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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2018~ソムリエ呼称編 3

2023/07/30
 
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表紙の絵は「士官と笑う娘」:ヨハネス・フェルメール→ワインを飲みながら談笑する娘。




ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2018~ソムリエ呼称編 3

出題アイテム
2016年 / アルゼンチン / トロンテス
2016年 / フランス/ リースリング
2016年 /オーストラリア/ シラーズ
マデイラ
カルヴァドス

東京会場  新高輪プリンス国際館パミール

二次試験を終えましたので、ご報告させて頂きます。まずは、この日を迎えることができましたのも、”こーざ”のおかげです。本当にありがとうございました。

会場は1階~3階に別れていて、私は3階の会場でした。かなり早めに着いたので、1階のソファーで必勝マニュアルの最終確認。周りを見ると、素晴らしそうな資料や、ワインスクールの先生と生徒さんと思われる方の「頑張れー」とか「先生不安だよー」とか、気合いを入れる為なのかビンタ(笑)とかのやり取りを見てると、ものすごく不安になり、リラックス系の音楽を聞きながら、自分の資料だけを見ることに集中。

各階の人数を見ると、3階が一番人数が多かったです。(今年の一次合格者かな?)20分前にトイレでポケットにカイロを忍ばせ、10分前くらいにトイレを出ると女子トイレは長蛇の列でした。ギリギリではなく早めに済ませることをお勧めします。

会場前に貼られた席順を見ると一番前!会場に入りワインを見ると白2、赤1。リキュール類は茶色系2つ。席について、まずは外観からイメージ…。
白①は淡く、少し緑っぽい。白②は白①と比べると黄色いな。でも、単体で見たらそこまで黄色くないのかも…。赤ワインは濃い系だな。リキュール類は全く検討つかないけど、一つ目のほうが濃い茶色。

会場内は私語厳禁なのですが、一番前ということもあって、バックヤードのスタッフの談笑が漏れ聞こえてきて、うるさいなぁと思いましたが、自分も仕事中に同じようなことをしないよう気をつけようと気を引き締め、再びワインを見つめます。←笑。

オリエンテーションが終わり、試験開始。

白ワイン①
香りでアロマティック系だなと思いましたが、ソーヴィニヨン・ブランかどうかはわからない。←ソーヴィニヨン・ブランってアロマティック系ですか?NZ産のことでしょうか?
とりあえず外観をさっとマークし、香りの第一印象に進むと「しっかりと感じられる」がない!!「開いている」に変わっていました。これは同じ意味として捉えていいのか迷いましたが、とりあえず香りを強めに感じたので、マークしてみました。←いいと思います。

時間が経っても青さは見つからず、どんどん甘いフルーツの香りが出てくる。選択肢のセミヨン、シュナン・ブラン、トロンテス、ピノ・グリなどとも迷いましたが確信はなく、コメントはソーヴィニヨン・ブランを想定してマークし、ブドウ品種は空欄のまま白②に移りました。

最終的にはソーヴィニヨン・ブランとかなり迷いましたが、シュナン・ブランに…。”こーざ”ではシュナン・ブランはまだ出ないと思っていると聞いていたのですが、以前に飲んだアロマティックなシュナン・ブランのイメージに近く感じて選んでしましました。そして、正解はまさかのアルゼンチン、トロンテス!!←まぁ、完全に想定外のブドウ品種でしたから。NZのソーヴィニヨン・ブランをイメージしてコメントを取ったならまずまず問題ないはずです。ちなみに、シュナン・ブランはもっとゴツゴツした感じです。

白ワイン②
香りは明らかに控えめ。ニュートラルで、白い花、蜜っぽさ。ペトロール香は感じないけど、リースリングっぽいなーと思いつつ飲んでみる。とにかく酸が目立つ。シャープではなく、丸みのある酸のイメージ。→これがリースリングの酸です!

