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ブドウ品種正解ゼロで合格!ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2018

2024/07/19
 
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2018年度は例年の数倍の感覚で「ブドウ品種正解ゼロ!」で二次試験突破、または合格された方がいらっしゃいました。いかにテイスティングコメントが大切かという証明になったように思います。→この講座の方針の裏付けにもなりました。

ブドウ品種を当てることだけが二次のテイスティングではないと言うことを身をもって証明された、ブドウ品種正解ゼロで二次突破、合格された方の報告を集めてみました。
※この年は例年以上にブドウ品種の配点が低かったこともあります。

※表紙は収穫されたばかりのトロンテス




ブドウ品種正解ゼロで合格!ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2018

ソムリエ呼称より

テイスティングアイテム
・トロンテス 2016年:アルゼンチン
・リースリング 2016年:フランス
・シラーズ 2016年:オーストラリア
・マデイラ
・カルヴァドス

石川会場:金沢ANAクラウンプラザホテル

八月と九月に大阪セミナーに参加させて頂きました。懇親会でオレンジワインの呪縛についてお話させていただいた者です。←面白かったです。

まずはご報告です。なんとか二次通過いたしました!!ほんとに有難うございます。今は感謝の気持ちでいっぱいで少し放心状態です。

今回まさかのハプニングがありまして、万事休す、絶体絶命とはまさにこの事かと思う事態が。9/21の大阪セミナー後に激しく体調を崩してしまいました

今年は地元金沢で月1回のセミナー、神戸の知り合いのワインバーでのセミナーなどかなりの頻度で参加。9月はほぼ毎週のセミナー三昧の日々を過ごし、9/21の前日は京都の井上塾の二次対策セミナーに参加してと万全の体制で試験に挑む予定だったのです。

ところが、金沢に戻って翌日、あれ?喉が痛いかも。風邪かな?市販の風邪薬で様子見。3日ぐらいたっても治らず咳の様子から母親が喘息じゃないの?ってことでかかりつけの病院へ。(元々喘息持ちで母は咳のしかたで判るらしいです)

薬を処方してもらいましたが、3日してもあまり改善されない様子。その後3日おきに2回通院しましたが結果は同じでした。いつも見ていただいてる医師が不在だったのも原因ですが、診察ミスだった可能性があります。何度か喘息じゃないと思います。肺が痛いと医師に訴えたのですが…。結局担当の医師に診察して頂き、喘息と肺炎一歩手前のダブルパンチですねとの診察結果が。なんでもっと早くわからなかったかな先生!『抗生物質出しとくから1週間もすれば楽になるよ。うふふ…

うふふって…。

そんなこんなであっという間の試験前日。吸入と点滴でなんとか誤魔化し、当日は薬の効く時間を逆算して服用、会場には2時間前に到着して安静にしているというなんともならない状態でした。因みに喘息の薬はかなり強いもので、頭はボーっとしますし、手の震え、激しい喉の渇き、眠気…がもたらされます。さらに緊急用の携帯式の吸入を持参しました。(1日に2回しか使えない必殺の破壊力。心臓に負担がかかり、心臓発作で亡くなる事もあるそうで歌手のテレサ・テンさんはこれが原因で亡くなったとも言われてます)

試験官に事前にお願いして薬を机の上に置くことを許可して頂きました。あとは発作がおこらないのを祈るばかりなり。かなり弱気、ちょっと駄目かもって何度も思いました。

こんな状態でしたので9/21以降テイスティングはほぼできませんでした。主要品種をなるべく自分でわからないようにグラスに準備し、香りを感じる程度の簡単なイメージトレーニングを数回でしょうか…。とにかくワインの強弱だけを意識するようにしました。

そして、試験当日…。

会場の雰囲気
席に着くとすぐに2、3人いるスタッフが机の上の鉛筆・消しゴム以外をしまうように各テーブルをまわって説明していました。私も筆箱をしまうよう注意されました。受験者は総勢13、4人ぐらいでしょうか、昨年より少ないような感じでした。

さっそくワインを凝視、白2種赤1種リキュール類2種。

ワインは左から、ちょっと濃い目のレモンイエロー、薄いレモンイエロー、エッジが妙に赤みがかった濃いガーネットだったと思います。リキュール類はウイスキーのような琥珀色の液体2種です。

白ワインのグラスに水滴がついてましたが、その水滴の粒がかなり大きかったのでグラスに注いでからかなり時間がたってるなと思いました。

オリエンテーションが終わり試験開始。

体調が最悪なわりには比較的頭は冷静だったように思います。鼻も生きていたのでなんとかなるかなと。

白ワイン1
早々にしっかりと感じられる桃のような甘い香り。ニューワールドのリースリングかゲヴェルツかな?
オーストラリアのリースリングと仮定して、マニュアル通り清澄度から外観の印象までは一気に埋めました。ほとんどの項目で迷いなく進めましたので約8分ぐらいで終了したと思います。←新世界の華やか系と想定できたこと、ソムリエ試験的にOKですが、次の伏線となったことが…。

白ワイン2
少し薄めのレモンイエロー。香りは…あれ?なんだろな?かなり還元的フランスシャルドネかも?シャルドネで進めるかな?
口に含んでも樽は感じられない、むむむ、ここで結構迷いました。少ししたら余韻の長い酸がスー、スー、スーって感じます。まさにセミナーで聞いた重心の低い酸が。リースリングかな?ここでさらに迷いました。白1がリースリングだったので。

こっちもリースリング?結局白1をそのままリースリング、白2は南アのシュナン・ブランにしました。白1をそのままリースリングにした理由として、麝香っぽい香りがあったのですが、その香りを間違って覚えてまして、NZのSBのコメントだったと後で知り愕然としました。結果的には良かったのでしょうかね?

