三次試験対策! 2022年の論述試験を振り返る。「今年度最後のセミナーです」
第139回
おはようございます。
本日はこれから仙台で実践セミナーを開催しますが、
改めて、このあと東京と大阪で開催するテイスティング直前セミナーのお知らせをさせてください。
東京開催が間もなく締め切りとなります。
今回のセミナーはソムリエ呼称パターン(白・白・赤または白・赤・赤)の4ラウンド、その三つの並びから何を感じるのかというところまで見ていただきます。
・外観から何をイメージするのか?
・香りのボリューム、タイプはどうなのか?
・味わいで確認!酸とアルコールのボリューム感の強弱は?
・知らない、経験のないと思われるブドウ品種の対処法
時間の短い二次試験中に、幾つかあるポイントごとに強弱・タイプを判断し、想定したいくつかパターンに落とし込みたむために、これまでの対策に不安のある方もなんとかしようというセミナーにします。
さらに、この強弱はソムリエ協会の求める尺度で計らなくてはなりません。ご自身の感覚とソムリエ協会の基準をすり合わせる必要があります(ソムリエ協会が求める基準でテイスティングコメントを選択しなくてはいけないということ)。この”すり合わせ”を意識してもらえるよう解説します。
ワインに正解などは存在しないので完全な形にはなりませんが、ある程度パターン化することで二次のテイスティングを乗り切りることができます。この講座の始まりの頃にもお伝えしましたが、テイスティングとはいえ全国で数千人が挑戦する試験ですから、完全な官能テストなんてある意味不可能なんです。マークシートの試験である以上、必ずそれなりの攻略法があります。
あわせて、かなり駆け足になりますが、基本的なブドウ品種の特徴について最終確認を行います。おそらく、ぜんぜん楽しくないハードなセミナーになりますが、とにかく合格するために詰め込みます。
そして、二次試験本番と同じ時間はとれませんが、2023年のテイスティング用語選択用紙を使用し、試験に見立てたマークシート用紙を準備して臨みます。
なんとか合格ラインに届く為の「強弱の感じ方・パターン化」に特化したテイスティングセミナーです。
今からでもなんとかします!そんなにわかっていなくても合格する為の直前セミナー
本番形式の白・白・赤、白・赤・赤のパターンを4回戦、計12本のワインをブラインドテイスティングします。東京 24
日時:9月24日(火曜日)14:30~17:00
会場:末広町・御茶ノ水 →お待たせいたしました。決定しました。
会費:11,000円(税込12,100円)東京 25
日時:9月25日(水曜日)14:30~17:00
会場:末広町・御茶ノ水 →お待たせいたしました。決定しました。
会費:11,000円(税込12,100円)大阪 1
日時:10月1日(火曜日)14:30~17:00
会場:上本町・鶴橋
会費:11,000円(税込12,100円)※上記セミナーは全て同じ内容です。また、定員に満たない場合は開催を見送る可能性がございます。
興味をお持ちいただいた方はメールの件名欄に
東京 24+お名前フルネーム
東京 25+お名前フルネーム
大阪 1+お名前フルネーム
等のいずれかを記入の上、メールにてお知らせください。→メールの件名を見て優先順位を決めて対応しております。
その後、メール本文に、受験呼称と在住県名をお書き添えください。こちらからご案内のメールをお送りします。
セミナー受付用メールアドレスは
info@majime2.com
です。よろしくお願いいたします。
お支払いは、銀行振込とクレジットカード払いを用意しております。(お申し込み後の返信メールにてご案内します。)
合格を勝ち取るために、是非ご検討ください。
それでは本日の本題、2022年の論述試験対策を見てみましょう。
ソムリエ試験二次のテイスティング対策関連のご案内
◆「二次のテイスティングをなんとか乗り切るための必勝マニュアル2024+必勝講座」のご案内
→詳しくはこちら◆【東京、大阪】今からでも何とかするソムリエ試験二次テイスティング対策「直前」セミナー9月・10月開催
→詳しくはこちら
