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ソムエリ試験一次、CBT試験対策について

 
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第6回

2023年が始まり明日でもう一週間です。油断していると一月、二月、三月はあっという間に過ぎてしまいます。一方、お正月気分の抜けはじめたこの時期に良いリズムを掴むことで一年間が充実したものになります。朝早く起きて、いい感じでスタートできるとその日一日を有意義に過ごせますよね、それと同じです。

何事においてもスタートはとても大切です。気持ちの良いスタートを切ることができると、その後も良いリズムを維持することができるものです。反対にスタートでつまづいたりダラダラしてしまうと、その良くない流れを断ち切ることが困難になります。それは一年という長いスパンでも一日のような短いスパンでも同じです。

とにかくスタートが大事です。

試験対策を始めると決めたなら毎日少しでもいいので勉強してください。ワインの本を読むだけでもいいです。生活のリズムは人それぞれですから一概に言えませんが、仕事を終えて帰宅し、やるべきことを終えたら、テンポ良くすぐに試験対策に取り掛かりましょう。

テレビを見てからではいけません。ちょっと横になってマンガや雑誌を読んでからもいけません。なんとか止まらずに試験対策を始めてしまいます。この時期ですから30分でもイイんです。試験勉強を終えてからのんびりしましょう。このように始める為の習慣が合格を左右することは間違いありません。

とはいえ、ソムリエ試験対策に関してはまだあわてる必要はありません。そして、この時期だからこそ時間を見つけてワインに関する書籍を読むことをお勧めします。

私は勉強に限らず、一つの事柄をさまざまな角度から見ることはとても効果があると思っています。近年の一次試験対策は教本主体と言われておりますが、その得た知識を他の媒体(書籍、メディア、お店など)を通して見聞きすることで確実に理解が深まります。
そして、反対も然りです。さまざま書物や日々の仕事・生活から得たワインの情報を教本や参考書で確認するうちに皆さんの中で整理され、系統立った知識となるのです。

デパートやワインショップなどで実際にワインを見ることも良い勉強になります。本物のエチケットを目の当たりにすることで強い印象を脳裏に焼き付けることになるからです。
ワイン雑誌やインターネットを利用してさまざまなワインにまつわるエピソードを読むことも記憶の定着を手助けします。さらに一般の雑誌やテレビなどにおいて、今までは目にとまらず聞き流していたワインの銘柄や生産地名が飛び込んでくるようになれば一歩前進です。もちろんワインですから味わうことによる経験が何よりも財産になります。

このような過程を経て暗記した知識が皆さんの血となり肉となっていくのです。もちろん、ソムリエ試験対策のためだけに暗記しなくてはならないこともたくさんあるのですが。

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この時期に良いペースを掴めた方はかなり合格に近づいています。

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ソムエリ試験一次、CBT試験対策について

 

2018年度より一次試験のスタイルが大きく変わりました。CBT方式と呼ばれる試験形式になり、二回受験できるようになった分、試験の難易度が上がりました。
→CBT(Computer Based Testing )方式とは、コンピューターを利用して実施する試験方式のことです。 受験者はコンピューターに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。 パソコン操作に自信が無い方でも、当日操作方法の説明を受けられますのでご安心ください。 受験日時・会場の選択ができますので、受験者様の利便性向上に繋がることが期待されます。←ソムリエ協会サイトより。

ただ、この試験スタイルでは一次試験期間が一か月以上に及び、出題情報を(こっそり)共有することができます。ですから、これまでもその試験情報を皆さんから募集し、この講座にてこっそりアップしました。今年も8月には同様のスタイルで、一次試験対策を一気に締めくくるつもりです。

では、それまでどのように一次試験対策に取り組むと良いのかというところが大切になってきます。大前提として、ソムリエ協会としては「教本」を読んで欲しいと考えています。そして、近年の「教本」はよくできており内容も充実しております。ただ、今からワインの勉強を始める皆さんにとってこの教本はあまりにも厚すぎるんです。いきなり読んでもどこが重要で、何を覚えるべきなのかがわかりづらいはず。何よりもこの教本全てを…と考えるだけで意気消沈してしまう方も少なくないと思います。