白①のワインがわからなすぎたこともあり、こちらも確信が持てず若干パニックになりましたが、温度が上がってもニュートラルなので、リースリングとしてテイスティングコメントをマークしました。ただ、ペトロール香を感じなかったので、ブドウ品種は最後まで迷いました。

しかし、”こーざ”にて読んでおくことを勧められた石田ソムリエの10種の葡萄…に書いてあった、リースリングは酸があるから長期熟成する。伸びやかな酸が特徴との一文を思い出し、リースリングに決めました。少し芝っぽさを感じていたので、オーストラリアのリースリングとしました。正解はフランス、リースリング。

赤ワイン
見た目は濃い系、紫よりはエッジに少しだけオレンジっぽさ。ガーネットと黒っぽさをマーク。

香りは、ベーコンのニュアンスを強く感じる。セミナーで飲んだシラーズに似てるなー。でも、カベルネかも…。

結局、決め手はなかったですが、カベルネよりは三角形な印象、シラーよりにコメントをマークし、最初に感じたシラーの印象を変えるほどのものが見つけられなかったので、オーストラリア、シラーズにしました。

正解もオーストラリア、シラーズ。

ヴィンテージは、最初から白はマイナス2年にしようと決めており、二つともに2016年であったためとてもラッキーでした。赤ワインは樽香をそれほど感じなかったのに少し焼けたニュアンスがあったので2014年にしてしまいましたが、結果は2016年でした。←ヴィンテージは難しいので、この結果で十分ですが、上記の太字の理由で2014年(おそらく決めていたヴィンテージよりも古いと感じた)としたことはイマイチ理解できません。

リキュール類①
選択肢はマディラ、紹興酒、トゥイニーポート、もう1つは忘れてしまいました。

マディラかポートかわからず、ポートにしてしまいましたが、後から思えばここは取れたはずと思い、ものすごく後悔しました。正解はマディラ。

リキュール類②
選択肢はコニャック、カルヴァドス、ラム、スコッチ。

前日にカルヴァドスを飲んでいたのに、リンゴっぽさを感じることができずに、コニャックにしてしまいました。正解はカルヴァドス。

リキュール類はせめて1つは取りたいと思っていたのに、2つとも外してしまい、ものすごくショックでした。←まぁ、配点を見る限り、ほとんど影響はありません。

全体を通して思ったことは、香りの特徴の選択の数が、果実・花で4つ、香辛料で3つとなっており、思っていたより選択数が少ない為、暗記していたコメントのどれを選べばいいのかをかなり迷いました(果実・花に関しては5~6くらいあるものかと思ってました)。ブドウ品種的に特徴的なコメントや暗記している中でも強く感じたものがあればそれを選びましたが、どう出るかが不安です。←問題なく、二次突破ですよ。



福岡会場:ホテルニューオータニ博多

いつも楽しく講座を拝見しています。ソムリエ試験2次を受験しました。忘れないうちに書きとめておこうと思います。来年、受験される方の一助となれば幸いです。

天候曇りのち雨。一時間前に到着。会場はソムリエ、エキスパートと2会場に分かれており、私が受験したソムリエ会場には約80名。今年1次合格者、再試験の方が半分ずつ。

会場前のホワイトボードには、注意事項と席順が張り出されており、今年1次試験合格者の受験番号がAOOOOO番、再試験者の番号がDOOOOO番と頭文字のアルファベットが違いました。
最初、席順を見た時、DOOOOO番の席(同じ数字で…)と勘違いして、焦りました。会場前に受付があり、受験票を紛失、もしくは忘れた方が2000円支払い再発行してもらってました。入場前に受付で受験票のチェックがある事ことに気付き、慌てて列に並び直しました(掲示板には何もその様なことは書かれておらず、その事についてのアナウンスもありませんでした)

時折、会場担当者と思われる方が開場時間、入場する際の注意事項(入場後の私語禁止、携帯電話の電源を切る、入場後トイレへの退出不可など)を数回アナウンスをされていました。
開場までの時間、お世話になっている仲間達に挨拶、多めに持っていったカイロを渡し、トイレを済ませ開場を待ちました。

