2020年度講座開講中!もう9年目、自信あります。ワインスクールに通わずとも合格できるということ。

ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ

カテゴリー

はじめに、読み方、使い方
二次のテイスティングはなんとかなる!
 二次試験に出題されたワイン
 主要ブドウ品種の特徴
 お勧め本と書き留めてなんとかする!
ワインの酸とアルコール
 ヴィンテージと温度
二次対策用のワインを選ぶ
テイスティング、本当になんとかします!
フランス
ボルドー
ロワール
シャンパーニュ
アルザス、ジュラ、サヴォア
ブルゴーニュ
コート・デュ・ローヌ
 プロヴァンス、コルス
ラングドック=ルーシヨン
南西地方
コニャック、ラム、フランス概論
スペイン・ポルトガル
イタリア
スイス・オーストリア
ドイツ
ハンガリー・スロヴェニア
ギリシャ・クロアチア
ブルガリア・ルーマニア
ジョージア・モルドバ
英国・ルクセンブルク
アメリカ・カナダ
エクセレンス呼称対策(旧シニア呼称)
初心者のためのフランスワイン講座
試験対策ではないかもしれないけど…
テイスティングのセミナーご案内

英国

2020/05/24
 
この記事を書いている人 - WRITER -

第83回

ネット販売等で見かける”金賞受賞ワイン”について書いてみました。興味のある方はご一読くださいませ。

たまに見かける金賞受賞ワインってどんなワイン?

さて、今回は英国。「ブレグジット」という言葉と共に今年の1月にEUを離脱した英国。2016年の国民投票でEU離脱賛成が過半数を超えたにもかかわらず、その後数年間混迷を極めていました。21世紀以降、移民問題が浮き彫りになり、2015年のパリ同時多発テロ以降、頻発するテロ事件の影響もあり、民意がEU離脱に向かっていった気持ちは理解できなくもありません。もともと離脱反対派であったメイ前首相が、離脱に向けてリーダーシップを発揮し、英国の舵取りを行なってきましたが、まとめきれないまま辞意を表明されました。彼女の強い信念は世界中に伝わったように思いますが、離脱派も残留派も納得できる着地点(妥協点)は見つけられませんでした。そのあとを継いだジョンソン首相が昨年末に半ば強引にEUと合意した離脱案を通し、翌一月になんとかEU離脱。政治は力、勢いなんだとちょっと感心しておりました。

この英国のEU離脱の一連の騒動、EU圏に住んだことのある者としていろいろと感じることがあります。今後のヨーロッパの流れにおける大きな分岐点になるんじゃないかなぁと思っていたところに今のコロナ禍、ジョンソン首相自身も新型コロナウイルスにより入院とEU離脱の件は最近話題にならないので、しばらくは静観する感じでしょうか。

さて、今回はワイン産地としても今後いろんな意味で注目されるであろう英国です。

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。by 王貞治

合格を意識して押してください!
にほんブログ村 酒ブログ ソムリエへ

※表紙はウェールズの収穫風景。



英国

英国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの四カ国で構成される連合王国です。 1980年代から気候の温暖化とともにブドウの熟度が上がるようになり、特にイングランド南部で栽培されたシャンパーニュ品種で造るスパークリングワインが高い評価を得るようになりました。

A 歴史

・紀元前1世紀頃にベルガエ人(現在のベルギー周辺の人々)が英国南東部に進出してワインを持ち込みました。

・キリスト教が6世紀末に広まると、英国南東部の修道院でブドウ栽培とワイン醸造が行われました。

・1154年にアキテーヌ女公アリエノールの夫アンリがイングランド王ヘンリー2世となり、現在のフランス西部と英国全体にあたる地域を支配し、ボルドーなど大陸側のワインが英国に盛んに供給されるようになりました。 →こちらはボルドーの歴史としてお伝えしたところです。

・1703年 英国がポルトガルと結んだ通商条約により英国から輸出される羊毛、ポルトガルから輸入されるワインの関税がそれぞれ引き下げられました。これを期にポートやマデイラの輸入が増え、これらのワインの発展に大きく貢献しました。

・1980年代から気候の温暖化と共に、イングランド南部で栽培されたシャンパーニュ品種で造られるスパークリングワインが国際的に高い評価を得始めました。

B 気候・風土

北緯49~61度ワイン栽培地としてはかなり北。メキシコ湾流(暖流)のおかげで、比較的暖かい海洋性温帯気候
→最近1世紀以上にわたって気候の温暖化が顕著で、1900年にはイングランド南端にわずかしか存在しなかった年間平均気温10°Cを超える地域が、2000年にはイングラ ンド南部の大半、2080年にはイングランドのほぼ全体に拡大すると予測されているそうです。



C 主要ブドウ品種とワイン産地

・栽培面積順に
ピノ・ノワールシャルドネピノ・ムニエ→バッカス→さらに、EUでは高品質ワインに使用されないセイヴァル・ブランが続きます。

・スパークリングワイン 69%、スティルワイン 31% 、生産量の大半をイングランドとウェールズが占めます。
→イングランド南部にはシャンパーニュ地方からイギリス海峡を超えて連なる白亜土壌がが見られます。このシャンパーニュに近い土壌が硬質なミネラル感を持つスパークリングワインを生み出すことになります。

・イングランドにおける最大の産地はケント州です。

D ワイン法

◆地理的表示保護P.G.I(Protected Geographical Indication)
イングランドまたはウェールズのいずれかで収穫したブドウのみ、または英国の他の地域のブドウを15%まで加えて造ったワイン。

原産地名称保護P.D.O.(Protected Designation of Origin)
・English Wine
イングランドで収穫されたブドウのみ。アルコール8.5(捕糖後9.0)〜15%、最大収量80hl/ha。スパークリングワインはトラディショナル方式、最低9ヶ月の瓶内熟成、ガス圧3.5バール以上、最低アルコール10%、ブドウ品種はシャルドネ、ピノ系を主体にシャンパーニュと同様におおよそ想像できるもの。

・Welsh Wine
ウェールズ産のみで収穫されたブドウのみ。以下、English Wineと同じ。

・Sussex Wine
イングランドのサセックス地方で収穫されたブドウのみ。以降、数字がちょっと違うと覚えておきましょう。

・Darnibole Wine
コーンウォール州の生産者が単独所有する5haの畑がDarnibole。ブドウはバッカス。

・British Wine(伝統的表現として認められている呼称)
輸入ブドウや濃縮ブドウを利用して英国で造られた酒類。一般的に価格・品質ともに水準は低い。→日本にもこの曖昧な表現のワインもどきがございます。

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
イギリスで生産されるワインのうち、スパークリングワインが占める割合として適当なものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 22%
2. 44%
3. 66%
4. 88%

【過去問】
2015 年統計で、イギリスのワイン生産州のうち、最もブドウ栽培面積が大きい州を次の中から 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Essex
2. Kent
3. West Sussex
4. East Sussex

ヨーロッパのワイン産地、終了です!お疲れ様でした。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩






この記事を書いている人 - WRITER -







- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ , 2020 All Rights Reserved.