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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2016~ソムリエ呼称編 1

2023/05/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -

引き続き、2016年度ソムリエ呼称受験者の方からの報告です。エキスパート呼称の時にもお伝えしましたが、この2016年度よりこの”こーざ”のテイスティング方法論が変わりつつあります。このあたりを意識することでソムリエ試験的に見えることがあると思います。



ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2016~ソムリエ呼称編 1

最初にソムリエ協会発表のテイスティングアイテムです。

白1 2014年 / フランス/ Chardonnay
赤1 2014年 / オーストラリア / Syrah(Shiraz)
赤2 2013年 / 日本 / Muscat Bailey A
リキュール類1 マデイラ
リキュール類2 バ・アルマニャック

では、はじめます。

●二次のテイスティングの感想、苦悩、歓喜

・まず初めに、着席して感じたことは、赤2種が両方とも濃い!そしてエッジが両方とも紫をおびていること。見た目はうり二つでした。
・その他のお酒2種も茶色系(色合いは4の方がこげ茶色で濃いタイプ)
・温度は冷えすぎていることもなく、体感としては10℃~12℃くらいからスタートしている気がします。
→実際に10℃から12℃であればテイスティングとしてはちょっと低すぎます。

・香りの選択数は果実系が6個(どちらかの赤が5個←ひっかけ?)、香辛料系が5個の指定でした。(多くて驚きました)

白1 シャルドネ(仏)
今回から香りの特徴の選択肢にレモン・グレープフルーツがなくなり、「柑橘系」でまとめられていました。

第一印象はリンゴの香りと乳酸を思わせる香り。樽のニュアンスなのか、華やかなお花の香りなのか、やや穏やかなのか非常に悩ましい。

味わいはまるみがある感じですが、アフターには酸味がじわじわきて、ペトロール香を感じないリースリングなのかと悩みました。
→私はシャルドネ(シャブリ)とわかっているからですが、なんともいえない悩ましい香りに、丸みのある味わい、酸味がじわじわと聞くとシャルドネをイメージします。でも、このシャルドネは取らなくてもイイです。

赤1 シラーズ(豪)
外観は濃いめの紫がかったガーネット。甘やかなキャンディ香から、ガメイ、ジンファンデル、マスカットベーリーAではないかと想定。ガメイにしては色が濃く、味わいから酸味を感じ、厚みもそこまで感じませんでした。ジンファンデルだとしたら色合いはあっているけど、もう少し香りが立つような…。マスカットベーリーAにしては色が濃い。(私ははずしました)

シラーズの力強さやボディ感は感じませんでした。(メントールさははっきりと出ていました)

赤2 マスカットベーリーA
香りの中にゴボウのような土っぽい感じをほのかに感じましたが、色調が経験してきたベーリーAよりはるかに濃かったため、除外してしまいました。

味わいは色合いから予想できないくらいサラリとして、タンニンはほぼ無いに等しく感じました。
→比較的濃い色調、サラリとしていて、タンニンを感じない。マスカットベーリーAの特徴です。

赤2種類に関しては、「ブドウ品種らしさ」がとりずらかったかなと思いました。(それにすがってはいけないんですが…)

また、私の受けた部屋は試験官が説明している間、赤ワインの設置順序を間違えたのか、一席ずつ確認しまわっていまして、そんなトラブルもあるのかぁと思いました。
(正解がHPで公表されましたが、交換後の順番がはたしてHPの解答順なのか疑わしい気持ちがぬぐえません)

●会場の雰囲気、レイアウト、この講座でお伝えしたところとの違い

グランドプリンスホテル新高輪パミール3階(翠雲の間)
・6か所くらいに区切られており、集中はしやすかった。
・10分前に開場し、一度試験室に入ると、お手洗いのためにも退出できなくなるので注意。
・携帯も見ることができないので、何か確認したことがあったら5分前とかに入場したほうがいいかと。

●ご自身の試験対策を振り返って

リキュール類をもう少し経験しておけばならなかったなと思いました。茶色系が苦手だったので、見た瞬間に…。

二次試験に関しては、「ある程度特徴が顕著に出ているワインが出題されるだろう」と甘く見ていたところがありました。

ブドウ品種を当てることが全てではないと信じ、結果がでる日まで気持ちを鼓舞させ、3次で実技をしている自分、バッチを付けている自分をイメージして運を引き寄せていきたいと思います。

