2024年度講座開講!12年の経験と実績で独学を徹底サポート!スクールに通わなくても合格できます!

ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ

カテゴリー

二次試験必勝マニュアル
テイスティング試験はなんとかなる!
テイスティングのセミナーご案内
テイスティングセミナー模範解答
テイスティング用語選択用紙
二次試験に出題されたワイン
論述試験対策
はじめに~2024年度こーざの手引き~
はじめに、読み方、使い方
エクセレンス呼称対策(旧シニア呼称)
二次のテイスティングを振り返る~2023年
二次のテイスティングを振り返る~2022年
二次のテイスティングを振り返る~2021年
二次のテイスティングを振り返る~2020年
二次のテイスティングを振り返る~2019年
二次のテイスティングを振り返る~2018年
二次のテイスティングを振り返る~2017年
二次のテイスティングを振り返る~2016年
二次のテイスティングを振り返る~2015年
ボルドー
ロワール
シャンパーニュ
アルザス、ジュラ、サヴォワ
ブルゴーニュ
ローヌ渓谷
プロヴァンス、コルス
ラングドック=ルーシヨン
シュッド・ウエスト
コニャック、フランス概論
スペイン・ポルトガル
イタリア
スイス・オーストリア
ハンガリー・スロヴェニア
ギリシャ・クロアチア
ブルガリア・ルーマニア
ジョージア・モルドバ
英国・ルクセンブルク
ドイツ
アメリカ・カナダ
アルゼンチン・チリ・ウルグアイ
オーストラリア
NZ・南アフリカ
日本
酒類飲料概論
テイスティング、ワインの購入・管理
サービス実技、チーズ

二次のテイスティングを振り返る~2023年度エキスパート呼称編2「短期間で2次試験に合格する手法」

2024/09/16
 
この記事を書いている人 - WRITER -

第138回

真夏ような日が続いております。夏バテと言われるような時期にさらにこの暑さはこたえますね…。
皆さん、体調管理はしっかりして試験日まで調整してください。もちろん練習も大事ですが、体調不良では一次試験以上に戦えないのがこの試験です。

さて、ここまでメルマガやインスタでずっとお伝えしているテイスティング試験対策の大事な部分のお話です。
二次のテイスティング試験の攻略には、最も大切な2つのポイントがあるとお伝えしてきました。

①外観・香り・味わいにおいて、ワインの強弱をしっかりと感じつつ、目の前のワインが、どんなワインなのかタイプ分けできるようにする。
②そのタイプ分けした先にあるブドウ品種をイメージして、ソムリエ協会の求めるテイスティングコメントを選択肢の中から的確に選ぶ。

それぞれの詳細についてはここでは省きますが、まとめると「シンプルに考える」ということにつきます。

なぜよりシンプルに考えることが重要なのでしょうか?

それは、「テイスティングの練習をしても雲をつかむようで、このままで良いかわからない。」「協会が望むテイスティングコメントといっても何から手を付けていいやら…」といった不安を抱える、まだテイスティング経験の浅い方が、「今からでも何とか合格する」ための最良の方法だからです。

本当は1、2ヶ月の訓練で「プロ」と呼ばれるレベルになろういう考えは無謀です。ですが、「プロ」は難しくても「合格」は可能です。残された3週間ちょっとという短い時間を使って、二次試験の合格を勝ち取るためには、複雑に考えて、覚えることを増やしていくのは得策とは言えません。

やっぱり、「シンプルに」なんです。

二次のテイスティングを突破するために特化して考えるということです。
そのための手法として、先日よりこの必勝マニュアル+必勝講座を紹介してまいりました。
明日、9月16日 月曜日24:00まで「3週間は試してもらいたい特別価格」で提供中です。それ以降は通常価格になりますので、今のうちに是非一度ご検討ください。

テイスティングの試験は、70点取れば間違いなく合格であり100点を狙う必要はまったくありません。それどころか、これまでいただいた報告を読む限り、合格ラインは7割を超えていないと私は考えております。

完璧を目指す必要はありません。

では、そのシンプルな手法とはどういうものかを説明します。

まずは、過去の出題データに基づき、想定すべきブドウ品種を限定します。
試験中、ブドウ品種を考える時は必ず迷うものです。あれこれ迷って頻出ブドウ品種の取りこぼしを避ける為、想定するブドウ品種をよりシンプルにするためです。
過去20年のデータを見ても、おおよそ出題されるブドウ品種は決まっています。過去の出題データを分析し、試験に頻出のブドウ品種を確実に押さえることが重要です。

