酒類飲料概論

酒類飲料概論
はじめる前に、問題として取り上げていたソルビン酸の件について私なりの考えをお伝えします。
〈問題点〉
今年の教本にはソルビン酸 0.25g/l との記載があり、現在調べております。長年、0.20g/l だったんですが。この件に関してコメントいただいたお二人の方へ、ありがとうございました。
〈私なりの結論〉
ソルビン酸の使用可能量に関して、厚生労働省行政情報のHPによりますと、これまでと変更はなく0.2g/Lのようです。
厚生労働省行政情報のHPのほぼ最後の方に記載がございます。
ソムリエ教本の記載が間違えているのだと思われますが、この件が出題された場合、私なら”0.2g/L”と答えます。→長年協会もこの数字でしたし、今も正しいようですから。それでも、模範解答で”0.20g/l”と発表されようが”0.25g/l”であろうが、ソムリエ協会にクレームが多数届くでしょうから、おそらく問題に不備がありましたになるでしょう。
私は協会員ではありませんので、問い合わせませんが、もしどなたか確認された方がいらっしゃいましたらご一報をお願いいたします。
<いただいたコメントより>
さて、ソルビン酸の件ですが、ワインスクールに通っている友人より、スクール側からは、はっきりと誤記だとの案内があったそうです。協会側に問い合わせた のかどうかはわかりませんが、他の矛盾点に関して協会に問い合わせて回答を得ているものがあるようなので、ソルビン酸についても裏をとっているのではない かと推測します。
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さて、本来であれば一番最初に勉強すべき項目かもしれない酒類飲料概論です。細かなワインの知識以上に大切な事柄も含まれており、ワインを勉強する上で避けては通れません。
とはいえ、こちらも【過去問】を確認しながら感覚を掴むことで得点につなげやすい個所でもあります。必ず十数問出題されますから、ここは気合いを入れて頑張りましょう。
ちょっと長いですが、繰り返し同じ出題も見られます。一目見てわかった問題、さっきと同じじゃんって思った問題に関しては流して、どんどん進んでください。本番前のストレッチみたいなイメージで。
では一気に行きます!
ソムリエ試験 過去問
【過去問 2015】
ワイン中の主な有機酸の中でブドウに由来する酸を 1 つ選んでください。
1. 乳酸
2. リンゴ酸
3. コハク酸
4. 酢酸
ブドウに由来する酸と醗酵によって生じた酸をそれぞれ確認しておきましょう。
【過去問 2015】
醸造法によるワインの分類で、マルサラが属するものを 1 つ選んでください。
1. スティル・ワイン
2. スパークリング・ワイン
3. フォーティファイド・ワイン
4. フレーヴァード・ワイン
【過去問 2015】
EU 加盟国におけるワイン法による品質分類(地理的表示があるワイン)におい
てラベル表記任意記載事項とされているものを 1 つ選んでください。
1. アルコール度
2. 瓶詰め業者名(スパークリングワインの場合は生産者と販売業者)
3. 原産地
4. 収穫年
・スパークリングワインは残糖量
・収穫年、ブドウ品種を記載する場合は85%以上。
【過去問 2015】
ブドウの病害の中から、日本で最大の被害をもたらしたものを1つ選んでください。
1. ベト病
2. ウドンコ病
3. 晩腐病
4. 灰色カビ病
【解説】
それぞれのブドウの病害のおおまかな内容とその防除対策はペアで覚えておく必要があります。日本の気候と病害の性質を知っていれば答えられると思います。