・直前東京24>> 日時 9月24日(火)14:30~17:00→間もなく締め切ります。
・直前東京25>> 日時 9月25日(水)14:30~17:00→間もなく締め切ります。
・直前大阪1>> 日時 10月1日(火)14:30~17:00◆ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ 二次試験対策メルマガ 登録はこちらから
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→2次試験対策、ちょっとアップしてます。
三次試験対策! 2022年の論述試験を振り返る。
2022年度の論述試験の受験報告です。
2022年の出題
・テイスティング試験で供出 3 番目のワイン(オーストラリア:シラーズ)と相性が良いと思われる料理を 1 つ挙げ、
理由と共に 200 文字以内で説明してください。・ ロゼワインの醸造法とそれぞれのタイプの魅力、楽しみ方について
300 字以内で説明してください。・ ワインを「熟成させる保管」をするために必要な条件について説明してください。
2次免除で論述試験から受けた者です。
東京会場 11:50集合 5分後入場、少し寒かったです。着席テーブルに③のワインが置いてあり試験管の人がオリエンテーション説明してすぐ開始の合図。いきなりすぎて戸惑いました。
設問1
赤ワインに合う料理とその理由(200字)
シラーズだと思ったので牛サーロインステーキの赤ワインソースを提案し、ワインのタンニンが赤身肉の脂を洗い流し込んでくれるからと書きました。
試験が終わって思い出したんですが料理の品数指定が合ったかどうか定かではなく北京ダックとジンギスカンでもう2品書いてしまいました。もし1品指定だったら採点はしてくれないのでしょうか。→難しいところです。採点されない可能性もありますが、残り2品は評価の対象外と言う可能性もあります。ただ、これを見た方は品数にも注意しておきましょう。
グラスは大ぶり チューリップ型、供出温度 16-18度まで書いて200字埋めたのでそこだけが本当に心配です。問題をちゃんと読まなかったのが反省です。→緊張していますから…
設問2
ロゼワインの醸造法、魅力、楽しみ方(300字)
セニエ法はしゃ血という意味で黒ぶどうの渋みや果実味が感じられる?
混醸法は白ぶどうの酸味と黒ぶどうの渋みが感じられバランス良く仕上がっている、ドイツのロートリングがあります。
色味も含めサーモンミキュイやムニエル、自宅で召し上がるなら麻婆豆腐やエビのチリソースなど中華料理も合う。口の中で料理の旨味を引き出し、さっぱりさせてくれる。色のキャッチーさから女性に好まれるということも書きました。→多角的に書いておくのはとても良いと思います。セニエと混醸の細かい特徴がうろ覚えで そこが不安ですが使用ぶどうペアリングや女性にという部分でとにかく埋めることが優先だと思い意識して300字書き切りました。
設問3
熟成による保管の説明 400字以内
理想はセラーでそれぞれのワインの温度に沿って保管するのが良いですが、セラーがない場合は床下など、高温多湿ではなく温度が一定で日の当たらない場所に置いておきたい。フルボディのしっかりとした赤ワインは、特に数十年置いて ワインの旨味を抽出させて自宅でお肉料理と召し上がる際には彩りを加えてくれます(本番は色取りと書いてしまいました💦)これも心配。。。
白の重たいワインもおすすめみたいなことを書いて、とにかく温度が変わらない場所が良いみたいなことを書いてたら残り4行くらいでタイムアップでした。→どちらかと言えば、教科書的な保管の条件をもっと書いておいた方が良かったですね。
埋めることをとにかく意識して、いま考えると冷静さがなかった気がします。漢字とペアリングがとにかく不安です。もう落ちたくないです。→しっかり書くことは一番大切です。
ではここから論述について。
二次試験が終わってマークシートを回収し終えてから論述問題に入ります。ここで初めて設問が見れます。
今年の設問は③(濃い系赤)のワインに合わせる料理を提案しなさい
ロゼワインの醸造方法と楽しみ方を説明しなさい
「熟成保管」について説明しなさいきた!!
