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ソムリエ試験二次のテイスティングを振り返る~2021年度エキスパート呼称編 1

2024/08/16
 
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エキスパート呼称、第一回スタートです。

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※表紙は急斜面に続くコンドリューの畑



ソムリエ試験二次のテイスティングを振り返る~2021年度エキスパート呼称編 1

 

出題アイテム
1 2019年 フランス リースリング
2 2019年 フランス ヴィオニエ
3 2017年 スペイン テンプラニーリョ
4 2018年 チリ カベルネ・ソーヴィニヨン
5 テキーラ

目を引くのはヴィオニエでしょうか。近年、それほどは華やかではないリースリングが出題される一方で、より華やかなトロンテスが二回出題されてからのヴィオニエ。この「より華やかな」タイプを意識する必要があるのかもと、もうすでに来年のことを考え始めております。

また、テンプラニーリョですが、二回連続(その前は2016年出題)であまりアメリカンオークを感じないそして、それほど熟成感を感じないものが出題されました。となると結構「赤い」ニュアンスを感じます。
昨年度のネッビオーロとサンジョヴェーゼも同じく熟成感から判断して…というタイプではなかったことから、よりブドウ品種の特徴をとらえて解答する必要がある流れになってきているのかなとこちらも来年度以降、意識する必要があるかもと思い始めております。

さて、テイスティングアイテム発表の前にいただいたいくつかのご報告から始めます。

3度もテイスティングセミナーに参加させて頂きました。たった今、二次試験を終えましたので報告します。

白ワインx2、赤ワインx2、透明な液体x1が並んでいました。オリエンテーション中はワインの外観を凝視します。

白ワインは二つともグリーンがかっているとまではいかないけど、そんなに濃いという印象でもない。どちらも似た色調で悩ましいなと思っていました。
赤ワイン二つも濃いとも淡いともつかない感じで、こちらも悩むタイプだろうなと思っていました。

試験開始

白ワイン1
外観から比較的温暖な地域だろうとイメージしていましたが、香りの第一印象が華やかで蜜の感じでした。また、酸がかなり強く、アルコールのボリュームはそこそこという感じでしたので、華やか系のRiesling、産地はフランスとしました。

白ワイン2
こちらも温暖地域だろうと思い、香りを取ったところ白ワイン1より華やかなイメージ。昨年のトロンテスの嫌な思い出が頭をよぎりました。ただ、味わいをとったところ、酸がほとんど感じられませんでした。アルコールは中程度でしたので、品種としてはViognierとしました。ただコメントとしてはViognierについてはほとんど覚えていなかったため、華やか系Rieslingのアロマティックが強い感じにしたつもりです。産地はフランスとしました。

赤ワイン3
外観から新世界のPinot Noirであったらいいなというイメージで、香りも華やかでした。味わいを取った所、新世界的なボリュームは感じられず、甘味も控えめでした。赤い果実もあるが、熟成のニュアンスも感じられ、また、タンニンがかなり強かったということで、Nebbioloとしました。産地はもちろんイタリア。

赤ワイン4
外観からは赤い果実も感じられる熟成系なんだろうなと思いながら香りに進むと、想像通り熟成系の雰囲気が。ただ、決定的な香りをとらえることができず味わいに行ったところ、???。一度このワインから離れ、前の三つのワインのマークの確認を行いました。

再度、このワインに戻って来たところ、何か物足りなさを感じてしまいました。ただ、濃い系、淡い系の主要品種ではないことは確信して、スペインとイタリアの熟成系に絞っていましたが、時間が経つとアルコール、果実、タンニン全てが軽く感じられました。最初に飲んだ時は赤ワイン1の直後に飲んだため、その印象が残っていたのかもしれません。赤い果実を含む軽めのコメントとし、樽についても軽めのコメントを選択しました。最終的に日本のMerotを選択しました。
→赤4はかなり新世界的であったと他の方はおっしゃっています。でも、問題なく合格です。

その他のお酒
選択肢は、ウオッカ、ホワイトラム、泡盛、テキーラでした。香りが強く、泡盛とホワイトラムの二択ですが、泡盛っぽい香りが感じられなかったことと、甘い感じが残ったのでホワイトラムとしました。

後ほど補足するかもしれませんが、まずは速報まで。

ーーー後日ーーー

お陰様で無事合格していました。今後は私なりの形で恩返しさせて頂きたいと思っておりますので、私でできる事でしたら何なりとお申し付け下さい。

”いざ出陣”のエールを心に刻んで。

パニックにならず受験できました。ありがとうございます。😊

さて、先ほど二次試験が終了しましたので報告します。でも、まだソムリエ協会の正解はわからないです。

*吐器のコップ今回ありました!
*カラーペンは使用不可(私は○△で区別して記入しました)
*HB以上の鉛筆はダメ
*リキュールへの加水は禁止

受験番号の表示がホテル案内版と違っていて、ソムリエ呼称の会場とエキスパート呼称の会場を行ったり来たりしてしまった。

白ワイン1
私の解答:ドイツ リースリング
粘性はやや軽め。香りは白いお花から花の蜜。柑橘もありましたが、白胡椒やヴェルベーヌを感じリースリングをイメージ。重心の低い酸を感じ、ドイツのリースリングに。

