイツ 2017

外観;レモンイエロー、粘性は軽め、冷涼地をイメージ
香り:やや華やかな柑橘系およびお花っぽさ。青さは感じず、リースリング系?をイメージ。dでもぺトロール香は感じず。
味わい:非常にしっかりとした酸味。トロピカルでもなく樽も感じない。飲んだことがない?シャルドネのバランス感も感じない。→テイスティングとしては完璧です。

主要品種以外と感じましたが、まずは冷涼地区のはなやか系品種のコメントをとりつつも、冒険する余裕は全くなく、勝手にぺトロール香のしない冷涼地リースリングと決めてしまう。

赤ワイン2
解答:サンジョベーゼ イタリア 2016

外観:濃い系で粘性強い。カベルネ、シラーをイメージ。
香り:熟したベリーを感じつつも少し乾いた系の香り?サンジョヴェーゼ?カベルネ?
味わい:程より酸味、果実味は濃い系としてはそれほど感じなかった。残糖感も弱い?タンニンはまあまあ?
新世界のカベルネならもっと豊かなニュアンスがあるはず?シラーほど尖った味わいも感じない。程よい酸味と果実味、タンニンのバランス。なんだろう?とにかく濃い系のコメントをとりつつ最後まで品種は迷ったまま。

カベルネ??でも、ややトマトのようなさわやかな酸味が妙にひっかかる。サンジョヴェーゼ??結局、第一印象で、少し熟成感のあるサンジョベーゼに決める。

赤ワイン3
ピノノワール フランス 2016

外観:照明のせいか明らかに明るく、淡い印象。ピノノワール系をイメージ。
香り:華やかさは感じず、落ち着いたやや明るめのチャーミングなベリー系の香り??ピノワールかガメイに間違いない!(←ブドウ品種を先に決めつけてしまったのが大きな間違いでした)→チャーミングな印象を意識する以上に赤果実系なのか黒果実系なのか、そこを判断しなければなりません。

味わい:タンニン柔らかめ、ほんのり樽??、酸味も穏やか。全体の印象もエレガントさを感じる。やはりピノノワール!!完全にピノノワールでコメントを取りました。果実味はスマートな印象でしかもやや樽熟成したミディアムボディ系のフランス、ピノノワールに決めてしまいました。(←熟慮が足りず暴走しました)

リキュール類
梅酒、ジン

ご覧の通り、リキュール以外は全滅でした。当日夕方のテイスティングアイテム発表をみて泣きそうになり、また10/18の合格発表を見る前の配点基準の「ブドウ品種12%」をみてさらに泣きそうになりました。…が、無事合格できており、驚愕しました!!

あと私事ではありますが、試験当時(今でもですが)蓄膿症を患っており薬で治療中でした。当日も嗅覚は鈍ったまま。なんとか外観と味わいで勝負し、最後は松岡さんのマニュアル通りにまとめました。

ティスティングは、松岡さんのおっしゃる通り、ブドウ品種を当てにいくのではなく、目の前のワインときちんと向き合うことであると、今回の2次試験を終えて身をもって痛感しました。本当にありがとうございます!

残る3次試験も気を引き締めて取り組みたいと思います。最後までどうぞよろしくお願いいたします。

東京会場:目黒雅叙園

この度、二次試験を通過いたしましたので、ご報告申し上げます。→ひとまず、おめでとうございます。

ソムリエ試験を受験しようと思ったきっかけ

6月の中旬ごろ、たまたまこーざを知り、「独学でソムリエ合格」という言葉に興味を持ちました。時を同じくして、久しぶりに会った親友がsake diplomaを受験するということで、友人にソムリエ取得を勧められ、締め切り当日に出願しました。

まず、「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法」 著:河野 玄斗

こちらの本を読んで、勉強のコツをざっくり理解しました。

本格的に勉強を始めたのは7月に入ってからでした。こーざで出た要点をA4用紙一枚に地図を書きながらまとめるようにし、それを踏まえてこーざで併記されている過去問と、試験問題に慣れる意味で「ワイン受験.com」も解いて、足りない情報を補完していきました。→7月スタートとはすごい!オススメはしませんが。

スタートが遅かったので一次試験は受験期間最後の2日間に設定しました。こちらで報告される出題傾向を踏まえて復習し、試験前一週間には市販の過去問集「覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集 2019年度版:CBT方式に勝つ! 受験のプロが分析した出題実績◎の1000問」を解きました。

この本の素晴らしいところは、左ページに問題、右ページに解答と解説があるため、設問ごとに解答をチェックできるのと、誤っている選択肢にも解説がつけられていることです。実際にこの中から似たような問題が出ていました。そして、私は1回目の受験で合格でした。

二次試験は東京の目黒雅叙園での受験でした。
会場は、ワインを適温に保つためか、空調が低めの温度で設定されていたようで寒かったです。
上着を一枚持参していて正解でした。