ブラインドテイスティングでは、一度迷路にはまってしまうと抜け出せなくなることがあります。
なぜなら、経験の少ない方が余計な品種を思いついてしまうと、そのブドウ品種の特徴を目の前のワインから探し出そうとしてしまうからです。結果、本来押さえるべき頻出の品種を落としてしまうのです。

そういう理由から、仮に新しいブドウ品種が出題されても、無視したほうが合格できると考えています。

これまでにいただいた受験報告の中にも、
「深読みをし過ぎて失敗しました」
「注意されていたのに、主要品種以外を考えて失敗しました」
といった声がかなりあります。

ですから、これまでに出題されなかった品種やほとんど出題されていない品種を切り捨てたほうが、より出題確率の高い品種に集中できるので、合格点に届きやすいと考えています。

次に、これまで説明してきた①のタイプ分けです。
ワインをできる限りシステマティックにタイプ分けし、ブドウ品種はできれば特定、そんなフローチャート的考え方です。

ここまで、説明してきたとおり、ブドウ品種を当てる重要度はそこまで高くありません。ある程度タイプ分けまでしっかりできれば、テイスティングコメントはそんなに違いがないからです。
それは、過去のソムリエ協会が発表している二次試験模範解答が物語っています。例えば、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーを間違えても、冷涼地域か温暖地域かさえとらえ違わなければ、各テイスティングコメントはそんなに大きく外れないということです。

何よりもタイプ分けです。その後、可能な範囲でブドウ品種の特定に努めるだけで十分です。

そして、次が②のソムリエ協会が望むテイスティングコメントです。

これには、タイプ分けされたワインの模範となるテイスティングコメントを想定して対応します。
ここも、タイプ分けされた先にあるブドウ品種同士をまとめて、よりシンプルに構成して考えます。

より選ばれる可能性が高いコメントを凝縮し、事前に覚えやすく、シンプルに考えることで、これまでの12年間、多くの合格者を支援してこれました。

過去の出題分析はもちろん、近年のソムリエ協会の傾向まで含めて、得点につながるコメントだけを凝縮し、シンプルにまとめて考えます。

なぜ、このような考え方が可能かと言えば、二次のテイスティングはあくまで認定試験であり、それなりにブドウ品種と産地の特徴がわかりやすいワインが準備されるからです。間違ってもボルドーに間違えてしまうようなガメイといった特異なものは出題されません。
ですから、必然的に毎年テイスティングコメントが似通っているのです。

試験においてテイスティングコメントの配点は7割を超えます。
極端に言えば、ブドウ品種がわからなくてもテイスティングコメントさえそれなりであれば合格です。そのためにはソムリエ協会の求めるテイスティングコメントを答えなくてはなりません。

なので、タイプ分けし、ある程度ブドウ品種を特定した後は、試験会場で香りを探すのではなく、暗記したテイスティングコメントに則して解答していきます。
ワインの香りや味わいを一つ一つとらえていく作業にはものすごく時間がかるものです。ましてや、試験という特殊な環境の中、短い時間の中で的確にテイスティングし、複数のテイスティングコメントを選択するという作業は非常に困難です。

実際に試験中に選択しなくてはいけない項目は100以上あり、試験時間との兼ね合いを考えると一つのコメントに数秒もかけていられません。悩んでいる時間を差し引くと、瞬時にコメントを埋めないと絶対に間に合わないのです。経験の浅い方にとって、試験会場でテイスティングして香りや味わいのコメントを探すことは至難の業です。

これらの事をふまえても事前に模範テイスティングコメントを覚える意味は大きく、経験の浅い方が自分で感じた表現を選択肢から選ぶよりも、事前に暗記した模範コメントから選択する方が得点になる確率が高いのは自明の理です。

そして、事前に暗記したコメントには一切無駄なコメントがありませんので、まったく使わないコメントや、使う頻度の低いコメントなどを事前に省くことができます。より、得点する確率の高いものだけを覚えておくというわけです。

どうでしょうか。ワインがそれほどわからなくても、なんとかなるような気がしませんか?

