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今年の二次のテイスティングを振り返る〜ソムリエ呼称編 5

2021/01/11
 
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第156回

突然ですが、ペトリュスを飲んだことありますか?今やなかなか飲めない超高級ワインになってしまいました。

先日、そのペトリュスを3ヴィンテージ飲む機会がございましたので、その時の感想をこちらに書き記します。

まず、大前提としてペトリュスはものすごくカタい。ソムリエ呼称の方は「開かせるためのデキャンタージュ」を行った方も多いと思いますが、ペトリュスはデキャンタージュくらいではうんともすんとも言いません。見たわけではないのでイメージですが、ペトリュスは真っ黒い綺麗なまん丸の玉がぎっしりときっちりと詰まっている感じです。寸分の狂いもなく。その黒い玉がたくさん出てくれば素晴らしい香りと味わいなのですが、あまりにもギッチリ詰まっているためなかなか出てきてはくれません。

私は2010年にポムロールのペトリュスを訪問したことがあるのですが、その時に出してもらったハーフの2008年はものすごく濃い墨汁かタール(飲んだことないですが)を飲んでいるかのようで、あまりにも濃くてワインとは思えませんでした。

一番古いもので、パーカー100点、1947年のペトリュスをテイスティングしたことがあります。この1947年は超絶すごいワインでしたが、まだまだ全く若々しく、感覚的に40%から50%くらいの開放感でした。

さて、先日いただいたペトリュスは1983年、1977年、1972年でした。それぞれの私の感想です。

◆PETRUS 1983
コルクはやや乾燥し、固め。

香りの第一印象は参加者のどなたかがおっしゃった「蚊取り線香」。確かに。40年ほど閉じ込められた鬱憤をはらすかのように発した第一声。ペトリュスにはあまり顕著に感じられないハーブ香と熟成由来の香りが相まったまずまず心地良いイメージ。

その後、蚊取り線香は消え、想定通りの凝縮し詰まった黒い果実の香りと熟成香。ただ、83年の暑さを考えると線が細く、ペトリュスとして黒さが足りない。ブラインドで飲めばペトリュスをイメージできないであろう可弱さ。また、ペトリュスとして考えるならヴィンテージ以上にやや進み気味と感じる熟成香。

味わいも83年と考えると優しくなめらか。そして、綺麗に伸びる酸。暖かい年のペトリュスでここまでの酸は初めてかもしれません。
この線の細さ、柔らかさからか最高40%くらい開いた瞬間もありましたが、その後、また愛想をなくして行きました。ちょっと不安定な時期なのかもしれません。

人間に例えると、「23歳で起業し大成功、その後リーマンショックで全てを失い再起を目指しているものの、ちょっとお疲れの37歳」

◆PETRUS 1977
今回の3本の中でコルクは最も綺麗で正常、抜栓もスムーズでした。

香りはイイ感じで硬く引き締まっており、良い緊張感と共にワインに向き合おうという気持ちになりました。
しばらくすると、特有の凝縮した黒い果実とメルロ 的な青さが、ゆるやかに細く立ち上ってきます。ただ、いつものペトリュスの黒果実の圧倒的な強さはありません。でも、この方は77年生まれ(70年代で最も天候の良くなかった年)、そこは想定内。

その後、その青さがヴェルヴェーヌを経て、ダージリンの香りへ。さらにゆるやかに変化を見せ、最後は黒トリュフの一歩手前のところまで。ペトリュスの黒い塊が開放されつつある時の、重心は低いけど滑らかな黒い香り。ここまでくると香りだけでうっとり。

味わいはアタックから穏やかでなめらか、口の中でゆるやかに広がり、その後細く長~い余韻が続きます。しばらくすると、ほどけはじめた黒果実が強くはないものの、とても幸せなレベルで口の中から鼻腔を占拠してくれます。はぁ~。

最初はそっけなく冷たい印象でしたが、しばらくすると徐々にこちらを向いてくれるようになりました。
最後までペトリュスの強さ、「黒い弾丸」的な圧倒的さは感じられないものの、あまり開かないペトリュスとして70%の開放感、素晴らしいバランスと共に今一つの飲み頃であったなと感じました。

「就職氷河期に高卒で町工場に就職、そこから自身の努力もあり、起業して成功した43歳」

◆PETRUS 1972
まず、コルクがユルユルで「あ〜⤵︎」と思いながら抜栓。

香りの第一印象は残念ながらマデラ。このコルクなら仕方がないかなと思いながらも、そのマデラ香の奥には引き締まった黒果実とすみれ系の比較的しっかりとした香りが見え隠れ。あとはどこまで出てきてくれるか、ペトリュスならこのマデラのニュアンスをも超える強さを持っているのではないかと信じる、信じる。

