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イタリアまとめ<B>「テイスティングの練習、してますか?」

2024/04/12
 
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第60回

寒暖差があるものの、だいぶ暖かい日も多くなりましたね。季節も本格的に春になり、ソムリエ試験対策も本番といったところでしょうか。

ところで皆さん、ワインをテイスティングしてその印象を書いてますか?→以前テイスティングの回でお伝えしたことです。

かなり面倒な作業であることは私もよく知っています。それでも、ワインスクールに通われている方はまだいいんですが、独学で合格を目指している方、自信のない方は騙されたと思ってワインの印象を書いてください。

この印象を書く時も、皆さん自身が感じること、感じたイメージを大切にしてください。無理にテキストやワイン本に合わせる必要もありません。最終的にご自身のコメントを整理することで必ず何かに気が付くものです。それが財産になります。

ソムリエ協会のテイスティングコメントはそのあとで十分に間に合います。

これからもしばらくは”酸””アルコールのボリューム”を意識しながらテイスティングし、その印象を書く、これを実践してください。

このテイスティングして書く作業さえしていただければ、最後は必殺技でなんとか合格にもっていきます。信じてついてきてください。

また、そろそろ主要ブドウ品種のみに絞ってテイスティングしてください。闇雲にいろんなブドウから造られたワインをテイスティングするよりも特定のブドウ品種に強くなるほうが断然ソムリエ試験向きです。

二次試験で出題された主要ブドウ品種はメルマガのほうで詳しく解説していますので、未読の方はそろそろ始めてみて下さい。バックナンバーもきちんと発信いたします。→こちら

ワインは同じブドウ品種でも、生産された国、地域、造り手、生産年によってさまざまな顔を持ちます。例えば、いろんなソーヴィニヨン・ブランを経験することによって自分なりのソーヴィニヨン・ブラン像を持つことができるようになるのです。

そして、反対に「これはおそらくソーヴィニヨン・ブランではない」と判断できるようになる方が、マイナー品種を数多く知るよりも試験対策としては間違いなく強いんです。

まだテイスティングを始めていなかった方も、以上のことを意識しながらそろそろ始めてみましょう。→近日中にテイスティング基礎セミナーのお知らせをいたします。

ではイタリアの講座最終回です。

私は、失敗するかもしれないけれども、やってみようというような事は決してしません。絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。by 松下幸之助

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イタリアまとめ <B>

 

それではイタリアワインのまとめに入ります。

目次

 

U ワイン法と品質分類

1963年に原産地呼称法が制定されました<2>。その後、2008年のEU新ワイン規則に合わせ改正した新ワイン法が2010年5月から施行されています。

・IGP(保護地理表示ワイン):ワインの85%以上がその土地で造られたものでなければならない。
・DOP(保護原産地呼称ワイン):DOC、DOCG<1>

・Vino Liquoroswo:酒精強化ワイン、総体アルコール度 17.5%以上、既得アルコール度 15%~22%。→既得アルコール度とは発酵しきれなかった(させなかった)残りの糖分が発酵によってアルコールなった場合の数値です。総体アルコール度は通常のアルコール度数。

・Vino Novello<1>(新酒):マチェラツィオーネ・カルボニカ(炭酸ガス浸漬法)で造られたワインが40%以上<1>、消費は10月30日0時1分から<1>。収穫年の記載義務。IGT、DOPのみ。

・スパークリングワイン:スプマンテ − 3バール以上、フリッツァンテ− 1~2.5バール<1>

V ブドウ品種別生産量ランキング

白ブドウ<1>
1 グレーラ(全体2位)<2
2 ピノ・グリージョ(全体3位)
? カタラット・ビアンコ・コムーネ
⇒表には存在しないのに文章で書かれていますね…。2024年教本から表が新しくなっています。2023年教本の表は出典が2015年度ですからもともとかなり古い表をもとにしていたようです。昔のデータをもとに記載したものを消し忘れただけということでしょう。気にしなくてOKです。

3 トレッビアーノ・トスカーノ
→シャルドネ→トレッビアーノ・ロマニョーロ…

黒ブドウ<1>
1 サンジョヴェーゼ(全体1位)←ダントツ<3>
2 モンテプルチアーノ(全体4位)→減少傾向のようです。
3 メルロ
→バルベーラ→ネロ・ダヴォラ…

