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ラングドック<D-2>「受験申込はお早めに」

2024/03/13
 
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第37回

本日3月1日は、2024年度 J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験出願の受付開始日です。
一次試験から受験される方は、なるべく早い出願をおすすめします。最新の教本が受験者に支給されるからです。

なるべく早く教本を受け取りましょう。

また、早いタイミングで申し込みをすることで、「自分がソムリエ試験を受験するということ」と「必ず合格するという思い」をしっかり意識することができます。ここからの勉強への集中力にも影響します。

 

※表紙の写真は1997年にユネスコの世界遺産に登録された城塞都市カルカッソンヌです。<3>

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!
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ラングドック <D-2>

 

【ポイント】
非常に広大な生産地で、見慣れないAOCがたくさんあります。地理的な理解は必要なさそうですが、私は地図を見て位置関係を確認しながら暗記しました。

1、選択肢のAOCがどの地方に属しているか?
2、AOCについて、どんなタイプ(赤白など)のワインが認められているか?
3、VDN、VdLについて
という感じでしょうか。

 

目次

 

A ラングドック・ルーションの概要

・典型的な地中海性気候→この恵まれた気候のおかげで有機栽培を実践している生産者が多く、フランスの1/3、全世界の7%に該当します。

・フランス最大のワイン産地であり、ラングドック・ルーション合わせてフランスワイン生産量の4割近くを占めます。AOCワインが急速に増えていますが、それでもIGPが70%を占め、それがフランス全IGPワインの80%に相当します。

・5つの県にまたがります。
ラングドック:エロー県、オード県、ガール県(AOCワインはほとんどコート・デュ・ローヌ)、ロゼール県(ほとんど畑がない)
ルーシヨン:ピレネー=オリエンタル県

B ラングドックの主要ブドウ品種

・白ブドウはグルナッシュ・ブラン、ブールブラン、ピクプール、マルサンヌ、クレレットなど。
・黒ブドウもグルナッシュ、ムールヴェードル、サンソー、カリニャン、シラーなど。
→ブドウ品種も全体的になんとなくでイイです。

 

C ラングドックのAOCについて

※なんとなく北から順に。余裕のある方だけ<県>も意識してみてください。<1>
モンペリエの西に広がる北側のエロー県の産地と、カルカッソンヌ周辺に広がる南側のオード県の産地に大きく分けられます。
◆白・赤・ロゼが認められているAOC
<エロー県>
Faugeres<1>
Saint Chinian<1>→後ろに何かがつくと赤のみになります。→こちらも細かく覚えなくてもいいと思います。なんかつけば赤で。
 ・Saint Chinian Berlou
 ・Saint Chinian Roquebrun
<エロー県・オード県>
Minervois<1>
<オード県>
Corbieres<1>

◆赤のみのAOC
<エロー県>
Terrasses du Larzac
<エロー県・オード県>
La Liviniere→上記のMinervoisから独立後、2022年に改名。
<オード県>
Boutenac→上記のCorbieresから独立後、2022年に改名。
Fitou<1>

とりあえず太字のAOCはしっかり押さえておきましょう。余裕のある人は地図で位置関係を確認した方がよいかもしれません。そろそろ出るかもってことで。

 

◆白のみのAOC
<エロー県>
Clairette du Languedoc→クレレットとブドウの名前がついてますから白ワインですね。だから試験には出ません。ただ、Clairette de LanguedocにはVdL(白)もあります。
Picpoul de Pinet<1>→ピクプールって覚えてますか?これがわかると覚える必要はありません。
<オード県>
Limoux Blanquette de Limoux<1>
Limoux Methode Ancestrale<3>
→主要ブドウ品種が問われます。まぁ、他のAOCとは一線を画しているのでボチボチ有名なのですが。どちらもモーザック<2>という聞きなれないブドウで、前者が瓶内二次発酵、後者が田舎方式です。一方、Cremant de Limouxは白・ロゼが認められており、シャルドネ主体です。
※田舎方式(メトード・アンセストラル / メトード・リュラル)<1>
二次発酵の行程を経ず、一次発酵の過程で発生する炭酸ガスをそのままワインの溶け込ませスパークリングにする製法。暖かい地域で取れるブドウは、シャンパーニュ地方のブドウとは異なり糖を多く含んでいます。そこで、発酵途中のワインを瓶詰めし、残りの糖分によって瓶内発酵を進めます。ペティアンの多くはこの製法で造られています。

◆赤・ロゼのAOC
<エロー県>
Pic-Saint-Loup→ラングドック最新のAOCです。AOC昇格前からかなり有名でした。
<オード県>
Cabardes→カベルネ系、メルロ。
Malepere→こちらもブドウ品種が特殊。赤はメルロ、ロゼはカベルネ・フラン主体ってなんとなく。

◆白・赤のAOC
<オード県>
La Clape
Limoux<1>→白:モーザック、シャルドネ、赤:メルロ、白は発泡もあります。

 

◆ラングドック・ルーシヨン全体をカバーする広域のAOC
Languedoc
後ろに何か(コミューン名)がつくと基本赤ワインのみが認められるようになります。例外が、Languedoc CabrieresとLanguedoc Saint-Saturnin(サン・サテュルナン)で、こちらはの他にロゼも認められます。→細かいことを覚える必要なし!Montpeyrouxなどは有名ですけどね。

◆VDN、VdLのAOC
ラングドックではすべて白ワインになります。→こちらは次回

 

なかなかハードですね。私も覚えられずに苦労した記憶があります。

この地域は気候的に恵まれているので、何もしなくてもブドウが育ちます。昔から苦労せずにブドウが育ったわけですから、あまり手間隙かけずどんどんたくさんワインを造ってきました。
ですから今でも手ごろな価格帯のワインが多く、フランスではAOCワインも一本2、3ユーロ程度からあるそうです。→や・・安い。

完全にテーブルワインの産地でしたが、ここ二十数年の間に、他の産地の高級ワインにも引けをとらない素晴らしいワインが生産されるようになりました。

【過去問】はルーシヨンを終えてから一気にやっつけます。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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