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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~ソムリエ呼称 1

2020/06/18
 
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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~ソムリエ呼称編 1

最初に協会発表の出題アイテムです。

・アメリカ / シャルドネ / 2012
・オーストラリア / カベルネ・ソーヴィニョン / 2011
・フランス / ピノ・ノワール / 2009
・ドライ・ヴェルモット
・カルヴァドス

ソムリエ試験的に王道中の王道、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワールと続きました。ソムリエ呼称は毎年比較的ひねりのない出題が続いてきましたが、2014年も例にもれずといった感じです。

さて、2014年度にソムリエ呼称を受験された方の感想です。

試験会場で初めて明確に樽のニュアンスというものがわかり、シャルドネを選ぶことが出来ました。

テイスティング会場がかなり寒かったんです。日頃の練習でもクーラーの温度を下げて練習していたのですが、それ以上でした。

必勝マニュアルの通りに、試験開始までの時間は目でグラスを観察しておりました。これがとても重要だったと今、思います。

1番目の白ワインは濃い目の黄色。シャルドネかな?
2番目の赤ワインは黒い。Sy、CS、Meだろう。
3番目の赤ワインは明るい感じの赤。PNかな?

と言う感じで進めました。

白ワイン1
試験開始の合図で、1番目の白ワインを手に取り、温度が低いと感じたので温めながら外観をチェックしました。そして、香りを確認しましたが、あまり香りがしない。焦りました。さらに温めながら香りを取ろうと努めましたがレモン、リンゴかな?ぐらいでした。

色調からシャルドネかなと思ったので、そのようにコメント。口に含むと、フレッシュでミネラル感を感じる。柔らかい樽の感じもあり、フランスのシャルドネか…?頭の中は、迷うばかり、決めきれずに赤ワインに進みました。

赤ワイン1
色や外観をチェックして香りを確かめましたが、こちらもあまり香りがしない。またパニック。それでも、グラスを温めながらなんとか香りを取りました。メンソールぽいな、であれば仏Syは無いなと。また、マリネのオリーブの感じも無い。加えて、ピーマンの青さも感じ無いのでCSも無いだろうと。

いまいちはっきりとしなかったため黒い系のテイスティングコメントを選択し、メンソールぽい感じを確かめ、豪Syにしました。

白ワイン1
もう一度1番目の白に戻り、香りを確認。バターっぽい?他の品種にはもっていかず、米シャルドネよりも上品な感じを確かめ、仏シャルドネに決定。2011年か2012年で迷いましたが、2011年にしました。

この時点でかなり時間が過ぎており焦りました。大急ぎで赤ワイン2に取り掛かります。

赤ワイン2
試験が始まる前に眺めていた時はPNかなと思っていたのに、グラスを傾けた時の色調がPNの赤色に見えなかったんです。私の目には、少しオレンジ系に見え ました。とっさに頭の中にサンジョヴェーゼが浮かびます。Saの錆びた鉄の赤いイメージと重なりました。かなり焦っていたのでしょう、PNが消えてしまいました。香りも冷たかったせいか弱い感じでした。最後にスミレのニュアンスを感じ取り、再びPNかな…と思い始めるも時間がありません。迷いに迷って、Saで感じたままコメントし…。

4番目と5番目は大慌てで回答。ヴェルモットははずしましたが、カルヴァドスはわかりました。



①~⑤のティスティンググラス置きのペーパーと吐器用の紙コップ、氷の入った水のグラス、ビニール袋に入った、「ピンク色の試験案内」が置かれており、試験直前までは中身を確認することが出来ません。中身は「下敷き用厚紙」「マークシート答案用紙」「ティスティングコメントのシート」表裏がそれぞれ白赤の コメントになっております。

最初の白と次の赤、2つともに配られた際に液面が踊り、グラスの内側にねっとりしている様子が見られました。粘性は強そうだと。この後色調の明るい赤が配られ、ワインは白1赤2のテイスティングとなりました。そして、三つめの赤も粘度が高そうでしたので、3つともニューワールドの印象を持ってテイスティングを始めました。