味わいは香りほどの酸化を感じさせず、滑らかで柔らかい印象。メルロ 的な青さも感じないわけではないけど、どちらかと言えば、あともう少しで熟成ブルゴーニュと思ってしまいそうなレベル。

しばらくして、もちろんマデラ的なニュアンスが消えたわけではないけれど、それらを押しのけるようにペトリュス本来の黒い香りがしっかりと主張し始めました。この頃には香りは完全に馴染んでおり、全体的なイメージとしてはとてもペトリュスとは思えず(80年代柔らかい年のルパンのような香り)、味わいは熟成したブルゴーニュピノのような柔らかさでした。

この柔らかさ、ブルゴーニュ的な味わいをペトリュスとしてとらえるなら”劣化”なんだろうけど、ユルユルのコルクが「基本的に開かないペトリュス」の熟成を早め、今まさにというタイミング、もしかしてこのワインの最後の瞬間に立ち会わせてくれたのかもしれません。

「残念ながら余命数年…。ただ、まだ体は動くし元気に歩ける。あと少し精一杯生きてみようと思う55歳」




今年の二次のテイスティングを振り返る〜ソムリエ呼称編 5

 

出題アイテム
◆ソムリエ呼称
1 2018年 フランス Sauvignon Blanc
2 2016年 日本 Chardonnay
3 2017年 イタリア Nebbiolo
4 ホワイト・ポート
5 ウォッカ

試験会場:ANAホリデイ・イン金沢

お世話になります。先日、金沢にお越しの際は、お時間頂きまして本当にありがとうございました。→こちらこそ大変お世話になりました。

二次試験ですが、松岡様が仰る通り無事に通過することができました。こーざや必勝マニュアル、二次対策セミナーを頼りにしてきた自分にとって、松岡様には本当に感謝しかありません。

大変遅くなってしまいましたが、二次試験の報告をさせて頂きます。少しでも今後受験される皆様のお役に立てれば幸いです。

受付開始の5分前くらいに会場へ。既に受付を開始しており、受付を済ませて最終確認。時間になって入室するとリキュール二種のみテーブルに。論述試験が始まってから白ワイン二種と赤ワイン一種が配られました。

白ワイン1
解答 フランス ミュスカデ 2019

外観は淡く粘性も弱い。香りは柑橘のニュアンスを感じるものの控えめな印象。ソーヴィニヨン・ブランの青さ、リースリングの白い花、甲州の吟醸香なども感じ取れなかった為、消去法でミュスカデの想定で進めました。
味わいも酸は感じるものの全体的に弱くスリムな印象、余韻も短く香りでイメージしたままミュスカデを選択。
生産国はフランスに。2018年のフランスは全体的に力強い印象と聞いていたので収穫年は2019年としました。→ワインが冷たかったのか、閉じ気味だったのか。ソーヴィニヨン・ブランの青さは後から出てくることがよくあります。

白ワイン2
解答 フランス シャルドネ 2017

外観はレモンイエローとイエローの中間くらいで粘性はやや強め。ひとまず、シャルドネかゲヴュルツあたりをイメージ。
香りはなんとなく樽のニュアンスだったり洋梨や華やかな花の印象。いまいち特徴がはっきりつかめないなぁと違和感を感じながら先に進む。
味わいは外観の印象に比べて軽やか。酸はまずまず感じるけど外観の印象ほどアルコールは感じず余韻も長くはない。
いまいち決め手に欠けましたが、樽のニュアンスを信じてシャルドネを選択。生産国もこの香りと味わいで新世界はないだろうということで、無難にフランスに。2018年のシャルドネはもうちょっと力強いイメージがあったので、かといって2016年より古ければもうちょっと何かしらの特徴を強く感じられるかなと思い2017年を選択。→生産国は取れていませんが、しっかりと感じられていると思います。