テイスティングに自信のない方、
どうやって二次のテイスティングを攻略すればよいか迷っている方、
テイスティングはダメかもしれないとあきらめ気味の方、
そして、ワインの勉強を始めて間もない方が、

今からでも何とかするために、是非、この方法論を試していただきたいと思います。
9月16日 月曜日24:00まで「3週間は試してもらいたい特別価格」で提供中です。それ以降は通常価格になりますので、今のうちに是非ご検討してもらいたいと思い、改めてこの手法の肝をお伝えさせていただきました。

この必勝マニュアル+必勝講座2024が、沢山の受験生のお役に立つことを願っております。

長文、失礼しました。本日は、再びエキスパート呼称に戻って昨年のテイスティングを振り返ります。今回は第2回です。

にほんブログ村 酒ブログへ

ソムリエ試験二次のテイスティング対策関連のご案内

◆「二次のテイスティングをなんとか乗り切るための必勝マニュアル2024+必勝講座」のご案内
詳しくはこちら →まもなく特別価格が終了します。是非ご覧ください。

◆【東京、大阪】今からでも何とかするソムリエ試験二次テイスティング対策「直前」セミナー9月・10月開催
詳しくはこちら
・直前東京24>> 日時 9月24日(火)14:30~17:00
・直前東京25>> 日時 9月25日(水)14:30~17:00
・直前大阪1>> 日時 10月1
日(火)14:30~17:00

◆ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ 二次試験対策メルマガ 登録はこちらから
◆こーざと連動してインスタグラムで日々の勉強をちょっとサポート。フォローはこちらから
→2次試験対策、ちょっとアップしてます。




二次のテイスティングを振り返る~2023年度エキスパート呼称編2

エキスパート呼称 テイスティングアイテム
1 2021年 チリ ソーヴィニヨン・ブラン
2 2021年 オーストラリア リースリング
3 2021年 フランス グルナッシュ
4 2017年 スペイン テンプラニーリョ
5 ジン

こんばんは。先週の直前セミナー&懇親会はありがとうございました。

「うまくいかなかったらメールしません」と話したので、おそらく大丈夫だ、という報告です。→(笑)

********************************************************

席について試験開始までグラスを眺めると、白は二つとも淡く冷涼産地が優勢。赤は二つとも明るい~やや濃いくらいのレンジでこの時点では先入観を持たないようにしようと自分に言い聞かせます。

その他の酒は無色透明ですが、マークシートを見ると選択肢が「ジン、テキーラ、グラッパ、アクアビット」。香りを嗅いだだけでわかるサービス問題で、「あと10分」の声を聞いてしばらくしてからテイスティングしてもOKなので、心の余裕を持てました。→素晴らしい!ここでその他のお酒まで確認する余裕をもてるのは練習からくる自信のたまものですね。

さて試験開始となり白①です。
外見は上にある通りグリーンがかったレモンイエロー。最初の香りが独特ですごく迷いますが、香りは後で修正するとして冷涼品種のコメントをまず塗りつぶし、品種をブランクのまま次に移りました。
他の3つをテイスティングした後に戻ると、強い草の香りが立ってきて、ソーヴィニョン・ブランと判定しました。→ここも凄い。落ち着いていますね。新世界はスクリューの可能性があり、序盤還元しているパターンも見受けられます。品種個性の香りがあとから強くなってきたということですね。
ただ、産地がロワールではなく、樽香もないのでボルドーではなく、いままで飲んだニュージーランドとも少し違う感じがしましたが、最初の独特の香りが還元臭だと思って、スクリューキャップのニュージーランドに。
正解はチリとのことで、違和感の正体がわかりました(チリのSBは飲んだことがないのです)。ヴィンテージは2021年にして正解。白はフレッシュなら2021、重ければ2020にしようと決めていました。→なんというか…、言葉の出ない完璧なテイスティングでした。

次の白②は強烈なぺトロール臭。
これを外すと結構厳しいよな、と思いながら典型的なリースリングのコメントを埋めていき、産地は甘みがないのでアルザスにしました。正解はオーストラリアだったのですが(これも飲んだことがなかったのです)、まぁこれ以外は問題ないはずなので良しとします。こういう確実なものがあると余裕が持てますね。→多くの方がぺトロールを感じておられました。安心感のあるワインがあると余裕がでますよね。産地の違いも問題ないでしょう。ただ、アルザスのリースリングでも甘味があるものはあると思います。これからどんどん経験されてください。

問題は赤①で、正解は2021年のフランスのグルナッシュなのですが、
紫がかったラズベリーレッドで香りもフレッシュ、味わいも重さを感じず、やや色の濃いピノ・ノワールと取ってしまいました。
コメントもラズベリー、スミレ、紅茶などピノの典型的な回答にしたので、ここが不安要素です。こんなグルナッシュは飲んだことがなかったですが、南ローヌとかですかね。→グルナッシュは難しいです。今回のようなチャーミングなタイプから重厚感のあるものまでいろいろと造られています。今回のタイプは濃いピノ・ノワールで十分寄せていけていると思います。

