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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~アドバイザー・エキスパート呼称編 2

2020/06/18
 
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※表紙は「フォリー=ベルジュの酒場」:エドゥアール・マネ画



ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~アドバイザー・エキスパート呼称編 2

2014年度のアドバイザー・エキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返ります。

協会発表の出題アイテムです。

・ドイツ リースリング 2011
・ニュージーランド ソーヴィニョン・ブラン 2013
・アメリカ ピノ・ノワール 2012
・フランス シラー 2009 <エキスパート呼称>
・シングルモルト・ウイスキー
・ガリアーノ

ようやく席にたどり着くと、すでに③~⑥の番号の上に赤ワイン2つとリキュール2つが置いてありました。当然ですが、会場に入ると私語は禁止ですし、グラスに触ることもダメと何度もアナウンスがありました。

9 時50分になると、机の上の解答用紙とコメントシートをビニールから取り出し、指示の紙を読むように指示がありました。まだ席を探してテーブルの前後を歩き回っている人が多数おり、自分の前のワインをカバンで引っ掛けられないかとヒヤヒヤしました。

まずは、赤ワインとリキュールのグラスをながめました。赤ワインは③番目も④番目も同じくらい濃い赤紫色です。⑤番のリキュールは見事なくらい綺麗な琥珀色で、⑥のリキュールはこれまた見事に綺麗な真っ黄色!こんなリキュールは見たことも飲んだこともありません(苦笑)。

蛇足ですが、私の今回の二次試験の戦略は、得意な白ワインを2つ当てて、赤ワインはなんとか1つ当てる、そしてリキュールは過去の飲んだ経験だけを頼りに運が良ければ一つ当たれば良しと、ほぼ捨てていました。

目の前に並んだ4つのグラスを眺めながら赤ワインはおそらくカベルネ系かシラーかメルロと予想を立てました。フランスのピノが出れば淡い色合いでわかると密かに期待していたものの、目の前のグラスの色合いを見てややガッカリ、ピノは無いなと先入観を持ってしまいました(涙)。

試験開始5分前ぐらいから白ワインが配られ始めましたが、なにせ会場が広いので、試験開始の直前にようやく私の前に②番の白ワインが配られました。

午前10時、試験開始!

まずは②番目の白ワインから。外観は輝かしいイエローグリーン、淡い色調で粘性もやや軽く、明らかに若い印象でした。

いよいよ香りです。しっかりとした柑橘系の香りとともに、青草の香りがしました。この段階で自信をもってソーヴィニヨン・ブランだとわかりました。

飲んでみるとすっきりとした酸味が感じられ、何度となく飲んできたサンセールかピュイ・フュメのソーヴィニヨン・ブランだと思いました。ニュージーランドでは無いよな?と再度口に含みましたが、比較試飲したことのある、ニュージーランド・マールボロのものはもっと青草の香りの印象が強かった記憶もあり、絶対フランスだ!と思いました。フランスだと2年連続になるとは気がつかずに。ヴィンテージは若く酸味が強い気がしたので2012としました。

テイスティングコメントは基本松岡さんのマニュアルにそって選択しマークしました。

私の解答: ソーヴィニヨン・ブラン、フランス、2012
ガーーーン、なんでニュージーランドやねん、しかも試飲したのと全く同じ2013年!全然味も香りも違ったけどなぁ、残念。

②番目の白のテイスティング中に①番目の白ワインが配られたので、続いて①の白ワインへ。

外観は②番目とほとんど同じ。比べても見分けがつかないくらい。お決まりの外観コメントをこちらも一つずつ選択してマーク。深呼吸して香りに進む。
「うん?香りが弱いなぁ。けど、色合いは綺麗なレモンイエローだから絶対、甲州やミュスカデではないはず。樽の香りもしないからシャルドネでも無さそう。ま、 飲んでみるか。」ということで、口に含んで、飲み込んだ瞬間、「甘っ!。この残糖感はドイツのリースリングに決定」ラッキー。

けど、念を入れてスワリングして再度香りを確認すると、白い花の香りとかすかにペトロール香も感じました。これで大丈夫。あとはマニュアルに沿ってコメントをマーク。ヴィンテージはどうしようかなぁ、さっきは2012にしたから今度は2011にしよう。

私の解答: リースリング、ドイツ、2011

いよいよ赤ワイン。私はフランスワインは結構飲んでいるので、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとフランスのピノノワールにはちょっと自信を持っていました。