【過去問 2015】
赤ワインの醸造過程において醸し(マセラシオン)の間にルモンタージュと同じ目的で行われる作業を 1 つ選んでください。
1. デブルバージュ
2. ピジャージュ
3. エグラパージュ
4. フーラージュ
人の手で、長い棒を使ってかき混ぜます。
【過去問 2015】
マロラクティック発酵の効果として正しいものを 1 つ選んでください。
1. 清澄化の促進
2. エチルアルコールを生成する
3. ワインの酸味が柔らげられ、まろやかになる
4. 乳酸がリンゴ酸に変化する
【解説】
今の段階で、この問題がわからないようではちょっと危ないです。
【過去問 2015】
ワイン醸造に関する用語「コラージュ」の意味に該当するものを 1 つ選んでくだ
さい。
1. 除梗
2. 補糖
3. 清澄
4. 破砕
【解説】
2.と3.は答えられないといけません。余裕のある方はその他に関しても調べてみる事をお勧めします。
【過去問 2015】
下面発酵ビールを 1 つ選んでください。
1. アルト
2. スタウト
3. ボック
4. エール
4.イギリスのビール。常温・短期間で醗酵。上面醗酵。
【過去問 2015】
琉球泡盛に使用されている麹菌を 1 つ選んでください。
1. 白麹菌
2. 黄麹菌
3. 黒麹菌
4. 紅麹菌
4. 紹興酒、豆腐よう
【過去問 2015】
アルマニャック向けのブドウ栽培面積において Bas-Armagnac 地区が占める割合を 1 つ選んでください。
1. 約 20%
2. 約 40%
3. 約 60%
4. 約 80%
【解説】
こちらで一度。
【過去問 2015】
認められた 48 種のリンゴおよび数種の梨から造られるブランデーを 1 つ選んでください。
1. Cognac
2. Eaux-de-vie de Marc
3. Grappa
4. Calvados
【過去問 2015】
白樺の炭で濾過されるスピリッツを 1 つ選んでください。
1. Gin
2. Tequila
3. Vodka
4. Rum
【過去問 2015】
アニスを蒸留酒に浸漬し再度蒸留して得られるアルコール 40 度前後のギリシャ産リキュールを 1 つ選んでください。
1. Sambuca
2. Suze
3. Cynar
4. Ouzo
【解説】
比較的有名なような。もしくは消去法で二択くらいになれば。
【過去問 2015】
シャルトリューズ・ジョーヌのアルコール度数を 1 つ選んでください。
2. 45 度
3. 50 度
4. 55 度
【解説】
ジョーヌのほうがアルコール度数が低く、40度です。
【過去問 2015】
酒類の分類で混成酒に分類されるものを 1 つ選んでください。
1. ビール
2. ブランデー
3. 焼酎
4. ヴェルモット
【過去問 2015】
ワイン中の有機酸の中から、発酵により生成されるものを 1 つ選んでください。
1. 酒石酸
2. リンゴ酸
3. 乳酸
4. クエン酸
【過去問 2015】
醸造法によるワインの分類でサングリアが属するものを 1 つ選んでください。
1. スティル・ワイン
2. スパークリング・ワイン
3. フォーティファイド・ワイン
4. フレーヴァード・ワイン
【過去問 2015】
EU 加盟国における地理的表示のあるワインのラベル表記について、収穫年を記載する場合の規定として正しいものを 1 つ選んでください。
1. 記載した収穫年のブドウを 75%以上使用する
2. 記載した収穫年のブドウを 85%以上使用する
3. 記載した収穫年のブドウを 95%以上使用する
