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フランスワイン概論<E>「一つ目の山を登り終えました。」

2024/03/12
 
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第43回

東日本大震災から13年になりました。ここ数日、再びニュースなどでも特集されていますが、いまだに地元に戻れず、不自由な生活を強いられている方がいる一方で、原発をはじめとするさまざまな問題が山積みとなっています。→除染が終わって戻れるようになった場所はわずか8%との報道もありました。恐ろしく長い道のりです。

震災当時、私は東京で料理人として働いていました。今まで感じたことのない強い揺れに驚き、慌てて火を消して外に出たのを覚えています。外では電柱がまるで釣り竿のように左右にしなり、古い家屋はその形を菱形に変えながら揺れていました。

幸い東京はそれ以上ひどくなることはありませんでしたが、安心したのも束の間、震源地を聞いて驚きました。当時の後輩の2人が仙台・福島の出身だったからです。テレビで流れる津波による凄惨な映像。2人の実家にはいっこうに連絡がつかない。突然の状況に、現実ではないかのような感覚を覚えました。ただただ何かできないかと考え、スタッフで協力して一日中2人の親族の安否確認をしたのを覚えています。

翌日なんとか連絡がつき、2人の家族の無事が確認できました。
仙台に住む後輩のご家族の家は、橋一本分の距離が違ったら津波に巻き込まれていたそうです。
また、当時お店を退職していた福島出身の先輩も、家の目前まで水で埋まったと話していました。

若き日の阪神大震災の時と違い、あまりに身近で起きたことに心が不安定になり、自分は東京でただ仕事をしていてよいのかと思い続けていたことを思い出します。結局自分にできたのは毎日の仕事にしっかり向き合うことと、少々の義援金ぐらいのものでしたが。
自らの無力を痛感した出来事です。

10年以上が過ぎ、日に日に薄れていく復興への意識。強く生きている被災者の方に今の私ができることは何か、これからも問い続けたいと思います。

最後になりますが、犠牲になられた方々に対し、深くお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に、一日も早く心から安心して生活できる日が戻ることを心よりお祈りいたします。

ちなみに仙台出身の後輩はその後イタリアに行き、今は立派なシェフとして活躍しています。

ーーー

さて、今日でひとまずフランスを終えることにします。まだまだ道半ばとはいえ、ここまでの道のりも平坦ではありませんでした。あれだけ苦労したボルドーの格付けも半分以上忘れてしまったという方も多いのではないでしょうか。

一次試験対策を登山に例えると、今は三合目を超えたくらいです。まだまだ山頂は見えませんが、けっこう登ったとも言えます。→一次試験対策はあと70回ほど続きます。

大きな山に登ろうと”思うこと”は誰でもできるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出せるかどうか、そこが最初の大きなわかれ目です。

山を登り始めて間もなく、足が痛くなったり、慣れないせいかすぐに疲れてしまいます。ここであきらめる人も多いでしょう。人間の弱い部分が出てしまいます。ソムリエ試験対策は山登りのように来た道を引き返す必要がなく、その場ですぐにあきらめる事ができるのでなおさらです。

山登りは一歩、一歩着実に進むことで頂上にたどり着きます。ソムリエ試験対策も同じです。近道や必殺技も存在するのかもしれませんが、私は知りません。であれば、一歩一歩ゆっくりとでも登り続けるしかないと思うのです。山を登っている最中は辛いものです。時には道を間違えることもあるでしょう。なかなか山の頂は姿を現しません。一瞬見えても遥か彼方にあります。

それでも目の前の道は頂上(合格)に続いています。

大丈夫です。道案内はお任せください。あとはしっかりとついてきて欲しいと思います。あきらめず、山頂まで登り切りましょう。

まだ本気モードで試験対策を始めていない方、そろそろ決意の時期です。ソムリエ試験は大学受験とは違い、定員が決まっているわけではありません。ある一定の基準をクリアすれば皆合格です。

今から本気になればまだぜんぜん間に合います。

 

※表紙はサヴォア側から見たモンブランです。

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。 疲れているのは皆同じです!