③番目の赤ワインへ。色合いはやや濃い色調の紫がかったルビー、だったかな?どう見てもピノ・ノワールの色調ではない。カベルネ系かシラーか?外観コメントはこちらも選択数は一つずつだったと思います。

香りを確認。「うん、赤系ベリーの気もするが、あまり特徴のある香りがしない。第一印象が弱いな。ヤバイ。スワリングしても黒系の香りがしない。わからん」

味わってみる。「酸味が強くてタンニンは弱めだな。樽香は全く感じないし、なんとなくざらついた味わい。カベルネやメルロではないな」赤ワインの選択肢は、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、サンジョヴェーゼ、メルロの5つ(だったと思う)。

「そういえば、松岡さんの言っておられたイタリアワインの埃っぽさと言うか、田舎ぽい感じがあるな。ざらついた舌ざわりからもフランスではないな。シラーにしてはコショウ系の香りがないしタンニン弱すぎ。やっぱイタリアのサンジョヴェーゼかな。どう見てもピノ・ノワールの色ではないし。消去法からはサンジョヴェーゼ だけど、前日に試飲したキャンティクラシコははっきりとした樽香がしたけどなぁ…悩む…確かサンジョヴェーゼにはいろいろな作り方があるってマニュアルで松岡さんが言ってたから、やっぱサンジョヴェーゼにしようっと」

私の解答: サンジョベーゼ、イタリア、2010

やられました(涙)。 今回の試験対策で唯一試飲しなかったアメリカのピノ・ノワールが出てしまった。まさか2年連続とは…。

④番目の赤ワインへ。色調は、確かこのワインに関しては選択数が2つのものがあった思います。紫ががったガーネットをマーク。

いざ香りへ。「カシス、黒系ベリーの香り。樽香なし。ピーマン、青草系の香りなし。カベルネではないな。シラーかな。けど、黒コショウの香りが弱いな。オーストラリアのシラーズかな」

味わってみる。「アタックはそれなりに強いけどタンニンはまろやか。けど、メルロというほどまろやかでもないなぁ。アルコールのボリュームはある気がする。これは試飲したオーストラリアのシラーズに近いな。しばらくして再び香りを確認すると弱い黒コショウの香りが再度感じられる。やっぱりシラーだ。フランスのローヌのクローズ・エルミタージュを試飲したけど、もっとはっきりとしたコショウの香りがしたよな。アルコールのボリューム感もある気がする。これはニューワールドのシラーだ。コノスルのシラーもはっきりとした黒コショウの香りがしたものだ」

私の解答: シラーズ、オーストラリア、2010
ガーーーン、フランス?全然黒コショウ香が弱いやん。2009年だから?まだまだ修行が足らん。(苦笑)

⑤番目のリキュールへ。色調はキラキラ輝く琥珀色。見た目はウイスキーだな。けど、リキュールでウイスキーって過去に出たことあったかな?選択肢にはアルマニャックがある。ウイスキーはシングルモルトのみ。バーでスコッチ、バーボンは飲むけど山崎は飲まないからなぁ。

香りを確認してみる。強いアルコール香はあるが、ぶどうも果実の香りもしない。味わってみる。「美味っ。これってどう飲んでもウイスキーだね」

私の解答: シングルモルトウイスキー
ビンゴ (^o^) ラッキー!

⑥番目のリキュールへ。色が見事なまでに鮮やかな黄色。飲んでみると甘くて芳醇で美味しい。けど、全くわからず。選択肢にあった、シャルトリューズ・ジョーヌのジョーヌに惹かれる。「これはどう考えても引っ掛けだな。けど、他はどれもわからん」(苦笑)

私の解答: シャルトリューズ・ジョーヌ
やっぱり引っかかった。ガリアーノ?なんだそれ?けど美味しいお酒だった。全部飲み干した。(笑)

残り5分、ワインは③番目を除いて完璧と思い、もはや酒飲みモード。

ところが、③番赤をグイッと飲んでグラスを眺めると、「ん?なんか色調が最初に見た時より明るくて赤いような気がする。味わいもえらく酸味が強い!これはサンジョヴェーゼじゃない!!もしかしてピノ・ノワール?」

しかし、時すでに遅し。修正する時間なく、試験終了!

