ルクセンブルク<B>「母の日のリストランテ」

第77回
こんにちは。
今年は11日の日曜日が母の日でしたね。みなさんはどんな一日を過ごされたでしょうか。
話を取り上げておいてなんですが、私は電話の1本もいれておりません(笑)。
というのも、日々の更新に加えて東京・大阪でのセミナーの準備もあり、かつお店の方も(嬉しいことに)満席続きで全然時間が取れない状況でした。→東京の会場がまだ確定しておらず、ご迷惑をおかけしてます。申し訳ありません。
母の日のリストランテにはお祝いでご来店されるお客様がたくさんおられます。「Thank you Mother」のデザートプレートもテーブルの上を彩り、「母の日だなぁ」と思わせてもらえる素敵な光景を楽しませていただきました。
母の日の主役はお母さん、サービスマンはわき役として横で眺めているだけですが、「母の日のお祝いできました」とお伝えにならないお客様であってもなんとなくわかるものです。見ていて温かい気持ちにさせて貰えます。→もちろん、いっぱいいっぱいで働きながらですが…。そしてなぜか父の日にはお祝いのお客様はあんまり来店されません。かわいそうな日本のお父さん。私は日本のお父さんを応援しています(笑)。
私の母は偶然にも5月が誕生日のため、5月は実家を訪れて一緒にワインを飲んでささやかなお祝いをしております。今年はまだですが、毎年帰れるのも実家が同じ東京だからということもあります。
ご実家が住まいから遠い方も沢山おられることでしょう。このような機会に、普段顔を合わせない両親に感謝を伝えるのもとても良いことだと思います。
私は思春期の頃に結構しっかり反抗期をやりましたので、それを真っ向から受け止めてくれた母にはやはり感謝しています。面と向かって言葉にするのはなかなか難しいことですが(シンプルに恥ずかしいので)、定期的に顔を出すのも恩返しのひとつかなぁと思っております。→もちろんできる方はしっかり感謝の言葉を伝えましょう(笑)
さて、ソムリエ試験対策ヨーロッパ編も佳境です。
イタリア以降、スイス→オーストリア→スロヴェニア→クロアチア…ジョージアまでおおよそ西から東へ進んできたことになります。この更新の順を覚える必要はありませんが、なんとなくこんな順番で、ルーマニアの後にモルドバ、そしてジョージアだったなぁと試験中の緊急時に思い出すことで救いの手になることがあればとちょっとだけ思っております。
今日は教本的にヨーロッパ最東のジョージアからフランスの北に戻りましてルクセンブルクです。
壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。by イチロー
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ルクセンブルク <B>
フランスとドイツに挟まれた小国、国土は神奈川県と同じのくらいの広さがながら、15年以上にわたり一人当たりのGDPは世界トップ、金融業が盛んな経済的にトップレベルの豊かな国です。
ソムリエ試験としては、それほど出題されてきたわけではありませんが、他の国よりも暗記する箇所が少なく、理解することで得点につながるであろうと思えるためランク<B>とします。
※国名の記載はありませんが、フランスとドイツ、ベルギーに挟まれた上記赤丸のところがルクセンブルクです。
地図は旅のとも ZenTechさんよりずっとお借りしてました。ありがとうございました。
目次
A ルクセンブルクの概要
概要
フランスとドイツ、ベルギーに接するルクセンブルクは「フランスの質とドイツの量を兼ね備えた美食の国」<3>と言われ、人口100万人あたりのミシュランの星付きレストランの数は日本に次いで二番目です<1>。同じく美食の国と言われるベルギーにワイン生産の伝統はなく、ビール醸造が盛んですが、ルクセンブルクはワイン主流の食文化です<1>。
「一人当たりのワイン消費量」が2023年で41.02L、2018年の45.22Lをピークにこの数年は減少傾向だがワイン消費上位国。ただ、これはルクセンブルクの付加価値税(VAT→日本でいう消費税)が近隣諸国より低く設定されており、国境を越えてワインを買いに来るルクセンブルク人以外のワイン消費、さらに国外よりルクセンブルクに通勤する人々が人口約60万人に対して17万5千人もおりワイン消費量を押し上げていることなど、これらの数字が反映されているためと言われています。<4>→埼玉・千葉・神奈川の通勤者で東京のワイン消費が押し上げられるのと同じ理屈です。
