はじめに ~2024年度こーざの手引き~

第0回

こんにちは。本サイトにお越しいただき、ありがとうございます。
『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』の管理人、牧野重希と申します。

現在、2024年度の講座を開講中でして、

このページでは、この”こーざ”に初めて訪れた方に、サイトの内容・構成や使い方をレクチャーしています。

ちなみにこの講座は2011年11月の開講以来一貫して
「 地方在住のワインスクールに通えない初心者の方や、独学での受験を目指す方であっても、
”なんとか”JSAソムリエ認定試験に合格できる 」
をコンセプトにわかり易い講座を目指しております。

これまでも沢山の合格者を送り出してきた実績があります。
必ずソムリエ試験合格を目指すあなたのお役に立つことを約束いたします。

 



はじめに ~2024年度こーざの手引き~

 

ここでは、この『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』に初めて訪れた方のために、この講座の概要や使い方を簡単にご説明いたします。

特長

 

一次試験対策はブログで最新情報を公開

この『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』は、2011年の開講以来ずっとブログで一次試験対策を公開し続けています。

1月より本格的にスタートし、受験がスタートする7月中旬をめどに、ほぼすべての範囲を公開し終える予定です。
発信する情報は、原則ソムリエ協会が発行している最新の教本に合わせて更新しています。

代表産地のフランスからスタートし、その他のヨーロッパ諸国、そして新世界、最後にワイン産地以外の項目といった流れで進めてまいります。

ちなみにですが、無料公開ですのでお金はかかりません。→必要に応じてご自身で参考書などは買うことになるかもしれませんが。
私自身、この講座の卒業生になりますが、当時の私の給与は今とは比べものにならない程低く、ワインスクールに通うお金を捻出することはできませんでしたし(今は15万前後でしょうか…)、忙しい飲食業に勤めながら、スクールの授業に合わせてお店を休むなんてできるわけもありませんでした。そんな時に出会ったのがこの『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』であり、まさに救いでした。

多くの卒業生が、この講座の一次試験対策で勉強し、そして合格を手にしておられます。

 

モチベーション継続に自信のない人は必見

この講座は、1月からソムリエ一次試験開始の7月まで、約2日に1回のペースで更新を行っていきます。→その後は2次試験・3次試験対策の更新へ移行していきます。

試験日までの長い時間、常に最高のモチベーションを保って勉強することは、誰にとっても難しいことです。そんな時、伴走者のように試験内容の更新を行うこの講座を指標にしてみて下さい。

「とりあえず見てみよう」と思ってもらえるだけで十分です。
この講座は、導入部分でこれから皆さんが出会うであろうワインのお話を交えて進めていきます。いきなり勉強からスタートしない分だけでハードルが低いので、とりあえず見てみることで、少しは勉強への意欲を取り戻すことができると思います。

また、日々の勉強のルーティンとして取り入れてもらうことで、勉強のリズムづくりの手助けになればと思っています。

受験生の皆さんと一緒に進みながら、共に試験に向かっていく、それがこの『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』です。

・こーざと連動してインスタグラムで日々の勉強をちょっとサポート。フォローはこちらから

過去の出題内容が中心のわかりやすい構成

詳しくは後の回でお伝えしますが、3月開始の受験申し込みを終えると、ご自宅に最新のソムリエ教本が届きます。きっとその分厚さに驚かれることでしょう。情報をある程度まとめている受験対策の参考書(最近は発刊自体がめっきり少なくなてしまいましたが)ですら、全部丸暗記するのは不可能でしょう。できる方もいるのかもしれませんが・・・
受験者からも、「何をどこまで覚えたら良いのかわからず不安」という声を多数いただいています。

この『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』は、最新のソムリエ教本に記載されている内容から、過去に出題があった箇所を中心に極力わかりやすくコンパクトにまとめています。過去10年以上の過去問の蓄積をもとに講座がまとめられているので、試験合格へ直結する勉強の手助けとなります。

また、試験範囲の勉強のあとに、必ず過去問を用意しているのもこの講座の特徴です。過去問の重要性も後の回でお伝えしますが、導入→講座→過去問の流れで、受験生の勉強をしっかりフォローします。

一次試験対策の内容や進め方については、これらの記事も参考にしてみてください。

 