結局、ワインは3種類の品種は当たりましたが、産地とヴィンテージが当たったのは1種類のみ。リキュールは飲み慣れているウイスキーが出た幸運で1種類取りました。




解答用紙はマーク式。項目によっては1ないし2個選択するように書かれています。香りの特徴は項目別にわかれてます。赤ワイン③は化学物質がゼロと記載されていました。つまりこの赤は化学物質的な特徴はないと言うことでしょうね。選択するコメントは別紙で準備されており、裏表で白ワイン用、赤ワイン用のそれぞれのコメントが並んでます。

➀番目、②番目共にグリーンがかったイエロー。甲州やニューワールドのシャルドネは除外できそうとの感覚で臨みます。

①番目の香りはSBか? と思いましたが、飲むと妙な甘さが気になります。ここまで甘さを感じるSBはないなと思い直し、解答欄を見るとシュナン・ブランがありました。今まで一度も出題されて無いと思いますが、去年のCFが頭をよぎり、大胆にもCBを選びました。←バカですね^_^; リースリングも候補にありましたが違う!と自分の勘を信じました。

②番目の香りが初めは慣れているSBじゃないなと思いましたが、徐々にSBらしさを感じるようになりました。

③番目と④番目の赤ワイン共に香りが黒果実系。外観は大きな差が見て取れなかったので、よりガチガチのタンニンを感じた④番目をCSと 答えました。③番目は④番目ほどではありませんが、タンニンをしっかり感じ、わずかに赤いニュアンスを感じたのでSyにしました。←赤は全く自信ありません。

⑤番目はウイスキーと答えましたが、アルマニャックと悩みました。普段なら悩まないと思いますが平常心ではなかったのかも知れません。

⑥番目は黄色い液体!飲んだことないですが、よく行く店のソムリエさんの言葉を思い出しシャルトリューズと答えました。飲んだこと無いのに^_^;

準備されていたワインは全体的に温度が高めでした。室温を少し低く設定していると説明がありましたが、いつものテイスティングよりかなり温度が高く初めは面食らいました。おそらく20度前後ではないかと感じました。

①番目の白ワインは、リースリングだったそうですが、私はペトロール香と花の香りをどうしても感じることができませんでした。口に含んだ後の残糖感を不審に思ったものの、こんなシャルドネもあるのかな?と思いながら、ニューワールド(アメリカ)のシャルドネにしてしまいました。リースリングの残糖感でした…。

松岡様の講座でも“ドイツのリースリングは甘みがある”と習っていたのに、自分でもティスティングコメントを復唱しながら覚えていたのに、本番で実力を出し切れませんでした。もう少し時間をかけて疑えば良かったと思います。

白ワイン①は試験終了前にもう一度テイスティングしてみるとあまりにも甘くて…するとなんだかぺトロール香も薄い気がしてきて…。

最後に全くよく判ってない「ヴィオニエ」にしてしまいました。でも、コメントはリースリング寄りだったと思います。ぺトロールのマークも残しました。

ピノ・ノワールがいまいち掴めていませんでした…。この赤ワイン、あまりにもぼんやりしいてる気がしてあまり飲まなかったサンジョヴェーゼかと迷い、”でも、これ、なんか違う…”と、思い直してカベルネを選んでしまいました…。さらに、あわててコメントもカベルネ仕様に書き直しました。

赤い果実からピノ・ノワールを思い浮かべなかったのか?間違ったピノのイメージに囚われていたんだと思います。だからってカベルネにしちゃうなんてね~;;; 情けないです(_ _).。o○

また、最後まで一滴も試飲できず、まぐれあたりを狙ったリキュールは…「シングルモルトウイスキー」が当たり!o(^▽^)o

もう一つは黄色くて綺麗だなぁ~♪ 香りがいいなぁ~♪ 美味しいなぁ~♪ としか判らず(*^_^*)

もう忘れちゃったんですが、確か4番目のコメントを選んだような気がします。4番目はなんだったんだろう?先生、皆さんのご存知ですか?

試験会場はグランドプリンスホテル新高輪の国際館パミール。9時半開場との通知でしたが、ワインの温度の厳正な管理のためという理由で外で待機させられます。入室は9時45分。部屋に入ると既に赤ワイン2種(③、④)とリキュール・スピリッツ2種(⑤、⑥)が卓上に並んでいました。

試験のオリエンテーションが一通り終わったあたりで、白(②)が運ばれてきました。残りの白(①)は試験開始後に。このため白(②)からテイスティングを始めることにしましたが、解答欄を間違えないようになど、いらぬ気を遣う必要がありました。

テイスティングコメントシートは概ね世の中に出回っているものと同じようなスタイルで、香りの特徴の箇所が「果実」、「花・植物」、「香辛料」、「化学物質」に区分され、それぞれに解答すべき数が指定されていました。中には0の指定もありました(化学物質)。→この年は4カテゴリーに区分されてました。

〔2次試験受験記〕(ヴィンテージは適当に答えたので一部を除き忘れました)