4. 記載した収穫年のブドウを 100%使用する
【過去問 2015】
欧・中東系種のブドウ種を 1 つ選んでください。
1. ヴィティス・ラブルスカ
2. ヴィティス・リパリア
3. ヴィティス・ルペストリス
4. ヴィティス・ヴィニフェラ
【解説】
これも知らないとヤバいっす。1.~3.はアメリカ系で2.と3.はフィロキセラに耐性があるため台木に使用されています。
【過去問 2015】
次の記述に該当するブドウの病害名を 1 つ選んでください。
「19 世紀後半ヨーロッパで発見されたブドウの病害で、防除対策としてボルドー液散布などが行われている。」
1. ベト病
2. 晩腐病
3. ウイルス病
4. フィロキセラ
【解説】
この手の問題は必須です。それぞれがおおよそいつごろ発見され、どのような防除対策が有効かは必ず確認しておいてください。
【過去問 2015】
ブドウ樹の仕立て方で、モーゼルなどの急斜面の畑に用いられ、栽培者が上下左右に動き易い仕立て方を 1 つ選んでください。
1. 棒仕立て
2. 垣根仕立て
3. 株仕立て
4. 棚仕立て
【過去問 2015】
ワイン醸造に関する用語「スーティラージュ」の意味に該当するものを 1 つ選んでください。
1. 濾過
2. 補糖
3. 圧搾
4. 滓引き
【解説】
ここも選択肢に出てきた用語までしっかり確認しましょう。
【過去問 2015】
白ワインの熟成中、タンクや樽の中の滓を攪拌することにより熟成を促す作業を1 つ選んでください。
1. バトナージュ
2. デブルバージュ
3. スキン・コンタクト
4. シュル・リー
【解説】
ここも。毎年このように出題されるんですから。
【過去問 2015】
スパークリング・ワインの製法で、発酵途上のワインを瓶に詰め、密閉して残りの発酵を瓶内で行うものを 1 つ選んでください。
1. トラディショナル方式
2. セニエ法
3. シャルマ方式
4. メトード・リュラル
【解説】
知っておくべきですが、消去法でもわかるんじゃないですか。
【過去問 2015】
ブリュッセル地方で造られる、ベルギーを代表する伝統的な自然発酵タイプのビールを 1 つ選んでください。
1. ピルスナー
2. ボック
3. ランビック
4. スタウト
【過去問 2015】
米麹を使用することを前提に、奄美大島周辺にだけ認められた単式蒸留焼酎を 1つ選んでください。
1. 壱岐焼酎
2. 黒糖焼酎
3. 球磨焼酎
4. 琉球泡盛
【解説】
1. 長崎県
2. 奄美
3. 熊本県
【過去問 2015】
連続式蒸留器の発明によって発達したウイスキーを 1 つ選んでください。
1. グレーンウイスキー
2. モルトウイスキー
3. ピュアーモルトウイスキー
4. シングルモルトウイスキー
【解説】
モルトウィスキーは単式蒸留を二度です。
【過去問 2015】
コニャックの Grande Champagne 地区において主体となる土壌を 1 つ選んでください。
1. 石灰岩
2. 粘土
3. 砂
4. 珪土
【過去問 2015】
最高品質のアルマニャックを生む生産地区を 1 つ選んでください。
1. Grande Champagne
2. Bas-Armagnac
3. Haut-Armagnac
4. Fins Bois
【過去問 2015】
ブルー・アガベの茎を蒸煮したのち圧搾して得た搾汁を発酵、蒸留して造るスピリッツを 1 つ選んでください。
1. Rum
2. Gin
3. Tequila
4. Vodka
【解説】
ブルー・アガベって何か知ってますか?