一次試験対策記事の見方

・記事のタイトルについているアルファベットの意味

重要度を示す基準として、表題(タイトル)の末に「ボルドーの基本 ランク<C>」のように<A>~<E>と表記することにします。これらは、CBT方式の一次試験になってからの各項目の重要度を私なりの感覚で<A>~<E>までの五段階で表示したものです。

<A>:合格するための必須項目!ここを乗り越えずして合格はあり得ません。
<B>:こちらもしっかり取りたいところ。少なくとも過去問・想定問題は完全にマスターしましょう。
<C>:何が何でも!とまではいかないけど、合格のためには押さえたほうがイイかな。
<D-1>:頻出とは言えないものの、覚える箇所も少なく、出題される箇所が決まっているので頑張る価値あり!
<D-2>:出題されるかもしれないけど、まぁ、余裕がなければスルーしてもいいかも。
<E>:時間がない方は、あっさりあきらめましょう。
※このランク分けは基本は一次試験向けですが、一部(例えばジョージアや英国など)ソムリエ呼称の二次の論述対策も意識しております。

・記事内にある<1>、<3>、<5>といった数字の意味
試験がCBT方式になってから記載を始めました。
あくまでこちらで把握している2022年までの出題情報をもとに、出題された回数を記載しております。
ランダムで問題が出題されるCBTにおいては、必ずしも正確な数字とは言えませんが、「どこが問われるのか?」という意味においては参考になると思います。

・記事内のAOC名表記の色に関して
主にフランスのAOC表記が対象ですが、
青色は白ワイン赤色は赤ワインピンク色はロゼワインが生産可能であることを表し、三色で表現されているものは白・赤・ロゼの全てが認められていることを表します。
また、Saumurのように青・赤・ピンクの割合はその色のワインがどれだけ占めているかの単純なイメージです。例えばこのソミュールは白赤ロゼの生産が認められていますが、半分以上が赤ワイン、ほんの少量のロゼワインが造られているというイメージです。なんとなくではありますが役に立つ時もあるはずとうことで、このような表記を採用してます。

・各回、また章の最後につけている過去問について
詳しくは、「合格に必要な試験対策問題の取り組み方・オススメ問題集」で説明いたしますが、

この講座では過去問をとても重視しています。
各回の勉強の後に原則過去問を必ず用意し、知識の定着をうながします。
その際、過去問の解答はあえて記載しません。正解を自らで導く過程も、知識の定着にかなり役立つからです。
答えを導くための情報は講座の中でしっかりお伝えします。

同じ理由で、各章末に掲載するCBT想定問題の解答も最低限にとどめています。
過去の出題情報をもとに掲載しておりますが、問題の掲載だけでは何を問われているかわからない問題については求められた解答を記載しております。詳しくは各CBT想定問題の回で説明いたします。

※いずれの場合も、難易度が高く解答の記載が必要だと感じた問題については情報を補足しております。ご安心ください。

一次試験対策の流れは「ソムエリ試験一次のCBT試験を攻略するには?」で掲載の内容も参考にしてみてください。

2次試験対策もしっかり対応

『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』は2次試験以降の対策にもしっかり対応しています。一次試験対策と並行して徐々に準備を提案しながら、2次試験が近づいてきたら下記の本格的な対策を行っていきます。

・ソムリエ協会の最新の試験結果を反映したテイスティング試験必勝マニュアル→かなりご好評いただいています。
・札幌・仙台・東京・名古屋・大阪でのテイスティングセミナーの開催

・過去の受験生からのリアルな受験報告をもとにしたイメージトレーニング対策も公開

特に必勝マニュアルは、地方在住でセミナーなどに参加できない多数の受験者を合格に導いてきました。ワインが全くわからないという方でも、2次試験になんとしても合格するべくフォローしていきます。

もちろん、ソムリエ呼称の方の3次試験対策(論述、実技)も対策を行いますので安心してください。

また、二次試験への準備が本格化する一次試験終了後までの間に、今のうちに押さえたい二次試験対策予備知識として、早めの2次試験対策をメルマガで発信しています。

テイスティング対策にはどうしても時間が必要なところがあります。
二次試験対策に必要なことを早めに理解していただくメリットの提供と、
暗記作業になりがちな一次試験対策のなかで、ワインに直結するテイスティング対策を息抜きにしてもらえればと考えています。

