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日本のワイン産地 新潟、長野、山梨、大阪<A>「日本に広がるG.I.」

2024/07/02
 
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第102回

こんばんは。深夜の更新になりました。

3年前の2021年の今頃、本日勉強する2つの産地でワインの地理的表示「G.I. 大阪」「G.I. 長野」が認められました。
→同時期に「G.I. 山形」も認められています。2つ前の日本ワインについてでも紹介しました。ちなみに「G.I. 長野」は日本酒とワイン同時に認定されています。大阪の詳細はこちら長野の詳細はこちら

「3つのG.I.が2021年の6月に認定された」ということ以外で教本に記載があるのは、91Pの各「GIの詳細」という表でしょうか。結構細かく記載されていますが、良く見てみるとまだまだ緩いと言いますか、かなり大雑把な規定です。ヨーロッパの原産地呼称に近い明確な表示にしていくのは、まだまだこれからということでしょうか。→細かい数字はまだ覚える必要はないかと思います。

ちょっと特殊なところで言うと、長野県独自の「長野県原産地呼称管理制度」が、G.I.長野の指定と共に「G.I.長野プレミアム」<1>へ移行したという記述ですかね。→シンプルなネーミングで分かりやすいのでしょうが、覚える方としては混乱しそうですよね(笑)

大阪・山形共に、これといったG.I.認定に関する記載はありませんが、上記の長野県の出題とセットで、「同時期に認定された」ことはなんとなく頭に入れておいてください。→エクセレンス呼称の方は、詳細までしっかりチェックしてください。

そして、今回で日本の講座も終了です。次回のCBT過去問・想定問題を終えれば、とうとうワイン生産国はすべて終了したことになります。あと少し、頑張ってください。

また、今回取り上げる産地の中でも、長野県と山梨県は特に出題の多い産地です。
試験対策としては、日本の山場ということになります。いくらランダムで問題が構成されるCBTでも、我が国の出題が無くなるとは考えられません。本日の範囲は気合を入れて得点できる準備をしておく必要があるでしょう。

過去に出題された場所を中心に、しっかり押さえていきましょう。それでは、「日本」最後の講座を始めます。

 

夢や目標に向かって頑張る姿は、とても素敵なもの by 田中将大
※表紙の写真は「新潟ワインコースト」の五人の醸造家。新潟ワインコーストHPより画像をお借りしました。時間のある方は読んでみてください。面白いです。

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日本のワイン産地2 新潟、長野、山梨、大阪

目次

 

L 新潟県

◆概要
ワイン造りの歴史は古く、1893年<1>には新潟県初のワイナリー「岩の原葡萄園」<2>から初仕込みのワインが誕生しました。創始者の川上善兵衛<3がブドウの交配育種に尽力。川上は日本ワインの父と呼ばれます。
近年、新潟砂丘<1>の一角、角田浜と越前浜にワイナリー設立が続き、「新潟ワインコースト」<4>と呼ばれるようになります。現在、県内のワイナリーは10軒。

◆歴史
1884年・1887年
白根地区(現在の新潟市南区)でブドウ栽培の取り組みが始まる

1893年<3>
川上善兵衛<3>の「岩の原葡萄園」が初仕込みを実施。→1890年に自宅の庭園をブドウ園に替えて、翌年に9品種127株を植栽。

2004年以降
角田浜、越前浜でワイナリー設立が活発に。「新潟ワインコースト」

◆気候風土
沿岸部一帯は海洋性気候<1>、年間を通じて降水量が多く、日照時間は少ない。内陸部は盆地気候。

◆日本ワイン生産量
407kℓ(54.3万本)、国内ワイン生産量は6位で、日本海側では最も多い。

◆主なブドウ品種
※善兵衛品種とは別に、欧・中東系品種が多いことが特徴

白ブドウ(30%)
③ シャルドネ
→ ④ケルナー → ⑤ローズシオター

黒ブドウ(62%)
① メルロ
② マスカット・ベーリーA
→ ④カベルネ・ソーヴィニヨン

川上善兵衛による優良な22の交配品種のうち、現在も栽培がつづくもの。←一万種も交配品種を作ったらしい。
・マスカット・ベーリーA
・ブラック・クイーン
・レッド・ミルレンニューム
・ローズシオター
これらの品種は現在も主要品種として栽培されています。一方で、「新潟ワインコースト」のワイナリーは”欧・中東系品種でのワイン造り”<5>を謳っています。特に、降水量が多い土地に適し、耐病性に優れたアルバリーニョが増加中です。