【白②】
色は薄くレモンイエローと解答。香りを確認すると強烈なハーブの香り。「よっし!SBで決まり」と喜びそうになったが、念のためミュスカデなど他の品種の可能性も考慮しつつ何度か味わい、改めてSBということで解答欄にマークする。

解答中にふと気が付くと口の中にシャブリなどにみられる貝殻・ミネラルの感じが残っており、もしやシャルドネだったかと焦るが、口に含むとやはりSB固有のハーブの香り。そのままSBと解答、貝殻・ミネラルを強く感じたため、国はフランスを選択。

【白①】
色は薄くレモンイエローと解答。果実味豊かな香りで、口に含むと甘みを感じる。その瞬間にリースリングに飛びつきたくなったが、酸があまりしっかりしていない印象。昔飲んだあまり知らない中甘口シュナン・ブランだったらどうしようと不安になるが、何回か口に含むうちに甘みの中にもしっかりした酸を感じ始めたことから(特定の品種を念頭に置くとその香りや特徴が取れてしまう危険もありましたが)、リースリング、ドイツと解答。

【赤③】
透明度が高く黒みがかった赤。ピノかと一瞬思ったものの香りはピノらしい果実味が全く感じられず戸惑う。

口に含んでも果実感に乏しく、そのうち口の中がギシギシするような強いタンニンが感じられ、ネッビオーロかCS、ネッビオーロは選択肢にないので、CS?と思い始める。他方でこのような明るい色調のCSを見たことはなく、非常に戸惑った。そのうち、色調と味わいのギャップを埋めようと無理なこじつけがはじまり、この明るさは熟成によるものではないかと思い込み(冷静に色を見ればそうでないことは分かったはず)、CS、2009年、フランスと解答。

ピノであれほど果実味に乏しいものはほとんどテイスティングしたことがなく、経験不足が露呈した形となりました(その日の調子だったのですかね?だいたい午前中にワイン飲むなんてことないし、それとも、あれが「閉じていた」ということなのかなぁ…)。

【赤④】
非常に濃縮感があり黒みさえ感じる深いガーネット。一見、シラーかCSかと思うがCSは赤③で解答済みだし、香りからはシラーの黒胡椒も感じない。香りは黒系果実が強い。

口に含んでもシラーの果実の凝縮感は感じられず、むしろ自分がピノの特徴だと思っている、醤油っぽさを強く感じる。それにしてもこんなに濃いピノがあるのかと不思議に思ったが、そういや最近飲んだLes Épenotsが確かこんな色調だったかもと、またもや自分の第一印象を肯定する(間違った)材料を必死に探してしまい、PN、フランスにマークする。

【リキュール等⑥】
見た目でスーズかシャルトリューズに当りを付け、解答しやすそうとの判断でまず⑥に手を付ける。

口に含むとシャルトリューズっぽい味。選択肢に目を移すとガリア-ノが選択肢にあり、両者似たり寄ったりで違いが明確に理解できていなかったため、一瞬悩む。ガリアーノにリモンチェッロのような風味を感じた経験があり、同様の味がしたのだけど、シャルトリューズの特徴として記憶していたアルコール、薬っぽい風味共にしっかりしており、どちらかというとマイナーなガリア-ノを選択する勇気がなく、シャルトリューズにマーク。

【リキュール等⑤】
薄い褐色。候補も多数あるし、味の違いが分かりづらいので、おそるおそる口に含む。飲みなれているスコッチの味。マール、アルマニャックなどの可能性も念頭に置きつつ再度口に含むが、どう考えてもスコッチと判断。

以前3年ほどワインばかり飲み続けていた時期があり、それなりに印象などを書き留めたり、家内と話したりということはやっていたのですが、その時からもう少し、コメントシートにあるような表現を使えていれば、今回の試験の結果も違っていたのではと反省しています。

2次試験では、白まではあらゆる可能性を念頭に置きつつ、丁寧なテイスティングができたと思っていますが(少し時間をかけすぎたかもしれません)、時間がなくなってきたのと、酔いもあってか、赤の2種類については、じっくりワインと向き合うことなく、自分の第一印象に飛びついてしまいました。他の可能性を追求しつつそれぞれのワインにしっかりと向き合う姿勢が足りなかったと反省しています。

解答用紙(マークシート)は、A4用紙を横に使用し、上半分-白①/下半分側-白②となっています。そして裏返すと、上半分-赤③/下半分-赤④の解答欄が現れます。その下に小さく、スピリッツ&リキュールの番号を塗りつぶす欄が設けられていました。

