ドイツのワイン産地

※写真はミッテルラインを流れるライン川
ドイツのワイン産地
B ワイン産地の特徴今日はいつもと違い、いきなり【過去問】から見ていきます。教本の全てを勉強するのは大変ですから、だったら試験に出るところだけをちょいちょい見て、それでいけそうならという作戦です。どのような出題があるのかを確認しながらサラッと【過去問】を眺めて、その感覚を持ってドイツ対策を進めましょう。→今は答えがわからなくてもいいです。こんなことが問われてきたんだと思えれば十分なので。
ソムリエ試験 過去問
【過去問 2017】
キーワードから連想されるワイン産地として適しているものを次の中から1つ選 び、解答欄にマークしてください。
・ボックスボイテル
・残糖4g/ℓ
・バイエルン州
1. Wurttemberg
2. Baden
3. Sachsen
4. Franken
【過去問 2017】
次のドイツワイン生産地の中で最も北に位置しているものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Mosel
2. Pfalz
3. Wurttemberg
4. Baden
【過去問】
ドイツワインの特定栽培地域のうち最も北に位置する地域を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Mittelrhein
2. Saale-Unstrut
3. Hessische Bergstraße
4. Franken
【解説】
2016年度も定番の問題が出題されました。ドイツはこのレベルを押さえればイイんです。
【過去問】
ドイツのワイン産地 Rheinhessen に隣接しているワイン産地を 1 つ選んでください。
1. Ahr
2. Mosel
3.. Nahe
4. Baden
【解説】
隣接まで確認しておくのはちょっと難しいですが、地図が頭にあればなんとかなるものです。
【過去問】
次のドイツのワイン産地の中で最もブドウ栽培面積の大きい産地を 1 つ選んでください。
1. Mosel
2. Mittelrhein
3. Rheinhessen
4. Rheingau
【過去問】
次のドイツのワイン産地の中でマイン川に接している産地を 1 つ選んでください。
1. Pfalz
2. Franken
3. Nahe
4. Baden
【解説】
ドイツは川がポイントになります。生産地と一緒に主要な河川も確認しておきましょう。
【過去問】
フルーティーで豊かな芳香をもつワインが造られる、モーゼル川中流のベルンカステル地区の特徴的な土壌を 1 つ選んでください。
1. スレート粘板岩土壌
2. 湿性火山性土壌
3. 白亜質土壌
4. 砂礫質土壌
【解説】
超有名なんですよね。ドイツで土壌を聞かれるならここくらいです。
【過去問】
次のドイツワイン生産地の中で最も東に位置するものを 1 つ選んでください。
1. Ahr
2. Baden
3. Saale-Unstrut
4. Sachsen
【過去問】
ドイツのワイン産地 Baden で最も多く栽培されているブドウ品種を 1 つ選んでください。
1. Spatburgunder
2. Riesling
3. Trollinger
4. Silvaner
【解説】
前説のフーバーさんの話、ちょっとだけ役立ったでしょ。
ドイツワインの 13 の特定栽培地域のうち最も北に位置し旧東ドイツであった地域を 1 つ選んでください。
4. Saale-Unstrut
次の記述に該当する産地を 1 つ選んでください。
「ドイツ最大の栽培地でワイン用ぶどう品種 Silvaner の栽培面積は世界最大である」
4. Rheinhessen
ドイツのワイン産地Frankenの説明として正しいものを1つ選んでください。
4. ハイデルベルクの北に位置し、主にリースリングが栽培されている
次のドイツワイン生産地域の中からワイン生産量の一番多い地域を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Mosel
次の1~5のドイツの生産地域の中から栽培面積が最も大きい地域と最も小さい地域を1つずつ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
5. Sachsen
次のドイツワイン生産地域の中からQ.m.P.の生産比率(%)が一番高い地域(2007年度統計)を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Baden
次の中から Q.b.A. 以上のワインを、ボックスボイテル(Bocksbeutel)と呼ばれる独自の袋状の丸い扁平ボトルで販売している地域を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Salle-Unstrut