◆主なワイン産地
・胎内市と南魚沼市:それぞれワイナリーが各1軒

・新潟砂丘(角田浜・越前浜):「新潟ワインコースト」、砂質土壌、5軒のワイナリーがあります。←この5軒は300m以内に集まっています。表紙の写真の方達です。

・上越市:「岩の原葡萄園」、マスカット・ベーリーA

M 長野県

◆概要
現在、ワイン造りにおいて最も活気のある県であり、2000年以降40軒を超えてワイナリーが設立され、2021年度で65ワイナリーが登録されています。さらに、県や市町村など行政の支援と相まって、将来のワイナリーの設立を視野に入れたブドウ園の開園が顕著に見られ、2003年以降ドメーヌ型の小規模ワイナリーが増加しています。これら一連の動きは、2013年に発表された「信州ワインバレー構想」によって後押しされています。

◆歴史
明治のはじめ、政府の殖産興業政策の一環として、本格的なブドウ栽培がワイン造りを目的として始まるのが、山梨県とは違う点です。
1872年
百瀬二郎が松本県を通して山ブドウによるワイン造りの免許独占の許可を大蔵省に願い出ました。結果、造るのは自由だが独占の許可は下りず、長野県初のワイン造りは5~10年後になります。

1879年
山辺村の豊島新三郎が県勧業課より苗木を得て自宅で栽培したのが、欧米系ブドウの栽培の始まり。→甲州については1877年頃に栽培が試みられ、後に衰退。竜眼は1900年前後から栽培。

1890年
新三郎の養子の理喜次司が試験栽培を経たのち、桔梗ヶ原の赤松林を開墾<1>し、欧米系両品種、コンコードやナイアガラなど25、26種の本格的な栽培に着手し、桔梗ヶ原のブドウ栽培が始まりました。その後、寒さに強いコンコードが主力品種となります。

1902年
同 理喜司が「信濃殖産会社」を創立して本格的なワイン醸造の開始。と同時に県内各地でブドウ栽培が始まりました。

1931年
満州事変勃発と共に輸出入が困難になり、甘味果実酒の原料を求めて寿屋洋酒店(現サントリー)や大黒葡萄酒株式会社(現メルシャン)が桔梗ヶ原に進出します。→1935年当時は山梨県を超える日本一のワイン産地でした。

1968年
マンズワインが上田市の気候と善光寺ブドウに着目して長野県に進出します。

1969年
小諸にワイナリー設立、善光寺ブドウのブドウ団地が塩田と大里に形成されました。→のちに塩田はカベルネ・ソーヴィニヨン、小諸はシャルドネ、メルロの重要な産地に。

1973年
石油ショックにより日本経済低迷。県内の大手二社の工場や他のワイナリーも次々に操業を停止、全盛期に27軒あったワイナリーが75年には7軒に減少。→日本のワイン市場としては70年の大阪万博の影響もあり、この73年を契機に新たな時代を迎え「ワイン元年」と呼ばれます。さらに75年にはワインが甘味果実酒の消費量を抜きます。

1970年代半ば<1>
大手二社が甘味果実酒の原料産地であった桔梗ヶ原の栽培農家とメルロの買取契約を結び、本格的な栽培がスタート。

・1989、90年<1>
リュブリアーナ国際ワインコンクールでメルシャンの桔梗ヶ原産メルロが大金賞連続受賞。桔梗ヶ原がメルロの産地として注目されるようになり、さらに栽培面積が増えます。