二次のテイスティング

白ワイン1
フランス シャルドネ(樽なしシャブリ)
赤ワイン2
イタリア サンジョヴェーゼ
赤ワイン3
フランス ピノノワール
と解答しました。

赤ワイン3のテンプラニーリョの色調がとても明るかったのと、甘い香りを感じなかったのでフランス・ピノになってしまいました。スペイン料理レストラン勤務なのに、テンプラニーリョが取れず、銘柄が発表された後はずっと落ち込んでいました。→たしかに。ただ、このテンプラニーリョは難しかったですねぇ。リオハのわかりやすいタイプではなかったのでしょう。

リキュール類に関しましては、逆に簡単すぎて拍子抜けしてしまいました。まさか梅酒が出るとは思いませんでした…。

テイスティング対策は、購入させていただいたマニュアルをさらに覚えやすいように自分なりに簡略化しました。また、今回はマニュアルでなんとか乗り切れましたが、きちんと嗅覚で区別をつけられるようになるまで訓練がまだまだ必要だと感じました。

まだまだ三次試験が残っています。今後も勉強させていただきます。よろしくお願いいたします。

東京会場:目黒雅叙園

土壇場でのマニュアルの申し込みと、直前の東京セミナーでお世話になりました。2次試験の感想、遅くなりましたがお送りいたします。

職場が五反田で、目黒にも店舗があるのですがこんなに大きなホテルがあるなんて知りませんでした!
30分前には到着し、先にお手洗いを済ませましたが女性用のお手洗いは長蛇の列でした。女性の方は時間に余裕をもって到着することをお勧めします。
部屋割りが書かれているホワイトボードの前には沢山の人、人。自分の番号と部屋名を確認しましたがなかなか見つからず苦労しました。

雅叙園ホテルの場合は会場も二階と三階に別れているのでそこまで確認が必要でした。

当日とても緊張していたのですが、ホテルに着くなり急に足首が痛みだし…筋を違えたのかも。アンバランスに歩いていましたが、このお陰で緊張は無くなりました。笑
さて、部屋入りオリエンテーションが始まります。

外観を見ながらそれぞれしっかりイメージします。赤ワイン2つがどちらも濃い系の色合いで、しっかり確認しないとなぁと思っておりました。

白ワイン1

外観はレモンイエロー?イエローに近いかんじか?粘性もまずまず。香りは…フレッシュな感じもするけど洋梨みたいな香りもするなぁ…。シャルドネ かリースリング?
白ワインのテイスティングに苦手意識があり、とりあえず確実に自分が感じたコメントだけを選び、ひとまず赤ワインに進みました。

赤ワイン2
赤3と外観が似ていたので傾けてみる。こっちの方がやや濃い目か?下の文字が見えそうで見えない。カベルネ かシラーならいいなぁと思いながら香りを…。黒い果実の香りとすこし土っぽいようなものを感じました。樽も効いてるかな。味ってみるとどしっとシッカリ。温暖な地域を想像しました。お店で出していたシラーズに味わいが似ていたのでシラーズに。
解答:オーストラリア シラーズ

正解:アメリカ カベルネソーヴィニヨン

赤ワイン3

これすごく迷った…。ほんのちょっとオレンジ感もあるような感じで粘性も割とある。色も濃いから暖かい所のカベルネ、シラーズをこちらも頭に入れながら香りに。ん?想像してた香りじゃないな。←これ、悩みますよねぇ。ちょっと枯れてる感じというか、熟成されてるのか?味わいも見た目ほどはタンニンがなくまろやかな感じ。→でも、ちゃんと感じていらっしゃいます。

松岡様のこーざで違和感を感じたら…のくだりを思い出し、テンプラとネッビオーロで迷いました。迷いに迷ってネッビオーロに。→タンニンがなくと感じたなら。でも、OKです。
解答:イタリア ネッビオーロ

正解:スペイン テンプラニーリョ

白ワイン1
さて白ワインに戻ろう。香りが開いてきたことを願いながら香りをとる。
ん?樽!

樽を感じたらシャルドネ と決めていたのでシャルドネ に寄せてコメントを埋めましたが、どうしてもシャルドネ とは思えず、(厚みや余韻がシャルドネ よりしつこくなかった…笑)でも冒険はしないと決めていたので、寒い地域に!→この解答、完璧です。自分のルールを順守し、違和感を感じつつ、わからないながらもなんとか寄せたことが。
解答:フランス シャルドネ
正解:フランス アリゴテ

アリゴテ …飲んだことないよ…こんな味わいなのかー。となりました。飲んだことないのを飲めたから良かったかな…とポジティブに捉えました。

リキュール類
梅酒とジンはどちらも正解。ジンですこしホワイトラムと迷ってしまいましたが、ジンを使ったカクテルを想像し、やっぱりジンだ!となりました。

最後コメント数を確認して終了。(多くマークしているものがあり、危な!!!)