次のドイツの特定ワイン産地の中から2005年度実績でワインの生産量が一番少ない地域を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Sachsen
次の中から 2005 年度のドイツワイン Q.m.P. 生産量実績を多い地域から少ない地域の順序で正しく並べたものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Pfalz → Rheinhessen → Baden →Mosel
次の記述に該当するドイツワイン生産地域を下記の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
「ネッカー川とその支流にある栽培地域でドイツ最大の赤ワイン産地。主にトロリンガーを中心に、シュヴァルツリースリング、レンベルガ-、シュペートブルグンダーから造られる赤ワインは高い品質を持っている」
4. Mittelrhein
川はポイントです。
次のドイツワイン産地の中から最も南に位置するものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Baden
次の中から Badenで最も多く栽培されているぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Grauburgunder
次の中からドイツワイン生産地域を、栽培面積の大きいものから小さいものの順序で正しく並べたものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Mosel-Saar-Ruwer → Pfalz → Baden → Rheingau
ドイツワイン 13の限定生産地域の中で栽培面積が3番目に広い地域を、次の1-4の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Wurttemberg
次の 1-4 のドイツワイン生産地域の中からFranken地域を流れる川の名前を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Donau 川
次の1~4のドイツワイン生産地域のうち、一番南にある産地と一番東にある産地を下記の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
4. Baden とFranken
次のドイツワイン産地の地図のA~Dの中で、生産地域Frankenの場所に該当するものを1つ選んでください。
【地図は省略】
同じような問題ばかりが目に付きます。これらがおよそここ10年のうちに出題された産地に関する問題です。この程度しか問われないということです。
いくつかの設問は生産地域の特徴を理解しておく必要がありますが、それほどつっこんだ出題も見られません。これくらいならサラッと暗記してみようという気になりますよね。←えっ、思わない?
まずは13地域の位置を地図上でなんとなく確認しましょう。川も重要です。そして【過去問】でも見たように最北から最南の地域は確実に暗記してしまいましょう。
→ドイツでも地図を見て答えさせる問題が見られます。ただ、それほど細かいことは問われないでしょうから、なんとなく〇〇川があって、最北、最南端の生産地はここでという程度の確認で大丈夫です。
は今年の教本で確認して自分なりにまとめることをお勧めします。
さらに傾向と対策として、下記はここ10数年の問題から生産地域の名前を拾ったものです。
・Rheingau 1
問題文に地域名が出てくるということは、その産地の特徴に関する問題であったり、有名な畑があったりということになります。
・Hessische Bergstrase 2
ある程度想像できる感じですね。Mosel、Rheingauは知名度がありますし、Rheinhessenは栽培面積、生産量がドイツ一です。Bardenは最も南の生産地で栽培面積も第三位、次のPfalzが第二位です。
あと少し、”ここまでやれば十分じゃない”ってとこまでまとめてみました。
→13地域すべての特徴を理解していることが望ましいのですが、それほど出題されませんから、ポイントだけ押さえておこうと思います。
・スレート粘板岩土壌がリースリングに適している。急斜面。
・ライン川からマイン川
・シュペートブルグンダー(35%)
・唯一バイエルン州に属する←間違えました。Frankenでした。
・白ワイン6割以上。リースリング(25%)、ドルフェンダー(13%)、ミュラー・トゥルガ ウ(9%)、シュペートブルグンダー。
・ドイツで最も温暖
・白ブドウ7割、リースリング(16%)以下様々なブドウが栽培されている。ミュラー・トゥルガウ、ドルフェンダー
・ボックスボイテル
・唯一バイエルン州に属する
・ネッカー川
→もちろん興味のある方、もっと勉強しようと思う方はどんどん掘り下げてください。試験が終わった後にでも。