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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~アドバイザー・エキスパート呼称編 1

2020/06/18
 
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※表紙は「シレノスの勝利」:ヘラルト・ファン・ホントホルスト画



ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2014~アドバイザー・エキスパート呼称編 1

2014年度のアドバイザー・エキスパート呼称の二次のテイスティングを振り返ります。

協会発表の出題アイテムです。

・ドイツ リースリング 2011
・ニュージーランド ソーヴィニョン・ブラン 2013
・アメリカ ピノ・ノワール 2012
・フランス シラー 2009 <エキスパート呼称>
・シングルモルト・ウイスキー
・ガリアーノ

出題されたのはどこからどうみても王道のブドウ品種ばかり。この講座ではブドウ品種を絞ってとは言い続けているものの毎年本当はドキドキしています。そして、この二つの呼称(現在、アドバイザー呼称はソムリエ呼称に統合されました)では例年、ひと癖ある出題が見られてきたからです。2013年の甲州とカベルネ・フランには本当に驚きました。これらの品種が出題されたことではなく、二つもいきなり出題されたことにです。2012年のアドバイザー呼称のジンファンデルはビックリしながらもみんなあんまりわからないからいいかとも思ったのものです。

さて、受験された方からいただいた報告を振り返ってみようと思います。

リースリング:少し酸味が弱く丸みを感じ、アルザスと判断しましたがドイツでした。
ソーヴィニヨンブラン・ニュージーランド:典型的!香りの瞬間に確定!非常にわかりやすく、正解。
ピノ・ノワール・アメリカ:迷いに迷いました。樽のニュアンスをそれほど感じず、暖かさを感じられず、フランスにしましたがアメリカでした。
シラー・フランス:こちらも樽香が感じられずに迷った結果、丸みがあって胡椒の感じが少ないのでシラーズにしてしましました。

白ワイン2番からテイスティング始めました(1番の白ワインがまだサーブされていなかったので泣)。

色が淡い…。ほぼ無色透明…。粘性は色から想像するとけっこうあるかな…。香りは若干菩提樹っぽい…。白い花系の香りを感じるが、うーん…。ここでリースリングを思い浮かべます。するとどうでしょう、どんどんリースリングっぽい香りをとらえ始め、水を得た魚のようにリースリング決め打ちのコメントを解答します。

よし!リースリング。国とヴィンテージはわからないからとりあえず次へ。

続いて1番の白ワイン。色調は比較的淡めで黄色系、粘性はほどほどに見られます。そして香りに移ります。あれ?リースリングなんですけど。ばっちりリースリングなんですけど!めちゃくちゃペトロール香がプンっプンしており、コメントする前に口に含み味わいを確認。甘い!!この残糖感はドイツです。はい、これ決まり。ということでリースリングとして暗記したコメントを埋めていきます。そして、大急ぎで2番の謎のリースリングに戻ります。

再び2番香りにもどると、あれ?ハーブ香というかあのSB独特の緑の香りがしっかりと感じられます。いや、これだけでは騙されないぞと改めて外観からこのワインと向き合います。味わいは、もはや思い出せませんが、なんといってもSB独特のあのハーブ香に加え、ルンルンしちゃうような華やかで少し甘いニュアンスを感じたので、これはもしや…と選択肢を見るとNZがありましたー!もちろん、NZのSBと解答。ビンテージはさっぱりなので、2012年とした記憶があります。

さて、気を取り直して赤へ。

3番目の赤ワイン。色調は濃いめの明るいルビー色。粘性も結構あります。まず香りがまったくとらえられません。口に含むとアルコール感が強かったような気がしました…。ただ、とっても上品な雰囲気なんです。これはなんだろうな…と選択肢を見ていると、サンジョヴェーゼに目が止まります。う~ん…悩みつつ香りを確認しているうちに、この上品なんだけどちょっぴり荒々しさが見え隠れするところはサンジョヴェーゼなんじゃなかろうかと思い始め、半信半疑でサンジョヴェー ゼ・2011年としました。
→ルビー、上品さでサンジョヴェー ゼに行ってはいけません。

そして4番の赤ワインへ。まず香りを…!なんじゃこりゃ!もう磯・海苔が前面に感じられます。さらに奥のほうでシソっぽい香りもぷんっぷんです。わけわからない~ぜんっぜんわからない。混乱して思考停止。