僕が以前から抱いていた憶測が確信に変わった瞬間でした。別に得点につなげた!という話しではなく、「このソムリエ試験は教本からしか出題されない」と確信したんです。当たり前の話し。
ですが、世の受験生がどれだけ今年あの藤色の教本を読破してるでしょうか。だいたい皆さん参考書とかワインスクールがまとめたテキストを使用してるはずです。
僕は基本、教本でした。問題集を解いて、間違えた個所を教本にマーカー。各章の先頭の国の白地図に、河川、山脈、風、主だった特徴、ワイン法とその制定年など記入。一次試験を終了後、受験生の皆さん各々感想を仰ってるときに、ある疑念が生まれたんです。
難しかったと答えてる方は参考書・スクールのテキストベースの方。簡単だったと答えてる方は教本ベースだった方。僕は後者寄りでした。教本通りの出題なんです。(「どなたが執筆されてるのかなー。石田さんのワインリスト観にリゴレットや、遠藤利三郎商店にヒントはないかなー」なんて妄想してたくらい。)
なぜなら、そもそもこれ民間資格だし。教本に載ってないことが出題されたら不公平。特に地域格差があっても困る。東京は本当に有利。スクールもあるし、ワインがとっても身近。教本に登場する名だたるワインや料理を目にする事が出来ます。
でもこれから日本ワインを盛り上げて行かなきゃならないのに、地方の受験者が不利になっては困る、それなら予算を割いてちゃんと作成した教本をちゃんと勉強した方に合格してほしい、と望むのが協会なはず。それなら教本からしか出題されない。
教本を読み込んでいたら余裕で解ける設問にするはず。(あと機関誌Sommelier)なら論述は、CBTで問えなかったパートを聞いてくるはず。そう。教本の「ワインの購入・保管・熟成・販売」と「ソムリエの職責」の部分。
この部分、そんなに読み込んでる方はいないはず。CBTでもマイナー部分。記憶に新しい「小売価格1万円のワインでクレームをもらった時の対応について」しっかり教本 P.814に明記されています。
教本のこの前後には「酒石酸」「有機」「酸化防止剤について」などなど論述試験のネタになりそうなテーマが満載。「サステイナブルな取り組み」は教本P.109 南アフリカ章
二問目 「ロゼについて」は教本P.26、三門目「熟成保管について」は教本P.792、だいたい載ってるんですよね。濃い系赤とのペアリングはアルゼンチン、オーストラリアの「食事」にそれとなく触れてます。
とはいうものの今年、全問で文字数が増加されてました。各300文字くらい?それでも教本以外の出題を検討して、個人的に色々調べました。Brexitしたイギリスの影響、各章のコロナ渦明けの各国の動向、自然派ワイン、SO2添加の是非、中国ワインとその市場について、などA4ノート2冊。
ペアリングに関しては機関誌Sommelier でしっかり特集されています。広告ページもなく充実した内容なので今後も購読を続けようかと思っています。
これだけ教本を読み込むのは誰でもできることではないと思います。素晴らしいです。
続いて論述です。
①ワイン3番と相性の良い料理
シラーズの様なフルボディタイプに合うお肉料理スパイスが効いていたりこってりしたものが相性が良いと(ステーキに赤ワインソース)を記入。しっかりと自分の選んだ品種を書きました。→いい感じです。②ロゼワインの製造方法と楽しみ方
ロゼ3種の製造方法を簡潔に記入し、ロゼワインは比較的どの料理にも合わせやすくコース料理のオードブルからボトル一本を常温で置いておくとワインの温度が上がり甘さが出るため最後のデザートまで楽しむことができます。と記入。③ワインの熟成のための保管
温度、湿度、明暗など基本的な部分を書き込みましたが半分くらい記入したところで時間切れ。→この設問は基本的なことを書くことがまず大事だったと思います。記述はスピード勝負と言われていたので1問目からすぐに記入しましたが、落ち着いて問題3問を全て確認してからペース配分を考えて回答をすればよかったと反省しています。特に今回は肩透かしを食らうくらい基本的な問題だったので。