白ワイン2
私の解答:フランス ゲヴュルツトラミネール
色調は白1よりやや濃いめで、グリーンがかったイエロー。粘性はやや強め。こちらも白い花系の華やかな香り。マスカット、ライチ、香木など。白1と同様に重心低め酸、先日の模擬試験セミナーのグリューナーが頭をよぎりましたが、もっと酸が溌剌だったはずと思いゲヴュルツトラミネールにしました。(選択肢にグリューナーもありました)

赤ワイン3
私の解答:日本 カベルネ・ソーヴィニヨン
色調は縁がやや明るめのラズベリーレッド?でもグラスを傾けるとうーん紫?他の席のグラスは紫に見える。ピーマンはあるけど他の特徴がぼんやりで酸、アルコール、渋みが中庸。日本のカベルネ・ソーヴィニヨンにしました。

赤ワイン4
私の解答:イタリア ネッビオーロ
色調は縁まで濃い紫。粘性強めで、グラスにべっとり。香りの第一印象はコーヒーや焦げ臭。お花はスミレ系。果実のことがすっかり抜ぬかして、なめし革。味わいから鉄分を感じ、その後の渋み、アルコールの強さからアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンのイメージでコメントを選択したのに、何を血迷ったか、ブドウ品種のところでネッビオーロ?を選択。外観や香りの第一印象で完全にアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンをイメージしているのに…。どうして!ばかっ!集中力が切れてしまった。
→赤4はコメントを(カベルネ・ソーヴィニョンで)選択した後、最後にブドウ品種だけ間違えたんですね。コメントが取れているなら問題なく合格です。

その他のお酒:泡盛

合否判定を心静かに待とうと思います。

いつもお世話になっております。
先日のセミナー、懇親会では大変お世話になりました。本日、無事にエキスパート二次試験を終えることができました。

記憶の新しいうちに、受験報告をさせていただきます。結果は正直なところ、自分の経験不足を感じました。

・自分のルールについて
①よくわからない時は、すぐに飛ばして次に行く。
②よほどの確信がない限り、主要6品種+αの中から選ぶ。
③ブドウ品種に固執せず、酸とアルコールを意識して考える。

このように決めていましたが、緊張していた本番の中で、酸とアルコールのボリュームを正しくとらえられたかは自信がないです。

・選択数の変化について
白ワイン
色調:2つ→1つ 香りの特徴・香りの印象:いずれも3つ
また、香りの第一印象の「心地よい」がなくなり、「フレッシュな」に変更され、バランスの「溌溂とした」がなくなっていました。

選択数やコメントが多少変わることは想像していましたが、白ワインの変更は、個人的には大きな変化だと感じました。
また、赤ワインでも香りの特徴がいずれも4つずつに変わっていました。

・自身の試験を振り返って
オリエンテーション中に外観をじっくりと観察。
白ワインは2つとも同じような色調で、一般的な白ワインのレモンイエローか。甲州、ミュスカデ、また、アメリカのシャルドネは可能性が低いかなと。

赤ワイン1は淡くないけど濃いとも言い切れない…いやな感じ。赤ワイン2は濃いけどMAX濃いわけではない…でも、カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーであってほしいと願う。

試験開始後、4種類の外観をまとめて先に取り、白ワインから取りかかる。
白ワインはどちらも粘性がやや強め、赤ワインはどちらもやや強めだが、赤2がより強い。

白ワイン①
香りの第一印象は控えめで、温度が低めなせいかまだよくわからない。少なくとも新世界はないかな、と思いつつ後回しに。カイロで温めておいた手でグラスを包み温めておく。

白ワイン②
香りの第一印象は柑橘。スッキリ溌剌系であってほしいと思いつつ、温度が低めなので、これも後回しに。

赤ワイン①
一番いやな色調で悩むタイプ。香りを取るも、フレッシュな果実は取れない。閉じているのかどうかすらわからず難しいので後回しに。

ここで水を一口飲んだのですが、焦りか緊張か、マークシートに結構こぼしてしまう。でも、落ち着いて係の方を呼んで、ハンカチで拭いてもいいかを尋ねると、係の方が自分が拭きますとのことで丁寧に拭いていただいた。→素晴らしい対応です。なんとかなるものなのでパニックにならないことが何よりも大切です。

赤ワイン②
何もかも後回しにしてしまったので、そろそろ頑張りたい。香りの第一印象は複雑、さまざまな香りがする中で、黒系果実が取れた。果実味や樽香の強さから新世界かなと思いながら一口飲むと、アルコールのボリュームを感じ新世界とする。
カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーを考えながらより慎重にテイスティングし、その複雑さの中にピラジンの青さ、茹でたそら豆のような独特の青さを感じた。ということで、
私の解答:【2018 チリ カベルネ・ソーヴィニョン】→この複雑さの中から「ピラジンの青さ」「茹でたそら豆のような独特の青さ」を感じられたことは素晴らしいです。