【過去問 2015】
フランスのヴォワロンの修道院で生まれ、現在もそこで造られているリキュールを 1 つ選んでください。
1. Chartreuse
2. Benedictine
3. Suze
4. Cointreau
【解説】
これはちょっと難しい。修道院系というところで絞れたら良しとしましょう。
ワイン中の有機酸の中で最も量の多いものを1つ選んでください。
3. 酒石酸
ワインの第2アロマは何から由来するか1つ選んでください。
4. 瓶内二次発酵
第一アロマは、ブドウそのものに由来する果実香を指し、第二アロマは、発酵過程の乳酸や酵母に由来する香りのことを指します。さらに第三アロマ(ブーケ)はワイン熟成中に生まれる香りのことです。
「よき料理、よきワインがあればこの世は天国」と言った人物を1人選んでください。
4. ポール・セザンヌ
ちなみに「よき料理、よきワインがあればこの世は天国」で検索するとけっこう出てきます。正解は3.です。
EU加盟国におけるワイン法による品質分類(地理的表示のあるワイン)においてラベル表記義務記載事項とされているものを1つ選んでください。
4. 生産方法に関する記述
北半球において、主に剪定が行われる時期を1つ選んでください。
3. 4月~5月
こちらでも。→第0回 ブドウの一年
次の記述について正しい場合は1を、誤っている場合は2を選んでください。
「ぶどうの光合成に最も必要なものは日照と適度な温度である」
2. 誤
光合成には日照は当然として、温度も大いに影響を与えます。

4. 棚仕立て
選択肢それぞれの簡単なイメージを持てるようにしてください。
ボルドー液の散布が有効とされているぶどうの病害を1つ選んでください。
4. 晩腐病
ついでに、ウドンコ病→硫黄
発酵が始まって3~4日頃アントシアニンとタンニンが液中に出てくる過程に該当する語句を1つ選んでください。
4. マロラクティック発酵
ビール製造において雑菌の生育を抑えるホップに含まれる成分を1つ選んでください。
3. ツヨン
正解は2.ルプリンです。
日本の焼酎の元祖と言われ、米麹のみを原料とするものを1つ選んでください。
4. 黒糖焼酎
日本最古の蒸留酒といわれているのが琉球泡盛です。蒸留酒の文化はタイから琉球に伝わり、そこから日本本国(当時琉球王国は独立国家でした)にもたらされたという説が有力なようです。
スコッチウイスキーに使われるピートの名称を1つ選んでください。
4. 木樽
51%以上のトウモロコシとライ麦を使用して造られ、力強い樽の香りが特徴となるウイスキーを1つ選んでください。
4. ジャパニーズウイスキー
コニャックにおいてワイン用ぶどう品種「St-Emilion des Charentes」の別名を1つ選んでください。
4. Semillon
カルヴァドスの主な生産地はどこか1つ選んでください。
4. ブルターニュ
サービス問題です。
メキシコ国内法ではテキーラにはブルー・アガべを何%以上使用することが規定されているか1つ選んでください。
4. 91%以上
正解は3.です。
フランス北部ベネディクト派修道院で1510年に生まれたリキュールを1つ選んでください。
4. Benedictine
4. 27種類のハーブ、ベネディクト派修道院
人為的にマイナス7℃以下に冷凍した凍結果実を圧搾し、果汁を発酵させて造られる白ワインの醸造法を1つ選んでください。
4. Micro-oxygenation
4. ミクロ・オキシジェナシオン→グレイスの三澤彩奈さんはこのように言ってます。
ワインはぶどう果汁の糖分を、酵母のアルコール発酵によってエチルアルコールと何に変えられた飲料か1つ選んでください。
3. 二酸化窒素
ワインの中で析出する酒石は主として酒石酸と何が結合したものか1つ選んでください。
3. カリウム
酒石とは主に酒石酸水素カリウムのことを指します。
ワインの発酵工程で酵母や乳酸菌が生成する香りを1つ選んでください。
3. 第3アロマ
一般的なワインの通常pH(水素イオン指数)を1つ選んでください。
3. pH3.1~pH4.3
ワイン的にはpHが低いと色合いが鮮やかになります。←テイスティングの”輝き”ですね。味わいにおいてもpH3-3.3で酸味をしっかり感じることが多いようで、白ワインのpHはおおよそこのあたりのようです。
ピノー・デ・シャラントの醸造法による分類を1つ選んでください。
4. フレーヴァード・ワイン
ぶどうの生育サイクル(北半球)において、7月~8月に該当するものを1つ選んでください。
4. 展葉期
ボルドーやブルゴーニュを代表に、世界的に広く実施されている長梢(結果母枝)を2本左右にとる仕立て方法を1つ選んでください。
4. 株仕立て
ワインの醸造過程における「シャプタリザシオン」の意味を1つ選んでください。
4. 滓引き
以前も問いかけましたが、ドサージュとの違いは?