縦書きではなく、横書きでスピードも求められる論述の為、左利きの人は、右利き以上にプランを建てて書き込む必要があると感じました。
論述試験についてもレポートさせていただきます。
・3番のワインに合う料理を提案
アルゼンチンのマルベックです、牛肉のステーキに合います、ワインのもつ力強さが脂分の多い牛肉にあう、南米は畜産が盛んで現地でもよく合うといわれています・ロゼワインの製法と製法ごとの楽しみ方
セニエ法と混醸法がある、セニエは赤ワインと同じように醸造し始めるがほどよく色がついた時点で果皮を抜き取りジュースのみを発酵させることで果皮や種のタンニン、旨味を抽出する方法。醸造家の判断で色合いや旨味をコントロールできる。フランスのラングドックでも伝統的に使われている製法。軽やかな味わいと色を楽しめる、混醸法はシャンパーニュ地方でのみ行われている製法・ワインを熟成させる保管法
ゆらさない、コルクに液面がついた状態で保管、13から15度で保管。極力光に当てず伝統は蛍光色を使う、湿度を一定に保つみたいなことを書きました。時間がなさ過ぎて書いたというよりはほぼ書き殴ったのほうが近いです。
自分は3番のワインについてはアルゼンチンのマルベックだと回答していたので、はっきりとアルゼンチンのマルベックですと書いた上で牛肉のステーキを提案しました。→どうやら品種を明記しなくても良いようですが、ワインの特徴をしっかり書ける分良い効果がでていると思います。
ロゼワインの製法については直接圧搾法がどうしても出てこなかったので割り切ってセニエ法と混醸法のみで書きましたが枠が埋まらなかったのでラングドッグの話を入れました笑→書けることはすべて書くのが良いと思います。
ワインを熟成させる保管法についてはかなり怪しい記憶から捻り出しました。半分ぐらい書いたところでタイムアップでした。何故かこの設問だけ、〜字以内で書きなさい。の指示がなかったです。→そのようですね。逆に何字でも良いということでしょう。
試験後に「ワインを熟成させる」だからもしかしたら海底熟成ワインの話などでも良かったのかななどと思ったりしました。→まずは基本的な保管を求められていると思います。
会場は高松会場でした。
テイスティング後マークシートを回収する際に試験官の方が一緒に用語選択用紙も回収していったので今年から回収することになったのかなと思っていたら途中で間違いに気づいたようで用語選択用紙が手元に戻ってきたのですが、用紙のメモ書きが自分の字じゃない…。すぐに試験官の方を呼んで変えてもらいました。後ろの席の方の用紙とシャッフルされていたようです。肝が冷えました…。
2次試験対策は専らこーざの2次試験レポートを読みこみながら自分のもつ品種、国の印象と照らし合わせていった感じです。自分のレポートも何かしらの参考になれば幸いです。
お忙しい中、お返事ありがとうございます。。論述は散々な結果でしたが、何かのお役に立てましたら…とも思います。思い出して実際に書いたような内容を書き起こしましたので、よろしくお願い致します。
論述試験
①3番目のワイン(正解:豪シラーズ)に対して合わせるお料理を1つ例を挙げて具体的説明をしなさい。(200字)
3番のワインは木樽からのスパイスの香りと酸や渋味がしっかり感じられる、骨格がしっかりとしたワインです。合わせるお料理はまぐろのペッパーステーキをおすすめします。まぐろをサイコロ状にして粗挽きの黒胡椒を全体にまぶし焼き上げます。まぐろの赤身と相性が良く、ワインのスパイスの香りが調和します。仕上げの風味づけにローズマリーを飾るとより同調してお互いを引き立て合います。フランスの少し温暖なところのシラーだと思っていたのでこのように述べたと思います。→ワインの特徴と、料理との接点をしっかり書けていて良いですね。②ロゼワインの醸造方法について種類とそれぞれの楽しみ方を提案して下さい。(300字)