どうしようと思いながらも、とりあえずこの色の濃さはシラーじゃなかろうかと、文字を透かして見えなかったらシラー、しかも新世界という勝手な自分の定義がありまして、とりあえず試してみました。グラスのふちですらほとんど文字が透けて見えないほど濃い、濃ゆい。色調は黒みを帯びたガーネット。

しかし、この磯の香りがなぁ~、全く黒こしょうの香りがしません。でも、シラーって実は飲まず嫌いで試験勉強以外で飲んだことがないので、ありえるのかも…。少なくともカベルネ・ソーヴィニヨン系のツンとするピーマン臭はありません。メルロー…でもこんなにも濃いのか?しかし、このワイン丸いんですよ、すんごいふくよかで分厚くってまぁるい。ただ、メルローでこの磯臭さはやめて欲しい…とうだうだ考えつつ…。

ということで、選択肢からシラーを選びました。生産国は…この磯臭さは以前ロワールのSBで衝撃を受けたので、フランスじゃなかろうか…でも酸味がな~と思いながら、エイやぁ!で12年のシラー・フランスと解答。

さて、急いで二つ酒精強化スピリッツ系へ。

5番目。香りはウィスキー。クンクン、おや?ちょっと酸味っぽい香りもあるぞ。どうしよう…。選択肢にはアルマニャック、ウィスキー、マール・ド・ブルゴーニュ…。そして、まずこの酸味はウィスキーではないでしょう、とウィスキーを外しました(涙)。アルマニャックとマール・ド・ブルゴーニュだけども…マールは出さないだろう、ということでアルマニャックに落ち着く。

6番目へ。黄色はスーズかガリアーノかシャルトリューズ・ジョーヌだ、と思いながら選択肢をみると…全て選択肢にありました…(涙)。なぜ~、なんで全て選択しにあるの~。ということで、実際に飲まなきゃいけないことに飲んで、アルコール度の違いを見る。あまりアルコール度高い気がしなかったということで、スーズ!

急いで口を濯いで、1番から確認作業へ。(ここで残り10分)

解答を確認しながら、外れてもなんとかなるように微調整しました。なので、答えはあっていてもコメント間違っているかも…心配です。

さらに、残り5分!とアナウンス。

このまま落ちたらどうしよう…これまで頑張ってきたのに落ちたら台無しだ!と考え始め、何か出来ることはないか探しました。でも、もうすでに冷静に答えられそうにないのだからいじるのはやめよう…。

とりあえず、ワインは4つ全て飲み干そう!ということで残り5分は4つのワインを存分に楽しみました。

①ドイツ リースリング 2011
香りを確認してすぐにペトロール香が感じ取れたのでリースリングだと直感し、口に含んでみると残糖が感じられたのでドイツということもわかりました。

ドイツとアルザスのリースリングの違いが最後までわからなかったので、 前日までアルザズのリースリングをテイスティングしていたことが良かったです^^ 。

たとえばスッと消える感じから、もしミュスカデに間違えるとしても選択肢になかったのです。

②NZ ソーヴィニヨンブラン 2013
外観で気泡が見えたことから、スクリューキャップだろうなと判断。香りを確認して確信に変わりました。 NZソーヴィニヨンブランの独特の麝香の香りを感じたので躊躇することなくSBを選びました。 そう、わたしはNZワイン専門のインポーターなのでここは間違えないです^^ 。

③アメリカ ピノノワール 2012
ここで迷いました><
粘性が強いものの外観を見る限りピノ・ノワールだろうと判断しましたが、飲んでみると酸を感じません。どちらかといえば丸くなめらかな酸、タンニンなども突出しておらず、全体的に丸い印象でした。ほんとに丸い。

そこでこの選択肢の中(ピノ、メルロー、カベルネ、シラー/シラーズ、サンジョベーセ)から選ぶとすればメルローかサンジョヴェーゼ…?だけど熟成した感じや土っぽいニュアンスは全く感じることが出来ません。

メルロー?

でもピノっぽいけど…と、何度も酸を試してみても、一度リセットしてリキュール飲んでみても、 最後までピノっぽい酸を感じることが出来ず、フランスのメルローと解答。 メルローと思って解答用紙を埋めていくことに。この時点でワインがなくなってしまいましたTT 。私もこのタイプです…。

感じたままを解答していこう!と決め、後回しにしていた香りの項目から埋めていくと、どうもメルローというよりはピノに近いコメントを選択していました。 正解はピノなので、ピノよりにしたコメントが吉とでることを祈ります!




