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二次のテイスティングを振り返る~2023年度エキスパート呼称編1「今、できることに力を注ぎましょう」

2024/09/05
 
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第135回

二次試験対策、順調に進んでいますか?→順調です!という方はあまりいませんかね…。

テイスティング対策は手探り感が強く、
できているのか、できていないのか、わからないという方がほとんどだと思います。
そこは、受験者全員が悩んでいますから、ある意味安心してください。

前にも触れましたが、私もソムリエ受験当時はまったくわからない中で会場に向かいました。緊張で震える手を押さえながら必死に回答欄を埋めて、結果なんとか合格していた…といった感じです。

受験日当日まで不安は解消されないかもしれませんが、それでも何をやるかは決めておきましょう。
何もやらないで合格することはできません。わからなくても何かやるしかないんです。

どういう方向性で試験に望むのかをイメージし、そのために必要な対策は何かを考えてください。
実は、テイスティングも結局一次試験と同じで、覚える作業は大きなウェイトを占めます。

どんなワインにどんなコメントをするのか覚えておくことが必要だからです。
→何度もお伝えしていますが、「香りを探って感じた香りを書く」という手順では絶対に時間が足りません。

そこがしっかり頭に入っていると、試験本番でも慌てずにコメントをチェックしていけます。
試験本番で「あれ、このコメントってどういう時につけるんだっけ?」と考えている余裕はありません。

チェックすべきコメントのパターンが、しっかり頭にイメージできていることが重要です。

そのためにも、テイスティング用語選択用紙のコメントの中から、覚えるべきコメントをしっかり覚えておきましょう。
そして、何とかしてブラインドテイスティングの機会をつくり、どんなコメントを付けるのかイメージトレーニングして下さい。→もちろん実際に書いていってもOKです。

ワインバーでブラインドでお願いしても良いですし、知人に手伝ってもらっても良いと思います。一人でも、ワインショップで銘柄を伏せてもらい購入すれば、ある程度ブラインドが可能です。

コメントの暗記にどれくらいの時間を使い、試験までにどれくらいブラインドテイスティングをするか、しっかり計画を立て、やれることをやりましょう。

直前に慌てて大量にテイスティングしても実になりにくいですし、舌が疲れて本番に悪影響さえあたえます。→この後詳しく書きます。
残りの時間、大切に使いましょう。

さて、早速ですが2023年はエキスパート呼称から振り返っていきましょう。

こちらがエキスパート呼称のテイスティングアイテムです。

エキスパート呼称 テイスティングアイテム
1 2021年 チリ ソーヴィニヨン・ブラン
2 2021年 オーストラリア リースリング
3 2021年 フランス グルナッシュ
4 2017年 スペイン テンプラニーリョ
5 ジン

品種は3種類が基本品種からの出題でした。皆さんのコメントを見る限り、品種個性はしっかり感じられるタイプだっと想像します。今年は色調の選択は再び2つに戻りましたが、皆さんそこにも冷静に対応されていた様子です。
ただ、生産国については近年の温暖化の傾向やワイン造りの変化もあり、難しかったと思います。それでもタイプさえ間違えなければ十分攻略できる内容だったのではないでしょうか。

実際にこの年は、エキスパート呼称についてはご報告いただいた方々すべての方から、合格のご連絡をいただきました。

私としても本当に嬉しく思っています。それでは、皆さんの実際の報告を見ていきましょう。

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二次のテイスティングを振り返る~2023年度エキスパート呼称編1

エキスパート呼称 テイスティングアイテム
1 2021年 チリ ソーヴィニヨン・ブラン
2 2021年 オーストラリア リースリング
3 2021年 フランス グルナッシュ
4 2017年 スペイン テンプラニーリョ
5 ジン

お世話になりました。やっと終わりました。いやぁ、まぁまぁ難しかったと思いました。

色の淡さから白2から入りました。
香りがリースリング満々。でも酸が思うより低い感じで大人しく思い、ドイツリースリングで解答。
→酸度はそこそこあったのではないでしょうか。でも冷涼産地をイメージでドイツは自然な流れだと思います。

白1.
目視で気泡が見えて、ディスクも厚めと感じて、最初NZのSBと想像してみる。
香り嗅いだら、青々草の香り。と、いうか、ハーブがとても強く感じ、でもパッションフルーツ探してみたりしたが、感じられず、迷い、、、フランスSBと解答してしまいました。→今回のSB、パッションが少し弱く、NZに振り切れない難しさがありました。

赤3.
赤4と比べて目視では淡い。明るい。淡い系と想定。ピノ仏?か、MBA?
でも酸が弱く伸びてない。と思い、MBA日本と解答。アレがグルナッシュとは、、、。→今回の中で最も難しかったワインです。まさにタイプ分けで乗り切るタイプのワインですが、ピノやMBAはいい感じです。

赤4.
目視では濃い系なんだと思いましたCS?と思いましたが、でも明るい、、、。黒くはない。
樽のニュアンス、飲んだ後口の中の余韻がヴァニラが来て、余韻が長い、粘性も強い、アルコールのボリュームは柔らかめ?と感じて、ピノノワール米と解答してしまい、赤はズレたーーー。→ヴァニラを感じていただけに惜しかったですね。