結局12、3分くらいかかりました。試験後、よくよく考えるとこの白1と白2の順番は結構なトラップなんじゃないですかね?

トロンテスなんてなかなか飲む機会無いですし想定外でした←想定する必要はありませんよ。して、ほとんどの方がニューワールドのリースリングもしくはゲヴェルツでのコメントじゃないでしょうか?そして、2番目にフランスのリースリング。あれ?っと思うはずです。実際、私も最初は白2をフランスのリースリングだと思いましたので。←私も最初はトロンテスなんて誰もわからないのではと思っておりました。ただ、いただいた報告よりかなり多くの方が「主要品種のどれにも当てはまらない」と判断されていたことに驚きました。トロンテスと答える必要はありませんが、主要ブドウ品種のどれでもないと感じ、そこからブレることなく自分の解答を絞り出すことがパーフェクトの解答だと思います。
ただ、今回の場合、
白1はニューワールドの華やか系を取られているので、良いんです。その次です。このような場合、白2もリースリングで進めるべきです。どちらもリースリングとしっかり感じていらっしゃるのですから。ソムリエ試験的にどちらか正解であれば大丈夫くらいの気持ちで、目の前のワインに向き合うことの方が大切だと私は思っております。試験中にこのように考えることは難しいかもしれませんし、勇気が必要ですが。

赤ワイン
エッジがかなり赤い。シラーかテンプラニーリョかな?こちらも香りはかなり開いていたのでホッカイロ鎮火でも焦ることはありませんでした。今回、赤ワインはテンプラニーリョで決め打ちでと思ってまして。後述。かなり冒険だとは思いましたが、体調を考え正確にマークシートにマークすることを意識し、濃い果系のコメントさえ間違ってなければ大丈夫であろうと思いました。

外観は深みのある、輝きのあるでマニュアル通り進めます。そして、かなり甘ったるい香り。テンプラニーリョにしては甘ったるいかなとも思いましたが。そのまま進みます。

さらに、途中酸がちょっと気になりました。セミナーで言われていたシラーは円グラフで言う鋭角な三角の形状。まさにそんな酸。やりなおすか?迷った結果、そのままで行くことに。

リキュール類は一応元バーテンダーということで難なくクリア。カルヴァドスがグラスになみなみに入っていて勿体無いなって思いました。この時点で残り10分少々だったと思います。

思ったより早く終了しました。残りの時間で記入漏れを探すと(2回確認出来ました)合計二箇所ミスを発見。あぶないあぶない。これが最終的には良かったのだと思います。

テイスティングはシンプルにと言う”こーざ”の教えもあったのであまり焦らず出来たのかなとも思います。途中やり直していたらまた違った結果になったのかもしれません。

結果ブドウ品種、生産国はすべてはずしました。収穫年は2016年で2つはとれたかなちょっと記憶があいまいでスミマセン。

それでも合格しました。ほんとになんとかなりました!!!

これは余談なのですが、テンプラニーリョに決め打ちしたのにはもうひとつ理由がありました。ちょうど去年の1次試験の1ヶ月前、父が他界しました。一次試験対策のラストスパートをかけることもなく試験当日を向かえることになったのですが、試験10分前に何気なくめくった教本のイタリアのページに自分の書いた書き込みがあり、そこをチェックし、試験に挑んだところ、そこから3問ぐらい出題されたんです。それでも、自己採点もぎりぎりでした。

ふと、父が教えてくれたのかなと思いました。

今回も1ヶ月前から体調不良であまりテイスティングできませんでしたが、何気なくTVをつけるとスペインワイン特集、教本をぺらっとめくるとテンプラニーリョ。寝る前に必勝マニュアルを見ながら寝落ち、朝起きると全部床にちらばってベッドの上にテンプラニーリョだけ残ってる。神戸のワインバーで先輩にお願いし、即興のブラインドテイスティングセミナーでテンプラニーリョ、その他諸々…。

そして、試験3日前に母親が、”なんかお父さんいるよ”って一言。たしかに私も気配は感じてました。これは、たぶんテンプラニーリョにしろか、テンプラニーリョのコメントだけ覚えろなのかのどちらかだろうと。

もちろん試験後、母親に生前父が大好きだったお酒をお供えしてもらいました。人生の中にはこんな不思議なこともあるのかなと改めて感じる出来事です…。ここはまあ例外と言う事でどうかお許しください。←私はこのようなことを信じることに意味があると考えております。

”こーざ”について
とにかく必勝マニュアルは画期的だと思います。今年いろいろなセミナーに参加して思うところは、各講師が独自の言い回しをされていて、とにかく曖昧なコメントが多いのが気になりました

A,B,Cと三人講師がいれば意味合いは同じでも言い回しが違ってきます。そうすると受講者の受け取り方も違ってくると。そして、実際に自分で感じた香り・味わい等がどのコメントに当てはまるかが全くわからないのです。そこをデータ化したところに必勝マニュアルの凄さがあります。ほんとに欲しかったのはこれだ!!と思いました。←お褒めいただき大変嬉しく思います。

“こーざ”のテイスティングセミナーでは、リースリングは重心の低い酸、シラーは三角形の鋭角なイメージなど、実際にワインを手に同じ空間で共有できたことが二次試験で生かされました。また、テイスティングコメントさえしっかり取ることができればブドウ品種は外してもそれほど問題ないことなど、初めて知ることも多く、本当に助けられたと思います。そして、実際に試験で使われているマークシート、これも練習には最適で時間短縮できました。←マークシートは私の自作です。それでもマークシートに慣れるという意味では、有意義だと思っております。

