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クロアチア<C>「今日が何の日か知ってますか?」

 
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第71回

GWの中日ですが、あいにくの雨ですね。→後半はまた暑くなるようですが。
さて、題名の質問の答えですが、

本日5月1日は、フランスではミュゲ(すずらん)の日と言うのだそうです。

フランスでは大切な人やお世話になった人、愛する人にミュゲを贈る習慣があるそうで、ミュゲを手にした人に幸運が訪れると言われています。この講座では毎年、このミュゲの幸運を受験者の方々に贈っています。

”幸せ”や”幸運”って人それぞれで、簡単には言いあらわせないことだと思いますが、年を重ねて最近は「感謝できること」なんじゃないかって感じるようになりました。ありがとうって言える時、人は幸せなんだと思います。

この講座をお読みいただいているあなたにも心からの感謝を。
そして、このミュゲで”幸せ”のおすそわけをさせてください。

では本編の講座です。今日はクロアチア。
国家としては歴史の浅い国ですが、サッカー強豪国でもあり比較的よく耳にする国だと思います。

表紙の写真はアドリア沿岸南部に位置するドゥブロヴニク。「魔女の宅急便」や「紅の豚」に 描かれる町並みのモデルになったことでも知られます。

一日生きることは、一歩進むことでありたい by 湯川秀樹

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クロアチア <C>

 

2016年ソムリエ試験初登場ですが、CBT試験以降、できればしっかり勉強したい国の一つになりました。

目次

 

A クロアチアのワインについて

概要
1991年にユーゴスラビアからスロヴェニアと共に独立。2013年にEUに加盟。国土は大きく4つにわけられ、それぞれ違ったバックグランドを持ちます。
白ワインを炭酸で割った「ゲミシュト」<1>、赤ワインを水で割った「ベヴァンダ」<3>という飲み方も広く親しまれています。首都ザグレブではウィーナーシュニッツェルとよく似た「ザグレブ・スカロップ」というカツレツが名物。
2001年、ダルマチアの土着品種であるCrljenak Kastelanski(ツェリニナック・カシュテランスキ)やTribidrag(トリビドラグ)がジンファンデルと同種と判明。<1>Tribidragはジンファンデルの最も古い名称とされています。

歴史
ワイン造りの歴史は古く、2500年前のコインにブドウとアンフォラが描かれていました。
18世紀、ハプスブルグ帝国の支配下に入り、オーストリアやドイツ系品種が主流となります。
20世紀、ユーゴスラビア共産主義下において、ワインは質より量が重視されました。さらに、90年代初頭のクロアチア紛争により畑やワイナリーが大きな被害を受け、ワイン生産量は激減しますが、このような様々な逆境の中でワイン産業復興を目指します。

気候風土
アドリア海
<2>はさんだイタリアの対岸、ダルマチア沿岸部およびイストラは緯度的にもイタリアと変わらず、温暖な地中海性気候です。一方で、北にアルプス、北東にパンノニア平原の内陸部は、寒暖の差の激しい大陸性気候<1>となります。

クロアチアのワイン法
→そんなに頑張って覚えなくていいので、サラッと見ておいてください。

テーブルワイン
・Stolno Vino=原産地表示なしテーブルワイン
・Stolno vino s Kontrolirano Podrijetlo=原産地表記つきテーブルワイン<2>

上級ワイン
Kvalitetno Vino s Kontrolirano Podrijetlo=統制保証原産地産上級ワイン<1>
Vrhunsko Vino s Kontrolirano Podrijetlo=統制保証原産地産上級ワイン<2>
→よかった!スロヴェニアと同じで、Vが付いてる方が最上級!

遅積みや貴腐ワインなどは次のように併記することができます。
Kasna berba= シュペトレーゼ(エクスレ度94 以上)
Izborna berba<1>=アウスレーゼ(エクスレ度105 以上)
Izborna berba bobica=過熟したブドウ、貴腐ブドウ(エクスレ度127 以上)
Izborna berba prosus / Enih bobica=乾燥したブドウ(エクスレ度154 以上)
Ledeno vino=-7度以下で収穫したアイスワイン(エクスレ度127 以上)
→スロヴェニアと似ているような…。

 

B 主なぶどう品種

国土が大きく4つにわかれ<1>、それぞれ異なるバックグラウンドや文化を持つため、地域によって栽培されるブドウから作られるワインまで様々です。

◆白ぶどう
・大陸部
Grasevina グラシェヴィナ(=ヴェルシユリースリング)←栽培面積最大<3>。約3割。
・ラインスキ・リズリング (=リースリング)
・トラミナッツ(=ゲヴュルツトラミネル)