おかげ様で出題されたワイン3種類、生産国も含め全問正解でした。リキュール類を2つとも外してしまいましたが、そこは良しとしてます。

さて、席に着き、開始までじっくりワインを観察。

白1を見てイエロー感がありましたので、シャルドネかなぁなどと思いながらご指導通りまず、ブドウ品種の選択肢を見ます。

白ワイン1
最初のイメージから、外観・香り・味わいの全てにおいてソーヴィニヨン・ブランやリースリングではなく、シャルドネ以外の選択肢に全く魅力を感じなかったため、シャルドネであろうと想定しテイスティングを始めました。

しばらくすると、最初のちょっとした違和感からもほぼ解放され、シャルドネであろうと。しかし、シャルドネであればアメリカも…と思いを馳せましたが、アメリカのシャルドネは甘さがあったなぁ、と直前セミナーのアメリカ/シャルドネを思い出しました。また、「酸味と果実味の凝縮感のバランスで新世界かどうかを判断するように」とweb上でもセミナーの時も言ってたなぁと思い直し、この酸にくわえて、それほど凝縮感、甘さを感じない。よってフランスのシャルドネと決めました。正解!

赤ワイン
赤1、赤2を見比べてどちらもしっかりとした色調だから、カベルネ、シラーあたりであろう、赤2はより果実の凝縮感が強そうだなぁ、新世界かなぁなどと思いながらご指導通り、ブドウ品種の選択肢に目をやると…、あれ、まともに知ってるのシラーしかない。

2つとも色が濃い系だからピノ・ノワールは無くてもいいとして、おいおいカベルネなくてどーやって選ぶんだよ。自信が無い人は主要三品種に絞って試験に臨めって言ってたじゃん。
→言いました。
選択肢1つで2つの解答は物理的に無理があるでしょ。もういーや、この2つの内1つ当てれば十分。どちらかは絶対シラーなんだろうから、両方シラーにして、濃い1の方をオーストラリア、2の赤い方をフランスでいいでしょ。田崎さんならシラー2つを国違いで並べるなんてことをやりかねないな、なんて開き直りつつテイスティングを始めます。

赤ワイン1
外観を観察し、香り、味わいを見る。

うーん、経験したことのあるような、ないような…。この杉だが針葉樹だかわからんが、かんな屑みたいな新鮮な木の香りが強い。タンニンはきつくはないが、しっかり強めかな。何より果実味がすごい。甘味も丸みがあり、しっかり目。よって新世界決定。余韻に黒胡椒を感じる。シラーかな?先生が言ってたオリーブっぽさもある。飲んだ瞬間に思った「なんじゃこりゃ」はそう言えば直前セミナーで飲んだオーストラリアのシラーズを飲んだ時の印象と同じ。わかったぞ!そうかおまえはオーストラリアのシラーズだな。正解!

赤ワイン2
シラー/フランスであってくれ、と祈りつつ、香りを感じ味をみる。

あれっ、違うじゃん。ぜんぜん違う。この感じは色に反して軽い系グループじゃん。このギャップ、そこそこの品のあるタンニン… 普段なら、はい、ピノ/アメリカ!と行きたいところだけど、ピノが無い…。ってことは、ガメイか…。でもガメイはもう少しワインっぽいというか大人っぽいというか…。それにしてもなんだ、この乙女のような甘い感じは。ん、いちご?いちごの飴ちゃん?…イチゴキャンディ?? そうか、色が強くて選択肢を塗り潰してしまっていたけれど、もしかしておまえはついに出てきたマスカットベーリーAだな。香り、味わい、余韻の短さ、色のわりにすごくシンプル。うーん、知ってる限りマスカットベーリーAに相違は無い…。やっぱりおまえは、マスカットベーリーAだ。正解!

ははーん、そうかそうか、やっとわかったぞ。主要品種がシラー1つしか無い理由が。

ソムリエ協会はまず、今年マスカットベーリーAを出したかった。でも、シニアでも出題されていないのに、難易度が跳ね上がったと騒がれないように間違えやすいピノを敢えて隠したんだ。でもって、お隣の色濃い赤はカベルネと迷い解答する人が増えたら、またまた難易度が高いだの、今年から田崎さんが会長だからとなりかねない。だから、マスカットベーリーAを出すものの、ボーダーが下がり過ぎないようにしなくてはとなり、シラーと間違えやすいカベルネも消したんだと。そこで改めて、ワイン三種の内、主要品種は2つはあるでしょ。と考え、1の白はやはりシャルドネ、しかも王道のフランスで間違えなし!としました。
→各ワインの解説といい、このソムリエ協会の意図を見抜くセンスといい、素晴らしいですね。試験中にこんなことを考える余裕がある人が他にいたのでしょうか。たいへん興味深く読ませていただきました。