あと、これまでに出てきたシノニムは意識しておきましょう。

州別ワイン生産量<3>
ヴェネト州、プーリア州が圧倒的です。次いでエミリア・ロマーニャ州・シチリア州あたりが生産量上位を占めます。→毎年変動があるからか、教本には州別生産量の表がなくなりました。でも出題が見られます…。個別の記載はあるからということでしょうか。

W 気候風土・ワインの歴史と主要人物

●気候風土
イタリアは北緯35°から47°に位置していて<1>、温かいイメージですが実はかなり北にあります。→ラツィオ州にある首都ローマの緯度は北緯41.5°で函館と同じ。さらにイタリアの最南端は35.5°程度で東京都と同じくらいです。
北側にはアルプス山脈が横断し<1>、地中海に突き出したイタリア半島の中心をアペニン山脈が貫いています<2>
東にアドリア海<2>、西はティレニア海、南にイオニア海と海に囲まれています。→海の問題は頻出なので頭にいれておきましょう。各州との位置関係も重要です。

●ワインの歴史
・古代よりワイン造りが盛んで、ギリシャ人が「エノトリア・テルス(ワインの大地)<1>」と讃えました。

・本格的なブドウ栽培を伝えたのはギリシャ人とエトルリア人<1>と言われており、紀元前8世紀 ギリシャ人がシチリア、カラブリア、プーリアなどを植民地化。多くのブドウ品種を持ち込み、優れた栽培法、醸造技術を伝えます。古くから伝わる針金を使わない仕立て法「アルベレッロ」<1>もこの時にギリシャ人が普及させました。→エルトリア人は他の樹木に蔦を絡ませる「マリタータ」<1>と呼ばれるギリシャ人とは違う手法でブドウ栽培ををしていたそうです。

・紀元前8世紀~1世紀 ポー河以南からローマまでのイタリア中部を支配したエルトリア人がギリシャ人とは違った栽培法等を伝えます。また、通商に優れた民族であり、地中海の広範囲でワイン通商を行いました。

・コジモ三世<1>
1716年 最初の原産地呼称制度の例となる生産地を線引きし、4つのワインが認定されました。ポミーノ、キアンティ、カルミニャーノ、ヴァル・ダルノ・ディ・ソプラ。<1>

・ジョン・ウッドハウス<1>
18世紀のイギリス人。シチリアでMarsalaを開発。<2>

・リカーゾリ男爵<1>
19世紀に従来のキアンティとは違う配合を試み、口当たりのいい赤ワインを生み出しました。その結果、輸出が大幅に増えました。Formulae(リカーゾリ男爵の公式)<2>:サンジョヴェーゼ種70 %、カナイオーロ・ネーロ種20%、マルヴァジーア・デル・キアンティ種10 %

・1861年 イタリア統一。それまで統一国家ではなく、南北に長く変化にとんだ地形の為、文化・歴史が大きく異なり、現在のイタリアワインの最大の特徴と言える「多様性」につながっています。

あとは過去問等で目にしたものを確認する程度でよいでしょう。

X イタリアのワイン用語

● ”陰干し”
→ここは整理して理解しなければなりません。下記は全て陰干しして糖度を高めて造ったワインを指しますが少しづつ違います。

Vino Passito
こちらは甘口です。イタリア全体で造られています。
Recioto<2>
レチョートとは耳たぶの固さ(になるまで陰干しする)というような意味だそうです。基本的に甘口でSoave、Valpolicella、Gambellaraなどヴェネト州で使用される言葉です。
Amarone<1>
ヴェネト州で造られる伝統ワイン。こちらは辛口です。
Sforzato<2>
ロンバルディア地方で使用される「強化した」という意味の言葉。こちらも辛口です。18世紀初頭に薬酒として使われていたそうです。
・Vino Santo/Vin Santo<1>
基本甘口ですが、辛口もあります。トスカーナやトレンティーノでは聖週間(イースター)までワイン造りを待つと言われます。→だからVin Santo(聖ワイン)。
Ripasso
リパッソとはRi(再び)+passo(通過する)という意味で、アマローネを造る際に使用したブドウの搾りかすに、フレッシュなワインを注ぎ入れ発酵させます。アマローネのようなエレガントさや複雑さ、豊かなタンニンとコクがもたらされます。