卓上に①②③④⑤と左から順に並べられておりました。試験開始前にこれらを眺めていた時の印象が以下になります。

①と②の白を比べたとき②のほうがすこし緑っぽい。
③は明るい色の赤
④琥珀色
⑤めっちゃ黄色い

①番目の白ワイン
香りが少し弱いけど白いお花の香りがする。口に含むと舌先にシュワっと微炭酸を感じたので若いワインかな?甘めの味わい。もう一度香りを確認、石灰っぽい香りもあるかな。

ペトロール香がいまいちよくわからないのですが、仕事上よくドイツのリースリングは飲んでいましたので、自分なりのリースリング像があります。そのイメージと近いものを感じましたので、リースリング、甘い感じからドイツとしました。また、微炭酸の関係ですごく若いと思ってしまい2013を選びました。

②番目の白ワイン
私のテイスティングのペースが遅かったのか、私が①番目の白ワインを吟味をしている最中に強烈なソーヴィニョン・ブランの香りが漂ってきました。その後、②番目の白ワインに移り、香りを取ってすぐにニュージーランドのソーヴィニョン・ブランだと確信しました。どうもわたしはこのソーヴィニョン・ブランの香りが嫌いで、ワインを飲み始めたときからこれだけはすぐわかるようになっていました。

色調も緑がかったレモンイエロー、粘性は普通かな。香りは強烈な緑の厚めの葉っぱで、口に含んでも香りと同じ緑の味わい。すごくわかり易いワインだったと思います。若いとは思いましたがヴィンテージはよく分からないので①番目とずらして2012年としました。

③番目の赤ワイン
色調はきれいなルビー色でやや淡く、ディスクも薄めでした。外観だけの印象ではピノかな?と感じていました。ただ、香りを確認した時に土っぽい!と感じたのでピノじゃないかもと思ってしまいました。
スワリングの後、再度香りを確認、やっぱり埃っぽさ、カビっぽさを感じました。果実としてはイチゴやラズベリーよりはブラックベリーな感じ。口に含むとアタックはそれほど強くなく、やはり味わいとして土っぽいなと感じたのです。

私の中で、イタリアワインは外観が少しオレンジっぽく、味わいは田舎っぽくて飲みやすい印象です。この赤ワインに関しては外観の印象がいつもと違うな感じたので、サンジョヴェーゼとピノで迷いましたが最後まで土っぽい印象が抜けず時間もなくなった為サンジョヴェーゼを選択しました。ヴィンテージも王道の2010年としました。

④リキュール
香りと味わいでこれは!!という印象。選択肢を見てもウィスキーだなと。2秒くらいで決めました。

⑤リキュール
スーズ、ガリアーノ、シャルトリーズ・ジョーヌ、と他の選択肢は忘れてしまいましたが。すべて経験がなく、色の把握もしていたかった為、味はカンパリみたいな薬草系だったこともあり、ジョーヌとあるシャルトリーズを選択。

テイスティングセミナーに参加させていただいた●●です。

印象としてドイツのリースリングとアメリカのピノが、セミナーでテイスティングしたものと同じ印象だったことにビックリ!テイスティングしながら感動してました。

ドイツ リースリング 2011
ペトロール香が感じ取れなかった。シャルドネにしては酸が強いなと思いつつも、わずかに樽香を感じ、シャルドネ/フランス/2011と解答。

ニュージーランド ソーヴィニョン・ブラン 2013
最初の香りから一発でソーヴィニョン・ブランとわかった。が、しかし…酸が豊富に感じられ結果、ソーヴィニョンブラン/フランス/2012と解答。

アメリカ ピノ・ノワール 2012
色調がかなり濃い目で粘性も強く、まさかピノノワールとは思わなかった(樽香も感じられた)。酸をそれなりに感じたため、また赤色のニュアンスからシラー/オーストラリア/2010と解答。

昨年(今年は一次免除でした)もピノ・ノワール/アメリカ/2009だったけど”2年連続は出ないなどとと油断しないこと!”とノートにも書いていたにも関わらずこの有様…。