ロゼワインは黒ブドウを白ワインのように直接圧搾して造る方法と、赤ワインの醸造の醸しの途中で果汁を引き抜いて発酵させて造る方法があります。地域によって黒白ぶどうを混植させて造る方法もあります。直接圧搾して造るロゼは白ワインのようにライトでフルーティなものが多く、軽く飲みたい時やお花見などの軽やかな季節のイベントでの最初の一杯にもオススメです。果汁を引き抜いて造るロゼは果皮や茎などからの成分が醸されているのでやや渋味もあり色の濃いものも多いです。重めのお料理に赤ワイン以外で合わせたいという時にも役立つと思います。→①に続いてまったく問題なしですね。このような感じでマス目いっぱいに書いたと思います。①と②の途中あたりで残り10分になってしまってて、②を書き終わった頃には残り5分で慌てて③に行きました。
③「熟成させるワイン」について必要な要件を述べなさい。(これのみ字数が書いておらず、400字ほどのマス目がありました。)
熟成させるワインには温度と湿度の管理、また置き方も大切です。温度は少し涼しい室温ぐらいが丁度良く、16〜20℃、湿度は60〜70℃ぐらいが良いでしょう。また置き方は横に寝かせてラベルを上にして置きます。すると澱がボトルの下に沈殿し取る時もゆっくり引き抜けるでしょうーーーここでタイムアップでした。→ここは少しもったいなかったですね。教科書的な内容をもっとたくさん書いておきたいところでした。教本のワインの管理のチャプターを、論述用に見ていたのに、的確な温度や湿度が書けませんでした。終わった後に教本で確認して温度は12〜15℃で年間を通じて変化が無い方が良い、湿度は70〜75度、とかなり数値すら間違えていて挽回の余地がありません。→それでも問題なく合格だと思います。
振動を避ける、光は白熱電灯で必要時のみ、エアコンの冷気が直接当たらないようになど、知っていたのに慌ててて出てきませんでした。というより時間が間に合いませんでした。
①と②は埋められたのですが、③が字数も書けず、内容も間違っているので、運良く二次が通ってサービス実技がそつなく出来ても三次は厳しいのではないかと泣きそうになっています。近年、前よりも三次で落ちている人が多いイメージだからです。自分の勉強不足のところを引き出された気がしました。今からもう一度出来るわけではないので、切り替えて二次の結果発表を待ちながらサービス実技の練習をしようと思います。
ソムリエ呼称の論述試験ついて
①ペアリング
黒系ベリーの香りが特徴のワインなのでお料理は牛ステーキベリーソース、ピーマンや焼き野菜のハーブソテー添えで回答しました。少し大きめのグラス、抜栓まで常温で保管していただくとちょうどよい温度だと言い添えました。→なぜその料理かという点が書けているのでしたら良いですね。②ロゼワイン
セニエ法の説明を軽くした後、混醸法の説明、ドイツのロートリングを様々な料理に合わせられる懐の深さがあると熱く語りましたが、完全にオーストリアのゲミシュターサッツと間違えてますね。穴があったら入りたいです。→前半は得点できているはずです。③ワインの劣化は熱、日光、振動なので実は冷蔵庫は向いてない、ワインセラーがやはり良い。洞窟が最適などをつらつらと。→問題なしです。
③のワインと合う料理
シラーはなんとなく自信があったので、赤み肉のステーキ!ロゼの製法と楽しみ方
うわー!今更ロゼワインかい!と思いました。赤ワインと同じ圧搾してから主発酵の製造方法、セニエ、赤ワインと白ワインを混ぜて作るドイツのロートリング等…ロゼは幅広い料理と楽しむことができます。淡いピンク色なので視覚的にも、楽しめるワインです。熟成の保存は自信ありません。温度や湿度の調整、冷暗所などありきたりなこと、醸造家の熱い想いと書きました。いろいろ頑張って字数稼ぎをしました。→とりあえず書くことは一番重要です。お疲れさまでした。
■論述
論述の時はテイスティングしたワインは置いたままでした(回収されると思ってました)。むしろ最初のガイダンスの際に「残しておいたほうがいいですよ」と説明もありました。→割と親切ですね。■論述①「赤ワインのマリアージュ」