● その他
・Metodo Classico
→フランスでも近い言葉が出てきました。
・Cantina
→イタリアに住む友人は生産者のことを「カンティーナが…」、「あのカンティーナは…」と言います。フランスでいうドメーヌまたはボルドーのシャトーに近いのだろうなって思っています。
・Viticoltore
→なんとなくわかるような気が… ブドウ生産者です。
・Casa Vinicola
→Casaは家っぽい感じだし、Viticol…といえばぶどうを指しているのだけど。
・Consorzio
→これは覚えるしかないかな。
・Chiaretto/Cerasuolo/Rosato
→多少の違いはあれ、すべて基本ロゼです。

 

Y イタリアワインの甘辛度表示<2>

近年頻出のようなので少しまとめておきます。イタリア語独特の表記がよく問われる印象です。
基準となるフランス、少し表記が独特なドイツもつけておきます。残糖量ではなく、他国の表記を問われる問題もまれに出題されるので。試験直前にまとめることをおすすめします。

・スパークリングワイン(辛→甘)

表示 残糖量 フランス/ドイツ
Brut Nature 3 g/L 未満 Pas Dose / Naturherb
Extra Brut 0~6 g/L Extra Brut / Extra Brut
Brut 12 g/L 未満 Brut / Brut
Extra Secco ( Extra Dry ) 12~17 g/L Extra Sec / Extra Trocken
Secco(Dry) / Asciutto(アシュット) 17~32 g/L Sec / Trocken
Semi Secco / Abboccato(アッボッカート) 32~50 g/L Demi-Sec / Halbtrocken
Dolce(ドルチェ) 50 g/L 超 Doux / Mild


・スティルワイン(辛→甘)

表示 残糖量 フランス/ドイツ
Secco / Asciutto(アシュット) 4 g/L 以下 Sec / Trocken
Semi Secco / Abboccato(アッボッカート) 4~12 g/L 以下 Demi-Sec / Halbtrocken
Amabile(アマービレ) 12~45 g/L 未満 Moelleux / Lieblich
Dolce(ドルチェ) 45 g/L 以上 Doux / Suβ

 

さて、ここからは過去問を見ながら進めます。長いですが、一気に行きます。

 

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
イタリアのワイン法において、I.G.P. ワインはその土地で造られたものを最低何%使用しなければならないか。次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 85%以上
2. 90%以上
3. 95%以上
4. 100%

【過去問】
収穫したブドウを2〜3ヶ月陰干しにする事を何と呼ぶか、次の中から1つ選び、 解答欄にマークしてください

1. Riserva
2. Apassimento
3. Vermut
4. Vendemmia Tardiva

【解説】
ちょっと変化球ですが、パッシートっていいますからね。あと、3.と4.が何だかわかりますか?

【過去問】
Vino Novello の規定で消費に供してはならないと定められている日時を選び、解答欄にマークしてください。

1. 10月3日零時1分より前
2. 10月13日零時1分より前
3. 10月23日零時1分より前
4. 10月30日零時1分より前

【過去問】
イタリア半島を南北に貫く山脈を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. ピレネー山脈
2. アペニン山脈
3. アンデス山脈
4. カスケード山脈

【解説】
それぞれのワイン産地に関係の深い山脈です。今、確認しておきましょう。

【過去問】
紀元前 8 世紀~紀元前 1 世紀に渡り、ポー川以南からローマ北部に至るまでイタリア中部の広い範囲を支配して洗練した文明を繁栄させた人々を 1 つ選んでください。

1. フェニキア人
2. ギリシャ人
3. ガリア人
4. エトルリア人

【解説】
この時期のイタリアに関して覚えるべきは、ギリシャ人とエトルリア人です。

【過去問】
1716 年にトスカーナ大公のコジモ 3 世がワイン生産地の線引きを行い保護した銘柄を 1 つ選んでください。

1. Brunello di Montalcino
2. Carmignano
3. Vino Nobile di Montepulciano
4. Vernaccia di San Gimignano

【過去問】
1950 年代にアンフォラの形のボトルで世界的に大成功を収めたワインを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Verdicchio dei Castelli di Jesi
2. Frascati Superiore
3. Soave
4. Vernaccia di San Gimignano

【解説】
私は知りませんでした。イタリアワインに強い方、ご存知ですか?

