日本のワインについて

※表紙のブドウはなんでしょう?この果皮の色は…。
日本のワインに関して、ソムリエ試験においてもここ数年必ず出題されており、以前のフランスのように一次試験のメインになりつつあります。
2017年度は両呼称で7問、2016年度はソムリエ呼称で7問、エキスパート呼称で8問、2015年度、2014年、2013年はそれぞれ8~10問出題され、少し突っ込んだ問題も見られるようになりました。ソムリエ試験対策の最後の山場といえそうです。←10問って以前のフランスやイタリア並みです。
A 日本のワインの概要
・「日本ワイン」の定義
国産ブドウを原料とした果実酒
→2015年にようやく国税庁により法的に定められました。これまでは外国産濃縮果汁から造られた”ワインもどき”も国産ワインと表記していました。今でもコンビニで500円くらいで売られているアレです。
・日本ワインの生産量は1.9万㎘(内、白ワイン47%、赤ワイン41%、スパークリング5%)、国内製造ワイン(果実酒)全体の18.4%を占めます。
→言い換えると日本ではまともなワインがこれだけしか造られていないと言っても過言ではない状況です。
・現在ほとんどすべての都道府県でワイン造りが行われており、ブドウ栽培の北限は北海道、南は沖縄県です。
→後ほど出てきますが、その緯度の差は?という出題がありました…。日本の場合、南北に幅広く現在の緯度差は18度、ちなみにフランスは6度です。
・現在、日本で栽培されたブドウ(日本ワイン)からワインを造っているワイナリーは日本全国に230軒ほど。←そして、8割以上が小規模生産者。
・ワイナリー数は山梨→長野→北海道→山形→岩手→新潟の順に多く、全ワイナリーの3割弱が山梨県に集中しています。→近年は北海道と長野が特に増えてます。また、ワイナリー数ランキングは県別生産量とほぼ同じです。
・気候はほぼ内陸性気候です。←ひとまずこれ!
B 日本ワインの歴史
・1874年 山田さんと詫間さんが甲府にて甲州種などから日本で最初のワインを醸造。
・1877年 勝沼に民間初のワイナリー(現在のシャトー・メルシャン)が立ち上げられる。
・1920年代 新潟の川上善兵衛がマスカットベーリーA、ブラッククイーンなどを造り出す。
・1960年〜1970年代 高度経済成長と呼ばれる時代に東京オリンピックや大阪万国博覧会が華々しく開催され、ワイン消費が拡大し始める。
・1975年 ワイン消費量が甘味果実酒の生産量を上回る。
・1980年代 ヴィティス・ヴィニフェラ種の本格的な栽培始まる。
・2000年以降 自分で育てたブドウからワインを造る生産者が長野県、北海道を中心に活発化。
C 日本のワイン法
日本にはワイン法と呼ばれるものがなく、国税庁が酒税法、酒類業組合法によって管理しています。
●酒類とは
1%以上のアルコールを含む飲料。また、ワインは主に果実酒に分類されます。→醸造酒類のカテゴリーです。
●果実酒とは
・果実酒とは果実(果汁)に水、糖分を加えて醗酵させたもの。←もちろん、加えなくてもいい。アルコール度数は20度未満。
→多くの国においてワインと言えないものまで日本ではワインと呼んでいます。このような法律は多々あり、ビール、ウィスキーなども同様に世界では認められない原料・製法・品質のものまで一般に流通しています。私はこのような曖昧さが大嫌いです。
・補糖可(砂糖、ブドウ糖、果糖のみ)、アルコールの添加も可。
●表示ルール
・2015年に「ワインのラベル表示ルール」が整い、「日本ワイン」と「国内製造ワイン」の表示をわかりやすくしました。
「日本ワイン」のみ「日本ワイン」という表記に加え、地名、ブドウ品種、収穫年を記すことが可能。表記ルールはすべて85%!
→一方で、「輸入濃縮果汁使用」、「輸入ワイン使用」などを記すことが義務づけられました。(祝!)