私の解答:白 シャルドネ 仏 2009
白ワインは香りが圧倒的にシャルドネの樽熟成の香り、ただ味わいが甘みも酸も苦味も程よくまとまった感じで、あと少し塩辛さも感じたので、仏かなと。「化学物質-0-」のところを間違えて記入してしまうという痛恨のミスを犯してしまい、どう減点になるのか、今頭を抱えているところです。

私の解答:カベルネソービニヨン 豪 2011
ピーマン香、加えてブラックチェリー、カシス、杉、シダ、メントール、甘草、血、丁子とセオリーどおりコメントを選択できたと思います。外観から香りにいたるまで強く濃かったため新世界に決め、国はわからなかったのですが、樽のニュアンスに自信が持てなかったので、アメリカではないのかなと思い豪にしました。

この時点で残り10分!

私の解答:ピノ・ノワール アメリカ 2012
色調と香り、味わいでとりあえず記入してみました。

・シャルドネ アメリカ
外観の印象は淡めのレモンイエロー。少しグリーンのニュアンスも感じられました。香りはしっかりとしており、心地よい樽の香りが感じられました。柑橘系よりも洋ナシなどの香り。桃や南国系までは私には感じませんでした。酸は爽やか~まろやか。程よい苦味がありました。
以上から「シャルドネは間違いない」と感じました。色も淡く、ねっとり系を感じなかったのでフランスに。

ただ時間がたってから香りを確かめるとものすごいヴァニラ香がしたので、もしかしたらフランスじゃないのかも…。と思いましたが、第一印象でそのままに。
私の解答:シャルドネ フランス 2012

・カベルネ・ソーヴィニヨン オーストラリア
外観からカベルネ、シラー、メルロあたりと予想。カシス、ブラックベリー、樹脂、木樽(チョコ)などを感じ取りました。

最初はカベルネと解答。しかしタンニンがそこまで強くない。いままで飲んだカベルネはもっと余韻に「じわー」とくる収斂性があったのです。これはメルロなんじゃないか?と迷ったのが後の祭り。全部が丸く感じてしまったのです。新世界のワインをあまり飲まなかったことを後悔しました。
私の解答:メルロ フランス 2010
→ここは難しいと思います。一度思い込んでしまうと…。メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを迷った時は確率的に圧倒的に後者です。ただ、テイスティングコメントはそんなに外れていないと思います。

・ピノ・ノワール フランス
外観は淡い赤みを帯びたルビー。たぶんピノ・ノワールと予想。香りもラズベリー、少しブルーベリー、スミレ、バラなどのイメージ。そこそこ樽の香りも感じましたが新世界のような果実味、凝縮感は感じられませんでした。あまり悩むことなく解答。私の解答:ピノ・ノワール フランス 2010

・ドライベルモット
香りだけでわかりました。

・カルヴァドス
焼きリンゴの香り。

・白1/シャルドネ
粘性がサラサラでした。香りは華やか系。パイナップル的なフルーツの香りもしたような…火打石や硫黄のニュアンスも…。口に含むと甘かったんです。ここでドイツのリースリングと思いました。正直、連続で出題されるのか?とも思いましたが、そんなに冷静ではいられなかったです。そのままドイツのリースリングと解答。パイナップルの香りでもっと暖かい地域を疑うべきでした…。
→リースリングの甘さと新世界系の熟した甘さは違います。また、樽香を感じていればリースリングにはいかなかったと思われます。

・赤2/カベルネ・ソーヴィニヨン
今回一番の苦悩はこの赤ワインでした。香りの第一印象で土っぽさをとらえて、イタリア?味わいも飲み慣れたサンジョヴェーゼっぽい?と感じてしまいました。

色は濃い黒系で赤みも少しかっかていたと思います。香りも青さのニュアンスは少なく、ブラックベリー、牡丹、シダと答えたような…。味わいも甘さを感じて酸が隠れてるな…。タンニンは舌にざらつきが残かな…という感じで、イタリア、サンジョヴェーゼと解答。