しいて、言えば模範テイスティングコメントは各ブドウ品種で1ページにして頂ければ、さらに見やすくなったような気がします。一意見として参考までに。

私の場合はなかなか稀なケースだと思いますが参考までにお話しました。あと少し3次までありますので気を引き締めてがんばります。ありがとうございます。



二次試験対策の必勝マニュアルでお世話になりました。結果から申し上げますと、無事二次試験を通過致しました。これもひとえに、必勝マニュアルのおかげであったと断言できます。本当にありがとうございました。

通過出来たからこのように余裕ぶった事が言えるのですが、必勝マニュアルに申し込んだだけで安心してしまい、実際にそのマニュアルに目を通して真剣に読み始めたのは、一週間を切ってからでした。しかも、一次試験の時とは違い、試験前日も丸一日遊んでしまうという気の抜けようでした。←いけませんねぇ。

それでも、なんとか二次通過出来たのは、必勝マニュアルが「試験突破」に特化したものであったからに他ならないと思います。さらに言わせていただければ、私はブドウ品種は全て外し、生産国も3つのうち一つしか合ってませんでした。リキュールも一つのみ…。

協会発表のテイスティングアイテムを見て愕然としました。ただ、少なくとも昨年までは約8割の合格率であった二次試験、つまり落ちるのは約2割の人だけであり、私が全体の2割以下の出来具合であったとは思えず、なんとなく大丈夫なのではないかという気持ちでした(結果、大丈夫でした)。←この気持ち、大切だと思います。

以下、試験の内容です。

白ワイン1
正解:アルゼンチン トロンテス
私:オーストラリア リースリング

香りを取り、口に含んだところで「ゲヴェルツトラミネールだ!!」と思いました。この特徴的なライチっぽい香り、そして比較的淡い色調…間違いない!と。各テイスティングコメントもゲヴェルツトラミネールであることを前提に埋めていきました。そして…最後にブドウ品種を選ぶ時になって…選択肢にゲヴェルツトラミネールがないことに気がつきました。(泣)

「初めにブドウ品種の選択肢を見ましょう」と、マニュアルにも書いてあったはずなのに、完全に忘れておりました。やってしまったパターンです。
しかし、この特徴的な香りがゲヴェルツトラミネールではないとすると…と悩んでいるうちに既に10分経過、とりあえず結論は後回しにして次に進みます。そして、その後最後に戻ってきて出した結論が、新世界のリースリングでした。

トロンテスなど、ニッチな銘柄を選ぶ勇気も無く、ゲヴェルツトラミネールではないなら、この華やかな香りからリースリングにしておくか…くらいの感じでした。←よく持ち直しました。

白ワイン2
正解:フランス リースリング
私:フランス シャルドネ

色調が濃く、新世界のワインかな?と思いましたが、飲んでみたところ特徴が無い!困った時のシャルドネという事で、それほど熟れた感じがしないので、フランスのシャルドネにしました。←私も迷ったらシャルドネと言っていた時代があります。でも、今は「樽を感じないで迷ったら」=リースリングだと思います。出題率、確率から考えても。
リースリングの特徴と言われるペトロール香も私はこのワインからは感じられませんでした(リースリングは飲んで勉強したので全くわからないわけではないはずなのですが…)←全てのリースリングからペトロール香を感じるわけではありません。でも、そうですね。リースリングは難しいです。

赤ワイン
正解:オーストラリア シラーズ
私:アメリカ カベルネソーヴィニヨン

色調が猛烈に黒く、これはシラーズよりもカベルネソーヴィニヨン寄りだと思いました。口含み感じた渋み(タンニン)も強く、ニューワールドのカベルネでいこうと。←これは問題ないです。。
生産国はアメリカとオーストラリアで悩みましたが、何故アメリカを選んだかというと、白1だけでなく白2も当初はオーストラリアを選択していて、全部オーストラリアはどうなんだろう?という事でアメリカにした…というとてもいい加減な理由でした。実際、アメリカとオーストラリアで同じ品種の違いなんてわかるわけもないのにです。

リキュール1
正解:マディラ
私:紹興酒

このリキュールは、口にした瞬間にその独特の刺激臭と甘味から、昔中華をやっていた時に散々飲んだ紹興酒を思い出させました。ああ、間違いない、中華をやっていた私からすれば楽勝だが、紹興酒を知らない飲んだこと無い人は悩むだろうな…と思いながら紹興酒を選択し…見事に外しました(笑)。←酸が違うんですよ。マデラはやっぱりワインなんで。

ちなみに、マディラはソースとして味わった事はありましたが、酒として味わった事はありませんでした。

リキュール2
正解:カルヴァドス
私:カルヴァドス

唯一の正解がこれです。さすがにカルヴァドスは飲んだことがあり、マールやグラッパ等の味も一応知っていたので外しませんでした。

このように「銘柄当て」だけでみると絶望的な状況でしたが、結果として無事二次通過する事が出来ました。
それというのも繰り返しになりますが、必勝マニュアルでワインの傾向に対する模範コメントをしっかり覚えておいたおかげです。←コメントの前に、大まかなタイプ分けを外さなかったことが大きいです。白1の華やか系、白2は樽なしシャルドネならok、赤ワインも濃い系のカベルネかシラーまではたどり着いています。また、生産国も白1:新世界、白2:フランス、赤:新世界とここは外しておりません。本当に良かったです。

初めの白1で10分以上使ってしまいましたが、その後巻き返して最後は見直しをする時間も充分にありました。これも必勝マニュアルによって「考えるまでもない」選択肢がわかっていたおかげです。

まだ三次試験が残っておりますが、ここまで来たらもう大丈夫だろうと、相変わらず楽観的に考えております。とはいえ、掴みかけたチャンスを逃さない為にも最後までしっかりやりきりたいと思います。本当にありがとうございます。

東京会場:グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール 慶雲の間

いつもお世話になっております。先ほど、協会の速報を見ました!もしかしたら、私が一番ギリギリだったかもしれないですが、どうにか二次を通過することができました!!