自信の無い赤ワインのマリアージュだったので不安を抱えながら書き出しました。「重すぎない赤」と判断したので、鴨のローストのバルサミコソースで記入しました。結果を見てからは「シラーズだったのか!うわーやってしまった!」と嘆き…。こーざの教えの通り品種は明言し、あくまで堂々と書きました。→しなくても大丈夫なようです。ワインの特徴をはっきり言うのが大事で、かといって品種を明記しても減点は無いと考えて良いと思います。■論述②「ロゼワインの製法の種類とその楽しみ方」
セニエ法、直接圧搾法がパッと出てきたので書き出しました。混醸法が出てこなかったのですが思い悩む時間も惜しかったのでとにかく書き進めました。醸造方法の違いを本当にざっくりと書いてトレンドであることや食事にも合わせやすいなどなど書きまくりました!■論述③「熟成をさせる保管方法」
記入するマス目が多かったので(300〜400字くらい)急いで書きました。温度設定や、保管の注意事項などなど…。「熟成させる保管方法」に関しては言及できていなかったと思います…。急いで書いたつもりでしたが半分くらいしか埋められず終了。→問題ないでしょう。
続けて論述試験が始まります。オリエンテーションを聞きながら、おお、冊子なんだ。厚くていい紙質だな。と考えていたら開始の合図。表紙をめくるとひとつ目の問題が飛び込みます。
論述①3の赤ワインに合う料理をひとつ、その理由とともに書け。200字。
ああ、やっぱりあの悩ましい赤を書かせるんですね、、、とは言え濃い系で行こうと決めていたので、準備していた文章を書き始める。フラッシュコメントから始めて、料理はひとつか。牛サーロインのロティにしよう。云々。ここで残りのテーマを確認していないことを思い出し、次ページへ。論述②ロゼワインの製法と楽しみ方について書け。300字。
予想と全然違った。オレンジワインの対策ばかり考えていてロゼをすっかり忘れてた。冷や汗。しかも製法、セニエ法とあとなんだっけ?論述③ワインを熟成させる保管について書け。400字。
論述③は、舞台が飲食店でも酒販店でも書けるような問題かな。なんでも書けそうだしこれはラッキー問題かも。でも文字数埋めるのが大変だ。こんなことを考えながら論述①を終えました。料理合わせ系は暗記するほど練習していたので点が取れるといいのですが。。
先に三問目に取り掛かります。
まず浮かんだのが、「ワインボトルを寝かせて、なるべく温度変化や振動を与えない」大きな保管庫がある酒販店のイメージです。白は6〜8度、赤は12〜15度と書いた気がします。補足的に個人宅で保管する場合のセラー温度についても記載。
でも全然埋まらない。ここで樽熟成についても当てはまるのでは?と閃き、「製造工程での樽熟成も、温度変化や振動には注意」「酸化を防ぐためにウイヤージュという工程がある」と説明。ついでにちょっと変わった熟成としてマデイラの酸化熟成に言及してみようかな。最後の2行ほどを埋める。→かなり基本的なことで問題ないはずです。
脈絡がないけれど、きっとお客様との会話はこれくらいの瞬発力が求められるのでしょう。と納得させ、振り返る余裕はなく次へ。
個人的に一番不安なロゼワインに取り掛かる。
結局セニエ法しか思い出せず、名前の由来と、「除梗破砕した黒ぶどうを漬け込み、果汁を抜き取り、、、」というようなことを書きました。少し前の協会誌でサーモンの特集があり、サーモングリルにロゼを合わせていたと急に思い出し、「サーモンの香草パン粉焼きとのペアリング」を説明。供出温度やグラスを淡い赤に寄せて書きました。←ロゼを全く理解しておらず恥ずかしいです。これからはロゼもたくさん飲もう!と心に決めました。
自分の知識不足、勉強不足を呪いつつ、とりあえず升目を9割方埋められたのでいいでしょう。と思いながら試験終了。
論述対策は、こーざの想定テーマと、自分でもいくつか想像して、300〜400字で書くことを繰り返していました。