農業が経済に占める割合は1%<1>に過ぎませんが、ワイン造りは2000年以上の伝統を誇ります。ワイン生産量の半分をベルギーを始めとする近隣諸国に輸出するほか、国内消費にも支えられています<1>。協同組合<2>が生産量の50%以上を占めるのも特徴です。近年、品質向上の為に収穫量を抑えるようになり、2009年をピークに生産量は減少を続けてきましたが、2020年以降は再び10万hl弱まで回復しました。→2022年は天候に恵まれず8.8万hl、2023年もさらに減少して8万hl強。
生産されるワインの92%が白ワインで<1>、スティルワインは伝統的に単一品種で造られます。また、その白のうちの35%<1>を占める瓶内二次発酵のスパークリングワインは歴史も長く<2>、シャンパーニュ地方の影響<3>を強く受けており「クレマン・ド・ルクセンブルク」として輸出にも力を入れています<1>。
また、政府自ら5haのブドウ畑を所有、”政府ドメーヌ”としてオリジナルワインを生産しており、外交シーンで活躍しているとのことです<2>。
近隣諸国からの移住者が人口の4割を占めるため、食文化も多様性に富み、隣接するドイツやフランス・アルザス地方などの郷土料理の延長線上にあるものが多い。<1>
気候
大陸性気候の影響のある海洋性気候。夏暑すぎず、冬寒すぎず非常に穏やかな気候。
歴史
・古代ローマ時代からワイン生産が盛んな土地。中世には修道院により畑が切り開かれ、赤ワイン用品種の栽培<1>がされてきました。
・1709年の記録的冷害により生産地が元々あったモーゼル流域に縮小。
・19世紀<1>から白ワイン用品種の栽培が本格化。
・1886年にシャンパーニュ製法が伝えられたという記録。
・1911年にルクセンブルクワイン生産協会が設立も、第一次世界大戦後の競争条件の悪化で高級品種への植え替えと畑の縮小が進んだ。
・1925年のブドウ・ブドウ酒機構の設立と1935年の国産製品認証制度の開始によりルクセンブルクワインが一つのブランドとして認識され始める。
B 主要ブドウ品種とワイン法
主なブドウ品種
白ブドウ→栽培面積順
① リヴァネール<3>:日常ワイン用。過去4割のシェアから年々減少傾向。それでもまだNO1、現在20%。
②ピノ・グリ:教本だとなぜか構成比が11%に…。おそらく15%~16%が正しい数字です。
③オーセロワ:15%他国では補助品種ですが、珍しく単一で仕込まれます。
その後、④ピノ・ブラン、④(同)リースリングと続きます。近年、シャルドネも栽培されるようになりましたが、まだ5%を占める程度。
黒ブドウ
⑥ピノ・ノワール
温暖化が進む中、ピノ・ノワールの生産量(現在11%)及び品質が向上しています。
ワイン法
2014年まで、1932年に施行されたワイン法に基づき、ワインごとに科学検査と専門家による官能試験で4等級に格付けし毎年更新されてきました。
格付けは高い方から順に
「グラン・プルミエ・クリュ」<1>
「プルミエ・クリュ」
「ヴァン・クラッセ」<2>
「アペラシオン・コントローレ」
「ヴァン・ドゥ・ターブル」<1>→格付け外
2015年より新AOPを導入し、これまでの官能試験によるポイント評価制から、生産地と収穫高による格付けに移行しました。最大収量100hl/ha(リヴァネールとエルブリングは115hl)を守ったワインをAOPと認定。
「Cotes de:調和のとれた日常ワイン」<1>
「Coteaux de:グレーヴェンマッハかレーミッヒの特徴が表現された優良な畑のワイン」
「Lieu-dit:最上の畑のワイン」<4>
の順に上級になります。また、Lieu-ditは「グラン・プルミエ・クリュ」「プルミエ・クリュ」の併記も可。