解答用紙は項目ごとに細かくブロック分けされていて、必ず【清澄度】(1)、【輝き】(1)、【外観の印象】(2)という具合に( )の中の数字=解答しなければならない数の記載がありました。

記憶が少しあいまいですが、【外観の印象】と【バランス】が二つ選択すべきであったように思います。また、【香りの特徴】の項目は、まとめて6~8個選ぶのではなく、果物(1)草系(3)化学(0)など、細かい項目別に選択するようになっていました。品種によって、選ぶべき個数(果物・草系・化学など)が微妙に違ったような気がします。←現在とは若干違うようです。

さて、試験を受けての感想です。一番感じたことはコメントを選ぶことに慣れていないせいか時間の余裕が全くありませんでした。試験時間(50分)をきちんと認識した上で、あらかじめイメージトレーニングは勿論、ペース配分もしっかり考えて挑みましたが(ワインはひとつ10分以内で解答すること!)実際はイメージ通り、予定通りに進むわけはなく、てんやわんやでした(苦笑)。

第一印象を大切に!を念頭に、松岡様のマニュアル通り進めていきました。

白の①は、リースリング/ドイツ/2011と解答する事ができました。
少し発泡した感じで、香りは華やか系。まろやかな酸、甘いニュアンスから、リースリング・ドイツを選びました。

白の②は、SB/フランス/2012と解答しました。
緑っぽい感じが全面に出ていましたので、比較的分かりやすかったと思います。ただ、いつもテイスティングしていたものはフランス産でしたので、いつもとはちがう不思議な緑っぽさを感じていたものの、NZを選択するのが不安でフランスにしてしまいました。

赤の③はサンジョヴェーゼ/イタリア/2010年と解答、失敗しました。
外観はやや明るめのルビーで、香りを確認してもPNとは全く分かりませんでした。味わいはCSかと思ったくらいで、それにしては軽いというか、パッとしない感じでしたので、サンジョヴェーゼを選んでしまいました。
PN(米)との発表を見てまだまだ勉強が足りないことを痛感しました(涙)。

赤の④もメルロ/フランス/2010年で失敗しました。
外観はかなり黒っぽく、味わいも酸がまろやかな感じで丸く感じました。CSとSyが苦手で、朝・昼・晩と口に含んでは吐き出す訓練を行ったつもりでしたが玉砕です(笑)。

Syは飲んだ時に感じる特有の酸を目印にしていましたが感じる事ができませんでした。時間もなく、かなりあわてていたことも否めません。

白1
薄いレモンイエロー。柑橘系の爽やかな香り、溌剌としていてすっきり爽やか系。刺すような青さも感じSB仏に決定。暗記した香りのコメントを選択しマークする。

しかし、味わいを確認すると明らかに残糖のあるリースリングだと思い至る。もう一度香りを確認するとこれまた明らかなペトロール香が。マークを全て消してコメントを独リースリングに書き直しました。これまで一度しかドイツのリースリングをテイスティングしたことが無く、第一印象ではわからなかった。

リースリングはアルザスばかりテイスティングしていたので、フローラル系の香り=リースリングと認識。こんなに色が薄く、鋭い柑橘系の香りがあるとは。ただ温度が上がり初めて軽めで白いフローラル+ペトロールの香りに様変わりしていきました。→時折、華やか系に分類されないドイツのリースリングがあります。

白2
外観は白1よりも濃い目のレモンイエロー。香りもしっかりと太い青さ。これは明らかにNZのSB。先ほどと同じ失敗をしないように味わいもしっかり確認して確信。暗記した香りを書き込んだ。これは生産国名まで全く疑いようが無い。

赤1
色調はルビーで黒いニュアンスが強く、PNのような輝きが感じられない。香りは樽っぽさよりも土っぽさや薬品っぽさを感じ、それに隠れているのか赤系黒系共に果実のニュアンスが印象に残らなかった。
PN米ならば「わかりやすいアメリカンオーク+透明感の残るルビー+赤系果実しっかり」と認識していたのでPNは頭に浮かばなかった(Gaは忘れていた)。

黒系果実の色調ではなくCs、Me、Syは無い。よってSa、Ne、Teが残り、強靭なタンニンは無く熟成のオレンジも無く、樽も全面に出ておらず消去法でSaを選択。コメントも全てSa、タイプは熟成型を選んでしまい、ここは結構コメントを落としている。このタイプの新世界PNを飲んだ事が無く、経験不足でした。