(戻って)白ワイン①
温度はちょうどよくなってきたので改めて香りを取る。明らかに樽香はなく、青さは感じ取れない。味わいからは酸やアルコールのボリュームから冷涼産地をイメージ。
私の解答:【2019 フランス リースリング】
→ここはもう少し記述が欲しかったです。どこかでリースリングらしさを感じたのか、もしくは「樽なし」「青さなし」=リースリングで選んだのか。でも、ある意味シンプルでいいのかもしれません。

(戻って)白ワイン②
温度が上がってから香りを取ると、ハーブのような香りと胡椒?のようなスパイス香を感じた。口に含んでみると、アルコールのボリュームはやや強め。樽のシャルドネっぽくはない。アルコールは強めなものの、酸とミネラルも感じられ、余計わからなくなる。
スパイス香からゲヴュルツを疑うも、ライチやキンモクセイのような強い香りまでは取れない。数回しか飲んだことのないヴィオニエを選ぶ勇気はなし。違和感を感じつつも、取れたハーブの青さから主要品種を選ぶことに。NZの夏の草原のような香りは取れず、温暖化の影響と、ゲヴュルツかヴィオニエかもしれないので産地はフランスに。
私の解答:【2019 フランス ソーヴィニョン・ブラン】
→素晴らしい的確なテイスティングでした。そして、そしてソムリエ試験的にもパーフェクトな解答です。違和感を感じつつも、自分の知っているところ(ブドウ品種)になんとか導くことができる。近年、やや難しくなりつつある二次試験において最も必要な力だと思っています。

(戻って)赤ワイン①
時間がたっても、香りがあまり取れないまま。口に含んでみても、酸も強いとも言い切れず、アルコールのボリュームもあまり感じられない。(自分が飲んできた)ピノではない、カベルネ・ソーヴィニヨンでもシラーでもない気がする。
熟成系を疑うも、ヴァニラ香は取れないし、酸味や渋味からもよくわからない。
私の解答:【2018 日本 メルロー】→熟成系はヴァニラ香だけではないですけどね。

その他のお酒
選択肢 ウォッカ ホワイトラム 泡盛 テキーラ
私の解答:【テキーラ】

以上のとおりです。セミナーではある程度、冷涼と温暖の差を感じられつつあると思っていたのですが、本番ではあまり自信を持って判断することができませんでした。

もしかしたら来年もお世話になるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。→白2のコメントをどこまで強く取れたかがポイントですが、問題ないでしょう。

ーーー後日ーーー
結果は、おかげさまで合格でした!

今思い返せば、実践セミナー後の懇親会において、暖色照明下で赤ワインの色調を取ることができなかった私に、「ピノ(の色調)ではない」とアドバイスを頂いたことが印象に残っています。そして、本番でよくわからない赤ワイン(テンプラニーリョ)が出題されましたが、少なくとも「ピノではないな」と意識することができました。

また、「白ワインのポイントはリースリングを理解できるかどうか」と教わったおかげで、
リースリングのテイスティングを何度も繰り返したことも、本番での正答につながりました。

まだまだやっとスタートに立てた段階ですが、これからも自分なりに、ワインを探求していきたいと思います。本当にありがとうございました。

また、遅ればせながら、先生のインタビューが掲載されているソムリエ協会の冊子を読ませていただきました。数ページの記事ではありましたが、先生のワインと料理のペアリングに対するお考えやサービス意識に感銘を受け、改めて先生と出会えたことを嬉しく思いました。

今後ともよろしくお願いいたします。

2年に渡り大変お世話になりました。テクニカルはもちろんメンタルのケアも「こーざ」は素晴らしいと思います。ありがとうございました。記憶が薄れる前に来年受験する方を思い、恥を忍んでご報告します。

昨年に続き最前列。他人の外観を覗き見る事ができません。また、天井が折り上げになってる関係で周辺部は照明が悪い。気を取り直して、最後のメッセージ「落ち着いて、素直に、シルプルに」を思い出す。

白ワイン①
正解:リースリング・フランス・2019

外観はレモンイエロー。やや濃く見えます。白②もほぼ同じ色調です。若干の吟醸香。アルコールはやや軽めで冷涼産地・柑橘系をイメージ。リースリングの酸の重さはない。酸が豊かでシュワシュワしている。ここで、甲州かミュスカデかと。そして、色調に全く赤みがなく、香り味わいのぼんやり感もない為、ミュスカデ・フランス・2019と解答。
→他の方の報告を読むと、甲州・ミュスカデの「もの足りなさ」ではなかったように感じます。

白ワイン②
正解:ヴィオニエ・フランス・2017

やや濃いめのレモンイエロー。若干の樽のニュアンスとほのかにパッションフルーツの香り。アルコールは中庸な感じで、冷涼地を予想するもトロピカルな雰囲気に戸惑う。また、強烈なミネラル感を感じ…迷う。ヴィオニエを予想するも冒険は避けたい。冷涼産地のシャルドネに。シャルドネ・フランス・2019で解答。→ここは悪くないです。