一次試験結果発表の時と同様、携帯の画面をスクロールする指が震えていました…。まだ、にわかに信じられないですが、良いご報告が出来て、ひとまずホッとしています。

二次試験の結果が出てから、ご報告をさせて頂こうと決めておりました。もし、二次試験を通過出来たなら、微力ながら、来年以降受験される皆さまにお役に立てるかもしれないと考えていたからです。

それでは、よろしくお願いいたします。

当日は気温が高く、会場までの道のりを歩いたことで身体が温まっていたこともあり、試験会場内は快適に感じました。しかし、二次試験会場の人の多さには圧倒されました…。一次試験は対パソコンでしたし、隣の人はTOEICを受けているような全くもって一人で受験している感覚でしたが、一転、二次試験会場は待機している間はぎゅうぎゅうで前に進むのが大変なくらいでした。
ですが、たまたま、”こーざ”のテイスティングセミナーで顔見知りになった方々に声をかけていただき、お互いにエールを送って会場に入れたので、少し心が落ち着きました。

会場に入ると、”こーざ”で読ませていただいていた通り、長テーブルには受験番号と書類、ワイン3種類とリキュール類2種類が用意されていました。

試験官の方が説明している間、まずは外観を凝視!!
白が2種類で良かった…けど、あまり差がわからない。赤は濃い系だ!でも、リキュール類が二つとも濃い。これは、わからないだろうなぁ…。

白ワイン1
私の解答:ソーヴィニョンブラン 2015 フランス

外観が透明に近い淡い色調から、甲州かリースニングかなと考えていました。少しグリーンがかってると思っていたら、たまたま隣に置いてあった黄緑色の受験票の色が映り込んでいると気づきました…笑。もちろん、トロンテスだなんて、微塵も考えていません…。←考えなくていいですよ。
香りから、吟醸香を感じられないから甲州ではない。←ご自身の判断基準の一つとしての”吟醸香”であれば良いのですが、必ず甲州=吟醸香ではありません。
ひとまず、リースリングと想定して、暗記していたコメントで埋めていきました。
また、白ワインは二種類出た場合、どちらも2015と決めていました。きれいな香りがするからフランスで。←この”きれいな香り”をもう少し具体的に感じ、表現できるようになりましょう。

そして、5種類のテイスティングが終わってから、もう一度香りを取ると、かすかにハーブの香り!これって、リースリングじゃない!ソーヴィニョンだ!と思い、コメント欄を少し直して、品種をソーヴィニョンに変更。

白ワイン2
私の解答:シャルドネ 2015 フランス

白1よりイエローがかっていて、香りも少し甘い。第一巡目のこの時は、白1がリースリングという予想もあり、旨味のある苦味を感じたので、軽やかなシャルドネかなぁーという印象でコメント欄を埋めました。
ですが、二巡目でシャルドネにしては後味がどうも馴染みやすい。でも、白1をリースリングにしたので、第一印象のまま、軽やかなタイプのフランスのシャルドネにしました。年は決めていたので、迷わず2015で。→このリースリングはミネラル系で難しかったようです。ですから、樽のないシャブリのようなシャルドネをイメージされたならOKです。また、同じく一つ目がリースリングだから二つ目はリースリング以外でと考えるのは間違いです。

赤ワイン
私の解答:カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2014

まず、濃い系ならカベルネかシラー。違和感があったら、サンジョヴェーゼを考えると決めていました。←はい。それがいいです。色調が紫色がかっていたので、サンジョヴェーゼはなし。
香りは、想像していた通り、黒い果実系。味わいは、強いけど、スッキリしていて、馴染みやすい。←この馴染みやすいが二度出てきましたが、バランスが取れているという意味でしょうか?
味わいからシラー独特の酸味と言うほどでもないけど、果実感が強いから、フランスじゃない。カベルネともシラーとも言えないけど、両方の特徴を入れつつコメントを埋め、もう一度酸味を確認して、後味が程よいからカベルネにしました。←”酸味を確認して、後味が程よい”からカベルネも意味がよくわかりません。

リキュール類1
マデイラは、前日にたまたま飲ませていただいたものに香りが近かったので、直感でマーク!←素晴らしい!

リキュール類2
カルヴァドスは、香りを取った瞬間にリンゴ!でしかなかったので、カルヴァドスにしたのですが…あまりに色が濃いので…悩みに悩んでコニャックにしてしまいました。←もったいない。蒸留酒の色が濃くなる理由を調べてみましょう。

結果、
ブドウ品種はひとつも正解していませんでした。←そこは残念ですがそれほど問題ではありません。発表を見て愕然としましたが、必死で覚えたコメント欄に願いを託しました。
→二次試験突破は素晴らしいですが、実力は伴っていないと思われます。正直、運だけという印象。香り・味わいの強弱にいたっては赤ワインの”果実感”一言のみ。ただ、何度も言いますが、運が良いということは素晴らしいことです。この二次突破をきっかけに良い方向に進まれることを期待します。

“こーざ”のテイスティングセミナーに参加させていただいたいことで、当日配られたテイスティング用語選択用紙を見て、「あ!これって、ずっと見てたやつ!」という安心感を持つことができました。なので、試験中は、自分でも驚くほど落ち着いてコメントを選ぶことができ、時間配分含めほぼ決めていた通りに進めることができました。
見直しは、コメントの数だけは絶対に間違えないように、全種類2回ずつ見直しました!