ちなみに、マスカットベーリーAは東京直前セミナーの赤の2番目に出され、そこそこ自信を持ってピノ・ノワールに挙手したあの時がフラッシュバックしました。その時は、一発目のキャンティはともかく、そろそろ主要品種いきましょうよ~と思いつつも、「今まで出題された事がありません。出るとしたらシニアかなぁとは思いますが、今年あたり出題されても不思議ではありません」の言葉に何か自信めいたものを感じずにはいられませんでした。

今思えば「マスカットベーリーAに関しては今年は無いと思いますが…と言いつつ含みを残し、“シュナン・ブランは捨ててよい。自信がないなら、カベルネ・フランは考えなくて良い”」と確実に一線を引き、ある意味準主要品種と位置づけているように感じました。そう考えると、”こーざ”を信じてきた自分たちは今年も主要品種だらけでした。まだ結果はわかりませんが、とりあえず、3種3国とも当てられたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。



会場に着席すると、白ワインが1つ、赤ワインが2つ、その他のリキュールは茶系が2つならんでおりグラスには水滴がついていました。

試験開始には少し時間がありましたので、それまでに適温になっているだろうと一安心。その時点から甘い香りが漂っていましたので、マデイラかな?と赤の色調は2つとも薄くない、なんて思っていました。

試験開始。ブドウ品種の選択肢を確認。赤が7つ、白が8つ。

数の多さにも動揺しましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンもメルロもピノもないことの方が衝撃的でした。

白ワイン1
樽の香りも青い香りもお花の香りも感じませんが、とにかく酸味が強い。シャルドネらしい苦味もなく自信は全くありませんが、他の要素も選択肢も見当たらないのでフランスのシャルドネ。そして、リースリング寄りのコメントにしました。→リースリング寄りのコメント、正解です。ミネラル感、香りのあまりないリースリングのイメージで。

赤ワイン1
はっきりとユーカリの香り。オーストラリアのシラーズ。
→ユーカリはシラーズだけの特徴ではないんですけどね。ブドウ品種を問わずオーストラリアの、そしてちょっと違ってくるのですが、私にとって南半球の特徴です。ただ、ソムリエ試験的にオーストラリアの赤であればシラーズが確率的に高いであろうと考えるなら、ユーカリ=オーストラリアのシラーズでいいでしょう。

赤ワイン2
色調が薄いとも濃いともとれる感じで、どちらか選ぶなら濃いかと。動物的香りが強く酸味も強い。
わからないのでネッピオーロよりの解答で少し調整してフランス/ガメイと解答。まさかのマスカットベーリーAでした。

リキュール類1
この色でこの香りは選択肢的にはマデイラか紹興酒。口に含むと甘いのでマデイラ。

リキュール類2
完全にカルヴァドスの香りと思いました。残念ながらアルマニャックでした。

シャルドネがスッキリ系の解答で良かったのか?悩みすぎてマークシートの確認ができなかった事が一番の不安要素です。
→とうとうシャブリ(樽を感じないシャルドネ)がでました。スッキリ系のコメントをしっかりとって、シャルドネを外すことが”こーざ”的です。

一緒に試験を受ける友人とラインをやりとり。12:16の時点で友人は既に会場の前。すでにグラスが配られているとのこと。お腹にカイロを一応仕込んだものの、この分だと温度は大丈夫かとひと安心。

一時少し過ぎて開場。目の前にワインが飛び込んでくる。会場内はアルコールの匂いが充満していました。あー苦手な赤二種類。ちょっと嫌な予感。

目の前の椅子が赤いのでワインの色がなんとなく取りにくい。でも、持ち上げて斜めにして見ると色の違い結構でてました。温度は白も問題なし!!