赤②は縁がオレンジがかっていて熟成感を感じます。
香りは土っぽさ、埃っぽさがあり、飲んでみるとタンニンもそこそこ強く、前日にバルバレスコを飲んだこともあり、ネッビオーロが閃きました。コメントも土とか木樽を中心にしましたが、正解はテンプラニーリョ。9月のセミナーで飲んでいただけに少し悔しく思います。イタリアとスペインは難しいなぁ、と改めて感じます。→ヴァニラの香りがしっかりでていたというコメントが多いので、そこがヒントだったと思います。でも熟成系にふれていれば問題ないはずです。

その他の酒は冒頭に書きましたが、超ラッキーなことにドライジン。これは間違いようがないですね。リキュールの経験値が低いので助かりました。

********************************************************************************

ということで、大外しはしていないと思いますが、最終発表を見るまではまだ安心できません。
牧野さんへの御礼は発表後ということで、まずは2次試験のレポートをお伝えしました。

試験の翌日、ソムリエ佐藤陽一さん(著書にはお世話になりました!)のお店に行きました。
佐藤さんは名古屋会場の手伝いをしていたそうで、

「日本人はまじめだから 1→2→3 と順番にテイスティングするけど、2のマルベックが強かったから、3の日本のメルロを弱く取っちゃった人が多かったみたいなんですよ」というようなことを言ってました。
そこから考えると、メルロはそこそこ重めだったのかな、と。(何かの参考になれば)

ワインエキスパート試験にも通じますが、「赤ワインは、<濃い>と<やや濃い>があったら、順番に関わらず<やや濃い>からテイスティングした方が良い」ということですね。その他の酒を後回しにするのと同じことだと思います。→ここはとても参考になるお話ですね。なんせ佐藤さんのお話でもありますし。確かに極端に濃度の違うワインが並んだ場合、軽いものからテイスティングした方が強さを正確に捉えやすいかもしれません。貴重な情報ありがとうございます。

その他の酒の勉強のために買った「小瓶40本セット」を試験の翌日から寝酒にしています。
カルバドス→コニャックと来て、今日はアルマニャックです。→練習の時とは一味違う寝酒になったのではないでしょうか。

昼は暑いのに夜は急に寒くなる気候で、インフルエンザも流行っているようなので、体調にはお気をつけください。来週水曜日に朗報をお伝えできるのを信じて。

後日

こんばんは。無事、合格者リストに番号がありました。
2次試験に関しては本当に牧野さんのおかげです。感謝感謝です。
独学でしたので、2次試験のリハーサル的なセミナーを探していたところ、牧野さんのサイトに辿りつき、
おっしゃっていることがとても腹落ちできたので、「この人なら」とセミナーを申し込みました。→ありがとうございます。
最初の9月のセミナーでは「あれ、このままではヤバいかも」と思い、
「こーざ」も含め色々な情報をインプットして、それまで飲んでなかった種類のワインをたくさん飲んで試験対策。
それでもまだ不安だったので直前セミナーにも参加させていただき、手ごたえを感じることができました。
なにより懇親会に参加して牧野さんはじめ皆さんとお話しできたことが、自信と余裕につながりました。
本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
ワイン会にもぜひお声がけいただければ幸いです。
是非今度はOB・OGとしてご参加下さい。そして合格を疑う余地のない素晴らしいテイスティングでした。

 

こんにちは。遅くなりましたが、二次試験のご報告です。
必勝マニュアルにあったコメントをできるだけ記憶して臨みました。
___________________________________

・会場:名古屋銀行協会

10分ほど前に着いた時にはホールに多くの人が待機中でした。
11時ちょうどに会場入り。室温は特に低くなくグラスも冷えてるようには見えなかったため持参したカイロは使用せずに済みました。各テーブル2人ずつ着席。指示を聞いている間にワインの色を確認。私の席は前から2列目でしたが周囲の方々のワインの色も確認できました。腕時計も着けてはいけないということで時間配分に困るかと思いきや、会場の壁には時計があり助かりました。→無い会場も多いです。

ワイン4種類のテイスティング&解答が一通り終わったところでリキュールをチェック。

解答数は多くても少なくてもその項目は無効とのことでしたので、指示された数と解答数が合っているか最終チェック。埋めたと思っていたマーク数が足りてなかった箇所を見つけられ良かったです。→いつからかはわかりませんが変わったようですね。昔は少なくても大丈夫だったはずです。注意が必要ですね。
50分の制限時間、少し余る程度でした。

・白
香りがとても分かりやすく、どちらも最初に嗅いだ段階で品種は分かってしまう程でした。とは言えできるだけ客観的にチェックしたつもりです。→特徴が出ていたとはいえ、しっかり捉えられたのは素晴らしいです。