やはり、自分の中で自信があるものでも、試験本番になると、悩みに悩みますね。

私は職場がイタリア料理店なのですが、自然派のワインしか取り扱っていないので、半年前までは、ほぼ自然派ワインしか飲んだことがありませんでした。そして、信じられないくらい、お酒が弱い…。

それでも、自然派ワインに出会い、お酒が弱い私でも美味しく飲めるワインもあるということを知りました。そして、ある日、お客さまからワインの説明がわかりやすくて、どれも魅力的に聞こえるから、全部飲みたくなる!という感動的なお言葉をいただき、ソムリエ試験を受けることに決めました!←とても嬉しいですよね。このようなきっかけとても大切だと思います。

このような私ですから、テイスティング対策としては、お店が終わってから自分で揃えた赤白各5本ずつの中から毎日、できれば3種類を微量ずつ試飲して、イメージと味わいを確かめることを繰り返しました。リキュール類は、知り合いのバーの方にお願いして4種類くらい、前日に飲ませていただいただけでした。

論述対策は、どうして良いかわからず、”こーざ”で論述対策として挙げていた中で気になるものを読んでいたくらいです。そして、たまたま会場に向かう電車の中で、ジョージアの項目を読んでいたので本当にラッキーでした!

ただ、お酒が弱い私は論述の時間の頃には相当酔っており、きちんと書けていたのかは自信がありません…。

以上です。長々とすみませんでした!

こうしてこの日を迎えることができましたこと、心から感謝しています!!!ありがとうございます!!そして、引き続き、宜しくお願いいたします!!



こんにちは。大阪の直前セミナーに出席させていただきました。満席だったところを、ダメもとでお伺いしお席を作って頂いた者です。その節は本当にありがとうございました。

ソムリエの二次試験、無事突破しておりましたことをご報告致します。

ただ、模範解答を見て自己採点した結果、おそらく65パーセントほどの正解率、ブドウ品種も全部間違えてました…。

二次試験を終えてまず思ったことが、試験中の詳細を報告されている受験生の皆さまが冷静に考えられておりスゴイ!そして、それらをしっかり覚えていらっしゃることが本当にスゴイ!ということです。私はあまりまともな記憶が残っておらず、最初のトロンテスで何これ!?絶対知らない!!と思ったことだけを強烈に覚えています。そのため、あれだけお世話になっておきながら、試験のことに関してまともな報告ができずに申し訳ございません。

ただ、試験前にこれだけはと決めていたことがありました。自分はマークの数を間違えたり全然違うところにマークしたりという注意散漫な傾向があるので、絶対に見直しをちゃんとしようということでした。不注意で点数を失うことや、試験が終わった後にあそこマークし過ぎたかもなどと不安になることは避けたかったので。ちゃんと時間配分を計算して、マークの数と場所に間違いがないかをしっかり確認しました。結果、65パーセントですが…笑。それでもまぁ、トロンテスで冷静さを失いながらも一応最後までベストは尽くしたと思います。

二次試験後に、ダメだろうから必要ないかもと思いながら、協会に提出する書類を会社から出してもらうのはかなり憂鬱だったのですが、わずかな可能性に賭けてに早めに準備しておいて本当に良かったです。

思えば、テイスティング後の論述試験も、三次試験に進めなければ関係ないんだよな…と一瞬思ったものの、気持ちを切り替えて三問ともちゃんと解答用紙を埋めてきました。本当に最後まであきらめなくて良かったです。←勝因の一つはここですね。いつ何時もあきらめないことです。あきらめたらそこで終わりですから。

テイスティングセミナーを始め、短い期間でしたが沢山のことが学べてとても楽しかったです。先生のご指導には本当に感謝しております。ありがとうございました。

そして、これからも引き続きソムリエ講座で勉強させて頂きながら、自分の好きな分野をもっと掘り下げていきたいと思っています。来月の三次試験までしっかりと準備をして、絶対に合格してきます!

東京の直前セミナーに参加させていただきました。さて、2次試験の結果の報告ですが…無事に通過いたしました。

ですが…ブドウ品種全滅・生産国全滅・生産年1つ当たり…という散々な結果で間違いなくダメだと思いました。ただ、タイプ分けと強弱の取り方は大きく間違っていなかったので、コメント部分がそれなりに取れたんだと思います。セミナーと必勝マニュアルのおかげです。

特に、”こーざ”のテイスティングセミナーに参加して本当に良かったです。同じ志を持つ方々との交流も含めて大変励みになりました。
このまま3次も通過して、ソムリエとして磨きをかけていきます。ありがとうございます!!

東京の直前セミナーでは大変お世話になりました。ソムリエ二次、奇跡の通過でした。

ブドウ品種3種、リキュール類2種全てハズシていたので本当に本当に不安な2週間を過ごしましたが、お蔭様で通過できました。

なによりも、ワインの強弱を意識し、温暖地域、冷涼地域は間違えなかったこと、ここに尽きると思います。ブドウ品種を当てること以上にテイスティングコメント重視、外観や香り、酸やアルコールのボリューム感などのコメントがしっかり取れていたようです。これも「こーざ」や「セミナー」「必勝マニュアル」の助けがあったからこその結果だと思いました。

本当にありがとうございました。3次も気を抜くことなく、しっかり準備して挑んできます。また試験の報告を致しますね。晴れて合格した後はまた五反田で一緒に飲んで下さい!←ぜひぜひ。ありがとうございます。

“こーざ”、必勝マニュアル共に大変お世話になりました。2次試験を突破できるとは奇跡としか思えません。以前、「ブドウ品種を全て外しても合格した人います」と、おっしゃっていたその人にすっぽりと当てはまってしまったのがこの私です。ワイン3種とリキュール類、全て外しました!それでも二次を突破できたのは、”こーざ”の必勝マニュアルにほかありません!本当にありがとうございました。

来年、挑戦なさる方に少しでもお役に立てばと、2次試験のことを報告したいと思います。ちなみに私、去年は1次で惨敗しておりまして、本講座のおかげで今年のあの難問奇問の1次試験を突破し(これも奇跡です!)、2次試験も必勝マニュアルのおかげでクリアしました!本当は”こーざ”のセミナーにも参加させて頂きたかったのですが、九州の田舎に住んでる身でそれは叶いませんでした。2次に挑戦する私のような田舎に住んでいる人は必勝マニュアルだけでも手にすべきです!