赤ワイン③
正解:テンプラニーリョ・スペイン・2017

外観は”淡い系”に分類される中では少し濃いかなという感じ。土、キノコ、紅茶の香り。新世界の強さはなく、チャーミング。ピノ・ノワール・フランス・2018で解答。
→確かにこのワインは難しいように思います。でも、果実ではなく、土・キノコ・紅茶ならピノじゃなくて…。

赤ワイン④
正解:カベルネ・ソーヴィニョン・チリ・2018

濃い系にしては淡く、淡い系にしては濃いといういわゆる悩む感じのタイプ。コーヒーのニュアンス、樽感あり。全体的に青さを感じ、カベルネを連想させる。複雑さはあるものの甘味が足りない。よって、カベルネ、シラーの強さはなく、新世界でもない。ただ、渋味が強い。よって熟成系で検討。テンプラと迷うも渋味からネッピオーロを選択。イタリア・2016で解答。→「青さを感じ、カベルネを連想させる」と感じていらっしゃるのにもったいない。ネッビオーロに青さはありません。また、「コーヒーのニュアンス、樽感あり」は新世界の特徴です。熟成系をイメージする理由がなく、他の方の報告を見ても軽さはあったものの新世界的であったようです。

全体的に強弱のとらえ方が中途半端で、さらにセオリー以上にブドウ品種探しに意識が言ってしまっているように感じます。

その他のお酒
正解:テキーラ

ウォッカではない。ホワイトラムは知らない。テキーラはもっと単純な味かと。泡盛を選択。
→うーん。正直厳しいかも…もしくは、どちらに転んでもという感じでしょうか。良い方であることを心よりお祈りいたます。

ーーー後日ーーー

残念ながら不合格通知が届きました。2年に亘り大変お世話になりありがとうございました。取り急ぎご報告と御礼まで。
→そうですか。とても残念ですが、結果は受け入れるしかありません。なんといいますか、もっとシンプルに考えてはいかがでしょうか。あと、全体的に強弱のとらえ方が弱い気がします。

二次のテイスティング回顧を送らせていただきます。こーざに自分の回顧が載るのが夢でした。笑

僕はスクールに通っていたので、メインの勉強はそちらでしたが、こーざは副読本的に読ませていただいておりました。とくに、講義に入る前のコラムが好きでした。二次対策マニュアルは去年、今年と購入させていただきましたが、セミナーは平日だったので参加できず…。

では、さっそく2021年のワインエキスパート受験報告です。

雅叙園にて。部屋は思ったより寒くない。照明も暖色系ではなく、見やすい。

まずは、選択肢数が変わっていないか、コメントの変更がないかをチェック。なんと、白ワインの色調が一つ選択、香りの印象が3つずつ選択になっていることに驚く。

さて、試験開始。「香りは騙すけど、味わいは騙さない」と心で唱えて、いつも通り赤ワインからスタート。

赤ワイン3
外観は濃い系だけれども、やや縁の紫が弱いなぁと思った。オレンジとまでは言えないけど、赤黒行ったり来たり系を想定。このタイプのサンジョベーゼ、メルロ日本、カベルネ・フラン、ガメイ、ジンファンデルのうち、ジンファンデルとカベルネ・フランは選択肢にないことを確認。

香りは、ピラジンもなく、メントールはわずかに、樽はあるもののヴァニラは感じなかった。タンニンはまぁまぁ、酸もほどほど。13.5%と考えて、いずれも中途半端で、2018年/日本/メルロを選択。一応、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーに転んでも良いように選択肢は選びました。(正解は2017年テンプラニーニョ。色からも香りからもまったく想像できませんでした)。→難しいと思います。

赤ワイン4
紫がかった濃い系で決まり。香りにはヴァニラの樽香があり、ピラジンはあまり感じず、アルコールは14%くらい。品種としての可能性は、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、もしかしたらシラーズ。ややアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンとしては弱いかな…オーストラリアのような気もするけど、安全策で2018年/アメリカ/カベルネ・ソーヴィニヨンを選択(正解は2018年チリCS)。

赤ワインを終えてから白ワインへ
外観は白1と白2共に緑が強くはなく、コテコテの黄色でもなく、白2の方が少し黄色が濃いかなという感じ。白ワインの色調のコメントは1個しか選べなくなったので、白1はレモンイエロー、白2はイエローに。

白ワイン1
アロマティック系だけど、草は感じず、ペトロールも感じませんでした。このような時は、冷涼柑橘系の選択肢を選んで安全を取る。ただし、味わいでは、酸が高かったので、リースリング。2019年/フランス/リースリングを選択(正解でした)。→青さがありませんでしたしね。