フランス シラー 2009
かなり熟成感が出ており、また樽香もしっかり感じられた。果実味たっぷり&しっとりの感じから、テンプラニーリョだと思いコメントを選択し進めた。しかぁ~し、最後に、「あっ、選択肢にテンプラニーリョがない!しまった、先に品種の選択肢チェックすべきだった」…と後の祭り。

苦し紛れに熟成タイプという頭から、サンジョヴェーゼ/イタリア/2009と解答したが、後で考えるとサンジョヴェーゼの色ではなかったなと。でも、熟成されていたとしてもあの色はシラーのそれではなかったと今だに思います(赤色のニュアンスが感じられなかった)。どちらかといえばまだ”メルローの熟成”と言われた方がまだ納得できます。

シングルモルト・ウイスキー
シングルモルト・ウィスキーだと思いつつ、よく知らない選択肢の”なんとかラム”かも…と迷ったが、冒険はやめようと順当にシングルモルト・ウイスキーと解答。

ガリアーノ
これは、会場に入った時から選択肢にあったペルノだと自信がありました。ティスティングしても、確かにペルノの味。でもガリアーノとは…飲んだことない。調べてみたら、イタリアのアニス原料のお酒…。フランス/ペルノもアニス酒だったはず…。

まぁ確かにペルノにしては黄色過ぎだけど、でもリカールだったらあのくらい黄色だと思います。

試験前のラスト一ヶ月は、ほぼ毎日2~3種類のワインを飲み比べましたが、ティスティングはどれだけの種類のワインを飲んできたか、その中で各品種の特徴を自分なりにつかんでいるかが重要だと改めて感じました。

例えば、シラーの定石コメント「黒コショウ」は、いまだに私にとってはあまりしっくりくるコメントではないのです。ピノ・ノワールの色も然り。フランスやチリのピノは良く飲むのですが、今回の濃い色調のピノはあまりイメージできず…経験不足です。

必勝マニュアルを参考にさせていただいて、コメント選択に時間をかけずに埋めていけたところ、とても助かりました。その場で考えていたのではとても間に合わなかったと思います。

こちらの方は二次のテイスティングとして理想的な進め方をされています。

白ワイン➀
まずこの講座でも伝えられていた通り外観は開始前から観察できるのでジッと見つめます。
・淡いけどレモンイエローがしっかりと確認できる。ミュスカデ(と微妙だが甲州)の可能性が低い。
・輝きは十分、欧州産もしくは冷涼品種か?
・ディスクは厚めな気がする。ここまでの印象で新世界の冷涼品種?開始の合図でまず粘性を確認。
・ディスクに対して粘性が弱いような…、冷涼品種ならこんなもの?

香りを確認。
・明らかに白い花系、ペトロール香は奥に隠れてしまっているがリースリングだとすぐにわかった。
・ミネラルを感じる上、ドイツ特有の甘い香りを感じる。新世界を疑っていたが、この時点で99.9%ドイツのリースリングと判断。粘性については(自分にとっては)残糖ゆえにドイツにはディスクが厚めに見えるものがあり、矛盾なし。

味わいに進む。
・明らかにドイツリースリングの甘さと酸。ドイツリースリングで決定、ヴィンテージに関して、熟成はもちろん無いが特に若い感じもしないためマニュアル通りに2011年を選択。

解答:ドイツ リースリング 2011→完璧でした!

白ワイン②
外観
・淡いけどレモンイエローがしっかりと確認できる。①よりは濃いか。
・輝きは十分、欧州産もしくは冷涼品種?
・ディスクは厚めな気がする、ここまでで新世界の冷涼品種?①とほぼ同じ印象。
・結構粘性がある印象、やはり新世界冷涼品種との思いが強くなる。

香りを確認。
・非常に特徴的な緑の香り、しかも野太い!この時点で100%NZソーヴィニヨン・ブランと判断。

念のため味わいを確認。
・わかりやすい酸味と凝縮したグレープフルーツのような果実味。NZソーヴィニヨン・ブラン以外には無い!と断言できる程特徴的。色調の緑や酸の尖った感じからヴィンテージは明らかに若い、2012年を選択。

解答:NZ ソーヴィニヨン・ブラン 2013→あの若さなら確かに…、でも-1を選択する勇気が無かった…。

赤ワイン③
外観
・明るい色調の紫系、ただ、その中では濃いめ。
・輝きはある。
・ディスクは厚めな気がする、新世界の疑い。色調とディスクからアメリカのピノの可能性が高い、ただし輝きと紫からフランスのシラーも片隅に。それくらい紫が濃いと感じました。
・結構粘性がある印象、アメリカ/ピノの可能性が強まる。でもシラーも粘性がある品種だ…。