福岡会場:ホテルニューオータニ博多

10分前にならないと会場入りできませんが、受付は開いていたので30分以上前に受付を済ませ、ホテルのロビーで待機。ロビーにいるほとんどの方がソムリエ協会の試験にいらしたものと思われ、皆何かしらの参考書らしきものを熟読していました。私も必勝マニュアルを開きましたが、緊張のため字面をただ眺めるだけでした…。

会場入り。照明に関してはなにも違和感はありませんでした。オリエンテーションの間、必勝マニュアルに書かれていたようにワインの外観をしっかり眺める。白ワイン2脚には、グラスにしっかりと水滴が付いている。これではまだ冷たすぎるだろうから香りは取りにくいだろうなぁと、その時に前方の方が協会の方を呼んで何かを話しこんでおり「そのことに関しまして、後ほどでよろしいですか」という声が聞こえました。”えっ?何か不都合なことがあるの?”と、こちらがドキリとしてしまい…。

そして、試験開始。全てがはじめての私は緊張で香りがうまく取れず、服の匂いを何度も嗅いだり鼻をリセットすることに努めていると、今度は後方でガチャガチャとグラスを倒す音が。その音でまたビックリしてしまい、慎重にグラスを持ち上げねばと、なお緊張…。(グラスを倒してしまったら、ワインは注ぎ足してもらえるのだろうかと思ったがその時は確認していません)

白ワイン1
華やかな香り、しかしゲヴェルツ程の華やかさはない。そうなると、華やか系グループのもう一つは…と、頭の中で必勝マニュアルを思い返す。リースリング、しかしフランスのリースリングはこんなに甘くない、これはボリュームもある南のワインだ。それは間違いない、オーストラリアのリースリングで。

白ワイン2
香りをまったく感じない…でも、何だろう、何かある気がする。また、必勝マニュアルを思い返す。わからないときはシャルドネで勝負!上品さを味わいに感じるので、フランス。石灰や貝殻、火打石の香りも。でも、火打石にマークはかなり勝負になる。シャルドネでなかったら完全外れだしと悩み、火打石にマークは避けました。←シャルドネもシャブリなら火打石ですよ。

赤ワイン
CSほど濃くはないけど、PNほど淡くもない。テンプラニーリョか?グラスを傾ける。このエッジの色のグラデーションはオーストラリアのシラーズだ!フランスのシラーとはグラデーションが違う。←これらを感じられるのはスゴイ!
香りは緊張からか感じ取れない!外観から判断だ!またまた必勝マニュアルを思い出す。「ブラックチェリー、カシスはほぼペア」それでいく。

ワイン3種のテイスティングを終えたところで「あと10分です」の声!焦る!

ここで先生の「本当に時間がありませんから」を思い出す…。リキュール類は、まったく知識もなく香りだけで紹興酒、とコニャックと解答。それでも、解答数だけは2回確認しました。そこが違えばすべてアウトですから。あっという間の40分でした。

そして、その日のうちにテイスティングアイテムの発表があり、『落ちたな』と思いました。それは、赤ワインさえ何故か、解答にはテンプラニーリョと解答してしまったからです。←何故なんでしょう?自分で自分を殴ってやりたくなりました。また来年だな、と。

このような結果で、合格発表さえすぐに見る気がせず、翌日に見ると自分の番号があるではないですか!奇跡です!模範解答をみて、コメントに関して大きく外れていないことに驚きました。ブドウ品種は全て外したのに←白ワイン1を新世界の華やか系で、白ワイン2を石灰や貝殻、火打ち石で悩むようなタイプに取れたこと。赤ワインは何故かわかりませんが、それでも濃い系のコメントがしっかり取れたのでしょう。よかったです。

本当にありがとうございました。3次試験のことを思うと震えが来ます。私は料理人でソムリエナイフを使ってコルクを抜いたことさえ数えるほどです。まだまだお世話になりますがよろしくお願いいたします。そして、本当にここまで来れたのは”こーざ”のおかげです!ありがとうございました!