ジンは好きなので飲まずに即答。最後に飲んで確認しました。

こんな感じになりました。ありがとうございました!(^^)
結果を待ちます。

ご報告をいただいた時点で合格を確信する素晴らしいテイスティングでした。

 

いつも拝見させていただいております。無事に2次試験終了しました。ありがとうございました。
2次試験の感想等お伝えいたします。

回答
①ソーヴィニヨンブラン ニュージーランド 2021
②シャルドネ フランス 2021
③ピノノワール アメリカ 2021
④カベルネソーヴィニヨン アメリカ 2020
⑤ジン

1次試験に続き、2次試験もこちらのこーざを頼りに独学での勉強。試験本番は赤白ともに基本3品種に立ち返って臨みました。
結果としてグルナッシュ以外は飲んだことのある品種でしたので、しっかりと品種、国まで当てられた可能性がありますが、試験中は試験合格を念頭に入れて、大外ししないことを心がけての回答でした。

①ソーヴィニヨンブラン ニュージーランド 2021
香りですぐにソーヴィニヨンブランと判明。
練習の際、フランスのソーヴィニヨンブランはリースリングと間違える事がありましたが、あきらかな香り(私は草と感じています)があったため、ニュージーランドと回答。チリは飲んだことがなく頭にもありませんでした。→それでOKです。
強い香りではなかったため、コメントは温暖でもやや抑えのイメージで回答。

②シャルドネ フランス 2021
香りから、シャルドネまたはリースリングをイメージ、どちらも派手さは感じませんでした。
シャルドネならシャブリだけど酸と香りがおさえめなもの。リースリングなら冷涼系のオーストラリア。→すごい!これをイメージできるのは素晴らしいです。
味わいはほぼ似通っているので、香りで品種を決めようと時間ギリギリまでスワリングをしました。
シャルドネなら鉱物感、リースリングならペトロールを探しましたが、苦手だったペトロールを捉えられずシャルドネを選択。
コメントはリースリングの可能性も考え、どちらにも当てはまるものから選択していきました。

白は①の方がやや濃い色合いでしたが、どちらもグリーン系に寄せました。全体的にフレッシュな白のコメントとなりました。

③ピノノワール アメリカ 2021
紫があり若々しい外観が特徴的。色調はルビーとガーネットの中間ぐらい。
香りはややキャンディ香を感じたため抑えめなMBAを想像しましたが、味わいでタンニンとアルコールを感じたため違うと判断。
やや果熟感も感じたため、ガメイを想像しましたが回答選択になし。→タイプとしては素晴らしい推理です。
残った回答から、果熟感がありキャンディ香は樽由来の考えから導き出したアメリカのピノノワール、もしくは飲んだことのないグルナッシュと判断。
外観も香りもピノノワールらしい感じなかったため自信が持てませんでしが、グルナッシュを選ぶ勇気はありませんでした。
コメントはピノノワールの中でもかなり濃い(黒系寄り)イメージをして選択しました。→これが1番難しかったです。
→難しいなりに素晴らしいテイスティングをされています。品種は不正解で問題なしというワインでした。

④カベルネソーヴィニヨン アメリカ 2020
外観は③に比べてやや濃いがガーネットでは明るめの印象。縁はややオレンジに見える。
香りはアメリカンオークがはっきり取れました。
2択でアメリカカベルネソーヴィニヨンまたはスペインテンプラリーニョ。
練習でオレンジの縁を取るのが苦手だったこと。また飲んでいたアメリカカベルネソーヴィニヨンが、ピラジン香をあまり感じないものがあったことから、樽の香りでピラジンが隠れていると考え、アメリカカベルネソーヴィニヨンを選択。
コメントについては、この2つは似通っていると考えていたため、どちらにも当てはまるものから選択しました。

ワイン4種の回答については、ある程度先に回答用紙を埋め、何周繰り返すことでコメントを微調整しました。

⑤ジン
あまり対策ができていなかったですが、これは一発で分かりました。

総評として、②③④に関しては合格を視野に入れた中間点狙いでいった結果はずれているため、ワインを飲む際は、そのワインの良い特徴をとっていく前向きな気持ちが大切なんだと考えさせられました。→確信犯的に品種よりコメントを意識されているのが面白かったです。しっかりタイプ分けができているからこその選択であり、実力を感じるテイスティングでした。
試験結果は分かりませんが、もっと色々なワインを知り、たくさん楽しみを広げていきたいと思います。
ありがとうございました。

 

2次試験のご報告です。長々と失礼します。
文章で上手く書ける気がしなかったのでコメントをそのまま書かせていただきました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、一言で構いませんのでコメントお待ちしております。

開場に合わせて入室してから、色を確認。遠目からは白2つ、赤2つそれぞれ同じような色合いに見て取れました。
白は2つとも甲州やミュスカデなど色調が薄い品種ではなくどちらかがソーヴィニヨンかリースリングであれば良いな程度の気持ちで、赤は色から濃い系、黒果実タイプではないかもなと予想しながら待機。