<白1> ソーヴィニヨン・ブラン NZ 2021
SBらしい草っぽい香りとグレープフルーツのような苦味のニュアンス。SB以外考えられませんでした。スッキリさわやか系のコメントを選び、生産国は新世界の冷涼地地域からNZにしました。

<白2> リースリング フランス 2021
ペトロール香がしてこちらもすぐにリースリングだと。重心の低い感じ。華やか系のコメントを選び、生産国はドイツではないと感じフランスにしました。

・赤
一見どちらも色が濃くはありましたが縁の色の違いは明白でした。

<赤3> MBA 日本 2022
色が濃いめで縁が紫。香りは色の濃さを裏切るイチゴが全面に。色と香りとの関係性ではすぐに品種が思い浮かばず少々混乱しました。ただ何度嗅いでもイチゴの香りが。濃い色なのに赤い果実系。コメントは色に惑わされず目の前のワインに沿って選びました。
9月のセミナーでテイスティングしたMBAを思い出し、選択しました。→赤いフルーツの香りや、チャーミングな香りが感じられるグルナッシュでした。ボリューム的にもMBAで十分得点できると思います。
このワインだけ香りの印象の選択が4つでした。

 

<赤4> カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2018
色は濃く縁がオレンジがかっていて熟成している感じ。香りも味も丸い。米CSとしてコメントを選びました。ヴァニラの香りがした時点でテンプラニーリョを考えるべきでした。→ここは惜しかったですね、熟成・ヴァニラの両方を感じておられただけに。
縁のオレンジ色を見て取っていたのにヴィンテージ2017年は選べませんでした。→ここは仕方ありません。

 

<その他>
以前よく飲んでいたジントニックの味と香りと同じだったので選ぶことができました。舐める程度にして正解でした。直後は舌がピリピリしてしまい急い慌てました。

___________________________________

以上です。

二次対策セミナー、必勝マニュアル、そして何より牧野さんから伺ったお話で少しワインのことが分かってきたように感じています。試験のためにワインを試飲することが嫌になる時期もありましたが何とか続けられたのも牧野さんのおかげです。ありがとうございました。→こちらこそです。

合否はさておき、できることはやってきたのでとてもスッキリしています。試験後のこのリラックスした気分!自分でもこれほど試験のことが気掛かりだったのだと改めて知りました。

25日の合格発表を待つことにします。結果、ご報告致します。

合格間違いないと思える素晴らしいテイスティングでした。こちらの方は2年目の挑戦で、やはりテイスティングに安定感があります。
読んでいてご本人の努力を感じました。
もちろん合格のご連絡をいただいております。お疲れさまでした。

 

初めてメール致します。エキスパートを受験した50代男性です。
昨年秋にこーざを発見して以降、色々と参考にさせて頂きました。また、必勝マニュアルはじめ、動画、お役立ちグッズはとてもありがたいものでした。動画の内容は何度も聞き直しました。マークシートやコメントシートも自作しようと思っていたので助かりました。→お役に立てたようで嬉しいです。励みになります。

さて、私の2次試験報告をさせて頂きます。
ブログのアドバイスを参考に、3日前からはテイスティングはせず、コメントの暗記と作戦の書き出しをしました。

作戦
試験開始後、まずブドウ品種の確認と用語選択用紙に選択数を記入(約5分)
4種類のワインの外観のだけ、品種を想定せずに、解答を先に行う(約2分x4=8分+α)
その後、白1から順番に香り味わい等の解答を行う(約6分x4=24分+α)
マークミスのチェックをした後、リキュールの解答をする。
次のワインに移ったら前のワインに戻って、解答を書き直さない。
今の自分にできないことをしようとしない。(例:ヴィンテージを当てようとしない)
→事前の決め事は試験での思考に安定感が出ますのでとても良いと思います。

会場:大阪 ホテル阪急インターナショナル
ホッカイロは暖かくなるまで少し時間がかかるようだったので、自宅を出る前に袋から出し、薄い上着の左右胸ポケットにセッティングして出発しました。ホテルには約30分前に到着し、エレベータで6階の会場前に行きましたが、会場前のスペースはそれほど広くはなく、座る場所もないため、1階の人の少なそうな所で、コメントの再確認。開場の10分前に6階に戻ると、待っている人も増えていました。