白ワイン1
正解 フランス/シャルドネ/2014 → 解答 フランス/リースリング/2014

まず白ワインから。色調、粘性から外観は確実に冷涼なイメージ。

香りからはりんご、青りんご、少し白い花。 口に含むとアタックはやわらかく、でも不思議とアルコールがたっているイメージ。一瞬暖かいエリア?と思いましたがしばらくするとアルコールは落ち着き、やはり冷涼エリアへ。

この時点で結構白い花のイメージが結構自分の中で強くなってきた、加えてミネラル、ミネラル。加えて後味の酸の高さからこの時点でリースリングと決める。

香りの特徴のコメントですが、去年シャルドネは花・果実系、化学物質合わせて5個ぐらいだったはずが今年はびっくり、花・果実系で6個、化学物質で5個選ぶとのこと。

冷涼なイメージの果物と白い花、すいかずら、アカシア、化学物質は埋まりにくいからミネラル系で3個も選ぶ。気づいたらここに、ペトロールがない!!確かに全然ペトロールを感じないけど田崎さんだし、意地悪でリースリングでもあえてペトロール入れてないのかな?と考える。

最終確認、残糖感のない辛口ドイツリースリング?辛口で線の細いアルザス?(うちの会社で似たようなアルザス・リースリングあります)って思い最後確認するとドイツが選択肢にない。シャルドネは頭から外れてましたが、もしや青りんごからシュナン・ブラン?とかいろいろ迷ったあげくフランス/リースリング/2014と解答。

後から協会発表アイテムを聞いて思い出したのが、大阪セミナーの懇親会で先生がブラインドで当てたシャブリと味が似ていました。

あの酸の高さとミネラルの硬さからシャブリをイメージしなくてはいけなかったんですね。樽は感じた人がいるらしいですが、私は全く感じませんでした。ひたすら硬質なミネラルと冷涼なエリアの果物、花しかとれませんでした。
→いえいえ、冷涼リースリングで「合格」するために大正解です。シャルドネをイメージする必要はありません。

この時点ですでに15分経過。時間かけすぎ。

赤ワイン1
正解 オーストラリア/シラーズ/2014 → 解答 アメリカ/ジンファンデル/2014

色の薄いアイテムからテイスティングを始めればいいのに、解答欄のマークミスが気になり順番通りに進めてしまう。

色調は黒系、粘性もアタックも強め。この時点でニューワールド確定。

黒系果実のイメージでコメントをとっていく。気になるのがこの甘さと酸の高さ。この若干苦手な甘ーい香りの時点で一瞬マルベックを想定。選択肢にもマルベックあるし。でも、出たことのないブドウを選ぶ勇気もなく、甘いのは甘いけどアルゼンチンのマルベックってもう少し甘さの質がくどい気がしてカリフォルニアのジンファンデルを選ぶと自分の中でなんとなくしっくりきた。
→ふーむ。

正統派ジンファンデルはリッジが個人的にぴったりなイメージですが、あそこまでミルキーなイメージの甘さで凝縮感があるのも少ないし、ちょっと上品なオールドヴァイン的なジンファンデルのイメージで進むといい感じ。なんの迷いもなくジンファンデルと解答。→ここまでしっかりとジンファンデルにイメージをもっているならOKです。

試験終了後、会場にいたの知り合いに聞くと「胡椒出てませんでした?」と。正直シラー、シラーズは”こーざ”のセミナーでも他のブラインドでも、わかるようになっていたので自信がありました。

この時このワインには甘さ、酸は強く感じたものの胡椒、スパイス感をまったく感じず、時間がなかったのもあり、振り返ることなくジンファンデルで突っ走ってしまいました。ファーストインプレッションが大事という人たくさんいますが、ファーストインプレッションで突っ走ってちょいちょい外す人です…私。

赤ワイン3
正解 日本/マスカットベーリーA/2013 → 解答 フランス/ガメイ/2013か2014

この時点ですでに時間はタイト。慌ててコメントを。

色調は赤いベリー系、色調の濃さから一瞬ニューワールドのピノを想定。ただトップに結構苦手な動物臭的な香り。この香り…。

あるレストランで友人とピノ・ノワールをグラスでいただいた時、私が「ピノってこんな動物っぽい香りするんや??南のワインかと思った」って言ったら「赤系果実の香りやん。最近いいの飲みすぎちゃうん?」みたいな会話があったのを思い出して、”あっ、フランスのピノだわ”とコメントを進めて行く。動物臭をなめし革と思い、なんとなくちょっとしっかり目のピノでコメントとったような。

最後まで進むとガーン!!選択肢にピノがない!!←最近ブラインドでけっこう当てていたから最初に選択肢を見てしまうと迷うかもと逆に見ていなかったのが痛恨のミス!!えっー、ピノじゃなければもう色の濃いガメイでしょ…。

香りはちょっと違う気がしたけど、マスカットベーリーAはなんとなく最初から見落としていたのもあり、かつベーリーA特有の食用の香りが全然出ていなかったので頭からスコーンと抜け落ちていました。←今年出題されるならガメイではなくベーリーAとセミナーでも言われていたし、セミナーでも当ててたのに。さらに、なんとなく個人的には日本ワインに馴染みがありわかる自信があったのに…。