熟成中、タンクや樽の中の滓を攪拌することにより熟成を促す作業を1つ選んでください。
4. シュル・リー
4.こちらのはじめの方。
タンニン、ゼラチン、ベントナイトなどを用いる醸造過程での作業を1つ選んでください。
4. 圧搾
発泡性ワイン「シャウムヴァイン(Schaumwein)」の原産国を1つ選んでください。
4. ポルトガル
チェコのプルゼニュ(ピルゼン)生まれのビールを1つ選んでください。
4. エール
4.イギリスのビール。常温・短期間で醗酵。上面醗酵。
琉球泡盛に使用されている麹菌を1つ選んでください。
4. 紅麹菌
代表的なウイスキーの造り方の中で、モルトウイスキーは一般的に単式蒸留を何回行うか1つ選んでください。
4. 4回
コニャックのぶどう品種「サン・テミリオン・デ・シャラント」の別名を1つ選んでください。
4. セミヨン
アルマニャックのBas-Armagnac地区において主体となる土壌を1つ選んでください。
4. 泥土
白樺の炭で濾過されるスピリッツを1つ選んでください。
4. Rum
クレーム・ド・カシス1Lあたりに必要な最低糖分量を1つ選んでください。
4. 400g以上
クレーム・ド・なんとかというリキュールは数種類ありますが、EUの規定でクレーム・ド・カシスのみ、1Lあたりの最低糖分量が400gと定められています。
アブサンの香味の主原料ニガヨモギに含まれ、常飲すると健康を損ねるといわれている成分を1つ選んでください。
4. ボタニカル
4. 本来の意味は「植物の」「植物的な」。最近はやっているんですね。ぜんぜん知りませんでした。でも、ソムリエ試験的にはいろいろな草根木皮を香り付けに使うジンの用語と考えていいと思います。
2009年ヴィンテージ以降のフランスの品質分類において、ヴァン・ド・ペイにかわる等級の略称を1つ選んでください。
4. I.S.O.
日本においてワインに使用が認められている食品添加物を1つ選んでください。
4. 二酸化硫黄
全世界のぶどう栽培面積(2008年度実績O.I.V.資料)に近い値を1つ選んでください。
4. 約8億ha
最新情報(今年の教本の記載)を確認しましょう。
ワイン中の主な有機酸のうち、醗酵により生成されるものを1つ選んでください。
4. リンゴ酸
ドイツで「Perlwein」の区分に該当するものを1つ選んでください。
4. フレーヴァード・ワイン
スティルワイン20℃での1Lあたりの二酸化炭素の含有量(O.I.V.規定)を1つ選んでください。
4. 7g/L未満
4g/L未満だそうです。
ぶどう樹の剪定で、南フランスでよくみられる「ゴブレ」と呼ばれる仕立て方を1つ選んでください。
4. 棒仕立て
ワインの醸造過程における「シャプタリザシオン」の意味を1つ選んでください。
4. 補タンニン
ワインの醸造過程における「ルモンタージュ」の効果として期待できる事項を1つ選んでください。
4. 色素の安定化
ロゼワインの醸造法で「黒ぶどうを原料として、醸しの途中ほどよく色付いたところで果醪から液体部分を分離し、低温醗酵させて造る方法」を1つ選んでください。
4. ブレンド法
スパークリング・ワインの製法で「スティル・ワインを瓶に詰め糖分と酵母を加え、密閉して、瓶内で第二次醗酵を起こさせて造る方式」を1つ選んでください。
4. トラディショナル方式
世界の主なビールの中で修道院で造られていたことから名がついた、ベルギーに伝わる古いビールを1つ選んでください。
4. ピルスナー
あと、まだでてきてないものとして、ベルギー・ブリュッセルのランビック(自然発酵ビール)があります。
単式蒸留による焼酎で米不足が原因で、麦を原料として造ったのが始まりとされるものを1つ選んでください。
4. 壱岐焼酎
江戸時代末期の米不足で、麦から焼酎を作ったのが始まりと言われています。正解は4.です。
コニャックのぶどう生産地区の中で、最高品質といわれるものを1つ選んでください。
4. Fins Bois
オー・ド・ヴィーの1種「ミラベル・ド・ロレーヌ」の原料を1つ選んでください。
4. 黄色のプラム