北海道で受験の為グラス冷えてると危惧し、冷え過ぎ対策でカイロ2つ準備してましたが、そこまでグラスは冷えていなかったです。→今年は冷えていたという報告はあまりありませんでした。

白1
外観からは甲州、ミュスカデぽくはないなと。

香りから溌剌タイプと予想。グリーンの印象強く、フランスではなくニュージーランドのソーヴィニヨンブランと予想しました。

外観
清澄度→澄んだ
輝き→輝きのある
色調→グリーンがかった レモンイエロー
濃淡→やや濃い
粘性→やや強い
外観の印象→若々しい 成熟度が高い
香り
第一印象→開いている フレッシュな
特徴果実花植物→柑橘類 ヴェルヴェーヌ パッションフルーツ 草のような
特徴香辛料芳香化学物資→石灰 火打石鉱物
香りの印象→若々しい第1アロマが強い
味わい
アタック→やや強い
甘み→ドライ
酸味→はつらつとした
苦味→コク(深み)を与える
バランス→ドライな
アルコール→中程度
余韻→やや短い
評価→シンプル、フレッシュ感を楽しむ
適正温度→8-10度
グラス→小ぶり
収穫年→2021
生産地→ニュージーランド
主なブドウ品種→ソーヴィニヨンブラン
白2
白1同様に外観からは予想できず、香りを嗅いだ瞬間にペトロール臭をしっかり感じた為、品種はリースリングではと予想。香りや味わいから冷涼な印象を受け、アルコールも低めに感じた為、生産地はドイツと予想しました。
外観
清澄度→澄んだ
輝き→輝きのある
色調→グリーンがかった レモンイエロー
濃淡→やや濃い
粘性→やや強い
外観の印象→若々しい 軽快な
香り
第一印象 開いている 華やかな
特徴果実花植物→洋梨 白桃 菩提樹
特徴香辛料芳香化学物資→石灰 ペトロール 火打石 鉱物
香りの印象→若々しい 嫌疑的な 第1アロマが強い
味わい
アタック→やや強い
甘み→まろやか
酸味→爽やかな
タンニン分→コク(深み)を与える
バランス→ドライな
アルコール→中程度
余韻→やや長い
評価→エレガントで、ミネラリー
適正温度→8-10度
グラス→小ぶり
収穫年→2020
生産地→ドイツ
主なブドウ品種→リースリング
赤1
外観からは濃い系とははっきり思えず、香りを嗅いだ瞬間にキャンディ香を感じた為、ベリーAでは?と思いましたが、色の濃さが気になりつつもベリーAを選択しました。→タイプ分けはいい感じです。
外観
清澄度→澄んだ
輝き→輝きのある
色調→紫がかった、ルビー
濃淡→やや明るい
粘性→やや強い
外観の印象→若々しい 軽快な
香り
第一印象→開いている チャーミングな
特徴果実花植物→イチゴ ラズベリー スミレ 紅茶
特徴香辛料芳香化学物資→丁子 シナモン 甘草 なめし皮
香りの印象→若々しい 第1アロマが強い
味わい
アタック→やや軽い
甘み→まろやか
酸味→なめらかな
タンニン分→サラサラとした
バランス→流れるような
アルコール→やや軽め
余韻→やや短い
評価→シンプル、フレッシュ感を楽しむ
適正温度→14-16度
グラス→小ぶり
デカンタージュ→必要なし
収穫年→2021
生産地→日本
主なブドウ品種→マスカットベーリーA
赤2
色調からは淡い系濃い系どちらとも取れる印象。オレンジがかっている為、外観、香りで違和感を感じたら系かもと思い香りを嗅ぎました。味わいからネッビオーロは除外。
しかし、イタリアやスペインの雰囲気を感じることが出来ずまた赤1をベリーAと予想していたこともあり、アメリカのピノではないかと予想してしまいました。
後から冷静に考えれば熟成のかかったピノが試験で出題されるとは考えにくく、大人しくサンジョベーゼかテンプラニーリョを選択すれば良かったと後悔しています。→このあたりは素直に行く方が試験的に良いと思います。
外観
清澄度→澄んだ
輝き→輝きのある
色調→オレンジがかった、ルビー
濃淡→やや明るい
粘性→やや強い
外観の印象→若い状態を抜けた 成熟度が高い
香り
第一印象→開いている 華やかなな
特徴果実花植物→ラズベリー 牡丹 スミレ
特徴香辛料芳香化学物資→丁子 シナモン ヴァニラ なめし皮
香りの印象→木樽からのニュアンス 第1アロマが強い
味わい
アタック→やや軽い
甘み→まろやか
酸味→なめらかな
タンニン分→緻密
バランス→流れるような
アルコール→中程度
余韻→やや長い
評価→エレガントで、余韻の長い
適正温度→14-16度
グラス→中庸
デカンタージュ→必要なし
収穫年→2019
生産地→アメリカ
主なブドウ品種→ピノノワール

ハードリカーですが、選択肢がジン/テキーラ/グラッパ/アクアビット
アクアビット以外は飲んだ経験があった為最悪消去法で答えられるなと思いながら、ひと嗅ぎした瞬間ジンの香りがし一安心。ジンと解答しました。