ヤマを当てることはできませんでしたが、自分なりに文章を書くことの訓練になりました。「400字だと論点は3、4個必要だな」というように、どれくらい書けば全部埋められるのか体感でわかる程度には慣れたのだと思います。これは良かったと思います。→しっかり書くことで得点できる個所も増えます。大丈夫だと思います。
続いて論述は、
まず、③のワインに合わせる料理の提案で、間違えていようがぶどう品種はシラー(シラーズでしたが)と書こうと思って臨めたので、スパイシーな香りに酸やタンニンがしっかりしたワインには、牛サーロインステーキがオススメですなど、それなりに書けたと思います。→OKです。
ロゼワインの醸造法と楽しみ方は、3つの醸造法(セニエ法、直接圧搾法、混醸法)によるワインの違いとざっくり合う料理を上げてみましたが、料理がざっくりしすぎて(肉料理、魚料理、鶏豚野菜)わけ分からなくなってしまったなぁと反省しました。→3つかけていることは好材料です。
ワインを熟成させる保管の条件については、一定の温度と湿度に保つことを触れましたが、指定数400字と多くあと100文字程で時間切れでした。終了後、振動が少なく匂いも強くないところなど、いろいろ浮かびましたが、これまた反省です。
去年は考える時間に取られて、3問目はほぼ書けずだったので、反省はあるけど、シラーに決めてできたことと去年よりは文字数を書けたことはよかったです。→合格点は確実に取れているように感じます。
とりあえず、最初に全問題を把握しました。→他の受験者の方にもいらっしゃいますが、落ち着いたスタートで素晴らしいです。好みはあると思いますが、まずすべての設問を確認するのは良いと思います。時間配分なども含め、ある程度作戦を練れますので。頭から書いていって、不得意な項目で唸って時間を使い得意な項目で時間が足りなくなったりしたら目も当てられません。
・3番のワインに合う料理を200字以内で説明しなさい。
唯一ここがとまどいました
2種あったので絶対白が出ると思っていたので(テイスティング中も何と合わせようかなとか考えてしまいました、、、)
スペインのテンプラニーリョ、いわゆるフルボディと呼ばれる赤ワインと言い、牛肉のローストと合わせると書きました。
豚や鶏ではなく旨味の強い赤身と合わせる事によりタンニンをそこまで感じず(そもそもタンニンがあまりないワインだったのですが、、、)ワインも料理もまた違った表情を見せますと解答。→ある程度得点できていると思います。・ロゼは様々な醸造方法があります、それぞれの楽しみ方を300字以内で説明しなさい。
ロゼの醸造方法を書き出し
直接圧搾はマセラシオンの期間を長く取ることにより様々なスタイルのワインを造れるため、色々な料理に合わせやすいです。
セニエ法はフレッシュなタイプのワインが多くランチタイムのちょっとした一杯にピッタリです
混醸法はヨーロッパではシャンパーニュ地方のみ認められていてスパークリングのみですが(ロゼデリセってどっちだっけと思いましたが無視しました)グランメゾンの乾杯にもふさわしいエレガントなワインを造りますと解答
→ここはちょっともったいないですね。方法は挙げられていますが、中身が違っています。・ワインを熟成させるための保存方法(文字制限はなかったと思います)
一番重要なのは湿度があることと書き
コルク栓のワインは特に湿度によりコルクが膨張しワインを酸化から防いでくれますと(今思うとワインとコルクが接触する事で湿度じゃないなと思いました、、、)
あとは、振動と日光を避ける事を書き、セラーで保管することが一番と書き
最近聞く、海底熟成についてネット記事でシャンパーニュのボトル気圧と海底の気圧が同じだから熟成に向くというのを見て本当かどうかはわからないのですがマスを埋める為に書きました。→OKです。何が点になるかわかりませんので、何か書きましょう。論述も終わった当初はこれなら大丈夫!と思いましたが
思い返すと、怪しいところがちらほら、、、
といっても、まずは二次を通ってからなのであまり気にせずにいます!