開場時刻は予定通りで、会議用の長テーブルに白いクロスがかけてあり、ワインはすでにセッティングされていました。(ほぼ、動画から想像していた通りでした。)
水は5番のリキュールの右側にあり、コップに9割くらい入った状態でプラスチックの蓋がされていました。その右横に吐き出し用の大きめの紙コップがありました。テーブルは二人掛けで、左右には十分なスペースがありましたが、前後はやや狭く感じました。筆記用具と老眼鏡を右側に置き、待っている間にワインを観察。
白二つはほぼ同じ色調のレモンイエロー。赤は、3より4の方が濃い様に見えましたが、周りのワインを見るとほぼ同じ色調に見えました。リキュールは透明。→落ち着いて観察されていますね。素晴らしい。

オリエンテーションが終わり、少し待ち時間。(この間に、ティッシュをもらっておいた方がよかったと思います。)→言えばくれるんですね。

試験開始。
リキュールが透明なので、水と間違えて飲まない様に、水と紙コップは左側に移動させました。
ブドウ品種の確認と用語選択用紙に選択数を記入。
白1と2で用語選択数が、「果実花植物」と「香りの印象」の項目で違っていました。

次に、「外観」を解答(コメント詳細は別記します)
白1:グリーンがかったレモンイエロー、粘性やや強い
白2:グリーンがかったレモンイエロー、粘性やや軽い
(ここで10分経過)
赤3:紫がかったルビーラズベリーレッド
赤4:オレンジがかったルビーラズベリーレッド

↑すべて正解していそうですね(笑)素晴らしい。

続いて「香り」「味わい」を順番に解答

白1:2021年 チリ ソーヴィニヨン・ブラン
(私の解答:2021年フランス ソーヴィニヨンブラン)
香りをとろうとするが、まったく分からず。左右交互にホッカイロで手を温めながら、グラスの底を持って60数える。→今回の白ワイン、すぐにわかった方と、(おそらく還元のため)時間がかかった方の2パターンの報告がうかがえます。(おそらく)スクリューの難しさですね。
再び香りをとると、ソーヴィニヨンブランの香り。ニュージーランドのフルーティーさは無い。口に含む前に係りの人に声をかけ、ティッシュペーパーをもらう。味わいもミネラル感があるような気がしたので産地はフランスに。

白1コメント詳細
「外観」澄んだ、輝きのある、グリーンがかったレモンイエロー、淡い、粘性やや強い、若々しい&軽快な
「香り」開いている、華やかな、柑橘類、青リンゴ、スイカズラ、ヴェルヴェーヌ、石灰、火打石、貝殻、コリアンダー、若々しい、第1アロマが強い
「味わい」アタックやや軽い、甘味ソフトな、酸味爽やかな、苦み穏やかな、バランスドライな、アルコール中程度、余韻やや短い
「その他」シンプルフレッシュ感を楽しむ、8-10度、グラス小ぶり、2021年、フランス、ソーヴィニヨンブラン
→要所を抑えたコメントだと思います。ただ、「草のような」は入れても良かったのではないでしょうか。

(白1の途中で20分経過)

白2:2021年 オーストラリア リースリング
(私の解答:2021年 フランス リースリング)
最初に香りをとると、一瞬リースリングっぽい香りがしたが、2度目は分からず。
リースリングならスワーリングするとペトロール香がすることも多いがこれも分からす。さすがにこのワインも温めている時間はなく、口に含む。この菩提樹ハチミツのような風味と酸の感じは間違いなくリースリング、、、だと自分に言いきかせる。残糖のあるドイツのリースリング以外は今の自分には産地の区別はつかないので、あらかじめ決めておいた通り産地はフランスに。→このあたりの割り切りは大切です。菩提樹をとれているのは素晴らしいです。

白2コメント詳細
「外観」澄んだ、輝きのある、グリーンがかったレモンイエロー、淡い、粘性やや軽い、若々しい&軽快な
「香り」開いている、華やかな、柑橘類、青リンゴ、スイカズラ、石灰、火打石、貝殻、香木、若々しい、嫌気的な、第一アロマが強い
「味わい」アタックやや軽い、甘味まろやか、酸味はつらつとした、苦み穏やかな、バランスまろやかな、アルコールやや軽め、余韻やや短い
「その他」シンプルフレッシュ感を楽しむ、8-10度、グラス中庸、2021年、フランス、リースリング
→味わいはもう少しタイトにもっていっても良かったかも。それでも十分とれていますが。

(白2の途中で30分経過 少し焦り始める)→これは焦りますね・・・(笑)

赤3:2021年 フランス グルナッシュ
(私の解答:2020年 ニュージーランド ピノノワール)
香りも味もなんだかよく分からず、悩んだ挙句、ニュージーランドのピノノワール想定で解答。→うまく寄せています。