11時にドアが開き、遠目でワインの色をチェック。白2種、赤1種、茶色いハードリカー系が2種。赤ワインが苦手な私は思わずガッツポーズ。

受験の申し込みが早かったのか、一番前の左手一番隅の席(なぜかうれしかったです)。室温は、前日全く寝てないせいで体が麻痺していたのか、寒くもなく熱くもなく…。

着席後、11時10分からのオリエンテーションが始まるまで、オリエンテーション案内用紙、解答用紙、論述用紙、下敷きが入っているビニール袋には手を触れてはならず、5分間の時間を使って外観を凝視。

ん?照明がやや暖色系。白ワイングラスは水滴びっしり、赤ワイングラスは水滴無し。

白ワイン1:色調はとても淡くグリーンがかったレモンイエロー。ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデ、とりあえず甲州もありかな…。
白ワイン2.:こちらはやや濃くグリーンがかった?イエロー。シャルドネ、ゲヴェルツトラミネール、リースリング?あたりをイメージ。
赤ワイン:明らかに濃く紫がかったガーネット。シラーもしくはカベルネ・ソーヴィニヨンにしよう。
リキュール類:どちらも透明な茶色。うーん。選択肢を見ないとなんとも。

そうこうしているうちにオリエンテーションが始まる。ビニール袋開封の指示があり、資料を取り出す。

司会の方が注意事項を読み上げ(開場前のアナウンスとほぼ同じ)、「解答用紙の記入上の注意書きと、テイスティング飲料についての項目は黙読してください」との指示があり目を通していると…。「解答は必ずHBまたはBの鉛筆かシャープペンシルでご記入ください」と書いてある。え!?まじっすか?事前に送られてきた資料にはHB以上の鉛筆またはシャープペンシルって書いてたやん!しかも、必ずって。私は色が濃い方がマークシート記入が早いと思っていたので、鉛筆3本全て2B!しかも芯先を丸くして表面積を広くしてました。←なるほど。
思わず挙手し、試験官の方に2Bしか持っていないことを伝えると、借りる事ができました。(もしかしたら濃すぎると機械が読み込めないのでは?と思ったからです。←そんなことはないと思うのですが。試験後、知り合いの協会関係者にお伝えしました)

ちょっとパニックに陥りかけましたが、落ち着こうと意識していると”スタート!”の掛け声!

まずは選択肢のブドウ品種をチェック。

白:シャルドネ、セミヨン、リースリング、ソーヴィニョン・ブラン、ヴィオニエ、ピノ・グリ、トロンテス、シュナン・ブラン、甲州。
赤:ピノ・ノワール、ジンファンデル、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、サンジョヴェーゼ、メルロ、テンプラニーリョ、グルナッシュ、ガメイ。
リキュール1:マデラワイン、トゥーニーポート、マルサラ、モルトウイスキー。
リキュール2:紹興酒、コニャック、ラム、カルバドス。

白ワイン1
外観のコメントをマークし、香りを取るとりんご、洋ナシ、白桃、花の蜜。とにかく、甘くて少し爽やか、ボリュームのある香りで、ライチの無いゲヴェルツのような感じ。甲州は無いな。でも、リースリングにしては甘すぎるし。明らかにソーヴィニョン・ブランの青さも感じないし。今のところはリースリング、ソーヴィニョン・ブランで保留しとこ~。

とりあえず口に含む。ボリューミーでまろやか。酸はあるけど甘味に支配されている感じ。苦味は穏やか。う~ん。どう考えても絞った2品種じゃないんだよな~。ゲヴェルツが選択肢にあれば…。でも、色調からして無さそうだもんなぁ。と、その時、あっ!以前飲んだトロンテス。これなら違和感ない!!と思いつつ、でも…リースリングで。でも…違うよな~。ここまでで10分。ちょっとスピードアップしないと。

リースリングの豊富な酸を感じなかったのですが、マイルールとして”こーざ”の主要品種以外は選択しないと決めていたので。でも、ちょっぴり自分も信じてあげたくて。生産地はアルゼンチンにしちゃいました。←読んでいてトロンテスが浮かんできました。しっかり特徴をとらえていると思います。主要品種以外は答えないと決めていらっしゃるので、この解答でパーフェクトです。ただ、主要品種ではないと自信を持って判断されているので、このような時のみトロンテスに挑戦しても良かったかもしれません。素晴らしいです。

解答 2016年 アルゼンチン リースリング
正解 2016年 アルゼンチン トロンテス

白ワイン2
外観から香りに移って。柑橘類、青リンゴ、甘い花のニュアンスの中心に、ペトロール!!!
きた〜!リースリング!いやいや、とりあえずシャルドネも保留。
口に含むとまろやかな甘みはあるけど、特徴的な酸味。香りのボリュームと酸の質からして、樽無しのシャルドネでもなさそう。マロラクティックの酸でもないし。リースリングで決まり!!でも北と南を取り違ってしまいました。この時点で22分。おっ!ヤバ!