赤2
赤1に比べ明らかに黒く濃い外観。だがどこまでも紫というわけではなくなんとなく赤さを感じる。

香りはCsやMeの特徴を探すとわずかに青臭さはあるような気がするが典型的なCsの青みでは無い。または隠れてしまっている。もわっとしたなんともいえない香ばしさがある。
これは暖める必要がありと判断し、左手包んだまま味わいを書き込んでいく。以外に早く暖まり香りが開いてくると、家畜小屋の香りを感じ”ガーネット+赤+家畜小屋・獸臭”=Syが浮かんできた。

味わいはしっかりとしたタンニンを感じるが、Csの直線、四角のタンニンではない。さらに、このタンニンはMeとは思えないので、Syしかないと。粘性は何本も足が出来てしっかり。ただ、凝縮した感じはなく家畜小屋系の香りが比較的はっきりしていたので仏か豪か迷ったが時間が無く、判断に手間取るよりも解答数などの見直しの方を優先しオーストラリアのシラーズと記入。香りは暗記していたものを仏+豪で書き込んだ。




会場に入るとすでに赤ワインが2種、リキュール類二種が卓上に並んでいました。

「手に触れないでください」としか注意されていないので、外観は上から横から見放題です。本気出せば香りも取れそうでしたが、精神的によくないと思ったのでやめました。

オリエンテーションが始まっても、ワインやリキュールの色などについて、手持ちの資料で確認することが可能でした。たとえば、今回のリキュール類の⑥番は鮮やかな黄色でした。選択肢に並んでいたものも黄色のものばかりでしたが、最後の確認はできたはずです。みんな見ていたので、カンニングではないと思います(たぶん)。

オリエンテーション中に白ワインの②が運ばれてきました。そこで試験開始。

本当は、白ワインを2つ比べながらティスティングしたかったのですが、白①がまだ来ていなかったので、白②から始めました。

スタート時にワインがそろっていないことがある、というのは意外で焦りました。まずは、選択肢を確認。品種が5種類に限られていました。甲州とミュスカデがないのは嬉しい限りでしたが、シュナンブランとヴィオニエがあり、飲んだことないので、ソーヴィニョン・ブラン・リースリング・シャルドネから選ぶことにしました。

白②
色調はグリーン。あえていえばレモンイエロー。粘性は高い気がする。

強めの柑橘系の香りに後から青さをしっかりと感じます。この香りを覚えていました。先日テイスティングしたソーヴィニョン・ブランとそっくりだったんです。果物の甘い香りがあるとリースリングと間違えることが多かったので、とりあえず、ソーヴィニョン・ブラン本命の対抗リースリングとしました。

僕の中ではソーヴィニョン・ブランは、後味において喉の奥を刺すような青さと酸味が特徴で、見事に当てはまりました。家にあったものと同じならNZなので、とりあえずNZ。

まだ白①が来ないので、先に赤③の香りを確認していたら、白①が来たので、早速取り掛かる。

外観は白②とそっくり。ペトロール香をぼんやり感じました。香りが華やかでしっかりしているから甲州はないしソーヴィニョン・ブランのような青さもない。

シャルドネでは絶対ないので、白①と白②を比較して、白①をリースリングだと決めました。産地は、先生が「わかんなかったらドイツ」と書いてあったのを思い出して、ドイツに。

今思えば冷静に行けばよかった赤ワイン。外観からどちらも黒系もしくは土系だと思いました。選択肢にピノ・ノワールがありましたが、まさかこの黒さはないでしょーという思い込みと油断でした。

赤③と赤④を比べると、赤③はやや濃い、④はかなり黒くて濃い。粘性がわからなかったけど、どちらもやや強めに感じる。少なくともサラサラやねっとりではない。どちらも同じくらいの紫+ガーネット。

③の香りは、僕の中で「ドブっぽい」香りに感じました。なぜか、こう感じるとSy・仏かサンジョヴェーゼで迷うことが多いのです。選択肢に2つともあり、ここで悩み迷いすぎて時間がなくなりました。シラーほど酸味はないし、サンジョヴェーゼほど熟成というか乾いた渋みはないし、どちらにも決め手に欠けるなーとずっと迷っていました。

とりあえず、次の赤④に。

赤④はとても濃い。「黒味を帯びた」に丸をつけたくなるくらい。香りは、土っぽい感じはしなかった。

この時、赤③でSyを思い浮かべたことから、勝手に赤④はMeかCSだと決めつけていました。口に含んでみても、CSほど収斂性はないけど、Meのような果実味・渋み・酸味のバランスがあるともいえず…。わかんなかったらMeにしようかなーと思いつつ、鉛筆の香りをわずかに感じたのでCSにしました。