赤ワイン3
解答 イタリア サンジョヴェーゼ 2016

論述試験の最中から濃い系とも淡い系ともいえない微妙な色合いだなぁと感じていた赤ワイン。粘性は強め、グラスを傾けると縁がオレンジがかっていて熟成系も想定に入れつつ先に進む。
香りは黒い果実、熟成感や複雑なニュアンスを感じ、味わいはとにかくタンニンが力強く、鋭角な印象。
シラーのような果実味は感じないし、カベルネのバランスの良さというかまとまった感じもしない。外観や香りの熟成感からイタリア、サンジョベーゼを選択。
品種発表後、ネッビオーロという答えを見て、あのタンニンの感じは完全にネッビオーロだったと正解に行きつかなかった悔しさはありつつも、非常に納得でした。→外観は淡いか濃いか微妙な感じ、「タンニンが力強く、鋭角な印象」は完全にネッビオーロの特徴です。

リキュール1
解答 ピノーデシャラント

外観は淡い琥珀色。アルコール度数は20度くらいで甘い。ホワイトポートかと思いましたが、ホワイトポートってもっと透明だったようなと思い、飲んだことのないピノーデシャラントを選択。

リキュール2
解答 ウォッカ

外観は無色。香りも味わいも若干感じるもののジンでもラムでもテキーラでもない。ということでウォッカを選択。

最後はかなり時間ギリギリになりましたが、なんとか選択肢は全て埋め、マークミスがないか確認したところで終了でした。

テイスティング対策は必勝マニュアルや大阪での直前セミナーを含め、松岡さんのこーざを頼り、合わせてソムリエ試験対策をしてくれるワインバーに通いました。いろんなワインバーに通ったので、ソムリエの方々それぞれで考え方や感じ方も違いましたが、必ず松岡さんの必勝マニュアルをベースに自分なりの解釈をしてきました。
試験では絶対に出ることのないようなワインもありましたが、主要品種には感じることのないニュアンスであったり、ワインの幅広さというか奥深さみたいなものにも触れることができ、個人的にはそのことが主要品種の理解にも繋がったと思っています。(試験前にやるのは危険なことかもしれませんが)
また、ワインバーのソムリエの方々やお店の常連さんたちにも本当にお世話になり、ワインのことはもちろん、ワイン以外の大切なこともたくさん学ばせて頂くことができました。

まだまだ実力が不十分なのは百も承知ですが、試験当日は自信はなくても、自分の力でどこまで通用するのかすごく楽しみでした。また、試験が終わった後も自分なりにしっかりとワインに向き合うことができたと思っています。結果として無事、二次試験を通過することができました。

三次試験も気を引き締めて臨みたいと思います。
そして、ソムリエとなって再び松岡様とお酒を酌み交わすことができることを願っております。

お世話になっております。

月曜日試験終了後、興奮状態と「あの解答で大丈夫か?」の不安が一気に押し寄せ、エキスパートを受験された方との情報交換も上の空。
火曜日、放心状態で仕事へ。
水曜日、抜け殻状態。仕方なく?仕事でピリピリモードに切り替える。
そして木曜日、やや抜け殻状態、「来週水曜まで待てねーよ」とイライラをチラつかせつつ仕事。

試験を迎える迄の不安と期待、そして試験本番の緊張感。数日たった今もまだ気持ちが高ぶります。
受験する側の私達と御指導、御教示される側でご一緒させて頂いたあの空気感、時間は改めていいものだなぁと。東京会場にいらっしゃったそうですが、こちら大阪会場でもそういった方のお見送りを受け、恥ずかしいやら嬉しいやら。「この年になっても、いいよねこの感じ」という瞬間でした。

前置きが長くなりました。
まず私の解答、結論からいきます。
白①:2018年/フランス/Sauvignon
白②:2018年/オーストラリア/Semillon
赤③:2016年/イタリア/Nebbiolo
その他のお酒①:ホワイトポート
その他のお酒②:ウォッカ

最初にグラスに軽く鼻を沿わせワイン以外の香りを取りました。
その他のお酒①はアルコール度数低、やや淡い琥珀から選択肢を見てホワイトポートにマーク。
その他のお酒②は仄かに甘いような香り立つラム(ホワイトラムが試験に出るのか?と迷い)かウォッカに絞る、後で戻ってアルコール臭が際立っており、最終的にウォッカで。

そしてワインへ、白2種、赤1種。

一気に全てのアイテムの粘性以外の外観のコメントを埋めていきました。
白①
グリーンがかったレモンイエロー、色調は淡く、若々しく軽快な印象。
白②
こちらはグリーンがかったイエロー、色調はやや濃い?かな。白①より成熟した印象。
赤③
紫がかったダークチェリーレッド、色調はやや明るく(やや濃い系と迷った挙句)、(少しだけ)若い状態を抜けたかなと。