↓一歩一歩進んでいる人もいれば、その場で立ち止まっている人もいます。人生においてその差は膨大です。
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フランスワイン概論 <E>

 

今は暗記するというよりも理解するためにさらっと教本に目を通しましょう。そして、一通り一次試験対策を終えた後、ある程度傾向をつかんでから一気に暗記することをお勧めします。ただ、CBT方式以降それほど出題が見られないので、さらっと理解するだけで良いかもしれません。

目次

 

A フランスワインの歴史

教本に記載されたフランスワインの歴史には目を通しておきましょう。その際、下記を意識して理解してみてください。

・どのような流れでフランスにブドウ栽培、ワイン造りが広がったのか
・ベネディクト派、シトー派からロマネ・コンティまで
・フランス革命以降
・フィロキセラなどの病虫害被害とその対策<1>
・AOC法の制定

B フランスの主要ブドウ品種

白ブドウ・黒ブドウともに生産量トップ3は確認しておきましょう。また、主要品種のシノニムは要注意です。

白ブドウ
③ ユニ・ブラン=サンテミリオン(デ・シャラント)<1>
⑤ シャルドネ=オーベーヌ=ガメイ・ブラン=ムロン・ダルボア=ボーノワ=ムロン・ブラン
⑥ ソーヴィニョン・ブラン=ブラン・ヒュメ

黒ブドウ
① メルロ<1>
② グルナッシュ
④ シラー=セリーヌ

C フランスのワイン法

・1935年 AOC法制定<3:INAO<1>によって管理されています。(INAO=Institut National des Appellations d’Origine)

・2008年 EUの新しいワイン法により、AOCがAOP(Appellation d’Origine Protegee)として登録される。

・地理的表示のあるワイン:AOC(Appellation d’Origine Controlee<1>、IGP(Indication Geographique Protegeeの略)<1>です。←書けなくてもよいので選択できるように。

 

D AOC別ブドウ栽培面積と生産量

フランス各地方のAOC別ブドウ栽培面積と生産量を比べてみました。あくまでイメージですが、役立つことがあるように思います。

AOCアルザスの約15000ヘクタール/約100万ヘクトリットルを基準に比べてみます。

地方 栽培面積 生産量
ボルドー  7倍  4.5倍
ブルゴーニュ(ボージョレ含む)  3倍 2.5倍
シャンパーニュ  2倍  2倍
ロワール  3倍  2.5倍
ローヌ渓谷  4倍  2.5倍
アルザス  15000ha 強  100万hl 弱
ジュラ・サヴォア  1/4  1/5
プロヴァンス・コルス 2倍  1.5倍
ラングドック・ルーシヨン  3倍

 13倍 全
<1>
※AOC以外も含めると圧倒的です

 1.5倍

 12倍 全

シュッド・ウエスト  2倍弱

3.5倍 全

 1倍

3.5倍 全

※感覚的にとらえてください。このまま出題されることはないでしょうが、なんとなく大きさや生産量のイメージが頭の片隅にあればいいんです。ラングドックとシュッド・ウエストは全体とAOCのみの差が大きいので、全体の比率も記載しました。

E プリムールについて

しばらく出題されていなかったのですが、近年また出題が見られます。

ひとまず一覧を。

・Beaujolais 赤・ロゼ
・Beaujolais+コミューン名 赤・ロゼ
・Beaujolais Village 赤・ロゼ
ーー
・Coteaux Bourguignons 白<1>
・Bourgogne Aligote 白
・Macon 白・ロゼ
・Macon+コミューン名 白
・Macon Village 白<1>
ーー
・Cotes du Rhone 赤・ロゼ
・Ventoux 赤・・ロゼ
ーー
・Touraine 赤・ロゼ→赤はガメイのみ
・Rose d’Anjou ロゼ
・Cabernet d’Anjou ロゼ
・Saumur ロゼ
Anjou Gammy 赤<3>
・Muscadet 白
・Coteaux du Lyonnais 赤・白・ロゼ
・Gaillac 白・赤→赤はガメイのみ
・Languedoc 赤・ロゼ
・Cotes du Roussillon 赤・白・ロゼ

どのように整理するのか悩むところですが…。
Beaujolaisの記載があれば白はない。(全てロゼのみ)

上記とは反対に
Bourgogne(Bourguignons)またはMaconとあれば白ワインのみ<2>が認められる。ただ、非常に残念なことに単独のAOC Maconのみの場合(Maconなんとかではないもの)ロゼも認められてしまいます。

・コート・デュ・ローヌ地方はCotes du Rhoneは白なし。他は赤・白・ロゼ全て可。

・ロワール地方は基本白は認められない(ミュスカデは白しかないので出題されません)。赤はガメイのみ。ロゼのAOCはロゼしかないのでパスして、Touraine(赤・ロゼ)、Anjou Gamay(赤のみ)。