CBT方式になった一次試験、たしかにこれまでと比べると重箱の隅をつつくような出題も見られます。もう過去問は役に立たない等々、色々言われておりますが、私は一次試験を突破するためにはやっぱり基本事項・過去問が大切だと考えております。



ここで、これまで合格された方からいただいた報告を紹介いたします。
→一部オレンジ色の書き込みは私のコメントです。

そもそもソムリエ試験を受けようと思ったきっかけは、妹が2018年に同資格に合格したことでした。
ソムリエバッジへの羨望と身内への対抗心からワインエキスパート試験受験を決めました。とはいえ、地方在住のためワインスクールに通うこともできず、何か良い教材がないかネット検索をしていた際に偶然出会ったのがこの”こーざ”でした。

実は、初めて読んだときは情報量の多さに閉口してしまいました。(ただ、教本をパラパラした後には、いかにこの”こーざ”がポイントをおさえてまとめてあるかということを実感しましたが…すみません)
本編の前のコラムがおもしろく、更新されるたびに通勤の電車内で読むという習慣ができたことが勝因の一つでした。

”こーざ”は内容はもちろんのこと、勉強を進めるためのペースメーカーとしても役立てました。しかし、もともとの知識量があまりに乏しかったためか、回末の過去問に満足に答えられないということが続き、気づいた時には1次試験まであと3か月ほどに迫っていました。学生時代と違い記憶力も落ちている中、ただ読むだけの勉強では記憶が定着しないということを改めて実感しました。(当然ですよね…もう少し早く気づくべきでした。)

その後は特に苦手だった地図問題を中心に自ら地図を描いて覚えるなど、手を動かすことで知識の定着を図りました。その点”こーざ”では大事な地図や画像がきちんと載せられていたので助かりました。

残り1か月を切った時点で、ひたすら過去問を解く方針へ切り替えました。過去問集(予想問題集)を購入し解きつつ、”こーざ”の過去問やCBT想定問題も最初の方から確認するという繰り返しです。

”こーざ”の過去問やCBT想定問題には解答が載っていません。
当初、それがとても辛かったのですが、ある程度知識がついてくると、むしろわからなかった問題の解答を調べる過程で記憶の定着をはかり、周辺知識も覚えられるというメリットを実感しました。

受験を決意した時、自分の中で決めたことは二つ。
・2年後、3年後の受験はない。必ず一発合格で決める。
・7割じゃない。120点満点、いや、150点を狙うつもりで勉強する。
こうしてスタートしました。

まず一次試験対策ですが、スクールか独学か。地方在住ということもあり、スクールが気軽に通える場所にない。また、スクールにちゃんと休まず通うだろうか、という不安もあり、スクールに使うであろうお金を試験対策で飲むワイン代に当てました。

ですが、いざ独学!と、参考書を読んでも、理解不能な外国語のオンパレード。あぁ…、これは文字通りの”暗記”はムリだな(私の性格的に)とアンダーラインを引いたものを”理解しよう”と、そして”楽しもう!”に切り替えました。

『神の雫』を全巻購入(プロの方はいろいろ思うこともあるでしょうが、素人には楽しかったです♪)。ブルゴーニュワインやジョージアをテーマにした映画を観に行ったり、ウスケボーイズやワイン王国を読んだり。山梨や長野の産地も幾度となく訪れました。(おかげで、試験に出題された勝沼の標高や桔梗ヶ原の場所などはサクッとわかりました)