香りを確認。
・イチゴとスミレ、完全に赤い果実、華やかなお花系。樽の要素の中でもコーヒーがものすごく強い。マニュアルのピノにコーヒーは無いが、この時点で100%アメリカ/ピノと判断。

念のため味を確認。
・酸主体にイチゴジャムの甘さ、樽の要素あり。②番目のNZソーヴィニヨン・ブランに続き特徴的なアイテム。少し樽からの要素がこなれている感じがしたのでマニュアルより古めの2010年を選択。

解答:アメリカ ピノ・ノワール 2012→逆に若いのかぁ。コーヒーが余りに強かったのでマニュアルに無いけど選択しました。

赤ワイン④
外観
・黒みが強く、輝きがある。
・ディスクは中程度。この段階でフランスのカベルネ・メルロ・シラーの可能性が高いが、サンジョヴェーゼも片隅に。
・そこそこ粘性はあるがやはり欧州っぽい。(トロッとまではしていない)

香りを確認。
・黒系ベリーを感じるがあまり強くない、困った。
・土っぽい香りがある、でもイタリア系の土っぽさではなく、メルロっぽい。
・少し香りの中に酸も感じる。←今思えばわかりやすいシラーの特徴だったかも…。

味わいを確認。
・まず酸を感じ、タンニンもそこそこ、収斂性もまあある感じ。
・とにかく丸くは無い、メルロを排除。
・スパイシーな感じもするが…。フランスのカベルネまたはシラーにまで絞るが決定打が無い。シラーならもっと色が赤いし、スパイシーな味もするし、色は完全にカベルネの黒だし収斂性もある。酸はシラーっぽいけどカベルネも酸の豊富な品種だし…。最終的には色と収斂性を重視しカベルネ、11年ボルドーは酸が目立つ造りが多い(と個人的に思っている)ので酸もこんなものと判断。

解答:フランス カベルネ・ソーヴィニヨン 2009→シラーかぁ。フランスのシラーとカベルネの区別は苦手なんです…。

⑤シングルモルト
香りを確認した瞬間にわかる。おそらくスペイサイドかローランドの軽い作りのもの。

⑥ガリアーノ
1次でもリキュール類をほぼ捨てていた上、飲んだ経験も無いのでまったくわからず。選択肢の中で唯一自信を持って黄色と言えるシャルトリューズ・ジョーヌを選択。たぶん違うと思いながら素直にシャルトリューズだった場合にショックを受けない為に選択しただけなので、間違いはしょうがないです。



試験会場の席に着くと、赤二種類とリキュール二種がすでに並んでおり、オリエンテーション15分前に白二種が配られました。余裕をもって会場に入ることが大切ですね。外観からブドウ品種を予想するのにかなり貢献しました。

1番の白ワイン
微炭酸のような気泡が見られました。あまりに泡が出ているので、「まさか今年から泡?石田技術部長~!」と思ってしまいました。
自主トレで、直前までドイツ/リースリングを毎日飲んでいたのです。グラスを近づけるとぺトロール香が前面に感じられました。加えて残糖感。ドイツ/リースリングで決定です。生産年は外しましたが、品種、国正解です。

2番の白ワイン
外観からソーヴィ二ヨン・ブランか、シャルドネでもシャブリかな?というイメージでした。ブルゴーニュ南でもないし、新世界のような感じでもない。1番のリースリングよりは若干色が濃い感じがしました。

香りを確認すると、パッションフルーツ香が「ニュージーランドから来たよ~」と言っているかのような芳香。松岡様のマニュアルに南国のフルーツが来たらニュージーランドと記載あったはず。迷わずニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン!実は、ハーブ香よりパッションフルーツ香でいつもSBと決めていました。ハーブの香りがうまく取れないのです(T_T)。
こちらも自主トレで、直前に練習していました。

3番の赤ワイン
明るい色調からピノかガメイ?もしかして、マスカットベリーA?「石田技術部長~」と心の叫び。
香りがイマイチわからない。でも、ガメイでもないし、マスカットベリーAっぽくもない。←試験三日前にネットで購入(^_^;)
スパイシーな香りのピノを一週間前に飲んだけど、そんな感じでもなく…悩みました。

