第58回 ピエモンテ、リグーリア

   

さて、前回、イタリア対策をどうするのか考えてみました。そして、膨大と思われたイタリアワインの世界も何とかなりそうな気がしてきたところです。

始める前に、もうしばらくイタリアの地図を眺めましょう。ある程度イメージがつかめたところで、各州の名前を見ておよそどの辺りにあるのかわかるようになればいい感じです。その後は勉強を進めながら、各州にどんな特徴があるかを思い浮かべられるようになるまで頑張ってください。

こちらの地図は紀行地図様のサイトからお借りしました。

DOCGに関しては、少なくともどこの州に属するかのみは覚えてください。時間のない方はそれだけでイイです。ちなみに私はシニア受験の時にこちらのサイトを利用しました。

VinoVinoVino.com

うまく利用してみてください。→さらにDOCGは増えていますが。

※写真は地中海のリゾート、Cinque Terreの観光地。世界遺産です。

努力したものが成功するとは限らない、しかし成功するものは皆、努力している by ベートーベン

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第58回 ピエモンテ、リグーリア

A Valle d’Aosta ヴァッレ・ダオスタ州

アルプスの麓、山岳地帯にあるイタリア最小の州。明確な個性を持ちクリーンなワインが造られていますが、生産量が少なく市場でもあまり見かけません。赤ワインの方が多い(65%)。DOCGもありません。
→ほとんど出題されないと思いますが、ピエモンテの上の山のあたりと覚えておきましょう。

B Piemonte ピエモンテ州

ピエ(足)モンテ(山)の名前の通り、アルプスの南麓に位置し、イタリアとしては比較的冷涼な気候です。白トリュフの産地としても世界に名を轟かせており、2014年にこの地のぶどう畑の景観が世界遺産に登録されました。州都は工業都市トリノ、赤ワインが55%を占めます。→意外と白ワインが造られております。

◆主要ブドウ品種
白ブドウ:コルテーゼ、モスカート・ビアンコ、アルネイス
黒ブドウ:ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェット、ブラケット、グリニョリーノ
→GattinaraとGhemmeではネッビオーロがスパンナと呼ばれます。このネッビオーロの呼び名の違いは要注意です。また、一気に覚えなくてもイイです。DOCG等の名前に使われていたりしますし。

◆ピエモンテ州のDOCG一覧
一通り書き出してみます。

Barolo:ネッビオーロ
Barbaresco:ネッビオーロ
Gattinara:ネッビオーロ
Asti(白・甘発):モスカート・ビアンコ
Brachetto d’Acqui / Acqui(甘赤・甘発・パッシート)
Ghemme:ネッビオーロ
Gavi / Cortese di Gavi(白・発):コルテーゼ
Roero(白・赤・発):アルネイス、ネッビオーロ
Barbera d’Asti
Barbera del Monferrato Superiore
Dolcetto di Ovada Superiore / Ovada
Dolcetto di Diano d’Alba / Diano d’Alba
Ruche di Castagnole Monferrato:ルケが黒ブドウ
Erbaluce di Caluso / Caluso(白・発・パッシート)エルバルーチェが白ブドウ
Alta Langa(白発・ロゼ発)ピノ・ネーロ、シャルドネ
Doglianiドルチェット
Nizzaバルベーラ

※上記赤字は赤ワイン青字は白ワイン、ピンク字はロゼワインが認められていることを示します。Roeroはイタリアでは珍しい白・赤共に認められるDOCGです。

ちょっとしんどいですねぇ。そして、とにかく細かいことはいいので、これらがピエモンテのDOCGであることがわかるようになってください。そのために、まずネッビオーロ系のDOCGから確認しましょう。
→そりゃもちろん、できる人はしっかり覚えて方が良いですよ。ただ、その他のDOCGも、ブドウ品種が名前についていたりします。また、赤ワインが多いので、白、発泡系を意識すると。