解答 2016年  オーストラリア  リースリング←サラッと書かれていますが、白①、②ともに新世界・リースリングとお答えです。この方のように目の前のワインにしっかり向き合うことが大切です。
正解 2016年  フランス リースリング

赤ワイン
外観からシラーかカベルネかなとイメージしつつ香りへ。カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、針葉樹。うーん、どっちかなぁ。黒胡椒…うーん。
とりあえず口に含む。前日に飲んだカベルネとは違う感じが。あまり複雑ではないような。酸とタンニン。八角形というよりは、三角形?前日飲んだシラーが、こんな感じでフランスだったよね。という事でシラー!酸を多く感じたので、フランス!!自信ないけど。ここまで33分。とにかくコメント数を確認!!時間があと7分。急げ〜!!←近年はその差がなくなりつつありますが、基本は果実味主体の新世界と酸とミネラルが特徴のフランスです。

解答 2014年  フランス シラー
正解 2016年  オーストラリア    シラーズ

残り5分前!

リキュール類1
甘い香り。キャラメルみたいだけど、どこかさわやかなニュアンス。飲んで、むっちゃ甘く感じたら、マデラかトゥーニーにしよう。口に含む。むっちゃ甘い!どっちかなぁ…。トゥーニーはベースが黒ブドウだから、もっとくすんだ色だったような?マデラは白ブドウからも造るし、透明な茶色だったような…。自信ないけどマデラにします!

リキュール類2
お〜、りんごの香りだぁ〜!迷わずカルバドス!

あと残り1分!!もう一度チェックしてたら、時間です!との掛け声。あっと言う間。

解答用紙が回収され、論述問題用紙を取り出すように指示があり、用紙に記載されている受験番号に、間違いが無いかチェックするよう指示された後、そのまま論述試験スタート!(制限時間20分)

ー中略ー

結論を申しますと、テイスティングはおっしゃる通り、少しでも早くからやっておいた方が良いと思いました。一次試験対策と平行して。そして、やみくもにテイスティングするのではなく、主要ブドウ品種の特徴、冷涼地域・温暖地域の違いを自分の中で整理しておく事が必要だと。ちなみに私は今年の1月からなんとなくテイスティングを行っていて、未だに冷涼・温暖を取り違え、主要品種の特徴(特に赤ワイン)すら掴めませんでした。軽く考えていたのです。

以上が、私の2次試験でした。自信はありませんが、精一杯やり遂げました!結果はどうなるかわかりませんが。←問題なく二次突破です。
頑張れたのは”こーざ”や、周りで支えてくれた仲間がいたからです!心から感謝申し上げます。



広島会場:リーガロイヤルホテル広島

試験会場は小会議を行うような小さな宴会場。空調も程よく、落ち着いた環境でした。入場し、白ワインが2つなんだと思い着席。それと同時に私自身の高揚感と緊張がピークに!笑

まずは外観をとすぐに確認作業へ…。ブドウ品種、冷涼地、温暖地をイメージしながらの待機していました。

試験開始の合図!

白ワイン1
外観
色調は淡く、グリーンががったレモンイエロー、よりグリーンを強く感じる。ディスクは厚くないし、さっぱり系かな?