・沿岸部
Malvazija マルヴァジア←栽培面積2位<2
・Pinot Bijeli ピノ・ビエリ(=ピノ・ブラン)<1>
・シャルドネ

◆黒ぶどう
・大陸部
・Portugizac ポルトギザッツ(=ポルトギーザー)<2>
・Frankovka フランコヴカ(=ブラウフレンキッシュ<1><2>

・沿岸部
③ Plavac Mali プラヴァッツ・マリ←黒ブドウ栽培面積最大<1>、全体3位。TribidragとDobricicの交配<1>。→トリ何とかとドブ何とかの交配って感じで適当に…。重要な交配品種はこれだけですから。

・バビッチ
・テラン<2>
④メルロ
⑤カベルネ・ソーヴィニヨン

色つき以外のブドウ品種はなんとなくでいいんです。大陸部の方が涼しいからドイツ・アルザスっぽい品種だし、沿岸部は暖かいから、シャルドネ・メルロなんかが並んでるんだなくらいで。

C 覚えておきたいワイン産地

2019年より、4つの産地にわけられるようになり、12のサブリージョン(Podregija)、72の小地区(Vinogorja)を内包します。→4つの産地が2022年教本から名称変更になりました。<>内は以前の名称。

◆スラヴォニア イ フルヴァツコ ポドゥナヴィエ<スラヴォニアとクロアチアンドナウ>
・Hrvatsko Podunavlje(フルヴァツコ・ポドゥナヴィエ)
クロアチア最東部<1>、ドナウ川<2>沿いの生産地。グラシェヴィナ、トラミナッツ。

Slavonia(スラヴォニア)
最大規模の生産地<1>グラシェヴィナ、ピノ・ツルニ(=
ピノ・ノワール)、アイスワイン<1>
スラヴォニアオークの産地。→イタリアワインはこのオーク樽を伝統的に使っています。
北のドラヴァ川がハンガリーとの国境を、南のサヴァ川<1>がボスニア・ヘルツェゴビナとの国境を形作っています。

◆スレディシュニャ ブレゴヴィタ フルヴァツカ<クロアチア高地>→首都ザグレブを囲む丘陵地帯
・P
rigorje bilogora(プリゴリエ・ビロゴラ)
首都ザグレブを有し<1>、ハンガリーと国境を接している。サヴァ川<1>沿いに広がる産地。土着品種クラリェヴィーナ。

Plesivica(プレシヴィツァ)
ポルトギザッツ(=ポルトギーザー)の新酒<3。アロマティックな甘口ワイン「Bermet」<1>グラシェヴィナシャルドネなど。

・Zagorje-Medimurje(ザゴリエ・メジュムリエ)
古くからの産地。モスラヴァッツ(=フルミント)から造られる「Pusipel」が有名。

・Moslavina(モスラヴィーナ)
ローマ時代からの古い歴史がある<1>

◆フルヴァツカ イストラ イ クヴァルネル<イストラとクヴァルネル>
・Hrvatska Istra(フルヴァツカ・イストラ)
イストラ半島
近年品質向上。マルヴァジア<3>テラン<3>黒ワインと呼ばれています<1>

・Srednja l Juzna Dalmacija(スレディニャ・イ・ユジュナ・ダルマチア)
プラヴァッツ・マリ、その他土着品種多数。クロアチアにおけるワイン生産のルーツ。→表紙の写真のドゥブロヴニクもこの地域です。

◆ダルマチア<ダルマチア>
・Sjeverna Dalmacija(シエヴェルナ・ダルマチア)
グルナッシュ<1>で造られるRose Benkovacはクロアチアで最も有名なロゼワイン。

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
国際的に高い評価を得ているアイスワインが産出されるクロアチア最大規模のワイン産地を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.  Podunavlje
2.  Slavonia
3.  Moslavina
4.  Pokuplje

【解説】
クロアチアでアイスワインとピノ・ノワールと言われればここ。

【過去問】
クロアチア沿岸部のワイン産地に隣接する海を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. ティレニア海
2. 黒海
3. アドリア海
4. イオニア海

【過去問】
クロアチアのブドウ品種 「Frankovka」 の別名を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Blaufränkisch
2. Pinot Blanc
3. Portgieser
4. Chardonnay

【シニア過去問】
次の中からクロアチアのワイン総生産量における白ワインの占める割合に該当するものを1つ選んでください。

1. 約82%
2. 約72%
3. 約62%
4. 約52%

【シニア過去問】
スロヴェニアとクロアチアのワインの法律と品質分類において共通する事項を1つ選んでください。

1. クリュ・クラッセ
2. プレディカート
3. リゼルヴァ
4. ヴァラエタル

【解説】
シュペトレーゼクラスやアウスレーゼという記載がありますから。

引き続きCBT試験想定問題です。

 

