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シュッド・ウエスト ドルドーニュ川流域 / ガロンヌ川流域 <D-1>

2022/03/25
 
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第41回

シュッド・ウェストって?→2022年教本で南西地方から変更されました。

あまり聞きなれないかもしれません。ボルドーのすぐ東からスペイン国境付近までの広大な地域をまとめてこう呼びます。

ボルドーよりも歴史のあるワイン産地であるにもかかわらず、その後のボルドー優遇政策等の影響もあり、マイナー産地というイメージですが、なかなかどうして素晴らしいワインが造られております。→先日、ボルドーの歴史のところでふれました。

中でも、マディランやカオールは他の産地にはない圧倒的な黒さを持つ赤ワインです。このマディランとカオール、若いうちは濃くて渋くて愛想のない強いだけのワインなのですが、20年くらい熟成させますと、この濃さ黒さが”ほどけて”きます。

赤ワインは熟成によってキノコっぽいニュアンスが出てくるものなのですが、これらのワインもご多分にもれず、ただ、他のワインよりも時間がかかりますが、このニュアンスが出てまいります。このキノコっぽさに加え、黒くギュッと詰まった状態が時間とともにほぐれて、圧倒的なこの黒さが解放されます。この黒さ、黒いキノコ、黒トリュフには抜群の相性なんです。

マイナー産地であるがゆえに価格もべらぼうに高いわけでもありません。ただ、20年たったマディランやカオールが日本ではなかなか手に入らないことが難点でしょうか。

どこかでこれらの熟成ワインを見つけられたなら、是非黒トリュフと共にお試しください。もしかすると、これまでに経験のない世界を垣間見れるかもしれません。

※表紙の写真はBUZETの畑で収穫を行う農夫

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!

黒トリュフの季節は終わっちゃいましたけどね。
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シュッド・ウエスト ドルドーニュ川流域 / ガロンヌ川流域 <D-1>

 

【ポイント】
1. 多種多様なAOCがどの地域に属しているのか?またはどこにあるのか?
2. AOCの主要ブドウと生産タイプ
→と簡単に言っておりますが、それはそれはいろんな慣れないAOCと独自のブドウ品種に悩まされることになります。

目次

 

A 主要ブドウ品種

広大で、気候・土壌もさまざまなので、一括りにできません。
※土着品種が120種、29のAOCと14のIGPと多種多様な地域です。<21>

・この地方はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にあたり、12世紀以降、巡礼者を迎える教会や修道院のためブドウ畑が拡大。また、この巡礼者たちの手によってカベルネ・フランやマルベックなどが他の地域に広げられたと考えられています。

・ボルドー近郊のベルジュラック地区は白ブドウ・黒ブドウともにほぼボルドーと同じ品種が栽培されています。さらに近いタイプのワインが白甘口貴腐も含めて造られています。

・ベルジュラック地区以外はさまざまな土着のブドウ品種が栽培されています。
→主要AOCと一緒に必要なところだけブドウ品種を覚えましょう。

 

B ドルドーニュ川流域/ベルジュラック地区

ボルドー右岸から続くドルドーニュ川流域の産地です。

※まずは色付きのAOCを覚えましょう。”★”のAOCは地図上でどこにあるのかを答えられた方がよいかもしれません。

下記三つが白甘口のみのAOCです。
Monbazillac<18><20>→基準を満たせば、セレクシオン・ド・グラン・ノーブルを名乗れます。
・Saussignac<18>→この上のMonbazillacと共に朝霧が発生し、貴腐が生じます。
・Rosette(半甘)

赤のみのAOC
Pecharmant→ボルドー品種3種ブレンドが義務

その他
Bergeracは赤・白・ロゼ可。
・Cotes de Bergeracは赤・白半甘
・Montravelは赤・白辛です。→Cotes de Montravel/Haut- Montravelのように何かがつくと白の甘口のみになり、後者の方がより甘口です。
・Cotes du Duras→2020年の教本からベルジュラック地区に入ってます。

先ほどお伝えしたようにこの地区のブドウはボルドー品種(黒ブドウはメルロ 主体)です。



C ガロンヌ川流域

一方、こちらはボルドー地方まで流れるガロンヌ川の上流地域です。

赤・白・ロゼ
・Buzet<19>
・Cotes du Marmandais→この2つのAOCの主要ブドウ品種はベルジュラック地区とほぼ同じですが、左岸地域に続く土壌であり、黒ブドウはカベルネ系が主体。

赤・ロゼ
★Frontonネグレット種主体<18><19>。このブドウは他ではほとんど見ません。
・Brulhois→CF、メルロ、タナ
・Saint-Sardos→シラー、タナって珍しい!

※ここのブドウも記載がある以外はおおよそボルドー品種と思っていいです。

全く見慣れないAOCばかりで…。次回はもっと辛いかもしれません…。ここはすぐには覚えられません。みんな苦労します…。頑張りましょう!

【過去問】は最後にまとめてやります。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 松岡 正浩





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