また、そんなに意識する必要はありませんが、上から昇格した年月が古い順に並んでいます。今後もイタリアのDOCGに関してはこの順番で記載します。
→時折、「もっとも新い…」とか、「●●年に昇格した…」なんて出題があるものですから。そんな時になんとなく、ぼんやりとこの順番がイメージできれば、選択肢があるわけですから助かることがあるはずです。特に近年、新しいDOCGが一気に増えたので。

そして、地理的レベルまで問われるかもしれない主要DOCGについて書き出してみます。ある程度位置関係をイメージできるように頑張ってください。

① Ghemme
② Gattinara
 Roero
④ Barolo
⑤ Barbaresco
 Barbera d’Asti/Asti
 Brachetto d’Acqui
⑧ Gavi

まずは太字のDOCGの位置を暗記、あとは余裕があれば。おおよその位置関係まで確認するのはこれらのDOCGだけで十分だと思います。時間の無い方は一瞬だけ見てあとは本番前の暗記に賭けましょう。
→アルバを挟んでバローロとバルバレスコが、その横がアスティです。この地図を見ると山麓の産地であることが良くわかりますよね。

覚えておきたいDOC

・Barbera d’Alba、Dolcetto d’Albaなど
なんとかアルバが有名ですが、ブドウ品種名にアルバが付いているので、覚えなくてもいいでしょう。
・Langhe
ランゲ・ネッビオーロが有名ですが、白ワイン・ロゼから発泡までブドウ品種も含め幅広く造られています。

C Liguria リグーリア州

ピエモンテの南側、フランスのプロヴァンス地方から続く海沿い、アルプスの急斜面にブドウ畑が細長く広がっています。州都はジェノヴァです。→DOCGはありません。

◆覚えておきたいDOC

Riviera Ligure di Ponente(赤・白)
ブドウはピガート、ロッセーゼなど。
Cinque Terre
ブドウはボスコヴェルメンティーノ。甘口(チンクエ・テッレ・シャッケトラ)もあります。
Rossese di Dolceacqua
ブドウはロッセーゼ。赤のみのDOCです。

さて、こちらも同様に過去問で確認です。

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ソムリエ試験 過去問

※DOCGがどんどん増えていることからわかるように、時と共に正解が変化する問題があります。また設問として成立しない場合も考えられます。現状に則した解答を心掛けてください。

【過去問】
Piemonte 州に接している州を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.  リグーリア州
2.  トスカーナ州
3.  ヴェネト州
4.  トレンティーノ・アルト・アディジェ州

【解説】
地図が出てきませんが、地図の問題です。

【過去問】
次の中から Gavi の主要ブドウ品種を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Trebbiano Toscano
2. Friulano
3. Ribolla Gialla
4. Cortese

【過去問】
次のイタリア
D.O.P. ワインの中で白ワイン、赤ワインともに認められているものを1 つ選んでください。

1. Vernaccia di San Gimignano
2. Conero
3. Roero
4. Morellino di Scansano

【解説】
白・赤共に認められているDOPというところに反応すべき問題です。今回はじめてイタリアに進んだ方は先を急いでよいのですが、この問題に限らず、一通り勉強された方は正解以外の選択肢のDOPもしっかり意識して、わからないものはその都度確認するようにしてください。この小さな積み重ねが合格をグッと引き寄せるんです。