メールアドレスを登録するだけで開始できますので、こちらも一次対策と並行してご覧になってみて下さい。

・ワインの酸とアルコールについて
・各ブドウ品種の特徴
・白ワイン・赤ワインの特徴
・二次試験で出題されたワインの分析
・二次試験対策用のワインについて
・ワインのヴィンテージについて

以上のような、テイスティング試験の前に知っておいてほしいことをお伝えしていきます。また、少しでもテイスティングへのモチベーションを上げていただきたいので、登録後の最初のメールでは、2次試験合格をグッと引き寄せる3つの簡単なトレーニングを紹介します。
簡単なものばかりなので手間や時間はかかりませんが、それ以上の効果があるはずです。ゲーム感覚で楽しんでもらえるトレーニングもあるので是非お試しを。メルマガのみでしか公開しない情報も出てくると思いますので、気軽に登録してみて下さい。

二次試験対策メルマガの登録はこちらから
※バックナンバーも全員に配信しますので、是非ご登録ください。

 

この講座の卒業生の声

『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』の卒業生の声です。なんとなくですが、この”こーざ”のイメージをつかんでいただけると思います。

私はお酒が飲めるようになったころからワインが好きで、趣味としてワインを楽しんでおり、いつかはワインエキスパートの取得を出来れば…くらいに考えていました。今年も受けることは考えていなかったのですが、6月に職(前職は教育関係です。)を一度離れることになり、時間ができたため、6月の下旬に受験を決意しました。

開始が極端に遅かったことと、もともとスクールタイプよりも独学でマイペースに学ぶ方が得意なので、独学でやれるだけやってみようと勉強をスタートしました。

6月下旬からの勉強方法は、杉山明日香さんの「ソムリエ試験対策講座」を参考書に、頭から順にワイン概論→フランス→イタリア→スペイン→ポルトガル→ドイツまで勉強を進めました。

ですが、この頃ずっと不安だったのが、「何をどこまで覚えたらよいのか」「どれを優先に覚えたら(学んだら)よいのか」分からずに行き詰っていました。
(今になって分かるのは、上記の参考書では出る可能性があるものがほとんど赤字なので全部覚えなければ…という印象と形式的なのでストーリーとして頭の中に記憶されにくい…というのが私には合わなかったのかなと思います。)

一次試験を勉強するうえで、ここの範囲を何も考えずとにかく覚える!という勉強スタイルが得意な方は上記の参考書が最適だと思います。一方で、内容をストーリー仕立てで整理して勉強するスタイルが得意の方はこちらの講座が合っていると私は考えます。

独学での一次試験の勉強のアドバイスとして二点あげますと、一つ目は、「こちらの講座の勉強の仕方をとにかく信じて突き進むこと」と、二つ目は、「イメージとして、頭の中に各国ごとに箱をしっかりと作り、その箱の中に国ごとの知識を詰め込んでいき、引き出しを増やすこと(そして試験の時に、どの国の内容の問題かが分かればある程度選択肢が搾れると思います。)」

話がそれてしまいましたが、6月下旬から勉強を始め、行き詰っていた時、そこで何かいい方法はないか…と探していて出会ったのがこのこーざでした。それが7月25日でした(笑)上記の通り、この時点で勉強はドイツまでしか終わってなかったのですが、そこからこのこーざの今年の1回目から追い掛け、3週間で最後まで1周しました。この講座を信じて突き進みました。一日5時間以上の猛勉強でしたが、何とか8月30日に一発で一次試験を合格することが出来ました。
(問題運にも助けられ、B判定でしたが、試験中にこれは受かったな思うほど余裕がありました。)

しかし、この講座に出会ってなければ今年の一次試験の合格はなかったと思います。本当に感謝しております。

 

「こーざ」のおかげで、無事ワインエキスパートに合格しました!ありがとうございます。

地方都市在住で、周囲にワイン仲間もおらず、1人で試験に向き合いました。感謝の気持ちをお伝えしたいのと、試験に受かった時点の実力はこんな感じだったということを今後の受験生に伝えたくて、長文になったことをお許しください。

一次試験はとにかく基本的な問題は取りこぼしがないようにする。地理の問題が多いので地図は自分で絵に書いて覚える。
この2点のみを心掛けました。試験問題を作る側で考えると、難問はいくらでも作れるため、難問で同じ問題が出る確率はとても低いと考え全て無視しました(というよりもそんな余裕はありませんでした)。

