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試験対策ではないかもしれないけど…

トスカーナ、ウンブリア

2020/04/11
 
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4月、アルゼンチンのメンドーサで「第15回世界最優秀ソムリエコンクール」が開かれました。優勝者はスウェーデンのジョン・アーヴィッド・ローゼングレン選手(31)、NYの人気ソムリエだそうです。

日本からは石田ソムリエ、森ソムリエの二人が挑戦しましたが、共に決勝進出はなりませんでした。

二年前に開催された第7回全日本最優秀ソムリエコンクールの優勝者が石田ソムリエで、今回の世界大会の出場権を得たわけですが、この優勝を聞いた時に本当にびっくりしました。それは、彼の実力に対してではなく、まだソムリエコンクールに現役で出場していたことにです。
彼は2000年に開催された第10回世界最優秀ソムリエコンクール・モントリオール大会で三位に入賞した経歴を持ちます。日本ではもう重鎮と言っても過言ではない彼が、忙しい業務の合間を縫ってコンクール対策の勉強を続けられたことは驚愕です。

ソムリエコンクールの筆記試験の問題を見たことがありますが、難しいというレベルを超えております。まず、テキストなんて存在しませんから各国のワイン情報を自分で集めることからコンクール対策が始まります。もちろん、ほとんどが日本語に訳されたものではありません。その集めに集めた資料を正しいものと正しくないものにわけて、あとはひたすら暗記です。膨大な海のように広い世界のワイン事情についてひたすら暗記しなくてはなりません。申し訳ありませんが、試験範囲、教本があるソムリエ試験とは天と地ほど違います。

石田ソムリエはもうすでにトップソムリエとして確固たる地位を築いた方です。そして、メチャクチャ忙しいはずです。その彼がチャレンジャーとして日本のソムリエコンクールに出場し、優勝しました。もちろん、その先にあった上記のアルゼンチン大会を視野に入れてのことでしょう。
もう審査するべき立場でもおかしくない彼が一般の挑戦者と同じスタートラインに立って突き抜けたのです。並大抵の努力で成し得ることではありません。彼は今回、本気で世界ナンバーワンソムリエを目指したのでしょう。とてつもなく高い目的を掲げて、その為に本当に寝る間もないくらいに努力されたのだと思います。

私もここ数年はそれなりに忙しい日々を送っているつもりでした。毎日の仕事もあるし、”ちょっとまじめに”の更新も頑張っております(笑)。たまに呼んでいただけるセミナーやワイン会、ちょっとだけ連載も持たせていただいております。けっこう頑張っているのかな、なんて自分に酔っていた時もありました。それでも、今からコンクール出場に向けて努力ができるかといえば、考え込んでしまいます。本当に血がにじんでしまうような努力が必要で、家族や生活を犠牲にしても入賞すらままならない人達もいらっしゃるからです。

頂上を目指している方、世界を視野に入れている方は違います。

私ももっと頑張らなくてはと強く思いました。石田ソムリエにはなれないけど、いただいた刺激はしばらく忘れません。私も私なりにもっとできるはずですから。

※表紙はBrunello di Montalcinoの長閑な風景

明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。
疲れているのは皆同じです!

※表紙はDOCG Vernaccia di San Gimignanoのサン・ジミニャーノ歴史地区



トスカーナ、ウンブリア

I Toscana トスカーナ州
北のピエモンテと並ぶ高品質ワインの産地です。背後にアペニン山脈がそびえるため、山岳・丘陵地帯らしい野獣肉料理向けの力強い赤ワインが中心です。

世界中に名を馳せた下克上ワイン”スーパートスカン”に象徴されるようにイタリアワイン界をリードする立場でもあります。また、この地方のVin Santoは有名です。

◆最初にこの州のDOCGをまとめます。
●の付いたDOCGは地図上で確認すること!

サンジョヴェーゼシリーズ
Chianti→あまりにも範囲が広すぎて地図上では問われないと思います。
Chianti Classico
Brunello di Montalcino
こちらはブルネッロ種。サンジョヴェーゼ系の一つ。
Vino Nobile di Montepulciano
プルニョーロ・ジェンティーレ種。同くサンジョヴェーゼ系。
Carmignano→どこかで… コジモ三世!
カベルネを混ぜることが特徴。
Morellino di Scansano

こちらもサンジョヴェーゼ系のモレッリーノ種→トスカーナ最南端。

※試験的には上記のサンジョヴェーゼ系をシノニムと考えても問題ありません。厳密には違うのですが。

さらに最近認められた下記もサンジョヴェーゼ系ですね。

Suvereto+ボルドー品種
Montecucco Sangiovese

Val di Cornia Rosso

上記全てのみが認められており、トスカーナのほとんどのDOCGがサンジョヴェーゼ系主体のワインということになります。

サンジョヴェーゼ系以外のDOCG二つ

Vernaccia di San GimignanoブドウはVernaccia。
と新しい
Elba Aleatico Passitoパッシート・赤甘口、Aleaticoがブドウです。