そして一気に香りへ。
白①
柑橘から洋梨を取り、スイカズラ、ヴェルヴェーヌをマーク。ミネラル感が顕著で火打石、貝殻など。冷涼産地のソーヴィニヨン・ブランかなぁと薄々感じつつ。
白②
「マジか!何じゃこれ?」というくらいの白でした。第一印象は複雑。最初は果実香が無く、とりあえずアーモンドを感じる。そして、汗臭のような不快ともとれる香り、なかなか衝撃でした。「汗臭だから塩、ミネラルなのか?」ととらえるしかなく、石灰・貝殻・海の香りを選択したように思います。このあたりからちょっとヤケクソ。そして悩んだ末、リンゴ(水気の無いカスカスの)ととりあえず指定選択数を埋めました。香りの特徴、選択個数少なかったと思います。
この時点で樽香はあまりとらえられず。嫌気的な印象を持って次に。
赤③
開いており、複雑な印象で外観からのイメージ通り。干しプラム・乾燥いちじくなどフレッシュではない果実からドライハーブ・土・乾いた肉・なめし皮などのやや動物的ニュアンス。そして、木樽のニュアンスから熟成感が現れているを感じマーク。(必勝マニュアル通り、もうネッビオーロで決まりか?と思いつつ)香りの指定選択数多かったです。確か「10個選択」でした。

味わいと評価です。(バランスの選択数、白は1だったと思います。)
白①
アタックはやや軽め、甘みはまろやか、酸味は爽やか、そして溌剌とした感じ。冷涼産地のソーヴィニヨン・ブランを確認。
解答:白①:2018年/フランス/Sauvignon
白②
アタックはやや強め、甘みはまろやか、酸味は迷って…なめらか、苦みをしっかりと感じ、アルコールは中程度で余韻やや長い。最初はミネラル系をイメージしておりましたが、最後に(残念ながら)時間が経つにつれ、樽香が上がって来たようでした。
白③
アタックはやや強め、甘みはソフト、酸味・タンニン共に力強い。アルコールもやや強め、余韻やや長い。

最後数分見直しました。
白②
樽香が少し出始め、焦りました。見直すにしても時間が…ああ、もう無理。樽シャルドネにコメントを寄せられず、少しだけ微調整して時間切れ。
解答:2018年/オーストラリア/Semillon
赤③
香りと味わいからネッビオーロ、ただ外観はそうは見えない。外観と香り・味わいが一致せず不安を感じました。
→白①は全く問題なく取れていると思います。赤③も外観で「若い状態をぬけた」と感じていらっしゃいます。共に素晴らしいテイスティングでした。
白②ですね。しばらく樽香を取れなかったことで苦しんだようですが、アーモンドを感じた時に微かに樽香かも、あれシャルドネ?と思えればまた違ったように思います。いろんなワインがあるもので、汗香的なニュアンスもわかる気がします。セミヨンと答えていらっしゃいますが、まずまずコメントは取れていると思います。

以上、苦闘の記憶でございました。色々、突っ込みどころ満載でしょうが、松岡先生なりの評価を下して頂けませんでしょうか。

長々失礼しました、御返答お待ちしております。

宜しくお願い致します。

---後日---

お世話になっております。
無事に?協会の速報に私の名前が掲載されておりました。まだ、三次試験もございますので気は抜けませんが。ありがとうございました。

(追伸)いやー、『松岡メソッド』効きました。今年度の二次試験、「ある意味我々の術中にハマってるやん」と感じました。

いつも大変お世話になっております。

2次試験を受験した際、手応えとして「イケたかも!?」というものでした。そして、先ほどソムリエ協会での速報にて二次試験突破を確認いたしましたので、先生にご挨拶せねばと思いご連絡をさせていただいております。

今年の1月に先生のこーざと巡り合うまでは、ワインについてはほとんど知識がなく、本当にゼロからの出発でした。ここまで引っ張っていただいたことに大変感謝をいたしております。ありがとうございました。

以下、ご報告いたします。

【会場の雰囲気、レイアウト】
東京のグランドプリンス新高輪国際館パミールの崑崙・香雲でした。
私の部屋は、入室時には赤ワインとリキュール2種だけが置かれた状態、しかも他の受験生が入口付近でざわざわしつつ手元の資料等を確認しており、スムーズな入室とは言い難かったです。そして、その時私は光の加減で赤ワインをロゼと見間違え、「うわ、ついにロゼが出たか!この濃さならTabel?ロゼってどう解答するんだっけ??」と一人で焦ってしまいました…。