銘柄発表をみてブドウ品種全外しを知る。ガタガタと動揺しながら、そんなに大きく方向のズレたコメントはしてないはず!と願いました。白①がとても不安でしたが…。→はい。ずれてないです。フランス・シャルドネでOK。

先日合格発表で自分の名前を確認し、やったー!となりました。ブドウ品種全外しなのに…しかも品種の配点が去年より上がってるのによく受かったな…と。→よかったですね。ひとまず、おめでとうございます。

独学でテイスティングするのはとても大変だったため、単発のテイスティングセミナーに4回ほど足を運んだり、職場の人にテイスティングを協力してもらったり、ワインショップでテイスティングをさせて頂いたり。できることを試み、自分の判断基準とソムリエ協会の求める判断基準を合わせていきました。

また、店でワインを飲むたびにイメージし、ウェブに載っているテイスティングコメントを見てふむふむこれがアニス?これがすいかずらか?など学ぶのはとても疲れましたが楽しかったです。

松岡様の直前のセミナー、マニュアルが大変役に立ちました。移動中は必ずマニュアルを読みイメージトレーニングし、模範解答を眺めました。本当にありがとうございます。

論述のケソマンチェゴでやられてしまい、三次はとても不安ですが、むしろここから!という気持ちで怠らずに積み重ねて経験を積んでいこうと思います
長文失礼しました。本当にありがとうございました!!
お世話になっております。

おかげさまで無事2次突破できました!ありがとうございます!!→ひとまず、おめでとうございます。

試験勉強は松岡さんの講座で勧めていただいたブドウの品種特性とテイスティングの本を読み、マニュアルをひたすら繰り返しやりました。わからないものをただただ覚えるのは苦手なので、見たことのない、イメージのつきにくい香りの表現は画像を調べて自分なりにイメージして解釈するなどしました。→ステキです。

テイスティング対策はハーフボトルのワイン飲み比べセットをネットで購入し、赤白合わせて18種類を10日ほどかけて毎日テイスティング(←ワインの発注が遅くて結局到着したのがテスト前2週間切ってた…)。前半白、後半赤、まずはワイン一つ一つを自分なりの印象で表現してみて、書いては飲んでを繰り返す。よくわからないものは、特徴が分かりやすいものに比べてどう違うかで覚えていきました。残り2日間は赤白両方ひたすらブラインドテイスティング。マークシート用紙を片手に、実際の試験のようにコメントを埋めながらテイスティングを行なってました。

未だにブドウの特徴がわかるようになったとは思っていません。ただ、どういった状況でテイスティングをすれば自分が一番集中して香りが取れるかはつかむことができたと思ってます。→なるほど。

試験当日はできるだけまっさらの状態で臨むため、松岡さんがおっしゃっていた通り、ワインの香りは取らないようにしました。テイスティングをしてコメントを埋めるイメージトレーニングを試験時間ギリギリまでひたすらしていました。笑

会場はそこまで寒くなかったと感じています。100人以上の方が同じ部屋で受験していました。会場入りし、席に着いてすぐ並べてあるグラスを凝視し、精神統一。

白ワイン1
むむ?ちょっと冷たいな…。ん〜柑橘系?花っぽい?ふわっと香るな〜。なんだろう…ペトロール香はしないな…青さもない…。外観のコメントを埋めながら温度が上がるのを待つ。樽だ!!!シャルドネのコメントで一気に埋める。
解答→フランス シャルドネ 2016

赤ワイン2
赤黒い。鉛筆の芯のような香りがするな。カベルネか?力強いタンニンを感じるけど、果実味もしっかりしてる。新世界か?解答→アメリカ カベルネソーヴィニヨン 2016

赤ワイン3
紫がかってる…どちらかというと赤っぽい?濃い印象はあったけどよくよく見たら文字透けて見える?少し混乱しましたが、なんとなく特徴が掴みづらかったところと、自分の知ってる田舎っぽいカベルネ感を感じたのでテンプラニーリョで解答。メルロは無視して準備していたので解答にメルロは選ばないと決めていました。
解答→2014  スペイン テンプラニーリョ

リキュール類1
やや淡い琥珀色、独特な甘味と、普段からストレートやロックで飲んでいたのですぐわかりました。
選択肢: アマレット、梅酒、サザンカンフォート、マラスキーノ
サザンカンフォートとマラスキーノは飲んだことありませんでしたが、特徴を覚えていたので消去法ですぐ消えました。
解答→梅酒

リキュール2
無色透明。特有の華やかな香り。ジントニックがポッと思い浮かびました。
選択肢: ウォッカ、ホワイトラム、テキーラ、ジン
解答→ジン

今回の試験対策を通して得たものは私の中でかなり大きいです。お力添え本当にありがとうございます。まだ3次試験がありますので、最後までやり切ります!!

あともう少し続けます。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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 - ◆試験を終えて