【過去問】
次の中から1710年代にトスカーナのコジモ三世により呼称制度・呼称の制定の生産範囲の限定が行なわれたワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Barolo
2. Pomino
3. Brunello di Montalcino
4. Bolgheri

【過去問】
イタリアの Vino Novello の解禁日を 1 つ選んでください。

1. 10 月 30 日零時 1 分
2. 11 月 6 日零時 1 分
3. 11 月第 1 木曜日零時 1 分
4. 11 月第 3 木曜日零時 1 分

【過去問】
イタリア半島を縦断するアペニン山脈の東側に位置し、アドリア海の影響を受ける州 1 つ選んでください。

1. ピエモンテ州
2. カンパーニア州
3. マルケ州
4. ラツィオ州

【解説】
20州の地図が頭にあれば、問題ないのですが、加えて、周りの海の名前、大きな山脈も今確認してみましょう。

【過去問】
イタリアで最初の原産地呼称法が制定された年を1つ選んでください。

1. 1935年
2. 1963年
3. 1971年
4. 1980年

【解説】
フランスよりもかなりあとです。

【過去問】
1716年イタリアにおいてChiantiなど生産地の線引きを行い、原産地呼称制度の最初の例を行った人物を1人選んでください。

1. レオナルド・ダ・ヴィンチ
2. コジモ 3世
3. ヘンリー 2世
4. ヴィットリオ・エマヌエーレ 2世

【過去問】
次の中から、古代イタリアにおいて「ワインを造る大地」を意味するものを1つ選んでください。

1. ヴィーティス・サティーヴァ
2. サンティアーゴ・デ・コンポステーラ
3. エノトリア・テルス
4. マグナ・グラエキア

【解説】
私が受験した時のシニア呼称の筆記試験にも出題されました。
1. ヴィーティス・サティーヴァってなんのことでしょう?
2. サンティアーゴ・デ・コンポステーラに私はちょっと憧れていますが、ワインの言葉ではありません。
4. マグナ・グラエキア 古代ギリシア人が支配した南イタリアおよびシチリア島一帯を指す名称です。

【過去問】
次のイタリアのワイン法の歴史に関する記述中、(A)および(B)に該当する語句の組み合わせを1つ選んでください。

「18世紀トスカーナ大公国のコジモ3世が自国の著名なワインをマガイモノから護るためにChianti、A、Bなどのワイン生産地の線引きをした」

1. (A)Montalcino   (B)San Gimignano
2. (A)Carmignano   (B)Pomino
3. (A)Montalcino   (B)Montepulciano
4. (A)Bolgheri     (B)Imola

【過去問】
次の中から古代ローマ時代初期に、ワイン保存の手段として使われた容器として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 木樽
2. ガラス瓶
3. テラコッタ(土器)
4. 動物の皮の袋

【過去問】
次の中から中部イタリアで1847年にリカソリ男爵が「リカソリ男爵の公式」(サンジョヴェーゼ種70%、カナイオーロ・ネーロ種15%、マルヴァジーア・デル・キアンティ種15%)による口当たりの良い赤ワイン造りをした結果、飲みやすくなって外国へ大量に輸出されるようになったワインを 1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Chianti
2. Carmignano
3. Conero
4. Brunello di Montalcino

【過去問】
次の中からLombardia州において、陰干しして糖度を高めて造る辛口ワインに用いる用語を1つ選んでください。

1. Vino Santo
2. Vino Passito
3. Sforzato
4. Recioto

【過去問】
次のA~C のイタリアワインの品質特徴に適合する州を下図の1~20中からそれぞれ1つ選び、その番号を解答用紙の解答欄にマークしてください。

A. イタリア北部にあって、山地、丘陵地(10%)、海岸まで平地(40%)で、イタリアで最も雨が多いところで、ぶどうは主に丘陵地で平地でも少量造られている。高品質志向の白ワインが多く造られ、特に白の甘口は有名である。
B. 山岳地帯のワインに属しているが平地が中心で、州別生産量では毎年上位に入る。1960 年以前にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどが栽培されていた。Reciot やAmarone などのタイプのほか、フルーティなスプマンテなどがある。
C. 丘陵地が多くD.O.C.G.も多数、Vin Santoも有名であり、近年カベルネ種やメルロ種から造られたワインも世界的に注目されている。

