いざ、出陣!!

第145回
とうとう明日、二次試験当日を迎えます。皆様へエールを。
※エクセレンス呼称の一次試験も同日です。並大抵ではない努力でここまでこられたことでしょう。あとは天に任せて最善をつくすのみです。応援しています。
明日は夢への第一歩。
いざ、出陣!!
これまで長い道のりでした。こちらの更新も140回を超えました。
なによりも、ここまでたどり着いたご自身を褒めたたえましょう。誰もが明日の二次試験に挑めるわけではありません。
まだまだワインに関してわからない事ばかりでしょう。二次試験対策も思ったほど進まなかったかもしれません。でも、何度も言いますが、ワインってそんなに簡単にわかるものではありません。
あなたは今、ワイン道を歩き始めています。そして、明日最初の関所にたどり着きます。
さぁ、なんとかその関所を越えて、新たな一歩を踏み出そうではありませんか!
なんとか越えればいいんです。向こうにはおそらく皆さんの知らない世界が広がっています。
あなたは十分に努力しました。大丈夫です。自分を信じて試験に挑みましょう。
「いまだにリースリングの特徴がつかめず…、最後までシラーとカベルネの違いがいまいちわからなかった…」などと思っている方もいらっしゃるでしょう。心配ありません。明日隣に座った方も同じように思っているのですから。
それでも、合格できる力はついています。
今日はそれほど気合を入れてテイスティングしないでください。連日の特訓で舌が疲れているでしょうから。
また、試験を受けているつもりで今一度、イメージトレーニングを行ってみてください。間違いなく緊張します、何度か頭の中でイメージトレーニング、シュミレーションするのとしないのでは、咄嗟の時の、パニックになった場合の対応に違いが出ます。
そして、布団に入ったら自分が晴れて合格した姿を映像として頭に焼き付けてから眠りにつきましょう。
眠れない方はイメージトレーニング続行です。この最後の最後で一歩前進するかもしれません。また、一次試験の時にもお伝えしましたが、一日くらい寝なくてもなんの問題もありません。明日は寝不足以上に緊張してそれどころではありませんから。
最後の最後まであきらめなかったのですから絶対に大丈夫です。合格するという強い気持ちをもって試験に挑んでください。
全くわからない、見当もつかないブドウ品種が出題されることもあるでしょう。その時は深呼吸して気持ちを落ち着けて、ひとまず後回し。先に赤ワインに進んでもいいんです。まずは取れそうなところから確実に取る。
そして、そのわからないアイテムに戻ってもまだいまいち…であれば、まず強弱をしっかり感じて取れるところをマークします。外観と味わいはブドウ品種がイメージできなくても強弱でコメントが取れますから。
その後、香りのコメントはご自身の知っているブドウ品種に無理にでも当てはめて、または近いものをなんとか選べばOK。もしくは、これまで一番多く選択したと思える頻出コメントをマークしてもいいでしょう。
合格するためにブドウ品種をあきらめることも大切です。とにかく、冷静さを失わないこと。知らないブドウなら知らないなりに、今まで自分が経験してきたイメージで取れるコメントを取る。
これで大丈夫です。難しく考えてはいけません。どうにもならない時はブドウ品種を捨てて、切り替えることです。とにかく落ち着いて自分のペースを保つことが一番大切です。
最後に私から一言
落ち着いて、素直に、シンプルに。
そして、あなたは合格します。
いざ、出陣!!
牧野 重希