リキュール類は最初から褐色系が出た時点で自信なしでした。配点低いとみこしてフリーテイスティングには一応いったもののなんとなく飲んだだけ。ワインで点数稼ぐつもりだったので、わかりやすいのが出たらラッキーぐらいと思っていました。

それでも前日、カルヴァドスだけ特徴を捉えておきたくて近所のバーに行こうとしたけどリキュールは舌が疲れるし、一杯で終わらなくなるから百貨店でミニチュアボトルを探したけどなく…ラムとホワイトキュラソーとグランマルニエだけ買う。

リキュール類1
正解 マディラ→甘いし、ポートと解答

リキュール類2
正解 アルマニャック→ほのかにリンゴを感じた気がしてかつ、少し甘味を感じカルヴァドスと。

以上が今回のダメダメ二次試験の報告です。

試験前はリキュール以外は品種と国と全部当てるぐらいのつもりで行ったんですがトホホな解答になってしまいました。二次試験後、セミナーメンバーと打ち上げしましたが、ゲームでブラインドしたら結構当たりました…。

イメージトレーニングって大事ですね。そして、本番弱いですわぁ、私。一次も凡ミス結構しました。手が震えてテンパって受験番号マーク忘れるところでしたし。

でも、”こーざ”に救われてきたので(あわよくば3次もお世話になりますので笑)、来年の受験者の為になればと、レポートを送らせていただきます。
→ちなみにこの方は、こう言ってはなんですがブドウ品種正解ゼロ、リキュール正解ゼロで、二次試験を突破されました!祝!

会場の雰囲気
岡山です。開場10分前までドアは閉まったままでした。開場入りするとテイスティングアイテムは全て出揃った状態でした。試験官の説明が言葉足らずで、問題を開くタイミングなど、よくわからなかったです。水のおかわりはありませんでした。隣の人が消しゴムをかけると、机が激しく揺れました。笑

白ワイン1 シャルドネ/仏
薄いレモンイエロー。爽やか系だったのでソーヴィニョン・ブラン?リースリング?と迷いながらマーク。見直しで香りを取った時に、いつものリースリングらしさを感じ、リースリングと解答。まさかのシャルドネでした。笑→いや、Okです。

赤ワイン1 シラーズ/オーストラリア
紫がかった濃い色。スパイシーなイメージで、シラーズを想定しマークしていく。見直した時に甘い香りを感じてしまい、テンプラニーリョに変更してしまう。結果はシラーズ。

赤ワイン2 マスカットベーリーA/日本
明るいルビー。ちょっと濃い感じがしたので、アメリカのピノかな?と思うと、選択肢にない。というか、マルベックとかジンファンデルとか、飲んだことないものばかり並んでいて、びっくり。笑

香りは経験のない、ユリのようなスミレのような花の香り。熟成の感じはなかったので、ネッビオーロではないだろう。これを薄い系と考えるとガメイかマスカットベーリーA…。ガメイのいつものイチゴの香りはしないので、思い切ってマスカットベーリーAに!!まさかの正解。

リキュール類1 マデイラ
濃いカラメル色。知っている香り。田崎さんの講習で飲んだマデイラかな?

リキュール2 バ・ザルマニャック
シェリーのような明るいカラメル色?黄色?というのか。ブランデーの香り。直感でアルマニャック!

ブドウ品種を二つも外してしまい、燃え尽きました…。コメントが寄っているといいけど…。→大丈夫ですよ。



白ワイン1 シャルドネ/フランス →リースリングと解答
レモンイエロー系、すっきり爽やか柑橘、白い花系の印象でした。その他にはっきりとした特徴がなく、選択肢にペトロールもなかったのですが、淡いペトロールを感じた気がしてリースリングを選択。

一瞬、ステンタンクのシャルドネも頭をよぎりましたが、樽香のないシャルドネを選ぶ勇気がなかったことと、もしシャルドネだったとしても正答率は低いはず、構成要素は間違いないはずと信じ、安パイで仏のリースリングで解答しました。→合格するための考え方として、完璧です。

赤ワイン1 シラーズ/オーストラリア → 正解
色調的にかなり黒みを帯びていてため、ブラックワイン(マルベック)?がよぎりましたが、香りから黒胡椒、スパイスをしっかり取れましたので自信を持ってシラーズで解答。