見方を変えて、
・Touraine、Cotes du Rhone、Languedoc とBeaujolais系はロゼ

・Anjou Gamayが唯一赤のみが認められています。<1>

・Ventoux、Coteaux du Lyonnais、Cotes du Roussillonの3つが赤・白・ロゼ全て可。<1>

・Gaillacは赤(ガメイ)と白。

ここはさらっと流して、試験前に思いっきり暗記するのも手かもしれません。それでも今、どんな問題が出題されてきたかを見てみましょう。

 

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
フランスで最も栽培面積の広いワイン用ブドウ品種を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.  Ugni Blanc
2.  Chardonnay
3.  Serine
4.  Merlot

【過去問】
ボルドー地方およびブルゴーニュ地方にブドウがもたらされた時期として正しいものを 1 つ選んでください。

1. 紀元 1 世紀
2. 紀元 2 世紀
3. 紀元 3 世紀
4. 紀元 4 世紀

【過去問】
フランス政府が原産地統制名称(A.O.C.)法を制定した年を 1 つ選んでください。

1. 1855 年
2. 1863 年
3. 1935 年
4. 1945 年

【過去問】
フランスのワイン用ブドウ品種の中から栽培面積が最も大きい黒ブドウ品種を 1つ選んでください。

1. Syrah
2. Cabernet Sauvignon
3. Grenache
4. Merlot

【過去問】
フランス北部ベネディクト派修道院で 1510 年に生まれたリキュールを 1 つ選んでください。

1. Suze
2. Chartreuse
3. Anises
4. Benedictine

【解説】
ワイン概論に分類されるかもしれません。知らなくても、ベネディクト派修道院と言ってますので…。

【過去問】
19 世紀に入りフランスワインが隆盛に向かうきっかけとなった歴史的事項を 1つ選んでください。

1. フランス革命
2. 原産地統制名称(A.O.C.)の制定
3. アキテーヌ公妃アリエノールと英国王の結婚
4. 産業革命

【解説】
19世紀というところで、ほとんど絞られると思うのですが…。

【過去問】
2009年ヴィンテージ以降のフランスの品質分類において、ヴァン・ド・ペイにかわる等級の略称を1つ選んでください。

1. I.G.T.
2. I.N.A.O.
3. I.G.P.
4. I.S.O.

【解説】
ProtegeeでAOPと同じく末尾が”P”です。

【過去問】
次のA.O.C.の中からフランスの新酒Vin de Primeurの規定で、赤・ロゼ・白の生産が認められているものを1つ選んでください。

1. Beaujolais
2. Bourgogne
3. Macon
4. Cotes du Roussillon

【過去問】
フランスでは19世紀後半に3度にわたるぶどうの病禍に見舞われたが、次の中からフィロキセラの被害を受けた時期を1つ選んでください。

1. 1851年~19世紀にかけて
2. 1855年~19世紀にかけて
3. 1863年~19世紀にかけて
4. 1874年~19世紀にかけて

【解説】
”いやなむしさん(1863)、フィロキセラ”。結構覚えやすいゴロ合わせです。

【過去問】
次の中からフランスのシャンパーニュ、ブルゴーニュ、ロワール川上流地域の気候に共通するものを1つ選んでください。

1. 海洋性気候
2. 高山性気候
3. 地中海性気候
4. 大陸性気候

【過去問】
次の中から、フランスの原産地統制名称ワイン(A.O.C.)の記載義務事項を1つ選んでください。

1. ぶどう園の所有者の住所
2. ぶどう園で瓶詰めされたことを示す記載
3. 瓶詰め元の名前と住所
4. ヴィンテージの記載

【解説】
瓶詰め元の名前と住所は記載義務であり、反対に畑名や醸造者、ヴィンテージなどは任意記載事項です。

【過去問】
次のフランスのワイン用黒ぶどう品種の中から、栽培面積がフランス全体で最も多いものを1つ選んでください。

1. Merlot
2. Cabernet Sauvignon
3. Cabernet Franc
4. Malbec

【過去問】
次のフランスの歴史に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。

1. ぶどうはメソポタミアからエジプト人、フェニキア人、ギリシャ人、ローマ人の手を経て、現在のマルセイユにもたらされた。
2. ぶどう栽培とワイン造りは、紀元1世紀にはローヌ川流域、その後、ブルゴーニュ、ボルドー、ロワール、シャンパーニュへと広がっていった。
3. 19世紀後半に、ウドンコ病、フィロキセラ、晩腐病と3度にわたるぶどうの病禍に見舞われた。
4. ガラス瓶とコルクの利用法が発見され、ワインの流通は拡大されていった。