DOCGではないですが、

Bolgheri
サッシカイアの大成功によって。

◆主要DOCGと相性が良いとされる料理

Chianti
料理:Stracotto Fiorentino(牛肉の赤ワイン煮フィレンツェ風)
Storacotto Fiorentino

とにかくFiorentinoを見てトスカーナ州の赤ワインを選びましょう。肉と赤ワインの有名な州です。→ちなみにここの州都はフィレンツェなので、Fiorentinaとあればトスカーナ州の料理です。

Chianti Classico
料理:Bistecca alla Fiorentina(牛肉の炭焼きTボーンステーキフィレンツェ風)これは超有名です。

Brunello di Montalcino
料理:Cinghiale allo Spiedo (猪肉の串焼き)
Cinghiale allo Spiedo

本当にそのまま串?に刺して丸焼きです。Cinghialeがイノシシだとわかれば、トスカーナは肉・ジビエが有名ですから正解に近づきます。

肉料理三種に赤ワインがそれぞれ合わせてありますが、料理も赤ワインもより濃く、味わいが個性的な順に並んでいます。

◆覚えておきたいDOCと相性が良いとされる料理

Elba Bianco
Parrina Bianco
料理:Minestrone Toscano(白隠元豆のミネストローネ)
料理:La Ribollita(白隠元豆と野菜のスープ・パン入りグラタン風)

La Ribollita

地元の軽めの白ワインと。

J Umbria ウンブリア州

海のない州で、イアリア半島のほぼ真ん中に位置します。平地はほとんど見られず、山と湖の美しい風景が広がります。

◆主要DOCGと相性が良いとされる料理

→DOCGは二つです。

Montefalco Sagrantino
サグランティーノがブドウ・黒です。
料理:Palombacci alla Ghiotta (山鳩の焙り焼き)

Palombacci alla Ghiotta

フランス料理でいうところのパロンブですね。山の州ですからジビエも出て来るでしょう。先ほどのイノシシといい、ジビエにはDOCGクラスの赤合わせるんですね。

Torgiano Rosso Riserva
こちらはサンジョヴェーゼです。

◆覚えておきたいDOCと相性が良いとされる料理

Orvieto Classico
グレケット種から造られる主に辛口の白ワインです。
料理:Spaghetti alla Norcina(スパゲッティのトリュフ風味)
このNorcinaとは、ウンブリア州のとある町の名前で、生ハムやサラミ、ソーセージ、チーズ、黒トリュフなどのおいしいものの産地として有名だそうです。さらに、このウンブリア州は黒トリュフが名産です。トリュフの使い方にもよるのでしょうが、Orvieto Classicoなの?と個人的にはちょっと疑問です。

もう一つ有名なDOC Torgiano(赤・白・ロゼ・発)

※上記に記載済みですが、Torgiano Rosso RiservaとなればDOCGです。

Torgiano Bianco
料理:Cappelletti di Gubbio(カペレッティのグッビオ風)

グッビオ
この写真はカペレッティなんですが、グッビオ風がどんな料理かわかりませんでした。グッビオがこの州の町の名前であることは確かで、トリュフが名産なのですが。トリュフ風味ですかね?

でも、この白ワインで…、勉強不足です。

Torgiano Rosso
料理:Porchetta al Finocchio(仔豚の丸焼きウイキョウ風味)

Porchetta al Finocchio

今度は仔豚の丸焼きです。山ですから。サンジョヴェーゼの赤を合わせるんですね。へーって感じですが、軽めの赤はいいかも。Finocchioはウイキョウで仔豚の丸焼き、ポルケッタには必ず使われるそうです。





さて、しっかり【過去問】で確認しましょう。

ソムリエ試験 過去問

【過去問 2014】
D.O.C.G.Chianti の特定地域(ソットゾーナ)を 1 つ選んでください。

1. Rufina
2. Sassella
3. Valpantena
4. Cartizze

【解説】
この問題は無視しましょう。このレベルまで求められるならブルゴーニュのプルミエ・クリュも覚える必要があるでしょうし、私がイタリアに疎いこともありますが、この重要性をいまいち理解できません。これまでのソムリエ試験の流れから考えると100点を取らせないための超難問といえます。

今後もこのレベルの出題が無いとは言いませんが、100点取 る必要はないのです。コンクールでもありませんから、人より上に行く必要もありません。筆記試験で7割、できれば8割とれれば一次試験は楽々突破です。イタリアワイン業界の方へ、ここまで覚える必要があると思いますか?メッセージをいただければ幸いです。