レイアウトは、長テーブルに2名掛け。受験者間には段ボールの衝立があるとともに、室内の照明に関しては「うーん、気持ち明るくしてもらえると嬉しいけど」というくらいでした。
室温は、3シーズン用スーツで上着を着ていて丁度良いくらいでしたので、20度弱といったところでしょうか。私は一番前の席でもありましたので、一人の世界に入りやすく受験は行いやすかったと思います。

【二次試験本番について】
2020年度のソムリエ呼称の出題は、白・白・赤の出題でした。
例年とは違い、論述試験を受けた後にテイスティングという流れであった為、論述試験中にテイスティング試験用ワインが配られました。そして、私の場合、論述3問目の「オーストリアワインのゼクトg.U.」については150字程度?書いたところで力尽きてしまったこともあり、残りの時間はワインの観察に入ることにしました。ほんとに”にらみつける”くらいの勢いで。

まず、外観の印象から。
白ワイン1

淡いとは言えない外観…かな。論述でマスカット・ベーリーAが出たけれど、甲州はない…かな。同じようにミュスカデでもない…かな。どちらかといえば冷涼なイメージ。
※先生がセミナーやマニュアルでもおっしゃっていた通り、「ワインに絶対はない」「先入観が思い込んだ香りを探して間違える」ということを改めて自戒として自分に釘を打ちながらの「…かな」です。

白ワイン2
白1と比べるとずいぶん色が濃いな。これだとシャルドネやゲヴュルツ…かな。どちらかといえば温暖なイメージ。

赤ワイン3
字が透けて見えそうだから、どちらかといえば淡い系…かな。でも、それにしては少し濃い感じだけど、濃い系ではない…かな。

と、外観を整理ができたところでテイスティングスタート。

白ワイン1
香りを取った瞬間に青いニュアンスを感じました。爽やかな青さ。もうこれはフランス・ソーヴィニヨン・ブランで間違いないと確信に似たものを持ちながら味わいで確認。
外観、香り、味わいすべてにおいて「冷涼産地、爽やか柑橘系」で違和感のない流れでしたので、フランス・ソーヴィニヨン・ブランとしてコメントは必勝マニュアル通りに解答。収穫年はとりあえず−2の2018年。

白ワイン2
香りを取ったときに「ん?」となってしまいました。それでも樽は感じました。濃い系で樽を感じたのでここはシャルドネとして進める方針にブレはないのですが、外観の濃さと樽以外の香りに違和感を感じたのです。外観はどちらかと言えば温暖、でも香りは温暖とするには弱い感じでした。ひとまず、冷涼か温暖かの判断ができないままに味わいへ。
味わいでもまた「ん?」と。フランスほど酸・ミネラルが勝っているわけでもなく、新世界ほど果実の凝縮感が勝っているわけでもない…。「うーん」となってしまったところで、一週間前に受けた直前対策セミナーで最後に先生がおっしゃっていたことを思い出しました。

「悩んだら、ひとまず後回し」

今回は手もとに時計もないため、秒単位での時間配分ができないこともあり、ここは先生の言葉に忠実にとりあえずパスして次に行くことにしました。→2020年度より腕時計を含むすべての時計の持ち込みが禁止されました。

赤ワイン3
事前に観察していた外観のイメージを持ちながら香りを取ると赤い果実でもなく黒い果実でもない複雑な香り。
外観に戻ってグラスを傾けると紫がかってない。こりゃぁ、熟成系だなぁ…。先生のセミナーで話が出たテンプラ二ーリョのアメリカンオークな感じではないし…と思いながら味わいに進むと「うわっ、渋っ!」。
私、赤ワインにこれまで手が出なかったのはこの渋さがあまり得意ではなかったことも理由の一つです。お酒を飲み始めた頃に飲んだ赤ワインは、なぜか渋み強いものばかりで、それがきっかけでどちらかと言えば白ワインばかり飲んでいました。そして、先生のセミナーの時もそうでしたが、ネッビオーロは飲むと必ず渋さで顔がくしゃくしゃになるのです…。昔ながらの梅干を食べて「うあぁ、すっぱー」となるのと同じ感じで「しっぶぅー」となる感じです。
どちらかと言えば淡い系(の中でも濃い方)で渋ければ、一週間前のセミナーでも先生がおっしゃっていた通り、そして、私の渋さセンサーが振り切れたこともあり(笑)もうこれはネッビオーロ確定です。自信満々でネッビオーロド直球の解答。収穫年は、必勝マニュアル通りの−6年で2014年。