口に含んでみてやっと、ピノだ!と思えました。タンニンが滑らかで酸味もまあまあ、この時点でフランスを想定してしまいました。でも、フランスの割には酸がイマイチ…。見直しの時に「樽効いている~」と思った時点でアメリカに訂正しなかったことが悔やまれます。今思えば、樽のお化粧がすごかった。

4番の赤ワイン
外観から、カベルネかシラーかと予想。(練習していたカベルネ・フラン、メルローはなぜか頭にありませんでした)ただ、照明がイマイチ暗くて熟成しているようなオレンジっぽい感じもしなくもないんです。照明の暗さが気になりました。実際、去年同じ会場で受験した方が会場が暗いと言っておりました。

香りを確認した瞬間に、オリーブ効いてる~!迷わずシラー!私も松岡さんと同じく、黒こしょうではイマイチ決め手に欠けると思うんです。 カベルネにも感じる時がありますよね。

生産国は、樽があまり感じられなかったことと、甘さもないし、熱さを感じないのでクローズ・エルミタージュかなぁということでフランスにしました。クローズ・エルミタージュは試験の前の週、ワイン会だったのですが風邪を引いて熱があっても頑張って行って飲んできました~。

5番・6番は全滅です。美味しかった記憶だけ。今年から、リキュールどちらかが正解しないと合格できない?ということがありませんように…。

まず、白二種はどちらも淡い色調のレモンイエローで1番より2番の方がより淡くやや緑がかかった印象。
赤二種は、第一印象において濃い色調だと思いました。3番は透明感のある赤黒い印象。4番は黒く濃い色調。どちらも褐色はあまり感じられず少し紫がかったやや若い印象。
リキュールの5番は明らかにブランデー系を問う問題で、6番目はオロナミンCのようなまっ黄色の液体が出ました。外観から、6番は飲んだ事がないリキュールなので諦めました。

まずは解答形式ですが、香りは果実・花・忘れました・化学物質の四項目に分かれてました。単複の解答は香り以外もいくつか複数解答の所がありました。

いよいよテイスティングです。

白ワインの選択肢は(ちょっと記憶が曖昧ですが)シャルドネ、シュナン・ブラン、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ。

エキスパートは去年ソーヴィニヨン・ブランと甲州だったので、今年はシャルドネとリースリングの決め打ちで臨みました。酸がまろやかならシャルドネ、酸味が感じられたらリースリングだと。

1番目の白ワイン
香りはりんごのような甘い香りと微かな化学臭を感じましたが、口に含んだところ甘い!酸もほとんど感じられず、とにかくトロリとした甘口ワインでした。先ほど書きましたが酸が感じられなかったらシャルドネと決め打つつもりでしたがあまりにも甘いので、1番を保留。2番に進みます。

2番目の白ワイン
香りをしっかりと感じました。独特の草っぽい印象。そして若い。口に含むとこちらは酸がキュンキュンに効いてました。ここでリースリングとソーヴィニヨン・ブランの二択でしたが、ハーブと柑橘系の香りに苦味、これはどう考えてもソーヴィニヨン・ブランだと思い、この暑い感じは仏ではないNZのソーヴィニヨンブランにしました。若いと感じたのでヴィンテージは2012年。

そうなると、1番目にシュナン・ブランを選ぶ勇気はなく、ヴィオニエは南の印象でもうすこし黄色いかなと、もう甘いシャルドネか酸のきいてないリースリングの二択にしました。シャルドネの甘みというと樽からくる甘みだと思いましたので、ここまで甘いと素直にドイツの甘口ワインが出てきたのかなと。そう思い香りを確認するとペトロール香があるような気がしましたので1番目はドイツのリースリング。ヴィンテージは2011年としました。

赤ワインの選択肢はピノ・ノワール、メルロー、シラー/シラーズ、カべルネ・ソーヴィニヨン、サンジョベーゼ。

白ワインと同様に赤ワインも濃ければ決め打ちでカベルネとシラーを選ぼうと思ってましたので、3番がやや透明感のある濃い色調で悩みましたが、第一印象で米国のカベルネ、4番をシラーであろうと想定しました。