元々お酒全般好きでしたが、ワインを真剣に勉強し始めたのはここ一年でした。今回結果がどちらに転んでも、「こーざ」のおかげで1次試験を無事合格でき、必勝マニュアルのおかげで2次試験でもひと通り形にする事が出来ました。

全くワイン初心者が挫けずここまでやり抜く事が出来たのは”こーざ”のおかけだと思っています。
心より感謝を申し上げます。ありがとうございました!
素晴らしいテイスティングでした。合格を確信できる内容です。

日頃からわかりやすく的確な試験情報をいただきありがとうございます。
(小遣いをやりくりしての受験でしたので、泣く泣くこーざの有料登録は諦め色々なサイトを見ながら試験対策をしました)
一次試験では大変お世話になりましたので微力ながら二次試験の印象を情報提供いたします。

受験区分:ワインエキスパート
会場:広島会場

②の白ワインについて
①と②、両方とも薄めの色調でしたが、比較するとあからさまに①の色調の方が濃く、粘性も高いと感じたため②の白ワインからテイスティングを始めました。
突出した香りはなく、柑橘や小花の香り。ミネラルのニュアンス。かなり突出した酸を感じたため直感でアリゴテを意識しました。
選択肢にアリゴテもあったため、アリゴテにしようかと思いましたが、出題傾向を考えた時にさすがにないかなと思ったため、最終的には1周も2周もして日本の甲州というところに着地してしまいました。→突出した酸、そしてミネラルならフランス・ミュスカデでも良かったかと思います。そのほうがコメントは寄せていけたかと。
オーストラリアのリースリングと聞いて勉強不足を呪いました。ドイツやアルザスのリースリングはよく飲むのですが、今回のワインに関しては私の実力ではペトロール香も全く感じることができず、(極端な酸味の表現は選びませんでしたが)とにかく酸と硬さを感じるワインだったと感じてしまいました。

①の白ワインについて
②と比べると華やかな印象。花梨や白桃、ハーブのニュアンス、色調はどことなくオレンジがかっていました。ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブランあたりを疑い、最初に感じた感覚からチリのソーヴィニヨン・ブランを選びました。麝香を選び取れる自信がなかったので選びませんでしたが、テイスティングコメントは温暖地域のソーヴィニヨン・ブランを想定して組み立てたので大きく外していることはないと思います。今回の試験の中ではわかりやすかったと思いました。→チリの選択が見事です。

③の赤ワインについて
色調は暗めのルビー。香りはイチゴや赤いベリー、少し動物的なニュアンスを感じたため、ピノ・ノワールを疑いました。鼻に抜ける清涼感もある多層的で美味しいワインでした。ピノ・ノワールと想定した時に酸味の穏やかさや、価格の都合を考えフランスは除外、時間も押してきており、特徴として清涼感を感じたことを根拠に、ニュージーランド、ピノ・ノワールを選択。というより、ニュージーランド以外のピノ・ノワールをゆっくり思い出せる時間がありませんでした。結果を聞いて愕然としました。フランスのグルナッシュ、、、てっきり出てもローヌ系のものだと高を括っていたので、微塵も頭をよぎりませんでした。言われると甘旨な感覚もあったので、もう少し慎重に時間をかけて回答できれば良かったなと思います。そうなるとテイスティングコメントがかなり気になります。少し重ためなピノ・ノワールを想定した回答をしたのですが、どこまで飲んだものと寄り添っているか、、、正直不安しかありません。
ただ、チャーミングなグルナッシュで本当に好みのタイプだったので、後学のためには役に立ちました。→品種は正解しなくて問題ないワインでした。そしてピノ・ノワールの選択は悪くありません。

④の赤ワインについて
飲み始めた時点ですでに終了10分前となり、かなり焦っての回答になってしまいました。色はかなり濃く、黒めの色をしていました。この時点でシラー(シラーズ)カベルネ・ソーヴィニヨンかなとおおよその予測を立てて望みました。
香りをとって口に含むと、ヴァニラヴァニラ。
急いでいたこともあり、他のニュアンスが判別しにくいほど突出した樽香でした(笑)黒系の果実とかろうじて感じたコーヒーを頼りに何だろうと頭を悩ませておりましたが、シラーはここまで樽香を優位にすることはないだろうと、追われるように過去出題の多いカベルネ・ソーヴィニヨンを選択。国はアメリカで妥協。
そしたらまさかのテンプラニーリョ。なぜ最初に排除してしまったのだろう、、、要素としては感じ取れているのに、、冷静に考えれば品種は当てれた問題だと後悔しています。対策の優先順位からあまり飲まなかったのが完全に仇になりました。→しっかり見て取れるレベルで熟成しているワインだと考えられます。ヴァニラもしっかり感じていただけに惜しかったです。緊張や時間制限、これが試験ということですね。