そして苦悩というのは終了間際に見直しして気づいたんです。これ、やっぱりニューワールドのカベルネだ!と。マークも直そうとしましたが、時間が残り少なく。混乱するのが怖くてそのままにして試験時間が終了しました…。せめて品種名だけでも変えていれば…。

・赤3/ピノ・ノワール
色調はそれほど若々しい色合いではなく、香りがイチゴなどの甘く赤い果実のニュアンスだったので、ピノ・ノワールであろうと検討をつけました。その後は順調にエレガントな味わい、酸とアルコールのバランスからフランスが導かれました。

二次試験は思ってた以上に緊張してしまいました。特にデギュスタシオンです。ものすごく時間が過ぎるのが早かったのです。時間が無いと焦り、分析も焦り…もっと時間を意識してテイスティング練習をするべきでした…。

緊張し過ぎて自分がなんて答えたかもあまり覚えて無く、正直手応えはわかりません。ただ、見直しは出来たので少なくともマーク数のミスはないはずです。

・白1
第一印象のフローラルな香りとスルっと入ってくる綺麗な酸に戸惑い、新世界のリースリング?または、飲んだことないけどまさかのヴィオニエ?と迷いに迷い苦しみました。それでも、「わからなかったらシャルドネ」の合言葉と温度が上がってくるにつれてバターの香りが立ってきたのが決め手でアメリカのシャルドネに決定。

香りのコメント選択が果物、芳香、化学物質などに分けられている中から選ぶようになっていたので、この白ワインは化学物質から選ぶ数がゼロであり、そこからもペトロールは無い=リースリングでは無い、と判断できました。

・赤2
香りに分厚い果実味とスパイス香の中にユーカリを感じたのでオーストラリアだ!と思いました。シラーズかカベルネで迷ったのちオーストラリアであればシラーズのほうが出る確率高いであろうという単純な思考で間違えました。それでも、コメントは共通項作戦でほぼ正解してると思います。あとから思えばあの黒い塊のような色合いはカベルネだったなと。

・赤3
グラスが透けるくらいの淡い色調、グラスに見えるエッジはオレンジがかっている。直感で、少し熟成したピノノワールと感じました。酸とミネラルのバランスからフランスに決まり。3~4年ではこのオレンジ色は出ないだろうと2009年。これは問題なく正解でした。

最後は透明なリキュールは香りだけで「ドライヴェルモット!」心の中でガッツポーズしてました。もう一つの薄めの褐色リキュール。リンゴの香りを感じてカルヴァドスと思いながらも、コニャックも青リンゴの香りって松岡さんが書いてたな…でもコニャック飲んだことないし、ここはカルヴァドスで!で正解。

その2に続きます。





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Comment

  1. みけねこ より:

    いつもお世話になっております。NZのSBのトロピカルフルーツ香とゲビュルツのライチ香にいつも迷います。口に含んで酸でわかる程度です。見分ける決めてはありますか?よろしくお願いします。

    • 松岡 正浩 より:

      ワインのタイプとして、私はソービニヨン・ブランは「爽やか系」、ゲビュルツトラミネールは「華やか系」に分類する為、似通ったイメージは全くありません。
      NZのソービニヨン・ブランに“トロピカルフルーツ”の香りを感じることはあります。ただ、この香り以上にソービニヨン・ブランらしい青さ、NZであれば暑さを伴った太い青さ(夏の草原にいるようなモワッとした青い感じ)を明確に感じることが多いのでゲビュルツトラミネールらしさがいまいち理解できません。

      また、アルコールのボリューム感に関しては、一方は新世界、他方はアルザスです。加えて、ゲビュルツトラミネールにはソービニヨン・ブランほど明確な酸は感じられません。

      NZのソービニヨン・ブランにおけるトロピカルフルーツがわかりやすいキーワードであれば(私のシラーのオリーブの様に)、そこかNZらしい青さをさがして、酸を確認して確定という手順でいかがでしょう?

      そして、試験中にどちらか迷ってどうにもならなくなった時はソービニヨン・ブランを選択しましょう。
      過去の出題を見ても確率的に圧倒的にソービニヨン・ブランです。

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