【過去問】
次の中より
D.O.C.G. 銘柄を1 つ選んでください。

1. Oltrepo Pavese
2. Pomino
3. Gattinara
4. Elba

【過去問】
次の中から発泡性の赤ワインを造る銘柄を
1 つ選んでください。

1. Brachetto d’Acqui
2. Colli Orientali del Friuli Picolit
3. Bolgheri
4. Asti

【解説】
「発泡性」はイタリアワインにおいて地味にポイントとなる事柄です。全てを確認するのは難しいのですが、ひとまずDOCGの”発泡”は意識しておきましょう。

【過去問】
下記の地図 A ~ D の中から D.O.C.G.Barbaresco が生産されるクーネオ県を1 つ選んでください。

Barbaresco2016

1. A
2. B
3. C
4. D

【解説】
クーネオ県くらいは覚えた方がいいかも。

【過去問】
白ワインと赤ワインの生産が許可されている D.O.C.G. を 1 つ選んでください。

1. Erbaluce di Caluso
2. Dogliani
3. Roero
4. Ruche di Castagno le Monferrato

【過去問】
海に迫る断崖の上に家々とぶどう畑が連なる、Cinque Terre地区がある州を1つ選んでください。

※選択肢省略:地図から上記に当てはまる州を選ぶ問題です。

【過去問】
ピエモンテ州のD.O.C.G.を1つ選んでください。

1. Ghemme
2. Bardolino Superiore
3. Suvereto
4. Oda

【過去問】
次のD.O.P.(D.O.C.)の中からPiemonte州以外のものを一つ選んでください。

1. Malvasia di Castelnuovo Don Bosco
2. Fara
3. Valcalepio
4. Coste della Sesia

【解説】
私はこのレベルはあきらめます。ここに出ているDOCだけは覚えるかもしれませんが、このレベルまで追ってしまうと時間が足りません。3.はLombardia州です。

【過去問】
次のPiemonte州に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。

1. Piemonteは「山の足」を意味し、ヨーロッパアルプスの麓から南に広がる山の裾野の州である。
2. 白ワインの生産が認められているD.O.P.(D.O.C.G.)は、AstiとGaviの2つのみである。
3. その偉大さから、「ワインの王であり、王のワインである」と讃えられて来たD.O.C.G.は、Baroloである。
4. Asti Spumanteは、Moscato Bianco種から造られる。

【過去問】
次の中からリグーリア州の海岸地方で白ぶどうのボスコ種主体で造られる D.O.C.ワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1. Lugana
2. Riviera Ligure di Ponente
3. Cinque Terre
4. Rossese di Dolceacqua
【解説】
リグーリア州にはDOCGはありませんが、意外と試験によく出題されるような気がします。少し注意が必要です。

【過去問】
次の 1-4 のイタリアワインの中からネッビオーロ種系のぶどうから生産されるD.O.C.G.銘柄を 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Gattinara
2. Barbera d’Asti
3. Brachetto d’Acqui
4. Cinque terre

【過去問】
次のイタリアワインの中からピエモンテ州の D.O.C.G. 銘柄を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Dolcetto d’Alba
2. Dogliani
3. Barbera d’Asti
4. Conero

【解説】
現在は正解がいくつか…。

【過去問】
次の1-4 のイタリアワインの中から白、赤ともに生産が認められている D.O.C.G. 銘柄を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Vernaccia di San Gimignano
2. Bolgheri
3. Roero
4. Ramandolo

【過去問】
次の中から北イタリアの赤ワインで昔から「ワインの王であり、王のワインである」と言われているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Valpolicella
2. Bardolino
3. Barbaresco
4. Barolo

【過去問】
次の中からピエモンテ州においてワイン用黒ぶどう品種で最も生産量の多いものを1つ選んでください。

1. Nebbiolo
2. Barbera
3. Dolcetto
4. Brachetto

【解説】
イタリア全体で見ても生産量が多いはずです。

【過去問】
ピエモンテ州のD.O.C.を1つ選んでください。

1. Lacrima di Morro d’Alba
2. Langhe
3. Piave
4. Sant’Antimo

【過去問】
主にピエモンテ州で栽培されているワイン用ぶどう品種を1つ選んでください。

1. Cesanese
2. Schiava Gentile
3. Dolcetto
4. Aleatico

【過去問】
次の記述について、正しい場合は1を、誤っている場合は2を選んでください。

「Valle d’Aosta州は「アオスタの丘」という意味で、イタリア最小の州である。比較的平坦な地形のため、ローマ時代はイタリアとフランスを結ぶ交易路として栄えた。」

1. 正    2. 誤

【解説】
ほとんど出題されませんが、この州はとにかく”山”です。このような言い回しにも慣れてくださいね。

いや~、お疲れ様でした。今後もテンポよくいきます。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩
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