主に酒精強化ワイン、フレーバードワインなどが該当します。
・2002年 長野で原産地呼称管理制度創設。翌2003年導入。
・2010年 山梨県甲州市において甲州市原産地呼称ワイン認証制度
・2013年 国税庁が「山梨」を地理的表示制度におけるブドウ酒の産地として初めて指定。
数日前の日本経済新聞に下記の記事が出ておりました。今年は問われないと思いますが、シニア呼称の方は要チェックです。
国税庁は27日、国が地域ブランドを保護する地理的表示(GI)で、ワインの産地として「北海道」を指定した。道産ブドウのみを原料とするなどの条件を満たし、審査に合格した商品が、商品名や産地に「北海道」を表記できる。 酒類の地理的表示制度は1995年に始まり、「日本酒」など計8種類が指定されている。ワインでは「山梨」に次ぐ2例目。指定を受けるには現在、北海道でワイン製造に使用されているブドウ57品種を原料とし、道内で製造・貯蔵・容器詰めをしたなどの条件を満たす必要がある。 指定を受ければ、他産地との違いを明確にして付加価値が高められる。道内のワイナリーで構成する団体が申し立てをしていた。国税庁は5月下旬まで意見を公募し、申し立て内容に権利の侵害などがないかを確認していた。
D 日本のブドウ品種
・O.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)によって「甲州(2010年)」と「マスカット・ベーリーA(2013年)」が品種としてリストに掲載が認められました。→EUに輸出する際に品種名をボトルに記載できます。
・日本ワインに使用されるブドウ品種ランキングは、甲州→マスカット・ベーリーA→ナイアガラ→コンコード→デラウェア→メルロの順になります。
・ヨーロッパ系では、黒品種はメルロ、白品種はシャルドネの生産量がそれぞれ最も多い。
・マスカットベーリーA=ベーリー×マスカット・ハンブルグ←この交配は覚えましょう。
●甲州について
果皮が薄紫色で比較的厚く、耐病性があるものの糖度が上昇しにくい。晩生。多くは棚仕立て、X字剪定で栽培されます。
甲州ワインの96%が山梨県。甲州発祥の地とされる甲府盆地東部で集中的に栽培されています。→とはいえ、2000年以降醸造量は激減しており、現在最盛期の1/3程度。
その他
・718年 修行僧 行基、大善寺説 / 1186年 雨宮勘解由、勝沼説←甲州種の由来の二説
・1620年代 甲斐の医師(徳本さん)が棚作りによる栽培法を考案。甲州栽培が一気に広がる。
・DNA解析の結果、ヴィティス・ヴィニフェラに中国系品種ヴィティス・ダヴィーディのDNAが少し含まれていることが発表されました。
・勝沼甲州、千野甲州、東雲、菱山、鳥居平など
・1984年 初めて甲州をシュールリー製法で醸造。
・2003年より、ドイツで甲州が垣根で栽培されています。
E 日本ワインの生産量・消費量
➀山梨県 ②長野県 ③北海道 ④山形県
※海外原料を含めた場合の果実酒(国産ワイン)生産量上位は➀神奈川県 ②栃木県 ③山梨県 ④岡山県となります。ただ、過去の出題も「山梨県」と答えることが求められている為、気にせず進みましょう。
→ 3.4L
・都道府県別成人一人当たりの一年のワイン(果実酒)の消費量
①山梨県(11.1L)→②東京都(8.5L)の順です。
ここで、ひとまず過去問ですが、気合を入れていきます。
ソムリエ試験 過去問
【過去問 2017】
日本で開発された品種である 「マスカット・ベーリー A」 の交配として正しいものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。
1. ベーリー × マスカット・ハンブルグ
2. ゴールデン・クイーン × カベルネ・ソーヴィニヨン
3. ベーリー×ゴールデン・クイーン
4. ベーリー×アリカント・ブスケ
【過去問 2017】
「日本ワイン」と表ラベルに記載する場合の表示ルールにおいて、1 種類のブドウ品種を表示するには最低何パーセントそのブドウを使用する必要があるか、次の中から 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. 75%
2. 85%
3. 90%
4. 100%
【解説】
二種、三種でも合計で85%。
【過去問 2017】
日本の酒税法に於いて「甘味果実酒」が分類されるものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。
1. 発泡性酒類
2. 醸造酒類
3. 混成酒類
4. 蒸留酒類
【過去問 2016】
川上善兵衛が開発したブドウ品種を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Muscat Bailey A
2. Delaware
3. Yama Sauvignon
4. Shinano Riesling
【過去問 2016】
ワイナリー数が最も多い道県を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. 北海道
2. 山形県
3. 長野県
4. 山梨県
【過去問 2016】
日本で栽培されるヨーロッパ系品種で最も栽培面積が大きいものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Pinot Noir
2. Merlot
3. Chardonnay
4. Riesling
【過去問 2016】
甲州ブドウのルーツとしてわかってきたこととして、DNA 解析の結果、Vitis Vinifera と何の DNA が含まれているか 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Vitis Davidii