白ワイン2
香りがスーパーアロマティックで、トロピカル。ゲヴェルツ、トロンテス、ヴィオニエを想定。このような時は先にに味わう。残糖がある。そこで、ゲヴェルツトラミネールに行きたいところでしたがライチがとれず、何よりアルコールが13.5%くらいと強め。アルコール度数の高いゲヴェルツトラミネールは選べず、思い切って2019年/ピノグリを選びました。正解は2018年ヴィオニエ。ヴィオニエには残糖がないと理解していたので、どうしても選べませんでした。でも、選択肢は、3つのアロマ系のどれでも正解になるものを選んだので、点数的には問題ないと思います。→ソムリエ試験的に問題ありませんが、ピノ・グリはそこまでアロマティックではなく、残糖も基本ありません。私のアルザス・ピノグリのイメージは「青い梅(梅干しとして漬ける前の梅)」です。

その他のお酒
選択肢はウォッカ、ホワイトラム、泡盛、テキーラ。香り的にはテキーラっぽかったのですが、アルコール度数が40度なく、30度未満に感じ、泡盛の栗のような感じとはちょっと違ったのですが、自分の舌を信じて、泡盛を選びました。

全体的には、典型的ではないアイテムも多く、選択肢数やコメントも変えてきて、意地悪だなぁと思いました。品種の第1候補が外れても、第2候補、第3候補を考えて、転んでも大丈夫なようにコメントの選び方をトレーニングしてきましたので、なんとかなりそうな気もしています。→問題なく合格です。

いつも、こーざの膨大情報量に敬意を表しております。ありがとうございました。大阪の先生のお店にも伺ってみたいです。

ーーー後日ーーー

本日発表があり、無事合格していました。

「素晴らしいテイスティングでした。豊富な経験を感じます」と言っていただけただけで、うれしかったです。ワイン初心者で、半年の詰め込み勉強でここまで来ました。いただいた呼称にはずかしくないようにワインの経験を積んでいきたいと思います。

 

お世話になっております。昨日ワインエキスパート2次試験を受けてきました。

1次試験から”こーざ”を頼りに、2次試験は必勝マニュアルとセミナーの解説を熟読し、自主トレをして臨みました。本来はセミナーに参加したかったのですが、時節柄、仕事の都合でやむなく断念。先輩方のテイスティング報告もとても勉強になりましたので、何かのお役に立てればと思いご報告します。

会場は大阪のホテル阪急インターナショナルでした。小宴会場のような部屋で、席は3人掛けくらいの机に左右交互に1人ずつでした。

白ワイン
白①②を手に取り、外観をチェック。着席時から照明の強さが気になっていましたが、光の加減のせいか色調と濃淡を取れず…。

白ワイン①
香りの第一印象は、閉じ気味。わかりやすい白い花や樽のニュアンスは感じない。味わいは、酸が強めでアルコールやや軽め。柑橘系の冷涼寄りでコメントを取ることに。

香りで、開いている/控えめの二つを選び、どちらか1つ取れればと、また、若々しい/ニュートラル/第1アロマで、この2つは矛盾するものの、他にピンと来るものがなかったので、こちらもどれかが取れればいいなという感じです。

収穫年は、白はマイナス2年で決め打ち。生産地とブドウ品種は、柑橘系の冷涼寄りのものから選択。ソーヴィニヨンの青さはない。甲州の吟醸香もない。必勝マニュアルにないアリゴテは検討外。シュル・リーのニュアンスを感じなかったことや、アフターフレーバーのほのかな花の香りが気になったものの、消去法で。
《解答》 2019、フランス、✖️ミュスカデ
《正解》 2019、フランス、リースリング
→閉じ気味のリースリング、難しいです。(この白ワインは瓶差があったんですかね)ですから、上記のテイスティングで問題ありません。

白ワイン②
香りの第一印象は、開いていて華やか。ふんわりした白い花のニュアンス。白桃以上の果実は感じず。味わいは、ほどほどの酸味で、アルコールは中程度。
選択肢に温暖&華やか系の品種が3つもあるのが気になったものの、そこまでの強さはないと判断。お花系の冷涼寄りをベースに、(まろやかさも感じたので)若干強めにコメントを取ることに。

白い花系の冷涼寄りで選択肢にあるのはリースリングのみ。若干強さも感じたので、温暖寄りの印象もあるフランス(アルザス)かなと。ドイツだともう少し弱いはず。ペトロール香がないので、ペトロールを感じやすいオーストラリアも外す。→オーストラリアがペトロールを感じやすいですか?
《解答》2019、フランス、✖️リースリング
《正解》2019、フランス、ヴィオニエ

赤ワイン
赤③④を手に取り、外観をチェック。
赤③はラズベリーレッド寄りだけど、やや濃い。赤④はダークチェリーレッドで濃いめ。赤③④とも縁がオレンジとまでは言えず、熟成系ではない印象。

赤ワイン3
香りは、赤系果実。熟成系のニュアンスを感じず。味わいは、酸味はそこそこ、アルコールは中程度。外観がやや濃いのが気になったものの、赤系果実系の冷涼産地をベースに、若干強めにコメントを取ることに。

収穫年は、赤はマイナス3年で決め打ち。生産地とブドウ品種は、ピノほどの余韻の長さはない。MBAほどのイチゴキャンディー感もない。濃いめのガメイならあり得ると判断。
《解答》 ✖️2018、✖️フランス、✖️ガメイ
《正解》 2017、スペイン、テンプラニーリョ