→”Cotes”も”Coteaux”ほぼ同じ意味で、”丘”を指しますが、ニュアンスとして”Coteaux”の方が小さなイメージで、小さな丘、小さな区画的なイメージなのだと思います。”Lieu-dit”はここ最近シャンパーニュ地方でよく聞く言葉で、土地の最小区画を表します。一般的にワインは小さな区画を指すほど上級です。
クレマン・ド・ルクセンブルク<1>
瓶内二次発酵、9ヶ月<2>の瓶内熟成、ミレジメは24ヶ月以上<1>→「クレマン・ド・ルクセンブルク」の呼称を得るには国内産ブドウの使用が義務付けられており<1>、伝統的にリースリングやピノ系品種から造られていました。近年、シャルドネ<1>の国内栽培が始まり、クレマンの味わいに一層奥行をもたらしています<1>。
2021年からAOPワインとクレマン・ド・ルクセンブルクに新しいロゴとボトルキャップを義務付けるようになります。
C ワイン産地
ワイン産地はドイツとの国境に流れるモーゼル川左岸<3>、シェンゲン条約で知られるシェンゲン村から北に42キロ続きます<3>。緯度はシャンパーニュと同じくらい、標高はそれほど高くないものの(150m〜250m<1>)、最大傾斜60度と急斜面<3>にブドウ畑が連なります。→必然的にブドウ栽培は手作業<2>になります。機械を入れられませんから。
理想とされる地域は海洋性気候・大陸性気候を併せ持つ標高 150 〜 200 mに位置する南西から南東向きの畑。
北部:土壌はムッシェルカルク(貝殻石灰岩土壌)、ワインは酸とミネラル
・Wasserbillig(ヴァッセルビリグ)
・Grevenmacher(グレーヴェンマッハ)
・Ahn(アーン)
・Wormeldange(ヴォーメルダンジュ)
・Stadtbredimus(スタッドブレディムス)
南部:土壌はコイパー(泥土岩)、ワインはフルボディ
・Remich(レーミッヒ)
・Wellenstein(ヴェレンシュタイン)
・Schengen(シェンゲン)
ここはしっかり読み込んで理解してから先に進みましょう。
ソムリエ試験 過去問
【シニア過去問】
ルクセンブルクのワイン産地を北から南へ並べた際、組み合わせとして正しいも のを1つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Ahn – Grevenmacher – Remich – Schengen
2. Wasserbillig – Wormeldange – Wellenstein – Stadtbredimus
3. Grevenmacher – Wormeldange – Remich – Wellenstein
4. Ahn- Wasserbillig – Stadtbredimus – Schengen
【解説】
頭文字Wの産地が三つ、Wa、Wo、Weの順ですね。
引き続きCBT試験想定問題です。
CBT想定問題
↓想定問題の回では毎回同じ記述を添えております。ご存知の方は読み飛ばして下さい。
※これらの問題は以前に受験された方々からいただいた出題情報をもとに、私が手直したものです。CBTという特性上、全く同じ問題という確証は取れませんので<想定問題>とさせていただきました。出題頻度が高いと予想される問題は複数回登場していますが、そこも確認だと思って目を通してみてください。また、後半に進むほど最新の出題を意識したものになっております。→時間の無い方は後半から解くのもありです。
実際の試験では選択肢方式ですが、問題量も多いのですべてにはつけておりません。また各回の過去問と同じく解答はつけておりませんが、提供された情報から実際の試験で何を問う問題だったのかがわかっている問題は解答をつけました。
【答】マークの右横を選択、もしくはタップや長押し(スマホ・タブレットの方)をしていただくと解答が見れるように同系色の文字で記載してあります。「何が問われたか」という部分で参考にしてください。
※長文が多いのでここはグレーが多めです。
【問題】
・ルクセンブルクのワインの特徴として正しいものを選べ。
【答】 瓶内二次発酵のスパークリングワインの歴史も長い。
・ルクセンブルクの食文化についての説明として正しいものを選べ。
【答】 フランスの質とドイツの量を兼ね備えた美食の国
・ルクセンブルクワインのラベルに記載できる4等級の格付けの中で最高位は?