⑤リキュールについて
外観は無色透明、アルコールも高いことがわかりました。選択肢の中で、アクアヴィットがわかりませんでしたが、まずジンで間違いないと思いました。

結果的にワインは3問中1問正答です。
途中で何度も回答を書き換えることはありませんでしたが、とにかく時間が足りませんでした。
悩む項目、悩まない項目をある程度決めてテンポよく進められるようイメージして練習をしていたのですが、やはり本番は思った以上にもたつきました。→多くの方がそのように感じたはずです。
緊張はしていないつもりでしたが、少量のワインのはずなのに普段では考えられないほど酔いが回りました。(飲むからなんですが)お酒があまり得意でない方は尚更だったのかなと思います。
それと、途中までは家にある中庸グラスで練習していたのですが、やはりグラスは早めに規格グラスを買っておいたほうが良かったと反省しています。グラスによって脚のでかたがかなり変わりますし、試験を通して粘性を正しくとれるかどうかが合否を分けるのだろうということを身にしみて感じました。→その通りだと思います。

長文、乱文になりましたが以上です。
自分も含め、皆様の良い結果をお祈りしております。
悔しい部分も多々あったかと思いますが、十分合格範囲内のテイスティングでした。お疲れ様です。

 

牧野先生、初めまして。今年初めてワインエキスパートに夫と二人挑戦した者です。ちょっとまじめに試験対策こーざには、2次試験からお世話になりました。

こーざとの出会いは昨年の秋。その頃、興味本位でオンラインのソムリエエキスパート2次試験対策講座を受講していたのですが、しっかり知識を身に着ける為に来年受験してみようということになりました。その講座は面白かったのですが、いろいろな品種をたくさん味わったせいか最後には混乱してしまい、他に2次対策に何か良いものがないかと探していたところ、夫が見つけました。
その後ブログに書いてあったように主要品種を味わい、自分の言葉で書いてみるということを繰り返してきましたが、1次に合格し2次試験はどうしよう、となったところで、必勝マニュアルを手にした時には、暗闇に一筋の光が見えた気がしました。
以来、直前までお世話になってきました。

こーざの「品種を絞る」という方法で、カオスだった頭の中がかなり整理されました。そしてマニュアルには、知りたいと思っていること~試験はどのようなものなのか、ということから、コメントシートの意味まで、知りたい事が全て載っていたので、本当に役に立ちました。ブログも同様、受講者の方の体験記や質問等でいろいろな情報が得られて疑問も解決され、有難かったです。模試のグッズもとても重宝しました。プリントアウトして家での模試にしっかり使いました。→お役に立って良かったです。

お仕事の合間にされていたことを考えると本当に頭の下がる思いです。ありがとうございました。結果は私に関しては諦めていますが、何か役に立つ情報があればと思い、お礼の意味を込めて報告させていただきます。→こちらこそ、ありがとうございます。

会場:ホテル阪急インターナショナル 瑞鳥の間

会場のあるフロアに着いたのは開場30分前でしたが、聞いていたよりは人が溢れ返ってはいませんでした。椅子はないので思い思いの場所に立っているといった感じでした。
会場の扉は閉められていたので中の様子は見ることができませんでした。
案内に従い入場すると横並びのテーブルに2人分がかなり広い間隔で設置されていました。16列×10列ぐらいだったと思います。
会場はとても冷えていて寒いぐらいだったのだろうと思いますが、私は興奮状態だったのか、暑くて半袖でした。用意していたカイロはいらないぐらいでした(笑)
照明は若干暖色がかっていましたが、色を見るには影響ない程度。試験中、お水はホテルの方が周って、減っていたら足してくださいました。口を拭くティッシュは言えばもらえました。
時間は10分経過、20分、30分、40分、残り5分、3分、1分と案内がありました。

オリエンテーション中ワインを見ると、白はどちらも淡く、赤はどちらも濃い目のルビーっぽく熟成系?と思われるような色調で、難しそうだなと思いました。

テイスティング

試験開始後、選択用紙に選択肢が1つ以上の箇所はその数字を書き込み、その後ワインの選択肢に何があるかチェック。
(白ワインは色調が2つ選択に戻っていて、香りも白1が4と4、白2が3と4に増えていて赤にガメイがありませんでした)

次に白から順番に先に外観だけを埋めていく。(その方ワインが温まるかなと思ったので)何となくの見当を先につけておくために外観を見た後1度だけ香りを取る。→面白い手順です。自分に合った工夫はどんどん取り入れたほうが良いと思います。素晴らしいですね。
4つ目の途中で10分が経過。

白ワイン1 回答 チリ ソーヴィニヨンブラン 2022

外観…かなり淡い色調。
澄んだ 輝きのある グリーンがかった レモンイエロー 淡い
粘性:やや軽い 印象:若々しい 軽快な を選択。

香り…いきなりごぼうのような香りが飛び込み、チリしか思い浮かばず、ソーヴィニヨンブランを考え、青い香りはあるか確かめる。青さと特有のアロマがあるので確信。それほど熟度は感じなかったのでフランスとNZを合わせたような選択に。→ごぼう=チリというご自身の方程式ができているのが素晴らしいですね。そしてチリを正解した方はそこまで多くはありません。
第一印象:開いている 華やかな 特徴:柑橘類 青りんご スイカズラ ヴェルヴェーヌ 石灰 火打石 コリアンダー 香木 印象:若々しい 第一アロマが強い を選択