そして再び白ワイン2
ここまで来ると、むしろ余裕が出てきました。
「白1と赤3は恐らく、大きく外してはいないはず。特に赤3は絶対にネッビオーロ。これを間違ってたら、素直にもう一年頑張れる」と開き直って白2と向き合えました。
先生が紹介していてファインズさんのマコンのシャルドネと比較して「近いけどちょっと違うよなぁ」という印象でしたので、
・コメントはフランス・シャルドネを想定
・この色調でフランスは絶対にないから、生産地だけアメリカ
と逃げを打って解答。生産年はマニュアル通りの–3年で2017年。
試験後、必勝マニュアルを見返してみると、シャルドネの項目に日本の記述が…。読み込みが足りませんでした…。

「後5分!(3分?)」の合図でワインを切り上げてリキュールへ。
…リキュールは全滅でした。笑
→こちらの方は(おそらく余裕で)二次試験を突破されました。

【自身の試験対策を振り返って】
<<試験までの準備・対策>>
1月に”こーざ”と出会い、先生に「ワインを飲んだら書く」ということを教えていただくまで、そもそも「テイスティング」なることをしたことがありませんでした。テレビのバラエティー番組を見ながら「なるほど、すごい人たちもいるものだなぁ」というまさに他人事の世界だったのです。
そのため、「何を書いたらいいのかわからない」「書いてはいるけど本当に正しいのかわからない」のないない尽くしで本当に辛かったことを今思い出しております。また、こーざで紹介されていた「ワインテイスティングバイブル」も「10種のぶどうでわかるワイン」も何度も読みました。特に「ワインテイスティングバイブル」の内容は字面でしか理解できず、すっと腹に落ちるということがないままに、7月の先生の基礎テイスティングセミナーに参加しました。

人生初のテイスティングセミナーでしたが、まぁ、わからない、わからない…。何をどう感じて、何を書けば良いのかわかっていなかったこともあり、当日は先生のおっしゃっている解説についていくのが精一杯でした。
とにかく、先生のおっしゃっている解説を、会議の議事録よろしくメモを取りまくり、帰りの電車の中で「脳内テイスティングセミナー」を開催することにいたしました。テイスティングの知識も経験も全くなかったので、先生の頭の中をコピーするイメージで、何度も何度もメモを読み返しました。そのため、セミナー終了後に先生が更新してくださるセミナーの模範コメントとその解説が私には大変役に立ちました。
先生がまず何を見るのか、どう感じるのか、そしてどう分類していくのかを、繰り返し追うことができましたので、自分の頭の中に次第に先生のスタイル(?)を作ることができたのだと思います。

ただ、この時はまだ「必勝マニュアル」も公開される前でしたので、頼りになるのはセミナーの解説と各セミナーでの模範解答のみ。そのため、毎回セミナーに出席させていただくたびに増えていく模範解答のストックを全て印刷し、ブドウ品種別、タイプ別に分類して共通項を洗い出し、”こういう時は、これ”というものを見つけるべく努力し、一つの軸にしてみることにしました。その後、必勝マニュアルを送っていただき、さらに系統立てて頭を整理することができました。

東京で開催された先生のセミナーには全て参加させていただきましたが、次第に先生の解説にもついていくことができるようになり、上記のテイスティング本の内容も次第に「腹落ち」するようになり始めた頃から、目の前の霧が少しずつ晴れていくように感じました。それでも、新世界と旧世界の違い、ブドウ品種ごとの違いを理解するにはまだまだでした。お恥ずかしながら、一次試験を終えても冷涼産地と温暖産地の違いもまだ良く理解していなかったのです。

ところが、その頃先生より、ファインズさんのテイスティングセットのご紹介があり、比較しながら繰り返しテイスティングする機会に恵まれてから、一気に新世界と旧世界の違い、ブドウ品種ごとの違いをおぼろげながら理解し始めた気がします。一本のワインを比べつつ何度も繰り返しテイスティングすることで、そこに先生の解説と実際の解答事例もあったことから、一気に前に進めたのだと。ここまでたどり着くのは大変でした。だからこそ、わかるようになった(…とは、先生の前では言えませんが。笑)時の喜びは爆発にも近いものがありました。今となっては「ソムリエ試験にチャレンジして良かった」という気持ちでいっぱいです。