赤ワイン4
香りは、黒系果実、強い樽香。熟成系のニュアンスを感じず。味わいは、酸味はなめらか、アルコールは強めで、新世界確定。黒系果実の温暖寄りでコメントを取ることに。

生産地とブドウ品種は、必勝マニュアルにないマルベックは検討外(紫の強さもない)。オーストラリアのユーカリは感じず。アメリカほどの色の濃さと味わいのパワフルさもない。新世界でも高地のチリかと。
《解答》 2018、チリ、カベルネ・ソーヴィニヨン
《正解》 2018、チリ、カベルネ・ソーヴィニヨン

その他のお酒
選択肢は、ウォッカ、ホワイト・ラム、泡盛、テキーラ
全て無色系なので、外観では絞れず。香りは、強いアルコール感と若干の甘い香り。ウォッカはアルコールそのものみたいな香りのはず。テキーラや泡盛のクセのある感じでもない。味わいは、ガツンと強いアルコール度数とほのかな甘味。ラムは去年出たので、ノーマークだが、消去法的に。
《解答》✖️ホワイト・ラム
《正解》テキーラ

【反省点】
白①②は色調・濃淡を取れずに混乱し、赤③はラズベリーレッド寄りの色調に引き摺られ、香りさらにはワインの強弱まで弱く取ってしまいました。その結果、ワインのタイプ分けを間違い、その先の品種やコメントもズレることに。目の前のワインの1つ1つの要素をしっかり感じることの大切さを痛感しました。

今回ダメだった場合、来年はセミナーに参加させていただきますので、その節はよろしくお願いいたします。まずはご報告とお礼申し上げます。
→白1、白2の微妙なズレは気になります。ただ、赤はガメイにしては強めにコメントを取られているので…。ギリギリイケるんじゃないかと。

ーーー後日ーーー

お世話になっております。
ワインエキスパート、無事合格しました。こーざと必勝マニュアルでご指導いただいたおかけです。喜びを噛みしめつつも、先生にコメントいただきましたようにギリギリでの合格ですので、さらに精進したいと思います。この度は誠にありがとうございました。

お世話になります。
昨日、ようやく二次試験も終わりほっとしているところです。今回の二次試験のご報告をさせていただきたく、メールさせていただきました。

日々の”こーざ”の激励のお言葉がとても励みとなりました。また、昨年までの皆様の受験報告を読ませていただき、しっかりとイメージトレーニングもできたと思います。セミナーにもぜひ参加させていただきたかったのですが、都合がつかず残念ながら参加は叶いませんでした。

元々、ワインは好きで飲んでいましたが、二次試験に出るようなワインはほとんど飲んでこなかったのもあり、ブドウ品種の特徴はあまりよく知らないといったレベルからのスタートでした。ですので独学での勉強は本当に不安でしかなかったのですが、二次試験に向けて必勝マニュアルを参考にしながらテイスティングの練習を自分なりに頑張ったつもりです。

私の二次試験を振り返ってみます。

会場 ホテルグランヴィア岡山

当日は冷え込んだのでジャケットを着て試験会場に向かい、試験開始30分前くらいに到着。試験会場の部屋の外のソファで最終チェックをしながら開場を待ちました。

試験会場の中は長袖シャツ1枚ではちょっとひんやり感じるくらいでした。しかし、緊張すると汗をかいて暑く感じるタイプなのでジャケットは脱ぐことに。部屋の明るさは十分でした。エキスパート呼称は受験者20名くらいだったかと思います。少人数なので圧倒される感じはなかったのですが、やはり試験の独特の雰囲気にのまれ、だいぶ緊張してしまいました。

開場と同時に入室し席に着き、早速目の前に並ぶワインとその他のお酒の色をチェック。グラスに水滴はついておらず、すごく冷えてる感じもなさそうです。

白ワインはどちらも濃い感じではなく、淡い感じ。でも白②の方が白①よりちょっと濃いかな?どちらもグリーンがかって見えました。
赤ワインは共に見た瞬間から不安がよぎりました。どちらも自分の苦手な「やや明るい」~「やや濃い」くらいの色調。でも赤④の方が濃いかな?
サンジョヴェーゼ?ピノ?メルロ?ガメイ?そのあたりが頭に浮かびました。
その他のお酒は透明です。

白ワイン①
正解:フランス リースリング 2019
解答:オーストラリア リースリング 2019

外観はレモンイエローで淡く、粘性はやや強め。

香りはさほど強くは感じませんでしたが、開いていたかと思います。柑橘、リンゴ、スイカズラ、石灰、火打石、貝殻のコメントで。若干、ぺトロールを感じるような?微妙。青さは感じませんでした。

口に入れた瞬間、なんだかすごくアルコールを高めに感じ、「???」ってなってしまったのですが、それはおそらく緊張からだと思います。何度か口に含んでいるとやや軽めであると気づきました。冷涼産地よりのワインかな?
酸からは、先生のおっしゃる「重心の低い質感」を感じました。(これを意識して練習するようにしたらリースリングはほぼわかるようになりました)
苦味は穏やか、ミネラルもしっかり。ここでリースリングであろうと結論づけましたが、産地はだいぶ迷いました。花の香りがあまり強く感じられない気がし、オーストラリアを選んでしまいました。