2. Vitis riparia
3. Vitis rupestris
4. Vitis girdiana
【解説】
重要事項にはしておりませんでしたが、この講座でも取り上げていました。ちょっと難しいかもですが、日本を代表する甲州のことですから。
山田宥教、詫間憲久の両名が本格的に日本のワイン造りをはじめた地名を 1 つ選んでください。
1. 善光寺
2. 甲府
3. 池田
4. 上山
【解説】
そうですか。この地名を問うのですね。でも、日本のワインの問題で、この選択肢の並びを見て素直に有名どころを答えるとよいということで。
【過去問】
日本の国産ワインの表示に関する自主基準において国産ブドウ 100%のワインの品種表示をする場合、該当品種の使用率は最低何%以上とされているか正しいものを 1 つ選んでください。
1. 65%以上
2. 75%以上
3. 85%以上
4. 95%以上
【過去問】
甲州ブドウの果皮の特徴として正しいものを 1 つ選んでください。
1. 淡い黄緑色
2. レモンイエロー
3. やや薄い藤紫色
4. 濃い紫色
【過去問】
「雨宮勘解由説」と並んで伝わる甲州ブドウの来歴としてふさわしいものを 1 つ選んでください。
1. 大善寺説
2. 川上善兵衛説
3. 山田宥教説
4. 祝村説
【過去問】
2013 年に国税庁が地理的表示として指定したワイン産地を 1 つ選んでください。
1. 長野
2. 山梨
3. 山形
4. 北海道
【過去問】
日本で稼働しているワイナリーの数が最も多い道県名を 1 つ選んでください。
1. 北海道
2. 山形県
3. 長野県
4. 山梨県
【過去問】
日本のワイン造りの始まりの時期として正しいものを 1 つ選んでください。
1. 奈良時代初期
2. 室町時代初期
3. 明治時代初期
4. 大正時代初期
【過去問】
川上善兵衛が開発したブドウ品種を 1 つ選んでください。
1. Muscat Bailey A
2. Delaware
3. Yama Sauvignon
4. Shinano Riesling
日本のぶどう栽培地において北限の北海道士別から、南限の九州宮崎県都城までの緯度の差を1 つ選んでください。
4. 約 23 度
【解説】
現在は沖縄まで広がりました。
日本のワイン、ぶどう栽培に関する記述で正しいものを 1 つ選んでください。
4. ぶどうからワインを造っているワイナリーは 300 軒を超える
4.現在、230ちょい。←この数字は覚えなくてはなりません。
日本における国産ワインの表示に関する記述について正しい場合は 1 を、誤っている場合は 2 を選んでください。
「国産ぶどうを 100%使用した場合は産地・年号・品種の表示が可能」
2. 誤
2011 年度成人 1 人あたりの都道府県別果実酒消費量において最も果実酒の消費量の多い都道府県を 1 つ選んでください。
1. 北海道
2. 東京都
3. 山梨県
4. 愛知県
さすがです。
2013 年に国税庁がワインの産地名として初めて指定した都道府県を 1 つ選んでください。
4. 北海道
2010 年に O.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)のリストに品種として掲載が認められたぶどう品種を 1 つ選んでください。
4. デラウェア
日本において最も仕込み量が多い赤ワイン用ぶどう品種を 1 つ選んでください。
4. ヤマ・ソーヴィニヨン
ここは引っかかってはダメですよ。
日本でマスカット・ベーリーAを創出した人物を1人選んでく ださい。
4. 高野正誠
次の日本における国産ワインの表示に関する記述について正しい場合は1を、誤っている場合は2を選んでください。
「国産ぶどうを100%使用した場合は産地とぶどう品種のみ表示ができる。」
2. 誤
しっかり読んでくださいね。何か足りないですよね。またこの”のみ”のような言葉が入ると怪しいです。このように聞かれた時に答えられるかどうか、大切です。ただ、ここ数年この正誤問題は見かけなくなりました。
日本でワイン生産量が最も多い都道府県を1つ選んでください。
4. 北海道
日本の醸造用ぶどう栽培地域は北海道から九州にまで広がっているが、そのうち主な栽培地域の山梨および山形の有効積算温度の地帯として正しいものを1~4の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. IV 地帯からV 地帯
日本は意外と暖かい地域に分類されています。例えば、ボルドーでREGION 2なのに、山形は北ローヌと同じREGION 3、山梨はスペイン、イタリア南部と同じREGION 4になります。
次の 1-4 の日本の現在の酒税法に関する文章の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. 果実酒ではブランデー等のアルコールを添加した場合は、総アルコールの 15 %以下である。
4.は10%です。
次の中から国産ワインの最近の動向で誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. 甲州種から香りに特徴のあるワインが造られ始めた。
4. お亡くなりになりました富永博士の「甲州きいろ香」など。
次の日本の果実酒の規定に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。
4. ブランデー等のアルコールを添加した場合は、総アルコールの10%以下であること。
3. 三つ目の”果糖”がよく問われます。