料理の仕事をしているのですが、仕事場では作ることのないギリシャ料理、ジョージア料理などにも手を出すなど、ワインを飲むときはその生産国・生産地の料理をつくるようにしました。入手可能な限り、チーズも合わせて。
『はじめまして。私はジョージアから来たオジャクリです。ヒンカリです。ハルチョーです。ハチャプリもいます』と食卓にクヴェブリワインと一緒に並べ、旦那さんに『この料理はね…』『このワインはね…』と説明し、この”説明する”ことで自分自身が覚えるようにしました。(嫌がらず一緒に飲み食いしてくれる人で良かったですw)

”こーざ”で教えていただいた『とみワイン』さんの替え歌も活用、覚えにくい部分は歌って覚えました。→この富田先生はYou Tube検索していただくと出てきます。アカデミー・デュ・ヴァンの人気講師です。
世界史はもともと好きで大学受験のときに専攻していたので30年前近く前の参考書を引っ張りだしてきて歴史的背景や年号、出来事を確認したり、モルドバってどんなところ?(あ!マイアヒ~♪飲ま飲ま、イエイ♪の出身地かぁ!)とか、ウルグアイ(←アリナルノア問われました)の大統領ってスゴイいいひと~♪と、雑学が増えていきました。
ランサローテ島(←州を問う出題ありました)やピコ島の葡萄畑を検索し『えっ!こんなところで??こんなしてまでワイン造らなきゃならないの??』と思ったり、サントリーニ島のまあるいリースみたいな葡萄の樹を見て『わぁ、可愛い♪』と思ったり、『試験が終わったらこれ飲もう♪(試験まではメジャー品種で)』『いつか行ってみたい!!!』などなど、興味津々で楽しみました。

このようにあまりにも知らないことだらけでしたが、一度も勉強が嫌だとかつらいとか思うことなく、毎日ワクワクしながら試験対策が過ぎ行きました。現代がネット社会でよかったですw。おかげでこの”こーざ”にも出逢いました♪
”こーざ”の文面からにじみ出てくる考え方に何度も『うん、うん』と頷き、歴史やお城の写真などからヨーロッパに想いを馳せ、本当にワインが好きな方なんだなと感じながら、冒頭のコラムも毎回楽しく読んでいました。本当にありがとうございました。

二次試験対策は、飲んだワイン(料理も合わせて)は全てボトル、グラス共に写真を撮り、そのとき自分が感じたことをブログに記録。(素人コメントでもいいんです!)→そこです。素人コメントだとしても「書く」「言葉にする」ことでワインが自分のものになっていきます。

ワインを選ぶときは、必ず単独品種で100%のものを。→この点についてですが、特にフランスにはカベルネ・ソーヴィニョン100%というワインがまぁほとんどありません。ですから、カベルネ・ソーヴィニョン・フランスとしての対策はボルドー左岸(AOC Haut-Medocなど、メルロ やその他がブレンドされているもの)を選んでください。ちなみに、二次試験本番で配布されるテイスティング用語選択用紙には「主なブドウ品種」と記載されており、主体となったブドウ品種を選ぶことになっています。100%とは限りません。

また、ソーヴィニョン・ブランだったらNZとロワール、リースリングだったらアルザスとドイツ、というように比較できるようにしました。素人の私には後日に飲み比べても忘れてしまっており、比べられないからです。

”こーざ”でまとめてくださった過去の二次試験に登場したブドウ品種、国を参考にしました。ありがとうございます!

この一年で200種は飲みました。

試験当日を迎え、会場に向かいました。会場へ向かう電車では試験終了後に祝杯をあげることを考えていたぐらいです。しかし、まず試験会場に驚きました。なぜなら、街のパソコン教室?パソコン台数も10台もないぐらいの部屋だったからです。
以前、就職時にこの様なPCによる試験を受けた際には、ずらーっと何十台もPCが並ぶ会場で、そうイメージしていた私は、パソコン教室で受験することに驚き、さらには隣では小学生ぐらいの子供が漢検を受けていたようで、なんだか気が抜けてしまいました。これは選択した会場によるとは思うのですが、思い込みで勝手にひとりで動揺してしまいました。反省です。