2002年
農産物、農産加工物に関する長野県原産地呼称管理制度創設、2003年<2>導入

2003~2004年
東御市、塩尻市に個人経営ワイナリーの設立が続く。→これを機にワイナリー設立を視野に畑を拓く人が増加。

2008年<1>
東御市のワイン特区認定を皮切りに、以下の市町村が特区に認定されます。
2011年:高山村→2番目<1>
2013年:坂城町
2014年:山形村、塩尻市、上田市
2015年:小諸市、千曲川ワインバレーの8市町村(東御市・坂城町、上田市、小諸市を含む)
2016年:松川町、下條村
→千曲川ワインバレーの広域認定により、各市町ごとの認定は取り消されたので、ワイン特区として現在6か所が認定されています。

2013年<3>
長野県が「信州ワインバレー構想」を発表

2014年<1>
塩尻市のワイン特区認定と同時に「塩尻ワイン大学」を開講。

2016年
長野県庁に「日本酒ワイン振興室」<1>を設置。

2021年
上記2003年より運用されていた「長野県原産地呼称管理制度」が、2021年G.I.長野の指定と共に「G.I.長野プレミアム」<1>に移行。

◆気候風土
周囲を山脈で囲まれており、海のない県。ブドウ栽培地は松本盆地、上田盆地、長野盆地、伊那盆地の主に4つの盆地に広がっており、農地の80%以上が標高500m以上の高地<1>となります。気候は盆地気候<1>年間降水量が少なく、昼夜、夏冬の気温差が大きいなどブドウ栽培に向いています。

東御市の4月から10月の平均気温は15.7℃とブルゴーニュのディジョンやアルザスのコールマールとほぼ同じです。

◆日本ワイン生産量
3,136kℓ(418.1万本)、山梨県に次ぐワイン生産量第2位で、日本全体の20.8%を占めます。

◆主なブドウ品種
気候条件に恵まれており、メルロシャルドネソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・フラン、シラーの生産量はいずれも日本一<1>です。また、白ブドウが22.8%に対し、黒ブドウが60.8%を占めることが特徴で、他道県にくらべ黒ブドウ品種の栽培に適した条件が揃っていることが見て取れます。

・ヨーロッパ系品種の生産量
③ メルロ
④ シャルドネ
⑨ カベルネ・ソーヴィニヨン
⑩ ソーヴィニヨン・ブラン 
→近年、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、シラー、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールの栽培面積が増えています。

・アメリカ系品種
① コンコード<2>:日本で栽培されるほぼ全てが長野
② ナイアガラ<1>
→上記2品種で長野全生産量の39.6%を占めますが、減少傾向。

・その他
⑤ ブラック・クイーン
⑥ 巨峰
⑦ マスカット・ベーリーA
⑧ 竜眼(善光寺<1>

◆主な産地
・ワイン特区
「千曲川ワインバレー東地区の8市町村」に、
「高山村」「山形村」「塩尻市」「松川町」「下條村」など13か所(24市町村)が認定されています。
※千曲川ワインバレー東地区の8市町村<1>:上田市、小諸市、千曲市、東御市、立科市、青木市、長和市、坂城町(広域での特区認定を受け、市町村ごとの特区認定は取り消し)

・信州ワインバレー構想
2013年に発表。松本盆地、上田盆地、長野盆地、伊那盆地を4つのエリアに区分けし産地化。

桔梗ヶ原ワインバレー<2>
松本盆地南端、塩尻市<2>全域、標高700~800mの高地ですが、←高い!日照量は全国1、2を争います<1>

・長野県のワイン造り発祥の地
メルロの産地として名高い<3>→国際コンクールで大金賞受賞。でもメルロが栽培面積NO1ではありません。
① コンコード<1>② ナイアガラ③ メルロ→近年、シラー増加中
・大手ワイナリーが2軒あります。

〈千曲川ワインバレー〉<5>
千曲川流域。県内で最もワイナリー設立が活発な地域。長野県のワイナリーの内、約半数がこの地域にあり、その中で2000年以降に設立されたワイナリーが20軒を超えます。ブドウ生育期間は少雨でブドウ栽培に適しています。

上田盆地<1>と佐久盆地<1>(千曲川上流)
・東御市<3>
ワイナリー設立の動きが最も活発、長野県の中でも冷涼ですが、日照量の多い斜面でブドウの糖度が上がり、酸も保持されます。
シャルドネが高評価。その他にメルロ、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン。垣根仕立てのブドウ園が多い。「千曲ワインアカデミー」が開校。