赤ワイン2 日本/マスカットベリーA →ジンファンデルで不正解
色調がかなり濃く、構成要素はタンニンが軽く、酸味も穏やか、という印象。

私の中でベーリーAはルビー系の色調で安っぽい印象が強く、近年のソムリエ協会の流れを考えると甲州とマスカットベーリーAは可能性が高いので、試験前にどちらも購入したのですが、意外な色調ですぐに選択肢から外してしまいました…。樽熟のベーリーAも経験しておくべきでした。ここは大きく外した気がします。→近年色調の濃い樽を使ったマスカットベーリーAもよく見るようになりました。

リキュール類1
すぐにマデイラとわかったのですが、あまりストレート過ぎて、細かく分析しているうちに混乱し、なぜかバニュルスを選択。

リキュール類2
ラムレーズンの香りからラムorアルマニャックに絞りました。口に含むとブランデー感が勝ったためアルマニャックと解答。カルヴァドスはもう少しリンゴのすっきり爽やか感が出るのですぐに外しました。

非常に厳しい結果となり、若干落ち込みますが、とりあえずは試験を終えてことを素直に喜びリフレッシュしたいと思います。→いや、余裕で二次突破ですよ。

本当にありがとうございました。→後日、吉報が届きました!

6月より本講座に出会い、無事一次試験を終えました。御礼を兼ねて、本日の二次試験についてご報告いたします。

会場は那覇、受験者は14名ほど。180cmのテーブルに各1名着席。入室するとすでにアイテムが並べられており、開始時間前でも途中退室不可とのことでした。オリエンテーションが始まると赤ワインのテイスティング用語選択用紙を見ることが出来ました。

ブドウ品種の選択肢には「マスカットベーリーA」があり、ついにきたかと思いました。

アイテムは白ワイン1、赤ワイン2、琥珀色のその他酒類が2。試験が始まるまで、せめて外観からの特徴を探ります。

白ワイン1
試験開始と同時に白ワインを確認。樽香は感じないものの黄金色のイエローで、緑っぽさもないことからシャルドネに決定。アルコール分もさほどないことからフランス。収穫年は迷って2013年。→フランス、シャルドネ、2014年でした。

赤ワイン1
続いて赤ワイン二種を確認。赤1の方がやや濃いと思い、香りを比較しつつも順番通り解答。

「米・ジンファンデルは濃い」と聞いたことがあったため迷いましたが、素直に解答すると決めていたためシラー/シラーズで検討。胡椒の香りがさほど強くなかったためオーストラリア・シラーズ・2013で決定。→オーストラリア・シラーズ・2014でした。

赤ワイン2
色調はルビー系、選択肢にピノがなかったためガメイとベーリーAで検討。

イチゴの香りはしないもののベーリーAはもう少し香りが強くなめらか、和食と合うであろうと判断し、かなり迷いましたがフランス・ガメイ・2013で決定。→日本・マスカットベーリーA・2013でした。ショック…。

リキュール類1
ともに琥珀色。リキュール1は色が濃く、酒精強化だろうと思い香りを取るとそこまで強くない。味をみるとアルコールの強さをあまり感じず、やや酸味と甘みを感じる。4つの選択肢からルビー・ポートとバニュルスを削除し、少し前に紹興酒を飲んでいいたためこれが近いかな、と思い立ち紹興酒に決定。→マデイラでした。撃沈。

リキュール類2
リキュール1より色は薄いものの香りはしっかりと感じます。味をみるとシングルモルト・ウイスキーのような印象。選択肢はアルマニャック/シングルモルトウイスキー/カルヴァドス/ラム。ピート香などはありませんでしたが、経験則の直感を信じてシングルモルトを選択。→アルマニャックでした。飲んだことなかった…。

終了後公式発表と照らし合わせると収穫年含め5/11の正答数となりました。

二次試験初受験でしたが緊張しました。40分はすぐに過ぎる、と聞いていたので時計を見つつかなり大急ぎでテイスティングを行いましたが、一度解答数の見直しができたただけで、ほとんど時間はありませんでした。

個人的な感想として、テイスティングは会場で実際のアイテムから感じる香りや味わいがあったとしても、セオリー通りいく方が安全だったように感じました。特に品種については白・赤それぞれ7・8個の選択肢がありましたが、飲んだことのないものを選ぶより基本的な品種を選んでよかったと思いました。また、その他酒類については過去の出題品種は一通り試飲すればよかったと思います。