味わい…アルコール度数は13~13.5%ぐらいかな。シュワシュワの酸味がメインで、甘みはほぼ感じない、苦みもそこそこ。
アタック:やや軽い 甘み:ドライ 酸味:爽やかな 苦み:穏やかな バランス:ドライな アルコール:中程度 余韻:やや短い を選択

評価:シンプル、フレッシュ 8~10℃ 小ぶり
白のヴィンテージは2021にしようと決めていたのを破り、南半球ということと若そうかも、と2022にしてしまう。→難しいところです。南半球を意識することは間違っていません。

ワイン2 回答:リースリング ドイツ 2021

外観…これもかなり淡い色調
澄んだ 輝きのある グリーンがかったレモンイエロー 淡い
粘性:やや軽い 印象:若々しい 軽快な

香り…何回嗅いでも全然取れない。かなり嫌気的な印象。考えてはいけない樽なしシャルドネかもと思いながらもわからないので、どの品種にも被ることが多そうなどちらともつかないコメントを埋めていく
第一印象:開いている 華やかな 特徴:柑橘類 青りんご スイカズラ 石灰
火打石 貝殻 乳製品 印象:若々しい 嫌気的な

味わい…12~12.5%ぐらい?酸の伸びと質で、リースリングだ!!ミネラルもある。後味に果実やアルコールとは違う甘みが…残糖?後味に残糖なんて感じたことはないんだけれど??とりあえず香りのコメントを見直すも、乳製品を見落とし、そのままにしてしまう。→酸の質で判断できているのがとても良いですね。
アタック:やや軽い 甘み:ドライ(→甘いと思ったのに何故これにしたのか分かりません) 酸味:爽やかな 苦み:穏やかな バランス:スムーズな アルコール:やや軽め 余韻:やや長い を選択

評価:シンプルフレッシュ 8~10℃ 小ぶり
残糖があればドイツにすると決めていたので、ちょっといつもとは違う感じ方だけれどドイツにする。

ワイン3 回答 ネッビオーロ イタリア 2020

外観…ルビーで紫、濃い目ではあるけれど、微妙な色調。熟成系ではなさそうと思いつつも視野に入れておこうと思う。
澄んだ 輝きのある 紫がかった ルビー/ラズベリーレッド 濃淡:やや明るい 粘性:やや強い 印象:若々しい 成熟度が高い を選択。

香り…くぐもった、やや濃い目のベリーの香り。漢方っぽいスパイスも感じるが、今まで練習した中にはなかった香り。何これ??ガメイがあれば自分の中のキャンディー香のないガメイのイメージに近いが選択肢にない…これも感じたものと被るのが多そうなものを選択する→ガメイを感じた方は多く、また寄せ方としてもとても良いと思います。

第一印象:開いている 濃縮感がある 特徴:ブルーベリー カシス 牡丹 土シナモン ナツメグ 甘草 鉄分 香りの印象:若々しい 第一アロマが強い

味わい…アタックに一瞬甘味があると思いきやすぐにすぐに強い渋み。収斂性もありそうなぐらい。果実も酸も全く感じず、何だか分からず半ばパニックに。余韻にも渋みしか感じない。アルコールは13~13.5%ぐらいか。分からない状態のまま、感じたままを選択する。
アタック:やや強い 甘み:まろやか 酸味:なめらかな タンニン分:力強い
アルコール:中程度 余韻:やや長い

評価:熟成度が高く、豊か 17℃~20℃ 中庸 必要なし

色や味わいを無視し、今まで練習したものとは全く違っていて自分でもおかしいと思いつつも、渋い味わいのみの印象でネッビオーロに決めてしまう。→最近の傾向として若いネッビオーロの出題もありますが、若くても紫のトーンがそこまで強くはでないことと、もっと口に残る渋みが強いはずです。若いと尚更です。

ワイン4 回答 アメリカ ピノノワール 2020

外観…これもギリギリルビー、縁ががオレンジがかっている 熟成系かな…
澄んだ 輝きのある 縁が明るい ルビー/ラズベリーレッド 濃淡:やや明るい 粘性:やや強い 印象:若々しい(→なぜこれをつけたのか自分でも分かりません) 成熟度が高い

香り…赤から軽めの黒系ベリーを煮詰めたような香り フレッシュではない そして樽!ここで熟成系かなと思っていたこともすっかり忘れ、アメリカピノノワールに飛びついてしまう。でもちょっと違和感があったので、完全にピノノワール寄りのコメントは避けようと思う。(ここでどうしてテンプラニーリョが出てこなかったのか悔まれます)
第一印象:開いている 華やかな 特徴:ラズベリー ブルーベリー 牡丹 土 シナモン ナツメグ 甘草 鉄分 印象:若々しい 木樽からのニュアンス

味わい…13.5~14度ぐらい?アタックに樽とアルコールの甘さあるが強すぎない、まろやか。アタック:やや強い 甘み:まろやか 酸味:なめらかな タンニン分:緻密 バランス:力強い アルコール:中程度(→これも何故これにしたのか分かりません) 余韻:やや長い