・上田市<2>
東御市よりやや温暖でボルドー品種が主流。そして、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーも高評価。19年にメルシャンがワイナリーを設立。

・小諸市<5>
シャルドネが高評価、標高900mの高地にブドウ畑が広がりつつあります。

・坂城町<2>
ボルドー品種が中心です。18年に初めてワイナリーが設立。

長野盆地<1>(千曲川上流)
千曲川下流地域の扇状地、沖積地。

・高山村<4>
長野県2番目のワイン特区。シャルドネ、メルロ、カベルネ、ピノ。ワイナリー6軒。

・須坂市<2>
・小布施町<1>
・飯綱町<1>

〈日本アルプスワインバレー〉<4>
松本盆地<1>から南端の塩尻市を除いたエリア。
・大町市<3>
・松本市<3>
・安曇野市<5>
・山形村<2>
・池田町

〈天竜川ワインバレー〉<2>
伊那盆地<2>に位置し、古くからリンゴや梨の栽培が盛んで、ブドウ園はまだ少ない。近年、シードル<1>の生産が活発化。ヤマブドウとヤマ・ソーヴィニヨン。
・松川町<1>
・宮田村<1>

長野県のワイナリー →千曲川ワインバレーのワイナリーの出題が多いですね。
井筒ワイン:桔梗ヶ原<3>、サンクゼールワイナリー<1>、小布施ワイナリー<1>、リュードヴァン<1>、いにしぇの里葡萄酒<1>
※地図問題も出題されています。→千曲川ワインバレー<1>

N 山梨県

◆概要
日本のワイン造りの発祥の地。現在、日本ワインの生産量もワイナリー数も日本一、登録されているワイナリー数も94軒<1>を数えます。→全国にあるワイナリーの2割程度(十数年前は半分以上を占めていました。)。

◆歴史
1874年<1>
山田さんと宅間さん<2>が甲府<1>で本格的なワイン作りを実施

1877年<2>
勝沼に民間初のワイナリー「大日本山梨葡萄酒会社」<2>(現在のシャトー・メルシャンとまるき葡萄酒<1>が設立。また同年、設立メンバーの子弟である、高野さんと土屋さんがブドウ栽培とワイン醸造を学ぶために渡仏<2>

1885年
アメリカから持ち込まれたデラウェアの栽培が奥野田村<1>にて始まる。

1936年
登美村寿屋山梨農場(後のサントリー登美の丘ワイナリー)にマスカット・ベーリーA<1>が植えられます。

1939年<1>
ワイナリー数が3700近くにまで増え、史上最高に。その後、第二次世界大戦末期に強制統合等でワイナリー激減。(近いことが日本酒の酒蔵でも行われました)

1987年
勝沼町の12ワイナリーが「勝沼ワイナリーズクラブ」を発足させます。

2005年
「中央葡萄酒」により、八ヶ岳山麓<1>の自社管理農園にて甲州種の垣根仕立ての本格的な栽培が始まります。

2008年
北杜市が日本初のワイン特区<4>に認定

2009年<1>
海外における甲州種の認知度を高めることを目的に「Koshu of Japan」<3>が発足。その後も毎年、ロンドンにてPR活動を続けています。

2010年<2>
甲州種がO.I.V.(=国際ぶどう・ぶどう酒機構)のリストに登録。
山梨県甲州市において「甲州市原産地呼称ワイン認証制度」<3>を制定。

2013年
国税庁が「山梨」をワインの地理的表示(G.I.)として初めて指定<1>、17年にG.I.山梨の生産基準の一部見直しが実施されました。これにより、一定の基準を満たし、官能検査を経たワイン以外は「山梨」を名乗れなくなりました。

また、同年、マスカット・ベーリーAがO.I.V.のリストに登録されました。

◆気候風土
本州のほぼ中央に位置する内陸県、ブドウ栽培地の大半が甲府盆地に集中しています。盆地の北西部や八ヶ岳山麓にもブドウ園が増加中です。

・盆地気候で昼夜、夏と冬の気温差が大きく、県内全般に風邪が弱い。
・4月から10月の平均気温は20℃前後
・年間降水量が少なく約1,000mm弱→長野よりは多いが、新潟や岩手より少ない。
・日照量は全ての地域で1,200時間を超え、長野と同じく日本最高レベル。