今般の試験の難易度は不明ですが、現時点でできることはすべてやったので悔いはありません。なにはともあれ、”こーざ”がなければここまで頑張れませんでした。本当にありがとうございました。



白ワイン1
樽を感じたらシャルドネ…樽香を感じられずソービニヨン・ブランほど酸味を感じなかったので酸味の細かいリースリング。

赤ワイン1
縁がオレンジ出ていないのに、渋みの強いシラーはネッビオーロだと思いだして…。

赤ワイン2
赤1がネッビオーロで赤2も濃い系でシラーかなと。ベーリーAがあんなに濃いとは…。気づいた時に時間が。

本当自分が情けないです。

少なくとも1ヶ月真剣に取り組んだのにこの様です。その他のお酒も一つしか当たりませんでした。

東京会場:新高輪プリンスホテル 国際パミール

10分程押しての開場でした。席に着くと既に飲料はセッティングされており試験開始より目の前の液体を睨み付けておりました。カベルネ?シラー?ソービニヨン・ブラン?等と考えていました。冷房は少し効きすぎかなというくらいで寒く感じました。

白ワイン1 シャルドネ/フランス/2014年
外観は淡い系でリースリングやソービニヨン・ブランをイメージして外観のコメントを選びました。
香りをとるとソービニヨン・ブランの青さやリースリングのフローラルさが感じられず焦りました。何か固い印象を受けました。
口に含むと酸がピシャッと感じられ、ミネラル感を感じたため「シャブリっぽいなぁ」と思いました。あとはシャブリっぽいコメントを埋めて行き フランス/シャルドネで解答。生産年に関しては、白は確率的にマイナス2年で決めてたのが当たりラッキーでした。→シャブリをよくご存知で。知っているならいいんです。知らないととっても難しく、今からでは間に合いません。

赤ワイン1 シラーズ/オーストラリア/2014年
色調がかなり濃いのでカベルネ?シラー?と思って開始前から眺めていました。まず始めに選択肢のブドウ品種を見るとカベルネ・ソービニヨンがない!!シラーだなこれ!とまずイメージしてから進めて行きました。実はシラーとカベルネの区別に最後まで自信が持てなかったので幸運でした。

色調は「必勝マニュアル」をベースにコメントしました。かなり濃かったので特に迷う場面はありませんでした。
香りはまず強い樽香とアルコールを感じフランスではないことが決定。→オーストラリア。
あとは深く考えずに「必勝マニュアル」に添ってコメントしたので大きく外してはないと思いました。生産年はマイナス三年と決めていたので外してしまいました。

赤ワイン2 マスカットベーリーA/日本/2013年
一番困ったのがこちらです。色がそこそこに濃くてあれ?またシラー?テンプラニーリョ?ネッビオーロ?選択肢にはマルベックやジンファンデルなど見た目の色合いからは候補を絞りきれませんでした。

品種の設定は後回しにしてコメントから埋めることにしました。色合いはピノ・ノワールやガメイに比べると濃く、カベルネやメルローよりも淡いかな??微妙な濃さで困りました。色調は輝きのある、澄んだを選びました。

香りをとると今まで感じたことのない香りに大パニックです。かなりワイルドで肉や血、それにキノコや腐葉土の香りを感じ全く品種を特定出来ませんでした。樽も効いていました。結局ワイルドさばかりを感じてしまいました。

タンニンがあまりとれなかったのでネッビオーロは外し、赤のうち一つは当てようと確率的に選択肢の中でも確率の高いシラーにしました。2つシラー選べばどっちか当たるかなと。ワイルドさでシラーかもと迷った末の作戦です。
→2015年の方に続き、この作戦ある意味正解だと思います。

文章からもお分かりと思いますがかなり混乱しておりました。マスカットベーリーAとは一瞬も候補に上がらず無念です。

リキュール類1 マデイラ
選択肢にマデイラ、ルビー・ポート、バニュルス、紹興酒とあり色でマデイラか紹興酒、香りでマデイラとすぐにわかりました。

リキュール類2 バ・アルマニャック
ここで過ってシングルモルト・ウィスキーと答えてしまいました。色とアルコール度から決めつけてしまいました。
→まぁ、大丈夫でしょう。

会場:京都リーガロイヤルホテル 朱雀の間

10分前より会場オープン。会場に入ると各テーブルに白1・赤2・その他の酒類2がセッティングされていました。会場中にアルコールの香りがして「おぉっ、始まるのだな」とドキドキ。そして、会場のライトに(自宅より)黄色を強く感じ、また少しドキドキ。

白ワイン1 シャルドネ/フランス/2014
最初の香りからシャルドネを感じました。何かが突出しているということもなく。フルーツ系の香り以外に樽香を少し感じるかな?くらいの…クセの少ないシャルドネでした。

…が!!