試験では、自信を持って答えられた問題が4割、たぶんこれかな?とあまり自信がない問題が3割、全くわからない問題が3割程でした。
一度全て解答し終わったところで残り時間が30分程残っていましたが、「あとで見直す」にチェックを付けていた問題だらけで愕然としました…(笑)。

さらに、個人的になぜか教本の目次通りの順番で出題されると思い込んでいましたので、一発目にチーズの問題が出てきた時にはとても焦りました。思い込みは良くないという例その2です。その記念すべき一問目は、Camenbert de Normandieの産地は?という問題でした。チーズは捨てつつあったので、パッと問題を読んだ時にはこれまた動揺しましたが、問題に答えが書いてありました(笑)。

この様によく読めばわかる問題も多く、”しっかり読めば、ちゃんと考えれば少なくとも選択肢を絞ることができる”と”こーざ”で言っていたのはこのことか!と少し冷静になりました。
他にもオーストリアの地図問題が出た後に、続けて気候に関する問題が出た時には、その地図を見ることで答えを想像することができました。考えることで解答できる問題は多くあったように感じます。

そんなこんなで全てもう一度見直したところで、残り時間は1分程でした。試験前にあった謎の自信は消え失せ、今日の祝杯はお預け、2回目にかけようと思い試験を終えた瞬間に画面に「合格」の文字が現れ、手が震えました。

試験官であるパソコン教室の先生?に飛びつきたくなるぐらい嬉しかったです。

一次試験突破しました。

本当につらかった試験勉強を”こーざ”の叱咤激励で頑張れたことにお礼申し上げたく、私の体験がこれから受験なさる方のお役に立てばと思いましたので、乱文、長文ですがご報告致します。

私は35歳の女性で、ずっとレストランで勤めてきましたが、何も資格をもっておらず、そんな自分にコンプレックスを持っていました。ですが、この仕事が好きで、これから続けていくためにも大好きなワインの資格を取る!と決めて勉強を始めました。

とはいえ、ともかく暗記が苦手で、どうやってこんなに膨大な量を覚えれば良いのかと…心が折れそうな時、いつも”こーざ”の「ソムリエ試験ぐらい合格できなければ」「今日少しだけでも頑張りましょう」という言葉に励まされました。それでも、覚えられないものは覚えられないのです。覚えたとしても、このペースではとても試験に間に合わないと思い、困っておりました。

そんなとき、”こーざ”の中で富田葉子さんの替え歌が紹介おり、試しにYouTubeで見てみるとすんなりメドック格付けを覚えることができたんです。これだ!と思い、それからは生産国や項目ごとに自分で替え歌を作ることにしました。やり方としては、ノートにポイントをまとめて替え歌を作り、それを自分で歌いスマホに録音。自分でも信じられないのですが、気づけば130曲!歌い出しは必ず国や地域の名前を入れること、同じ生産国で地域ごとに替え歌を作るときは、なるべく同じ歌手の曲にすることで覚えやすくしました。手のひらサイズのメモ帳に歌詞を書いて常に鞄に入れ、電車でもずっと替え歌を聞いていました。暑さ1センチほどのメモ帳があと数ページのところまで埋まったんです。毎日自作の替え歌を聞く、なんだかバカっぽいし、これで本当に受かるのかと何度も不安になりましたが、信じてやり続けました。替え歌を作るのは、暗記用の単語カードを作るような気持ちでした

そして昨日の一次試験、1問目から見たことのない問題…。30問目くらいまで進んだ時にこれは難しい…落ちたなと思いました。3週間後に2回目の予約をしていたのですが、この難しさでは3週間ではどうにもならない、来年再挑戦になってしまうなと思いました。でも、諦めたら終わり!と気持ちを奮い立たせ、最後まであきらめず頑張りました。

そして、ビックリ!終了後「合格」の文字が!飛び上がりました。

あまりにも焦りすぎていて、試験内容は思い出せないのですが、フランス、イタリアはごく基本を問われたように感じます。小国はまんべんなく出題された印象。南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアが多かった気がします。気候の問題がいくつもありました。