◆日本ワイン生産量
4,856kℓ<1>(647.5万本)、日本最大の生産量を誇り、日本ワイン全体の32.2%<2>を占めます。

◆主なブドウ品種

① 甲州(54.7%)<1>
② マスカット・ベーリーA(24.6%)
→上記2品種で山梨県全生産量の8割弱<3>を占めます。
③ デラウェア
→以下、④メルロ→⑤巨峰→⑥カベルネ・ソーヴィニヨン→⑦シャルドネと続きます。
近年は比較的温暖な気候でも糖度が上がりやすいということで、プティ・ヴェルド<2>の栽培面積も増えています。
※白ブドウが67%<1>と圧倒的に多い。
県外に流出するブドウの割合は10.3%。

◆主な産地
大きく分けて四つの地域に分類されます。

<甲府盆地東部><1>
甲州市、山梨市、笛吹市
日本のワイン造りの発祥の地であり、約80軒のワイナリーのうち7割以上が集中する中心地域<3>です。甲州、メルロ、シャルドネ。

・甲州市塩山地区
デラウェア<2>の栽培が始まった地、甲州。北東の端<1>

・甲州市勝沼町<1>勝沼地区・東雲地区・菱山地区<1>・祝地区)
甲州種が集中して栽培されています<3>。標高300~600m<3>。勝沼地区の高台にある「鳥居平<2>」が有名。祝地区は甲州ブドウ発祥の地<2>といわれ、勝沼銀座<1>といわれるようにワイナリーが12軒集まっています<1>

<甲府盆地中央部>
甲府市、甲府盆地の底部。生育期間の平均気温が高く20℃を超え、勝沼や韮崎よりも高い<3>。甲州ブドウの収穫は早めで、かつては新酒として人気を博しました<3>。近年はスパークリングワインの原料として。

<甲府盆地北西部>
北杜市<1>、韮崎市、甲斐市
2000年頃から新たな畑が次々と拓かれている注目のエリア<4>。ドメーヌ型ワイナリーもこのエリアに誕生<3>しています。茅ヶ岳の裾野から八ヶ岳山麓<1>までを含み、山梨県の産地としては最も北に位置しています。

・韮崎市
穂坂町<1>:マスカット・ベーリーA<1>、カベルネ・ソーヴィニヨン<1>

・北杜市<1>→最も北西<3>
2008年、日本初のワイン特区、メルロ、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン。
明野町<3>:垣根仕立ての甲州
「Decanter World Wine Awards 2014」において、中央葡萄酒<1>の自社農場の垣根仕立て甲州が、日本ワインとして初の金賞および地域最高賞を受賞しました。

<甲府盆地西部>甲州。近年和リナリー設立の動き。

山梨県のワイナリー
→これまでに出題されたところだけ、確認してください。今から一つ一つ覚えるなんて無理です。
勝沼醸造<1>ルミエール<1>

O 大阪府

◆概要
100年以上続くブドウ栽培・ワイン造りの歴史を伝え、「大阪ワイン」のブランドを守っていくために「大阪ワイナリー協会」が2012年に設立されました。現在ワイナリーは8軒。→1930年代の最盛期は119軒ものワイナリーがありました。

◆歴史
安土桃山時代<2>
この頃からブドウ酒らしきものが造られていたという記録があります。

1914年<1>
大正時代<1>、堅下村にワイナリー誕生、デラウェアが導入されました。→ここから流れが始まり、1928年から10年間は日本一のブドウ栽培面積を誇るまでに至ります。

2012年
大阪の酒販店が大阪市内にワイナリーを設立。南河内の耕作放棄地を引き継ぎ、自らブドウを調達しワインを造ります。また、ワイナリーに併設する飲食店で自社のワインを販売。→以降、耕作放棄地を引き継ぐ流れが他のワイナリーにも広がりました。

◆日本ワイン生産量
122kℓ(16.3万本)