・ルクセンブルクのワイン産地の説明として正しいものを選べ。
【答】 モーゼル川沿い急斜面に畑が並ぶ。
・ルクセンブルクのワイン産地の特徴として正しいものを選べ。
【答】 最大傾斜度60度と急斜面が多い。
・ルクセンブルクワインのラベルに記載できる4等級の格付けの中で上から3番目は?
・近年のルクセンブルクワインの輸出に関する説明として正しいものを選べ。
【答】 ワイン生産量の半分をベルギーを始めとする近隣諸国に輸出するほか、国内消費にも支えられている。
・ルクセンブルクのワイン造りの説明として正しいものを選べ。
【答】 ブドウ栽培は基本的に手作業、もしくはクラスによっては手作業が義務付けられている。
・ルクセンブルクのワイン産地の説明として正しいものを選べ。
【答】 モーゼル渓谷は、古代ローマ時代からワイン生産が盛んであった。
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
【答】 国内産のブドウを使うことが義務付けられている。
・ルクセンブルクの全ワイン生産量における白ワインの占める割合は?
・ルクセンブルクのワイン産地の説明として正しいものを選べ。
【答】 南北42キロにわたるワイン産地
・ルクセンブルクのワイン産地の特徴として正しいものを選べ。
【答】 モーゼル川沿いの急斜面に畑が連なる。
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
【答】 シャンパーニュ地方の影響を強く受けている。
・ルクセンブルクのワイン造りの説明として正しいものを選べ。
【答】 ブドウ栽培は基本的に手作業、もしくは手作業が義務付けられている。
・ルクセンブルクのワイン産地の説明として正しいものを選べ。
【答】 南北42キロにわたる産地
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
【答】 シャルドネの国内栽培が始まり、クレマンの味わいに一層奥行きを持たせることが可能になった。
・ルクセンブルクにおいて、最も栽培面積の広いブドウ品種は?
・ルクセンブルクの食文化についての説明として正しいものを選べ。
【答】 フランスの質とドイツの量を兼ね備えた美食の国
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
【答】 生産量の3割を占め、輸出に力を入れている。
・近年栽培が始まり、クレマン・ド・ルクセンブルクの評価をあげているブドウ品種は?
・ルクセンブルクワインの生産地と収穫高による格付けの中で最高位のものを選べ。
・ルクセンブルクの食文化についての説明として正しいものを選べ。
【答】 隣国ベルギーはワイン生産の伝統がなくビール醸造が盛んだが、ルクセンブルクはワイン主流の食文化である。
・ルクセンブルクの外交シーンにおいて、一役買っているワインの説明として正しいものを選べ。
【答】 「政府ドメーヌ」として政府自ら5haのブドウ畑を所有しワインを生産、外交シーンでアピールしている。
・ルクセンブルクの食文化についての説明として正しいものを選べ。
【答】 人口に対するミシュラン星付きレストランの数が日本に次いで二番目に多い。
・ルクセンブルクのワイン産地の特徴として正しいものを選べ。
【答】 モーゼル川沿いの標高150〜200mの急斜面に畑が連なる。
・ルクセンブルクにおけるワイン消費についての説明として正しいものを選べ。
【答】 「一人当たりのワイン消費量」が世界トップ5に入るのは、ルクセンブルクの付加価値税が近隣諸国より低く設定されており、国境を越えワインを求めて来るルクセンブルク以外の人のワイン消費が繁栄されているから。
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
・ルクセンブルクにおいて、最も栽培面積の広いブドウ品種は?
・ルクセンブルクのワイン産地の特徴として正しいものを選べ。
【答】 最大傾斜度60度と急斜面が多い。
・ルクセンブルクについての説明として正しいものを選べ。
【答】 「一人当たりのワイン消費量」が世界トップ5に入るのは、ルクセンブルクの付加価値税が近隣諸国より低く設定されており、国境を越えワインを求めて来るルクセンブルク以外の人のワイン消費が反映されているから。
・ルクセンブルクに関する正しい記述を選べ。
【答】 経済的には世界トップレベルの豊かな国であるがゆえに、農業が経済に占める割合は1%に過ぎない。
・クレマン・ド・ルクセンブルクのワイン造りにおいて参考にしている産地は?