評価:成熟度が高く、豊か 14~16℃ 中庸 必要なし

甘いバニラのような香りだけれど、落ち着いていてスパイスも奥底にしっかり馴染んででいる感じ、味わいにも同じような印象を感じていたのにもかかわらず、思い込みの激しいところと、時間は余裕があったのに急がなくてもいい所を急いだことが災いしてしまいまった。→惜しかったですね。これが試験です。熟成していてバニラが強い。完全にテンプラニーリョの方程式なのに、試験だと飛んでしまうということは良くあります。

ここまで終えたところで、あと10分近くあり、マークミスをチェックすると案の定、間違えている。(家での模試でも必ずミスがあった)ブドウの品種は直さないことに決めていた(直した方が必ず間違っていた)ので見直さず、そのままにしてリキュ-ルに。

リキュール 回答 グラッパ
初めに、ジン!と思ったけれど、アクアビット?1次で勉強したけれど、忘れてしまった…北欧のスピリッツだったことは覚えているけれど…とりあえず味をとったらあまりにもアルコール度数が高く混乱。ジンってこんなに度数高かったっけ?と勘違いしぶどうの香りもないなあと思いながらもグラッパにしてしまう。→こういう時は第一印象を優先した方が良いことが多いです。

そうしてもう1度マークミスをチェックし、終了。

このような感じでした。
こうして振り返ってみると、時間を気にしてかなり慌てていたのかもしれませんが、テイスティング以前に、自分の性格が災いしているなと感じます。思っていることと行動が違う、思い込みが激しい、積み上げたものを最後の一瞬の印象だけで覆してしまうなど。この傾向が変わらない限り、何度受けても落ちるだろうなと思っています。(こーざと関係ない考察になってしまい申し訳ありません)
そして昨年受講した講座の影もちらついてしまい、こーざの教えを守りきれませんでした。申し訳ありません。→いえいえ(笑)、当日はなんでも思い通りにはいかないものです。

今回はまずダメだろうと思っていますが、今までやってきたことは、辛い時もありましたが通してみると楽しいもので、ワインをもっと知りたくなりました。試験を受ける前より世界はずっと広がり、楽しみが増えました。
本当にありがとうございました。

こーざは先生の優しいお人柄が伝わってくるようでした。
お仕事の合間に本当にお疲れ様です。いつも夫と牧野先生大変だね、と話していました。これからまだ先生は3次対策などもあると思いますが、お身体に気を付けて下さいね。いつかお店にも行ってみたいです。→ありがとうございます。是非お待ちしております。

たくさんの方からメールがあるでしょうに、長文になって申し訳ありません。

ご自身は自信なさげでしたが(試験直後は全員同じ気持ちなのですが)、客観的に見て十分合格圏内の素晴らしいテイスティングでした。やっぱりタイプ分けが重要です。

 

お世話になっております。本日のワインエキスパート試験の報告を送信させて頂きます。

・試験:ワインエキスパート
・会場:東京雅叙園
・開場:11:00
・オリエンテーション開始:11:10

会場にはたくさん人がいるという話だったので、30分前くらいに会場入り。と思ったら雅叙園は結構広くて、受付に着いたのは開場20分前くらいでした。受験票を確認され、自分の会場前まで移動。するとホワイトボードに座席表が載ってました。

ワインの色調は前とか遠くの席の方のワインを見ると判別しやすいということだったのですがしっかり一番前の席。逆に雑念要素が少なく集中できるぞ!と開き直ります。→会場は広いはずなのに、こういうご報告を結構いただきます(笑)

・試験本番

1の白ワイン
色調:緑がかったレモンイエロー 2より濃いめだけど淡い系だと思いました
印象:アロマティック? 最初は少し温度が低めだったかもしれません
香り:柑橘、青リンゴ、スイカズラ、草のような香り
アタック:中程度
酸より果実のボリュームを感じる

若い温暖産地で新世界のワインと予想
ニュージーランド ソーヴィニョンブラン 2022
答え→チリ ソーヴィニョンブラン 2021

反省
ソーヴィニョンブランかな?と思った時の国の候補がフランスとニュージーランドしか出てきませんでした。→問題ありません。主要産地が一番重要ですから。

2の白ワイン
色調:緑がかったレモンイエロー 淡い
印象:アロマティック
香り:柑橘、青リンゴ、ペトロール香をしっかり感じる
アタック:やや軽い

酸をしっかり感じる、果実のボリュームもやや感じる、若い冷涼産地でペトロール香をしっかり感じたので新世界側と予想→素晴らしいですね。ここでオーストラリアに自信をもって行けるのは練習のたまものです。

オーストラリア リースリング 2022
答え オーストラリア リースリング 2021

反省
朝と試験直前に舌を鳴らす為に飲んだのがフランスリースリングだったのが功を奏したかもしれません。

3のワイン
色調:濃いめのラズベリーレッド? 指が若干透けたのでラズベリーレッド
フチはムラサキ色が強い ムラサキが7に対してオレンジ3くらい
印象:? タルムンムンというわけでもなく、ジャムみたいな感じもない
香り:ブルーベリーあたり なんとも赤系とも黒系とも迷う
アタック:やや強め
酸:酸がしっかりしてるので多分伝統国側
タンニン:しっかり感じる