【過去問 2013】
フィレンツェとシエナの間に広がる丘陵地帯(8コムーネ)の D.O.C.G.を1つ選んでください。

1. Vino Nobile di Montepulciano
2. Carmignano
3. Brunello di Montalcino
4. Chianti Classico

【解説】

コムーネ…、試験中にこんな知らない単語が出てくるとビビります。イタリアの自治体を表す語で、フランスでいうコミューンです。
この出題のポイントはある程度DOCGの地理的情報が頭にあることに加えてフィレンツェとシエナの位置関係がわからなくては解答できません。私はこの地方 に行ったことがあるので、イメージがありますが、なかなかシエナまでは勉強できないものだと思います。今後、このレベルまでソムリエ協会が求めるのであれ ば、暗記するしかないのですが。それでも今のところ覚える必要はないと思っております。
教本にもトスカーナの地図が出ており、フィレンツェ、シエナなどの名前も記載されております。本当にここまで暗記しなければならないのかと思いますが、もし覚えるならこの二つに加えてリヴォルノとエルバ島かなと。その他の地名は出題されても誰もわからないので無視しましょう。

【過去問】

トスカーナ州において、最も南に位置する D.O.C.G. を 1 つ選んでください。

1. Pomino
2. Morellino di Scansano
3. Chianti Classico

4. Carmignano

【過去問】
次の中から、主要品種がNebbiolo以外で造られる赤ワインD.O.P.( D.O.C.G.)を1つ選んでください。

1. Gattinara
2. Roero
3. Valtellina Superiore
4. Torgiano Rosso Riserva

【過去問】

次のD.O.C.G.ワインの中からToscana州以外のものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.Morellino di Scansano
2.Vino Nobile di Montepulciano
3.Montefalco Sagrantino

4.Vernaccia di San Gimignano

【過去問】

次の 1-4 のイタリアワインの中から白、赤ともに生産が認められている D.O.C.G.銘柄を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.  Vernaccia di San Gimignano
2.  Bolgheri
3.  Roero

4.  Ramandolo

【過去問】

次の中から中部イタリア、トスカーナ地方の地方料理「Bistecca alla Fiorentina」に最も相性の良いワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.  Albana di Romagna
2.  Orvieto Classico Secco
3.  Chianti Classico

4.  Frascati Secco

【過去問】
次の中からウンブリア州で生産されているD.O.C.G.ワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.  Torgiano
2.  Rosso Orvietano
3.  Orvieto Classico

4.  Montefalco Sagrantino

【過去問】
次の中から1710年代にトスカーナのコジモ三世により呼称制度・呼称の制定の生産範囲の限定が行なわれたワインを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。

1.  Barolo
2.  Pomino
3.  Brunello di Montalcino

4.  Bolgheri

【過去問】
下記のトスカーナ州の地図A~Dの中からD.O.C.G.Brunello di Montalcinoに該当するものを1つ選んでください。

※地図上から上記の産地を答える問題

【過去問】
下記のトスカーナ州の地図E ~ Hの中からD.O.C.Bolgheriに該当するものを1つ選んでください。

※同上。

【解説】

正直、DOCまで地図上で問うのかと思ってしまいました。Bolgheriはちょっと特別ですけどね。今後、ピエモンテとトスカーナの超有名どころは地理的位置関係も確認しておきましょう。 

【過去問】
次のA~C のイタリアワインの品質特徴に、適合する州を下図の1~20中からそれぞれ1つ選び、その番号を解答用紙の解答欄にマークしてください。

A. イタリア北部にあって、山地、丘陵地(10%)、海岸まで平地(40%)で、イタリアで最も雨が多いところで、ぶどうは主に丘陵地で平地でも少量造られている。高品質志向の白ワインが多く造られ、特に白の甘口は有名である。
B. 山岳地帯のワインに属しているが平地が中心で、生産量は国内2位であり、1960 年以前にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどが栽培されていた。Reciot やAmarone などのタイプのほか、フルーティなスプマンテなどがある。

C. 丘陵地が多くD.O.C.G.は、国内2位の州で、Vin Santoも有名であり、近年カベルネ種やメルロ種から造られたワインも世界的に注目されている。

※地図省略

【解説】
復習です。生産量やDOCGの数などは現在と違っていることがあります。
A.フリウーリ=ヴェネツィア・ジューリア州
B.ヴェネト州
C.トスカーナ州

やっとイタリア20州の半分が終わりました。内容的には半分以上終わってますけどね。イタリアもなんとかなりそうです。この調子で、また明日。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩






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