アルコールは強く感じたので、新世界にしようと思いました。そして、なぜかアメリカを選びました。

さて、来年受験される方に伝えていただきたいのですが、マークシートを埋めていくのにものすごく時間がかかりました。というのも、各項目の選択数がワインによって違ったので、それらを確認するのにまず時間がかかりました。

すらすら迷わず選択してマークできても、ひとつのワインつき最低5分以上かかります。

僕は、残り20分で一気に全てのマークを埋めようと思っていましたが、最後は考える時間もありませんでした。書いてから迷うべきです。

白ワインは答えるブドウ品種を決めていたので先生の対策通りにマークしました。

赤は最後まで悩みました。

香りの特徴なのですが、香りのカテゴリーが4つに分かれていて、それぞれ1~2個ずつ選ぶスタイルになっていました。

【大事なこと】
水はおかわりできます。お水は最初からワインと一緒に机に置かれており、ラーメン屋のビールグラスのような小さなグラスでした。

これでは足りない。

僕は、お酒に弱いのと、喉を通さないとわからない品種もあったので、水がもらえるかどうかが重要でした。勇気を出して、「水はおかわりできますか?」と聞くと「大丈夫です。手を上げてください」とのことでした。実際に、手を上げたら、おかわりをいただけました。ただ、おかわりしたのは、僕だけだったそうです(笑)。→2015年度はおかわりがもらえなかった会場があります。

実はリースリングのペトロール香がわからず、思いつめてキューピー人形を買ってしまいました。ハンズで1500円もしました。

首を取って中の匂いを嗅いでみましたが、よくわからずそこでふっきれました。

白ワインの①②は、非常に分かりやすいドイツ、リースリングとNZ、ソーヴィニョン・ブランでした。

赤ワイン③はアメリカのピノでした。アメリカンオークの香りが強くニューワールドであることは直ぐに分かりましたが、香りの第一印象ではピノとは思えませんでした。コーヒーやチョコレートの香りが強く戸惑いましたが、タンニンのキメ細かさと酸のニュアンスでピノではないかと思ったところからリズムに乗りました。そこからピノの香りを探りましたが、それでも樽香が顕著でいまいち果実味を感じませんでした。

去年、アメリカのピノが出題されているので、カリフォルニアは無いと思ってしまい、迷った挙句オーストラリアにしてしまいました。今思えばワシントンかオレゴンあたりのピノではないかと…。

赤ワイン④のシラーは第一印象から明らかに黒胡椒の香がして、すぐにシラー、しかもコート・デュ・ローヌであろうと確信しました。

ワインは簡単だったような気がします。

ここまで4品種正解で良かったのですが、リキュールはウィスキーをマールと間違え、ガリアーノをシャルトリューズ・ジョーヌと間違え、両方ダメでした。

もともとワイン以外はほとんど飲まないので自信がなかったのです。

大阪会場の進行の方のおしゃべりがとても気になりました。 緑の用紙の内容を三分で読めと言いつつ自分はおしゃべりするので、気が散ってイライラしました。

昨年に引き続き二回目の受験で、何が書いてあるか何となくわかっていたので気にしないようにしましたが、初めてだったらと思うとイライラは半端なかったです。

<白1>
アルコールの低さと、酸の感じと甘さから、 比較的すんなりとドイツのリースリングと結論付けました。 ただ、化学物質をペトロールにするには勇気が要りました。 結局、ペトロール香はわからず仕舞いだったからです。 でも、他に適当な候補もなかったので思い切ってペトロールを選択しました。 この白のみヴィンテージまで正解でした。

キューピー人形を買った人、他にもいましたね!私も買いました。その方は男性だったのでしょうか?ハンズで買って高かったのですね。私はユザワヤで買ったので安かったです。

<白2>
外観を見ている段階で、立ち昇る香りから一瞬でNZのSBと断定しました。 ですので、4種類の中で一番時間がかからなかったのがこちらです。

ただ、試験が終わった後のロビーで、他の人がパッションフルーツ云々と叫んでいたのが気になりました。パッションフルーツ、選択肢にあったかなぁ…。さらに、ヴィンテージはNZなら2013年もありと思いつつ冒険出来ませんでした。

<赤1>
外観と香りから、ピノ・ノワールであろうとある程度推定していました。そして口に含んで確信しました。 ただ、アメリカのピノは去年出題されたという先入観もあり、比較的スッキリ目の印象からフランスを選択。