◆ブドウ品種
デラウェア<2>が50%弱を占めます。
→山梨、山形に続く第三位。古くからのデラウェアの産地。他、マスカット・ベーリーA、メルロ、シャルドネ、甲州、ナイアガラなど。

◆主な産地と気候風土
・ブドウ畑は主に金剛山と和泉山地の麓の斜面に。→市町村別には下記の地図の大阪市以外がブドウ栽培地になります。

・気候的には温暖、4月から10月の平均気温は22.8℃と九州と同等。降水量は山梨の勝沼と同じくらい。

・ワイナリーは大阪市、柏原市、羽曳野市、豊中市にあります。

P その他、日本のワイン産地

◆東北
ワイナリーは、秋田県に4軒、青森が10軒、宮城県が7軒、福島県が10軒です。
特に青森県は2017年以降一気に8軒のワイナリーが設立され、日本最大のピノノワールの畑を要するワイナリー<2>も設立され注目されています。

◆北陸
ワイナリーは、富山県に3軒と石川県に4軒、福井県に1軒です。石川県の4軒はすべて2000年以降に設立。

特に注目を浴びているのは富山県で、近年増加傾向にある異業種企業が設立したワイナリーがあります。江戸時代から続く鮮魚の仲卸問屋氷見市の活性化を目指して、2011年にワイナリーを設立<3>→セイズ・ファームのことですね。
ドメーヌ型で、シャルドネ、アルバリーニョが知られています。

◆関東
現在、関東7都県全てにワイナリーがあり、その中で、生産量最多は栃木県、ワイナリー数は9軒で全国で第9位の位置にいます。埼玉県はワイナリーは4軒。東京は街中にワイナリー設立が続き、現在9軒となっています。千葉は生産量は少ないですがワイナリーが10軒あり、ドメーヌ型のワイナリーも存在します。

◆東海
愛知県、三重県、静岡県、岐阜県にも新しいワイナリーが設立されています。愛知県には7軒のワイナリーがあり、障害を持った方の自立を目指したワイナリーや、イタリアで修業した夫婦がドメーヌ型のワイナリーを始めました。静岡県は全9軒。
三重県には2軒で、岐阜県には修道院が運営するワイナリーを含め2軒。また、廃校を利用した「ワインづくりプロジェクト」もスタートしています。

◆近畿
大阪を除く近畿地方には京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県に10軒のワイナリーがあります。

◆中国・四国
中国地方には意外と多くのワイナリーがあり、鳥取県に4軒、島根県に6軒、岡山県に12軒、広島に7軒、山口県に2軒となっています。

岡山県は348kℓで46.4万本と生産量が多いのは、大手のワインメーカーがあるからです。また、2016年にはドメーヌ型のワイナリーが設立されました。そのブドウ園にはテラロッサという石灰岩が風化した赤土もみられる日本では珍しい土壌です。また、2017年にフランス・ローヌ地方でワインを造っていた生産者が帰国してワイナリーを設立しました。

島根県は甲州種の生産量が多く、山梨県には遠く及ばないものの、90tも生産されており、これは山梨県に次ぐ数字<3です。また、雲南市にある乳業が母体のワイナリーによって造られる小公子種のワイン<1>によって、この品種の全国的な知名度が上がりました。

四国には、香川県に1軒、徳島県、愛媛県にそれぞれ2軒、高知県に3軒のワイナリーがあります。

◆九州
九州におけるブドウ栽培は明治時代に始まったとされていました。しかし、2018年の熊本大学の研究により、小倉藩奉行所(福岡県)の日次記録に1627から30年まで、葡萄酒(ぶだうしゅ)造りが実施されていた<1>ことが記されていました。

九州初のワイナリーは1972年に福岡県<1>で設立されました。その後、2000年前後に7軒が立ち上がり、現在、九州には27軒となりました。ワイナリー数が多いのが福岡県の7軒、次いで宮崎県の6軒と大分県の6軒、熊本県が5軒、鹿児島県2軒、長崎県1軒となっています。

九州で醸造量が最も多いブドウ品種はキャンベル・アーリー<1>で、その数は岩手県とほぼ同じで、その大半を宮崎県が占めています。

※ワイナリーも少し出題されています。
大分県:安心院葡萄酒工房<1>
鳥取:北条ワイン醸造所<1>
宮崎:都農ワイン<1>

さぁ、過去問で確認。最後まで頑張りましょう。

 