今思えば、やっぱり基本が大切だなと。過去問が役に立たないなど耳にすることがありますが、私はその基本だけで合格したんです。ただ、”こーざ”でも言っていたように教本の各国の「プロフィール」のところはもっと丁寧に読んでおけば良かったと思いました。国の全体像をつかめるからです。サービスの現場でも使えるエピソードが詰まっていますし。
なんとか一次試験を突破しましたが、自分の勉強不足を痛感しました。勉強はこれからも続けていきます。

本当にありがとうございました。

”こーざ”を活用させていただいており、充実した内容にとても感謝しております。おかげさまで、昨日一次試験を突破しました。ありがとうございます。

正直、過去問や模擬試験などを問いている段階では、おこがましいですがちょっと自信があったのです。自信を持てるくらい勉強する気でいましたので。しかし、本番の試験問題のあまりの難しさに途中思わず笑ってしまったほどです。全くノーマークだったトピックがこれほど出題とは!すいません!出直します!と早々に二回目の試験のための練習だと頭を切り替えていたのですが、結果は合格でした。

試験中はちょっと混乱しましたが、冷静に問題を見直してみると7~8割は過去問を押さえていれば解ける問題だったかなと今は思います。また、試験後、わからなかった問題を見直したところ、ことごとく外していました。なので、やはりの基本の部分を押さえていることが重要だったのではないかと思います。

また、わからなかった問題は、一次突破したくらいで調子に乗るなよ、というソムリエ協会からのメッセージだと受け取ります。

”こーざ”では、ソムリエ試験対策に関わる事柄はもちろんなのですが、成功している人たちでも悩み苦しみ、それでもあきらめずに努力しているのだということが受験勉強をしているうえで、とても励みになりました。本当にありがとうございました。



さて、前置きが長くなってしまいましたが、実際にどのように一次試験対策、勉強を進めると良いのかというところです。もちろん、人それぞれ好みや向き不向き、試験対策にどの程度時間を充てることができるか等もあり一概に言えません。
ですが、イメージとしてはソムリエ教本に書き込んでいくスタイルを提案します。教本は例年3月頃に発行されます。

この講座はCBT方式になるまでは「一冊の参考書と心中しましょう。書き込んで書き込んでいらないところを消して…」と謳っておりました。

ただ、CBT方式の試験問題を見る限り「教本を全く見ずに試験を迎えるよりは教本に接した方が効果的である」、
最初から教本を手に取り、なじんでいく方が良いと感じました。ただ、いきなりあの分厚い教本を読むのは思いっきり憂鬱ですから、そこからはこの講座の出番です。ここが大切です、ポイントですよ〜とお伝えしますので、教本の該当箇所にマークをするなり、書き込むなりしてください。CBT方式になってからの5年間の過去問・出題情報もふまえて重要個所をお伝えしてまいります。そして、ソムリエ教本は最初からきっちり読む必要はありません。というか、最初はあまり真剣に読んではいけません。→最初からちゃんと読み進めなきゃ…と思ってしまうから途中でつまずき、あきらめてしまうんです。もちろん、「教本、読んで楽しい〜!早く続きが読みたいなぁ」と思えるかなり珍しい方はどんどん読み進めてください。そこまで興味をもてる方は間違いなく合格しますから。

ですが、教本は3月頃まで発行されませんから、それはまで余裕のある方は、ノートにまとめることも良いと思ます。書くことによって、頭の中で整理され記憶の定着につながるからです。ただ、飲食業界にいる方等、どちらかと言えば時間のない方が受験する資格です。ノートにまとめる時間がない方も多いでしょう。ですから、時間のない方は教本が届くまで、過去問中心の勉強をしてください。この講座では、その日勉強した内容を試験に即した形で確認するために、該当箇所の過去問を掲載しております。ですから、これから教本を手に入れるまでの二ヶ月間、この講座を読んで、過去問で確認を繰り返してください。しばらくはそれだけで十分です。