大阪会場:阪急インターナショナル

夜分遅くに失礼します。
ソムリエ試験対策講座一年間お疲れ様でした。本当にお世話になりました。長くなりますが、レビューお送りします。

11時過ぎに会場ドアオープン。中を覗いて、テイスティングアイテムの色を確認。必勝マニュアルのリキュール類リストの茶系のアルコール度だけさっと確認。

会場、寒いです。苦手な方は上着を必ず。じっと色調を確認。

白1:かなり薄い印象。ミュスカデか、薄いSBか…二年連続甲州はないだろう。粘性があまり無さそうだから、冷涼かと。
白2:黄色が強い。NWシャルドネ?覗き込むとディスクはあまり厚くない。
赤:濃い~。紫よりのガーネット。ネッビオーロやサンジョヴェーゼとは違う。シラー、CS、出るかもと思っていたテンプラかも!(後から考えたら色調は完全にシラー…赤味が無かった。思い込みって怖いです)←濃い系なので、基本はシラーかカベルネで行くべきです。テンプラ二ーリョは難しいので、違和感を感じるまで考える必要ありません。

会場にはスコッチウィスキーみたいな香りが漂っていたからリキュール類のどちらかは…と祈る。オリエンテーションが続くしんと静まり返った会場。落ち着け、マイルールを確認。出来るだけ深く呼吸し、緊張をほぐす。

マイルール
・基本ブドウ品種以外の選択肢を捨てる。
・一種だけ、感じるものがあれば冒険OK。
・まず手を触れずに、三種の外観を書き込む。
・香りをとれるだけとって、確認で口に含む。
・ブドウ品種は決められなかったら後回し。
・とにかく早く仕上げて見直しに時間をかける。

ブドウ品種の選択肢チェック。あっ、トロンテスと思ったけど、かなり香水みたいな香りのイメージで、特徴的すぎて出ないやろう、ひっかけやなと思いました。

試験開始!

全ての外観を確認し、白1から順に香りからテイスティング始める。

白ワイン1
香り
樽も、青さも感じず。SB・NZのパッション・フルーツを感じるような…でも、セミナーで言ってた白い花が強い気がする。

味わい
酸の重心も低い。このバランス、ミネラル…貝殻も。フランスのリースリングに。アルコールのボリュームからの温暖さがわからず、冷涼でまとめました…。無念。←新世界的なニュアンスは取ってほしかったです。

解答:仏 リースリング 2016
正解:アルゼンチントロンテス 2016

白ワイン2
香り
弱い!あまり感じない!ミュスカデか甲州…でも、色調はちょっと色が濃いし…。香りのマーク中にひと飲み。

味わい
丁子のニュアンスの短い余韻。酸味は明らかにシャルドネよりしっかりと感じるが、にぶい。フルーツ感控えめ、樽なし、青さは皆無。色調の割にコンパクトな印象…。

何度やり直しても、ペトロールを日本酒っぽさと取り違え。直前にも練習したのに、身についてなかった。強弱も弱く感じ、印象はニュートラル。香りはワインから素直に、白胡椒やすいかずらを。←かなりわかりにくい、そして華やかさのない私が難しいと言っているリースリングだったようで、その分コメントは救われていると思ます。

解答:日本 甲州 2014
正解:仏 リースリング 2016

赤ワイン
香り
第一印象、違和感。 複雑性がCSじゃない…フランスの冷たい香りはしないし、NWのCSでこの色ならもっと果実の香り。

味わい
鋭角な酸味と土っぽさに、テンプラニーリョきたー!と思ってしまいました。完全に“出るかも!”と思っていた自分の思い込み…。テンプラは、黒系の中の赤の方向性で、全然違うのに突っ走り。ただ、色が若く感じてヴィンテージは正解。コメント…不安。←鋭角な酸味はシラーです。

解答:スペイン テンプラニーリョ
正解:オーストラリア シラーズ

リキュール1
口に含むと甘い、アルコールはそれほど無い、ポート即決。マデイラ目に入らず。

リキュール2
香りで、スコッチだなと一回チェック。しかし、口に含むとどこか草っぽく、ガツンとくる感じ、ピートじゃない。カルバドス!危なかった。

残り10分。ブドウ品種は間違えても良いから、チェック数をまず数えるだけの見直し。二か所チェック数ミスあり。次に、内容見直しでもう一周…。

白1:青さとれない。抜けるような爽やかさが気になるがそのままに
赤ワイン:香りが開いてきた様子、コメントをちょっと修正(甘草やすみれに)ただ、テンプラニーリョ捨て切れず。
白2:ほんとに迷いました。甲州。でも、ピノ・グリやシュナン・ブランはもっと癖の強いイメージ。樽もペトロールも無い。うう、SBならハーブをとらないと…でも違う。イメージに近いのやはり…甲州か。シュールリー?樽系のコメントは取らない。これに合わせるなら日本食かなと、そのままに。

反省点
わかりにくい品種が出るんじゃなく、わかりにくい特徴の基本品種が出た。白①、白②共にリースリングでも良かった。あんなに気をつけていたのに…悔しいです。

必勝マニュアルを利用し、テイスティングセミナーに参加した私は、最初よりめちゃくちゃ上達しました。他にテイスティングに通い続けてもわからなかったシラー、CSにネッビオーロやサンジョヴェーゼがわかるように。マニュアルの、酸に対する文章が凄くわかりやすかったんです。テンプラニーリョもちゃんと勉強してれば、絶対わかったはずです。必勝マニュアルのみより、テイスティングセミナーも一緒に受けることで、かなり理解出来ました。でも、アウトプットが弱かったみたいです。

おかげさまでコメントは大外ししてないかもですが、ブドウ品種は全外し。お恥ずかしいです。本当に有難うございました。

三次まで行けるか分かりませんが、試験が終わって答え見た瞬間、やられたー!という清々しさがありました。一生懸命やって試合に負けたような、自分の実力と向き合うワクワクと敗北感がありました。コンテストなどに出たくなる気持ちがわかります。

正直情けなさでしんどいですが、不足しきりな自分の実力を出すために、最大限力になって頂き、本当に有難うございました。精進します。そして、必ず良い経験にしてみせます。発表までは、神頼みします。