ソムリエ試験 過去問

【過去問】
果実酒製成数量の最も多い都道府県を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 栃木県
2. 神奈川県
3. 山梨県
4. 北海道

【過去問】
日本において稼働しているワイナリー数を多い順に並べているものを、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. ・山梨県 ・長野県 ・北海道 ・山形県 ・新潟県
2. ・山梨県 ・新潟県 ・北海道 ・山形県 ・長野県
3. ・山梨県 ・北海道 ・長野県 ・山形県 ・新潟県
4. ・山梨県 ・長野県 ・新潟県 ・北海道 ・山形県

【過去問】
日本ワインの歴史に関する記述のうち、正しいものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1830 年代に甲府で本格的ワインつくりを始めた
2. 1926 年、山梨県のワイナリーは 319 軒に達した
3. 1927 年には、マスカット・ベーリー A やブラック・クイーンなどの日本独自の改良品種が山梨県で開発された
4. 1980 年代に農作物貿易が自由化になりバルクワインの輸入が激増した

【解説】
細かい数字までは…ちょっと難しいですね。ただ、教本の日本の項目はしっかり読み込む必要があるということです。

【過去問】
次の文章の中で長野県のワインに関する説明として適しているものを 1 つ選び、 解答欄にマークしてください。

1. 高品質ワイン生産で有名な桔梗ヶ原は標高が高い場所にある
2. 長野盆地は降水量が多いが、風の影響で乾燥している
3. 長野県のワイン造りは昭和の初めに端を発する
4. 千曲川ワインバレーは長野県の産地では最も古く老舗ワイナリーが多い

【過去問】
次の(A)〜(C)のワイン産地の場所を地図中 1 〜 6 の中からそれぞれ 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

(A) 甲府盆地
(B) 庄内平野
(C) 後志地方

【過去問】
次の(A)、(B)ワイン産地の場所を長野県の地図中 1 〜 4 の中からそれぞれ 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

(A) 桔梗ヶ原ワインバレー
(B) 千曲川ワインバレー

【解説】
このレベルの地図問題は必ずクリアできるように。

【過去問】
山梨県のワイン造りおよび原料ブドウの栽培の大半を占めている地域を 1 つ選んでください。

1. 甲府盆地
2. 八ヶ岳山麓
3. 山中湖周辺
4. 山梨市

【過去問】
長野県で 2010 年にワイン特区として認定された市を 1 つ選んでください。

1. 北杜市
2. 甲州市
3. 東御市
4. 上山市

【解説】
長野県初なので覚えておきましょう。

【過去問】
信州ワインバレーの内、松本盆地の南端の塩尻市すべてが含まれる一帯を 1 つ選んでください。

1. 千曲川ワインバレー
2. 天竜川ワインバレー
3. 日本アルプスワインバレー
4. 桔梗ヶ原ワインバレー

【過去問】
日本ワイン生産量が最も多い都道府県を1つ選んでください。

1. 長野県
2. 山形県
3. 山梨県
4. 北海道

【過去問】
日本で稼働しているワイナリーの数が最も多い都道府県を 1 つ選んでください。

1. 山梨県
2. 長野県
3. 北海道
4. 山形県

【過去問】
メルロで名高い産地、桔梗ヶ原はどこに所在しているか 1 つ選んでください。

1. 千曲川
2. 安曇野
3. 塩尻
4. 天竜川

【過去問】
現在の勝沼にあたる祝村に、初めて民間のワイナリーが設立された年を1つ選んでください。

1. 1874 年
2. 1877年
3. 1890 年
4. 1926 年

【過去問】
次の中から日本の県別ぶどう生産量が多い順に並んでいるものを1つ選んでください。

1. 山梨県 → 長野県 → 北海道 → 山形県
2. 山梨県 → 長野県 → 山形県 → 北海道
3. 北海道 → 山梨県 → 長野県 → 山形県
4. 北海道 → 山梨県 → 山形県 → 長野県