しかし教本が届く3月頃まで、「この講座だけでは物足りない」という方がいたらオススメしたいのが参考書のななめ読みです。
この時点で最新の参考書(最新の教本を反映したもの)は発売されていないので、昨年の参考書を購入することになります(最新ではないため、追加の投資にはなってしまいます)ネットでも探せますが、本屋さんで実際に手に取ってご自身が読みやすいと感じたものにするのが良いでしょう。
その参考書を、覚えようとはまったく思わなくて良いので、サラっと読み進めていくだけです。わからないところがあっても気にせず飛ばしてとりあえず読んでみる、ただそれだけです。→もちろん興味が強くてどうしても調べたいことがあったら調べてイイですよ。
私は、記憶の定着には情報に触れる回数が大きく影響すると考えています。昔から予習・復習なんて言葉をよく使いますが、これも情報に接する回数を増やしているんです。私は学生時代この予習・復習が大嫌いでしたが(笑)。
ただ、私が予習・復習をやらなかったのは(もちろん単純な勉強嫌いもありますが)、完璧な勉強を求めすぎていたことも一因であるように今は思っています。だから、このななめ読みも完璧である必要はまったくなく、むしろ適当に読んで、一回すべての範囲を見ておきましょう。
分厚い教本と対決する前に一度すべて概要を見ておくだけで、教本での勉強がスムーズになるはずです。→「昨年の教本を読むのはダメでしょうか」という強者は、もちろんそれでもOKです。ただ、心が折れては意味がないので参考書をおすすめします。

さて、最新教本を手にしてからの話です。ここからは教本と向き合い、この講座でここが大切ですよというところをマークしていってください。教本は綺麗に扱おうと思ってはいけません。ボロボロになるくらいに、毎日持ち歩いて(重いけど、もしくはバラしてもいいと思います)、書き込んでどんどん手を加えていってください。繰り返しますが、一通り一次試験対策が終わるまでは、きちんと教本を読まなくてけっこうです。→初めて見たらドン引きしますよ。

とにかく7月半ば過ぎまでは、教本にいろいろ書き込んでマークすることで、基本事項・重要箇所のみが浮き彫りになります。そして、その箇所がページのどのあたりに書かれていたかをイメージできるくらいになれば完璧です。CBT方式になった5年間で出題されたであろう箇所もカバーしていますその毎日手に取るソムリエ教本への愛着が深まることによって勉強に対するモチベーションが維持できればなお素晴らしいと思います。

ソムリエ教本はどんどん汚しましょう。何よりも合格することが一番の目的ですから。そして、合格してしばらくしたある日、そのボロボロになった教本を見て、頑張った一年をノスタルジックに思い出すことになるんです。

CBT方式の一次試験の解答は100%選択式です。

受験者数を考えるとこれからもこの流れが続くでしょう。ですから、ワイン名・産地名を横文字で、たとえばBordeauxやらMaipo Valleyと書くことは求められず、基本的に正しく読むことができれば問題ありません。

CBT方式になってから以降、これまでの出題傾向の流れが大きく変わったことも事実です。生産国や項目によっては重要度が変わりました。例えば、ボルドーの格付け問題ですが、「あんなに勉強したのに一問も出なかった…」という声を聞くわけです。ただ、CBT方式になってからもボルドーの格付けは意外と出題されています。誰もが最初に苦労するところなので、出題されなかったということがより印象に残るのでしょう。出題はランダムですから、どの問題がいつ出てくるかはわかりません。

CBT方式になってからの出題傾向、あまり出題されなくなったというか重要度が下がった生産国・項目をお伝えすると
・フランス ブルゴーニュ、アルザス、コート・デュ・ローヌ
・スペイン シェリー
・イタリア
です。→十数年前までは上記にボルドーの格付けとドイツを勉強すれば合格だったそうです。