・「国営企業」「政府」「ネゴシアン」「協同組合」のうち、ワイン生産量の50%以上を占めるのは?
【答】 協同組合が最多の50%を占めます。
・次の中からルクセンブルクワインの格付けの表記として正しいものを選べ。
・ルクセンブルクの食文化についての説明として正しいものを選べ。
【答】 フランスの質とドイツの量を兼ね備えた美食の国
・ルクセンブルグで古くから歴史のあるワインは?
・ルクセンブルグのワインの格付けに関係のあるものを選べ。
【答】 ヴァンクラッセ、 ヴァン・ドゥ・ターブル、リューディー →色々多角度的に出題されているようです。見直しておいて下さい。
・ルクセンブルクのワイン産地の説明として正しいものを選べ。
【答】 南北42キロにわたるワイン産地
・クレマン・ド・ルクセンブルクの説明として正しいものを選べ。
【答】 シャンパーニュ地方の影響を強く受けている。
・ルクセンブルグのワイン産地に大きな影響を与える川を選べ。
→ドイツの地図問題で答えが分かりました、との報告(笑)
・ルクセンブルグの食文化に影響を与えている地域は?
・ルクセンブルグの説明として正しいものを選べ。
【答】 「政府ドメーヌ」として政府自ら5haのブドウ畑を所有しワインを生産、外交シーンでアピールしている。
・ルクセンブルクで1709年の記録的冷害以前に栄えていたワインタイプを選べ。
【答】 赤ワイン →このあたりの細かい歴史はきついですね。
・ルクセンブルクの一人当たりのワイン消費量が多い理由として正しいものを選べ。
・(6ヶ月、9ヵ月、12ヶ月、15カ月)のうち、クレマン・ド・ルクセンブルクの最低瓶内熟成期間は?
・ルクセンブルクのワイン生産における最大の生産者を選べ。
・ルクセンブルクにおいて、白品種の栽培が本格化したのは何世紀頃か?
・(Premier Cru、Cotes de、Coteaux de、Lieu-dit)の中で、ルクセンブルクのワイン法において「調和のとれた日常ワイン」を示すものを選べ。
・(12ヶ月、18ヵ月、24ヶ月、36カ月)のうち、クレマン・ド・ルクセンブルクがミレジメを呼称するために必要な瓶内熟成期間は?
・(Premier Cru、Cotes de、Coteaux de、Lieu-dit)の中で、ルクセンブルクのワイン法において「最上の畑のワイン」を示すものを選べ。
・クレマン・ド・ルクセンブルクの瓶内熟成期間は何カ月か。→ミレジメではありません。ここはフランスと同じと覚えましょう。
① 6 ヶ月
② 9 ヶ月
③ 12 ヶ月
④ 24 ヶ月
・Pâté au Rieslingはどこの料理か。→ここでは問題になっていないかもしれませんが、なんとなく覚えていればラッキーということで。リースリングワインで風味付けした肉汁のジュレが入ったパテをパイ包みにした料理です。間違いなくワインに合いそうですね。
① Germany
② France
③ Luxembourg
④ Belgium
・ルクセンブルクのワイン消費量が多い主な理由はどれか。→アレンジしているので正解が2つあります。
① 観光客の増加に伴う消費増加
② 土壌の肥沃さによる生産量の多さ
③ 近隣国からの通勤者が多いため
④ 付加価値税(VAT)が周辺国より低く設定されているため。
・ルクセンブルクで最も栽培面積が大きいブドウ品種はどれか。
① リヴァネール
② ピノ・グリ
③ オーセロワ
④ リースリング
前半はいつもとちょっと違った出題が目立ちました。最近は他の国と同じ出題傾向が目立ちますね。
さて、ヨーロッパも後少しで終わりです。次回も頑張りますよ!