【解説】
一見難解に見えますが、よく読んでみると明らかな間違いがあることに気づくでしょう。晩腐病とは日本のように雨が多く、湿度が高い地域で見られる病気です。

【過去問】
次の中からフランスワインの歴史の中で、イギリスや北欧にワインが輸出されるようになった世紀に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 12 世紀
2. 13 世紀
3. 14 世紀
4. 15 世紀

【解説】
ボルドーの歴史のところをしっかりお読みになられた方はなんとなくイメージできますよね。

【過去問】
次の中からフランスで最も栽培面積が大きい白ぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Chardonnay
2. Ugni Blanc
3. Sauvignon Blanc
4. Colombard

【過去問】
フランスでは19世紀半ばから後半にかけて、ぶどうの病禍に見舞われたが、次の中から1878年~1880年頃にかけて流行った病禍を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ウドンコ病
2. 晩腐病
3. ベト病
4. フィロキセラ

【過去問】
次の中からフランスワインの法律に基づく品質等級で A.O.C.のラベルに表示が義務づけられていないものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 原産地名称
2. ヴィンテージ
3. アルコール度
4. 瓶詰め元の名前と住所

【過去問】
次の1~4の文章の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. フランスで最も北に位置するA.O.C.ワイン生産地域はアルザス地方である。
2. ボルドー地方のワインでは畑名のA.O.C.ワイン規定はない。
3. ボルドー地方で最も多く生産されている黒ぶどう品種はCabernet Sauvingnon である。
4. Chateau Pichon-Longueville Comtesse de Lalande のセカンドワインはLes Tourelles de Longuevilleである。

【過去問】
次の1~4 の中から年代が最も古いものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Chateau Mouton Rothschildが第一級格付に昇格した。
2. A.O.V.D.Q.S.ワインの規定が法的に確立された。
3. Martinique がA.O.C.に認定された。
4. Beaujolais Primeur が法的に確立された。

【解説】
これは難しいですね。できなくてもよいですが、少なくとも3.が一番新しくて、1.が1973年であることはわかりますか?であれば、あとは残った選択肢二つを見て考えるのですが…。
2.は1949年、4.は1967年です。

【過去問】
次の1~5 の文章の中から最も数字が大きいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Champagne のCru100%と呼ばれる畑の数。
2. Chablis Grand Cru を名乗れる畑の数。
3. Vin Jaune の木樽熟成義務の年数。
4. Languedoc-Roussillon を形成する県の数。
5. Alsace Grand Cru のlieux-dits の数。

【過去問】
次の 1-4 のフランスワインに関する文章の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Chambertin は Chambertin-Clos-de-Beze を名乗り販売ができる。
2. Rose des Riceys は Pinot Meunier を 100% 使用しなくてはならない。
3. Champagne のグランクリュ Cramant は Montagne de Reims 地区に属している。
4. Crus Beaujolais で最も生産量が多いのは、Brouillyである。

【過去問】
次の 1-4 の A.O.C. ワインの中から Vin de Primeurとして販売が認められていないものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Bordeaux
2. Bourgogne Aligote
3. Macon-Villages
4. Cabernet d’Anjou

【過去問】
次の1~5 のワインの中から赤ワインだけが認められているA.O.C.ワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Cotes du Frontonnais
2. Gigondas
3. Les Baux de Provence
4. Pecharmant
5. Saint-Chinian

【過去問】
次の中から Melon d’Arboisと呼ばれるぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Riesling
2. Ugni Blanc
3. Aligote
4. Chardonnay

【過去問】
次の記述について正しい場合は1.を、誤っている場合は2.を選んでください。

「フランスで最も栽培面積が広い黒ぶどう品種はGrenacheであり、白ぶどうはUgni Blancである。」

1. 正   2. 誤

【過去問】
次の中から、フランスの原産地統制名称ワイン(A.O.C.)の記載義務事項を1つ選んでください。

1. ぶどう園の所有者の住所
2. ぶどう園で瓶詰めされたことを示す記載
3. 瓶詰め元の名前と住所
4. ヴィンテージの記載

【過去問】
フランスでは19世紀半ばから後半にかけて、ぶどうの病禍に見舞われたが、次の中から1855年~1856年頃にかけて流行った病禍を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. ウドンコ病
2. 晩腐病
3. フィロキセラ
4. ベト病