教本を見ても、正直どこがポイントなのか全くわからず、「ソムリエ試験対策問題集1200問」を購入しました。しかしだたの1問も分からず、問題の意味すら分からないことも多かったです。ネットであちこち調べながらフランス、スペインと勉強し5月にイタリアに入ったところでこの「こーざ」に出会いました。

読みやすく、わかりやすく、何よりワインと受験生に対する愛情が伝わってきて非常に嬉しかったです。私が一番楽しみだったのは「こーざ」表紙となる毎回の写真です。試験勉強から一瞬離れて、ワインのことを知りたいな、という初心を再確認させてくれました。

「こーざ」は内容もコンパクトで赤字は赤ワイン、青字は白ワインというのも秀逸です!
見やすく、わかりやすく、勉強の計画も立てやすく本当に助かりました。「1200問」に書いてないけど「こーざ」では基本的だと思われる内容を「1200問」に書き込んでいく、という作業をして覚えました。フランスとスペインは7月に再度「こーざ」で勉強し直しました。8/7に試験を受けたのですが、南米、東欧は間に合わず、試験前3日間で詰め込みました。

~中略~

試験を終えた印象としては、「1200問+こーざ」の基本的な部分を70%くらい選んで(難しそうな20-30%は最初から捨てる)ほぼ完璧に覚える、という勉強法でしたが、合格ラインは突破できました。おそらくどの試験も同様だと思いますが、できないことに手を広げないこと、簡単な問題を落とさないことが大事だと思います。

 

この度、お陰様でワインエキスパートを合格しました。厚く御礼申し上げます。以下、ご報告します。

知り合いのエキスパートから貴講座を教えていただき、昨年末から本格的にエキスパート試験を見据えて勉強開始しました。その方も貴講座で合格したとのことでした。

勉強は仕事の行き帰りの移動時間や土日が中心でした。本来であれば教本を横に調べながら勉強することが知識としては深まるのでしょうが、あの量を読み始めたら時間が足りないと思い、本当に気になるところだけ調べるようにしました。実際に読んだページは数ページだと思います。

貴講座を繰り返し覚えるべきところをソラで言えるようにする/地名系であれば真っ白な紙に地図を書くトレーニングを積みました。実際にやっていたことは

・更新されたらさらっとで良いからすぐ読む
・ワインを飲んだら関連のページを振り返る(ex シャブリのんだらシャブリのGC)、テーマが決まっているワイン会の前に貴講座で事前に知識をつける
・2,3周目からは、読んだら真っ白な紙に得た知識を書く(ex シャブリのGCを地図とともに書く)

以上でしょうか。

~中略~

最後にはなりますが、改めて、貴講座のおかげで栃木在住ながら独学でエキスパート試験を合格することができました。資格を持っているからこそ、言葉の責任感も多少出てくるかもしれません。ここからがスタートと思って、もっとワインを深められるよう、そして良い飲み手になれるよう勉強していきます。

大変お世話なりました。

 

最後に

このページをご覧いただいたということは、あなたは何かしらの理由でワインに興味を持ち、そしてワインの知識を深めたいという思いでここへいらっしゃったのだと思います。
レストランでソムリエをしていてよく感じるのは、一般の(有資格者ではない)お客様は「ソムリエは特別な能力がないとなれない」と思っておられることです。つまり、人より優れた暗記力や、優れた味覚能力を持っていると思っておられるのです。

でも、実際はそんなことはありません。暗記が得意でない、好きでない方が一次試験を合格されますし、極めて普通の味覚の持ち主が二次試験を通過できます。→私もまったく同じです。

決して越えられない高いハードルではないんです。

唯一必要な能力があるとすれば、それは「ワインへの興味」だけです。→ここを読んでいるあなたがすでに持っている能力です。

ワインの世界は広く、深く、そしてとても楽しい世界です。そして沢山のご縁を連れてきてくれる飲み物でもあります。私自身ワインと出会って人生が変わり、沢山のご縁をいただき、今この講座の管理人をしています。

ソムリエ試験の合格はその世界への入り口です。

是非この資格にチャレンジし、そして合格して、共にワインの道を歩いていきませんか。

『ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ』があなたを応援いたします。

 

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希



牧野 重希