CBT想定問題

↓想定問題の回では毎回同じ記述を添えております。ご存知の方は読み飛ばして下さい。
※これらの問題は2022年以前に受験された方々からいただいた出題情報をもとに、私が手直したものです。CBTという特性上、全く同じ問題という確証は取れませんので<想定問題>とさせていただきました。出題頻度が高いと予想される問題は複数回登場していますが、そこも確認だと思って目を通してみてください。また、先に進むほど最新の出題を意識したものになっております。
実際の試験では選択肢方式ですが、問題量も多いのですべてにはつけておりません。また各回の過去問と同じく解答はつけておりませんが、提供された情報から実際の試験で何を問う問題だったのかがわかっている問題は解答をつけました。
【答】マークの右横を選択、もしくはタップや長押し(スマホ・タブレットの方)をしていただくと解答が見れるように同系色の文字で記載してあります。「何が問われたか」という部分で参考にしてください。

【問題】
・クロアチアでPinot Bijeliと呼ばれるブドウ品種を選べ。
・イストラ半島の主要白ブドウ品種を選べ。
・クロアチアのプリムールにあたる新酒に使用されるブドウ品種は?
・クロアチアにおいて、赤ワインを水で割った飲料の名称は?
・クロアチアにおいて、伝統方式で造るアロマティック品種の甘口ワイン「Bermet」で有名な産地は?
・「Pokuplje」「Slavonia」「Srednja l Juzna Dalmacija」「Hrvatsko Podunavlje」の中からクロアチア最東部にある生産地を選べ。
・クロアチアにおいて、栽培面積最大のブドウ品種は?
・クロアチアにおけるブラウフレンキッシュの呼び名は?
・クロアチアのワイン法において、最上級ワインに該当するものを選べ。

・クロアチア内陸部の主な気候は?
・原産地表記つきテーブルワインに該当するものを選べ。
・クロアチアのプリムールにあたる新酒の名称は?
・アイスワインが国際的に高い評価を得ている生産地を選べ。
・クロアチアにおいて、白ワインを水で割った飲料の名称は?
・イストラ半島の主要黒ブドウ品種を選べ。

・クロアチアにおいて、栽培面積最大の黒ブドウ品種は?
・クロアチアにおいて、赤ワインを水で割った飲料の名称は?
・クロアチアの生産地域の説明として正しいものを選べ。
・クロアチアはいくつのリージョンにわけられているか?
・イストラ半島の主要白ブドウ品種を選べ。
・クロアチアが面している海を選べ。
・首都ザグレブを有するワイン産地を選べ。
・イストラ半島の主要黒ブドウ品種を選べ。
・クロアチアにおいて、栽培面積最大のブドウ品種は?
・クロアチアの最大規模の生産地は?

・クロアチアにおいて、赤ワインを水で割った飲料の名称は?
・クロアチアにおいて、栽培面積最大のブドウ品種は?
・クロアチアのプリムールにあたる新酒に使用されるブドウ品種は?
・イストラ半島の主要黒ブドウ品種を選べ。
・次の中からクロアチアのブドウ品種を選べ。
【答】 Frankovka
・クロアチアの最東部を流れる川の名称は?
・クロアチアのブドウFrankovkaのシノニムを選べ。
・Hrvatsko Podunavljeは何川沿いに広がる産地か?

・クロアチアにおいて、栽培面積最大の黒ブドウ品種は?
・クロアチアにおいて、赤ワインを水で割った飲料の名称は?
・クロアチアの「黒ワイン」で使われる品種を選べ。
・クロアチアの品種であるCrljenak Kastelanskiが、鑑定の結果同一と判断された品種は?
・DNA鑑定の結果、クロアチアが起源だと判明した品種は?→上の同一の問題のようです。問われ方が違いますね。
・首都ザクレブを囲む丘陵地帯で、ローマ時代からの古い歴史がある産地は?→なんだか中途半端な問題な気がします。首都ザグレブを囲む丘陵地帯が「クロアチア高地」であることを把握しておきましょう。
・クロアチア とボスニア・ヘルツェゴビナの国境を形作っている川を選べ。

・クロアチアの最東部を流れる川の名称は?
・クロアチアが面している海を選べ。
・クロアチアのワイン法において、統制保証原産地産最上級ワインに該当するものを選べ。
・(プラバッツ・マリ、ジンファンデル、プリミティーヴォ、グラシェヴィナ)の中で、TribodragとDobricicの交配品種はを選べ。
・イストラ半島の主要白ブドウ品種を選べ。
・クロアチア大陸部の主要黒ブドウ品種を選べ。
【答】 ポルトギザッツ→もう一つと合わせて2つとも押さえておきましょう。
・クロアチアのワイン法において、テーブルワインに該当するものを選べ。
・クロアチアのワイン法において、統制保証原産地産上級ワインに該当するものを選べ。
・クロアチアのワイン法において記載されるプレディカートで、アウスレーゼに相当するものを選べ。→混乱して無理そうなら捨ててもいいかもしれません。
・クロアチアで最も有名なロゼワインRose Benkovacに使用されるブドウ品種は?→なんとなく覚えてればラッキーな感じで…。

 

無視できませんが、そんなに時間をかけるところではありません。サラっと目を通して、先を急ぎましょう。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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