後から思えば前日にも練習したアルザスのリースリングに質感は似ていたかも。ヴィンテージは白の樽系以外は-2年と決めていたので2019に。

白ワイン②
正解:フランス ヴィオニエ 2019
解答:フランス ヴィオニエ 2019

外観はレモンイエローで白①より濃い気がするけど、それでもまだ淡い方かなと感じました。粘性は強め。

香りをとると白①よりもさらにアロマティック。華やかな香りで甘いフルーツや花の蜜のようなイメージ。ライチのような香りも感じ、一瞬ゲヴェルツ?と思いましたが、ゲヴェルツほど香りは強くない気がしました。

口に含むとアタックは強めでそこそこアルコールも高そう。一瞬甘い感じもするけど残糖があるほどではなさそうです。酸味はあまり感じらず、まろやか。苦味も穏やかな感じ。

必勝マニュアルに載っていたブドウ品種以外は選ばないと決めていましたが、ここはどうしてもヴィオニエな気がして賭けに出てしまいました。マニュアル品種以外に念のために噂をされている品種も経験しておこうと1か月程前に飲んだヴィオニエとすごく似ていて(ゲヴェルツほど華やかではない、トロンテスほど酸は感じない)自分の中で②のワインをヴィオニエ以外に考えることができませんでした。

しかし、香りのコメントに関してはあまり想定していなかったのでここでちょっと混乱。ここは勉強不足でした。自分が感じ取った白桃とマスカットに加え、アロマティックよりの白バラ、石灰、
コリアンダー、花の蜜にマークしたものの方向性はあっているのか不安に。ゲヴェルツ方向のライチやアプリコットなどを選ぶべきだったでしょうか?
ヴィンテージはこちらも-2年で2019に。

白2つはヴィオニエで少し悩みながらも思い通りの良いペースで進めたと思います。ここまではまだ良かったのですが、問題は赤2つです。思っていた以上に時間がかかってしまい、焦ってずっと混乱しながらのテイスティングとなってしまいました。経験値の浅さが浮き彫りとなった気がします。

赤ワイン③
正解:スペイン テンプラニーリョ 2017
解答:イタリア サンジョヴェーゼ 2017

外観は迷いながらもやや明るめ、どちらかと言えばラズベリーレッドかな?自分が経験した中ではアメリカのピノ・ノワールっぽい色調かなと思いました。ただ、少しだけ赤みが感じ取れ、少し熟成されてるかな?とも感じました。

香りをとると、新世界っぽい香りは感じられない。甘い香りがなく、メントールも感じない。どう表現していいのか分からない香り。
ここで違和感を感じ、サンジョヴェーゼ、ネッビオーロが頭をよぎりつつも、色調がやっぱり少し濃いめのピノな気も否めない。しかも果実が赤い果実か、黒い果実なのかがうまく感じ取れず、悩んだ末、色調からとりあえずラズベリー、スミレを選択。

口に含むとアルコールはやや強めに感じる。13.5%はありそうかな?(しかし、焦りでアルコール度数もだんだん感じ取れなくなってたような気がします)
酸もしっかりある気がし、タンニンもすごく強くは思えませんでしたがサラサラとした感じではなく、しっかりあると感じました。

結局よく分からないので、ここで一旦赤④へ移って後から戻ってくることに。

赤ワイン④
正解:チリ カベルネソーヴィニョン 2018
解答:チリ カベルネソーヴィニョン 2018

外観は赤③より濃い。しかし、今まで経験した新世界のカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズよりは明るい。赤③に引き続き、またまただんだん不安に。迷いましたが、ここはやや濃いめかと判断してダークチェリーレッドに。赤みはあまり感じられず紫のニュアンスが強かったと思います。

香りをとると、これまた赤③同様に赤い果実か黒い果実かよくわからず微妙。そして、メントールやヴァニラのような香りは感じない。ローストっぽい香りのような…。これまた旧世界なのかな?

焦っていたせいでここはあまり記憶がなく(選択用紙にチェックも残せずじまいです)、ブルーベリー、スミレ、牡丹、シナモン、ナツメグ、甘草、ロースト(あと一つはラズベリーかカシスかどちらかだったと)あたりをマークした気がします。

口に含むとやや強めに感じ、アルコールは13.5%以上はありそう。白②と同じくらいかな?
酸味はそこまで強く感じず、タンニンは③と同じくらいに感じました。

焦りながらも何度も香りをとり、口中で確認している中で「これってピラジンでは?」と気が付き、さらに青さも感じるような。もしかしてカベルネ・ソーヴィニヨンかな?産地はチリっぽい?
しかし、微妙な色合いでメルロかな?とも。