実際は3番目が米国のピノでしたので、これに関してはてんで的外れな解答になってしまいました。飲み直したとき、かなりの酸味を感じたのですが、第一印象を重視して3番目を米国のカベルネ・ソーヴィニヨン2009としました。そして4番目もそのままシラーで。1独、2NZ、3米と塗ってますので 4番は仏でヴィンテージは2010年としました。

5番目のリキュールの選択肢の一つを忘れましたがアルマニャック、カルヴァドス、なんとかラム、シングルモルトなどでした。色調でカルヴァドスが消えて、香りがかなりしっかりしていましたのでラムもなし。ブランデーかウイスキーの二択ですが後味が甘くない麦の風味でしたのでシングルモルトを選択。飲み慣れているものなので有利だったかもしれません。1分ほどで解答しました。

6番の選択肢も忘れましたがシャルトリューズジョーヌ、スーズ、ガリアーノなど。
正直まったく分からなかったので黄色いリキュールで知っていたスーズを選択しました。こちらも1分ほど。

以上で、白2種・赤1種・リキュール1種が運よく当たりました。スティルワイン4つの国名は全部当たりましたがヴィンテージはひとつだけ。3番目の赤ワインで的外れな解答をしてしまい不安を残しています。

時間に関しては全く余裕がなく、最後の見直しは、単・複の数の確認のみしか出来ませんでした。それでも二ヵ所間違えてましたので、酔ってますし、上下のずれも含めて通常の解答もマークの間違えはいくつかありそうな気がしています。




悔しいです。リースリングを外すなんて…。今までリースリング当てたことがないんです。一度も。大好きなワインなのに、なんで?

今回は最悪です。シュナン・ブランにしてしまいました。優しい香りと甘さに騙されました。ロワールの景色が見えたんです。
→シュナン・ブランと答えてはいけないってあれほど言ったのに…(笑)
シュナン・ブランはどちらかと言えばゴツゴツしたイメージで、固い品種です。少なくとも優しい感じはありません。香りも海のミネラル感が満載で、白い花というよりも黄色い花、そしてカリン。酸はガッチリ、強い。甘口にも仕立てますが、普通に辛口にもなります。でも、ロワールの景色まで見えたらしかたがないです。ある意味素晴らしいと思います。

二番目の白ワイン、これは典型的なNZのワインで年、国、品種ともに当たり。

三番目の赤ワイン、香りが派手で赤い系プラス樽のニュアンス、こちらも新世界ピノで正解。

一番悩んだ四番目の赤ワイン
外観がとても濃かったので、カべルネ・ソーヴィニヨンかシラーだろうなと、そして、ちょっと赤っぽいのでシラーかなと…。
香りはちょっとお年寄りな感じ。針葉樹の香りも鉛筆の芯も感じないので、やっぱりシラーだな。

味わいは、えっ?ちょっとパニックに。タンニンが強烈です!カべルネ・ソーヴィニヨン?でも森に居る感じがしない。ここで石田さんの言葉を思い出す”ワインの本質は余韻に表れる”。余韻は…なんか酸の感じがカべルネ・ソーヴィニヨンっぽくない。おっ、特徴的で鋭角な酸。ここで松岡さんの声が聞こえた気がしました。

「マリネしたオリーブの酸を感じたらシラー」
感じましたー、はっきりと。これはシラー!

松岡さん、ありがとうございます!感謝の気持ちでいっぱいです。

リースリング/ドイツ/2011年
比較的わかりやすい。 甘み・ペトロール・酸味 ・スッキリ、自信をもってコメント出来ました。

選択肢には以下の産地が並んでいました。フランス ・ アメリカ ・ ニュージー ・ オーストラリア ・ チリ。テイスティングに入る前に選択肢をみた瞬間、シュナン・ブラン、ヴォオニエには凍りつきました・・・。

ソーヴィニヨン・ブラン/NZ/2013年
特徴的な青い香りにパッションフルーツ香から品種の特徴がはっきりわかりました。産地についてもフランスとの違い(暖かいイメージの香り・アルコール感)が明確でしたのでこちらも自信がありました。

ただ失敗したのはいくら若くてもビンテージ2013年は無いだろうと思いこんでいたので、 適当に2011年にしましたが直前にテイスティングしていたソーヴィニヨン・ブランは後日調べたところ2013でした。ヴィンテージはあきらめていたので気にしていませんが、ちょっと残念です。

ピノノワール/米/2012年
ちょっと慌てました。 まずアメリカ・ピノを飲んだことがありませんでした。そして強烈な樽香にビックリしました。果実の香りよりもドライな印象でした。