東京:グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール

今年は必勝マニュアルのみお世話になりましたが、過去に2016〜2018年の3年に渡って(苦笑)セミナーも参加しております。

一昨年に続いて2度目(昨年は事情により当日欠席)のソムリエ2次試験挑戦、報告いたします。

前々日に台風が逸れてホッとし、前日は急遽勤務先が臨時休業となり、当日の朝まで論述対策とテイスティングのイメージトレーニングに時間をかけました。

入館して手をアルコール消毒。2階・3階へ上がる人達は1階エスカレーター手前で検温、1階での受験者は扉が開いてからの検温でした。私は一階でしたので松岡先生をお見掛けする事はありませんでした。

長テーブルに2人掛け、テーブル中央に仕切り板あり。テイスティングアイテムはその他のお酒の2種のみが置かれていました。室温はTシャツに一枚長袖を重ねて丁度良いくらい。照明は白い光りで、練習を積んだ自宅と変わらない感じです。

論述試験解答中に赤ワイン3、白ワイン2、白ワイン1の順に配られる。

赤3はグラスの底が見えるくらい淡い色調、ピノ・ノワールかガメイか。白2は明らかに濃い黄色、ニューワールドのシャルドネか。白1は透明に近い、リースリングか、ミュスカデ、甲州か。

どのワインも気泡はなく、スクリューキャップではなくコルク栓だろうなと思いながら、白1から臨む。

白ワイン1
第一印象は華やかな白い花の香り。酸はそこそこ、アルコールは高くなく、青さも感じない。フランスのリースリングの線で一気にマーク。

白ワイン2
樽のニュアンスを期待するもまだ香りは開いていなかった。グラスを回し手のひらでグラスを温める。その時「10分経過」の合図。
先に味わいを確認。ニューワールドっぽいまろやかな酸味。余韻にやや甘みがあるか。温暖産地で確定。香りを再確認、やや樽の感じが出てきたか。アルコールは中程度だと思うが第一印象を信じアメリカのシャルドネで一気にマーク。

赤ワイン3
ピノ・ノワールであってくれと願いながら香り確認。キャンディ香もなければ濃い系黒ぶどうの複雑さでもない。味わいも、やはりカベルネやシラーの強さは感じられないし、ガメイやベーリーAほどシンプルでもない。ニューワールドだと言い切れるほどのアルコール感もなく、フランスのピノ・ノワールの線でマーク。

ここまででおよそ25分経過。

その他のお酒
当たればラッキー、ピノー・デ・シャラントとテキーラを選択。
→読ませていただいた限りでは、ギリギリどちらに転んでもというところでしょうか。報告が短いのが感じていることが少ないのか、スピーディさを意識しているのかわかりませんが、イメージ先行型のように感じます。

【テイスティングを終えて】
今回は今までとは違い、吐器無し時計なしで受験前から不安は拭えませんでした。ただ、2年前の一度目の挑戦では吐器を使う習慣はなかったので、あの時の自分と同じかぁ(笑)と気楽に考え、テイスティングの時間配分を重要視しました。自宅でのテイスティングではマークを終えた時点での時間を測ると、慣れたもので一アイテムあたり6分程度で終える事が出来ていたので本番でも時間だけは大丈夫だと思ってました。実際にマークミスの見直しは2回できました。そして、ブドウ品種がハズレてもコメントの方向性は大きくズレていないと信じております。

さきほどまで充実感とやり切った気持ちでいっぱいでしたが白1はソーヴィニヨン・ブランかもしれない…白2はシャルドネじゃないかもしれない…赤3はピノ・ノワールじゃないかもしれない…とTwitterでの他の受験者のツイートを見て不安が募っております。(苦笑)

【マイルール】
ヴィンテージに関して、白は-3、赤は淡ければ-3、濃ければ-4で決めてました。テイスティングスタイルとしては外観→香り→味わいの順に素早く確認して、結論付けてから一気にマークすることにしました。外観は…香りは…とその都度手を止めることはしないようにするということです。また必勝マニュアルで覚えた用語の中から、その品種の特徴的な香りのコメント、他の品種ではほぼ選択されない用語はなるべく選ばないよう心掛けました。

---後日---

2次試験を突破しました。本当にギリギリだったかと思います。それでも通過は通過です。松岡先生の厳しいご指摘があるかと思いますが、しかと受け止めつつ、2次通過者として胸を張って3次試験に臨みます。ここまで来たら、3次は一発で突破したい!なにしろ初受験は6年も前の2014年。2018年に1次試験に突破するまで意地でスクールには通いませんでした。2018年2次敗退、昨年はテイスティング講座をスクールで受講するも事情により試験当日欠席。気付けば今年でソムリエ呼称試験挑戦7年目のベテラン(苦笑)。また3次試験後、報告いたします。