香り
リンゴと洋梨が主体、果実の華やかさをしっかり感じる。フランスのSBに似てるな~。←フランスのSBは華やかな果実ではありません。

味わい
酸味がやさしく、シュワっとこないが余韻はやや長い。甲州、ミュスカデのフラットでスリムな感じでもないし、NZのSBほど余韻が長くない。これ飲んだ事ないかも…。→飲んだことがないと判断できたことは素晴らしいと思います。ただ、余韻の長さだけでNZ(温暖地域)を外す必要はありません。酸とアルコールのバランスから判断すべきです。

選択肢には自分が勉強してなかったブドウ品種もちらほら、でも、それを選んだら絶対後悔する!と思いフランス・SBにして、コメントも必勝マニュアル暗記、収穫年は2016年で決めうちです。←この考え方がソムリエ試験的には正解です。知らないブドウ品種を選ぶ必要はありません。もっと言えば、知らない、わからないで時間をかけてもいけません。わからないと割り切って、自分が知っている一番近いタイプ(ブドウ品種)を想定し、コメントで稼ぐことです。ただ、温暖な印象を取って欲しかったです。

解答:フランス SB 2016
正解:アルゼンチン トロンテス 2016

白ワイン2
私の中で鬼門でした。本当に分からなかった…(._.)

外観
外観でシャルドネとゲヴェルツをイメージ、レモンイエローでやや濃く、粘性もやや強い。

香り
…。あまり感じず焦りだす。スワリングすると花と樽香と密を感じるのでゲヴェルツではないな。←樽香を感じたのならリースリングもなしです。

味わい
余韻が短かく、アルコールのボリュームを感じない。あれ?これ日本のシャルドネか?←?シャルドネは一概に言えませんが、リースリングよりアルコールを感じるはずです。産地の場所的にもブドウ品種的にも。

以前、何回か試飲してフラットな印象でしたので…フランス・シャルドネ樽のコメントに産地を日本にする暴走をしてしまいました(泣)。←樽の香りを理解された方が良いと思います。

解答:フランス シャルドネ 2016
正解:フランス リースリング 2016

赤ワイン
外観
黒みを帯びたガーネット。

香り
熟した果実のニュアンス。

味わい
タンニンが心地よく、アルコールのボリューム感と程よく長い余韻。とても好きなワイン、飲みたい!第一印象でシラーズとテンプラリーニョを候補に、オリーブ、黒胡椒を感じなかったのでテンプラリーニョのコメント。←まず、Tempranillo(テンプラニーリョ)です。そして、濃い系ではまず何よりもカベルネ・ソーヴィニヨンかシラー(シラーズ)を思い浮かべるべきです。そして、この二つではないとしっかり判断したところで初めてテンプラニーリョ等を疑うわけです。あまりよく理解されていないのに、わざわざ外しに行っているように思われます。

今思えばあの穏やか酸味はシラーズにある特徴だったかなと思ってます。

解答:スペイン テンプラリーニョ 2013
正解:オーストラリア シラーズ 2016

リキュール
こちらはしっかりとマディラソースの香りを感じましたが、マルサラと間違えてるというミスを犯す(泣)。カルヴァドスは香りですぐにok。

時間を意識していたので、マークミスの確認はしっかり行えました。残った時間で白2のテイスティングに集中しましたが、良い情報はひろえずタイムアップ!

総括
今回、初めての2次試験でしたが、良い内容ではありませんでした。テイスティングアイテムの速報が出た時は、愕然とし自身のコメントを計算して5割~6割、落ちた!と意気消沈しました。今でも仕事意外は悶々としています、他の受験者さんもそうみたいですね。

また来年もお世話になると思います。次年度はじっくりとワインとテイスティングに向き合って力を着けたいです!この1ヶ月テイスティング勉強に励んでこれたのも必勝マニュアルあってこそ。本当にありがとうございます。

ご覧になられてご意見ございましたらコメント入れて頂けると嬉しいです。
→読ませていただいた限りでは、二次突破は難しいと思います。まず、ワインの強弱をしっかり感じ、酸とアルコールのボリュームを意識してテイスティングをしてみてください。イメージを持つことはとても大切なのですが、ただ漠然と◯◯っぽいなではなく、パターンに当てはめて外観→香り→味わいと進めるように意識してください。



東京会場:グランドプリンス新高輪

ソムリエ試験を受験することを決め、一次試験の勉強につまづいた時から毎日拝見させていただいております。通勤時間に少しでも、と思って見ていましたが、いつのまにか勉強よりも、先生のストーリーとして一つの読み物を読んでいるような感じで、毎日楽しみにしていました。