反対に重要度が格段に上がったのは下記の国です。
・日本
・南アフリカ
・オーストリア
・カナダ
・チリ
・アルゼンチン
・東ヨーロッパを含むソムリエ試験的に新興国

フランス・ボルドーやシャンパーニュ、アメリカやドイツ、オーストラリア、NZ、ポルドガルなどは重要度としてはこれまでと同じくらいでしょうか。

今年度も各項目に対して重要度を5段階で表示していきます。

重要度を示す基準として、表題(タイトル)の末に「ボルドーの基本 ランク<C>」のように<A>~<E>と表記することにします。

これらは、CBT方式の一次試験になってからの各項目の重要度を私なりの感覚で<A>~<E>までの五段階で表示したものです。

<A>:合格するための必須項目!ここを乗り越えずして合格はあり得ません。
<B>:こちらもしっかり取りたいところ。少なくとも過去問・想定問題は完全にマスターしましょう。
<C>:何が何でも!とまではいかないけど、合格のためには押さえたほうがイイかな。
<D-1>:頻出とは言えないものの、覚える箇所も少なく、出題される箇所が決まっているので頑張る価値あり!
<D-2>:出題されるかもしれないけど、まぁ、余裕がなければスルーしてもいいかも。
<E>:時間がない方は、あっさりあきらめましょう。
※1 このランク分けは基本は一次試験向けですが、一部(例えばジョージアや英国など)ソムリエ呼称の二次の論述対策も意識しております。


さて、最新の参考書も買われる方のために、参考書選びについてふれておきます。

書店にはそろそろ2023年度版の参考書が並び始めるはずです。→この記事を書いた時点ではまだのようです。同じ年度の参考書でも、この時期出版されるのは前年の教本がベース。教本が出た後に発売されるものは最新の教本ベースという違いがあります。
そして、参考書を利用しようと思う方は必ず書店に足を運んで、それぞれの雰囲気を感じて、皆さんにとって使い勝手の良さそうなものを選んでください。正直、7月まではどのような形で、書籍で、スクールで勉強してもそれほど違いはないと思います。それ以上にもっとも大切なことは
毎日少しずつ努力することですから。

時代が変わりましたが、もっとも歴史が長いと思われるのがこちら、
田辺由美のワインブック2022年版

とってもシンプルで余計な情報が少なく書き込みやすい松岡氏のイチオシです。

また、近年、評判の良い参考書がこちらです。発売がその年の教本が発売された後になります。
受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き〈2022年度版〉

私は情報が整理されていて見やすいこちらを使っていました。

ともあれ、参考書を利用しようとお考えの方は一度本屋さんに足を運んで、いろいろ並んでおりますから必ず手に取って雰囲気を感じてから購入してください。

繰り返しますが、現段階でソムリエ協会の教本を最初から全てを読み進める必要はありません。まだ、2023年度版は発行もされていないので教本が発売されるまでは、この講座をお読みいただいて過去問で確認する程度で大丈夫です。それで余裕のある人は参考書のななめ読みです。

さて、この「ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ」はソムリエ試験合格の為に特化しております。ワインがわかるようになるとか、実践で役立つ知識などはそれほど意識しておりません。さらに100点を取ることを目指してもいません。とにかく合格する為の講座です。合格してからワインがわかるようになる、そんな感じでもよいと思っております。

秋までの長丁場ですが、この一年の努力が人生を変えることになるかもしれません。しかし、ソムリエ試験といってもそんなに構える必要はありません。

ソムリエ試験対策は今から始めれば十分に間に合います。

ソムリエ、ワインエキスパートの資格を手にすることによって見えてくる世界が間違いなくあります。これからちょっとばかり辛い日々が続きますが、それだけ挑戦する価値があるということです。私の方は今年の秋に皆さんから「合格しました!」といったメッセージをいただけるような講座を目指します。

それでは「明日ではなく、今日少しだけでも頑張ろう」を合言葉に二次試験終了時まで皆さんと共に学びたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 
牧野 重希






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