最後の10分の見直しの時に再度口にしてみると、「なにこれ?もしかしてソービニヨン・ブラン? 待てよ! ぺトロール香も感じてきたぞ…うわぁ、どうしよ…」

試験開始後30分を過ぎていたので、温度変化もあったのか、空気接触による効果なのか、最初は感じなかった香りが気になりだしました。集中して悩んだ結果、シャルドネにもペトロールを感じることがある!と自分に言い聞かせ、最初の舌を信じてシャルドネ/フランスに決定。→だから、シャブリは難しいんですって。ちなみにこのシャブリに樽はありません。(協会の役員にこのシャブリが何かを聞きました。この頃はまだ教えてくれていたので)

赤ワイン1 シラー(シラーズ)/オーストラア/2014
このワインに関して以下の二点を悩みました。
1)自分の得意な「黒コショウ」を大きく感じることができなかったこと。
2)ブドウ品種の選択肢の中に黒い果実系が5種類あったこと。(ネッビオーロ、マルベック、シラー(ズ)、テンプラニーリョ、ジンファンデル)

しかしながら、それほど長く悩まずシラーズ/オーストラリアを選択できました。この思い切りの良さは、”こーざ”のティスティングセミナーに参加してコメントを聞きながら、試飲できたからです。先生が何度も口にした「シラーにはマリネしたオリーブを感じる」です。ありがとうございました。

赤ワイン2 マスカットべーリーA/日本/2013
最初に“イチゴ”を感じ、その後フワフワ~とした甘さ&モアモア~とした感じで、(自分的に「モアモア~」をガメイには感じないので)出た!出た出たー!! と、マスカットベーリーAを選択。今回の3つのワインの中で一番自信がありました。

…が!!

最後の見直しの時に少し温めても動物的?の香りが少ないことが気になり少し不安に…。しかし、ここでも最初の直感を信じて変更はしませんでした。今後の課題としては、「モアモア~」をしっかりと人に伝えられるようティスティング用語を勉強しなければと思います。

リキュール類1 マデイラ
選択肢に「ルビー・ポート」があり悩みましたが、これは「エイヤ!!」の勢いでマデイラに。

リキュール類2 バ・アルマニャック
アルマニャックって、もっと荒々しいよね~?などとコニャックと比べた時の感覚を思い出してしまい、シングルモルトウイスキーに。論述試験の最中に「さっきのバ・ザルマニャックだった。高品質のやん…」と思い直し後悔。

ワインティスティングは、”こーざ”のセミナーに参加して試飲したワインが大変役に立ちました。セミナーでは、各ワインの特徴のとらえ方、コツの伝授。短時間での模擬試験など、自分がとても成長できました。来年も受験することになりましたら…ぜひ参加したいセミナーです。

これから、はじめて”こーざ”のセミナーに参加される方へのアドバイスです。わたくしは、運よく”こーざ”のティスティングセミナーに2度参加することができました。

1度目は、一次試験前だったこともあり、ティスティングについてはまだまだ真剣さが足りず、「セミナーとはどんなものかな~?」と、興味本位での参加でした。

この姿勢がいけませんでした。

セミナーに全くついていけず、先生は、大声ではっきりお話しされる方ではないので、「えー?先生、モゴモゴ何を言ってるの?」と、自分がわからないことを心の中で先生のせいにしたり。すみません(汗)。

1度目の反省から姿勢を改めました。

その後、ワインをテイスティングし、先生のティスティングコメントと照らし合わせ作業を続けました。すると、ある時、頭の中で自分なりの物差しが完成したように感じました。

その後、出席した2度目のセミナーでは、先生が言っていること&伝えたい事がその場で理解できるようになり真剣にお話しが聞けました。(きっと、先生は1度目からしっかりとお話しされていて、モゴモゴ。。ではなかったのです。すみません(汗)。

ご自身のティスティング勉強に少し成果が出始めてから参加されますとお値段以上!のお得感!!自分が大きく大きく成長できるセミナーに間違いありません。なぜならば、1度目のセミナーでチンプンカンプンだった私が、二次試験でブドウ品種・生産国を3種とも間違えず答えることができたからです。(ヴィンテージは、1つ間違えましたが…(^-^;)。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希






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