さて2次試験での体験を記載致します。

ホテル内はかなり広く、会場まで結構歩きます。

イメージでは広い一会場で一気に試験が行われると思っていましたが、実際には数百人単位で部屋分けされていました。開場しても係りの方が案内してくれるわけではなく、扉近くに張り出された座席表を確認し、自分の席に向かいます。

テーブルの上にはすでに白2、赤1、琥珀色のお酒が2つありました。

オリエンテーションが始まるまでと、その間も結構時間がありますので、外観はしっかり確認できます。

まず、白ワインから。濃淡の違う二種、白①は少し緑っぽく淡い色調、若さが見えました。白②の色調は私には結構濃く見えたので外観からの印象として白①がSBかリースリング、白②はアメリカのシャルドネまであるな、と。
赤ワインは黒っぽいワイン、濃い系で少し紫がかっており、カベルネの赤黒い感じよりもシラー…?もしくは直前に飲んだマルベックかな?と。

私はワインに関しては、3アイテムの香りまで一気にコメントを取るというスタイルでテイスティングしましたが、長くなるので一アイテムずつ書かせていただきます。

白ワイン①
香り
んー…。SBのような青っぽい感じがある。リースリングの甘い花のニュアンスは無い、香りが控えめ、というか冷涼地のSBなのかな。でも、特徴がいまいち掴めない。柑橘のニュアンス、でもピリッとしたスパイシーな香りも感じました。

味わい
少し苦味を感じるし、酸味もしっかりある。ただSBのようなニュアンスが取れない…麝香を感じない…、わからない!そうこうしているうちにワインがどんどん減ってしまいました

SBと仮定し、感じられたコメントをマークし次へ。若い印象なので2016、フランスSBで。←スパイシーさをとらえたのは素晴らしいですが、その他は違うワインをテイスティングしているかのようなコメントです。香りと味わいの強弱にも触れられていないことがとても残念です。

白ワイン②
香り
柑橘系と甘いフルーツの印象、シャルドネだ!←早すぎます。香りまでシャルドネのコメントで埋めました。でも樽香が無い…?

味わい
口に含むと、あれ…酸っぱすぎる。酸味が凄い、ねちょねちょするし。やっぱり樽は感じない。リースリング?白①を再度テイスティングし、白②に戻るとこちらの方が酸味が強い。手であたため、回さないようにして香りを取る。あ、リースリングだ!!甘い香り。ただ舌に残る苦味が気になる…。でも、この舌の痺れは苦味じゃなくて強い酸味から来ているような…?うーん、リースリング決定!ミネラルのしっかりとした感じがアルザスっぽい。

ビンテージは分からないので2016、アルザス・リースリングでマーク。

赤ワイン
あ、メントール、スッとする。オーストラリアかな?シラーズかな…でも、黒胡椒とれず。マルベックだったらどうしよう。口に含むとシラーズほどタンニン感じず。アタック強めだけど、なんかシラーズと確信出来ず。色調も紫がかっているから若い、でも私の飲んできたシラーズみたいな青紫な感じほどでもない。カベルネ…?この時点で鼻がパニックになってきたので、白①に戻る。

再度白ワイン①
やっぱりSBじゃない…香りが薄すぎる。飲んだ後のもやっとした感じがニュートラルすぎる。甲州?ちょっともわっとした桃っぽい香りもあり、丁子っぽいスパイシーさもある。この2つ、ソムリエ協会の甲州の模範解答にあったな。でも去年出たし…。去年も出たから違うという決断はしないようにしようと思い、結局2016、日本、甲州にマーク。←うーん。確かに、想定外のブドウ品種でしたが、あきらかに華やかな甘い香りがあったと思うのですが。

再度赤ワイン
今度はしっかりオーストラリアっぽい熟した黒い果実の香りとユーカリを感じました。タンニン弱いけど、オーストラリア、シラーズ。ヴィンテージは紫がかってたので2017にしようとしましたが、マークシートに無かったので2016年。