先生もゆっくりお休みください。いつかバッジをつけてお会い出来ますように。有難うございました!
→後日、二次試験突破してました!!という喜びの声が届きました。

遅くなって本当に申し訳ございません。二次試験の報告を送らせて頂きます。来年受験の方々にほんの少しでも役に立てば幸いです。

大阪会場、阪急インターナショナルホテル。

開場の時間になり、着席。今年は白2、赤1。オリエンテーション開始まで外観を眺めます。

白1…グリーンがかったレモンイエロー。淡いし冷涼産地かなぁ?
白2…白1と比較するとやや濃いイエロー。
赤1…濃い。必勝マニュアル的にはカベルネかシラーであってほしい。

そんなイメージで試験開始を待ちます。

試験開始
白1から始めます。
粘性はやや強い。
香りをとります。何この香りは!?
お花の蜜のような甘さ全開の強い香りです。
マニュアルの主要品種にはない明らかな違和感。←この違和感に気づけたことが本当に素晴らしい!
味わい。アタックやや強い、酸味は穏やか、香りの印象同様にフローラルでとにかく甘い。
あえて選ぶならゲヴュルツトラミネールか?選択肢をチェックするとゲヴュルツがありません。ヴィオニエ?トロンテス?
混乱しましたが、品種はおいておき、白いお花系のコメントで埋めていきます。
今回は必勝マニュアルの主要品種以外は解答しないと決めて試験に挑みましたので、ここはこんなリースリングもあるのかな?と無理やり自分を納得させてリースリングと解答。
強さを感じているのですが、甘さが引っ掛かり残糖のあるドイツということに。←この考え方が正解です。

白2に進みます。
白2.粘性はやや軽い、香りをとります。
何も感じない。無臭。
味わい、固い。全然開いていないミネラル感満載のスッキリ系。酸味はしっかりと感じます。スッキリ系でコメントを埋めます。←これがミネラル感の難しいリースリングです。
コメントを埋めている間に時間が経過したので再度香りを。すると何と勘違いしたのか、僅かな樽香を感じ、シャルドネか?と思いこみ。こうなるともう樽香にしか思えなくなってくるのですね。白1でリースリングを選択していることもあり、リースリングは頭にありませんでした。
これは過去の受験者の方々に対するコメントで指摘されている通り、やってはいけない考え方ですね。白1が間違えていることも大有りなのに。←その通りです。
試験前はそういうことに注意しなければと思うのですが、いざ試験が始まると飛んでしまってました。
結局白2はフランスのシャルドネと解答。
この時点で16分経過。順調かなと少し落ち着きます。

そして赤1へ。
粘性はやや強いくらい、香りは黒い果実系。
ソムリエ試験的にはカベルネかシラー(ズ)でしょうこれは。
味わい。タンニンと酸がしっかり、複雑な多角形というよりかは鋭角な三角形のイメージ。
コメントはシラーを想定して埋めていきます。
新世界の強さを感じれませんでしたのでフランスを予想。少し時間がたったので再度テイスティング。この時自分の中でボルドーのカベルネによく感じる鉛筆の芯を感じ、少し迷ってシラーからカベルネのコメントへ変更。
最終フランスカベルネで解答。
ヴィンテージは白2016,赤2015で決めておりましたのでその通りにマーク。

その他リキュールはフリーテイスティングに行かせて頂いた甲斐もあり、すぐに解答できました。
たかが2%、されど2%です。
全てマークし終えて残り8分ほどありました。
マーク数のチェックを重点的に、全体の見直しをして終了を待ちました。
当日17時の発表をみて、ビックリ!トロンテス!?ていうかブドウ品種全部外れてるやん。(笑)
合格発表までは本当に悶々とした気持ちで毎日を過ごしました。
結果、合格できましたが、本当にギリギリだったと思います。
必勝マニュアルがなければ時間内にコメントを選択するのは素人には至難の業です。
“こーざ”のおかげです。ありがとうございました。

エキスパート呼称の方からも”ブドウ品種正解ゼロで合格”のご報告いただきました。

ワインエキスパート呼称
・リースリング 2016年:ドイツ 
・シャルドネ 2015年:オーストラリア
・メルロ 2014年:日本
・グルナッシュ 2013年:フランス
・ベネディクティン

東京の直前セミナーと必勝マニュアルと”こーざ”でお世話になりました。

この度ワインエキスパートに合格する事が出来ました❗️ブドウ品種は全て外しましたが…。
特に赤ワインのとらえ方、赤果実系・黒果実系に分類することは他の先生も提唱されてましたが、外観からパターンとして考える必勝マニュアルの方法論が私にとっては一番わかりやすく、完全にバイブルでした。

二次試験当日17時のテイスティングアイテム発表を見て、テイスティングコメントが合わないとダメだなぁと思いましたが、合格速報と同時に発表された協会の模範解答と配点を見て、合格した理由がわかったような気がします。

ベネディクティンは購入して美味しかったので試験までにはひと瓶空いてました。なので、香りを取って直ぐにわかりました。

ワインは残すことなく全て飲み干して「あぁ美味しかった❣️」と会場を後にしました。
ちなみに私は、白ワイン①はリースリングと迷ってSB、赤ワインはどちらも黒系と思い、赤ワイン①をシラー、赤ワイン②をCSにしたと記憶してます。

白ワイン②はとにかく嫌な香りを一番に感じ、ナンジャコリャ?←樽香嫌いなんですね。時間が経ってからヘーゼルナッツやアーモンドを選びました。「わからなかったらシャルドネ」の山崎先生の教えを守らずに最後に慌てて主要3品種以外の何かマークしました。
来年も二次試験を受けるつもりでいましたが、今年合格して良かったです。

ありがとうございました。

目指す必要はありませんが、ブドウ品種を当てることだけがテイスティングではないということが、おわかりいただけたかと思います。また、このような受験報告から学ぶことがたくさんあると思えた方は合格が近いはずです。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希





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