【過去問】
山梨県の中でワイナリーが一番多い地区を1つ選んでくだ さい。

1. 一宮地区
2. 酒折地区
3. 勝沼地区
4. 石和地区

【解説】
もしわかならければ、よく耳にする産地を選びましょう。よく耳にするということは一番多い”かも”しれません。で、たまたま当たることも。

【過去問】
長野県塩尻の桔梗が原で栽培されている、品質的に特に優れたワイン用ぶどう品種を1つ選んでください。

1. カベルネ・ソーヴィニヨン
2. メルロ
3. シャルドネ
4. ソーヴィニヨン・ブラン

【過去問】
次の1~4の日本のワインに関する文章の中から誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 山梨県では醸造方法の工夫により、甲州種から最近では優良な辛口ワインが造られている。
2. 塩尻では、メルロだけでなくカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン、ツバイゲルトからも世界的に評価されるワインが造られている。
3. 国産ぶどうの甲州は総生産量の半分程度がワイン醸造用に利用されるが、この甲州から最も多くワインを造っている県は山梨県である。
4. マスカット・ベーリーA を創出したのは川上善兵衛である。

【過去問】
次の 1-4 の日本のワイン産地とぶどう品種の組み合せの中から最も典型的なものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 勝沼―シャルドネ
2. 十勝―ピノ・ノワール
3. 塩尻―メルロ
4. 天童 ―リースリング

【解説】
長野県・塩尻のメルロが圧倒的に有名です。

【過去問】
次の日本におけるぶどう栽培に関する記述の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1. 山梨県の善光寺平では主に白ぶどうが栽培されている。
2. 山形県では天童市周辺で、ぶどう栽培が行われている。
3. 長野県ではケルナー、ミュラートゥルガウが多く栽培されている。
4. 北海道で有名なぶどう品種は清見である。

【解説】
1.山梨県が間違い。→長野県、シャルドネ、竜眼(善光寺とも言うブドウ品種)が有名です。
3.このドイツっぽい品種は北海道です。

模範解答を見てみましたが、2.も4.も正解のようです。清見が有名かどうかは…。

【過去問】
日本ワイン生産量において、山梨県が全体を占める割合を1つ選んでください。

1. 約23%
2. 約33%
3. 約43%
4. 約53%

【過去問】
2013 年に国税庁がワインの産地名として初めて指定した都道府県を 1 つ選んでください。

1. 山形県
2. 長野県
3. 山梨県
4. 北海道

【過去問】
長野県塩尻市において内陸盆地で雨量も少なく乾燥している土地柄であり、良質なぶどうが得られる場所を1つ選んでください。

1. 桔梗が原
2. 城の平
3. 善光寺平
4. 塩山

【シニア過去問】
4 〜 10 月の平均気温が、日本のワイン特区の先駆けである東御市とほぼ同じ都市を1 つ選び、解答用紙にマークしてください。

1. Reims
2. Montpellier
3. Dijon
4. Bordeaux

【シニア過去問】
信州ワインバレーの中で、網羅している範囲が最も広いものを 1 つ選び、解答用紙にマークしてください。

1. 千曲川ワインバレー
2. 日本アルプスワインバレー
3. 天竜川ワインバレー
4. 桔梗ヶ原ワインバレー

【シニア過去問】
次の中から長野県以外のぶどう産地を1つ選んでください。

1. 善光寺平
2. 塩尻
3. 安曇野
3. 塩山

【シニア過去問】
次の長野県の主要なワイン用ブドウ産地に関する記述中、(  )に該当する語句を一つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

「気候は昼夜の寒暖差があり、適度な酸度と十分な糖分の確保に役立っている。ブドウは長野市周辺や松本市、塩尻市周辺、(  )、小諸周辺などで栽培されている」

1. 伊那
2. 上田
3. 諏訪
4. 飯田

【シニア過去問】
次の中から長野県で古くから栽培されているワイン用白ブドウ品種を一つ選んでください。

1. 清美
2. シャルドネ
3. コンコード
4. 竜眼

 

いや、ここはなかなかシビれますね。これでこーざの世界のワイン産地がすべて終了です!お疲れ様でした!

次回、すこしハードですがCBT想定問題で日本を確認して、その他の勉強に入ります。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希





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