日本の酒税法(平成19 年4 月現在)では、果実等を原料として醗酵させた酒類は果実酒としているが、次の中から果実酒にならないものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. ぶどう果汁に、果汁が含有する糖分を超えない範囲で、ブドウ糖を補糖し醗酵させたアルコール分13度の酒類。
この問題、わかりましたか?”色素”を加えるとダメなんです。色素や香味料、総アルコール分の10%以上のアルコールを添加したものは甘味果実酒に分類されます。
次の中から自宅の庭で育種研究を始め、生涯をかけて1万数千株の交配種を創出した川上善兵衛の代表的品種ではないものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. キャンベル・アーリー
4. キャンベル・アーリーはアメリカのラブルスカ系です。
次の国産ワインの最近の動向についての記述の中から誤っているものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. 甲州種から香りに特徴のあるワインが造られ始めた。
1. 時代は変わっています。
2.日本にはワイン法がありません。地域ごとの原産地管理制度が整備されつつあります。
次の日本のワインに関する記述の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. 長野県では原産地呼称管理制度を制定し、第1回目の認定審査は2000年4月に行われた。
4. ワインであれば2003年です。
次の中から日本の県別ぶどう生産量が多い順に並んでいるものを1つ選んでください。
4. 北海道 → 山梨県 → 山形県 → 長野県
次の日本ワインの概略に関する記述中、下線部(a)~(d)の中で誤っている箇所を1つ選んでください。
「日本の気候に適応したワイン専用品種の育種は、(a)岩の原葡萄園の創始者、川上善兵衛の研究に始まり、その後、各ワインメーカーを中心に進んできた。近年では、(b)公的研究機関や山梨大学でも品種改良に取組み、優良品種を創出している。また、ブドウ栽培法や醸造方法の研究も急速に発展し、(c)日本在来品種の甲州や、欧州系品種などから優良な品質のワインが生産されるに至っている。(d)山梨県で制定運用され始めた、原産地呼称制度などは日本ワインの品質向上と発展に大きく影響し始めている。」
4.(d)
現在は山梨県甲府市においても原産地呼称制度が制定されましたが、時代的にここは長野県のことを指しています。
次の日本の「国産ワインの表示に関する基準」に関する記述の中から誤っているものを1つ選んでください。
解答は2.でも4.でもよいということになります。
次の中から酒類の分類において、混成酒類に分類されているものを1つ選んでください。
4. みりん
4. 混成酒類、甘味果実酒もここ。
O.I.V.の品種リストに登録された、日本独自のワイン用ぶどう品種を1つ選んでください。
4. 甲斐ノワール
この当時はまだ甲州しか登録されていませんでした。
ここ数年のソムリエ協会の日本ワインへの入れ込みようと、これまでそれほど突っ込んだ出題が少なかった経緯も併せて、ここから近年のシニア試験の問題を眺めてみようと思います。ちょっとむつかしい問題もありますが、ソムリエ協会が日本のワインをどのように問いかけたいのか雰囲気をつかむだけでも役に立つと思います。
【シニア過去問】
次の甲州に関する記述中( a )( b )に該当する語句の組み合わせとして正しいものを 1 つ選び、解答用紙にマークしてください。
「2013 年、甲州はヨーロッパ系品種である( a )の DNA に、中国の野生種である( b )の DNA が少し含まれていることが明らかになった。」
1. ( a ) Vitis Coignatiae ( b ) Vitis Vinifera
2. ( a ) Vitis Vinifera ( b ) Vitis Davidii
3. ( a ) Vitis Amurensis ( b ) Vitis Vinifera
4. ( a ) Vitis Vinifera ( b ) Vitis Riparia
【シニア過去問】
日本においてヨーロッパ系品種の中で最も栽培面積が多いブドウ品種を 1 つ選び、解答用紙にマークしてください。
1. Merlot
2. Cabernet Sauvignon
3. Zweigeltrebe
4. Chardonnay
【シニア過去問】
日本の 2011 年度成人 1 人あたりの都道府県別果実酒消費量実績で最も消費量の多かった都道県を 1 つ選び、解答用紙にマークしてください。
1. 山梨県
2. 東京都
3. 神奈川県
4. 北海道
甲州種を若々しく、爽やかで軽快な味わいに仕上げるための醸造法を原語またはカタカナで記入しなさい。
秋の一次試験においてはこの原語やカタカナで答えなさいという出題はないと考えてよいでしょう。私の時代はちょこっと筆記がありましたが。これは有名ですね。
ヤマブドウの種分類について正しい学名を一つ選んでください。
4. ヴィティス・アムレンシス
【解説】
”ヤマブドウ”は”ヴィティス・コワニティ”に分類されます。
【シニア過去問】
東北地方におけるワイン発祥の地とされるものを1つ選び、解答欄にマークして ください。
1. 上山市
2. 赤湯町
3. 高畠町
4. 朝日町
【シニア過去問】
日本の野生ブドウが属している種を1つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Vitis vinifera
2. Vitis lubrusca
3. Vitis coignetiae
4. Vitis berlandieri
ここ数年で出題も増え、問題のレベルも上がっています。最後にしっかりと勉強しなければならない私たちの国です。