”こーざ”の「メルロが出るなら日本かも」というお言葉が頭をよぎり、しかし仮に日本だとしたらもう少し度数低めなのかな?と思いチリのカベルネ・ソーヴィニヨンに。ヴィンテージは濃い系の赤はー3年と決めていたので2018に。→ソムリエ呼称でアメリカのメルロが出ましたね…。

赤④は正解発表までずっとモヤモヤでしたが、発表見てやっぱりチリのカベルネ・ソーヴィニヨンだったのかと。ピラジンと青さに気づけて本当に良かったです。

問題の赤③に戻ります。

再びテイスティングして悩んでいると「残り10分」のアナウンス。30分経過、残り20分のアナウンスをどうやら私は聞き逃していたようです。混乱の最中でワインに集中し過ぎていたんだと思います。

ヤバイ、残り10分しかない。

結局、色調、酸味、タンニン、赤っぽいニュアンスからサンジョヴェーゼに。しかし、どこかにピノも捨てきれず、ピノでもサンジョヴェーゼでもいけるかな?と残りは紅茶、土、シナモン、ナツメグ、甘草、樹脂を選んだ気がします。
しかし結果はピノでもサンジョヴェーゼでもなくテンプラニーリョだったという…。ヴィンテージはサンジョヴェーゼは-4年と決めていたので2017年に。

テンプラニーリョは練習したワインはどれも濃いめで、さらにどこかにアメリカンオーク由来の香りや印象を感じることがあったのですが、今回の③はそんな印象はなく、全くテンプラニーリョとは思えず、正解発表を見てびっくりしてしまいました。→みんな思ったことでしょう。ただ、違和感を感じてサンジョヴェーゼは方向性としてはとてもイイ感じです。

その他のお酒は時間がなさ過ぎて、少し香りをとってテキーラと泡盛と迷いながら泡盛にしてしました。

試験終了後、会場を出てから冷静に考えると「やっぱりあれはテキーラだったな」と思い、激しく後悔。

マークシートは最後ほんの少しだけしかマークミスや漏れがないかのチェックできなかったのも非常に悔やまれます。(ここが最大の不安点です)→悩んでいる途中で一度テイスティングを中断して、チェックした方がいいかもしれません。

赤2つをあんなに手こずるとは思ってもおらず、アナウンス聞き逃しも痛かったです。

本番では練習の時のように冷静にはなれないし、緊張や不安で非常に焦るということが改めて実感できた二次試験でした。不安なので、直前に何度か某ワインスクールの本番を想定したオンライン講座を受講し、二次試験の時間配分も大体つかめていたつもりでしたが本番ではなかなかそう簡単にはいきませんでした。

試験終了時には練習では感じたことのない疲労感と脱力感に襲われ、予想通りジャケットなしでも暑いくらいに感じました。
白2つはまあどうにか方向性は合ってるのではないかと思いましたが、赤2つが全く自信がなかったので正解発表まではドキドキで仕方ありませんでした。

8月半ばに受けた一次試験後、合格の安堵で少し気が緩んでしまい、しばらくのほほんと過ごしてしまっていましたが、気合を入れ直し、9月に入ってから約1か月半はかなり本気で毎日ワインと向き合い練習しました。自分ではやり切った感でいっぱいです。

特に、基本のリースリング、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、ピノノワール、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー(ズ)は徹底的に練習したつもりなので、その成果はあったかなと思ってます。とにかく合格発表までは不安ですが、受かっていることを祈るばかりです。→問題なく合格です。冷静に的確にテイスティングできていると思います。

一次試験から二次試験まで本当にお世話になり、助けていただき深く感謝しています。
約半年間、久々に勉強漬けの日々で苦しいこともありましたがワインのことも深く知ることができ、今思えばとても楽しく充実した時間でした。ありがとうございました。

ーーー後日ーーー

お世話になります。
おかげさまでワインエキスパート合格いたしました。

おっしゃる通り、これからが本当のスタートだと思います。ちょっとワインが好きだった程度の自分ですし、世界中に膨大な数のワインが存在する中で、自分が知ってるワインや知識なんてほんの一握り。エキスパートという名に恥じぬよう、さらに勉強して知識を深め、ワインのことをもっともっと追及していけたらと思っております。

春から独学での一次試験対策の膨大な暗記の勉強、手探りの中でのテイスティングの練習は決して楽ではなく泣きたくなる時もありましたが、最終的に結果もついてきてくれて、このようにワインを深く学べたことは自分の人生においても非常に良い経験になりました。
そんな中で「こーざ」はいつも寄り添ってくれる存在だったと思います。ありがとうございました。

合格した今、自分なりに感じたことは二次試験はやはり品種当てゲームではなく、目の前にあるワインに素直な気持ちで向き合うことが大事なんだなということです。SNSなどが普及する世の中、二次試験の出題品種予測とか様々な噂が試験前になると飛び交いますが、そういう噂に流されるのではなく、基本を忠実にやっていくことが重要だということを今回の試験を通して実感いたしました。

最後に、これまで本当にお世話になりましてありがとうございました。
日々お忙しくされていると思いますが、どうぞご自愛ください。

受験報告に感謝しております。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希






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