勝手にパニックになって選択肢を見もせずにカベルネ・フランだと思いこみ、外観の途中まで カベルネ・フラン的なコメントを選んでいました…。選択肢を見るとカベルネ・フランは無く、ピノノワール・メルロー・カベルネ・サンジョヴェーゼ・ シラーでした。
軌道修正しピノかなぁ、明るめのメルローも意識しながら改めてテイスティングを進めて行きました。
外観は澄んだ・輝き・ルビー・やや濃い・粘やや強い・若い・成熟度高・しっかりなどなど。
香りもマニュアル通りに選択できたと思います。ただ、ピノ特有のイチゴやスミレの印象があまり無かったですが 一応コメントとしては選択しました。
酸味が少し強い感じがしたのでブラックベリーでは無くブルーベリー・ラズベリーにしました。

この赤ワインのイメージが甘く・香りが強く・フルーティーであった為、ちょっと違うなと感じたのですがフランスにしました。ただ今思えば色調が濃く、樽香が強かったのでフランスではないと気づくべきでした。
他の品種とも迷いましたがメルロー深いガーネット、サンジョヴェーゼが土のイメージなどマニュアルで確認したことと照らし合わせて消去し、なんとかピノにたどり着きました。

ヴィンテージは熟成し濃い印象だったので2010年としましたが2012年でした。

白ワイン1
澄んだレモンイエロー。粘性はやや強め、成熟度が感じられる。
香りはしっかり。リンゴ、アカシアなど。ペトロール香をぼんやり感じる。
味わいは軽めのアタック、スッと伸びる酸味と後半に残る苦味が特徴的。アルコールのボリューム感は軽めで残糖感が感じられるところからドイツのリースリングと判断。

白ワイン2
明るいグリーンがかったレモンイエロー。粘性はやや強め。若い印象。この段階で新世界をイメージ。
香りはしっかりと感じられ、青リンゴ、熱感を伴った青草の香り。第一アロマが強い印象で、外観のイメージ通り暖かい地域。
味わいは強めのアタック、シャープで酸が溌剌としており、アルコール感もイメージ通り。素直にNZソーヴィニオンと判断。

赤ワイン1
明るく澄んだルビー。フラットな色調ながらしっかりとした粘性を感じ新世界・ピノのイメージで香りに進みます。
香りはしっかりと感じられ、ラズベリー、ゼラニウム、スミレなどの香り。濃いので惑わされそうになりながらも赤系果実の香り。樽のニュアンスは??
口に含むとアタックを強く感じる。爽やかな酸味、タンニンはビロードのような印象。果実味が強め、アルコール感しっかりなのでニューワールド、アメリカのピノと判断。

赤ワイン2
輝きのある非常に濃いガーネット。粘性は強め。
香りは強くしっかりと感じられ、黒系の果実が主体。甘草、黒こしょう、黒オリーブ、血液。
味わいは強めのアタック、はっきりとした酸味、力強いタンニン、アルコールのボリュームは高め、余韻は長め、凝縮感あり。シラーと判断しましたが産地をオーストラリアと誤判断。いつもの悪い癖。

リキュール1
20代の頃に毎日飲んでいたので、即シングルモルトと判断。拍子抜けも、かなり安心。一応、確認のために、口に含んだあとに水を飲み、いわゆる水割りの感触を確認。

リキュール2
全くわかりませんでした。

アドバイザー・エキスパート呼称編 2に続きます。





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Comment

  1. 山本 義明 より:

    お世話になっています。

    二次試験まで10日を切り、苦手な品種に絞って、白・赤それぞれの冷涼産地と温暖産地のワインの特徴を確認をしています。

    リースリングについてですが、この品種の『酸』をしっかりとらえることが大切だと松岡先生は話されてたとおもいますが、今手元にあるドイツ産(あまりペトロール香がなくどちらかというと柑橘系の果実味と酸がはっきりしている)と、フランス産(全く特徴がつかめず、ただただフラットな冷涼産地であることだけしかわからない)が、自分の中でどうしても基準がつくれなくて苦慮しています。

    ドイツ産はチリのソーヴィニヨンと、フランス産は甲州と捉え違いをしてしまいます。
    直前ですが、特にどこの何を『意識』すればよいかご教授下さい。
    よろしくお願い致します。

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