【過去問】
次の中から、イタリアでワインの風味表示「Abboccato」の意味に該当するものを1つ選んでください。

1. 極辛口
2. 薄甘口
3. 甘口
4. 極甘口

【解説】
教本に記載がありますね。なんだっけ?っと思った方、調べましょう。

【過去問】
次のイタリアワイン用語の中から色調と関連がないものを1つ選んでください。

1. Corpo
2. Chiaretto
3. Cerasuolo
4. Rosato

【解説】
こちらも気になった用語は今すぐ確認!

【過去問】
次のイタリアワイン用語に関する記述の中から正しいものを1つ選んでください。

1. Metodo Classicoとは、「特殊な赤ワインの醸造」の意味である。
2. Cantina Socialeとは、「農業協同組合の醸造家」の意味である。
3. Viticoltoreとは、「ぶどう畑の区画」の意味である。
4. Casa Vinicolaとは、「ワイン醸造所」の意味である。

【過去問】
次の中からイタリアワインの品質保護協会の名称に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Cantina Cooperativa
2. Casa Vinicola
3. Cantina Sociale
4. Consorzio

【過去問】
「アドリア海沿岸で最も優れた赤ワイン」と古代ローマ時代よりその名が知られているワインを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Barolo
2. Conero
3. Valtellina Superiore
4. Chianti

【過去問】
甘口ワインを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Morellino di Scansano
2. Suvereto
3. Verdicchio di Matelica Riserva
4. Colli Orientali del Friuli Picolit

【過去問】
次の銘柄のうち赤ワインのみを生産するものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Alta Langa
2. Greco di Tufo
3. Frascati Superiore
4. Carmignano

【過去問】
次の銘柄のうち白ワインのみを生産するものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Cerasolo di Vittoria
2. Vernaccia di Serrapetrona
3. Verdicchio di Matelica Riserva
4. Ghemme

【解説】
復習です。ちゃんと覚えていますか?あやふやな方は今戻って確認しましょう。このひと手間が試験本番で生きるんです!

【過去問】
次の中から近年のイタリアのワイン生産量に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 29,000万hl
2. 5,000万hl
3. 2,000万hl
4. 170万hl

【解説】
現状での大まかな数字をなんとなく見ておいてください。

【過去問】
次の中からイタリアワインの格付けの最上位にある D.O.C.G.ワインに昇格するために、D.O.C.ワインに要求される過去の実績としての最小年限数に該当するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 三 年
2. 五 年
3. 七 年
4. 十 年

【解説】
今の教本には記載がないような気がします。であれば、覚えなくてもいいのかな、一応解答は2.になります。

【過去問】
次のぶどう品種の中から2016年度の実績でイタリアで最も多く栽培されていたぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Sangiovese
2. Catarratto Bianco Comune
3. Montepulciano
4. Trebbiano Toscano

【過去問】
次のワイン用ぶどう品種Sangioveseの特徴についての記述の中から誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. イタリアを代表する品種で、国内各地で栽培されている。最も秀逸さを現すのはトスカーナ州である。伝統的な製法から現代的な製法のものまであり、上質のワインが産まれる。
2. 色調は地域や醸造法により濃淡に幅があるが、タンニンは赤ワインの中でもスマートで繊細。エレガントな酸味が特徴。
3. 香りの特徴はブラックチェリーやドライトマト、ブラックオリーブ、鉄分のニュアンスも含まれる。
4. タンニンは強靭で、由来するタールやスパイス香が特徴で、長期熟成型のワインである。ピエモンテ州ではバローロやバルバレスコの主要品種である。

【解説】
何も悩むことのない問題ですが、反対にこの選択肢がSangioveseの特徴であるといえます。

【過去問】
イタリアでTrebbianoと呼ばれるぶどう品種は、フランスで何と呼ばれるか次の1~5の中から1 つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Sauvignon Blanc
2. Chenin Blanc
3. Ugni Blanc
4. Pinot Blanc
5. Grenache Blanc