【過去問】
次のフランスのワイン用ぶどうの別名の組み合わせの中から正しいものを1つ選んでください。

1. Aligote = Gros Plant
2. Cinsault = Tibouren
3. Rolle = Vermentino
4. Grenache Blanc = Bourboulenc

【解説】
主要品種のシノニムは一覧にまとめるとよいのですが、このように出会ったときに一つ一つ確認することも記憶の定着を助けます。

【過去問】
フランスで2番目に栽培面積の広いワイン用黒ぶどう品種を1つ選んでください。

1. Merlot
2. Grenache
3. Pinot Noir
4. Syrah

【解説】
こうして二番目が出題されます。

【シニア過去問】
次の中からフランスでVin de Primeurとして販売する際、ガメイ種のみで製造が認められているA.O.C.に該当するものを1つ選んでください。

1. Macon Superieur
2. Touraine
3. Coteaux du Lyonnais
4. Bourgogne Grand Ordinaire

引き続きCBT試験想定問題です。

CBT想定問題

↓想定問題の回では毎回同じ記述を添えております。ご存知の方は読み飛ばして下さい。
※これらの問題は2022年以前に受験された方々からいただいた出題情報をもとに、私が手直したものです。CBTという特性上、全く同じ問題という確証は取れませんので<想定問題>とさせていただきました。出題頻度が高いと予想される問題は複数回登場していますが、そこも確認だと思って目を通してみてください。また、先に進むほど最新の出題を意識したものになっております。
実際の試験では選択肢方式ですが、問題量も多いのですべてにはつけておりません。また各回の過去問と同じく解答はつけておりませんが、提供された情報から実際の試験で何を問う問題だったのかがわかっている問題は解答をつけました。
【答】マークの右横を選択、もしくはタップや長押し(スマホ・タブレットの方)をしていただくと解答が見れるように同系色の文字で記載してあります。「何が問われたか」という部分で参考にしてください。

時間のある人は復習をクリックで以前の記事をチェックできます。

【問題】
・フランスにおいて、栽培面積が最大のブドウ品種は?
・フランスにおいて、AOCが制定されたのは何年?
・AOCワイン生産量がボルドーに次いで第2位のワイン産地は?
【答】 コート・デュ・ローヌ
・フランスにおいて、最古のブドウ栽培・ワイン醸造が行われたとされる地域は?
【答】 プロヴァンス
・ヴァン・ド・プリムールにおいて、白だけが認められているAOCは?
・ヴァン・ド・プリムールにおいて、白・赤・ロゼ全てが認められているAOCは?
・スパークリングワインの残糖表示で12g/未満のものは?
復習
・単一畑を意味する用語を選べ?
復習
・AOCの正式名称は?
・地理的表示保護を意味する用語は?

・フランスにおいて、AOCが制定されたのは何年?
・ナポレオン生誕の地で有名なワイン産地は?
復習
・フランスのブドウ栽培の北限のワイン産地は?
・シュークルートやベックオフ、タルト・フランベなど食文化においてもドイツの影響が強いワイン産地は?
・Blanquette de Limouxの醸造法は?
復習
・フランスにおいて、栽培面積が最大の白ブドウ品種は?
・フランスにおける最大の河川は?

・フランスにおいて、フィロキセラの被害が始まったのは何年?
・フランス国内消費量第1位のクレマンは?
・フランスにおいて、ライン川を挟んでドイツと国境を接する地方は
・レコルタン・マニュピュランの説明で正しいものは?
復習
・フランスにおいて、AOCを管理している機関を選べ。
・フランス国内において最も消費されるクレマンを選べ。
【答】 Cremant d’Alsace
・ヴァン・ド・プリムールにおいて、赤だけが認められているAOCは?

・ヴァン・ド・プリムールにおいて、赤だけが認められているAOCは?
・フランスにおいて栽培面積が最大のワイン産地は?
【答】 ラングドック・ルーション ※AOCだけならボルドーです。

・ヴァン・ド・プリムールにおいて、白だけが認められているAOCは?
【答】 Coteaux Bourquiqnons
・フランスにおいて、AOCが制定されたのは何年?
・フランスにおいて、LimouxやGaillacに共通する製造方法を選べ。
→ちょっと変則的な問われ方ですね。復習復習

・次の選択肢から、ヴァン・ド・プリムールにおいて、白だけが認められているAOCを選べ。
[ Macon、Saumur、Gaillac、Macon Village ] ・ヴァン・ド・プリムールにおいて、赤だけが認められているAOCは?→1つだけでしたね。

ルドーです。注意しましょう。

ここは書物や教本を読んで、ある程度常識として知っておくべきこと、あとは練習問題や過去問などを通して、慣れることが大切だと思います。

フランスを終えひと段落です。お疲れ様でしたー!

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希





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