・ソムリエ呼称の論述試験ついて
始め。の合図で初めて中の問題が見れました。例年通りの3問。
1つ目。料理系で、1つ出た赤ワインに関して合う料理で200文字。
料理系は想定し、完璧に書けましたが、ピノ・ノワールで結論を出していたので、
軽い赤ワインでフラッシュコメント、合う料理、温度とグラスとしてしまいました。
夕方の赤はシラーズでした。から酷くやってしまった…と感じております。→ここは厳しい結果になったと思われます。2つ目。ロゼワインについてそれぞれの醸造法と楽しみ方について300文字でした。ここが1番文字多い。
セニエ法、直接圧搾法。混醸法について説明と私がイメージする楽しみ方を書きました。自信ありです。
3つ目。ワインを熟成させる方法?について200文字。これが自由系だと思い、残り時間もないので知っている知識を脈絡なく書き続けました。
結果、3つとも最後まで書き切れましたが、鉛筆は潰れ、文字が汚く点数入るかが心配です。→きれいに越したことはありませんが、しっかり書けていることも重要です。
そして論述…
➀3番のワインにあうお料理を1つあげ…という定番のもの!しかもシラーだ!やった!とここは書ききりました。②を確認。ロゼワインの醸造方法や楽しみ方をいくつかあげ…これは学科で勉強した!と思い、圧搾法と混醸法をあげかき始めた時に残り10分に!え!もう!?と思いながら頭の中はパニックになってしまいました。→論述あるあるだと思います。集中して書いているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいます。やはり初めに問題を確認し、ある程度時間配分の作戦を立てましょう。
よくわからないような回答をとにかくかきなぐりました。セニエ法の説明を間違えたきがします…。
残り5分をきっていました。③ワインの熟成する管理方法?的な問題でした。
これも学科で勉強した…!けど…思い出せない…とさらにパニック。
温度は15〜18℃、ワインは横に寝かせる、湿度は60〜70%、酸素はコルクから入っていきます。というようにもはや記憶をたどって合っているのかすらわからず、小学生のような短文説明。半分も書ききれずにタイムアップでした。
(後で確認しましたが見事に気温も湿度もはずしておりました…)→採点の基準はどうあれ、短文でも書くことが大事だと思います。パニックになりながらも、何か書こうという頑張りがよく伝わりました。この設問は0点ではないはずです。論述は山をはっていたところはまったくかすりもしませんでした…20分短い…!
論述1は3のワインに合うワインを、200字
牛スネ肉赤ワイン煮、ブルーチーズのソースで八割くらい描きました。論述2はロゼワインの醸造法と楽しみ方を300字
混醸法、直接圧搾法、セニエ法、があることを書き、セニエはシャンパンに使われることが多く、お祝いで楽しむ、混醸法、直接圧搾法は南仏でよく使われていて、バカンス、旅行などで気軽に楽しむ、などを書きました。→まずは、3つの方法が書けたことが良かったと思います。その先がちょっとあやしいですが。論述3はワインの保管熟成に必要な条件でした。
温度管理、湿度管理、あまり動かさない、に焦点を当てて描きました。最後にレンタルセラーが普及してきていて、昔よりも保管熟成が容易になってきていることも書きました。論述は時間ギリギリで全て八割は埋められました。→全体を見れば合格点には達しているかと。
何度も申し上げますが、論述試験は加点方式ですので書かないと点になりません。
最後の最後まであがいて書いてください。ある意味それが最大の攻略法です。
何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希