【解説】
以前、こちらですこしだけふれました。

【過去問】
次の1~8 の文章の中から正しいものを4つ選び、その番号を解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. イタリアワインの生産量は、世界1 位、2 位を争っている。
2. 古代ローマにワイン造りの知識をもたらしたのは、ギリシャ人である。
3. D.O.C.G.ワインに昇格するためには、最低3年間D.O.C.ワインでなければならない。
4. D.O.C.G.ワインになるためには、ha当たりの生産量はD.O.C.ワインよりも多くしなければならない。
5. スプマンテは、すべて瓶内発酵でなければならない。
6. Vino Novello の解禁日は、11 月6 日である。
7. セッコとアシュットとは、同義語で辛口という意味である。
8. Lacryma Christi del Vesuvio と名乗れるワインは、アルコール度が11 度以上なければならない。

【解説】
わからない事柄は無視して、消去法で。

【過去問】
次の記述の中から正しいものを 1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Grappa はワインの搾り滓が原料で、ぶどう品種の果実香が少ないのが特徴である。
2. Averna Amaro は薬草系リキュールである。
3. Vino Novello が初めて造られたのはトレビアーノ種からである。
4. Vino Novello は品質分類上 D.O.C. がほとんどである。

【解説】
広くイタリアの酒類の知識を問う問題です。
1. 微妙な言い回しですが、ブドウ品種の果実香があるかないかと言えばある方です。
2. 正解→シチリアのリンドウの根のリキュールです。”Averna Amaroは知っておいたほうが良いかもしれません。
3. Vino Novelloは1975年にバルバレスコのアンジェロ・ガヤが、ネッビオーロ種から初めて造ったようです。が、知らなくてもいいと思います。
4. 正しくは”Vino Novelloは品質分類上IGT(IGP)がほとんどです。

【過去問】
次の記述について正しい場合は1.を、誤っている場合は2.を選んでください。

「Vino Novelloは炭酸ガス浸漬法で造られたワインが必ず含まれてなければならず、収穫した年の12月31日までに瓶詰めしなければならない。」

1. 正    2. 誤

【解説】
このように教本を読んでも頭に入らない事柄も、設問を通して読むと記憶に残ります。正解は1.です。

【過去問】
次の 1-4 の中からイタリアの Vino Rosato の同義語として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Cannellino
2. Chiaretto
3. Vin Santo
4. Vendemmia

【過去問】
次の中から、イタリアで最も生産量の多い黒ぶどう品種を1つ選んでください。

1. Nebbiolo
2. Sangiovese
3. Barbera
4. Merlot

【過去問】
次の記述について正しい場合は1.を、誤っている場合は2.を選んでください。

「イタリアのワイン用主要ぶどうのうち、Moscato Bianco、Garganega、Cortese、Trebbiano Toscano、Vermentino、Prosecco、Giroは、すべて白ぶどうである。」

1. 正    2. 誤

【解説】
これは難しい。Giroはサルデーニャ州の黒ブドウで甘口に仕上げることが多い最近注目されている品種のようですが…。主要品種じゃないと思います。100点を取らせない問題ですね。

【過去問】
次の 1-4 のイタリアワインの中から「Classico」と表示できるものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Trebbiano d’Abruzzo
2. Orvieto
3. Barbaresco
4. Rosso Piceno

【解説】
ときおり、SuperioreやClassicoがつくDOCG/DOCを選ぶ問題が見られます。全てを覚えるのは不可能ですから、あきらめるか、これまで試験に出たものだけを覚える程度でよいと私は思っています。

【過去問】
次の 1-4 のイタリアワインの中から「Superiore」と表示できるものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Frascati
2. Albana di Romagna
3. Greco di Tufo
4. Torgiano

【過去問】
次の中から Superiore と表示出来る赤ワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. Valtellina
2. Piemonte
3. Ghemme
4. Conero

 

これでフランス、イタリアを終えました。ここまで来たら引き返せませんね。まだあといくつか山を越えなくてはいけませんが、山道には慣れてきたと思います。明日はCBT過去問・想定問題で確認です。この調子で頑張りますよ。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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