また、香りのコメントにメントールの他、ユーカリが。悩みましたが、オーストラリア・シラーズじゃなかった時のことを考えてメントールにしてしまいました。→ワイン三種のコメントを読ませていただいての感想は、ブドウ品種固有の特徴ばかりに目がいっていて、ワイン全体としての像を意識されていないように感じることです。ブドウ品種を当てることだけがテイスティングではありませんし、全体像をとらえられないと自分が経験したワインしかわからないとうことになりかねません。

リキュール1
すみません、勉強不足でした。まろやかな甘み、ぶどうのニュアンスが取れたので、トゥニーポートにしてしまいました。

リキュール2
偶然、カルヴァドスはテイスティングしたことのあるお酒でした。そして、カルヴァドスとダークラムをずっと間違えていたのですが←なぜでしょう?似てますか?試験の時にははっきりりんごの香りを感じ、カルヴァドスにマークしました。

夕方、ソムリエ協会の発表を見て驚きました。

アルゼンチン、トロンテス !!!

型にはめたようなワインの捉え方ではなく、ワインそのものに向き合って欲しいということでしょうか。

トロンテスは飲んだことなかったので、未だに白1がどういうワインだったのかソムリエ協会の模範解答が気になりますが、まずまず出来たかな?という二次試験となりました。→ぼちぼちですね。二次突破、大丈夫でしょう。

ほとんど独学だったので、周りの人の様子もわからず、途中本当に辛い時期があったのですが、”こーざ”のサイトで過去の皆様のレポートを読んで当日挑むことが出来ました。長くなってしまいすみません。少しでも来年の役に立てればと思います。

東京会場:グランドプリンスホテル新高輪です。

56歳勤労主婦です。2016年に初めてソムリエ受験、一次敗退。2017年一次合格、二次敗退。こちらの”こーざ”には昨年春頃からお世話になっております。

昨年は根拠のない自信から、二次対策必勝マニュアルもテイスティングセミナーも利用せず、二次試験に挑みました。結果、品種、生産年を全て外し生産国一つだけ正解という、惨憺たる結果でした…。
今年は絶対後悔したくない!と、二次対策マニュアル、セミナー二回参加させていただきました。

前置きが長くなりました。二次試験の受験報告です。

会場は明るさ、室温問題なし。試験官の方の説明、話し方も完璧!私のコンディションもバッチリです!←ここを読ませていただいただけで、二次突破ですねといいた感じです。笑

白ワイン①
正解:
トロンテス アルゼンチン 2016
解答:ソーヴィニヨンブラン ニュージーランド 2016
前日に飲んだんです。ソーヴィニヨンブラン。結構自信を持って解答しました。でもまさかのトロンテス…。想定外すぎて、気持ち良く(笑)あきらめました。どんなに勉強しても私にはトロンテスを選ぶ勇気はありません!きっとみんな外したでしょう…。←新世界、華やかな香りを感じてらっしゃるので、問題なしです。おっしゃる通りトロンテスは取る必要ありません。

白ワイン②
正解:リースリング フランス 2016
解答:リースリング フランス 2015
やったー!明らかに白い花の香り。香りのボリュームもそれほど強くはなく、フランス?ドイツ?
味わいは…甘くない。フランス決定。色が少し濃いかな、と思い2015年に。

赤ワイン
正解:シラーズ オーストラリア 2016
解答:シラー フランス 2014
先生、ありがとうございます!マリネしたオリーブ感じました!セミナー後の懇親会の時、初めてマリネしたオリーブを感じることができ、それからカベルネ・ソーヴィニヨンとの違いをかなり感じることが出来る様になりました。でも生産国が今一つわからない…。香りのコメントの選択数が、果実.花で4つ、香辛料他で3つと少なかったので、どちらの国にも共通のオーソドックスなコメントをなんとか思い出しながらマークしました。

リキュール①
正解:マデイラ
解答:トゥニーポート

リキュール②
正解:カルヴァドス
解答:コニャック

リキュールは全然ダメです。でも、今年は自分の実力を出し切りました。先生、そして昨年までにティスティング報告をしてくださった方々、ありがとうございました。

受験された方の生の声、参考にしてください。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希





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