赤3コメント詳細
「外観」澄んだ、輝きのある、紫がかったルビーラズベリーレッド、やや濃い、やや強い粘性、若々しい&成熟度が高い
「香り」開いている、華やかな、ラズベリー、ブルーベリー、バラ、紅茶、シナモン、ナツメグ、甘草、なめし皮、若々しい、第一アロマが強い
「味わい」アタックやや強い、甘味まろやか、酸味なめらかな、タンニンサラサラとした、バランス流れるような、アルコール中程度、余韻やや長い
「その他」成熟度が高く豊か、14-16度、グラス中庸、デカンタージュ必要なし、2020年、ニュージーランド、ピノノワール
→やや強めに取れているのがいいですね。紫の色調ですからなめし皮はいらなかったと思います。

(ここで40分経過 かなり焦っている)

赤4:2017年 スペイン テンプラニーリョ
(私の解答:2020年 スペイン テンプラニーリョ)
外観からは多分熟成系。香りをとるとアメリカンオーク。味わいもテンプラニーリョで間違いない、、、、と思うしかない。ヴィンテージもちょっとおかしいけど考えるだけ時間の無駄と割り切る。→「シンプルに考える」が実践できています。時間がなかったことも逆に良かったのかもしれませんね。

赤4コメント詳細
「外観」澄んだ、輝きのある、オレンジがかったルビーラズベリーレッド、やや濃い、粘性やや強い、若い状態を抜けた&成熟度が高い
「香り」開いている、華やかな、ラズベリー、ブルーベリー、カシス、干しプラム、シナモン、ナツメグ、甘草、ヴァニラ、熟成感が現れている、木樽からのニュアンス
「味わい」アタックやや強い、甘味まろやか、酸味なめらか、タンニン力強い、バランス力強い、アルコールやや強め、余韻やや長い
「その他」成熟度が高く豊か、14-16度、グラス中庸、デカンタージュ必要なし、2020年、スペイン、テンプラニーリョ
→焦っているとは思えない素晴らしいコメントです。

(必死にマークシートを塗り続けていると、残り5分のアナウンス)

リキュールが気になって、マークミスしそうなので、少し口に含んで先にグラッパにマーク。
そのまま、赤4のマークを塗り続けて、最後にマークミスがないかどうかを確認し、ギリギリ終了。

リキュール5:ジン
(私の解答:グラッパ)

改めて、状況を書いてみると、時間的に余裕を見て作戦を立てていましたが、想定通りにはいかず、後半になるにつれてどんどん焦っている状況を思い出します。→本番は皆さん時間が足りなくなります。

昨夜は5月以来行けてなかったイタリアンのお店で、一緒に受験した妻とピノグリージョを飲みました。試験結果はどうであれワインに対する視界が広がったような気がします。ありがとうございました。いつか先生のいらっしゃるお店にもうかがいたいと思います。→ありがとうござます。是非お待ちしております。

合格間違いないと返信しましたが、本当に素晴らしいテイスティングでした。基本的な品種を確実に抑えつつ、わからない品種へのアプローチもとても良かったと思います。押さえるべきところをしっかりと押さえているのが良くわかります。

時間が無くて焦っていたとおっしゃられている中でも、的確にコメントされている様子が印象的でした。もちろん合格の連絡を頂戴しております。

 

先日はありがとうございました。結局ミュート解除のやり方が分からなくて聴き専門でしたが貴重なお時間を設けて頂きありがとうございました。→Zoom座談会でのお話ですね。ご参加ありがとうございます。

実は、もうソムリエを取っておりワイン検定の講師も目指す為に一次免除の二次からエキスパート試験受けました。

しかし全く分からず、皆様が正解された白ワインもわかりませんでした。1番のアイテムは最早私の中では香りが臭くてなんだか全く分からずなのに、良く皆様SBだと分かったなと、ビックリしております。麝香って付けちゃいました‥→還元して香りが出ていないと思われるコメントも多くいただきました。

私が受けたソムリエは三次は、トップバッターでしたが、私以外テーブルクロスが血だらけでした。でも、1人凄く遅い方が居てしかも皿やグラスを取りに行くのに譲ったのになぜか断り待っていました。結局その方は、皆が気の毒そうに観るほど終わらなくて‥試験終了の合図があったのに続けて‥試験管に辞めてくださいと直接言われ余計にこちらの気まずい雰囲気あったのです。でも合否見たら受かってました。ビックリです。→貴重な情報ありがとうございます。やっぱり実技はよっぽどのことがなければ落ちません。