<赤2>
他の2倍近い量が入っていたので余分なワインは吐器に捨てようかと思ったのですが、そのままでテイスティングしました。

松岡さんからシラーはオリーブの香りと酸!と教えられ、少なくとも味わいからはオリーブの酸を感じる自信があったのですが、ヴィンテージが古かったせいか、色が赤く酸も丸かったのでフランスのメルローにしてしまいました。

<ワイン以外1>
とうとう最後までブランデーとウィスキーの違いがわからなかったなぁ~と、しみじみ思う設問でした。

<ワイン以外2>

キツイ香りがプンプンしていたのに、アルコールが低くて飲み易いという印象からスーズにしてしまいました。 デュヴァンのフリーテイスティングでわかった気になっていただけに後悔しました。

開場時刻になったので試験会場に入ってみると冷房がしっかり効いており”すごく寒い”。

審査官の説明後、ワインが順番に並べられていきます。リキュール→赤→白の順でした。白ワインはギリギリ最後に配られ、部屋も寒い為ワインも相当冷えている悪い予感が…。

次に色を目視確認します。
リキュール⑥→毒々しい黄色、なんだろう?
リキュール⑤→麦茶っぽい色、ウィスキーか?
赤ワイン④→濃い、でもどちらかというと赤みもあるかも。
赤ワイン③→やや明るい赤、ピノかガメイか。
白ワイン②、①→淡い黄色から黄緑系だが、ミュスカデや甲州ほど薄くなさそう。その前に冷えすぎて薄っすらくもっててよく見えないし…。

試験開始の合図で、コメントシートと解答用紙を確認。

テイスティングを始めたいところですが、白ワイン①、②を触って予感通り(いつものテイスティングと比べて)明らかに冷え過ぎでしたので、松岡さんのフランス時代のコンクールのお話をふっと思い出し、時間消費を覚悟で両手でひたすら温めました。(約5分ロス(涙)そんなに冷やさなくてもいいのに…)

いよいよ香りを確認です。一発で決める覚悟で集中しました。鼻が効く内に①~⑥の香りを、連続で集中して利きます。

白ワイン①→ぺトロール香と白い花の甘い香り、たぶんリースリング。
白ワイン②→スーっとした爽やか系グレープフルーツの香り、たぶんソーヴィニョン・ブラン。かすかに南国フルーツの香りも。
赤ワイン③→赤い果実系、複雑な香り、ピノか?でもこの強い紅茶の香りはピノなんだろうか?こんなピノは飲んだことない。紅茶は、枯葉、土、熟成を連想させるので、もしかしたらひっかけでネッビオーロか?でも色はそんなにガーネットっぽくなく綺麗なルビー色だ。ちょっと濃いけど。時間も無いし、深読みはやめて第一印象でピノにしよう(すごく不安)。
赤ワイン④→動物系の香り。たぶんシラー。南国フルーツの感じはなく、ここ最近飲んだフランスのシラーが動物系のイメージだったので、おそらくフランス。
リキュール⑤→この香りはウィスキー!
リキュール⑥→さっぱりわかりません。

味わいを見ていきます。時間がないのでどれもほぼ一口です。

白ワイン①→酸はキリッとしており、綺麗に減衰していく感じ。苦味もなく順当にリースリングか。でも、この後味の「甘味」は何だろう。これが噂に聞くドイツの甘い系ワインか(飲んだことなし)?

白ワイン②→松岡さんの言うシュワシュワ系の酸、後に残る苦味。やはりソーヴィニョン・ブランか。加えてマンゴーっぽい、南国フルーツ感もあるのでNZか。

赤ワイン③→赤い果実系で上品な酸。「紅茶」以外はピノなんだけど…。悩んだけど時間がないのでピノに決定。南国フルーツは感じなかったのでフランス。

赤ワイン④→強い酸と強い渋み。両方あるので、やはりシラーか。南国フルーツ感<<<動物系なのでフランス。

リキュール⑤→シングルモルトウィスキー(よく飲んでましたので)

リキュール⑥→さっぱりわかりません。

ワインを温めるために5分、テイスティングで約10分が経過、残り35分でマニュアルに従い、暗記したコメントを超機械的に埋めていきました。考える余裕は全くありませんでした。

何とか余った残り5分で、複数マーク指定の箇所を特にチェック。なんと品種毎に指定数が違う箇所があるではないか!?焦って修正しました。

赤ワインの三番目で迷われた方が多数いらっしゃいますが、例年のアドバイザー・エキスパート呼称の出題に比べると非常に素直な出題であったように思います。




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