ボリュームもあるが新世界ほどではない、若いどちらかというと温暖な伝統国側のワインと予想

フランス シラー 2020
答え フランス グルナッシュ 2021

反省
赤か黒かで行くと黒系、強めにとってしまったのでそこがコメントでどう響くかが反省点です。→ワインの強さはしっかり寄せている様子です。そこまで大きな減点にはならないでしょう。

4の赤ワイン
色調:濃いめのラズベリーレッド フチがオレンジ
印象:乾いた香り
香り:乾いたフルーツ バラ 華やか
アタック:強い
タンニン:口中が乾くようなタンニン

酸がメインだけどボリュームも感じる、ある程度年数の経った温暖な伝統国のワインと予想

イタリア サンジョベーゼ 2018
→スペイン テンプラニーリョ 2017

反省
乾いた香りの印象と口が乾く感じのタンニンでイタリアだと思ってしまいました。イタリアバイアスがかかっていたなと思う部分が反省点です。→問題ない範囲のブレです。熟成系で十分得点できます。ヴァニラを感じていたらなお良かったかもしれませんね。

その他
ジン テキーラ グラッパ アクアビット

透明だったのでアクアビットは除外。植物系の香り?飲んでみると意外と甘くてびっくり。試験対策で飲んだ感じだとジンはもっとドライでボタニカル、グラッパはもっと青い茎とかの香りがしたので消去法でテキーラを選択。

答え→ジン

反省
その他のお酒は経験不足でした。

・総評

講座での実戦練習のお陰で、1つのワイン当たり5~6分で判別、2~3分で記入、1~2分で見直しくらいのペースで出来ました。練習から時間を意識したり、実際にマークシートを塗る練習がとても為になりました。
その時に、自分の場合はシャーペンより鉛筆の方が塗り潰すスピードが速かったので、本番では先を少し丸くした鉛筆を持って行ったのも時間短縮につながったと思います。

お陰で見直し途中、解答の選ぶ数の違いに気が付け良かったです。試験では時計が使えず、残り時間のアナウンスのみだったので、残り10分を切ってから、見直しが終わり次第その他のお酒へ進みました。

結果はどうなるかわかりませんが、今持てる力は全て出し切れました。後はゆっくり結果を待ちます。ご指導ありがとうございました。

間違いなく合格しているであろう素晴らしいテイスティングでした。

 

ちょっとまじめに流で2次試験に挑んだ感想→ありがとうございます。

・良かったこと
1.かなり前の段階から2次試験突破に向けた情報を発信して頂いたこと
→特に1次試験の段階で酸とボリュームについての知識と練習が出来たのは大きかったです。

あとはコメントを書く癖をつけること。この部分の練習を早めにやっておいたお陰で試験に必要なタイプ分けの力が1次突破から勉強した方よりもアドバンテージになったと思います。

2.対策講座では実際にマークシートを使っての練習をさせて頂いたこと
→マークシートを塗りつぶすのに自分はシャーペンより丸くなった鉛筆の方が早く出来るなと気が付けたので時間効率が上がったのと、どのくらい塗りつぶすのに時間がかかるのかが試験前にわかって良かったです。事前に本番と同じ状況を作って頂けたのでスムーズに記入できました。

3.同じワインを見ながら実際の色調などの判断基準を学べたこと
→試験合格の為には自分の中の淡い濃いではなく、試験での合格基準を知る必要があったので大変参考になりました。こればかりは独学ではどうしようもない部分だったので助かりました。

4.パターンはありつつも、わからない場合を想定したうえでの解説をして頂いたこと
→〇〇は××と取り違えてしまっても問題ありませんという解説が、品種はわからくても大雑把な似たグループ、方向性を捉えられればなんとかなりそうだなと思い自信につながりました。
当ててやろうというより、合格のために採るべき戦略は?という事を考えられたのが大きかったです。→すごく大事なポイントです。

5.交流会が楽しかった
→ワインを通じて色んな方と話す。これもひとつワインの魅力だと思っております。試験勉強をしながらこういった交流の場も設けてくださりとても楽しかったですし、モチベーションにもつながりました。

・改善して頂けたら嬉しい点

1.トイレ休憩
→私は吐器を使わず全部飲み込む方法でしたので、対策講座の中盤あたりで一度トイレ休憩の時間が欲しかったです。→2時間半ぶっとうしは大変ですよね…。わかってはいるのですが時間が足りず申し訳ありません。来年以降の参考にさせていただきます。

2.解説時に模範解答のプリント
→解説時に、1番〇〇、と読み上げて頂く際に、解説ページにある模範解答pdfの様な用紙を眺めながら解説を聞きたいなと思いました。マークシートだと番号だけですが、解説pdfだと用語も載っているのでより解説を聞きながらそのワインと用語のイメージが結びつきやすいかなと思いました。→実は5月のセミナーは、選択用紙をベースに進めました。後半は本番に近い形でとマークシート一本に絞りましたが、ここも参考にさせていただきますね。

以上感想となります。

とても勉強になる対策講座をありがとうございました。更には交流の場まで設けて頂いてよりワインを好きになることが出来ました。この場をお借りして御礼申し上げます。

結果がわかりましたらまたご連絡させて頂きますね。よろしくお願い申し上げます。

次回はソムリエ呼称を振り返ります。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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