テキーラの表示で、3年以上熟成させたものに許される表示を1つ選んでください。
4. レポサド
4.一年未満の短期熟成
「Martinique vieux」と呼ばれる名称が認められているスピリッツを1つ選んでください。
4. マール
Martinique vieuxとは生産指定地域内で650L以下のオーク樽で最低3年間の熟成を経たラム・アグリコールです。→vieuxはフランス語で古いの意。
アニス・甘草が香味の主原料のリキュールに該当するものを1つ選んでください。
4. カンパリ
果実系リキュールに該当するものを1つ選んでください。
4. スーズ
3.アーティチョークベースのリキュール
日本におけるミネラルウォーターの分類でナチュラルミネラルウォーターに関する記述の( )に該当するものを1つ選んでください。
「ナチュラルミネラルウォーターの処理方法等においては( )以外の物理的・化学的処理を行ってはいけない」
4. 電気分解、逆浸透膜濾過
常識的に考えても、1.でしょうね。
次のO.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)が取りまとめた、2007年までの世界のぶどう・ワインの生産状況についての記述中、下線部(a)~(d)の中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「世界のぶどう栽培面積は、(a)2003年の約792万haから(b)2007年まで、(c)減少を続けている。ぶどう生産量は天候や単位収穫量の影響を受け、2003年にくらべ2007年の生産量は(d)減少している。」
1.(a) 2.(b) 3.(c) 4.(d)
少し前の問題なので、今はどうなのかなくらいの気持ちで問題文を眺めてください。時間的に余裕のある方はちゃんと調べましょう。
次のO.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)が取りまとめた、2007年までの世界のワインの消費状況に関する記述の中から、誤っているものを1つ選んでください。
4. 世界の2007年ワイン総消費量は、大まかに2億5千万hlである。
最近話題に上るワイン中に含有されるリスベラトロール(Resveratrol)に関する記述の中から、誤っているものを1つ選んでください。
4. 白ワインにも赤ワインと同じ程度含有されている。
誤っているものが1つですから2.、3.が正解にはならず、4.ということに。ちょっと強引かな。→まぁ、この解説じゃモヤモヤした方もいらっしゃるでしょう。でも、これでリスベラトロールがポリフェノールであることは覚えたでしょ。
次の記述に該当するワイン中に含有される有機酸を1つ選んでください。
「貴腐ワインの熟成中に酸化され粘液酸となり、さらにカルシウム塩となって白色結晶の粘液酸カルシウムとして折出する。」
4.グルクロン酸
次のぶどう品種と、栽培されている代表的な国名の組み合わせの中から誤っているものを1つ選んでください。
4.Mauzacーフランス
3.ポルトガルです。
ぶどうは蔓性の多年性植物で、気候に合わせた生育サイクルを持っているが、次の中からサイクルの順序で正しいものを1つ選んでください。
4. 展葉→ヴェレゾン→結実→成熟
次の一般的な赤ワイン醸造の操作に関する記述中、下線部(a)~(d)の中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「赤ワインの醸造では醗酵中に(a)「醸し」を行うことが一般的である。長期熟成させるタイプのワインを造るときは、この醸し期間を(b)短くする。またこの間、果皮や果肉が容器上部に浮上し(c)果帽を形成する。このために(d)ルモンタージュを行う。」
4.(d)
次の日本におけるビール製造に使用される原料に関する記述中、(a)~(c)に該当する語句として正しいものを1つ選んでください。
「ビールは原料として麦芽、(a)、水の他、副原料として麦、(b)、トウモロコシ等が使用される。(a)はビールに特有の(c)や香りを与える。」