すでにソムリエの資格をお持ちの方のご報告でした。
①のSBですが、他のコメントや上にも書いておりますが、新世界のスクリューだった場合、還元していた可能性があります。
試験時間ではその還元が抜けないケースがあると個人的には思っているので、この辺は運というかなんというか…。
この試験の難しいところですね。
(実際に①のワインには気泡があったという報告がありました。②もですが。)

 

こんにちは 半年間大変お世話になりました。
遅くなりましたが、テイスティング試験レポートを送ります。自分の未熟な判断を人前に晒すのは少し勇気がいりますね。→ご報告本当にありがとうございます。

大阪会場 ホテル阪急インターナショナル

冷房がしっかり効いてて、ジャケット着てて良かったと思いました。照明は若干暗く感じたのは、私の老眼のせいでしょうか。→ホテルの照明は意外とくらいことも多いです。食事を美味しく見せるために暖色がほとんどですから。東京の雅叙園も同じくです。
前列だったため、他の人のグラスを眺めることも出来ず不安いっぱいでスタートしました。

白1に対し白2はかなり薄い色合いで、甲州やトロンテスが浮かんだほどでした。白1はやや濃く感じ取れました。

テイスティングが始まり香りを取ると、①は、強目の草っぽさを感じ、まずはソーヴィニオンブランに当たりをつけ、②に移りました。これはペトロール臭?リースリングじゃないのかな?とりあえず白はなんとかなるかもと思い、心が落ち着きました。→品種個性をしっかり捉えられると安心しますね。

①に戻り続けました。やっぱり草っぽい!でも少し濃いなと感じ、色調やや濃い、粘性やや強い、外観若々しい、成熟度が高いを選択しました。
香りでは柑橘、青リンゴ、スイカズラ、そして思い切って草っぽいを選択。ためらいはあったものの、この時点でソーヴィニオンブランと決めて次に進みました。NZかなと思いましたが、2年続かないだろというだけで、フランス2020を選択しました。

②はスタートからリースリングとほぼ決め、ほぼ決まったコメントを選択しました。でもなぜか柑橘を、強く感じず青リンゴ、リンゴ、スイカズラ。フルーツよりミネラルを強く感じたので、オーストラリア2021を選択しました。→(フルーツ<ミネラル)=オーストラリアの方程式は私にはわからないのですが、ご自身の中でしっかり特徴をパターン化していたということでしょう。素晴らしいです。

一転赤は全く検討つかず、焦りが先走りました。③は④よりはやや明るく感じて、その特徴を強く感じ過ぎました。ピノ・ノワールにしては色濃いし、ガメイ?選択肢に無い!そうイチゴ感無いから違うな、MBAもないとなると、ネッビオーロ?そんなに苦くない!→検討している方向性はとてもいい感じです。

この時点で、淡い色合いに気持ちがより過ぎてました。最初に感じたそんなに明るくない感覚は飛んでしまって、紫がかったルビー、濃淡やや明るい、粘性やや軽い、若々しい、成熟度が高いとピノ一色となってしまいました。
焦って冷静ではなかったように思います。収穫年、国、品種どれもはずしました。→コメントはそこまでずれていないはずです。

④渕にオレンジっぽさも感じはしたものの、オレンジがかったを選択するほどでは無いと感じ、縁が明るいガーネットを選択。→ここは各自の判断ですが、アリです。<縁が明るい>もしくは<オレンジがかった>が選択できていれば良いと思います。

濃淡やや濃い、粘性やや強い、印象若い状態を抜けた、成熟度が高いを選択
香り開いている、強い。特徴ブルーベリー、カシス、スミレ、シナモン、ナツメグ、甘草、ロースト。印象第1アロマ、木樽。
アタックやや強い、甘みまろやか、酸味まろやか、タンニン力強い、バランス力強い、アルコールやや強め、余韻やや長い。

ここまで来ても、品種に検討つかず、評価以降はありがちな選択。残ってる候補は、CS、グルナッシュ、テンプラニーリョ、メルロ。
樽香をそこまで強く感じなかったので、テンプラニーリョを外してしまい、グルナッシュはわからず、日本のメルロならありそうとなりました。
→品種は外してもタイプ分けでしっかり寄せています。問題ありません。

長くなってしまいました、すみません。半年間ありがとうございました。またお世話になるかもしれませんがよろしくお願いします。

正直、これで不合格はないという見事なテイスティングでした。もちろん細かい部分で色々と悔しいところは残ったとは思いますが、十分合格圏内のテイスティングです。後日、ちゃんと合格のご連絡をいただきました。

こうして改めて見返しても、みなさんの熱意や緊張感が伝わってくるようです。本当にお疲れさまでした。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ , 2024 All Rights Reserved.