白ワイン1
淡い系でグリーンがかったレモンイエロー。にしては、粘性が少し強く感じられて、新世界のソーヴィニヨン・ブランかリースリング?と予想して香りへ。

香りは、柑橘系にも白いお花系にもとれる何とも悩ましい感じでした。しばらく柑橘系?お花系?と悶々としましたが、私にとっては華やかな香りの方を強く感じ、リースリングと予想しながら味わいへ。

一口飲んだ瞬間に、あの松岡さんセレクトのドイツ・リースリングを思い出し、コメントを取りました。
酸もあるのですが重心の低いとろりとした感じで、残糖のあるリースリングなら強めの粘性もありかなと思いました。→確かに2018年のフランスは暑く、白い花系のニュアンスや華やかさを取ってしまうところまでは理解できます。ただ、ドイツ・リースリングの残糖までとると行き過ぎです。
解答:ドイツ・リースリング・2018

白ワイン2
濃い系のイエロー。粘性もしっかりしていて、新世界のシャルドネだといいなーと思い香りへ。

そして、しっかり樽を感じたので、シャルドネに決定!樽香がプンプンしていたのでアメリカと思ったのですが、味わいがなんとなく物足りない感じがしました。
アメリカのシャルドネは一口目からガツンとくるイメージなのに、それに比べるとちょっと控えめな気が。ですが、冷涼産地のフランスにしてはボリュームを感じたので、次にオーストラリア?とかも思いましたが、オーストラリアにする根拠が私には思い浮かばなかったので、ここはアメリカのシャルドネをイメージしてコメントを取りました。→強弱をしっかりと感じられています。違和感の感じ方まで素晴らしいです。
解答:アメリカ・シャルドネ・2018

赤ワイン3
並べられていた状態では濃い系かと思っていましたが、手に取ってみるとワイン越しに文字がうっすら透けて見えました。これは淡い系?と思いつつも、粘性も比較的しっかりめで、おやおや?と思いながら香りへ。

すると、薬品っぽい香りがして、これは!と一口飲んだら、ギシギシ感がすごく、模擬試験セミナーで飲んだネッビオーロを思い出しました。外観が熟成感をあまり感じられず悩んだのですが、薬品っぽい香りとギシギシ感でネッビオーロと決めて、コメントを埋めました。
解答:イタリア・ネッビオーロ・2016

ここで残り15分弱ぐらいでしょうか。その他のお酒へ。

一つ目は琥珀色、二つ目は無色透明でした。
その他のお酒は捨てていましたので、まず知っている名前が並んでいる二つ目から。一口飲んで、テキーラかなと思いました。
一つ目に関しては、飲んだこともないお酒ばかりで、試飲したところでわかるはずもないと諦め、なんとなくホワイトポートに。

そして、残り10分を切って、見直しへ。
白1に戻るとさっきより柑橘系の香りがするようなしないような。でも、ソーヴィニヨン・ブランにするほどの青っぽさを感じられず、味わいもリースリングのとろりとした感じの印象が変わることはありませんでした。
残り時間から考えてもマークを直して、以前のようにミスったら怖いなと思い、大きく修正はせずにリースリングとしました。
白2と赤1は再度確認しても、最初に決めたものから特に違和感なし。見直しをおえると残り3分のアナウンスがありました。

17時のテイスティングアイテム発表までにこの内容を書いておいたのですが、結果を見て白1で全く反対を答えていてショックでした。
そして、そのショックのせいか、この報告よりもっと詳細に書いていたものを間違えて破棄してしまいました。笑

個人的にはギリギリの合格だったかなと思います。悔しいのは白1です。今思えば柑橘系の香りも感じてたのに、ドイツ・リースリングを思い出し、そのらしさを自分で探しに行ってしまったかなと思います。
スッキリ爽やか系なのに、味わいでも甘く華やかな感じに取ってしまい恥ずかしい限りですが、これでワインがわかったと勘違いするなよというメッセージだと自分を戒めます。
白2と赤3はそこそこ自信を持って答えられたので、白1の結果次第だなとドキドキしており、もしかしてこーざ3年生か…?とか不安になりましたが、無事二次通過で本当に嬉しかったです。

ご報告いただき誠にありがとうございました。もう少しいただいた報告があるのですが、申し訳ございません、今年はもう時間が取れず公開を断念しました。また、論述等の報告も全くアップすることができませんでした。ただ、来年度の方のためには必ず役立てますので、お許しください。

そして、次回、2020年度の最終回です。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 






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