4. (a)ホップ(b)米 (c)甘味
単式蒸留焼酎には、芋焼酎、そば焼酎、雑穀焼酎など極めて多彩なものがあるが、これらの違いの要因に該当するものを1つ選んでください。
4.蒸留後の添加原料
焼酎の製法を理解しているとわかります。ものすごーく平たく言えば、最初に日本酒の醪(もろみ)のようなものを作って、そこに主原料(芋、麦、米など)を加えて二次醪を作るわけです。
次のアルマニャックの地区の特徴に関する記述に該当する地区を1つ選んでください。
「砂の最も多い土壌。最高品質。フィネス、芳香性に富み、干しすももの香味を有する。」
4.Bons Bois
テキーラはメキシコの国内法で規制されているが、次の産地の中から全州が産地に指定されている州を1つ選んでください。
4.ハリスコ州
テキーラといえばハリスコ州と暗記しましょう。
次の中からジュニパーベリーを醗酵させ蒸留したものに、グレーンスピリッツとボタニカル(草根木皮)を加え再度蒸留して造られるジンを1つ選んでください。
4.メスカル
4.竜舌蘭を主原料とするメキシコ特産蒸留酒の総称→テキーラ
次の中からフランス北部ノルマンディー地方で生まれ、27種の薬草、スパイス類が使用されているリキュールを1つ選んでください。
4.ドランブイ
27種の薬草、スパイス類というところでわからなくてはなりません。
次のワインの香りに関する記述中、下線部a~dの中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「ワインの風味は香りと味に分けられ、a.香りはアロマとブーケに、アロマは更に第1アロマ、第2アロマに細分される。b.第1アロマは原料ぶどう由来の品種特性香である。c.第2アロマは醗酵工程で酵母や乳酸菌が生成する香りやd.長期熟成後に生成する香りの事である。」
4.d
次のぶどう品種とその品種が栽培されている代表的な国の組み合わせの中から誤っているものを1つ選んでください。
4. Folle Blancheーフランス
次のぶどう品種に関する記述中、下線部a~dの中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「フランスのa.ロワール地方で栽培されているb.白ぶどうArboisは、別名でc.Menu Pineauやd.Pineau de la Loireとも呼ばれる。」
4.d
次のぶどうの仕立て方に関する記述に該当するものを1つ選んでください。
「急斜面では、畑を栽培者が上下左右に動き易いような仕立て方。左右から2本の長梢をとり、主幹に添えた棒を中心にハート型になるようにしばりつける。」
4.コルドン仕立て
次のワインの醸造方法に関する記述に該当するものを1つ選んでください。
「赤ワインの醸し仕込みを白ワインに応用した果汁前処理法。果汁にぶどうの品種特性をより濃厚に与えるため、果皮からの成分抽出を意図的に行う。」
4. Sur Lie
次の世界のビールとその特徴に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。
4. スタウトはドイツのアインベックが発祥の地である。
次の黒糖焼酎に関する記述中、下線部a~dの中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「原料で解釈すれば、a.スピリッツのラムとなるが、b.米麹を使用することを前提にc.奄美大島周辺とd.人吉の一部にだけ認められた単式蒸留焼酎である。」
4.d
難しいですね。人吉は熊本県、球磨焼酎です。
次のCognacの生産地区に関する記述に該当するものを1つ選んでください。
「Cognacの地区の中で、ぶどう作付け面積が最大で、土壌は粘土を含む石灰質。酒質は柔和で熟成が早い。」
4.Bons Bois
次の中から主原料にブルー・アガベを使用したスピリッツを1つ選んでください。
4.テキーラ
次の中から、チェリーを醗酵蒸留したイタリアのリキュールで、代表的な銘柄にルクサルドがあるものを1つ選んでください。
4.Frangelico